ケアマネ未経験の転職は厳しい？抱えがちな不安や対処法、成功のコツを解説！

「ケアマネになりたいけど、今の施設はケアマネの空きがない」「ケアマネに転職したいけど、未経験なので採用は難しいかも」と、ケアマネへの転職を迷っていませんか？

本記事では、ケアマネの未経験者が、ケアマネに採用されるポイントや転職を成功させるコツ、未経験ケアマネが面接で自分をアピールする方法などを解説します。

また、ポジティブな内容だけでなく、現実的に未経験からケアマネに転職する厳しさについても触れていきます。

本記事を最後まで読めば、自信を持ってケアマネへの転職活動ができるでしょう。

記事を参考にケアマネへのジョブチェンジを成功させ、ケアマネとして活躍してください。

関連記事：介護職向け転職エージェントおすすめ15選｜資格・施設別に徹底比較【2025年最新】

未経験でケアマネに転職する難易度

介護支援専門員（ケアマネ）の経験がない方は、ケアマネとして転職するのは厳しいといわれます。

こちらの項目では、なぜケアマネの未経験転職が厳しいと言われているのかをご説明します。

ケアマネになるためには資格が必要

まず、大前提としてケアマネになるためには「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格して資格を取得する必要があります。

次の①、②いずれかの職業で通算5年以上かつ、900日以上の実務経験がないと試験を受けられません。

参考：受験資格について｜東京都福祉保健財団ケアマネジャー専用サイト

また、受験資格を得た方も、試験に受かるための勉強をする必要があります。

合格率もここ数年で20％前後を推移する厳しい試験になっています。

参考：第26回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について｜厚生労働省

このように、ケアマネ資格を得るための道のりが厳しく、全くの未経験の場合5年以上の年数を必要とするため、資格がない方がすぐに転職できるようなものではありません。

ケアマネの資格をお持ちでない方は、まずは介護福祉士などとして介護の現場で働き、その中で将来のキャリアアップとしてケアマネを目指していく方法が一般的でしょう。

求人があまり出回らない

そもそも成り手が少ないケアマネですので、転職市場でも求人が出回りにくい職業でもあります。

いくつかの介護向け転職サイトの求人を見てみたところ、ケアマネージャーで求人を募集している求人は、全体の5〜10％しかありませんでした。

しかもほとんどが、「介護福祉士およびケアマネージャー」で募集している求人ばかりで、給与条件や労働条件も特段良いものではありませんでした。

せっかくケアマネの資格を取ったのに、なかなか理想の仕事に就けないことも考えられます。

ケアマネは、現場で働く介護士よりも労働環境が安定しており、離職率も低いことも市場に求人が出てきにくい理由にあると考えられます。

即戦力が求められる

ケアマネの人数が少ない上、1施設あたり2〜4名ほどしかケアマネが配置されないため、未経験で転職しても十分に教えてもらえる環境があまり整えられません。

よって、事業者側は経験者のケアマネを求める傾向にあります。

ただでさえ少ないケアマネ求人に経験者が殺到してしまえば、どうしても未経験者が負けてしまう厳しい結果になりやすいです。

そのような場合、現在の施設でケアマネの仕事も兼任できないかどうかを検討してもらい、徐々に業務に取り入れて経験を積んでいく方法もあります。

未経験者に教える環境が整いにくい

また、未経験で転職できたとしても、転職後に厳しい状況に置かれてしまう可能性も考えられます。

上述のように、1施設あたりのケアマネの人数が少ないため、ケアマネを募集している施設では、そもそも業務を教えられる人員がいないことも起こり得るでしょう。

ただでさえ業務の範囲が広いケアマネの仕事ですが、未経験で指導してくれる人がいないと、何をすれば良いのか分からず挫折してしまいやすくなります。

若い世代での未経験転職は特に厳しい

受験資格を得るまでに5年以上の実務経験が必要になるケアマネは、特に年齢層が高い職業に挙げられます。

ケアマネの平均年齢は53歳と、他の介護職と比較してみても年齢が高い特徴になっています。

出典：公益財団法人介護労働安定センター　「令和4年度の介護従事者処遇状況等調査結果」

また、ケアマネの仕事柄、経験が求められたり、管理職としての立場を求められたりもするため、30〜40代の方でも、「不適任だ」と厳しい反応を受けることもあるでしょう。

20〜30代のうちは、介護士などを通して経験やキャリアプランを磨いて行くのも1つの選択肢に挙げられるでしょう。

ケアマネの仕事内容と介護福祉士・社会福祉士との違い

未経験からケアマネを目指す方は、仕事内容についてもしっかり知っておきましょう。

こちらの項目では、ケアマネの仕事内容や関連する介護福祉士や社会福祉士との違いについてご説明します。

ケアマネの主な仕事内容

ケアマネの仕事は幅広くありますが、代表的なものを挙げると次のような業務が挙げられます。

ケアマネの主な仕事は、介護が必要な方やご家族の相談を受け、適切な介護計画を提案する職業です。

ケアプランを作成した後も、適切な介護がおこなわれているか訪問し、状況をモニタリングします。

成果が見られない場合や利用者の状況が変わった場合は、プランの修正を行うこともあります。

介護に対する高い知識や経験はもちろんのこと、利用者や介護の現場と円滑にコミュニケーションが取れるコミュニケーション能力や計画を実行に移す管理能力が求められます。

ケアマネになるために必要な資格

ケアマネになるためには「介護支援専門員実務研修受講試験」の資格を取得する必要があります。

受験資格を得るまでが厳しく、次の①、②いずれかの職業で通算5年以上かつ、900日以上の実務経験がないと試験を受けられません。

参考：受験資格について｜東京都福祉保健財団ケアマネジャー専用サイト

介護以外の職業からケアマネを目指すことも可能ですが、介護の現場で経験を積みながらケアマネへのキャリアプランを考えることが一般的でしょう。

ケアマネと介護福祉士・社会福祉士の違い

ケアマネと近い職業に「介護福祉士」や「社会福祉士」の職業があります。

なかには介護福祉士や社会福祉士からケアマネに転職することを考えている方もいるでしょう。

以下でそれぞれの大まかな違いを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

資格名	資格区分	おもな仕事内容
ケアマネジャー（介護支援専門員）	各都道府県の認定資格	要介護者へのアセスメント 介護サービス計画書の作成
介護福祉士	国家資格	身体介護（移動・食事・排せつ介助） 施設職員やホームヘルパーとして勤務
社会福祉士	国家資格	相談業務・医療・福祉サービスの提案 対象者が高齢者に留まらず幅広い

未経験からケアマネに転職するときに役立つスキルとは

ケアマネの実績がない方は今までの経験の中から、ケアマネとしての仕事に活かせるものをアピールしましょう。

ケアマネの業務は多岐にわたるため、とくに以下の経験は十分強みになります。

介護福祉の専門家としての経験

未経験のケアマネージャーが転職を成功させるためには、これまでの介護福祉士としての経験を活かしてください。

介護職としてつちかった経験や知識は、ケアマネの業務において大いに役立ちます。

たとえば、ケアの現場で磨いたコミュニケーション能力は、ケアプランの作成や利用者のニーズ把握に欠かせません。

さらに、利用者さんの困りごとや悩みごとに想いをはせるには、豊富な介護経験が必要でしょう。

介護福祉の経験を具体的にアピールすれば、未経験でも今後が期待できる人材と評価されます。

仕事のマネジメントスキル

ケアマネは担当する利用者が多いため、スケジュール管理や進捗管理が不可欠です。

ケアマネにとってマネジメントスキルは、非常に重要な能力なのです。

過去にマネジメントを経験している場合「どのように効率よく業務を遂行してきたか」について、具体例を交えて説明しましょう。

マネジメント経験を具体的にアピールできれば、ケアマネの経験がなくても十分に職務に対応できると評価されるでしょう。

多職種をまとめるスキル

未経験のケアマネとして転職を成功するためには、多職種をまとめるスキルが役立ちます。

ケアマネは医師や看護師、介護職員やリハビリスタッフなど、さまざまな職種と協働して利用者さんに最適なケアプランを提供しなければなりません。

そのため、さまざまな職種の人々と効果的にコミュニケーションを取り、チームをまとめるスキルが重要になるのです。

以上のことから、介護の現場で主任やリーダーとして経験を積んだ方は、チームマネジメントの実績をアピールしましょう。

ほかにも、委員会の運営やほかの施設・行政機関などと連携業務を担った経験がある方は、関係者と連携した実績を自身の強みとしてアピールすると良いでしょう。

パソコン操作のスキル

ケアマネの仕事には、パソコンを使った書類作成やデータ管理、オンラインでの情報収集などが含まれます。

とくに、ケアプランの作成や報告書の作成には専用ソフトの使用が必須なため、基本的なパソコンの操作ができる方は戦力になると評価されます。

未経験からケアマネに転職した後に苦労する点とは

ここでは、ケアマネ未経験で転職した後に「厳しい」と感じやすいことについて解説します。

転職してから「失敗した！」と後悔しないためにも、ぜひ目を通してみてください。

多くの専門用語を覚える必要がある

未経験ケアマネが最初に直面する課題のひとつは、多くの専門用語を覚えることでしょう。

ケアマネの業務には、介護保険関連の用語や医療用語、福祉用語など専門的な用語が頻繁に使われます。

専門用語を理解して正確に使いこなせなければ、ほかの医療・介護関係者とのスムーズなコミュニケーションが図れません。

また、利用者やそのご家族に、専門的な話をかみ砕いて説明することも難しいでしょう。

そのため、未経験でケアマネに転職した方は、用語集や参考書などで積極的に学習する必要があるのです。

 制度・法律・地域資源の把握をしなければいけない

ケアマネとしての業務をおこなうためには、介護保険法や高齢者福祉法などの法律はもちろんのこと、地域のサービス提供機関や支援制度についても把握する必要があります。

制度や地域資源の知識を習得するためには、定期的な研修や勉強会への参加、業界の最新情報のチェックが必要でしょう。

大変な作業ですが制度や地域資源への理解は、利用者さんのニーズに合った適切なサポートを提供するために必要なことなのです。

医療と介護の知識が求められる

ケアマネの業務では、医療と介護の両方の知識が求められます。

ケアマネは利用者の健康状態や医療ニーズを正確に把握し、それに基づいて適切なケアプランを作成しなくてはなりません。

その中には、医療的な視点から必要な介護サービスの選定や、リハビリテーションの計画などが含まれます。

また、医療機関や介護施設との連携を円滑におこなうためにも、双方の専門知識への理解が必要でしょう。

そのため未経験者であっても、事前に医療や介護に関する基本的な知識を学習しておきましょう。

スケジュール管理が複雑

ケアマネはさまざまな業務が複雑に絡み合うため、スケジュールを調整する能力が必須です。

利用者さんのモニタリングやご家族との面談、各種サービス提供者との担当者会議など、多くの予定を調整しなければなりません。

さらに、緊急に対応の必要な事態が突発的に起こることも多く、予期せぬ変更が日常的に発生します。

このような状況に対応するには、優先順位をつけながら柔軟にスケジュールを管理する能力が必要でしょう。

利用者・家族・多職種間の調整が大変

ケアマネの業務で難しい点のひとつは、利用者さんやご家族、ほかの専門職との調整です。

利用者さんのニーズや希望を基に最適なケアプランを作成するためには、多くの専門職や関係者との連携が欠かせません。

そのため家族の意見を聞き入れながら、医師や看護師、リハビリスタッフなどの役割を理解し、円滑にコミュニケーションを図ることが求められます。

未経験でケアマネの求人を探すポイント

ケアマネの求人数は多く、未経験者を募集しているところも少なくありません。

しかし、求人している居宅事業所としては、なるべく経験者を優先して採用したいところでしょう。

そのため、経験のないケアマネ初心者が採用されるためには、以下にあげるポイントをおさえた転職活動が重要です。

本章を参考に、効率的な転職活動をおこないましょう。

多くのケアマネが在籍している事務所を選ぶ

未経験者がケアマネとして採用されるためには、ケアマネが多数在籍している事務所が狙い目です。

多くのケアマネが在籍する事務所では、未経験でも採用する可能性が高くなります。

また、採用された場合も先輩ケアマネから実務を学ぶ機会も多く、アドバイスを受けながらスキルを磨けます。

ケアマネ求人は「未経験歓迎」を選ぶ

未経験者が採用されるためには、「未経験歓迎」と記載されている求人を探しましょう。

未経験者歓迎で募集している居宅事業所は、経験の乏しいケアマネを受け入れる体制が整っており、さらに研修や指導も充実している可能性が高いです。

居宅事業所も未経験者の成長を見込んで採用をおこなうため、スムーズな転職が期待できます。

新規に立ち上げる事務所を選ぶ

ケアマネの実務未経験の正社員求人を探すなら、新規に立ち上げた居宅事業所が狙い目です。

立ち上げたばかりのところでも、業務を安定させるために即戦力のケアマネを求めます。

しかしそれだけではなく、将来的な居宅事業所の成長を見すえて、新人ケアマネの育成に力を入れるところも多いのです。

正社員以外の雇用形態を選ぶ

ケアマネとしての経験を積むために、正社員以外の雇用形態を選ぶのもひとつの方法です。

未経験のケアマネを採用しない居宅事業所でも、パートタイム（パート）や契約社員なら採用するケースがあります。

パートや契約社員のケアマネとして働けば、正社員ほどプレッシャーを感じることなく、仕事の流れや業務内容を身に付けられます。

そのため、未経験者にとって働きやすい環境といえるでしょう。

パートや契約社員として働き実力が認められれば、正社員として採用される可能性もあります。

また、未経験者ではなく、経験者として転職する道も開かれます。

特定事業所加算を取得している居宅事業所を選ぶ

経験のないケアマネが就職先を選ぶ際は、特定事業所加算を算定している居宅事業所かどうかを確認してください。

特定事業所加算を算定している事業所では、職場内で定期的な研修や事例検討会の開催が必須です。

ケアマネとしての経験や知識が浅い方にとって、学ぶ機会が多いに越したことはありません。

加えて週に一度以上、定例会議が開催されます。

定例会議は、業務で悩んでいる点や不明な点について、ベテランケアマネからアドバイスを受ける絶好の機会となるでしょう。

ケアマネ未経験者が転職を成功させるコツ

ケアマネの経験がない方はケアマネとしての実績を示せないため、転職活動に苦戦することが多くなります。

そのため転職活動では、以下にあげるポイントを意識してみましょう。

記事を参考にあなたがケアマネ業務をこなせることや、将来的なポテンシャルがあることをアピールしてください。

ケアマネを目指した理由を明確にする

転職活動では、ケアマネを目指す理由について明確にしましょう。

居宅事業所の採用担当者は、応募者の動機や熱意を確かめます。

そのため、自分の経験や価値観から「なぜケアマネになりたいのか」を具体的に説明する必要があるのです。

とはいってもネガティブな理由で、ケアマネへの転職を考えている方もいるでしょう。

しかし、ネガティブな転職理由は、採用担当者にはいい印象を与えません。

それゆえ、なぜ、ケアマネに転職したのかを振り返り、前向きな理由を導き出してください。

ケアマネの基本的な仕事内容を把握しておく

ケアマネの転職を成功させるために、基本的な仕事内容を把握しておいてください。

ケアマネの主な業務内容には主に以下のものがあります。

以上にあげたものだけでなく、介護保険制度や関連法規についても、基本的な知識は持ちたいものです。

それゆえ事前に調査・学習をおこない、面接で具体的に知識を示せる機会があれば、採用担当者に対して好印象を与えられるでしょう。

ケアマネとしてどのような働き方をしたいか伝える

自分がケアマネとして、利用者さんにどのようなサポートをしていきたいかを伝えましょう。

採用担当者はあなたが転職した場合、どのような働きをしてくれるのか興味を持っています。

そのため以下にあげるような、あなたの働き方や目指す姿を具体的に伝えましょう。

あなたの目指すところや価値観をアピールできれば、ケアマネの経験はなくても貴重な戦力として評価されるはずです。

未経験ケアマネの転職におすすめの転職サービス

ここでは、ケアマネの転職におすすめの転職サービスを紹介します。

どのサービスも人気があり、親身になってサポートしてくれます。

また「未経験OK」の求人も多数そろえていますので、ぜひ活用してください。

本章で紹介する転職サービスは、以下の3社です。

レバウェル介護（旧きらケア）

レバレジーズメディカルケア株式会社運営のレバウェル介護（旧きらケア）は、介護職を対象とした転職サービスです。

業界に精通したキャリアアドバイザーが、10万件以上の求人からあなたの希望や条件に沿った求人を紹介してくれます。

しかも、耳障りのいい情報だけでなく、離職率や人間関係といったネガティブな情報も包み隠さず伝えてくれます。

介護職の転職サービスとして、口コミ総合評価NO.1の実績もあるため、未経験からケアマネを目指す方にとって、心強いパートナーとなるサービスでしょう。

転職希望の居宅事業所が本当に働きやすいか知りたい方は、ぜひレバウェル介護のサイトを覗いてみてください。

マイナビ介護職

ミラクス介護

ミラクス介護は株式会社ミラクス運営の、介護に特化した転職支援サービスです。

ミラクス介護では、人材コンサルタントがあなたにあった求人の提案から面談日の設定、履歴書の書き方や面談のアドバイスまで、無料でサポートしてくれます。

総求人数は13万件を超え、非公開求人も9万件以上を用意しているため、あなたにピッタリの求人が見つかるでしょう。

転職後のフォローも充実しており、新しい環境での不安や疑問にも丁寧に対応してくれます。

ケアマネとしてのキャリアをスタートさせたい方は、転職相談から条件交渉まで完全サポートしてくれるミラクス介護に、無料登録してはいかがでしょうか。

ケアマネ未経験者によくある質問

ここでは、本文で解説できなかった疑問に、Q＆A方式でお答えします。

本章に目を通し、未経験ケアマネの転職についての疑問を解決してください。

取り上げる質問は、以下の2つです。

ケアマネ未経験は厳しい！でも何とかなる！

ケアマネを募集する居宅事業所のほとんどは、経験豊富なケアマネを望んでいます。

しかし、経験がないケアマネを募集するところも、一定数あるのは事実です。

ケアマネ未経験者の転職活動は、介護に特化した転職サービスを利用するのも、ひとつの手です。

転職サービスでは「ケアマネ未経験OK」の求人も、多数取りそろえています。

さらに、面接の対策サービスもあるため、経験のない方がどのようにアピールするかについても、アドバイスしてくれます。

「ケアマネの経験がないので、転職活動に踏み切れない」と悩んでいる方は、ぜひ転職サービスの無料相談を受けてみましょう。