診療放射線技師として働いていて、転職を検討されているのではないでしょうか。

診療放射線技師の平均年収はどのくらいなのか、他職種へ転職する場合にどのような就職先がよいのかなど、気になることも多いですよね。

本記事では診療放射線技師が転職する際におすすめのサイトをご紹介します。成功のコツや転職理由も解説するので、転職を検討中の人はぜひ参考にしてください。

関連記事：【臨床検査技師】おすすめ転職サイト12選ランキング｜口コミや評判を解説

診療放射線技師におすすめの転職サイト8選

診療放射線技師におすすめの転職サイトは、以下の8つです。

本章では、9つの転職サイトについて詳しく解説します。転職を検討している診療放射線技師の方は、ぜひ参考にしてみてください。

レバウェル医療技師

レバウェル医療技師は、医療技師の求人に特化した転職サイトです。レバウェル看護やレバウェル介護など、医療・介護分野の転職サービスを展開する「レバレジーズメディカルケア株式会社」が運営しています。

レバウェル医療技師の特徴は、電話やLINEなどでカジュアルに転職相談できることです。WEBからサクッと登録可能なため、在職中の忙しい方でも簡単に転職活動がスタートできます。

職場訪問で得たリアルな情報が聞けるのも魅力でしょう。企業のよいところ・悪いところや雰囲気を知った上で転職を検討できるので、ミスマッチが起きにくく安心です。また、給与や勤務時間の交渉を代行してくれるのもメリットといえます。

サービス名	レバウェル医療技師
運営会社	レバレジーズメディカルケア株式会社
公開求人数	非公開
非公開求人数	非公開
対応地域	全国

放射線技師人材バンク

放射線技師人材バンクは、東証プライム上場企業の「株式会社エス・エム・エス」が運営する転職サイトです。診療放射線技師専任のキャリアパートナーが在籍しているため、専門性の高い転職サポートが受けられます。

また、居住地域に特化したキャリアパートナーに相談できるのも強みでしょう。求人数も豊富なため、希望するエリアでの転職を叶えたい方にもおすすめです。

給与・役職・勤務条件などの交渉を代行してくれるのもうれしいポイントです。自分からは言い出しにくい内容もしっかり相談できるので、キャリアアップを目指す診療放射線技師の方にも適したサービスといえます。

サービス名	放射線技師人材バンク
運営会社	株式会社エス・エム・エス
公開求人数	約3,100件（放射線技師のみの求人数）
非公開求人数	非公開
対応地域	全国

マイナビコメディカル

診療放射線技師JOB

診療放射線技師JOBは、医療人材紹介・IT人材教育サービスを展開している「株式会社SEプラス」が運営する転職エージェントです。診療放射線技師専門10年の実績とノウハウを活かし、年間500名以上の転職をサポートしています。

あなたの経験や希望に沿った求人を厳選して紹介してもらえるため、目的に合った転職を叶えたい方にもぴったりです。面接日程の調整や給与交渉など面倒なやりとりも代行してくれるので、働きながらでも安心して転職活動が進めていけます。

なお、「キャリアコンサルタント」の国家資格をもつ転職アドバイザーが在籍しているのも特徴です。自分の適性や長所を知りたい方やキャリアパスなどに悩んでいる方は、ぜひ1度相談してみるとよいでしょう。

サービス名	診療放射線技師JOB
運営会社	株式会社SEプラス
公開求人数	約1,060件（放射線技師のみの求人数）
非公開求人数	非公開
対応地域	北海道・埼玉・東京・千葉・神奈川・愛知・大阪・福岡などを中心に全国

メディコ

メディコは、看護師・医療従事者専門の転職サイトです。医学・医療・介護分野の情報と情報システム提供事業などを展開する「株式会社WILLCO」が運営しています。

メディコの特徴は、医療現場で働く約10万人の口コミをもとに職場を探せることです。人間関係の良し悪しやワークライフバランスがわかる、レーダーチャートが確認できます。求人票からは得られない実態を掴みやすいため、転職後のミスマッチを防ぎやすいのが強みです。

また、質問に答えるだけで、かんたんに履歴書作成ができるサービスを提供しているのもポイントでしょう。作成した書類を印刷して面接に持っていくこともできるので、よりスムーズな就職・転職活動を目指す方にもおすすめです。

サービス名	メディコ
運営会社	株式会社WILLCO
公開求人数（放射線技師のみの求人数）	約1万件（約2,400件）
非公開求人数	ー
対応地域	全国

ジョブメドレー

テレビCMも放映されているジョブメドレーは、医療・介護・保育に特化した転職サイトです。人材プラットフォーム・医療プラットフォーム事業を展開する「株式会社メドレー」が運営しています。

ジョブメドレーの求人はすべて、契約事業所から直接寄せられた正規の情報であることがメリットです。応募は事業所に届き、直接やりとりできるため、スピーディな転職活動が叶います。

さらに、希望条件に合った求人情報や匿名プロフィールを見た事業所からのスカウトが、メールやLINEで受け取れるのも便利なポイントです。働きながら効率的に仕事を探したい方は、ぜひ登録してみましょう。

サービス名	ジョブメドレー
運営会社	株式会社メドレー
公開求人数（放射線技師のみの求人数）	約45万4,000件（約510件）
非公開求人数	ー
対応地域	全国

CME放射線技師

CME放射線技師は、全国の診療放射線技師の求人を網羅した転職エージェントです。医療業界に特化した人材コンサルティング事業を展開する「株式会社CMEコンサルティング」が運営しています。

CME放射線技師の強みは、診療放射線技師の求人が豊富なことです。ほかにはない求人情報の紹介が期待できるので、年収アップ・残業少なめ・未経験・復職者でも応募可能など、希望に合った転職が叶えやすいでしょう。

また、医療業界に精通したコンサルタントが在籍していることもメリットです。条件交渉や面接対策など、実績豊富なベテラン担当者による手厚いサポートが受けられます。はじめての転職に不安を感じている方は、ぜひ利用してみてください。

サービス名	CME放射線技師
運営会社	株式会社CMEコンサルティング
公開求人数	非公開
非公開求人数	非公開
対応地域	全国

ドクターネットエージェント

ドクターネットエージェントは、遠隔画像診断サービスのパイオニア「株式会社ドクターネット」が運営する転職エージェントです。元放射線科医が設立した会社ならではの専門性の高い求人情報が強みです。

非公開求人の紹介が受けられることもメリットでしょう。条件交渉などにも対応してくれるため、診療放射線技師としてキャリアアップを目指す方にも適しています。

既存事業を活かしたつながりから、医療機関の「生の声」に詳しいことも特徴といえます。勤務状況や院内の雰囲気などを踏まえたオーダーメイドの提案が受けられるので、転職後のミスマッチが起きにくく安心です。

サービス名	ドクターネットエージェント
運営会社	株式会社ドクターネット
公開求人数（放射線技師のみの求人数）	約4,500件（約1,030件）
非公開求人数	非公開
対応地域	全国

診療放射線技師の主な転職理由3選

診療放射線技師の主な転職理由は、次の3つです。

本章では、3つの理由について詳しく解説していきます。転職を検討している診療放射線技師の方は、ぜひ参考にしてみてください。

休みを取るのが難しい

診療放射線技師の主な転職理由のひとつが、休みを取るのが難しいことです。

就業先の病院やクリニックによっては、夜勤が発生する場合もあります。また、常勤の放射線技師が1人しかおらず勤務シフトに余裕がないと、希望の休みが取りにくい場合もあるでしょう。

また、シフトに余裕がないと必然的に仕事の量も多くなり、疲れが溜まりやすくなります。

精神的にも負担がかかってしまう可能性があるため、転職先を探す際は気をつけたいポイントです。

人間関係に問題がある

人間関係に問題があることも、診療放射線技師の転職理由になり得ます。

職場により異なりますが、診療放射線技師は少人数で業務を回すことが多い職業です。また、人の入れ替わりも少ない傾向があるため、1度トラブルが起こると長引いてしまう可能性があります。

そのため、転職を検討する際は、希望する職場の雰囲気や人間関係について知っておくのがおすすめです。

求人票を見るだけでは判断が難しいので、転職サイトや転職エージェントに相談してみるのがよいでしょう。

年収アップしたい

年収アップしたいことも、診療放射線技師に多い転職理由です。

診療放射線技師の収入は、比較的高い傾向にあります。しかし、これは夜勤・残業などの手当が上乗せされているためである場合がほとんどです。そのため、当直やオンコール対応が難しいと、収入を上げにくい可能性があります。

参照：診療放射線技師JOB

収入アップを目的に転職するなら、夜勤や残業手当などの待遇面をしっかりとチェックしましょう。

また、管理職に就くなどキャリアアップを目指す場合は、転職サイトや転職エージェントを活用するのもおすすめです。

診療放射線技師が転職サイトを利用する流れ

診療放射線技師が転職サイトを利用する際の代表的な流れは、次のとおりです。

転職サイトに会員登録する

転職サイトに登録する際は、いつ頃までに転職したいかを考えておきましょう。希望条件や転職したいと思った理由をまとめておくと、転職活動がよりスムーズになります。

希望に合った求人を検索する

求人サイトへの登録が完了したら、実際に求人を検索してみましょう。エージェント機能がある転職サイトの場合、非公開求人の紹介や企業からのスカウトを受けられる場合もあります。

希望条件に合った求人に応募する

希望条件に合う求人を見つけたら、実際に応募します。転職アドバイザーへの相談が可能な場合、気になる応募先の人間関係や雰囲気などの実態を聞いてみるのもおすすめです。

書類選考や面接を行う

書類選考や面接に不安がある場合、エージェント機能付きの転職サイトを利用するのがおすすめです。履歴書や職務経歴書の添削サポートが受けられたり、面接対策に対応してくれたりと、手厚いサポートが期待できます。

内定

面接に合格すれば、無事内定です。働くことを決めたら、必要書類を提出するなど入社の準備を進めます。エージェント機能付きの転職サイトなら、内定後の条件交渉も引き受けてくれる場合がほとんどです。

ぜひ積極的に活用しましょう。

診療放射線技師が転職を成功させるコツ

診療放射線技師が転職を成功させるコツは、次の3つです。

本章では、3つのコツについて詳しく解説していきます。転職を成功させたい診療放射線技師の方は、ぜひ参考にしてみてください。

複数の転職サイトに登録しておく

診療放射線技師が転職を成功させるなら、複数の転職サイトに登録しておくのがおすすめです。複数の転職サイトに登録しておくことには、次のようなメリットがあります。

転職サイトは、サービスごとに得意な分野が異なります。そのため、ひとつの転職サイトに絞ってしまうと、選択肢が狭まってしまう可能性があり危険です。

また、エージェント機能付きの転職サイトの場合、担当者との相性が合わないこともあります。

2〜3つの転職サイトを同時に利用し、自分に合ったサービスを上手に活用していくことが重要でしょう。

経歴、スキルは正しく伝える

経歴やスキルを正しく伝えることも、診療放射線技師が転職を成功させる重要なコツです。

転職サイトを利用する際は、今までの経歴や持っている資格をプロフィールとして登録します。ここで誤りや偽りのある情報を登録してしまうと、内定が決まっても取り消されてしまう可能性があります。

それどころか、内定後に発覚した場合には、厳しい処罰を受けるケースもあるでしょう。

転職エージェントや企業を裏切らないためにも、記載内容に誤りが偽りがないかしっかりチェックしておくことが必要といえます。

プロフィールに不安がある場合は、担当者に相談してみるのがおすすめです。

企業情報は求人サイト以外からも入手する

診療放射線技師が転職を成功させたいなら、企業情報は求人サイト以外からも入手するようにしましょう。

転職サイトは、それぞれ使い勝手や提供しているサービスが異なります。自分が使いやすいサイトばかりに利用が偏ってしまうと、入手する企業情報も偏ってしまう可能性があります。

企業を多角的に見るためにも、できるだけ多くの情報を得ることが重要です。

企業のホームページや特集記事を探してみるなど求人サイト以外の情報にも目を向けると、転職を有利に進めやすいでしょう。

診療放射線技師の転職に関するよくある質問

診療放射線技師の転職に関するよくある質問は、次の3つです。

本章では、3つのよくある質問について詳しく解説していきます。診療放射線技師の転職について疑問がある方は、必ずチェックしておきましょう。

診療放射線技師の平均年収は？

厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、診療放射線技師の平均年収は約537万円です。また、男性診療放射線技師の平均年収は約557万円、女性診療放射線技師の平均年収は約477万円と、男女で平均値が異なります。

参照：賃金構造基本統計調査 / 令和５年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種

また、年齢によって平均年収が大きく異なるのも特徴です。役職に就く場合が多い50代で、年収のピークを迎える傾向があります。

以下は、年齢別の平均年収です。参考にしてみてください。

引用元：診療放射線技師JOB

診療放射線技師のキャリアアップに役立つ資格は？

診療放射線技師のキャリアアップに役立つ資格は、主に次の6つです。ぜひ参考にしてみてください。

資格名	詳細
検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師	・乳がん検診のためのマンモグラフィ撮影について専門的な知識や技術があることが証明できる資格や資格手当が付くことも多く、年収アップにつながりやすい ・男性診療放射線技師がマンモグラフィ撮影を行う機会が減っているため、女性診療放射線技師におすすめ
第1種放射線取扱主任者	・放射性同位元素や放射線発生装置を取り扱う施設などで、放射線障害防止のための管理 や監督を行うために必要な国家資格 ・密閉されていない放射線物質を扱う施設では第1種放射線取扱主任者の専任が義務付けられており、求人要件に含まれることも多い
磁気共鳴（MR）専門技術者	・MRI撮影の技術が高いことやMRI検査の医療安全維持について深い知識があることを示せる資格 ・難易度が高くMRIのプロを目指す方におすすめ
X線CT認定技師	・CT検査業務に関する知識と経験が示せるため、転職を有利に進めたい方におすすめの資格 ・診療放射線技師免許を取得後、5年以上の診療業務経験と通算3年以上のX線CT検査の実務経験が必要
肺がんCT検診認定技師	・CT検診における被曝低減や安全管理、異常所見の検出による読影医の支援を行うための資格・検診業務に携わる職場への転職を目指す方におすすめ
血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師	・血管撮影とインターベンションの専門的な知識と技術があることを示せる資格 ・合格率は60%前後と難易度が高い

診療放射線技師の病院以外の就職先は？

診療放射線技師の病院以外の就職先として代表的なのは、次の5つです。

診療放射線技師の病院以外の代表的な就職先	詳細
クリニック	・軽度な怪我や病気の診療が多い ・人員が少ない傾向があるため、幅広い業務を担当する可能性が高い ・夜勤が少ない傾向があり、ライフワークバランス重視の方におすすめ
医療機器メーカー	・患者と直接関わることがない ・学術業務を担当する可能性もある ・自社の医療装置や医薬品についての助言を行ったり医療装置の開発に携わったりと、専門知識を活かして活躍できるのが魅力
検査職・研究職	・大型建造物や工業製品に欠陥がないかなどを調べる「非破壊検査技術者」が代表的 ・専門的な知識やスキル・資格、研究者としての業績を活かしたい方におすすめ
原子力工業・電力関連会社	・放射線を扱う企業で働き、放射線測定業務などを担当・放射線についての高い知識を要するため、「放射線取扱主任者」の資格を求められる場合が多い ・原子力の専門分野で実績を積みたい方におすすめ
健診・検診センター	・胸部X線やマンモグラフィ、消化器上部X線の画像検査業務などを担当 ・データ入力や検査準備など、業務が多岐に渡る場合もある ・働きながらスキルを身につけやすいため、復職を目指す診療放射線技師に人気

診療放射線技師は、放射線についての幅広い知識を身につけています。そのため、上記のような医療分野ではない専門的な業種への転職を目指すことも可能です。

自分に合った就職先がわからないときは、エージェント機能付きの転職サイトに登録してみるのがおすすめです。

納得のいく転職を成功させるためにも、業界に精通した転職のプロにぜひ1度相談してみてください。

まとめ

今回は、診療放射線技師におすすめの転職サイトや転職サイトを利用する流れ、転職を成功させるコツなどをお伝えしました。

診療放射線技師の転職には、さまざまな可能性があります。診療放射線技師としてキャリアアップを目指すことも、専門知識やスキルを活かして他の就職先を探すことも可能でしょう。

いずれの場合も、転職サイトを活用することで、よりスムーズな転職活動が期待できます。本記事を参考に、ぜひ自分にぴったりの転職サイトを見つけてください。