薬剤師が「やめとけ」といわれる理由5選|おすすめの転職先

編集者
CUS編集部
株式会社アシロ
転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。
本記事は転職エージェント公式サービス(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
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SNSなどを見ていると、「薬剤師はやめとけ」などの声が見られることがあります。

この記事を読んでいる方の中にも、薬剤師になったけれど「思っていたのと違う…」と、薬剤師を辞めたいと感じていることがあるかもしれません。

とはいえ、薬剤師として働くのには、たくさんのメリットがあります。今、あなたが「辞めたい」と感じているのは、薬剤師になったことが問題なのではなく、職場が問題なのかもしれません。

そこでこの記事では、薬剤師が「やめとけ」といわれる理由を5つ紹介したあと、薬剤師として働くメリットや、向いていない人の特徴をまとめました。

さらに、薬剤師におすすめの転職先もまとめています。「今、薬剤師として働いているけれど、今後のキャリアに迷っている」なんて方は、参考にしてください。

薬剤師向けのおすすめ転職エージェント3選
エージェント名 評価 特徴
薬ジョブヤクジョブ

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目次

薬剤師が「やめとけ」といわれる5つの理由

早速、薬剤師が「やめとけ」といわれる理由を見てみましょう。

労働時間が長い

職場によっては、労働時間が長くなることもあるようです。特に、ドラッグストアと門前薬局(※)があげられるでしょう。

ドラッグストアの営業時間は、10時~22時なんてところもあり、長いところだと24時間営業のこともあります。長い営業時間に薬剤師を常駐させるため、基本はシフト制をとっているはずです。

とはいえ、ドラッグストアのスタッフとして品出しをしたり、OTC医薬品の販売をしたりなどで、残業時間が増え、労働時間が長くなることもあります。

一方の門前薬局は、20時程度で閉局することが一般的です。ただし、医療機関を最後に受診した患者が来るのを待つため、閉局時間が過ぎて残業することも少なくありません。

また、かかりつけ薬剤師になっていれば、24時間で対応することもあり、夜勤が発生し、労働時間が長くなることにつながります。

※)門前薬局とは、病院やクリニックの近くにある調剤薬局のことをいいます。

人間関係がよくないことも

薬剤師で働いていると、人間関係がよくない職場に出会うこともあります。特に、調剤薬局でその傾向が強いようです。

調剤薬局は規模が小さいところが多く、その分、働いている薬剤師の人数も少ないので、人間関係が閉鎖的になりがちです。その結果、人間関係がギクシャクしてしまうのです。

人間関係の悪さは、働きやすさに大きな影響を与えます。苦手な人がいるだけで職場に行く足取りが重くなってしまいますし、働いている間ストレスを感じてしまいます。

プレッシャーが大きい

薬剤師が「やめとけ」といわれるのは、プレッシャーが大きいことも理由の1つです。プレッシャーがかかる理由はいくつかありますが、最大の理由は調剤のミスができないことが挙げられるでしょう。

調剤過誤が発生すれば、患者さんの健康状態に悪影響を与えますし、ケースによっては民法上の責任を負う可能性があります。

とはいえ、一人ひとり丁寧に対応するのも現実的ではありません。限られた時間の中で調剤を進めなければ、来局した患者全員を対応しきれなくなるからです。

このように、薬剤師はミスのプレッシャーと戦いながら仕事をしなければなりません。

ワークライフバランスが取れない

ワークライフバランスが取れなくなるのも、薬剤師がやめとけといわれる理由です。

ワークライフバランスが取りにくいのは、労働時間が長いことと、勉強が必要であることの2つが原因として挙げられます。

薬剤師としてスキルアップやキャリアアップをする一番の近道は資格の取得ですが、そのためには何千時間も勉強に費やさなくてはなりません。また、医療は日々進化する業界で、新薬が開発されれば新しく学ぶ必要があります。

このように、薬剤師になったら勉強がストップするのではなく、新たに自己研鑽のために時間を取らなければならないのです。その結果、プライベートの時間が無くなり、ワークライフバランスが取れなくなってしまいます。

ワンオペになることもある

慢性的に人手が不足している職場では、ワンオペになることあるようです。特にドラッグストアで目立つ傾向にあります。

ワンオペだと、一人で売り上げの管理や顧客対応、発注、品出しをやらなければなりません。さらに、調剤併設のドラッグストアなら、一人で調剤や服役指導もする必要があるのです。

ワンオペは激務になりがちで、業務のプレッシャーもかかります。精神的なストレスが溜まり、体調へ悪影響が発生することも否定できません。

薬剤師はきつい・やばい?|ブラックだった体験談

SNSでは、「やめとけ」のほかに、「薬剤師はきつい」「薬剤師はやばい」などの声が見られることもあります。

ここではSNSで見られた、薬剤師の方が「ブラック」と感じた体験談をいくつかピックアップしました。一つひとつ見てみましょう。

サービス残業を指示される

「残業をする前に退勤を押せ」との声が見られました。使用者側が残業代を支払いたくないために伝えた内容だと思われます。

いわゆるサービス残業と呼ばれる行為ですが、労働基準法に違反しています。

同法の第37条で、使用者が労働者に対して時間外労働をさせたとき、割増賃金を支払わなければならないと定められているからです。

サービス残業を迫られるのは、本来得られたはずの収入を失うことから、給料が実質的に減ることを意味します。このような環境で働いているなら、「やめとけ」との声が上がるのも不思議ではありません。

疑義紹介で医者に怒られる

処方箋に不備があり、疑義照会をしたら医者に怒られた経験のある薬剤師もいるようです。

疑義紹介は、患者の生命や健康上のリスクを未然に防ぐための大切な行為です。また、薬剤師法第24条で定められた薬剤師の義務でもあります。

そんな重要な疑義紹介をして医者に理不尽に怒られてしまっては、たまったものではありません。これでは、大きなストレスがかかるのもしかたありません。

患者に怒鳴られる

患者に怒鳴られた経験のある薬剤師もいるようです。

患者は病気が原因で体調が悪く、気が荒くなってしまうこともあるでしょう。とはいえ、怒鳴られるのは気分がよいものではありません。

また、この体験談では怒鳴られただけで終わっていますが、ケースによっては理不尽なクレームをつけられ、不当な要求をされることもあるでしょう。

このように、患者から苦情やクレームがあるのも、薬剤師のつらさの一因になります。

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薬剤師は「やめとけ」は本当?働くメリットとは

このように、薬剤師にはたくさんのデメリットがあります。とはいえ、たくさんの方が薬剤師として従事しているのが事実です。

どういったメリットがあるのか一つひとつ確認してみましょう。

平均年収が高い

薬剤師のメリットとして、平均年収が高いことが挙げられます。

実際、厚生労働省によれば、正社員で従事する薬剤師の平均年収は次の通りとなっています。

年齢病院薬局
20代380万円430万円
30代500万円510万円
40代600万円600万円
50代700万円600万円
60代600万円577万円

一方で、全労働者の平均は、男性が50代で約416万円、女性が50代で280万円がピークとなっており、薬剤師の平均年収が大きく上回っていることがわかります。

仕事をする目的の全てが給料とはいえませんが、モチベーションに関係するのは間違いありません。平均年収が高いのは、薬剤師の大きなメリットといえます。

【参考記事】
第13回薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会|厚生労働省 
令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況|厚生労働省

夜勤が少ない

薬剤師は他の医療従事者に比べて夜勤が少ないのもメリットでしょう。

医師や看護師は当直や夜勤を担当することも一般的です。一方、薬剤師は夜勤をすることはほとんどありません

もちろん、入院施設のある総合病院や24時間営業のドラッグストアでは、夜勤が発生することもありますが、限定的です。

夜勤で働くと、日勤に比べて体調を崩しやすかったり、生活リズムが整えにくかったり、家族と活動時間が合わなかったりといったデメリットがあります。

薬剤師は夜勤が少ないことから、このようなデメリットを受けることはあまりありません。

生活の変化に対応しやすい

生活の変化に対応しやすいのも薬剤師のメリットで、特に調剤薬局は全国に展開しているためライフスタイルの変化に対応しやすいのが特徴です。

全国展開するような調剤薬局では、生活の変化、たとえば、結婚や配偶者の転勤、親の介護などで転居を余儀なくされたとき、別の店舗に異動できる体制を整えてくれているところもあるのです。

また、万が一引っ越しで転職をする必要があったとしても、薬剤師は他の業種より転職しやすい傾向にあります。

たしかに、コロナを機に薬剤師は買い手市場に移行しつつありますが、厳しい条件を希望しなければ採用されるのも難しくはありません。

このように、生活に変化があっても薬剤師を続けやすいのもメリットだといえるでしょう。

スキルアップで高年収が目指せる

スキルアップを目指せば高収入が目指せるのも薬剤師のメリットです。

スキルアップをする方法はたくさんありますが、代表的なものは資格の取得です。

薬剤師の資格は大きくわけると「認定資格」と「専門資格」があり、次のようなものがあります。

認定資格専門資格
・研修認定薬剤師
・在宅療養支援認定薬剤師
・プライマリ ・ケア認定薬剤師
・救急認定薬剤師
・外来がん治療認定薬剤師
・老年約爆認定薬剤師
・外来がん治療認定薬剤師
・がん薬物療法認定薬剤師
・腎臓病薬物療法認定薬剤師 など
・薬物療法専門薬剤師
・医薬品情報専門薬剤師
・薬物療法専門薬剤師
・地域薬学ケア専門薬剤師
・外来がん治療専門薬剤師
・がん指導薬剤師
・精神科専門薬剤師
・HIV感染症専門薬剤師
・腎臓病薬物療法専門薬剤師 など

また、近年ではかかりつけ薬剤師や在宅業務など、薬剤師に求められる役割が「対人業務」にシフトしつつあります。

対人業務に対応できるスキルを身につけておけば、市場における価値が上がり、年収アップにつながるでしょう。

こんな人は薬剤師はやめとけ?|向いてない人とは

現在、薬剤師に従事しているけれど、働きづらさを感じている方もいるでしょう。仕事にはそれぞれ向き・不向きがあるのは間違いありません。

つまり、働きづらさの原因が、職場にあるのか、向き不向きなのかについては考える余地があります。

ここで解説する、向いていない人の特徴に該当しないなら、職場を変えることを検討した方がよいでしょう。

接客業務が苦手な人

接客業務が苦手な人は、薬剤師に向いていないかも知れません。ドラッグストアや薬局では、患者とコミュニケーションを取ることが少なくないからです。

患者から相談があれば、専門用語を使わず分かりやすいように説明できなければなりません。ときには健康食品などを販売することもあり、営業力も問われます。

また、0402通知(※)や調剤報酬改定から、薬剤師の業務が対物業務から対人業務にシフトしつつあるのは明らかです。

今後は、在宅業務やかかりつけ、他業種との連携など、対人業務ができる薬剤師の市場価値が高くなるでしょう。接客やコミュニケーション能力も必要となるはずです。

(※)「0402通知」とは、2019年に厚生労働省から出された「調剤業務のあり方について」という通知文書を指します。4月2日に出されたため、一般に0402通知と呼ばれています。 0402通知では、非薬剤師が一定の条件のもと限定された範囲において、薬剤師の調剤業務を補助できることが記載されています。

大雑把な人

大雑把な人も薬剤師には向いていないといえます。調剤は細かい作業の連続だからです。

よくあるミスとしては、数量の取違い、薬剤や規格の取り間違い、用法容量の確認ミスなどが挙げられます。また、飲み合わせのチェック確認漏れなどがあるでしょう。

もちろん、ケアレスミスは許されません。薬局側としても、このようなミスを防ぐためにある程度仕組みを作っていることもありますが、ミスが多発するようでは薬剤師としての信頼を失ってしまうでしょう。

責任感が薄い人

薬剤師に限ったことではありませんが、責任感が薄い人も向いてないといえます。そもそも薬剤師が、処方箋に従って調剤すればよいわけではないからです。

薬剤師は、これまで培った経験と知識を用いながら、患者への服役指導やヒアリング、疑義紹介など、自分自身で判断をおこないつつ、業務をこなさなければなりません。

判断を適切におこなう根底には、「自分自身の判断が患者の健康に大きな影響を与える」という責任感が求められるのです。

新しいことを学ぶのが苦手な人

新しいことを学ぶのが苦手な人も、薬剤師には向いていないでしょう。医療界では日々、新たな薬が開発されており、薬剤師は常に最新の知識を追い求める必要があるからです。

国家試験に合格し薬剤師としての一歩を踏み出した後も、勉強を止めることなく、変化し続ける医療業界に対応する努力が求められます。

最新の情報は患者の健康と結びついているため、知識のアップデートは仕事の質に直結します。薬剤師として活躍しつづけるには、勉強は避けて通れないのです。

薬剤師向けのおすすめ転職エージェント3選
エージェント名 評価 特徴
薬ジョブヤクジョブ

5.0

48,000件以上の求人情報を保有し、質も量も満足できる転職エージェント
ファルマスタッフファルマスタッフ

4.8

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薬剤師を辞めたいと思ったら|主な転職先とその特徴

「薬剤師は自分に合ってないかもしれない…」と、異業種への転職を検討している方は、もしかしたら、現在の職場が合ってないだけかもしれません。

ここでは、薬剤師で転職を検討している方に向けて、主な転職先とその特徴をまとめました。異業種への転職の前に、まずは職場を変えることを検討してみましょう。

病院

臨床に最も近く、医師や看護師とチームとなって働きながら、患者の治療に貢献できるのが病院です。薬剤師としての職能が一番発揮できる職場だといえるでしょう。

患者と向き合い、臨床医療に携われたり、細やかな服役指導ができたりするところに、やりがいを感じやすいでしょう。また、医療に貢献できる実感を得られやすいのもメリットです。

一方で、他の職場より年収が低かったり、夜勤や日直があることで生活リズムが整えにくかったりするデメリットがあります。また、身体的な負担が大きいことも懸念点です。

調剤薬局

調剤薬局は多くの薬剤師が職場に選んでいます。対物業務から対人業務へとシフトしている現代では、薬剤師の役割がより重要視されています。地域に根差し、自宅の近くで働ける利点も見逃せません。

メリットとして、多様な処方箋に触れられ、薬剤師としての幅広い知識が身につくことが挙げられるでしょう。患者と直接関わり、地域医療に貢献することが可能です。

また、休みを取りやすく、夜勤がほとんどないため、ワークライフバランスを保ちやすいのも大きな魅力です。管理薬剤師として、高収入を目指すこともできます。

一方で、処方箋が一部の医療機関に偏っているとスキルアップが難しいこと、人間関係が狭く感じる職場環境、少人数の薬局では休みが取りにくいことがデメリットとして挙げられます。

ドラッグストア

ドラッグストアは、高収入が見込める特徴があります。OTC薬の提供だけでなく、調剤業務をおこなう店舗も増加しており、幅広い知識が要求されるでしょう。

メリットは、給与水準が高いこと、自己治療を支援し地域医療に貢献できることです。また、患者に適した薬を提供することで大きな満足感を得られます。

しかし、デメリットとして、長時間営業であることが多く、休日が少ないことが挙げられます。

また、薬剤師でありながらレジ業務や商品の陳列も求められることがありますし、OTC薬販売のみでは専門性を十分に発揮できないこともあるでしょう。

医療品卸企業

薬剤師のキャリアパスとしては珍しいものの、医薬品卸企業も選択肢の1つです。

特に、DI室での仕事は薬剤師の専門性を活かし、顧客からの問い合わせに対応する重要な役割を担います。また、管理薬剤師としての役割も不可欠であり、企業のコンプライアンスを守る重要な仕事です。

メリットは、他の医療関連職に比べて残業が少なく、医薬品の流通という希少な領域で働く機会があることです。患者さんを直接対応することはないため、比較的落ち着いた環境で仕事ができるでしょう。

一方で、全国転勤の可能性があり、給与水準はやや低めなのがデメリットです。臨床現場から離れるため、薬剤師としての直接的なやりがいを感じにくい場合もあります。

公務員

公務員薬剤師には地方と国家の二つのキャリアパスがあります。

地方公務員は主に国公立病院や行政の仕事を担い、国家公務員は厚生労働省のような中央官庁での職務が中心です。どちらも社会的な信用度が非常に高い職業です。

メリットとしては、仕事のやりがいがあること、福利厚生や手当てが充実していること、社会的な信用度が高いことが挙げられます。特に社会貢献度の高い業務に携われるのは大きな魅力です。

しかし、デメリットとして地方公務員は給与水準が低めであること、副業が認められていないこと、また国家公務員は臨床現場から離れた業務が多いことが考えられます。

MR

MRは、製薬会社に所属し、医師や薬剤師などの医療関係者に自社商品を販売する仕事です。

高収入が期待できる点が特徴です。

この職に就くメリットは、医師や薬剤師との深い関係を構築できること、そして医療への広範な貢献ができる点です。また、有給や長期休暇の取得が比較的容易であることも魅力の一つです。

しかし、頻繁な全国転勤や出張の可能性があるほか、学会や接待で週末が取られがちなことなどがデメリットです。女性の場合は家庭を持った後のキャリア継続の難しさ、そして不規則な勤務時間による生活リズムの乱れも懸念点です。

大学

薬剤師の中には、大学院での研究を続けたり、他の大学や研究機関で専門性を活かしたりする道を選ぶ方もいます。確かに競争が激しく狭い門かもしれませんが、自分の情熱を研究に注げる仕事です。

このキャリアパスのメリットには、大学での研究を深めることができること、将来的に教授職を目指す機会があること、また学生へ知識を伝える喜びを感じられることがあります。

一方でデメリットとしては、初期のキャリア段階では給与が低いことが挙げられます。また、もともと狭き門であり、希望しても就職できない可能性が高いことが指摘できるでしょう。

薬剤師におすすめの転職エージェント

現状、薬剤師として働きづらさを感じているなら、思い切って職場を変えてみましょう。そのときには、ぜひ、薬剤師に特化した転職エージェントを利用してください。

転職エージェントは、あなたの希望条件を満たした求人を紹介してくれるほか、履歴書添削や面接対策などもしてくれる、転職支援サービスです。

利用は無料ですし、登録は5分程度で済みます。複数登録が基本ですから、ここで紹介するところに2~3社程度は登録しておきましょう。

薬キャリエージェント

薬剤師の求人・転職・募集なら【薬キャリエージェント】
  • 特徴① 独自のネットワークで集めたここにしかない情報を提供
  • 特徴② コンサルタントの質が高い
  • 特徴③ 利用者満足度95%、年間2万人以上の薬剤師が利用(※)

薬キャリエージェントは、医療関連ビジネスを展開する「エムスリーグループ」に属する転職エージェントです。

 

独自のネットワークから求人・内部情報を収集しているため、ここでしか入手できないような情報に出会えるかもしれません。

 

コンサルタントの質の高さに特徴があり、カウンセリング後、最大10件の求人を紹介してもらえたり、最短3日のスピード内定が叶ったりすることもあるようです。

また、条件交渉や内部調査も依頼でき、後悔しない転職を実現するための支援が充実しています。

 

コンサルタントに対する利用者満足度は95%(※)と高く、はじめて転職活動をする方にもおすすめのエージェントです。

 

年間2万人以上(※)の薬剤師に選ばれるサービスをぜひ体感してみてください。

 

(※)2024年3月 薬キャリAGENT公式サイトより引用

 

サービス名 薬キャリエージェント
運営会社 エムスリーキャリア株式会社
公開求人数 20,658件
非公開求人数 非公開
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
公式サイト
2024年5月1日時点

 

ファーマキャリア

ファーマキャリア
  • 特徴① 希望条件に合わせたオーダーメイドの求人作成
  • 特徴② 大手転職エージェント出身のコンサルタントが設立
  • 特徴③ コンサルタントと二人三脚で転職活動に取り組める

ファーマキャリアの最大の特徴は、「オーダーメイド型求人」があることです。

希望条件に合致しそうな病院・薬局に直接交渉し、求職者のために新たに求人を作成してくれます。

 

大手転職エージェント出身のコンサルタントが設立したからこその交渉力で、理想に近い求人を提案してくれるでしょう。

 

質の高いサポートにも力を入れており、蓄積してきたノウハウをもとに、きめ細やかなサービスを提供しています。

 

どのコンサルタントに当たっても満足できるよう、教育にも重点を置いているため、安心してサポートを受けられるのも特徴です。

あえてコンサルタント一人あたりの担当人数を絞り込み、求職者一人ひとりに寄り添った転職支援をおこなっています。

 

ほかのエージェントでは満足できなかった方も、ファーマキャリアなら理想の転職を叶えられるかもしれません。

 

サービス名 ファーマキャリア
運営会社 エニーキャリア株式会社
公開求人数 36,054件
非公開求人数 非公開
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
公式サイト
2024年5月1日時点

 

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師
  • 特徴① 「顔が見える面談」による丁寧なヒアリング
  • 特徴② 手厚い転職サポート
  • 特徴③ 臨床開発室・治験コーディネーターなど取り扱い職種が幅広い

マイナビ薬剤師は、大手人材紹介企業である株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。

 

対面、またはWebでおこなわれる「顔が見える面談」にこだわりがあり、今後のキャリアプランや仕事に求めることなど、求職者の話に耳を傾けて、叶えたい転職内容を汲み取ってくれるでしょう。

 

サポートの手厚さに定評があり、求人紹介や書類添削、面接対策などの支援にくわえ、面談同行や給与交渉なども任せられます。

 

求人情報の読み方や内部情報も教えてもらえるため、気になることは何でも質問してみるのがおすすめです。

 

取り扱い職種の幅が広いことも特徴で、薬局、病院、ドラッグストアのほか、臨床開発室・治験コーディネーターなどの企業勤務の求人も保有されています。

 

さまざまなキャリアの選択肢を検討したい方に、うれしいポイントでしょう。

 

サービス名 マイナビ薬剤師
運営会社 株式会社マイナビ
公開求人数 46,681件
非公開求人数 非公開
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
公式サイト
2024年5月1日時点

 

ファルマスタッフ

ファルマスタッフ
  • 特徴① 業界最大レベルの求人数と地方求人の多さに強み
  • 特徴② 転職相談満足度96.7%
  • 特徴③ 薬剤師のための教育サービスも提供

全国12拠点を有するファルマスタッフでは、2024年1月現在、4万9,000件超(※1)の求人が保有されており、大都市だけでなく地方の求人も充実しています。

 

「年収600万円以上」「土日休み」「派遣」など、希望条件に合う求人が見つかるでしょう。

 

また、転職相談満足度が96.7%(※1)と高く、転職サポートが充実していることも魅力です。

 

書類作成や条件交渉の支援のほか、コンサルタントが実際に足を運んで収集した内部情報の提供もおこなっており、転職後のミスマッチを最小限に抑えられるはずです。

 

ファルマスタッフの母体は日本調剤株式会社とあって、教育面でも転職したい薬剤師を応援してくれます。

 

転職を機にキャリアアップやスキルアップしたい方におすすめのエージェントです。

 

(※1)ファルマスタッフの公式ホームページより

 

サービス名 ファルマスタッフ
運営会社 株式会社メディカルリソース
公開求人数 51,107件
非公開求人数 非公開
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
公式サイト
2024年5月1日時点

 

お仕事ラボ

お仕事ラボ
  • 特徴① 「逆指名」での求人作成サービスがある
  • 特徴② 職場の内部事情に精通したコンサルタントが転職支援
  • 特徴③ 転職後3ヶ月の定着率95.6%

お仕事ラボは、株式会社アイセイ薬局をグループ会社にもつ転職エージェントです。

 

大手薬局チェーン系列のエージェントとあって、薬剤師に寄り添った転職支援に特徴があります。

 

条件に合う求人を見つけられない場合、病院・薬局に逆指名しての求人作成にも対応しているので、理想の職場について伝えてみるといいでしょう。

 

一人のコンサルタントが求職者支援と企業対応の二役を担っているのも特徴的で、双方の希望や内部事情を把握したうえでミスマッチの少ない転職を実現しています。

 

転職後にもコンサルタントへの相談が可能で、入職後の不安や悩みの解消にも役立てられるでしょう。

 

転職後3ヵ月の定着率が95.6%(※1)であることからも、納得できる転職が叶えられていることと、アフターサポートの充実ぶりが伺えます。

 

(※1)お仕事ラボの公式ホームページより

 

サービス名 お仕事ラボ
運営会社

株式会社AXIS

(アイセイ薬局グループ)

公開求人数 17,459件
非公開求人数 非公開
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国(※2)
公式サイト
2024年5月1日時点
(※2)面談会場は東京のみ

 

まとめ

薬剤師は、「労働時間が長い」「プレッシャーがかかる」等の理由から、やめとけといった声があるのも事実です。

一方で、給料が高かったり、医療関係者であるものの夜勤が少なかったりといったメリットがあります。そのため、薬剤師として働き続けるのは悪い手ではありません。

もし、現状、働きづらさを抱えているのであれば、職場に問題がある可能性も否定できません。そういったときには、転職を検討してください。

そして、ぜひこの記事で紹介した、薬剤師に特化した転職エージェントを利用しましょう。

薬剤師向けのおすすめ転職エージェント3選
エージェント名 評価 特徴
薬ジョブヤクジョブ

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48,000件以上の求人情報を保有し、質も量も満足できる転職エージェント
ファルマスタッフファルマスタッフ

4.8

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