これからWebデザインスクールを利用しようと考えている方は、何より料金が気になりますよね。
Webデザインスクールにかかる料金は30万円前後が相場ですが、期間や学べる内容、サポートによって金額が異なります。
安さだけでスクールを選んでしまうと必要なスキルが身につかなかったり、かえって余計な料金がかかってしまうこともあります。
そこで本記事では、Webデザインスクールの料金について、次の内容を解説していきます。
- Webデザインスクールの料金相場
- コスパよくWebデザインスクールを選ぶポイント
- 安いWebデザインスクールを選ぶ場合の注意点
- 料金が安いWebデザインスクールのご紹介
目次
安くておすすめのWebデザインスクール5選
ご紹介するWebデザインスクールは、次の5つです。
- Find me!
- Famm
- TechAcademy
- SHElikes
- デジタルハリウッド STUDIO by LIG
Find me!|月額4,980円からのサブスク型Webデザインスクール
サービス名 | Find me!(ファインドミー) |
運営会社 | 株式会社Zealox |
プラン・価格※ | 入会金:198,000円 ・ライトプラン:月額4,980円 ・スタンダードプラン:月額13,980円 ・プロサポートプラン:月額29,800円 |
特徴 | ・動画カリキュラムで隙間時間に学びやすい ・24時間質問が可能(スタンダード以上) ・受講後の就職支援も充実(スタンダード以上) |
おすすめする人 | ・隙間時間に勉強したい人 ・独学と並行して低価格で学びたい人(ライトプラン) ・しっかりサポートを受けながら学びたい人(スタンダード以上) |
公式サイト | https://findme-school.com |
Find me!(ファインドミー)は、ライトプランが月額4,980円とリーズナブルな女性専用の月額制Webデザインスクールです。
基本的に動画カリキュラムによって学んでいきますので、お仕事や家事などの自分の都合に合わせて学習がしやすいのが特徴です。
また、スタンダード以上のプランであれば、24時間対応のチャット相談サービスを利用することができますので、分からない部分を放置せずに解決していくことができます。
Famm|1ヶ月完結型のプログラム。主婦・ママ向けのシッター付きWebデザイナースクール
サービス名 | Famm(ファム) |
運営会社 | 株式会社TIMERS |
プラン・価格※ | 184,800円(1ヶ月完結) |
特徴 | ・1ヶ月完結型&低価格のWebデザインスクール ・無料でシッターが利用できる ・卒業後のキャリア支援や相談が可能 |
おすすめする人 | ・小さい子どもがいる主婦 ・短期間でWebデザインを学びたい人 |
公式サイト | https://famm.us/ja/school |
Famm(ファム)は、主婦やママ向けのWebデザインスクールです。1ヶ月完結型のプログラムで184,800円の価格設定は非常に安く、短期間でWebデザインの基礎を学びたい方におすすめです。
卒業生も同じ女性の母親に限定されているので、横のつながりでのコミュニケーションも取りやすいでしょう。
TechAcademy|学生や短期集中におすすめのWebデザインスクール
サービス名 | TechAcademy |
運営会社 | キラメックス株式会社 |
プラン・価格※ | 【4週間プラン】 社会人:185,900円 学生:174,900円 【8週間プラン】 社会人:240,900円 学生:207,900円 【12週間プラン】 社会人:295,900円 学生:251,900円 【16週間プラン】 社会人:350,900円 学生:284,900円 |
特徴 | ・短期間で学ぶほどお得な料金プラン ・学生プランあり ・就職サポートが充実している ・Adobe CCが3ヶ月間無償貸出 |
おすすめする人 | ・学生の方 ・短期集中で安く勉強したい人 ・スクール終了後にすぐに仕事を始めたい人 |
公式サイト | https://techacademy.jp/course/webdesign |
TechAcademyは、パーソナルメンターがつくWebデザインスクールです。4週間プランでも16週間プランでも学べる内容は変わらない点が大きな特徴で、短期間で集中的に勉強できる状況の方であれば、非常に安くWebデザインを学べます。
また、学生であれば料金が数万円分安く利用できたり、Webデザインに必須のAdobe CCが3ヶ月間貸出される点(約2万円分)も嬉しいポイントです。
SHElikes|月額制の女性向けWebデザインスクール
サービス名 | SHElikes(シーライクス) |
運営会社 | SHE株式会社 |
プラン・価格※ | 入会金:162,800円 月額:8,167円〜14,800円 |
特徴 | ・全40以上の職種スキルが学び放題(スタンダード) ・就労を見据えた「お仕事チャレンジ」あり ・月1回のコーチングやコミュニティあり |
おすすめする人 | ・Webデザイン以外にも幅広く知識を得たい人 ・低価格でピンポイントの知識・スキルを得たい人(ライト) ・卒業後はWebデザインを仕事にしたい人 |
公式サイト | https://shelikes.jp |
SHElikes(シーライクス)は、女性向けのキャリアスクールコミュニティで、Webデザインをはじめとして様々な職種の知識・スキルを学ぶことができます。
またWebデザイン以外にもライティングやマーケティング、IllustratorやCMSの使い方などカリキュラムが非常に細かく分かれているため、自分の希望に沿って学習内容を選択しやすいのが特徴です。
組まれたカリキュラムに沿って進めていくのではなく、学習内容を自分で考えて組み合わせたい人にもおすすめのスクールです。
無料体験も利用できますので、Webデザインスクールで学ぶべきかどうか迷っている方は一度受けてみてはいかがでしょうか。
デジタルハリウッド STUDIO by LIG|現場で学べるコスパ良しのWebデザインスクール
サービス名 | デジタルハリウッド STUDIO by LIG |
運営会社 | 株式会社LIG |
プラン・価格※ | 【Webデザイン入門プラン】 3ヶ月:187,000円 【グラフィックデザイン講座】 2ヶ月:165,500円 4ヶ月:275,000円 【即戦力デザイン集中講座】 2ヶ月:195,800円 【主婦・ママクラス】 6ヶ月:346,500円 10ヶ月:445,500円 【Webデザイナー専攻】 6ヶ月:495,000円 |
特徴 | ・現役のWebデザイナーから学べる ・実務を通した経験ができる ・主婦・ママ向けコースもある ・通学・オンラインどちらでも学べる |
おすすめする人 | ・Webデザイナーの即戦力として働きたい人 ・より高い知識やスキルを身に付けたい人 |
公式サイト | https://liginc.co.jp/studioueno |
デジタルハリウッド STUDIO by LIGは、専門学校や予備校などを運営する「デジタルハリウッド」とWeb制作企業「LIG」が手掛けるWebデザインスクールです。Web制作会社が教えてくれるということもあり、現役のWebデザイナーから現場で使えるWebデザインスキルを学べることが大きな特徴です。
また入門プランからWebデザイナー専攻まで、状況や目指すレベルに合わせてプランが細分化されているほか、通学型・オンライン型の両方を選択できるため、自分に合った学び方を選べる点もメリットです。
Webデザインスクールの料金相場
まずはどのような違いがあるかを説明しますので、学びたい内容や学習に充てられる期間、時間的に通学できそうかどうかなどを事前にしっかり吟味し、自分に合ったWebデザインスクールやプランを選びましょう。
学習方法による料金相場の違い
Webデザインスクールには、オンライン型と通学型の学習方法があり、スクールの中にはハイブリッド型のものもあります。基本的にオンライン型のスクールの方が安い傾向があり、通学型のスクールは約2倍ほどの料金がかかるとされています。
オンライン型 | |
---|---|
料金の傾向 | 安め(15万~40万円) |
メリット | スクールが遠くても学習できる 料金が安い傾向にある 空き時間などで手軽に受講できる |
デメリット | モチベーション維持の工夫が必要 不明点を聞きづらい |
通学型 | |
---|---|
料金の傾向 | 高め(30~80万円) |
メリット | スクールの設備を利用できる 分からない部分をすぐ聞ける モチベーション維持がしやすい |
デメリット | 場所と時間帯に制限がある 料金が高い傾向にある |
プランによる料金相場の違い
「Webデザイン」と一口に言っても、デザインの構造からHTML・CSSの仕組み、マーケティングなど学ぶ内容は多岐にわたります。これらすべてを網羅した講座を受講するか、1つもしくは少数のカテゴリに絞って受講するかによって料金は違います。
各スクールでの名称は違いますが、しっかり学べる「応用コース」と一部の知識だけを学べる「入門コース」とでは、次のような違いがあります。
応用コース | 入門コース | |
---|---|---|
料金相場 | 50万円前後 | 10〜20万円 |
学習期間 | 2〜6ヶ月 | 1〜3ヶ月 |
学習内容 | ・Webデザイナーに必要な知識や技術を一通り学べ、実際にサイト制作することも多い。 ・個別に講師からフィードバックをもらえるなどのサポートも充実している。 | ・インプットが主になり、学べる内容も基礎的。 ・IllustratorやPhotoshopの使い方など、一部に限られる内容が多い。 |
用途 | Webデザイナーとして就職・独立 | 今の職業のスキルアップや副業 |
副業などを目的に「まずは部分的に学びたい」という方は入門コースから受講することもできますし、逆にWebデザイナーとしてしっかり収入を得たいと考えている方は、特定の分野や幅広い分野を深く学べる応用コースがおすすめです。
安いスクールを選んだ結果、望んだ知識やスキルが身につかなければ意味がありませんので、自分の目的に応じて選ぶスクールやプランを決めましょう。
安いWebデザインスクールを選ぶ際の注意点
Webデザインを学ぶとき、「安さ」はとても重要な要素ですが、安いだけで選ぶのは危険です。
学べる内容が充分か
Webデザインスクールのなかには、イチからWebデザイナーになるためのカリキュラムが組まれているもののほか、一部の知識を深く身につけるためのもの、網羅的にカリキュラムが組まれているものの、入門的な情報しか学べないものなど、様々な種類があります。
そのスクールが自分が学びたい内容をきちんと提供してくれるかを見極めましょう。
Webデザイナーになるために必要な基本的な知識・スキルは次のとおりです。
- Webの構造理解
- デザインに関する知識
- HTMLやCSSなどのコーディング知識
- AdobeソフトやCMSの基本的な使い方
- WebマーケティングやSEOに関する知識
自分のレベルに合った講座か
まったく知識がない状態で高度な講座を受講しても理解できず、せっかくの講座が無駄になってしまうこともあります。そのスクールが提供する講座がどのレベルを対象にしているかを事前にチェックしましょう。
カリキュラムを見るだけでは判断がつかない場合は、卒業生のインタビューや受講者の属性などを見てみるのがいいでしょう。
サポートが十分か
安いスクールだと、あらかじめ撮った動画を配信するだけの教材の場合もあります。
オンライン型のスクールの場合は講師と直接会う機会がないため、特に以下のようなサポートがあるかを確認しましょう。
- 講座の内容だけでなくカリキュラムなどについても相談できる担当者がいるか
- 講師陣に現役Webデザイナーがいるか
- わからない点を質問できる個別相談はあるか
- 個別相談は24時間可能か
- 学んだことをアウトプットする機会があるか
- 成果物に対してフィードバックしてもらえる機会があるか
- 成果物が就職活動時のポートフォリオとして利用可能なレベルか
- 就職支援があるか など
サポートが充実しているほど料金も高くなる傾向がありますので、すべてを網羅している必要はありませんが、自分に必要なサポートがあるかを見極めることが大切です。
受講料以外に費用がかかることはないか
スクールにかかる費用とは別に、パソコンやツールを使うための費用が別途必要になります。
特にIllustratorやPhotoshopといったAdobeソフトは月額6,000円程度かかる点は注意しましょう。Webデザイナーとして活躍するならスクール卒業後も利用するソフトですので購入しても損はありませんが、スクールによっては通学中はこれらのツールを提供してくれるところもあります。
また月額制のスクールの場合、一見利用しやすい料金が設定されていることが多いですが入会費が必要だったり、長期間のプランだとあまりお得ではないこともあります。
「最安値」で判断するよりも、「総額」で判断した方が、「意外と安く抑えられた」ということもありますよ。
Webデザインスクールをコスパよく選ぶポイント
上記でも触れましたが、安いだけでWebデザインスクールを選んでしまうと、十分な知識が身につかず、かえって費用が無駄になってしまうこともあります。
料金とスクール内容をしっかり調べて比較する
賢くWebデザインスクールを選ぶためには、それぞれのスクールのサービス内容を比較し、値段が妥当かどうかをチェックすることが大切です。
具体的には、以下の内容を比較してみましょう。
- コース内容
- コース期間
- 卒業後の実績
- 口コミ・卒業生の声
- 学習方法(オンラインやリアルタイム)
- フォローやサポートの種類(個別フィードバックや就職支援等)
また、無料説明会や体験入学などを実施しているスクールも多いので、実際に参加してみて、より詳しい情報を直接聞いてみることもおすすめです。
自分の目的に合ったスクールやプランを選ぶ
自分の目的に合わせてどの程度のコースを選ぶかを決めることも大事です。
一般的に、学ぶ内容の難易度が上がるほど料金があがります。安いからといってプロのWebデザイナーになりたい方が難易度の低いコースに申し込んでしまうと、卒業時に目的のレベルに達せず、結果的に追加でスクールに通う必要が生じてしまうこともあるでしょう。
スクールによってはフリーランス向けや主婦向け、働く人向けなど、いろいろな目的・状況に応じたスクールやプランがあります。
自分の状況に合ったスクールを選ぶことでコスパ良くWebデザインを学ぶことができるでしょう。
サポートが自分に必要かを吟味する
当たり前の話ですが、サポートが手厚いほど料金は割高になります。
たとえば、月額制の某スクールであれば、個別フィードバックや24時間相談の有無で月額1万円程度値段が違うスクールもあります。
職業訓練も検討する
離職中もしくは退職予定の方は、ハローワークの職業訓練でWebデザインを学ぶ方法もあります。
教科書代やツール代はかかってしまいますが、受講料などは基本的に無料で、民間のWebデザインスクールと比べるとかなりの低価格で学べる大きなメリットがあります。
また、職業訓練で学べる内容は初心者向けの基礎ですので、ある程度Webデザインの知識をお持ちの方には向きません。
さらにWebデザインのコースは人気が高いため、Webデザイナーになりたい明確な意思や目的がないと受講できない可能性があるため、ご注意ください。
職業訓練のメリット | 職業訓練のデメリット |
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無料・低価格でWebデザインを学べる 学割を使ってパソコンやツールを低価格で購入できる Webデザイン初心者向き | 離職中しか利用できない 倍率が高く、受講できない可能性がある 基礎しか学ぶことができない |
Webデザインスクール選びでよくある7つの質問
- Webデザインスクールを利用するメリットは?
- スクール料金は分割払いできる?
- 安いスクールと高いスクールの違いはなに?
- 地方でもWebデザインスクールを利用できる?
- Webデザインスクールで勉強する期間の目安は?
- Webデザインスクールを利用すればWebデザイナーになれる?
- 独学だけでもWebデザイナーになれる?
【関連記事】独学でWebデザイナーになるには?おすすめの勉強法やスキルアップについて解説
まとめ
Webデザインスクールの料金相場は30万円前後です。10〜20万円のWebデザインスクールは、相場的に安いと判断できるでしょう。
ただし、安いWebデザインスクールは、学べる範囲が狭かったり、サポートが手薄だったりして十分に知識・スキルを得られない場合もあります。
Webデザインスクールを選ぶときは、料金だけでなく自分が求める知識やスキルを習得できるWebデザインスクールを探すことが大事です。