「保育士は失業手当をいくらもらえるの?」
「失業手当の申請方法を知りたい...」
失業手当の受給を検討している保育士のなかには、上記のように考えている方もいると思います。
記事を読めば、失業手当の計算や手続きで困ることは減るでしょう。
退職後の生活の不安を解消したい保育士の方は、最後まで読んでみてください。
あわせて読みたい⇒退職後にもらえる給付金まとめ!自己都合退職でももらえる条件とは?給付期間・金額も解説
会社辞めたらお金もらえるって知ってる?
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実際にもらえる給付金の額については以下の表の通りです。
実際にもらえる金額の一覧表
平均月収 | 月間でもらえる金額 |
---|---|
月収30万円 | 約20万円 |
月収40万円 | 約26万円 |
月収50万円 | 約33万円 |
月収60万円 | 約40万円 |
月収70万円 | 約46万円 |
月収80万円 | 約53万円 |
月収90万円 | 約60万円 |
月収100万円 | 約66万円 |
会社を辞めて給付金を申請するだけでこんなにもお金がもらえます。
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目次
そもそも失業手当とは?
失業手当とは、離職者が再就職するまでの間の生活を支える給付金です。
正式名称は「雇用保険の失業等給付の基本手当」ですが、一般的には「失業手当」「失業保険」と呼ばれています。
関連記事:失業手当(失業保険)はどんな制度?計算方法や条件・期間・もらい方までくわしく解説
失業手当の受給条件
離職者の生活を支える失業手当ですが、退職すれば自動的にもらえるわけではありません。
受給にあたっては、以下の条件を満たす必要があります。
それぞれの条件について順番に詳しく解説します。
就職する意思と能力がある
失業手当を受給するには、ハローワークで求職の申し込みをして、積極的に求職活動をおこなう必要があります。
ちなみに、ハローワークが定める求職活動の範囲は以下のとおりです。
- ハローワーク経由で求人に応募する
- ハローワークがおこなう職業相談を受ける
- ハローワークで開催している各種講習・セミナーを受ける
- 厚労省の許可・届出がある民間企業がおこなう就職イベントに参加する
- ハローワーク以外の公的機関が開催する説明会・セミナーなどに参加する
ただし、失業手当の受給期間を延長することは可能です。
詳細は以下の記事でまとめているので、あわせてチェックしてみてください。
関連記事:失業保険の受給期間は延長可能!対象者や手続き・解除方法を解説
雇用保険の加入期間が一定以上ある
失業手当を受給するには、雇用保険に一定期間加入している必要があります。
受給に必要な雇用保険の加入期間は、離職理由によって異なります。
離職理由 | 必要な加入期間(原則) |
---|---|
自己都合退職 | 退職日以前の2年間で通算12ヶ月以上 |
会社都合退職 | 退職日以前の1年間で通算6ヶ月以上 |
なお、雇用保険の加入期間は、労働日数が11日以上または労働時間が80時間以上の場合に1ヶ月とカウントされます。
関連記事:失業保険の受給資格を徹底解説!給付日数や金額、受給の流れも紹介
失業手当の給付日数
失業手当の給付日数も離職理由によって異なります。
ここでは、自己都合退職と会社都合退職に分けて給付日数をまとめているので、チェックしてみてください。
自己都合退職の場合
自己都合退職の場合の給付日数は、90〜150日です。
雇用保険の被保険者期間 | 所定給付日数 |
---|---|
10年未満 | 90日 |
10年以上20年未満 | 120日 |
20年以上 | 150日 |
会社都合退職の場合
一方、会社都合退職の場合は90〜330日で、自己都合退職と比べると給付日数は少し長めに設定されています。
離職時の年齢 | 雇用保険の被保険者期間 | ||||
---|---|---|---|---|---|
1年未満 | 1年以上 5年未満 | 5年以上 10年未満 | 10年以上 20年未満 | 20年以上 | |
30歳未満 | 90日 | 90日 | 120日 | 180日 | - |
30歳以上 35歳未満 | 120日 | 180日 | 210日 | 240日 | |
35歳以上 45歳未満 | 150日 | 240日 | 270日 | ||
45歳以上 60歳未満 | 180日 | 240日 | 270日 | 330日 | |
60歳以上 65歳未満 | 150日 | 180日 | 210日 | 240日 |
保育士が受給できる失業手当の計算方法
失業手当の受給額は、前職の5〜8割程度が一般的です。
しかし「もう少し正確な金額を知りたい...」と考えている方もいるのではないでしょうか。
そこで、この章では保育士が受給できる失業手当の計算方法を解説します。
失業手当の受給額を自力で算出したい方は、参考にしてみてください。
関連記事:失業保険の計算シミュレーション|手取り別にいくらもらえるか解説
賃金日額を計算する
まずは、賃金日額を計算します。
賃金日額は1日あたりの賃金額で、以下の計算式で算出します。
賃金日額=離職前の6ヶ月間の賃金÷180
計算に用いるのは、手取りではなく額面の給与です。
基本手当日額を計算する
続いて、基本手当日額を計算しましょう。
基本手当日額は、失業手当の1日あたりの受給額です。
基本手当日額=賃金日額×給付率(45~80%)
給付率は、離職時の年齢や賃金日額によって異なります。
ちなみに、基本手当日額には離職時の年齢に応じて上限・下限が設けられています。
離職時の年齢 | 基本手当日額の上限額 | 基本手当日額の下限額 |
---|---|---|
29歳以下 | 7,065円 | 2,295円 |
30~44歳 | 7,845円 | |
45~59歳 | 8,635円 | |
60~64歳 | 7,420円 |
給料の高低に関わらず、受け取れる金額には限りがあるのでおさえておきましょう。
総支給額を計算する
最後に、以下の計算式で失業手当の総支給額を求めます。
失業保険の受給総額=基本手当日額×給付日数
給付日数は失業手当の給付日数でチェックしてみてください。
失業手当の計算シミュレーション
以下の条件をもとに失業手当の計算シミュレーションをおこないました。
(例)28歳・自己都合退職・雇用保険に5年加入・離職前6ヶ月間の額面給与120万円の場合
賃金日額=120万÷180=6,666円
基本手当日額=0.8×6,666-0.3{(6,666-5,200)÷7,590}×6,666=4,946円
受給総額=4,946×90日=445,140円
補足:離職時の年齢が29歳以下で賃金日額5,200円以上12,790円以下の場合、基本手当日額は以下の計算式で求める
基本手当日額=0.8×賃金日額-0.3{(賃金日額-5,200)÷7,590}×賃金日額
実際に計算する際の参考にしてみてください。
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『失業保険サポート』では、退職後にもらえる給付金を受け取るサポートをしてもらえます。
実際にもらえる給付金の額については以下の表の通りです。
実際にもらえる金額の一覧表
平均月収 | 月間でもらえる金額 |
---|---|
月収30万円 | 約20万円 |
月収40万円 | 約26万円 |
月収50万円 | 約33万円 |
月収60万円 | 約40万円 |
月収70万円 | 約46万円 |
月収80万円 | 約53万円 |
月収90万円 | 約60万円 |
月収100万円 | 約66万円 |
会社を辞めて給付金を申請するだけでこんなにもお金がもらえます。
ですが、「ほんとに仕事辞めたらこんなにお金もらえるの?」「さすがに退職してからお金もらえるわけなくない?」と疑問に思いますよね。
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保育士が失業手当を受給する際の手続きの流れ
ここでは、保育士が失業手当を受給する際の手続きの流れをまとめました。
順を追って解説するので、手続きの方法がわからない方や受給までにやるべきことを知りたい方はチェックしてみてください。
また、以下の記事でも失業手当をもらう際の流れをまとめています。
関連記事:失業保険のもらい方がわからない方必見!失業保険をもらう流れや条件を解説
1. 必要書類を準備する
まずは、失業手当の受給申請に必要な書類を準備しましょう。
失業手当の申請で必要な書類は以下のとおりです。
- マイナンバーカード
- 雇用保険被保険者離職票(1・2両方)
- 本人名義の預金通帳もしくはキャッシュカード
もし、マイナンバーカードがない場合は、以下の書類を準備します。
- 証明写真(縦3.0cm×横2.4cm)
- 通知カードもしくは住民票記載事項証明書
- 身元確認書類(例:運転免許証・運転経歴証明書)
マイナンバーカードがない場合でも手続きはできますが、準備する書類が多くなる点がデメリットです。
関連記事:失業保険の受給手続き時の必要書類5つ|申請の流れも徹底解説
2. ハローワークで受給手続きをする
必要書類を揃えたら、ハローワークで受給手続きを進めます。
担当の職員に必要書類を提出し、失業手当の受給を希望する旨を伝えましょう。
支給要件を満たしているかの確認がおこなわれ、問題がなければ受給資格が決定します。
3. 待期期間が終わるのを待つ
受給資格が決定した日から7日間は、離職理由に関わらず待期期間とされています。
待期期間中は転職先のリサーチや履歴書の作成など、再就職に向けた活動に時間を使うと良いでしょう。
ただし、待期期間中に働いてしまうと、受給開始が遅れる可能性があります。
関連記事:失業保険の待機期間は7日間!手続き方法やアルバイトについても解説
4. 雇用保険受給者初回説明会に参加する
待期期間が終わったら、雇用保険受給者初回説明会に参加しましょう。
参加時には、筆記用具と雇用保険受給資格者のしおりが必要です。
説明会では受給中の手続きや失業認定申告書の書き方などの話があるので、メモを取りながら聞きましょう。
終了後に雇用保険受給資格者証・失業認定申告書が交付され、初回の失業認定日が決定します。
5. ハローワークで失業認定を受ける
初回の失業認定日を迎えたらハローワークへ行って、失業認定申告書を提出します。
失業認定申告書には求職活動の実績を記載します。
初回の失業認定では、1回以上の求職活動の実績が必要です。
2回目以降は、2回以上の求職活動で失業認定を受けられます。
6. 失業手当が振り込まれる
失業認定を受けたら、指定の銀行口座に失業手当が振り込まれます。
失業手当が振り込まれるのは、失業認定日からおよそ5営業日後です。
ただし、土日祝日や年末年始を含む場合は入金日がずれる可能性があります。
2回目以降も引き続き受給を希望する場合は、4週間に1回ハローワークへ行き、改めて失業認定を受けましょう。
関連記事:失業手当はいつ振り込まれる?期間や時間・振り込まれない際の対処法を解説
失業手当の申請に不安がある方は失業保険サポートを活用しよう
失業手当の受給を考えている保育士のなかには
「申請がわかりづらい...」
「自分で手続きを進められるか不安...」
と考えている方もいると思います。

経験豊富なコンシェルジュから失業手当の申請に関するアドバイスをもらえるので、安心して手続きを進められるでしょう。
8年で利用者は3,000人を達成しており、自分で申請する場合と比べて受給額が増える可能性もあります。
まずは、無料のWeb説明会・個別面談に参加して、サービスの概要や詳しいサポート内容を確認してみてください。
早期に再就職したら再就職手当を受給できる
失業手当の受給対象者が早期に再就職した場合、再就職手当を受け取れる可能性があります。
支給率は以下のとおりです。
失業保険の支給残日数 | 支給率 |
---|---|
所定給付日数の3分の2以上 | 70% |
所定給付日数の3分の1以上 | 60% |
場合によっては失業手当を満額受給するより多く受給できる場合もあるので、早期の転職を予定している方は再就職手当の受給も検討してみましょう。
再就職手当の詳しい受給条件や申請方法は、以下の記事にまとめています。
関連記事:失業保険受給中に再就職が決まったら?必要な手続きや他の手当を紹介
まとめ
保育士の失業手当の受給額は、前職の給料の5〜8割程度になるのが一般的です。
失業手当の受給額は「基本手当日額×給付日数」で求められます。
基本手当日額は1日あたりの賃金額(賃金日額)をベースに計算します。
給付日数は自己都合退職の場合で90〜150日、会社都合退職の場合で90〜330日です。
失業手当の申請に不安がある方は、失業保険サポートを活用してみてください。
まずは、無料のWeb説明会や個別面談で自分に合ったサポートを受けられるか確かめてみることをおすすめします。
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実際にもらえる金額の一覧表
平均月収 | 月間でもらえる金額 |
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月収30万円 | 約20万円 |
月収40万円 | 約26万円 |
月収50万円 | 約33万円 |
月収60万円 | 約40万円 |
月収70万円 | 約46万円 |
月収80万円 | 約53万円 |
月収90万円 | 約60万円 |
月収100万円 | 約66万円 |
会社を辞めて給付金を申請するだけでこんなにもお金がもらえます。
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