おすすめの就労移行支援をタイプ別に紹介!選び方のポイントや利用時の注意点も押さえよう

           
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就労移行支援の種類は、大きく「一般型・障害特化型・スキル特化型」の3つです。

どの事業所を選ぶかによって、「受けられるカリキュラム」「就職までのサポートの質」などは異なります。とくに就労移行支援の場合、利用年数に制限があるため、通所後にミスマッチが発覚すると貴重な時間を無駄にするかもしれません。

そのため、今回紹介するおすすめの施設も含め、複数の事業所を慎重に比較・検討したうえで、一番自分に合う就労移行支援を利用しましょう。

本記事では、おすすめの就労移行支援をタイプ別で紹介します。

タイプ別における就労移行支援がおすすめな人や具体的な選び方のコツなども解説しているため、今回の記事を参考にしつつ、後悔のない事業所選びを実現してください。

関連記事:障がい者向け転職エージェント11選|選び方や活用するポイントも解説

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目次

就労移行支援の種類は大きく3つ!

まずは就労移行支援の主な種類を確認しましょう。就労移行支援は、カリキュラムや運営方針などに応じ、大きく以下の3つに分類できます。

就労移行支援の種類

のちほど、上記の3つに分けておすすめの就労移行支援を紹介するため、ぜひチェックしてください。

一般型

一般型とは、障害や病気の種類を問わず、幅広い人が利用できる就労移行支援のことです。

大手企業が運営しているケースも多く、就労移行支援の中でもオーソドックなタイプといえます。事業所数も多いため、比較的自宅近くで見つけやすいでしょう。カリキュラムやサポート内容も多種多様です。

障害特化型

障害特化型とは、うつや発達障害、統合失調症、身体の難病など、特定の障害に合わせたカリキュラムやサポートを提供している就労移行支援のことです。

障害に特化したカリキュラムを提供しているため、該当者であれば、一般型よりも自分にマッチしたサポートを受けられるでしょう。

スキル特化型

スキル特化型とは、デザインやプログラミング、AIなど、専門スキルを特化して身に付けられる就労移行支援のことです。IT業界に関わるスキルを身に付けやすい傾向にあります。

IT業界は、人材不足に悩まされている業界です。そのため、就労移行支援でスキルを身に付ければ、貴重なスキルを持つ人材として一般就労できる可能性を高められます。

「一般型」でおすすめの就労移行支援6選!

まず「一般型」でおすすめの就労移行支援は、以下の6つです。

デイゴー求人ナビ

デイゴー求人ナビ
デイゴー求人ナビの特徴
  • 就労移行支援を含め、障害者が活用できる施設や障害者雇用枠の求人を幅広く紹介している
  • 介護・障害福祉事業で培った専門知識をもとに信用性の高い施設の情報を提供してくれる
  • おすすめの就労移行支援を地域別でまとめている

デイゴー求人ナビは、「就労移行支援・障害者雇用の求人・就労継続支援」の3つを紹介してくれるナビサイトです。障害雇用の求人も紹介しているため、将来的に一般企業で働きたい人にとっても使いやすいでしょう。なお、就労移行支援の事業所自体は運営していません。

運営会社は、介護・障害福祉士事業者向けに経営改善サービスなどを展開しているため、障害者の働き方に関する知見が豊富です。こうした豊富な知見を活かし、全国から質の高い就労移行支援を紹介してもらえるでしょう。

自社メディアでは、就労移行支援に関するコラムが充実しています。各地域別でおすすめの就労移行支援の事業所一覧も紹介しているため、自宅近くの施設を探す際に活用しましょう。

LITALICOワークス

LITALICOワークス
LITALICOワークスの特徴
  • 累計就職者数が全国No,1を誇る
  • 200以上のプログラムから、自分の希望に合わせてカリキュラムを作れる
  • 就職後も最長3年半まで定着支援を受けられる

LITALICOワークスは、累計就職者数で全国No,1を誇る就労移行支援です。累計で1万5,000人以上を一般企業への就職に導いています。

LITALICOワークスのプログラムは、ストレスマネジメントやIT系など200種類以上の中から、自分の希望や性格に合わせて選べます。オリジナルプログラムを通じ強みやキャリア像などを把握してから、全国4,500以上の職場実習先から自分にマッチした場所を選べるため、万全の準備を整え就職できるでしょう。

就職後は、最長3年半まで定着支援を受けられます。利用者と相談しつつ福祉サービスの提案も受けられるため、初めて一般企業に就職する人でも安心です。

LITALICOワークスは全国に130拠点以上を構えており、2024年度も20拠点をオープン予定です。毎年規模が拡大しているため、自宅近くに事業所がないかチェックしてみてください。

LITALICOワークスの実際の評判や利用の流れなどは、以下の記事をご確認ください。

関連記事:LITALICOワークスの評判の真相は?実際の口コミや利用するメリット・デメリットを解説

ココルポート

ココルポート
ココルポートの特徴
  • 555種類以上の訓練メニューから、自分が求めるスキルをまんべんなく勉強できる
  • eラーニングを活用し自分のペースで学習できる
  • 就活の際は、ハローワークへの同行など幅広いサポートを受けられる

ココルポートは、555種類以上の訓練メニューから、自分の体調や将来の希望などに合わせてプログラムを選択できる就労移行支援です。パソコンスキルやコミュニケーション、ビジネスマナー、就活のやり方など、幅広い訓練メニューを用意しています。

模擬就労では、ビーズの袋詰めや伝票整理などの実務を想定した作業を経験できるため、実際に働くイメージを持ちやすいでしょう。

eラーニングでは、ExcelやWord、プログラミング、語学など、5,000レッスン以上の豊富な動画を視聴して勉強できます。基礎から順番に勉強したうえで理解度チェックテストを受けられるため、インプットとアウトプットを繰り返し効率的に知識を身に付けられるでしょう。

就活の際は、面接練習や応募書類の添削など、さまざまなサポートを受けることが可能です。希望に応じてハローワークへの同行も可能なため、安心して就活を進められるでしょう。

ミラトレ

ミラトレの特徴
  • 95%という高い就職率を誇る
  • 定期面談やフィードバックを通じて、個別支援計画を適宜修正してくれる
  • 支援員の研修体制が充実しているため、利用者は質の高いサポートを受けられる

ミラトレは、平均就職率95%を誇る就労移行支援です。全国の就労移行支援の平均就職率が「48.3%」であるため、ミラトレの就職率がいかに高いかわかるでしょう。

ミラトレでは、利用者の希望や課題感などをもとに「個別支援計画」を作成しています。作成後は「約1ヵ月半後に中間評価→約3ヵ月後に総合評価」というサイクルで、目標の見直しや計画の修正、目標達成に向けた相談などをおこないます。このように、利用者に合わせた計画の見直しを通じそれぞれにマッチしたサポートを提供することで、高い就職率を実現しているのです。

事業所で働く支援員への研修体制が充実している点もポイントです。

支援員は「障害に関する基礎知識を身に付ける→現場で利用者の就活サポートや関係機関との連携といった業務をじっくり経験する」といった流れで基礎から丁寧に勉強するため、高いスキルを持って利用者へ良質なサポートを提供できるようになります。

welbe(ウェルビー)

welbeの特徴
  • 一般企業のオフィスを再現したセンターで、実務を想定しながらトレーニングできる
  • 「栄養バランスが取れたランチの提供」などを通じ、生活サイクルを整えるサポートを提供してくれる
  • 就職後は、定着支援に向けて「利用者・企業」の双方にサポートを提供してくれる

welbe(ウェルビー)は、一般企業のオフィスをイメージしたセンターでトレーニングできる就労移行支援です。パソコン訓練や郵便物の仕分け作業、営業部といった仮想グループに分けて業務を遂行するオフィスワークシミュレーションなどを通じて、トレーニングできます。

利用者の体調などを考慮し通所日数や時間を調整しつつ、正しい生活リズムが整うような配慮も行ってくれます。健康面を考慮し、栄養バランスが取れたランチを提供してくれる点も嬉しいポイントです。

就職後は、利用者へのフォローだけでなく、企業に対し「利用者との接し方」「配慮方法」などに関するアドバイスを提供しています。そのため、企業も利用者への正しいコミュニケーション方法がわかり、結果的に利用者本人の定着率アップにつながるでしょう。

アビリティーズジャスコ

アビリティーズジャスコの特徴
  • イオングループのネームバリューを活かし、幅広い企業で職場実習を体験できる
  • 仮想店舗や実際の商品などを活用し、より実務に近い形でトレーニングできる
  • 通所前に、最大5日間にわたって就労移行支援のトレーニングを体験できる

アビリティーズジャスコは、イオングループが運営する就労移行支援です。イオングループの強固なブランドを活かし幅広い企業とつながりを持っているため、職場実習先や就職先の種類も豊富です。そのため、自分にマッチした企業を見つけやすいでしょう。

就労移行支援では、仮想店舗やレジ操作の体験、実際の商品を利用した陳列訓練など、実務で役立つスキルを身に付けられます。ビジネスマナーや接客応対なども学べるため、職場実習での経験と合わせ、即戦力として企業で活用できるでしょう。

通所前には最大5日間、就労移行支援を体験利用できます。上記のようなプログラムを体験したうえで通所を決められるため、利用後のミスマッチを防ぎやすい点が魅力です。

「障害特化型」でおすすめの就労移行支援2選!

続いて「障害特化型」でおすすめの就労移行支援は、以下の2つです。

「障害特化型」でおすすめの就労移行支援

atGPジョブトレ

atGPジョブトレの特徴
  • うつ症状や発達障害など、5つの障害別にプログラムを受けられる
  • 独自の3つのスキルを習得することで、一般就労に向けた準備を進められる
  • 卒業後も定期面談やOBOG会などでフォローしてもらえる

atGPジョブトレは、うつ症状や発達障害、統合失調症など、5つの障害別にプログラムを受けられる就労移行支援です。うつ症状コースであれば、気分の落ち込みを防ぐための「認知行動療法」、統合失調症コースなら服用中の薬について学ぶ「服薬管理」など、各障害の特性に合わせたサポートを受けられます。

atGPジョブトレでは、「障害を理解して対処するスキル・ビジネススキル・実践スキル」の3つを身に付ける観点でサポートを受けられます。障害への対処方法などからはじめて、ビジネスで役立つスキルを少しずつ訓練できるため、一般就労に向けて無理なく準備できる点が魅力です。

就職後は最大3年半、職場定着サポートを受けられます。定期面談でキャリアや働き方を相談したり、一緒に訓練を受けた利用者やスタッフとOBOG会で再会したりできるため、働くことへのモチベーションも維持できるでしょう。

Kaien

Kaienの特徴
  • 主に発達障害の方に向けたサポートを提供している
  • 充実したKaienオリジナルのカリキュラムをもとに、利用者の適性を引き出してくれる
  • 幅広い業界出身者のスタッフから就労サポートを受けられる

Kaienは、主に発達障害の方に向けたサポートを提供している就労移行支援です。発達障害や精神障害に理解がある求人も200社以上、保有しています。

Kaienでは、オリジナルカリキュラムが充実しています。たとえば、優先順位付けを学ぶための「インバスケット研修」や、障害者雇用だからこそのキャリアデザインを学べる「キャリア・プランニング講座」など、幅広い種類のサポートを受けられる点が魅力です。

また、Kaienのスタッフには、IT業界出身者や社会福祉士資格保有者など、豊富な知識を持つ人材が在籍しています。そのため、具体的な経験をもとに、より実践的なアドバイスや利用者の適性を見つけるためのコツなどを教えてもらえるでしょう。

「スキル特化型」でおすすめの就労移行支援2選!

最後に「スキル特化型」でおすすめの就労移行支援は、以下の2つです。

「スキル特化型」でおすすめの就労移行支援

Neuro Dive

Neuro Dive
Neuro Diveの特徴
  • AIや機械学習、RPAなどの高度な専門知識を習得できる
  • 独自のダブルマップ・メソッドを活用し、効果的にスキルをブラッシュアップできる
  • 専門スキルを活かして優良企業へ就職できる可能性が高い

Neuro Diveは、AIやデジタルマーケティング、RPAなどの専門領域を学習できる就労移行支援です。

現在では多くの企業がIT人材の不足に悩まされているため、Neuro Diveで専門知識を身に付けておけば、就職の幅をグッと広げられるでしょう。

カリキュラムでは、企業が求めるスキルと利用者の強みを可視化する「ダブルマップ・メソッド」を活用します。このマップを使うことで「どの強みを就労に活かせるのか?」という点を正確に把握し、就職に向けて効率的にスキルをブラッシュアップできます。

スキルを企業にアピールする「ポートフォリオの指導」も受けられるため、就活に向けて万全の準備を整えられるでしょう。

こうした高い専門スキルを身に付けられる環境が整っているため、卒業後はTDKやSUBARUなど、優良企業に就職している利用者も数多くいます。

自分のスキルを磨いて安定した大手企業へ就職したい人は、ぜひ活用しましょう。

ジョブトレIT・Web

ジョブトレIT・Webの特徴
  • 未経験からデザイナーやエンジニアを目指せる
  • 現役デザイナーやエンジニアの講師から直接指導してもらえる
  • デジタルハリウッドの動画講座を無料で受けられる

ジョブトレIT・Webは、未経験からデザイナーやエンジニアを目指せる就労移行支援です。

コーディングスキルやシステム開発の知識などを、実際のサイト制作を通じて身に付けられます。カリキュラムで制作した成果物は、就活時のポートフォリオとして利用可能です。

事業所には、現役で活動しているデザイナーやエンジニアの講師が常駐しています。最前線で働く講師から、業界のトレンドに沿った最新の知識を指導してもらえる点が魅力です。

通所すると、デジタルハリウッドの動画講座をすべて無料で視聴できます。

こうしたサポート体制が充実しているため、「動画や講師からの指導によるインプット→サイト制作でアウトプット」という理想の形でサイクルを回し、効率的にスキルをブラッシュアップできるでしょう。

就労移行支援の選び方のポイント

実際に就労移行支援を選ぶ際は、以下のポイントを意識しましょう。

自分にマッチしたカリキュラムを提供してくれるか?

就労移行支援で受けられるカリキュラムは、各事業所で異なります。

たとえば「アビリティーズジャスコ」では、商品陳列訓練やレジ操作訓練などを通じ、小売業で活かせるスキルをメインで身に付けられます。一方「Neuro Dive」では、AIや機械学習といったITスキルをメインに学習可能です。

そのため「身に付けたいスキル」「働きたい業界」といった自分の希望や目的を考慮し、最適なカリキュラムを提供している事業所を選びましょう。

カリキュラムがマッチしていれば、就労移行支援を活用できる2年間という限られた時間を無駄にしません。

事業所やスタッフの雰囲気はよいか?

事業所には週2〜5日程度の間で通うことが一般的なため、事業所のスタッフと接する機会が多い人もいます。

そのため、通所が苦痛とならないよう、必ず事業所やスタッフの雰囲気がよいかを確認しましょう。

具体的には、以下のポイントをチェックすることがおすすめです。

チェックするポイント
  • スタッフの態度が高圧的ではないか?
  • 利用者が積極的にカリキュラムに取り組んでいるか?
  • スタッフと利用者がフランクにコミュニケーションを取れているか?

就職率は高いか?

東京都の調査ではありますが、就労移行支援の平均就職率は、令和4年度で「48.3%」でした。このように、就労移行支援利用者の就職率は低い傾向にあります。

そのため、必ず「自分が通所したい事業所の就職率」を確認しましょう。

就職率が高い事業所なら、一般就労に向けて手厚いサポートを受けられると考えられます。可能であれば、具体的な就職先や業界までチェックしておくとよいでしょう。

参照:東京都福祉局 | 令和4年度 就労移行等実態調査 結果概要

就職決定後の定着率は高いか?

就職率だけでなく、「就職決定後の定着率」もチェックしましょう。

定着率が高い事業所であれば、就職後も利用者へ継続的なフォローを提供していると期待できます。また、利用者の希望にマッチした企業を見つけられるよう、通所している間から就活に関わる手厚いサポートを受けられるでしょう。

自宅から通いやすい場所にあるか?

人にもよりますが、就労移行支援では「週5日」などフルタイムのように通所するケースもあります。そのため、自分に負担をかけないよう、なるべく自宅から近場にあり無理なく通える事業所を利用しましょう。

とくに就労移行支援の利用者は、基本的に何らかの障害と戦っているため、可能な限り体力的な負担をかけずに通所することが理想です。

交通費や昼食を支給してくれるか?

事業所によっては、交通費や昼食を支給してもらえます。

とくに就労移行支援の場合、事業所でおこなうカリキュラムは「労働」ではないため、原則として給料が発生しません。アルバイトの掛け持ちもできないため、人によっては生活が厳しくなるでしょう。

交通費や昼食の支給があれば、利用者の金銭的な負担を大きく軽減し、就労移行支援への取り組みに集中しやすくなります。

就労移行支援の利用が向いてる人の特徴

「自分に就労移行支援の利用が向いてるか?」は、どのタイプの事業所を利用するかによって異なります。

就労移行支援のタイプごとで「利用が向いている人の特徴」をまとめた為、参考にしてください。

一般型の利用が向いてる人の特徴

一般型の利用が向いてる人の特徴は、以下のとおりです。

一般型の利用が向いてる人の特徴
  • 事業所数が多い大手の就労移行支援を活用して自宅近くの施設を見つけたい人
  • 幅広いカリキュラムを体験して自分にマッチしたスキルを身に付けた人
  • さまざまな障害を抱える方と交流して通所へのモチベーションを高めたい人
  • 無難に大手の就労移行支援を活用して安定したサポートを受けたい人

障害特化型が向いてる人の特徴

障害特化型の利用が向いてる人の特徴は、以下のとおりです。

障害特化型の利用が向いてる人の特徴
  • 自分の障害特性に合わせて細かいサポートを受けたい人
  • プロのサポートを受けながら障害との付き合い方をもっと正しく理解したい人
  • 同じ障害を抱えて頑張る仲間と出会いたい人
  • 自分の障害を理解してくれる企業と出会う可能性を高めたい人

スキル特化型が向いてる人の特徴

スキル特化型の利用が向いてる人の特徴は、以下のとおりです。

スキル特化型の利用が向いてる人の特徴
  • プログラミングやAIなど、高度な専門スキルの取得にチャレンジしたい人
  • 専門スキルを身に付けて今後のキャリアアップに活かしたい人
  • 「物事に没頭して取り組む」という強みを活かし就職で役立つスキルを身に付けたい人

就労移行支援を利用する際の注意点

就労移行支援を利用する際は、以下の点に注意しましょう。

利用条件を満たす必要がある

就労移行支援は、誰でも利用できるわけではありません。以下の利用条件を満たす必要があります。

利用条件
  • 65歳未満である
  • 将来的に一般就労を希望している
  • 職場への就労が見込まれている

あくまでも「障害を抱えながら企業への一般就労を目指す人向けのサポートである」という点を押さえておきましょう。

参照:厚生労働省 | 就労移行支援について

原則として「最大2年間」しか利用できない

就労移行支援は、原則として「最大2年間」しか利用できません。無制限に利用できるわけではないため、「複数の施設を何ヵ月か試して自分にマッチする事業所を見つけよう」ということは避けるべきです。

以下のように、幅広い方法で情報を集めたうえで慎重に事業所を選び、一番マッチする施設を利用しましょう。

幅広く情報を集める
  • 公式サイトの情報を隅々までチェックする
  • 実際に事業所を訪問して施設や利用者の雰囲気などをチェックする
  • 実際に担当者から話を聞く
  • 通所前にカリキュラムを体験する

審査に合格すれば「最大1年間」は利用期間を延長できます。しかし、確実に適用されるわけではないため、原則は「最大2年間」と押さえておきましょう。

参照:厚生労働省 | 就労移行支援

時間的に拘束されるが原則として給料はもらえない

就労移行支援は最大で週5日、通所することになりますが、原則として給料は支払われません。

就労移行支援は、労働ではなくあくまでも「一般就労を目指すための訓練」という位置付けであるためです。原則としてアルバイトもできません。

収入がなくなるため、生活費が厳しい場合は、以下のような方法で通所期間を乗り切れるよう準備しましょう。

通所期間を乗り切る方法
  • 実家で暮らして親の扶養に入る
  • 通所前に貯金しておく
  • 障害年金や失業保険、生活保護などの公的支援を活用する

ただし、数は少ないですが給料を支払ってくれる就労移行支援もあるため、可能であればそうした事業所を探すのもよいでしょう。

世帯年収によっては利用料金が発生する

就労移行支援の利用料金は、以下のように世帯年収に応じて異なります。

区分世帯の収入状況利用料金
生活保護生活保護受給世帯0円
低所得市町村民税非課税世帯0円
一般1市町村民税課税世帯
(所得割16万円未満)
9,300円
一般2上記以外3万7,200円

必ずしも無料で利用できるわけではないため、事前に世帯年収をチェックし、料金の発生有無をチェックしましょう。

参照:厚生労働省 | 障害者の利用者負担

利用時は「医師の診断書」や「障害福祉サービス受給者証」が必要になる

就労移行支援の利用時は、「医師の診断書」や「障害福祉サービス受給者証」が必要です。

障害者手帳は持っていなくても問題ありません。

障害福祉サービス受給者証の申請時は、大まかに以下の手順を踏みます。

申請の手順
  1. 自治体の窓口で相談して申請する
  2. 「調査員・コンピューター・審査会」による審査を受ける
  3. 審査結果をもとに障害支援区分を認定してもらう
  4. 自治体へサービス等利用計画案を提出する
  5. 自治体が支給決定案を作成する
  6. 利用計画案や審査内容などを踏まえて受給者証の支給可否を決定する

参照:東京都福祉局 | 障害福祉サービス等の利用手続き

より詳細な申請手順や必要書類などは自治体ごとで異なるため、必ずチェックしましょう。

必ず複数の就労移行支援をチェックする

就労移行支援には多くの事業所があり、カリキュラムの内容や施設の雰囲気、スタッフの対応なども異なります。そのため、必ず複数の事業所をチェックして、一番自分にマッチした就労移行支援を利用しましょう。

とくに就労移行支援は、原則として最大2年間しか利用できないため、「数ヵ月試して合わなければ別の事業所に変えよう」といったことは避けるべきです。

必ず通所前に時間をかけて、慎重にリサーチしましょう。

就労移行支援に通所するまでの流れ

就労移行支援に通所するまでの流れは、以下のとおりです。

1.公式サイトや評判などをチェックして複数の事業所をピックアップする

まずは公式サイトやインターネット上の評判などをチェックして、いくつかの事業所をピックアップしましょう。

公式サイトのチェック時は、よくある質問や就職率、カリキュラム内容などを細かくチェックすることが大切です。

インターネット上の評判をチェックする際は、よい評判・悪い評判の両方を見ておくと、より客観的な立場で自分にマッチするかを判断できます。

2.実際に見学会や説明会に参加する

ピックアップした事業所の見学会や説明会に参加しましょう。

就労移行支援は利用年数が限られるため、一度事業所選びで失敗すると、貴重な時間を大きく無駄にする可能性があります。

そのため、通所前に事業所の雰囲気やスタッフの対応、カリキュラムの良し悪しなどを自分の目でチェックすることが必須です。

見学会や説明会に参加する際は、事前に質問リストをまとめておきましょう。聞きたい内容が明確であれば、担当者に直接疑問点を質問して解消できるため、より自分にマッチした事業所を選びやすくなります。

3.体験利用を受ける

通所したい事業所で体験利用を実施していれば、ぜひ活用しましょう。実際のカリキュラムを体験することで、見学会や説明会ではわからなかった普段の利用者やスタッフの様子、カリキュラムの質などを正確に判断できます。

複数の事業所を体験する場合、なるべく近い日程同士で組むことがおすすめです。近い日程でまとめておけば、各の印象が薄れる前に比較できます。

4.入所する事業所を決める

体験利用の結果を踏まえて、入所する事業所を決めましょう。

可能な限りミスマッチは避けたいため、以下のポイントを踏まえ、改めて慎重に選ぶことが大切です。

踏まえるポイント
  • 自分にマッチしたカリキュラムを提供してくれるか?
  • 施設やスタッフの雰囲気はよいか?
  • 就職率は高いか?
  • 就職決定後の定着率は高いか?
  • 自宅から通いやすい場所にあるか?
  • 交通費や昼食を支給してくれるか?

5.障害福祉サービス受給者証を発行する

通所する事業所が決まったら、障害福祉サービス受給者証を発行します。大まかな申請手順を改めて確認しましょう。

申請手順
  1. 自治体の窓口で相談して申請する
  2. 「調査員・コンピューター・審査会」による審査を受ける
  3. 審査結果をもとに障害支援区分を認定してもらう
  4. 自治体へサービス等利用計画案を提出する
  5. 自治体が支給決定案を作成する
  6. 利用計画案や審査内容などを踏まえて受給者証の支給可否を決定する

参照:東京都福祉局 | 障害福祉サービス等の利用手続き

具体的な手順は、必ず各自治体の公式サイトで確認してください。

よくある質問

最後に、就労移行支援を利用する際によくある質問をまとめました。

就労移行支援に利用条件はある?

就労移行支援の利用条件は以下のとおりです。

就労移行支援の利用条件
  • 65歳未満である
  • 将来的に一般就労を希望している
  • 職場への就労が見込まれている

参照:厚生労働省 | 就労移行支援について

就労移行支援の利用に料金はかかる?

原則として無料です。ただし、世帯年収によっては料金がかかります。以下で確認しておきましょう。

区分世帯の収入状況利用料金
生活保護生活保護受給世帯0円
低所得市町村民税非課税世帯0円
一般1市町村民税課税世帯
(所得割16万円未満)
9,300円
一般2上記以外3万7,200円
参照:厚生労働省 | 障害者の利用者負担

就労移行支援で給料は受け取れる?

原則として給料は支払われません。

ただし、数は少ないですが、給料を支払っている就労移行支援もあります。

週に何日通えばよい?

基本的に決まりはありません。

事業所と相談しながら、週1〜5日の範囲で無理なく通所しましょう。

「就労継続支援A型/B型」との違いは?

両者の違いは以下のとおりです。

サービスの種類概要給料の有無
就労移行支援一般就労を目指す人へのサポートを提供する施設原則として支払い無し
就労継続支援A型/B型一般就労が難しい人へ働く場所を提供する施設支払いあり(工賃として支給)
参照:厚生労働省 | 障害者の就労支援対策の状況

最大でどのくらいの期間まで利用できるの?

原則として最大2年間です。

審査に通過すれば、最大1年間、利用を延長できます。

在宅でも利用できる?

事業所によっては、在宅でもカリキュラムを受けられます。

障害者手帳は必須?

障害者手帳を持っていなくても利用できます。

最後に | 自分にマッチした就労移行支援を活用して理想の職場への就職を目指そう

就労移行支援は、障害を抱える方が一般就労を目指すための手段として、重要な位置にあるサービスです。

就労移行支援でトレーニングを積み重ね、体力的・精神的な準備を整えることで、一般就労できる可能性を高められます。

それだけ重要なものであるため、選ぶ際は今回紹介したポイントも抑えつつ、慎重にサービスを検討しましょう。

とくに、就労移行支援は最大で原則2年間しか利用できません。そのため、通所後にミスマッチが発覚すると、利用した期間が無駄になることもあります。

自分の心身の状態を整え、理想の職場へ就職するためにも、就労移行支援は慎重に選びましょう。

今回紹介した事業所以外にも、さまざまな就労移行支援をチェックし、自分が一番納得できる施設を選ぶことが大切です。

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・発達障害を自覚し、不安もありましたが様々なサポートを受け働いています。
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設立日 2009年11月
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