トラブルに巻き込まれて、「これって弁護士に相談していいの?」「弁護士に相談したいけれど、どうやって相談したらいいかわからない」とお悩みの方もいるでしょう。
この記事では、大阪府でお悩みを抱えている方が法律相談できる窓口を紹介します。
また、弁護士イコール費用が気になりますね。
無料で弁護士に相談したい方向けに、法テラスや「弁護士ナビ」などを利用して無料の法律相談が受けられる方法も紹介します。
法律相談のコツや弁護士選びのポイントなども解説するので、法律上のトラブルに巻き込まれてお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
相談したい分野から無料相談できる弁護士を探す | |
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相談料無料、分割払いOK、完全成功報酬の事務所もすぐに見つかる | |
『弁護士ナビ』は、それぞれの分野を得意とする弁護士を探せるサイトです。掲載弁護士・法律事務所には無料相談に対応している場合も多いので、あなたが相談したい分野に注力している弁護士がみつかります。 | |
離婚問題 【対応内容】慰謝料(請求・減額)、財産分与、養育費、親権獲得、その他調停・裁判など |
労働問題 【対応内容】未払いの残業代請求、不当解雇、雇い止めなど |
刑事事件 【対応内容】痴漢・わいせつ、詐欺、傷害、薬物、窃盗、暴行、殺人など ※被害者の方は法テラスへ相談 |
交通事故 【対応内容】慰謝料の増額請求、示談交渉、後遺障害、過失割合など ※加害者の相談先はこちら |
債務整理 【対応内容】借金減額、任意整理、自己破産、個人再生、過払い金請求など |
債権回収 【対応内容】売掛金、残業代、家賃、養育費・慰謝料、キャンセル代など |
ネット誹謗中傷 【対応内容】掲示板の投稿削除、発信者情報開示請求、名誉毀損など |
遺産相続問題 【対応内容】遺産分割、遺留分請求、使い込み返還、遺言書、相続放棄、成年後見など |
大阪で法律相談できるのは、以下に紹介する3つの窓口です。
法テラスは、法的なトラブルを抱えている人たちに「道筋」を示してくれる機関です。「こんなこと弁護士に相談でしてもいいの?」「まずはどこに連絡したらいいの」とお困りの場合は、まず法テラスの総合受付に問い合わせてみるといいでしょう。法務省(国)が管轄している正式な法律相談窓口なので、利用する際も安心です。
法テラスでは、離婚問題や労働問題、相続問題など様々な悩みに合わせて、問題解決に役立つ法制度や詳しく相談できる機関、最寄りの法テラスなどの情報を無料で提供しています。
大阪府内にある法テラスの情報は以下のとおりです。
【法テラス大阪】
受付時間 | 平日9時~17時(※祝日を除く) |
連絡先 | 0570-078329(一般) 050-3383-5425(IP電話) |
所在地 | 大阪市北区西天満1-12-5 大阪弁護士会館B1F ※法律相談は1階 |
【法テラス堺】
受付時間 | 平日9時~17時(※祝日を除く) |
連絡先 | 0570-078331(一般) 050-3383-5430(IP電話) |
所在地 | 堺市堺区南花田口町2-3-20 三共堺東ビル6F |
【参考】法テラス大阪
法テラスでは、経済的に困窮していて弁護士への依頼が難しい人には、一定の条件を満たすことで無料法律相談や弁護士・司法書士費用の立て替えも行っています。
各都道府県に存在する「弁護士会」も、法律相談ができる窓口のひとつです。
日本には「弁護士法」という法律があり、この法律によって、日本国内のすべての弁護士・弁護士法人は弁護士会への登録が義務づけられています。したがって、大阪弁護士会は、大阪で活動するすべての弁護士の情報を登録・管理している組織なのです。
大阪弁護士会の情報は次のとおりです。
【大阪弁護士会】
受付時間 | 月~金 9時~17時 土 10時~15時30分 ※法律相談のWeb予約は24時間受付中 https://oba-soudanyoyaku.jp/top |
連絡先 | 06-6364-1248 |
所在地 | 大阪市北区西天満1-12-5 (大阪弁護士会館) |
Twitter情報 | @Osaka_Bar_Info |
大阪弁護士会では、本拠地である「大阪弁護士会館」のほかにも、5つの法律相談センター・法律相談所を運営しています。各施設の詳細は、以下のリンクから確認可能です。
【大阪弁護士会 法律相談センター・法律相談所一覧】
なんば法律相談センター | 堺法律相談センター |
岸和田法律相談センター | 谷町法律相談センター |
南河内法律相談所 |
※上記のほかにも、大阪弁護士会では巡回相談所での相談を定期的に受け付けています。
【参考】大阪弁護士会
「弁護士に依頼する気持ちは固まっているが、どのように探せばいいかわからない」という方向けに、大阪弁護士会会館では「弁護士紹介制度」が実施されています。
紹介料は無料ですが、内容によっては紹介を断られるケースもあります。また、弁護士紹介制度を利用するためには、電話またはインターネットからの事前予約が必須なので気をつけましょう。
大阪弁護士会では、弁護士会で全国初となるインターネットでの法律相談を行っています。
相談料は1件につき税込5,500円(※2022年7月現在)です。
1つの相談に対して、弁護士2名のダブルチェック体制による回答が受けられます。受け取った回答に対して質問がある場合は、1回に限り無料で再質問ができます。
注意点として、インターネットによる法律相談は文字数や添付できるファイルの容量に制限があるため、複雑な法律相談の場合は利用できない可能性があるので注意が必要です。
大阪弁護士会では、女性弁護士による女性のための法律相談窓口を設置しています。
相談料は30分につき税込5,500円(※2022年7月時点)です。
DVやモラハラ、離婚、ストーカー被害などのトラブルを相談できます。相談を受けてくれるのはすべて女性弁護士なので、「男性が怖い」「男性には話しづらい」という方にも安心です。
予約すれば一時保育も利用できるので、お子様を連れての相談も可能です。ただし、女性弁護士による女性のための法律相談を受けるためには、事前の電話またはインターネットからの予約が必須なのでご注意ください。
※2022年7月時点では、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、一時保育は休止中です。
大阪府内では、区役所による法律相談窓口を設置しています。法律相談は基本的に無料で受けられますが、申し込み人数に上限があったり、開催日が限られていたりするため、お急ぎの場合は注意が必要です。
区役所 | 住所 | 電話番号 |
北区 | 北区扇町2-1-27 | 06-6313-9683 |
都島区 | 都島区中野町2-16-20 | 06-6882-9683 |
福島区 | 福島区大開1-8-1 | 06-6464-9683 |
此花区 | 此花区春日出北1-8-4 | 06-6466-9683 |
中央区 | 中央区久太郎町1-2-27 | 06-6267-9683 |
西区 | 西区新町4-5-14 | 06-6532-9683 |
港区 | 港区市岡1-15-25 | 06-6576-9978 |
大正区 | 大正区千島2-7-95 | 06-4394-9683 |
天王寺区 | 天王寺区真法院町20-33 | 06-6774-9683 |
浪速区 | 浪速区敷津東1-4-20 | 06-6647-9683 |
西淀川区 | 西淀川区御幣島1-2-10 | 06-6478-9683 |
淀川区 | 淀川区十三東2-3-3 | 06-6308-9430 |
東淀川区 | 東淀川区豊新2-1-4 | 06-4809-9683 |
東成区 | 東成区大今里西2-8-4 | 06-6977-9040 |
生野区 | 生野区勝山南3-1-19 | 06-6715-9683 |
旭区 | 旭区大宮1-1-17 | 06-6957-9683 |
城東区 | 城東区中央3-5-45 | 06-6930-9097 |
鶴見区 | 鶴見区横堤5-4-19 | 06-6915-9954 |
阿倍野区 | 阿倍野区文の里1-1-40 | 06-6622-9683 |
住之江区 | 住之江区御崎3-1-17 | 06-6682-9683 |
住吉区 | 住吉区南住吉3-15-55 | 06-6694-9683 |
東住吉区 | 東住吉区東田辺1-13-4 | 06-4399-9683 |
平野区 | 平野区背戸口3-8-19 | 06-4302-9683 |
西成区(※抽選制) | 西成区岸里1-5-20 | 06-6659-9683 |
【参考】区役所での法律相談
大阪府内の弁護士数は、全国で最も弁護士が多い東京に次いで2位です。日本弁護士連合会が公表している都道府県ごとの弁護士数順位は以下のとおりです。
【都道府県ごとの弁護士数順位】
順位 | 都道府県 | 弁護士数(人) |
1位 | 東京都 | 21,527 |
2位 | 大阪府 | 4,857 |
3位 | 愛知県 | 2,085 |
※2022年6月1日時点
【大阪府内の男女別弁護士数】
弁護士数(男性) | 弁護士数(女性) | 弁護士事務所数 |
3,951人 | 906人 | 2,105件 |
※弁護士数は2022年6月1日時点
※弁護士事務所数は2021年3月31日時点
大阪府は、女性弁護士の多さでも東京に次いで2位を誇っています。そのため、女性弁護士を希望する方にとっては、弁護士を探しやすいエリアといえるでしょう。
【参考】弁護士会別会員数
【参考】法律事務所の共同化及び弁護士法人の現状|日本弁護士連合会
上記で紹介した窓口以外にも、「弁護士ナビ」のようなインターネットの検索サイトを使って自分で弁護士を探す方法があります。
イメージとしては、賃貸物件を専用の検索サイトで探す方法に似ています。お住まいの地域や相談内容などの条件を設定して検索をかければ、条件にマッチした弁護士が一括で表示されます。弁護士ナビは会員登録不要で利用できるので、検索にあたって面倒な手続きは必要ありません。
一覧表示なので、比較検討にも便利です。ぜひお気軽にご利用ください。
▶弁護士・法律事務所探しのポータルサイト「弁護士ナビ」にアクセスする
以下では、相談内容別におすすめの弁護士検索サイトを紹介します。
上記のような離婚問題に関するトラブルを解決したい場合は、「離婚弁護士ナビ」で弁護士を検索してみましょう。
夫婦間のトラブルは外から見えにくく、「夫婦の問題だから」と当人たちの感覚も麻痺しがちです。「まともな話し合いもできないのに、離婚なんてできるわけがない」「悪いのは自分だから」と自己判断せずに、まずは第三者に相談してみましょう。
弁護士に依頼することで、慰謝料、財産分与、養育費、親権獲得などについて、あなたに有利な条件で離婚できる可能性が高まります。
離婚弁護士ナビでは、次のような内容について相談が可能です。
上記のような相続に関するトラブルを解決したい場合は、「相続弁護士ナビ」で弁護士を検索してみましょう。
相続はトラブルに発展しやすい問題です。相続トラブルを解決するためには相続に関する知識も重要になってくるため、お困りの場合は相続問題に強い弁護士を頼るといいでしょう。
弁護士に依頼することで、相続人同士の人間関係などに遠慮することなく、弁護士を通してスムーズかつより納得できる遺産分割が実現できる可能性が高まります。
相続弁護士ナビでは、次のような内容について相談可能です。
上記のような交通事故に関するトラブルを解決したい場合は、「交通事故弁護士ナビ」で弁護士を検索してみましょう。
慰謝料請求を行う場合は、弁護士に依頼することで「弁護士基準(慰謝料の計算で最も高額になりやすい計算方法)」での慰謝料を請求できます。また、煩雑な手続きを弁護士に任せられるので、事故による被害の回復を優先しながら、適切な損害賠償金や後遺障害認定が請求できる可能性が高まります。
交通事故弁護士ナビでは、次のような内容について相談可能です。
上記のような刑事事件に関するトラブルを解決したい場合は、「刑事事件弁護士ナビ」で弁護士を検索してみましょう。
刑事事件は初動対応が重要です。弁護士に依頼することで、弁護活動や被害者との示談により、早期の身柄釈放、不起訴処分の獲得、減刑などが実現できる可能性が高まります。刑事事件は今後の人生を大きく左右する重大なトラブルです。ただちに弁護士に相談する必要があるでしょう。
刑事事件弁護士ナビでは、次のような内容について相談可能です。
※「刑事事件弁護士ナビ」は加害者や加害者家族向け(被害者の方や、その他のお悩みは法テラスへ相談)
▶大阪で刑事事件の加害者や逮捕された方の弁護・相談が得意な弁護士はこちら
上記のような労働問題に関するトラブルを解決したい場合は、「労働問題弁護士ナビ」で弁護士を検索してみましょう。
労働問題では雇われる側の立場が弱くなりがちです。いくら個人で不当を訴えたところで、残念ながら使用者側が聞く耳を持ってくれるとは限りません。弁護士に依頼すれば、未払い残業代・不当解雇など、労働上で発生したトラブルについて使用者側と交渉してもらえるほか、必要に応じて労働審判にも対応してもらえます。
労働問題弁護士ナビでは、次のような内容について相談可能です。
上記のような債権回収に関するトラブルを解決したい場合は、「債権回収弁護士ナビ」で弁護士を検索してみましょう。
いくら「お金を取られた」「料金が支払われない」と警察に訴えたところで、警察には「民事不介入」の原則があるため、民法上のトラブルには積極的に介入してきません。債権回収でお困りの場合は、弁護士を頼ることで、適切な回収方法を提案してもらえるほか、訴訟や強制執行などにも対応してもらえます。
債権回収弁護士ナビでは、次のような内容について相談可能です。
上記のような借金問題に関するトラブルを解決したい場合は、「債務整理弁護士ナビ」で弁護士を検索してみましょう。
借金問題は、個人の力だけで解決しようとすると誤った判断をしてしまい、状況が悪化する恐れがあります。弁護士に依頼することで、適切な債務整理の提案や手続きのサポート、借金の減額、取り立ての停止などが期待できます。
「もうどうしていいかわからない」とお困りの方は、一度弁護士に相談して状況の整理からはじめてみましょう。
債務整理弁護士ナビでは、次のような内容について相談可能です。
上記のようなIT問題に関するトラブルを解決したい場合は、「IT弁護士ナビ」で弁護士を検索してみましょう。
インターネットの普及に伴い、インターネット上のトラブルは増加傾向にあります。そのため、インターネット問題を得意とする弁護士も増えてきています。弁護士に依頼することで、不本意な書き込みを削除できる可能性や、書き込みをした人に民事的・刑事的責任を追及できる可能性が高まるでしょう。
また、あなたが書き込みをしてしまい、発信者情報開示請求を受けた場合のサポートも依頼できます。
IT弁護士ナビでは、次のような内容について相談可能です。
法律相談には4つの方法があります。それぞれの特徴や選び方を紹介します。
まずは、弁護士と対面して相談する方法です。対面相談のメリットは以下の通りです。
トラブルを解決していくにあたって、弁護士との連携は欠かせません。トラブルの内容によっては、数か月~年単位で弁護士と関わることになります。対面で弁護士の雰囲気や人柄を直接感じることによって、相性の確認がしやすいでしょう。
また、対面相談はそのほかの手段に比べて、情報のやり取りがスムーズにいきやすいのが特徴です。弁護士がより状況を把握できるため、問題解決にあたって有効なアドバイスを受けやすいというメリットがあります。
※なお、債務整理の場合は「直接面談義務」という決まりがあるため、弁護士に依頼する際には原則として対面相談が必要です。弁護士と会わずに電話やメールだけで依頼すると、規定違反にあたります(債務整理事件処理の規律を定める規程第3条|日本弁護士連合会)。
電話で法律相談を行う方法もあります。電話相談のメリットは次の通りです。
電話さえあればどこからでも相談できるため、「仕事が忙しくて時間がとれない」「身体が不自由であまり動けない」といった人も利用しやすい方法です。
ただし、弁護士とは声のみでやり取りすることになります。資料や証拠を一緒に確認することができず、複雑な情報共有が必要な場合は困難が生じるかもしれません。相談内容が複雑ではなく、口頭でも十分説明できるケースで利用するといいでしょう。
弁護士とメールでやり取りする方法もあります。また、SNSの普及によってLINE相談に対応している弁護士も増えてきています。メール・LINEによる法律相談のメリットは以下の通りです。
口頭よりも文章でのやり取りが得意な方に向いているでしょう。文章としてまとめることで、相談者自身もトラブルの内容や時系列を整理しやすくなります。
ただし、そのほかの手段と比べてやり取りに時間がかかる点には注意しましょう。
また、メール・LINEを送る際は、自分の感情に重点を置くのではなく、事実関係をしっかり伝えることがポイントです。さらに、最終的にどのようにトラブルを解決したいのかを明記することで、より具体的なアドバイスが得やすくなるでしょう。
新型コロナウイルスによる影響もあり、オンラインで法律相談ができる弁護士事務所も増えてきています。オンライン相談のメリットは、弁護士のところまで足を運ばなくても、弁護士の顔を見ながら相談できる点です。
対面と電話のいいとこ取りの方法といえるでしょう。
ただし、オンライン相談には通信環境が不可欠です。通信環境が整っていなかったり、機械の操作が苦手だったりする方には不向きな方法といえます。
また、途中で音声や映像が乱れる可能性もあるので、そうしたトラブルに対応できるある程度の知識が必要です。
弁護士相談はごく限られた時間で行われます。少ない相談時間のなかで有意義なアドバイスを受けるために、相談するときは次の5つのポイントを意識しましょう。
まず、相談前にトラブルの内容を時系列でまとめておきましょう。弁護士が正確なアドバイスをするためには、相談にきた方がどのような経緯でトラブルに巻き込まれたのかをきちんと把握する必要があります。
具体的には、以下の内容についてまとめておくといいでしょう。
上記の内容が共有できれば、弁護士も問題解決に向けたアドバイスがしやすいでしょう。メモにしておくことで、話している最中に会話が脱線していくのを防ぐ効果もあります。
弁護士に聞きたいことがある場合は、箇条書きでまとめておくのがおすすめです。手元にメモがあることで、不安や疑問点の聞き忘れが予防できます。
相談を終えてから「肝心なことを聞き忘れてしまった」とならないためにも、質問事項は相談前にまとめておきましょう。
証拠になりそうなものは持参しましょう。証拠となりうるものの一例は次の通りです。
上記以外にも、証拠となるものはたくさんあります。証拠があることで弁護士が状況を把握しやすくなるため、より具体的なアドバイスが期待できます。
素人目にはわからなくても、法律上は重要な証拠として扱われるものもあるかもしれません。自己判断で選別せず、「少しでも関係ありそうだ」と感じたものはすべて持参するようにしてください。
弁護士相談の際は、事実をありのままに伝えましょう。もし、相談者本人に非がある場合、事実を打ち明けづらいことがあるかもしれません。
しかし、自分に不利益があることを恐れて隠し事をすると、弁護士からのアドバイスが無意味になるだけでなく、かえって事態が悪化してしまう可能性もあります。
弁護士に相談した内容が外部に漏れることはありません。相談者を責めることもないので、安心して事実をありのままに相談しましょう。
どのように問題を解決したいのか、目指すゴールを決めておきましょう。最初にゴールを共有することで、より具体的で効果的なアドバイスが期待できます。
たとえば、「消費者金融に払い過ぎた利息を取り戻したい」というケースでは、お金を取り戻すことがゴールなのか、実は今現在何社からも借金をしていて、それを解消するために過払い金を取り戻したかったのかでは有効なアドバイスは変わってきます。
目指すべきゴールがわからない場合は、弁護士にその旨を伝えて、一緒にどう解決していくのがベストか考えていきましょう。
大阪は、弁護士の数で1位を誇る東京に次いで弁護士数が多いエリアです。いざ弁護士を選ぼうと思っても候補が多いため、「誰を選んだらいいかわからない」と悩んでしまうこともあるでしょう。
ここからは弁護士選びの際に注目すべき5つのポイントを紹介します。
現在抱えているトラブルの内容と、弁護士の得意分野がマッチしているかは重要な問題です。弁護士は法律の専門家ですが、すべての法律に詳しいわけではありません。たとえば、離婚問題が得意な弁護士もいれば、債務整理を専門にしている弁護士もいます。当然、得意な分野のほうが実力を発揮しやすいでしょう。
そのため、弁護士選びの際は弁護士や弁護士事務所の「得意分野」や「解決実績」に注目するのがポイントです。その分野における知識・経験が豊富な弁護士に依頼することで、より良い結果を得られる可能性が高まります。
弁護士事務所や弁護士との相性も大切です。弁護士に問題解決のサポートをしてもらうにあたっては、弁護士との連携が重要になってきます。法律相談を利用する際は、話しやすいか、お互いの話が伝わるかなどコミュニケーションの相性も確認してみましょう。
相性が合わない弁護士の場合、やり取りにストレスを感じたり弁護士に萎縮して疑点を確認できなかったりして、思うような結果が得られない可能性もあります。
相性を確かめるためには、相手の雰囲気や人柄が伝わりやすい対面での法律相談がおすすめです。
弁護士事務所の料金体系が明確かどうかもチェックしておきましょう。弁護士費用には統一の決まりがないため、弁護士事務所によって料金システムが異なります。
なかには、相場よりも高い金額を設定している場合や、金額を明記していない法律事務所もあります。費用が曖昧なまま依頼すると、後々納得できない金額を請求されるかもしれません。
また、弁護士に依頼したいけれど「弁護士費用が払えるか不安」「一体いくらかかるんだろう」と心配な方は、まずは無料相談を検討してみるといいでしょう。弁護士事務所によっては、初回相談の無料や、特定の分野の相談料を無料にしているところがあります。
「弁護士ナビ」には無料相談可能な弁護士事務所が多数掲載されています。トラブルの内容やお住まいの地域から該当する弁護士を一括表示できるため、無料相談が可能な弁護士事務所に問い合わせてみるといいでしょう。
弁護士事務所の営業時間についても確認しておきましょう。平日は仕事があって休めない、という方は、土日の相談にも対応している弁護士事務所を選ぶことで、スケジュールの都合がつきやすくなります。また、平日仕事終わりに相談したい場合は、夜間も対応しているところを選ぶといいでしょう。
予定が会わずに相談までに日が空いてしまうと、対応に遅れが出るかもしれません。「弁護士ナビ」では、「夜間の相談可能」「土日祝の相談可能」「24時間相談受付」などの弁護士事務所も掲載しています。一括検索できるため、ライフスタイルに合った弁護士選びの助けになるでしょう。
自宅や最寄り駅からのアクセスの良さも大事なポイントです。弁護士に正式に依頼をした場合は、何度か弁護士のもとに足を運ぶ必要が出てくるかもしれません。遠方だったり、駅からのアクセスが悪かったりすると、移動が負担になってしまうので注意が必要です。
大阪府内で法律相談ができる窓口には、「法テラス」「弁護士会」「区役所」などがあります。いずれも安心して利用できる機関のため、法律問題でお困りの際は相談してみるといいでしょう。
また、当社が運営する「弁護士ナビ」のように、ご自身で条件を設定して弁護士を探せる検索サイトもあります。
無料相談や平日夜間・休日に対応している法律事務所も多数掲載しているので、自分の目で比較検討したい場合はぜひご利用ください。
弁護士を選ぶ際は、あなたが抱えているトラブルにおいて解決実績がどのくらいあるのかに注目しましょう。あなたの困りごとと弁護士の得意分野がマッチすることで、よりスムーズな、より納得できる内容での問題解決が期待できます。