
法律相談
弁護士の無料相談は本当にお得?メリットとデメリットを徹底解説
2023.12.04
法律トラブルに悩んでいる場合は、できるだけ早く弁護士に相談しましょう。
一人で解決しようとしても、問題を複雑化・長期化させてしまう可能性があります。
しかし、弁護士費用が気がかりで、行動に移せていない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、愛媛県内で弁護士に無料で相談する方法を詳しく解説します。
無料相談の前に準備しておくべきことや弁護士選びのポイントなども紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
愛媛県内で無料相談ができる弁護士を探す際は、ぜひ「ベンナビ」を利用してみてください。
ベンナビは、全国の弁護士・法律事務所を検索できるポータルサイトです。
ここからは、ベンナビで弁護士を探すメリットを詳しく紹介します。
ベンナビを利用するメリットのひとつが、日本全国の弁護士を地域ごとに探せる点です。
自宅や会社の近くに事務所を構える弁護士に相談できれば、移動の手間や交通費の負担を抑えることができます。
また、地域の事情をよく知る弁護士だからこそ提案できるアドバイスもあるでしょう。
ベンナビでは、各都道府県で活躍する弁護士が数多く登録されています。
都道府県・主要都市ごとに検索できるので、身近に頼れる弁護士を効率的に見つけることが可能です。
ベンナビは法律トラブルの分野別にポータルサイトが独立しており、自分が抱えているトラブルの内容にあわせて弁護士を探せます。
以下、各ポータルサイトの特徴をみていきましょう。
借金問題や過払い金請求などに悩んでいる場合は、ベンナビ債務整理で弁護士を探しましょう。
ベンナビ債務整理には、任意整理・個人再生・自己破産・カードローン・闇金などの問題解決が得意な弁護士が多数掲載されています。
債務整理には任意整理・個人再生・自己破産・過払い金請求の4種類ありますが、法律の知識を持たない個人が最適な方法を選択するのは難しいです。
誤った選択をすると取り返しのつかない事態に陥る可能性もあるので、まずは、自分に適した方法を弁護士に提案してもらうことをおすすめします。
また、弁護士に相談すれば取り立てをSTOPしてもらうことも可能です。
催促のストレスから逃れることができれば、今後の返済計画も冷静に考えられるでしょう。
郵便物なども弁護士の事務所に届くようになるので、家族にバレることなく問題を解決できるかもしれません。
また、債権者との交渉や債務整理の面倒な手続きも弁護士に一貫して任せられるため、肉体的・精神的負担も軽減できます。
離婚手続きや財産分与などのトラブルを抱えている方は、ベンナビ離婚の利用をおすすめします。
離婚調停・離婚裁判・親権・養育費・不動産処分などに関して、豊富な実績を有する弁護士を効率的に探すことが可能です。
離婚問題を当事者間で解決しようとしても、お互いが感情的になってしまい、話し合いを冷静に進められないことがあります。
場合によっては、さらなるトラブルを招いてしまう可能性も否定できません。
弁護士に依頼すれば、相手方との交渉を代わりにおこなってくれるため、スムーズな問題解決が期待できます。
ベンナビ相続は、相続問題に悩む方を対象としたサービスです。
遺産分割・遺言状・相続放棄・成年後見・相続登記・事業継承などの相談ができる弁護士を、効率よく探すことができます。
相続問題を弁護士に相談するメリットは、煩雑な手続きを一任できることです。
相続問題はさまざまな法律が関係するほか、手続きの方法も多岐にわたります。
個人で全てを理解して対応することは難しいため、弁護士のサポートが欠かせません。
また、遺産分割協議で起こりがちな親族間での揉め事は精神的にも大きな負担になります。
弁護士に客観的な立場で取り仕切ってもらうことで、親族間の軋轢が生じるのを防止してスムーズな解決を目指すことが可能です。
刑事事件の加害者になってしまったときは、ベンナビ刑事事件で迅速に弁護士を探しましょう。
ベンナビ刑事事件には、暴行罪・器物破壊罪・性犯罪・詐欺罪・窃盗罪などの刑事事件に関して、豊富な解決実績を有する弁護士が登録されています。
刑事事件を起こしてしまった際は、初動が重要です。
逮捕後72時間以内に被疑者と面会できるのは弁護士だけなので、勾留回避・早期釈放に向けて速やかに弁護士を探すことを強くおすすめします。
弁護士の迅速な示談交渉や弁護活動によって早期釈放が実現すれば、勤め先や学校に知られずに済む可能性もあります。
もし起訴を回避できなかった場合でも、弁護士は執行猶予付きの判決や減刑を目指して対応を継続してくれるでしょう。
交通事故のトラブルに巻き込まれてしまった場合は、ベンナビ交通事故を利用しましょう。
交通事故の示談交渉・損害賠償請求などを得意とする弁護士を探すことができます。
交通事故のトラブルを弁護士に依頼するメリットは、慰謝料の増額を見込めることです。
慰謝料の相場には複数の基準がありますが、そのなかでも弁護士基準が最も高額とされています。
保険会社は基本的に低い基準を用いて示談を進めようとしてきますが、弁護士に依頼すれば増額交渉ができることを覚えておきましょう。
また、弁護士には、過失割合を適切に判断してもらうこともできます。
相手側が提示してきた過失割合をそのまま受け入れてしまうと、不利な立場に追い込まれる可能性もあるので注意してください。
会社との対立に悩んでいる方には、ベンナビ労働問題がおすすめです。
残業代請求・不当解雇・内定取消・労働災害・ハラスメント・給与未払いなどの相談ができる弁護士をピンポイントで検索できます。
労働者の主張に対して、まともに取り合おうとしない会社は一定数存在します。
しかし、弁護士が出てきた途端に態度を急変させるケースも少なくありません。
法律に基づいて適切な対処を講じていくことで、問題の早期解決が期待できるでしょう。
また、弁護士に会社との交渉を任せることもでき、上司と争うことになる場合でも精神的な負担を軽減できます。
家賃や売掛金の未払いなどに関するトラブルは、ベンナビ債券回収を利用して解決しましょう。
ベンナビ債権回収では、売掛金、業務請負、家賃・地代など、債権回収問題が得意な弁護士を探すことができます。
債権回収を弁護士に依頼すれば相手にプレッシャーを与えられるほか、巧みに交渉を進めてもらえるため、回収率が高まります。
どうしても相手が応じない場合も弁護士のサポートがあれば、訴訟や強制執行などによる債権回収もはるかに実行しやすくなります。
SNSでの誹謗中傷トラブルなどに悩んでいる場合は、ベンナビITでIT問題の解決を得意とする弁護士を探しましょう。
SNSや掲示板の誹謗中傷は、放置しておくと瞬く間に拡大してしまいます。
できるだけ早く弁護士に依頼し、しかるべき対応をとってもらうことが大切です。
弁護士であれば法的根拠をもとに削除依頼を進められるので、ネット上の情報を迅速に削除できるでしょう。
運営側が削除に応じてくれないときは、裁判に発展する可能性もゼロではありません。
その場合でも、裁判所や警察とのやり取りを弁護士に任せられる点は、大きなメリットといえます。
愛媛県内で弁護士に無料相談できる主な窓口は以下のとおりです。
それぞれ利用条件や相談できる内容に違いがあるので、ご自身の悩みにあわせて適切に使い分けましょう。
経済的に困窮されている場合は、法テラスの無料相談を利用できる可能性があります。
法テラスとは、国民が抱える法律トラブルの解決を支援するために設置された公的機関です。
一定の資産要件を満たしている方を対象に、民事法律扶助制度にもとづいて弁護士による無料相談の機会を提供しています。
無料で相談できるのは、1つの問題につき3回までで、1回あたりの相談時間は30分程度です。
資産要件は細かく設定されているので、気になる方は一度公式サイトを確認してみるとよいでしょう。
交通事故に関する民事上のトラブルに巻き込まれた場合は、日弁連交通事故相談センター愛媛支部の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
日弁連交通事故相談センターは、交通事故における民事上の法律問題について、無料相談や示談あっせん・審査などの事業をおこなう公益財団法人です。
損害賠償の算定や過失割合の見直し、示談の仕方などに悩んでいる方は積極的に活用することをおすすめします。
原則5回まで無料相談が可能で、1回の相談時間は30分程度です。
ただし、刑事処分・行政処分の相談は受け付けてもらえないので注意してください。
愛媛県交通事故相談所では月に2回、弁護士による無料相談を実施しています。
相談日時は原則、第1・第3金曜日の13時00分から1時間程度です。
なお、弁護士への無料相談を利用したい場合、相談員に事前相談をする必要があります。
詳細は窓口に直接問い合わせて確認ください。
弁護士へ相談する際は、交通事故証明書の写しや事故状況の資料、事故現場の略図などを持参するとスムーズにアドバイスをもらえるでしょう。
【参考】愛媛県交通事故相談所|愛媛県
高齢者・障がい者の方は、ひまわりあんしん電話相談で無料の法律相談を受けられます。
相談日時は、毎週水曜日の10時00分から12時00分です。
予約不要で相談できるので、気軽に問い合せてみましょう。
電話番号は089-907-2020で、当日は弁護士に直接つながります。
LGBTQをはじめとする、性的マイノリティの方を対象とした窓口もあります。
相談日時は奇数月の第3水曜日(13時30分~16時00分)で、事前予約は不要です。
ご自身が性的マイノリティではなくても関係者であれば利用できるので、法律トラブルを抱えている方は090-5715-0217まで問い合せてみてください。
法律トラブルに悩んでいる未成年の方は、子ども電話相談の利用を検討してみましょう。
家庭・学校・職場・友人関係などに関する相談にのってもらうことができます。
子ども電話相談の番号は089-941-6279で、受付日時は平日9時00分~12時00分・13時00分~17時00分です。
未成年者自身が電話をかけて相談を申し込めば、弁護士から折り返しの電話がかかってきます。
各市役所・町役場で、無料の法律相談が実施されている場合があります。
基本的には役所のなかでおこなわれるため、アクセスしやすいのがメリットといえるでしょう。
たとえば、松山市では毎月第1~第4水曜日に、松山市役所内で一人20分程度の法律相談を受け付けています。
希望があれば面談形式でなく、電話相談・オンライン相談を選ぶことも可能です。
市町村によっては社会福祉協議会の相談会に集約されているケースもあるので、まずは実施状況を各自治体の公式サイトなどで確認してみてください。
ただし、基本的には該当する地域の住民でなければ利用できない点に注意が必要です。
愛媛県男女共同参画センターでは、男女問題や家庭での問題に関する法律相談を実施しています。
離婚・DV・育児・介護などに関する悩みを抱えている方は、ぜひ利用してみてください。
相談日時は毎月第1・第2・第4木曜日の13時30分~15時30分で、相談時間は一人30分です。
089-926-164に電話するか、来館して事前予約をおこないましょう。
各地域にある社会福祉協議会でも、無料の法律相談を受け付けていることがあります。
市民や町民であれば、身近な施設で弁護士に相談できるので気軽に利用してみてください。
開催場所住所 | 予約方法 | 相談実施日時 | |
松山市 | 松山市若草町8-2 松山市総合福祉センター | 089-913-9046 | 毎月第2木曜日 13時30分~15時30分 |
八幡浜市 | ①松柏本所:八幡浜市松柏乙1101 八幡浜市保健福祉総合センター2階
②保内支所:八幡浜市保内町宮内1番耕地124-1 保内町保健福祉センター | 0894-23-2940 | ①松柏本所:毎月第2木曜日 13時30分~16時00分
②保内支所:4月・7月・10月・1月 13時30分~16時00分 |
大洲市 | 大洲市東大洲270-1 | 0893-23-0313 | 毎月第1・第3火曜日 10時00分~12時00分、13時00分~15時00分 |
伊予市 | 伊予市尾崎3-1 伊予市総合保健福祉センター2階 | 089-982-0393 | 毎月第1・3水曜日 13時30分~16時00分 |
東温市 | 東温市見奈良490-1 | 089-955-5535 | 毎月第2・3火曜日 13時30分~15時30分 |
西予市 | 各支所 | 0894-72-2306 | 日程表による |
久万高原町 | 上浮穴郡久万高原町久万483 | 0892-56-0750 | 奇数月の6日 10時00分~15時00分 |
松前町 | 伊予郡松前町筒井710-1 | 089-985-4144 | 毎月第1日曜日、第3土曜日 |
砥部町 | 伊予郡砥部町宮内1369 | 089-962-7100 | 毎月2回 10時00分~12時00分 |
内子町 | 内子町内子1515 | 0893-44-3820 | 毎月第3水曜日 9時30分~12時00分 |
伊方町 | 各関係施設 | 0894-38-2360 | 毎月第3金曜日 14時00分~17時00分まで |
松野町 | 北宇和郡松野町大字松丸1661-13 | 0895-42-0794 | 6月・10月・2月の10日 |
鬼北町 | 北宇和郡鬼北町大字近永782番地 | 0895-45-3709 | 9月・3月 |
愛南町 | 南宇和郡愛南町御荘菊川1157番地 | 0895-72-1212 | 奇数月の第3火曜日 14時00分~16時00分 |
弁護士の無料相談を選ぶ際のポイントとして、以下4つがあげられます。
では、それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
無料相談では、抱えているトラブルの分野を得意とする弁護士を選びましょう。
多くの場合、弁護士にはそれぞれ得意分野があります。
十分な知識と経験をもたない弁護士に相談しても、的確なアドバイスをもらえないかもしれません。
反対に、豊富な解決実績を有する弁護士であれば、問題解決に向けて迅速に手続きを進めてもらえるでしょう。
無料相談を利用する際は、自分の悩みにあった弁護士がいるかどうかを事前に確認しておくことが大切です。
相談だけでなく弁護活動を依頼する予定があるのであれば、法律事務所の無料相談がおすすめです。
無料相談によっては、その場で弁護士に依頼することが認められていないケースもあります。
そのため、できるだけ早く弁護士に動いてもらいたいときは、法律事務所に直接足を運ぶほうが効率的です。
また、法テラスや市役所では基本的に弁護士を選ぶことができません。
事前に調べておいた弁護士に相談を持ち掛け、依頼へとつなげられるのも、法律事務所の無料相談を利用するメリットといえます。
無料相談は主に電話か対面かの二通りなので、自分の都合にあわせて適切な方法を選択しましょう。
電話相談であれば、移動時間と交通費を削減できます。
しかし、電話では関係する資料や証拠を見てもらえないほか、実際に会ってみると弁護士の雰囲気がイメージと異なることもあるでしょう。
そのため、実際に依頼するかどうかを電話相談だけで決めることはおすすめしません。
一方、対面相談であれば、弁護士の人柄を直接確認できます。
自分との相性を確かめるうえで、対面相談は不可欠といえるでしょう。
ただし、対面相談は移動の手間がかかってしまいます。
簡単な相談程度であれば、まずは電話相談の利用を検討してもよいでしょう。
ネットの口コミや評判は、参考程度にとどめておくことも大切です。
多くの場合、ネット上の情報は主観的な感想に基づいているため全て正しいとは限りません。
また、弁護士にはそれぞれ得意とする分野があり、引き受ける案件の種類もさまざまです。
そのため、弁護士の力量を一律の基準で評価することはできません。
業務上仕方なく対立した相手から、根拠のない悪口を書かれている可能性もあります。
ネットの口コミや評判は、鵜呑みにしてはいけません。
自分で実際に相談してみるなどして、信頼できる弁護士か判断することが大切です。
次に、弁護士の無料相談を利用する際の注意点を解説します。
限られた無料相談の機会を有効活用するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
まず、無料相談を利用する前に、トラブルをどのような方向や条件で解決してほしいか明確にしておきましょう。
依頼者がどのようなゴール(結末)を望んでいるかで、弁護士側が検討しなければならないことも変わってきます。
たとえば、離婚問題であれば親権はどうしたいのか、慰謝料は請求するのかなど、決めておくべきことはたくさんあります。
ある程度おおまかな方針だけでも弁護士に伝えられれば、面談がスムーズに進み、的確なアドバイスをもらいやすくなるでしょう。
無料相談には、あらかじめ相談内容を整理したうえで臨むようにしてください。
その場で思い出しながら話していても時間が足りず、十分な回答を得られない可能性があります。
また、緊張や不安で伝えるべき内容を忘れてしまうこともあるかもしれません。
具体的には、事実関係と質問事項をまとめておくことが大切です。
トラブルが生じた経緯や関係する人物、現在の状況などを時系列に沿って書き出していきましょう。
また、質問は文章ではなく箇条書きでメモしておくのがおすすめです。
回答を得られたものからチェックしていけば、質問漏れを防ぐことができます。
無料相談には、証拠になりそうな資料をできるだけ集めて持参してください。
弁護士は相談内容に関連する資料をみることで的確に状況が把握できるほか、解決に向けたアドバイスも提案しやすくなります。
ちょっとした書類が問題解決の決定打になることも少なくありません。
一方で、証拠になりそうな資料がなくても、無料相談ができないわけではありません。
その場合は、どのようなものが証拠となるのか、どのように集めればいいのかといったことも、無料相談の予約をする際などに助言してもらうとよいでしょう。
弁護士に対しては、全て正直に話すことが大切です。
隠し事や虚偽の発言をすると、弁護士としても適切なサポートをおこなうことはできません。
たとえば示談や裁判の途中で嘘が発覚すると、それまで順調に進んでいたことも急転し、どんどん不利な状況に追い込まれてしまう可能性もあります。
場合によっては、弁護士側から契約を打ち切られてしまうかもしれません。
たとえ不利な事柄があったとしても、弁護士はそれを踏まえた解決策を模索してくれます。
弁護士への相談内容が外部に漏れることはないので、知りうる情報はありのまま伝えることを心がけましょう。
相談中は、ご自身と弁護士との会話をメモに残すようにしましょう。
言葉で聞いただけでは内容を整理しきれなかったり、重要な助言を忘れてしまったりする可能性があります。
無料相談には、メモ用紙やICレコーダーなどを持ち込むのがおすすめです。
念のため、弁護士側にもメモを取ったり録音したりしたいことを伝えておくとよいでしょう。
弁護士に依頼する際に、無料相談でチェックしておくべきポイントは以下の4つです。
無料相談の機会を通じて、気軽に相談できる弁護士かどうかをしっかりと見極めましょう。
無料相談のなかで、説明がわかりやすく、話をしっかり聞いてくれる弁護士かどうかを確認しておきましょう。
弁護士が話している内容を理解できなければ、相談する意味がありません。
また、依頼者の発言を適切に汲み取ってくれる弁護士でなければ、想定とは異なる結末に向かってしまう可能性もあります。
そのため、しっかりとコミュニケーションを取りながら、意思疎通が図れる弁護士に仕事を依頼することが重要です。
無料相談を受けてみて、説明がわかりづらい場合や誠実さが見られない場合などは、無理に依頼する必要はありません。
相性が合っていると思える弁護士を改めて探しましょう。
レスポンスの早さに注目しておくことも重要です。
疑問を投げかけて即座に応じてくれる場合は、優秀な弁護士である可能性が高いといえるでしょう。
なかには、依頼者からの質問を一切の連絡なしに長期間放置するような弁護士も存在します。
レスポンスが悪ければ、なかなか必要な対応をすすめることもできません。
法律トラブルは対応のスピードが重要なケースが多いので、対応の速さは弁護士の能力をはかる基準のひとつといえます。
また質問してもなかなか回答をしてくれないようでは相手への不信感にもつながり、円滑なコミュニケーションも図れなくなるでしょう。
もちろん多忙な弁護士に依頼している場合は、すぐに対応してもらうことが難しいかもしれません。
しかし、回答期限やおおまかな方針だけでも返してくれる弁護士であれば、ストレスなく付き合うことができるでしょう。
無料相談の段階で、弁護士費用も確認しておくとよいでしょう。
弁護士費用は法律事務所によって大きく異なります。
依頼を前向きに検討する場合は、必ず弁護士費用の説明を求めるようにしましょう。
ある程度依頼したい内容が固まっている場合は、見積もりを出してもらうと安心です。
複数の弁護士に相談して、見積もりを比較してみる方法もあります。
なお、弁護士費用の相場は、以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてみてください。
【参考】弁護士費用はどのくらい?分野別の相場と安く抑える方法
事務所が通いやすいところにあるかどうかも、弁護士選びのポイントです。
来所しなければならなくなったときに、事務所が遠いと時間がかかるうえ、交通費も大きな負担になってしまう可能性があります。
できる限り、自宅や職場から無理なく足を運べる事務所を選ぶようにしましょう。
ただし、相談内容によってはほとんどのやり取りを電話で済ませられる場合もあります。
オンラインでの相談に応じてくれるケースもあるので、抱えているトラブルの性質を考慮したうえで、遠くの事務所を選択するのもひとつの方法です。
法律トラブルを抱えている方は、できるだけ早く弁護士に相談しましょう。
費用が支払えるか不安な方もいると考えられますが、無料相談の機会を活用すれば負担なしで弁護士からアドバイスをもらうことができます。
ただし、無料相談に応じてくれる全ての弁護士が、自分の悩みにあっているかどうかは注意しておかなければなりません。
十分な知識と経験がない弁護士に依頼しても、適切なサポートは得られない可能性があります。
その点、ベンナビを利用すれば、自分の抱えている法律トラブルを得意とする弁護士を簡単に検索可能です。
ベンナビを利用して、法律トラブルの早期解決を目指すことをおすすめします。