栃木県で弁護士に無料相談できる7つの窓口と費用の見積もり方法

栃木県で弁護士に無料相談できる7つの窓口と費用の見積もり方法
目次
  1. 栃木県内で弁護士に無料相談するなら「ベンナビ」
    1. 選択したエリア内で無料相談が可能な弁護士を探せる
    2. 各分野を得意とする弁護士を多数登録
    3. 夜間や休日に相談できる弁護士も多数掲載
  2. 栃木県内で弁護士に無料相談できるその他の窓口7選
    1. 1.弁護士会|交通事故とサラ金のことなら本庁で無料相談可能
    2. 2.法テラス|経済的に困窮している場合は無料相談可能
    3. 3.各市町村役場|市民であれば月に1度の無料相談を利用可能
    4. 4.連合栃木|労働問題をはじめ、金銭の賃借問題、離婚などの問題を無料相談可能
    5. 5.栃木県医療安全相談センター|医療事故について無料相談できる
    6. 6.日弁連交通事故相談センター|交通事故について電話・面談で相談可能
    7. 7.各市の社会福祉協議会|市民なら利用可能
  3. 無料相談をする弁護士を選ぶ際の3つのポイント
    1. 1.抱えている問題に関する分野を得意とする弁護士を選ぶ
    2. 2.依頼も視野に入れているなら、法律事務所に無料相談を申し込む
    3. 3.それほど複雑でなく緊急性も低い問題の相談なら近くの窓口でもOK
  4. 無料相談を活用して依頼する弁護士を選ぶコツ4つ
    1. 1.人柄や相性をチェックする
    2. 2.複数の弁護士から費用の見積もりを取る
    3. 3.実務経験もチェックする
    4. 4.大手事務所の場合は担当してくれる弁護士を確認する
  5. 弁護士に依頼する際の費用相場
    1. 訴訟事件
    2. 調停事件・示談交渉事件
    3. 離婚事件
    4. 破産事件
  6. さいごに

離婚や借金問題などの法律トラブルに巻き込まれた場合は、できるだけ早く弁護士に相談することが大切です。

しかし、どこに相談すればよいのか、できるだけ費用を抑える方法はないのかなど、さまざまな疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事では栃木県内で弁護士に無料相談できる7つの窓口を紹介します。

弁護士へ依頼した際の費用なども解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

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この記事は、株式会社アシロの「法律相談ナビ編集部」が執筆、社内弁護士が監修しました。

栃木県内で弁護士に無料相談するなら「ベンナビ」

栃木県内で弁護士に無料相談するなら、ベンナビを活用しましょう。

ベンナビがおすすめな理由は次のとおりです。

  • 選択したエリア内で無料相談が可能な弁護士を探せる
  • 各分野を得意とする弁護士に特化
  • 夜間や休日に相談できる弁護士も多数掲載

では、それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。

選択したエリア内で無料相談が可能な弁護士を探せる

ベンナビは自身が居住しているエリア、もしくは希望するエリアを指定して、無料相談が可能な弁護士を検索できます。

検索の段階で対象エリアを栃木県に設定するだけで、栃木県内の弁護士が一覧で表示されます。

無料相談可能な弁護士もピックアップできるため、費用を抑えながら、身近に頼れる弁護士を探したい方にはぴったりです。

各分野を得意とする弁護士を多数登録

ベンナビシリーズには、各分野を得意とする弁護士が多数登録されています。

法律問題を解決するためには、自身が抱える問題の取扱実績が多い弁護士に相談することが重要です。

豊富な知識と経験をもつ弁護士に相談すれば、具体的で実践的な助言が得られるでしょう。

ベンナビシリーズにおける分野ごとの特徴と相談可能な内容は次のとおりです。

特徴相談内容
ベンナビ離婚・離婚問題が得意な弁護士を探しやすい

・経験豊富な弁護士が財産分与、子どもの親権、慰謝料の交渉などのサポートを提供

離婚前相談・離婚協議・離婚調停・財産分与・親権・養育費・DV・モラハラ・国際離婚・不倫・離婚慰謝料・離婚裁判・面会交流・離婚手続き・別居・男女問題・熟年離婚・婚姻費用
ベンナビ相続・相続問題が得意な弁護士を探しやすい
・遺産分割や遺言書作成など、相続プロセスをスムーズに進めるためのサポートを提供
相続トラブル・遺産、財産の使い込み・遺産分割・遺留分・相続放棄・遺言書・代襲相続・成年後見・不動産の相続・相続人調査・相続財産調査・相続登記・家族信託・事業承継
ベンナビ交通事故・交通事故に関するトラブルの解決が得意な弁護士を探しやすい

・損害賠償や後遺障害認定に詳しい弁護士が適切なアドバイスとサポートを提供

慰謝料・損害賠償・示談交渉・過失割合・死亡事故・後遺障害・むちうち・休業損害・自動車事故・自転車事故・バイク事故・人身事故
ベンナビ刑事事件・刑事事件が得意な弁護士を迅速に探すことができる

・刑事事件で無罪や被害者との示談を目指す、もしくは刑事事件に巻き込まれてしまった際のサポートを提供

性犯罪・痴漢・わいせつ・買春・援助交際・盗撮・のぞき・レイプ・強姦・強制わいせつ・児童ポルノ・児童買春・暴行罪・傷害罪・正当防衛・殺人罪・恐喝罪・脅迫罪・器物損壊罪・窃盗罪・万引き・横領罪・背任罪・住居侵入罪・詐欺罪・賭博・裏カジノ・闇スロット・薬物・大麻・覚せい剤・ひき逃げ・当て逃げ・少年事件・不動産処分
ベンナビ労働問題・労働問題の解決実績が豊富な弁護士を探しやすい

・適切な労働環境の構築や、不当な解雇からの保護など、労働者の利益を守るためのサポートを提供

残業代請求・不当解雇・解雇予告・内定取消・雇い止め・労働災害・労働審判・ハラスメント・退職代行・給与未払い・退職金未払い
ベンナビ債務整理・借金整理や過払い金請求の解決が得意な弁護士を探しやすい

・個々の状況に合わせた最適な解決策を提案し、経済的に再起できるようなサポートを提供

任意整理・個人再生・自己破産・過払い金請求・時効援用・闇金問題・法人(会社)倒産・住宅ローン・カードローン・クレジット会社・借金返済相談・交渉・消費者金融・サラ金
ベンナビ債権回収・債権回収が得意な弁護士が探しやすい

・契約の確認から訴訟の進行まで、効果的な債権回収のサポートを提供

売掛金・業務請負・委託代金・家賃・地代・給料・賃金・残業代・借金・貸金・出資・養育費・慰謝料・立替金・投資詐欺・差押・仮差押・遅延損害金・債権額100万円未満・その他債権
ベンナビIT・IT関連の法律問題に対応可能な弁護士が探しやすい

・データ保護や著作権、契約問題など、IT関連の法的サポートを提供

掲示板・SNS削除・口コミ・レビュー削除・発信者情報開示請求・ネット誹謗中傷・名誉毀損・私的情報・画像流出・リベンジポルノ・著作権・商標権侵害・IT・ネット法務・逮捕・犯罪歴記事の削除

夜間や休日に相談できる弁護士も多数掲載

ベンナビには、夜間や休日に相談できる弁護士も多数掲載されています。

仕事や家事で忙しい方は、平日の日中に相談時間を確保することが難しいケースもあるでしょう。

そのため、仕事帰りや週末にも手軽に相談できる弁護士を簡単に探せることは、ベンナビを利用する大きなメリットといえます。

栃木県内で弁護士に無料相談できるその他の窓口7選

栃木県内で弁護士に無料相談できる、その他の窓口は次の7つです。

  1. 弁護士会
  2. 法テラス
  3. 各市町村役場
  4. 連合栃木
  5. 栃木県医療安全相談センター
  6. 日弁連交通事故相談センター
  7. 各市の社会福祉協議会

1.弁護士会|交通事故とサラ金のことなら本庁で無料相談可能

弁護士会では各種法律相談を定期的に開催しています。

交通事故やサラ金問題なら無料相談が可能です。

交通事故やサラ金に関しての法的トラブルは早期対応が求められることも多く、適切なアドバイスがトラブルの早期解決につながります。

弁護士会の無料相談は予約制なので、できるだけ早めに事前連絡を済ませておきましょう。

弁護士会の本庁の住所・電話番号・相談可能日時は次のとおりです。

住所電話番号相談可能日時
〒320-0036

栃木県宇都宮市小幡2-7-13

交通事故:028-643-2272

サラ金:028-622-2008または028-643-2272

交通事故:平日13時30分

サラ金:毎月第3土曜日10時00分12時00分

多重債務の相談は無料

栃木弁護士会の多重債務相談センターでは、多重債務に関する相談を無料で受け付けています。

多重債務の解決方法には、任意整理・特定調停・個人再生手続・自己破産や、過払い金請求などがありますが、法律の知識のない個人が最適な方法を選択することは困難です。

判断を誤ると取り返しのつかない事態に陥る可能性もあるので、まずは弁護士に相談することをおすすめします。

無料で相談できるため、多重債務を抱えて経済的に余裕がない方でも気軽に利用できるでしょう。

相談内容ごとの無料電話相談も

弁護士会では相談内容に応じた無料の電話相談サービスも提供しています。

直接相談会場に向かう必要がないため、時間や手間をかけずに相談できます。

各電話相談の電話番号・受付日時・相談内容は次のとおりです。

電話番号相談受付日時相談内容
消費者問題全般でお困りの方のための無料電話法律相談028-689-9001毎月第3土曜日

10時00分~12時00分

悪徳商法、多重債務、消費者問題全般
子どもの権利無料電話相談028-689-9001平日

10時30分~12時00分

13時00分~16時30分

いじめ、仲間はずれ、男女交際、不登校、退学強要、校則、学校事故、体罰、ひいき、セクハラ、虐待、過干渉、育児放棄、両親の離婚、 親類・兄弟姉妹とのトラブルなど
高齢者・障がい者電話相談028-689-9001平日

10時30分~12時00分

13時00分~16時30分

消費者被害、遺言・相続、成年後見、財産管理、虐待など

建築やリフォームのお悩みなら「住まいるダイヤル」

建築やリフォームに関することなら「住まいるダイヤル」建築やリフォームに関する法律トラブルに悩んでいる場合は、栃木県弁護士会が運営する「住まいるダイヤル」の利用を検討してみてください。

住宅リフォームや住宅の評価、保険などの法律トラブルに関して、無料相談に応じてもらえます。

また、「住まいるダイヤル」では、弁護士だけでなく建築士にも相談できるため、より専門性の高いアドバイスを得られるでしょう。

「住まいるダイヤル」を利用できる方は次のとおりです。

  • 住宅リフォーム工事を発注している、または発注を予定している方
  • 評価住宅(建設住宅性能評価書が交付された住宅)の取得者や供給者の方
  • 保険付き住宅(住宅瑕疵担保責任保険が付された住宅)の取得者や供給者の方

「住まいるダイヤル」の無料相談時間は1時間程度で、主に弁護士会館内の相談室などで実施されます。

受付時間や予約方法などの詳細は、公式サイトをチェックしてみてください。

【参考】住宅の建築やリフォームをめぐる法的な問題でお困りの方へ|栃木県弁護士会

2.法テラス|経済的に困窮している場合は無料相談可能

経済的に困窮している場合は、法テラスの無料相談を利用しましょう。

法テラスと契約している弁護士や司法書士が借金や過払い金の問題、離婚トラブル、労働問題などの相談に応じてくれます。

無料で相談できる回数は1つの問題につき3回まで、1回の相談時間は約30分間です。

ただし、無料の法律相談を受けられるのは、特定の条件を満たす方に限られます。

具体的には、収入等が一定額以下であること、勝訴の見込みがないとはいえないこと、民事法律扶助の趣旨に適していることが条件です。

該当する可能性がある場合は、一度公式サイトを確認してみましょう。

【参考】無料の法律相談を受けたい|法テラス

3.各市町村役場|市民であれば月に1度の無料相談を利用可能

地域によっては、自治体が月に1回程度の無料相談会を実施しているケースがあります。

該当地域の住民であれば、弁護士と直接面談し、生活に関する法的な問題や悩みを相談できます。

多くの場合、役所内で実施されるためアクセスしやすい点もメリットのひとつです。

相談日時・場所・利用条件は自治体ごとに異なるため、事前に各公式サイトや担当窓口で詳細を確認しておきましょう。

4.連合栃木|労働問題をはじめ、金銭の賃借問題、離婚などの問題を無料相談可能

連合栃木は、労働問題・金銭の賃借問題・離婚などの法律問題に関する無料相談を実施しています。

相談時間は一人30分、受付人数は1日6人までの事前予約制です。

相談方法は主に電話ですが、希望すれば面談相談にも応じてくれます。

相談日は原則毎月5がつく日です。

ただし、都合により開催日が変わることもあるため公式サイトで最新情報を確認してください。

【参考】弁護士に相談したい(法律相談)|連合栃木

5.栃木県医療安全相談センター|医療事故について無料相談できる

栃木県医療安全相談センターでは、医療事故に関する法律トラブルの無料相談ができます。

弁護士のほかに、医療相談員や行政職員も同席するため、多角的な視点に基づくアドバイスが期待できるでしょう。

相談日時は偶数月の第3火曜日13時30分から16時00分まで、相談時間は原則30分に設定されています。

なお、医療安全相談センターの無料相談は、あくまでも法的アドバイスをもらうための機会です。

相談したからといって、弁護士が医療機関との仲裁などに動いてくれるわけではないので注意してください。

6.日弁連交通事故相談センター|交通事故について電話・面談で相談可能

日弁連交通事故相談センターを利用すれば、交通事故に関する無料相談が可能です。

電話相談の受付時間は平日10時00分~16時30分月曜日・水曜日は19時00分まで延長されます。

面談相談の実施日時は火曜日〜金曜日の14時00分〜16時30分です。

電話相談の時間は約10分ですが、面接相談であれば約30分の相談に5回まで無料で応じてもらえます。

電話相談の連絡先や面談相談の予約方法などは、公式サイトを確認してください。

【参考】栃木 相談所|日弁連交通事故相談センター

7.各市の社会福祉協議会|市民なら利用可能

各市の社会福祉協議会でも、無料相談を実施している場合があります。

該当地域の市民であればさまざまな法的トラブルについて、専門的な助言・援助を求められるので気軽に利用してみましょう。

具体的なサービス内容や利用方法は、社会福祉協議会ごとに違いがあります。

事前に各社会福祉協議会の公式サイトや会報誌などで、最新情報を確認してみてください。

無料相談をする弁護士を選ぶ際の3つのポイント

無料相談に対応した弁護士を選ぶ際は、次のポイントに留意してください。

  1. 抱えている問題に関する分野を得意とする弁護士を選ぶ
  2. 依頼も視野に入れているなら、法律事務所に無料相談を申し込む
  3. それほど複雑でなく緊急性も低い問題の相談なら近くの窓口でもOK

1.抱えている問題に関する分野を得意とする弁護士を選ぶ

まずは、自身が抱えている問題に関する分野を得意とする弁護士を選ぶことが大切です。

法的問題は多岐にわたるため、多くの弁護士にはそれぞれ得意とする分野が存在します。

自身が解決したい分野に深い知識や経験をもつ弁護士に相談すれば、より的確なアドバイスが期待できるでしょう。

一般的に、弁護士の得意分野は各法律事務所の公式サイトで公開されています。

経歴、口コミや評価なども参考にしながら、抱えている問題に対して最適な弁護士であるかを判断しましょう。

2.依頼も視野に入れているなら、法律事務所に無料相談を申し込む

依頼も視野に入れているなら、法律事務所に無料相談を申し込みましょう。

役所や社会福祉協議会などでも無料相談は可能ですが、弁護士に対して直接業務を依頼することは基本的に認められていません

法律事務所の無料相談であれば、相談した弁護士にそのまま依頼できるので、その後の手続きもスムーズに進むでしょう。

無料相談だからといって相談先を適当に選ぶのではなく、その後の展開も考慮して最適な法律事務所を選ぶことが問題解決の近道といえます。

3.それほど複雑でなく緊急性も低い問題の相談なら近くの窓口でもOK

それほど複雑でなく緊急性が低い問題であれば、近くの窓口でも十分なアドバイスを得られるでしょう。

たとえば、日常生活のなかで起こる些細な法律トラブルに悩んでいる場合は、市町村や社会福祉協議会が実施する法律相談会などを利用するのがおすすめです。

幅広い相談内容に対応しているうえ、アクセスもよく、普段からなじみのある場所で相談に乗ってもらえる点は大きなメリットといえます。

ただし、小さな問題であってもできるだけ早期に相談することが重要です。

問題を放置しておくと、複雑化・長期化を招いてしまうおそれがあるので注意してください。

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無料相談を活用して依頼する弁護士を選ぶコツ4つ

無料相談を活用して依頼する弁護士を選ぶコツは次の4つです。

  1. 人柄や相性をチェックする
  2. 複数の弁護士から費用の見積もりを取る
  3. 実務経験もチェックする
  4. 大手事務所の場合は担当してくれる弁護士を確認する

1.人柄や相性をチェックする

無料相談の際は、弁護士の人柄や相性を確認しましょう。

法的な問題を解決するためには、弁護士と信頼関係を築き、円滑なコミュニケーションを図ることが重要です。

無料相談中に話を丁寧に聞いてもらえるか、自分の状況や懸念を的確に理解してくれるかなどを確認し、相性を見極めるようにしてください。

契約時には着手金を支払わなければならないので、あとから弁護士を変えることは難しいことも理解しておきましょう。

2.複数の弁護士から費用の見積もりを取る

依頼する弁護士を決める際は、複数の弁護士から費用の見積もりを取りましょう。

弁護士費用は、事務所や弁護士によって異なります。

無料相談を利用しながら複数の見積もりを取得すれば、最もコストパフォーマンスに優れた選択ができるはずです。

また、費用の内訳や追加料金の有無など、費用の詳細な条件も確認しておくことで、後々のトラブルも避けられます。

ただし、費用面だけをみて弁護士を選ぶのはおすすめしません

費用を抑えられても、問題を解決してもらえなければ意味がないので、あくまでもひとつの判断基準として考えておきましょう。

3.実務経験もチェックする

弁護士の実務経験をチェックすることも大切です。

豊富な実務経験をもつ弁護士は、とくに信頼性が高いといえるでしょう。

自身が抱える問題を多く取り扱ってきた弁護士は、過去の事例を基に的確なアドバイスを提供してくれます。

弁護士の実務経験については、多くの場合、各法律事務所の公式サイトで確認可能です。

また、日本弁護士連合会の公式サイトで弁護士の登録番号を確認すれば経験年数の見当がつきます

登録番号が小さいほど経験年数が長く、たとえば2,000番台以下であれば20年以上、5,000番台以上であれば10年未満などといった情報が入手できます。

【参考】弁護士情報提供サービス ひまわりリサーチ|日本弁護士連合会

4.大手事務所の場合は担当してくれる弁護士を確認する

相談先が大手法律事務所の場合は、担当してくれる弁護士を確認しましょう。

大手事務所には多くの弁護士が所属しているため、経験豊富な弁護士に担当してもらえることもあれば、若手の弁護士を割り当てられることもあります。

もちろん経験年数だけが、弁護士の力量を示すわけではありません。

しかし、高度な専門知識を要する問題や複雑な案件の場合は、経験年数が長く解決実績の多い弁護士に依頼することで、より適切な対応を受けられる可能性は高くなるでしょう。

弁護士に依頼する際の費用相場

弁護士に依頼する際の費用相場は、事件の種類によって異なります。

  • 訴訟事件
  • 調停事件・示談交渉事件
  • 離婚事件
  • 破産事件

以下では、(旧)弁護士報酬基準に基づいて、事件の種類ごとに費用相場を解説します。

弁護士報酬の自由化によって、現在は廃止されている基準ではあるものの、一定範囲で引き続き採用している法律事務所もあるため参考になるはずです。

訴訟事件

訴訟事件の費用相場は次のとおりです。

経済的利益着手金報酬金
300万円以下経済的利益の 8%経済的利益の 16%
300万円超~3,000万円以下経済的利益の5%+9 万円経済的利益の10%+18 万円
3,000万円超~3億円以下経済的利益の3%+69 万円経済的利益の6%+138 万円
3億円超~経済的利益の2%+369 万円経済的利益の4%+738 万円

経済的利益には、弁護士に依頼したことで得られた金額だけでなく、支払いを免れた金額も含まれる点に注意してください。

調停事件・示談交渉事件

調停事件・示談交渉事件の着手金・報酬金の相場は訴訟事件と同様です。

ただし、それぞれの額が3分の2まで減額されることもあります。

弁護士によって費用が大きく異なることもあるため、相談時に確認しておきましょう。

離婚事件

離婚事件の相場は次のとおりです。

事件の種類弁護士報酬
交渉事件20万円から50万円
調停事件20万円から50万円
訴訟事件30万円から60万円

ただし、財産分与や慰謝料などの請求は、訴訟事件や調停事件・示談交渉事件の相場に準じます。

さらに、依頼者の経済的資力や事案の複雑さによっても金額が増減することを覚えておきましょう。

破産事件

破産事件の報酬金の相場は、訴訟事件と同様です。

破産事件の経済的利益の額は、配当資産、免除債権額、延べ払いによる利益、企業継続による利益などを考慮して算定されます。

着手金の相場は次のとおりです。

  • 事業者の自己破産:50万円以上
  • 非事業者の自己破産:20万円以上
  • 自己破産以外の破産:50万円以上
  • 会社整理:100万円以上
  • 特別清算:100万円以上
  • 会社更生:200万円以上

さいごに

法律トラブルに直面した場合は、できる限り早く弁護士に相談しましょう。

栃木県内には、多くの法律相談窓口があります。

一人で悩むよりも専門家の意見やアドバイスを求めることで、解決への糸口が掴みやすくなります。

費用面に不安がある場合は、無料相談の機会を積極的に活用してみてください。

そして、自身が抱えている問題の解決が得意な弁護士を探すことも大切です。

ベンナビを利用すれば、離婚・相続・交通事故などの各分野を得意とする弁護士を簡単に検索できます。

さらに、無料相談の可否で絞り込むことも可能です。

信頼できる弁護士と早期に連携し、迅速な問題解決を目指しましょう

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この記事の調査・編集者
アシロ編集部
本記事は法律相談ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。※法律相談ナビに掲載される記事は、必ずしも弁護士が執筆したものではありません。本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。
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