経済発展を遂げることに成功したマレーシアへの就職を検討している方は少なくありません。

しかし、「転職エージェントはどこを利用すべき？」「必要な英語力はどの程度？」など、疑問や不安を抱えているケースも多いのではないでしょうか。

本記事では、マレーシアの就職におすすめの転職エージェント7選や、転職エージェントを利用するメリットや注意点、必要な手続きについて詳しく紹介します。

マレーシアへの就職を成功させ、新しい生活をスムーズにスタートさせるためにも、ぜひ本記事でお伝えする情報を参考にしてください。

マレーシア就職でおすすめの転職エージェント7選

マレーシア就職でおすすめの転職エージェントを紹介します。ここでお伝えする転職エージェントは下記の7つです。

それぞれの強みや特徴を把握し、自分にぴったりの転職エージェントを見つけてください。

リーラコーエンマレーシア（Reeracoen Malaysia）

マレーシアの就職・転職に特化しているリーラコーエンマレーシア（Reeracoen Malaysia）では、6つの国と地域に10の拠点があります。

リーラコーエンマレーシアでは、希望の条件に見合った求人がない場合、スキルや経験などからコンサルタントが直接企業に提案し、案件を紹介してくれるケースも少なくありません。

自分の持っている武器を最大限活かした求人を紹介してもらえるチャンスなので、ぜひ積極的に利用しましょう。

取り扱い求人は、勤務先・希望最低月収や最高月収・業界・経験などの他に、ポジションでの絞り込みが可能です。これまで以上のキャリアアップを目指したい方はぜひ活用してください。

経験豊富な日本人コンサルタントが徹底サポートしてくれるので、求人企業の紹介はもちろん、現地の市場観、給与相場から生活に必要な情報について教えてくれます。マレーシアに興味があるけれど不安を感じている方に特におすすめの転職エージェントです。まずは登録し、相談してみましょう。

サービス名	リーラコーエンマレーシア（Reeracoen Malaysia）
運営会社	Agensi Pekerjaan Reeracoen Malaysia Sdn. Bhd.
公開求人数	42件
非公開求人数	非公開
対応地域	マレーシア

PERSOL Malaysia

PERSOL Malaysiaは、13の国や地域に約50拠点があり、アジア各国の就職・転職を徹底サポートしてくれます。マレーシアへの就職・転職は、常駐している日本人スタッフが日本語で対応してくれるので、語学力に自信がなくても問題ありません。

取り扱い求人の中には、語学力不要・未経験可といったものも多くあるのも魅力です。日本人スタッフはマレーシアの就職事情に詳しく、さらに生活における悩みや心配にも寄り添ってくれるので、安心して任せられます。対面だけでなくSkypeを活用した面接対策をしてくれるのも特徴です。

非公開求人も豊富にあり、他にはない特別な求人と出会えるでしょう。「第二新卒」や「残業なし」などの条件で絞り込んだり、ワークライフバランスを重視した求人を紹介してもらえたりなど、希望に合った就職を実現できます。

マレーシアで理想的な就職・転職を叶えるためにも、ぜひPERSOL Malaysiaを利用しましょう。

サービス名	PERSOL Malaysia
運営会社	Agensi Pekerjaan PERSOLKELLY Malaysia Sdn. BHD.
公開求人数	41件
非公開求人数	非公開
対応地域	マレーシア・ペナン・セランゴール

JACリクルートメント・マレーシア

JACリクルートメントグループは、世界11ヵ国で多くの方の就職・転職をサポートしている転職エージェントです。各国に経験豊富なコンサルタントが在籍しており、1975年英国で設立して以来長年にわたって実績を積み重ねてきました。

JACリクルートメント・マレーシアでは、幅広い業界・職種の求人を扱っており、各業界のスペシャリストやマネジメント層などのハイクラス転職も可能です。入社後のサポートも充実しているので、仕事がスタートしてから「想像と違った」「入社前の説明と異なる」などのトラブルがあった際も、企業との交渉や相談をすべて任せることが可能です。

年齢問わず日本人を募集している企業が多く、40代や50代でも応募できる求人も少なくありません。年齢でマレーシアでの就職を諦めていた方も、ぜひJACリクルートメント・マレーシアで理想の求人を見つけてください。

サービス名	JACリクルートメント・マレーシア
運営会社	Agensi Pekerjaan JAC Sdn Bhd (JACマレーシア)
公開求人数	41件
非公開求人数	非公開
対応地域	マレーシア

桜リクルート社 マレーシア

桜リクルートマレーシアでは、求人紹介から面接対策、書類の添削はもちろん、マレーシアへの渡航・引っ越しアドバイスなど、新生活を始めるためのサポートが充実しています。そのため、初めてのマレーシア就職で分からないことや不安があっても安心でしょう。

マレーシアでの就活や現地の生活に関するコンテンツも充実しており、体験者のリアルな情報を知ることができるのも魅力です。「マレーシアの日系企業の働き心地」「コロナウイルスの影響は今どうなっているか」など、知りたい情報をぜひゲットしてください。

求人検索をする際には細かく絞り込みが可能です。「日系」「日系以外の外資系」「現地系」を選べる企業タイプや業種・職種を希望条件に合わせてください。

また、語学力に自信がない場合「英語力不問」の求人のみを選択できます。豊富な求人から自分にぴったりの求人を見つけやすい桜リクルート社マレーシアで、理想の就職を叶えてください。

サービス名	桜リクルート社 マレーシア
運営会社	Agensi Pekerjaan SRM Sdn.Bhd.
公開求人数	184件
非公開求人数	非公開
対応地域	マレーシア・その他近隣エリア

AsiaRecruit

AsiaRecruitは、2003年マレーシアで設立された転職エージェントです。20年以上の歴史の中で多くの実績を積み上げてきました。これまでの就職・転職ノウハウを駆使したサポートで、就職希望者の理想にぴったりの求人を紹介してくれます。

取り扱い求人の中には、「英語力不問」「未経験歓迎」「住宅補助あり」「社用車支給」など、魅力的な待遇で募集しているものも豊富にあります。語学力を活かせる仕事も多くあるので、スキルや経験に合った求人と出会えるでしょう。

日本語が通じる日系不動産や日系フィットネスジム、日系美容院などの提携先を紹介してくれるので、問題なく新生活をスタートできます。日本人のコンサルタントも在籍しているため、コミュニケーションを取りやすいのも魅力です。AsiaRecruitを利用して、マレーシア就職や新生活の準備をスムーズに進めていきましょう。

サービス名	AsiaRecruit
運営会社	Agensi Pekerjaan Asia Recruit Sdn Bhd
公開求人数	165件
非公開求人数	非公開
対応地域	マレーシア

ビズリーチ

ハイクラス転職に特化しているビズリーチは、選ばれた人だけの特別な求人が豊富にあります。企業から直接スカウトが届くので、効率よく就職・転職活動が進められます。自分の市場価値を測りたい方にもおすすめです。

「経営管理」「グローバルキャリア責任者候補」「事業副統括候補」「社長候補」のような役職のある求人が豊富です。他にはない特別な好待遇・好条件なマレーシアのハイクラス就職・転職を目指したいなら、ぜひビズリーチを利用しましょう。

求人は「海外駐在」と「現地採用」の両方を取り扱っており、求人数はどちらも充実しています。もちろん渡航のサポートやアドバイスもしてくれるので、初めてマレーシアへ赴く場合でも心配ありません。

「海外駐在求人と現地採用求人の両方をチェックしたい」「さらに高みを目指してマレーシア就職を実現させたい」という方は、ビズリーチで特別な求人を見つけてください。

サービス名	ビズリーチ
運営会社	株式会社ビズリーチ
公開求人数	372件
非公開求人数	非公開
対応地域	マレーシア・中国・韓国・香港 シンガポール・タイ・ベトナム・アメリカ カナダ・ヨーロッパ・オーストラリア・日本

パソナマレーシア

パソナグループは1976年に創業し、現在日本で110ヶ所、海外では34ヶ所に拠点があります。長年培ってきた就職・転職支援実績と、積み上げてきたノウハウがあり、希望の企業へ進むための手伝いをしてくれる頼れるパートナーです。

パソナマレーシアは就職・転職情報が豊富なのも魅力のひとつといえます。求められるスキルや人物像、給与・手当・ボーナスなどの待遇を詳しく教えてくれるでしょう。マレーシアの生活情報なども豊富にあるので、気になる点や疑問に感じる部分はすぐに質問してください。

また、日本とマレーシア拠点のキャリアアドバイザーが連携してサポートしてくれます。日本にいながら現地で情報収集しているかのような本格的なマレーシア就職のための活動ができるので、効率よく就職・転職活動できるのもポイントです。長い歴史の中で培ってきたノウハウを活かし、就職希望者の理想を実現させるサポートが魅力のパソナマレーシアで、希望にマッチする求人と出会いましょう。

サービス名	パソナマレーシア
運営会社	Agensi Pekerjaan Pasona Sdn. Bhd.
公開求人数	1,188件
非公開求人数	非公開
対応地域	マレーシア

マレーシア就職で転職エージェントを使用するメリット

マレーシア就職で転職エージェントを利用すると、下記のような3つのメリットが得られます。

それぞれどのようなメリットなのか、具体的な内容を下記で詳しくみていきましょう。

マレーシアのリアルな情報や転職事情を入手できる

転職エージェントを利用することで、マレーシアのリアルな情報や転職事情を入手できます。

自分で調べて様々な情報を手に入れることも可能ですが、時間も手間もかかり、入手できる情報にも限度があるでしょう。

転職エージェントを利用すれば、必要な情報だけを入手できます。また、ネット上の情報は古いものも多く、現在とは異なるケースも少なくありません。

転職の成功率を高めマレーシアでの生活を快適にするためにも、事前に今現在のリアルな情報や転職事情など、正しい内容を把握することは大切です。

転職エージェントを利用して、効率よく情報収集していきましょう。

日本語でサポートしてもらえる

転職エージェントはマレーシアに拠点がありますが、在籍している現地のキャリアアドバイザーは基本的に日本人です。

そのため、「コミュニケーションがうまく取れない」「伝えた希望や目標を正しく理解してくれているか不安」という心配もありません。

例え担当となるキャリアアドバイザーが日本人でなくても、日本語でのコミュニケーションが問題なく取れて、マレーシアの就職・転職事情に詳しいアドバイザーが日本語で対応してくれます。

日本人特有の性格や特徴を熟知し、希望に合った求人を紹介してくれるので、理想的な就職・転職を実現できるでしょう。

面接対策から入社までサポートしてもらえる

転職エージェントを利用すれば、面接対策・必要書類の作成や添削・年収や入社日の交渉など全てを任せられます。

面接対策では、対面だけでなくSkypeを利用したビデオ通話もおこなわれるので、「ビデオ通話での面接はしたことない」「初めて使うけれど何をどうすればいいか分からない」と焦ってしまうこともなくなるでしょう。

実際、マレーシア就職では一次面接でSkypeを利用する企業も少なくありません。実践的な面接対策や様々なサポートはもちろん、入社後のアフターフォロー体制も整っています。

転職エージェントを利用すれば、トラブルや問題なくスムーズに入社まで進んでいけるでしょう。

マレーシアに転職活動する際の注意点

マレーシアの転職活動をする際には、必ず注意すべきポイントがあります。特に重要なのが下記の3つです。

転職活動を効率よくスムーズにおこない、入社後に後悔や失敗を感じないようにするためにも、ここでお伝えする3つの注意点について正しく理解しておきましょう。

マレーシアの給与や勤務事情を確認する

まずはマレーシアの給与や勤務事情をしっかりと確認してください。日本とは異なる部分が多くあるため、下調べせずに入社し、想像と違ったと後悔するケースは少なくありません。

例えばマレーシアは日本と比べ物価が低いのが特徴です。そのため、給与も日本より下がります。生活する上で困るほど下がることはほぼありませんが、日本の金銭感覚のままでは驚いてしまうでしょう。

勤務時間・福利厚生・休日や休暇などについての確認も必須です。マレーシアの基本的な勤務事情は主に下記のようになります。

参照：アジアdeオシゴト

マレーシアでの転職活動を進めていく際には、給与や勤務事情についてもしっかりと情報を集めておきましょう。

英語力を磨く

求人の中には「語学力不問」というものも多くありますが、英語力を身につけて損はありません。

マレーシアは母国語が「マレー語」ですが、仕事上英語を活用することが多く、現地の人々も準公用語として使われている英語を話せることがほとんどです。

さらに、仕事だけではなく日常生活でも英語は欠かせません。必ずしもビジネスレベルをマスターする必要はありませんが、ある程度の英語力は身につけておきましょう。

駐在員か現地採用か事前に決める

マレーシアへの就職・転職は「駐在員」か「現地採用」のどちらか選びます。

駐在員は、日本の企業に在籍してマレーシアへ異動・赴任する形ですが、現地採用はマレーシアの企業で採用されることを指します。

それぞれの違いは主に下記の通りです。

	駐在員	現地採用
雇用主	日本法人の企業	マレーシア現地法人の企業
給与	日本水準となることが一般的	駐在員よりも下がる
メリット	待遇や福利厚生が充実	駐在員よりハードルが低い
デメリット	永住できない可能性がある	給与が低く年収アップはあまり見込めない

それぞれの違いを把握し、自分はどちらの働き方が合っているかを見極めましょう。どちらが良いか悩んでしまう場合、転職エージェントに相談することをおすすめします。

マレーシアに転職する際に必要な手続き

マレーシアに転職するためには、下記のように日本国内でおこなわなければいけない手続きがあります。

具体的にどのような手続きが必要なのか、ひとつずつみていきましょう。

就労ビザの申請・取得する

海外で働く際に必ず必要となるのが「就労ビザ」です。もしも取得しないままで働いてしまうと、不労就労となってしまうため注意しなければいけません。

就労ビザの申請・取得は手間取ってしまうことが多く時間がかかります。トラブルが発生してしまうケースもあるため、転職先を決める前に取得条件をチェックしておきましょう。

海外転出届の手続きをする

出国予定日の2週間前から当日の間に、最寄りの住民登録窓口で手続きしてください。この際、パスポートが必要なので必ず準備しておきましょう。

おおむね1年以上海外に滞在する際には、海外転出届が必要になります。滞在が1年未満となる場合、手続きは義務ではありませんが、住民税が掛かる恐れがあるので注意してください。

また、海外転出届は今後も必要となることがあるかもしれません。1年未満という場合でも、次の就職・転職の際に必要となることもあるので、前もって作成しておくとやり方を正しく理解できるため、次からスムーズにおこなえます。

税金や保険の手続きをする

税金・保険にも必要な手続きが発生します。変更手続きをするべき種類は下記の3つです。

先に紹介した「海外転出届」の手続きをすると、日本に住んでいないこととなります。健康保険や年金加入義務がなくなるため、手続きしなければいけません。

加入義務がなくなっても支払い義務が残っているので、変更手続きをしなければ不要な支出となります。

詳しいやり方は、海外転出前最後の住所になる地域の市役所や社会保険事務所などに問い合わせてください。

マレーシアの転職でよくある質問

この章では、よくある質問の中で語学力や経験に関する項目を2つ紹介します。

下記でお伝えする内容をよく理解し、マレーシアの転職に対する理解を深めておきましょう。

マレーシアで未経験でも可能な求人はありますか？

経験がなくても応募できる求人は少なくありません。しかし、日常会話程度の英語力は必要となるため、全く話せない場合は勉強しておきましょう。

また、業界未経験でも、あれば有利となる資格や活かせる他業界での経験などが条件として提示されることもあります。

応募先が求める人物像や能力は何なのか、希望の業界に進むために何をすべきなのかなど、転職エージェントに登録すれば細かく教えてくれるので、まずは一度相談してみましょう。

マレーシアで日本語のみ（英語不問）の求人はありますか？

仕事で英語やマレー語を使わず日本語のみで業務可能な求人も中にはあります。しかし、マレーシアへ渡航するため、必要最低限の英語力は必要です。

日常生活に支障が出ないレベルの英語力は身につけるようにしてください。また、日本語のみ・英語不問の求人であっても、日本語ができれば誰でも受かるというものではありません。

具体的にどのような人材が求められているのか、必要な条件や能力について事前に確認しておきましょう。

まとめ

マレーシアの就職・転職は、転職エージェントを利用することでスムーズに進めていけます。

求人紹介や面接対策、必要書類の作成サポートはもちろん、入社後のアフターフォロー、渡航の際の支援など、ひとりでは手間や時間がかかったり、うまく手続きできなかったりという場面でも頼れるでしょう。

本記事では、マレーシア就職におすすめの転職エージェントや、利用することで得られるメリット、転職活動する際の注意点や日本国内で渡航前にすべき手続きについて詳しく紹介しました。

マレーシアの就職は、こうした様々な情報を事前にチェックし、徹底した準備をおこなうことが大切です。本記事でお伝えした情報を参考に、マレーシアの就職をスムーズかつ効率的におこなっていきましょう。