フリーランス保育士の働き方4選|仕事内容や収入、独立するリスクを徹底解説

片野秋子
編集者
CUS編集部
株式会社アシロ
転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。
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フリーランスとは、特定の組織に属さずに個人で仕事を請け負う働き方を指します。

時間や場所に縛られない柔軟な働き方を実現できるのが大きな魅力です。

ただし、憧れだけでフリーランス保育士になるのはおすすめしません。

収入の不安定さや社会保障の手薄さなど、会社員とは異なる不安要素が大きいからです。

そこで本記事では、フリーランス保育士の仕事内容や独立する方法について詳しく解説していきます。

フリーランス保育士の魅力やリスクも紹介するので、今後のキャリアを選択する際の参考にしてみてください。

 

この記事の執筆者
片野秋子
片野 秋子 氏元保育士
保育士として8年勤務。現在はフリーライターとして活動し、複数メディアの編集者も務める。 ブログ「保育士といろ」を運営
目次

フリーランス保育士の仕事4選

では早速、フリーランス保育士として活躍できる仕事を4つ紹介します。

1.ベビーシッター

ベビーシッターは、依頼主の自宅で子どもの世話をする仕事です。

仕事内容は、食事や排泄、入浴、寝かしつけなど子どもの身の回りのお世話が中心です。

保護者の要望に応じて、習い事の送迎や宿題の見守りなどもおこないます。

フリーランスのベビーシッターとして活動する場合、自分で顧客を開拓しなければなりません。

そのため、SNSでの情報発信やホームページの開設など認知を広げる活動が必要です。

片野 秋子氏

最近では、ベビーシッターのマッチングサイトも増えてきたので、そういったサービスを利用する手もあるでしょう。

ベビーシッターの給与形態は基本的に時給制です。

フリーランスの場合、自分で時給を設定できるので、実績と信頼を積み重ねれば時給3,000円以上の高単価も夢ではありません。

ただし、トラブルの際の責任は、個人事業主である自分にすべて降りかかってきます。賠償責任保険の加入や提携先の医療機関を確保しておくなど、リスク管理は入念にしておかなければなりません。

2.保育ママ

保育ママは、自宅の一部を解放し0~2歳児を少人数で預かるサービスのことです。「家庭的保育事業」と呼ばれる、国の制度のもとで運営されています。

仕事内容は保育園と同じように、食事や着替え、排泄といった子どもの身の回りのお世話や室内あそび・散歩などをおこないます。

保育ママになるには、まず自治体の審査に合格しなければなりません。

書類審査や自宅の環境チェック、研修の受講などの項目をクリアすれば認可が降りる仕組みです。

片野 秋子氏

審査に通れば自分が施設の代表となり保育方針・保育内容を自由に決められます。理想の保育を実現できるため、大きなやりがいを感じられるでしょう。

ベビーシッターと同様に、業務中の責任はすべて自分にのしかかるため賠償責任保険への加入は欠かせません。

また、自身の体調不良で保育が提供できない場合に備え、代替保育を実施してくれる保育園や子ども園との提携も視野に入れる必要があるでしょう。

3.ライター

保育士としての経験を活かして、ライターとして活躍する道もあります。保育の知見を情報として組み込めるので、説得力のある記事を執筆できるでしょう。

保育の経験・知見を活かした執筆が求められる場所
  • 保育関連書籍
  • 育児雑誌のコラム
  • 保育系Webメディアの記事

フリーランスのライターで生計を立てていくためには、自分で仕事を獲得していく必要があります。

ライター募集の告知をSNSや求人サイトで見つけて自ら応募したり、過去の書いた記事をサンプルとして添えて売り込みをかけたりと地道なアプローチが欠かせません。

ライターの報酬は、1文字数円、1記事数千〜数万円というように文字単価・記事単価で支払われます。

実績や信頼を獲得すれば単価があがっていくので、努力次第で徐々に収入が安定していくでしょう。

片野 秋子氏

わたしも保育士の経験を活かしてフリーランスのライターになりました。
最初は低単価で苦労した時期もありましたが、少しずつ単価があがりライターでしっかり生計を立てられるようになりました。

関連記事:フリーランスのWebライターになる方法とは?ライターになる手順と優良案件獲得のコツ

4.保育に関連するそのほかの事業

保育士の資格とスキルを活かせる仕事は、ほかにもたくさんあります。

保育士の資格・スキルを活かせる仕事
  • 子育て中の親御さんの相談にのる「保育アドバイザー」
  • 英語やリトミックなどを子どもたちに教える「講師業」
  • SNSをとおして保育情報を発信する「インフルエンサー」
  • 特技を活かして子ども向けのデザインを手がける「イラストレーター」

これらの仕事でフリーランスとして成功するためには、顧客からの支持と信頼獲得が欠かせません。

自分の強みと保育士としての専門性を武器に、ほかにはない独自の価値を提供していく必要があるでしょう。

関連記事:イラストレーターになるには?やるべきこと・進路について解説

フリーランス保育士のメリット5つ

フリーランス保育士になるメリットを解説します。

一つずつ順番に見ていきましょう。

メリット1:時間や場所に縛られない

フリーランスは特定の会社に所属しないので、時間や場所に縛られません。

ベビーシッターなら、自分の予定にあわせて仕事を入れられます。

保育ママの場合は、決められた時間のなかで保育をする必要があるため、ベビーシッターほどの自由度はありません。それでも、職場が自宅となるため会社に拘束されるストレスからは解放されるでしょう。

在宅ワークが中心になるライターやイラストレーターなら、時間や場所の使い方はさらに自由度が増します。

集中力が続かなくなったら気分転換にカフェやコワーキングスペースで作業するなど、自分にあった環境で仕事に取り組めるでしょう。

片野 秋子氏

わたしは、主に自宅でライターの仕事をしています。会社に出勤しなくてもよい環境にとても満足しています。

メリット2:ビジネスや保育の幅広い知識が得られる

フリーランスとして働くうえで、自ら営業活動をおこない、顧客と契約を結ぶ必要があります。

この過程をとおして、ビジネスに関する知識やスキルが自然と身につくでしょう。

片野 秋子氏

個人の力で稼ぐ術を学べるのは、フリーランスならではの貴重な経験といえます。

また、ベビーシッターや講師業の場合、発達段階の異なる子どもたちと接する機会が増えます。一人ひとりにあわせた関わり方が求められるため、保育の知識をより深く習得できるでしょう。

メリット3:人間関係のストレスが減る

保育士が仕事を辞める理由の上位にはいつも「職場の人間関係」が入っています。

大人数の職員が働く保育園では、意見の食い違いや感情的な対立が起こりやすいのが実情です。

しかし、フリーランスは基本的に一人で働くので、上司の顔色をうかがったり、同僚とのいざこざに悩まされたりする心配はありません。

また、相性の悪い顧客とは契約を終了する選択もできるので、人間関係を自分でコントロールできるのもフリーランスならではの魅力といえるでしょう。

片野 秋子氏

わたしは、気疲れしやすいタイプなので職場の人間関係にストレスを感じていました。
フリーランスになってからは、一人で仕事に集中できる環境でびのびと仕事ができるようになりました。

メリット4:事業が軌道に乗れば高収入を得られる

フリーランスはサービスの価格を自分で設定できます。実績を積み重ねて、顧客から確かな信頼を獲得していけば、報酬を当初の2倍・3倍に設定も可能です。

そのため、自分の努力次第で会社員時代の収入を大きく上回るチャンスを広げられるでしょう。

メリット5:自分の頑張りが収入やお客さまの評価にダイレクトにつながる

会社勤めの保育士の場合、昇給や昇格の時期が決まっているため、日々の努力が報酬に反映されるのには一定の時間がかかります。

対してフリーランスは実力勝負の世界なので、自らの頑張りがそのまま収入につながります。

片野 秋子氏

仕事ぶりを顧客に評価してもらい「次回もあなたにお願いしたい」と指名を受ければ、自然と単価もあがっていくでしょう。

フリーランス保育士のデメリット3つ

次に、フリーランス保育士のデメリットを解説します。

デメリット1:収入が不安定になる

フリーランスは会社員のように、毎月決まった額の給与が保証されません。

顧客がつかなかったり、案件が打ち切られたりすれば収入は途絶えます。

たとえばベビーシッターや講師業の場合、子どもの成長にあわせて契約終了となるケースは珍しくありません。

ライターの場合、発注元の予算や方針の兼ね合いで依頼がストップする可能性もあるでしょう。

安定的な収入を得るためには、地道な営業活動が欠かせません。

また、スキルアップを怠らず自分の市場価値をつねに高めていく努力が必要不可欠です。

片野 秋子氏

ライターの仕事をしていて、案件数が一気に減った経験があります。収入の不安定さを身にしみて感じました。

デメリット2:すべての責任が自分にのしかかる

フリーランスとして働くということは、自分自身が「一人社長」となり、事業に関するあらゆる責任を背負うことを意味します。

たとえば、預かっている子どもにけがをさせてしまったら多額の治療費を請求される可能性があります。

そんな事態を想定し、損害責任保険に加入しておく必要があるでしょう。

また、顧客とのトラブルに巻き込まれるリスクも考慮しなければなりません。

仕事を受けている最中に相手との連絡が途絶えたり、料金の支払いを拒否されたりするケースも考えられます。

リスクを少しでも回避するために、契約書を交わして自分の権利を守る備えをするのが大切です。

デメリット3:加入できる社会保険が少ない

フリーランスは加入できる社会保険が少ないです。

会社員とフリーランスで加入できる保険や保険料負担の違いを以下にまとめました。

保険内容会社員フリーランス
労災保険労働中や通勤時のけがや病気に対して、必要な給付金がもらえる    加入できる
※保険料は全額会社負担
加入できない
※ただし「特別加入制度」により加入できる職種あり
雇用保険失業した際に、失業手当がもらえる加入できる
※保険料は会社が一部負担  
加入できない
健康保険病気やけが、出産などの際に、医療費の負担軽減や所得の一部を保障してもらえる加入できる
※保険料は会社側と折半
加入できない  
※国民健康保険に切り替えが必須(保険料は全額自己負担)  
厚生保険基礎年金の積立金とあわせて老後に年金としてもらえる加入できる
※保険料は会社側と折半  
加入できない
※国民年金に切り替えが必須(保険料は全額自己負担)

表を見てわかるとおり、フリーランスには国の社会保障制度の恩恵がほとんど受けられないのが実情です。

そのため、民間の保険や保証制度への加入を真剣に検討すべきでしょう。

関連記事:フリーランスエンジニアが「やめとけ」「やばい」といわれる理由7選

フリーランス保育士になるための準備5つ

ここからは、フリーランス保育士になるために欠かせない5つの準備を紹介します。

ひとつずつ順番に見ていきましょう。

今の悩みを洗い出す

フリーランスは収入が不安定なほか、すべて自己責任の世界でリスクが大きいため、単なる憧れでなるのはおすすめしません。

現在抱えている悩みが別の環境で解決できるなら、安定性のある会社員のままでいるほうがよい場合もあります。

そのため、まずは自分の悩みを洗い出し、整理してみましょう。

たとえば、以下のような問題は転職をして環境を変えたら悩みを解消できる可能性があります。

悩み例
  • 給料の低さに不満を感じている
  • 人間関係にストレスを感じている
  • やりたい保育ができずにモヤモヤしている

「フリーランスと会社員、どちらが自分にあっているのかわからない…」と漠然とした悩みを抱えてる方は転職エージェントに登録し、客観的なアドバイスを受けてみるのもよいでしょう。

専門家の意見を参考にすれば、自分にあった働き方を見出せるかもしれません。

関連記事:保育士向け転職エージェントおすすめランキング19選|評判・口コミをもとに徹底比較!

副業からはじめてイメージを掴む

副業という形で、フリーランスの働き方を体験してみるのも準備の一つといえます。

仕事探しや報酬獲得のプロセスを経験できるので、独立後のイメージを掴めるでしょう。

副業の例を以下にまとめました。

副業の例
  • 休日にベビーシッターのアルバイトをする
  • 夜の時間を記事の執筆にあててライターに挑戦する
  • 夜や休日にSNS発信をおこないインフルエンサーになる

会社員との両立は簡単ではありません。しかし、フリーランスになる前に働き方を疑似体験できれば、独立するかどうかの判断材料にできるでしょう。

片野 秋子氏

ただし、現在の勤務先によっては、副業が禁止されている場合もあります。
就業規則を入念に確認し、トラブルが起きないように注意しながら進めましょう。

生活資金を確保しておく

繰り返しになりますが、フリーランスは収入が不安的になりやすい働き方です。

実績も信頼もない独立当初はとくに、思うような収入が得られずに思い悩む方が少なくありません。

だからこそ、事前にある程度の貯金を蓄えておく必要があります。

最低でも1年分、できれば1.5年分の生活費は確保しておきましょう。それくらいの資金を用意しておけば、事業が軌道に乗るまでの期間を乗り越えやすくなり、生活が困難になるリスクも回避できるでしょう。

制度や税金の知識を身につける

フリーランスには会社員と違って退職金がありません。また、年金を手厚くする厚生年金にも加入できません。

つまり、フリーランスは将来受け取れるお金が会社員よりも少ないです。

そのため、フリーランスのための制度を覚えて、将来の備えをしておくのが大切です。

将来の備えフリーランスが知っておくべき制度
退職金を得る小規模企業共済制度
年金を増やす国民年金基金iDeCo(個人型確定拠出年金)付加年金

また、フリーランスは事業主として、売上や経費(事業で必要な支出)の管理を自らおこない、確定申告を通じて消費税や所得税を納める義務があります。納税額は、経費によって大きく変動します。

片野 秋子氏

「フリーランスにはどのような制度があるのか」「どのような支出が経費として認められるのか」など、独立前から関連する知識を身につけておけば、得られる恩恵も変わってくるでしょう。

クレジットカードや賃貸、ローンの審査を済ませる

フリーランスになると社会的信用が下がります。

その結果、クレジットカードや賃貸、ローンの審査などで不利な扱いを受けるケースは少なくありません。

フリーランスへの移行を考えている方は、会社員のうちに必要な手続きを済ませておくことをおすすめします。

フリーランス保育士になる3Step【退職後の動き】

保育園を退職した後のステップを、3つに分けて解説します。

Step1:国民健康保険・国民年金に加入する

退職と同時に、健康保険と厚生年金の資格を喪失します。

よって、市区町村役場で「国民健康保険」「国民年金」への切り替え手続きをおこなう必要があります。

原則として退職日から14日以内に手続きを済ませなくてはなりません。

この手続きを怠ると無保険状態に陥り、以下のような不利益が生じます。

  • 国民年金に加入しない場合…将来受け取れる年金額が減額される
  • 国民健康保険に加入しない場合…医療機関での治療費が全額自己負担となる

2つの保険への加入は法律で義務付けられているため、退職後は速やかに手続きを済ませましょう。

Step2:開業届と確定申告の申請書を提出する

フリーランスとして活動する場合、税務署に開業届を提出します。

開業届自体は任意の手続きですが、個人事業主として正式に認められることで、以下のようなメリットが得られます。

開業届を出すメリット
  • 確定申告で青色申告を申請できる
  • 金融機関から融資を受けられる対象となる
  • 子どもの入園手続きに必要な就労証明書代わりとなる

開業届は、事業を開始してから1ヶ月以内に提出する決まりがあるため、届け出る場合は早めに書類を作成しましょう。

あわせて、確定申告の準備も始めなくてはいけません。

確定申告には、白色申告と青色申告の2種類がありますが、青色申告を選択するのがおすすめです。

青色申告では、白色申告よりも控除額が大きくなるため節税効果により最終的な納税額を抑えられます。

片野 秋子氏

青色申告の申請には、開業届の提出が必要です。事業をはじめたら開業届の提出と青色申告の申請をセットでおこなうとよいでしょう。

Step3:仕事を獲得する

Step1とStep2を進めつつ、仕事探しも並行しておこないます。

フリーランスの場合、以下のような方法で仕事を探します。

フリーランスで仕事を探す方法
  • 知人に紹介してもらう
  • SNSで仕事を募集している人や企業に問い合わせる
  • クラウドソーシングで募集している案件に応募する
  • フリーランスエージェントに登録しクライアントと契約を結ぶ

フリーランスは複数の顧客と契約しなければ安定的な収入を得るのは難しいでしょう。

そのため、いくつかの方法を組み合わせて多方面から仕事を獲得していく必要があります。

片野 秋子氏

わたしも全部の方法を組み合わせて仕事を探しています!

以下の記事では、フリーランスにおすすめのエージェントを紹介しているので、本格的に仕事探しを始める方はチェックしてみてください。

関連記事:フリーランスにおすすめエージェント16選|口コミ・評判を比較

フリーランス保育士に関するQ&A

最後にフリーランス保育士に関する質問を紹介します。

フリーランス保育士は資格が必要ですか?

フリーランスとして保育の仕事をするうえで、必ずしも資格は必須ではありません。

保育士資格をもっているだけで、仕事の幅は十分に広げられます。

ただし、仕事に役立つ資格を取得すれば専門性の高さをアピールできます。

専門性をアピールできる資格の例
  • ベビーシッター…ベビーシッター資格・認定ベビーシッター
  • ライター…SEO検定・Webライティング技能検定
  • 英会話の講師…英検、TOEIC

専門性を主張できれば集客において有利に働き、ひいては収入アップにつなげられるでしょう。

フリーランス保育士の年収はどれくらいですか?

フリーランスの年収は、仕事量や自分の市場価値によって大きく変動します。

年収100万円の方もいれば、年収500万の方もいます。

事業が拡大し収入源が増えれば、年収1,000万以上も夢ではありません。

どこまでも年収をあげられるのもフリーランスならではの魅力といえるでしょう。

フリーランス保育士はどういう人が向いていますか?

フリーランス保育士に向いている人の特徴を以下にまとめました。

フリーランス保育士に向いている人の特徴
  • 責任感がある
  • 自己管理能力が高い
  • コツコツ仕事ができる
  • 人とのつながりを大切にできる

フリーランスは、自分自身が経営者となります。責任感がなければ、事業を成功に導くことはできません。

また、仕事の獲得からスケジュール調整、売上管理まで自分でおこなうため、高い自己管理能力が必要不可欠です。

安定した収入を得るためには、コツコツと仕事に取り組む姿勢が大切です。さらに、人とのつながりを大切にすれば、信頼関係が構築できて新しい案件を依頼されやすくなるでしょう。

フリーランス保育士が向いていない人の特徴を教えてください

フリーランス保育士が向いていない人の特徴を以下にまとめました。

フリーランス保育士が向いていない人の特徴
  • 責任感がない人
  • 自己アピールが苦手な人
  • 人とのコミュニケーションが苦手な人

フリーランスは、すべて自己責任の世界なので、責任感がない人は生き抜くのが難しいでしょう。

また、フリーランスは自分の能力や実績を売りにして仕事を探します。

そのため、自己アピールが苦手な人は仕事を受注するのに苦労するかもしれません。

さらに、人とのコミュニケーションが苦手な人も営業活動や契約交渉がスムーズに進められず、ビジネスチャンスを逃しやすいでしょう。

フリーランス保育士の魅力とリスクを加味したうえで独立しよう!

フリーランスは、時間や場所に縛られない魅力的な働き方が叶えれるのが魅力です。

一方で、収入の不安定さや社会保障の手薄さなど、会社員では感じることのなかった苦労が待ち受けているのも事実です。

本記事では、フリーランス保育士になるメリットとデメリットを詳しく解説してきました。

これらの情報を踏まえ、フリーランスという働き方が自分にあっているかどうかを慎重に見極めてみてください。

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