確実に退職できる5つの理由や例文を解説!伝える5つのコツも紹介

高橋宇内
編集者
CUS編集部
株式会社アシロ
転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。
本記事は転職エージェント公式サービス(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
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もう精神的に限界で確実に退職できる理由を知りたい

引き止められずにすぐに退職できる理由は?

このようなお悩みを抱えてはいませんか?

結論、確実に退職できる理由は以下の5つです。

引き止められない退職理由
  • 病気 【使用頻度:★★★★★】
  • 転職 【使用頻度:★★★★☆】
  • 結婚や出産 【使用頻度:★★★☆☆】
  • 転居 【使用頻度:★★★☆☆】
  • 家族の介護【使用頻度:★★★☆☆】

そもそも正社員であれば、あなたの退職理由がいかなるものであっても、退職の2週間前に意思を示せば、退職できます

これは、民法6721項により「各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。」と定められているからです。

実際に退職している人の40%が「本当の退職理由を伝えていない」ことを知っていますか?

実は「エン転職」の調査によれば、約半数の方が本音を伝えずに辞めていることが分かります。

引用:『エン転職』1万人アンケート(2022年10月)「本当の退職理由」実態調査

つまり残業時間の少ない企業やワークライフバランスが取れる企業からスカウトが届けば、退職したい本当の理由を伝えずにキャリアアップを理由に転職できます

まずは自分の市場価値を診断してみて、転職できるかどうか確かめてみましょう。

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本当の退職理由を伝えるべきか?便宜上の退職理由を伝えるべきか?と悩んでいる方も、ぜひ最後までご覧ください。ただし、大前提として職場で過剰な嘘をついてしまうと、円満に退職できない可能性があるため、注意しましょう。

また、以下の記事では職業・条件別にそれぞれおすすめの転職エージェントを詳しくまとめているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
転職エージェントおすすめ比較ランキング!人気大手17社の選び方や特徴を一覧で解説

この記事の執筆者
高橋宇内
高橋 宇内 氏人事&キャリアドバイザー経験者
採用コンサルタントとして企業の人事を複数担当。転職後キャリアドバイザーとして、新卒・中途の求職者の支援。
目次

確実に退職できる5つの理由と例文

「確実に退職できる理由が思い浮かばない」「病気や嘘で辞めるのに不安がある」といった方も少なくありません。そんな方に引き止められない退職理由は、下記の5つです。

  • 病気 【使用頻度:★★★★★】
  • 転職 【使用頻度:★★★★☆】
  • 結婚や出産 【使用頻度:★★★☆☆】
  • 転居 【使用頻度:★★★☆☆】
  • 家族の介護【使用頻度:★★★☆☆】

それぞれの例文についても解説するので、確実に退職できる理由が知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

確実に退職できる理由 1.病気

確実に退職できる理由として一番推奨するのは、「病気」です。通常、病気で働けないと言っている従業員を無理に働かせる企業は少ないでしょう。

ただし、病気で退職する場合には、診断書の提出が求められることもあるでしょう。退職にあたって診断書が必要となるかどうかは、就業規則によります。

退職理由として病気を伝える場合には、事前に就業規則を確認しておくとスムーズでしょう。

(例文)
この度、健康上の理由により職場での勤務が困難になってきたことを深く悲しく思っております。医師からの診断により、慢性的な病気を抱えており、これ以上の負荷をかけることは身体的にも精神的にも難しいと判断しました。

このため、退職を申し出ることに決断いたしました。大変お世話になり、心より感謝申し上げます。

(解説)

この例文では、まず挨拶から始め、自身が健康上の理由で退職することを伝えます。具体的には、医師の診断結果を述べ、慢性的な病気を抱えているために仕事へ負荷をかけることが難しいと判断した旨を述べています。
最後に、働いた職場に対する感謝の気持ちを示すのも大切です。

高橋 宇内氏

病気は、退職理由を伝えたくない人にありがちな伝え方です。病気を理由に退職する場合は、病状についての説明は任意になるので、伝えたくない方は「一身上の都合」と申請すれば問題ありません。

確実に退職できる理由 2.転職

次に推奨するのは、「転職」です。

さらなるスキルアップ、キャリアップをしたいという前向きな気持ちを伝えれば、ネガティブなイメージを持たれることもないでしょう。

ただし、後任がいなかったり、引き継ぎができていなかったりするのに、業務丸投げ状態で退職しようとすることは、反感を買ってしまう可能性もゼロではありません。

企業によっては、退職の意思を「〇日前に伝えなければならない」と就業規則で定められていることもあります。気持ち良く送り出してもらうためにも最低限守るべきルールは守るようにしましょう

(例文)
この度、新たなキャリアチャレンジのために転職を決意いたしましたことをご報告申し上げます。私の成長とキャリアの発展のためには、新たな環境やチャンスを求める必要があると感じております。
当社での経験は私にとって非常に貴重なものであり、ここでの学びと成長に感謝しております。今までのご指導とご支援に心より感謝申し上げます。

(解説)

この例文では、挨拶から始め、新たなキャリアチャレンジのために転職を決意した旨を伝えます。続いて、自身の成長とキャリアの発展を目指すうえで、新たな環境やチャンスを必要とする理由を述べています。

最後に、過去の指導や支援に対する感謝の意思を伝えることが大切です。

高橋 宇内氏

企業側は応援するしか選択肢がないので、確実に退職できるでしょう。ただし、現職を退職すると、職を失うことになるため、先に転職先を見つけるのがおすすめです。
現職に不満がある方は、自分の可能性を試すためにも転職をして、キャリアビジョンに向けて挑戦を繰り返しましょう。

確実に退職できる理由 3.結婚や出産

確実に退職できる理由として、結婚や出産もあげられます。結婚や出産は、人生における重要なイベントであり、仕事と家庭生活の調和を図るために退職をしたいというのは一般的な考えです。

また、企業側としてもネガティブなイメージが一切なく、単純に祝福の感情が優先されるので難なく認めてもらいやすいでしょう。

企業によっては会社の制度で育休や産休があるので、退職をせずともライフステージの変化によって柔軟な対応をしてもらえることもあるかもしれません

ただ、結婚も出産の予定もない方が便宜上このような理由で退職を伝えるのはおすすめできません。結婚や出産は、病気や転職とは異なりおめでたいことですから、「お相手はどんな人なの?」「子供はいつ頃出産予定なの?」などと、遠慮なく根掘り葉掘り聞かれることもあるでしょう。

ここでの返答次第で、真実でないことがばれてしまい、祝福お見送りムードが一変してしまうリスクがあります。

(例文)
この度、出産による家庭の変化を受けて、退職を申し出たいと考えています。私は家族との時間を大切にし、子育てにも全力で取り組みたいという強い意志を持っています。
現在の職場環境では家庭の責任を十分に果たすことが難しくなると判断しました。結婚による変化によって、私のキャリアや働き方にも変革が必要だと思っております。これまでのご指導ご鞭撻ありがとうございました。

(解説)

この例文では、出産による影響で現職では活動が困難であると伝えています。続いて、出産だけでなく子育てに力を入れるには、退職が必要であると理由を述べています。

最後に、これまでの指導についてのお礼を伝えることが大切です。

高橋 宇内氏

お伝えした通り、大前提として産休や結婚を嘘として言及するのはおすすめしません。嘘であったことがバレてしまった際には、大きなトラブルに発展するからです。
産休や結婚を理由にするときは、本当に実現したときに伝えるようにしましょう。

確実に退職できる理由 4.転居

確実に退職できる理由として、転居もあげられます。自分だけでなく「家族の誰かが転居します」といった理由でも問題ありません。

ただし、転居先がそこまで遠くなければ「通勤時間が長くなって大変かもしれないけど、出勤してもらえないかな?」と退職を引き止められる可能性があります。

また、引っ越し先に支社があると、異動の提案を受ける可能性もあることを念頭に置いておきましょう

(例文)
この度、転居を機に退職を考えております。新たな住まいへの引っ越しに伴い、職場までの通勤時間が著しく増加し、ストレスや負担が大きくなることが予想されます。

私の業務の遂行において、適切な時間とエネルギーを注ぐことが困難と判断し、退職を選択する決断を致しました。これまで成長する環境の提供やご指導いただき感謝申し上げます。

(解説)

この例文では、転居による仕事の継続が困難であるため、退職申請をしています。続いて、職場までの通勤時間によって仕事や私生活に悪影響が出ることで、違う環境が必要であると述べています。

最後に、退職するにあたっての感謝を伝えることも大切です。

高橋 宇内氏

転居も確実に辞める理由としてよく使われます。
転居を理由にする場合は、その会社の支社がない場所を選ぶことをおすすめします。転居先に支社があると、勤務先だけを変更する提案をされる可能性があるからです。

確実に退職できる理由 5.家族の介護

確実に退職できる理由として、家族の介護もあげられます

介護を理由として退職することは、家族や身近な人の健康や生活を支えるために必要な決断であり、企業側も万が一家族の身に何かあった場合の責任を取れるわけではないので、退職を認めざるを得ないでしょう。

ただし、企業によっては、労働時間の短縮や在宅ワークなどを提案してくる場合があるかもしれません。また、家族の介護が真実ではないのに便宜上の理由として伝える場合も注意が必要です。

「ほかに介護できる人はいない?」「介護施設に入居しない?」などの踏み込んだ質問をされる可能性もあるでしょう。事前にどのような受け答えをするか考えておいた方がベターです。

(例文)
この度、高齢の両親が体調を崩し、日常生活のサポートや医療の手配が必要となりました。私自身が家族の介護に専念する必要があり、退職を申し出ることにしました。
退職前には、職務の引き継ぎやサポート体制の整備について協力いただければと思います。長い間、会社で働かせていただいたことに対して深い感謝の気持ちを抱いております。

(解説)

この例文では、家族の健康や安定した生活を支えるために専念する必要性を強調し、引き継ぎやサポート体制の整備について協力を求めています。最後に、感謝の気持ちや会社との関係維持の意思を伝えています。

高橋 宇内氏

家族に高齢者がいると退職できる可能性は高くなります。ただし記事内でも指摘がある通り、「ほかに介護できる人はいないの」といった質問をされる可能性もあります。
「うつ病」など、断りづらい質問の答えを考えておくのがおすすめです。

引き止められやすい3つの退職理由

確実に退職したいのであれば、引き止められやすい退職理由についても把握しておくとよいでしょう。大まかには、下記があげられます。

  • 休暇が少ないことへの不満
  • 人間関係への不満
  • 給与や待遇への不満

気持ち良く送り出してもらうために、不満を伝えるにしてもあまり感情的にならないようにするなどの工夫が必要になるかもしれません。

休暇が少ないことへの不満

一年間の労働時間が多く、休暇が少ないことへの不満は、社員が退職を考える大きな要素の一つです。

しかし、この理由は企業側から見れば「仕事量や働き方を改善することで解決可能な課題」と捉えられるため、引き止められる可能性が高いです。

人間関係への不満

次に、人間関係の問題です。職場の人間関係に不満を持つ社員は少なくありません。

とはいえ、この理由での退職も、対人関係を改善する努力があれば企業側からの引き止めがおこなわれることが多いです。

給与や待遇への不満

最後に、給与や待遇に対する不満です。

これは企業側が最も改善に取り組みやすい問題であり、引き止められる可能性が非常に高いです。「給与アップ」や「待遇向上」を打診されることも少なくないでしょう。

確実に退職するために覚えておきたい!退職理由を伝える際のコツ

確実に退職するためには、何を誰にいつまでにどう伝えるかもポイントになります。就業規則をよく把握し、周囲への配慮をおこないながら進めるようにしましょう。

  • 1~3ヶ月前には退職する旨を伝える
  • 感謝を伝える
  • 退職の意思が固まっていることを伝える
  • ポジディブに伝える
  • 繁忙期を避けて伝える
  • 直属の上司に意思を伝える

1~3カ月前には退職する旨を伝える

確実に退職を承認してもらうには、13ヶ月前に伝えるようにしましょう。

退職する意思が固まったら、できるだけ早めに上司や組織に退職の意思を伝える必要があります。とくに大企業や組織では、人事や配置の変更に時間がかかる場合があります。退職する意思を13ヶ月前に伝えれば、企業は代替の人員確保や業務の再編成を行うための時間的な余裕を持てます

退職の意思を伝えるときは、具体的な退職日や退職手続きに関する情報も一緒に伝えるのが重要です。

13カ月前に退職の意思を伝えれば、あなた自身も退職手続きや引継ぎ業務、転職活動などに十分な時間を確保できます。

ただし、退職の意思を伝えるタイミングには注意が必要です。機密情報を扱うプロジェクトや重要な業務の期間中、繁忙期などは退職の意思を伝えるのを避けるべきです。

高橋 宇内氏

退職届は1ヶ月前に提出すればほとんどの場合で承認されますが、円満退職を目標にするのであれば、組織の業務に影響を与えないような適切なタイミングで話すようにしましょう。

感謝を伝える

感謝を伝えるのも、確実に退職できる理由を承認してもらうコツです。

退職のときに感謝の気持ちを伝えると、職場での人間関係を良好に保てるだけでなく、転職時に良い推薦状をもらえたり、人脈を活用させてもらえたりと、将来のキャリアにおいて良い影響を受けられることがあります。

感謝の気持ちを伝える場合は、具体的な理由やエピソードを交えて伝えると効果的です。たとえば、共同でプロジェクトを進めた仲間への感謝や、上司からのサポートに対する感謝など、具体的な事例をあげることで感謝の気持ちがより真摯なものとなるでしょう。

また、誠実さと謙虚さを持って接するのも重要です。相手方に対して感謝の気持ちを伝える一方で、自身の成長や経験について謙虚に述べることで、理解や共感を得やすくなります。

高橋 宇内氏

人は感謝をされると断りづらい傾向があります。確実に退職を承認してもうらためにも、感謝を伝え気持ちよく送り出してもらいましょう。

退職の意志が固まっていることを伝える

退職の意思が固まっていることを伝えるのも、確実に退職できる理由を承認してもらうコツです。意思があいまいな様子が見て取れると、引き止めにあう可能性が高まるからです。

退職の意思を伝えるときは、下記のポイントを意識して話すと理解を得やすくなるでしょう。

  • 退職する経緯を説明する
  • 退職する理由を明確に伝える
  • コミュニケーションを重視する
  • 退職までの期間に余裕を持って相談する
高橋 宇内氏

あいまいな回答だと「残れば?」など、何かしらの提案をされる可能性もあるので、意志の強さを示すことは大切です。

ポジティブに伝える

ポジティブに伝えるのも、確実に退職できる理由を承認してもらうコツです。

退職理由によっては、企業側に原因があって辞めたいと思うケースもあります。しかし、企業側が悪いように伝えてしまうと、悪い印象のまま手続きを進めるので、転職に悪影響を及ぼす可能性があります。

とくに、同じ業界や職種に転職するときには注意が必要です。企業間で横の繋がりが強いケースもあり、転職先に前社での状況が伝わってしまう場合があります。

企業側に責任を押し付け退職すると、悪い情報が伝えられてしまうかもしれないので、ポジティブな理由を話すようにしましょう。

高橋 宇内氏

お互い納得して円満退職をするためにも、仮に企業側に非があっても我慢をしてポジティブに伝えましょう。

繁忙期を避けて伝える

職場のメンバーへの配慮や円滑な業務運営のために、繁忙期を避けて伝えることも重要です。

しかし、すべてのケースで繁忙期を避けられるとは限りません。その場合、可能な限り早期に退職の意思を伝えれば、職場の調整や引き継ぎの準備を進める時間を与えられます

また、退職申請をするときは、民法627条によって退職日から2週間前には伝える必要があると義務付けられています。退職日から2週間より前に提出をすれば、設定した日に合わせた退職が可能です。

高橋 宇内氏

繁忙期であっても退職することは可能です。しかし、円満退職を目的にするのであれば、繁忙期に被らないように計画をしてから実行に移しましょう。

【参照元】e-Gov 民法627条

直属の上司に意思を伝える

直属の上司に意思を伝えるのも、確実に退職できる理由を承認してもらうコツです。直属の上司であれば、ある程度の信頼構築はできあがっているはずです。親身になって相談できる関係性であれば上司も対応しやすくなります

直属の上司に退職理由を説明するときは、プライベートなことであってもなるべく話すようにして、辞める背景を理解してもらうのも重要です。

たとえば、新たなキャリアステップや個人的な成長のために退職を考えている場合などがあげられます。上司も納得する理由であれば、退職が確実になるでしょう。

高橋 宇内氏

確実に退職するには、いきなり上層部に伝えるのではなく、周囲から説得するのがコツです。周囲に納得してもらえると後押しをしてくれるので、前向きな気持ちで退職できるでしょう。

退職が認められないときの対処法

もし退職する意思を伝えても、認められないときは下記の対処法が効果的です。

  • 退職届を提出する
  • 退職代行サービスを利用する

確実に退職できる理由を伝えるとき「認められるか心配」と不安がある方は、ぜひ参考にしてください。

退職届を提出する

退職が認められないときは、退職届を提出するのが効果的です。

退職届は、一般的に従業員が会社に対して退職の意思表示を示すものですから、提出した時点で民法726条の解約告知としての効力が認められるからです。

退職届を提出すれば、一般的には企業側がそれを受理し、退職手続きが進められます。ただし、円満退職にならない可能性もあるので、次項で解説する退職代行サービスもおすすめします。

退職代行サービスを利用する

退職代行サービスとは、自分の意思を代行業者が伝えるサービスです。退職手続きも代行してくれるので、企業に出社せずに行えます。

退職代行サービスを利用すれば、法令に従って手続きを進めるので、確実に退職できます。

ただし、直接感謝の気持ちが伝えられないので、円満退職ができるとは限りません。また、退職代行サービスを利用するときは、一定の費用がかかるので、総合的に判断したうえでの検討が必要です。

確実に退職したい人は退職代行を活用しよう

本章では確実に今の会社を退職したい人におすすめの退職代行サービスを3社紹介します。

退職代行サービスは、出社せずと退職できるため、嫌な上司がいるからなど出社したくない人におすすめのサービスです。

退職代行Jobs

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  • 特徴① 顧問弁護士監修の退職代行サービス
  • 特徴② 労働組合と提携
  • 特徴③ 即日退職も可能

「退職代行Jobs」は、会社と直接やり取りしなくても退職できる退職代行サービスです。

 

弁護士が業務監修し、労働組合と連携しているため、違法性やトラブルの心配はありません。

 

手続きは最短30分で完了し、24時間対応で即日退職も可能です。有給休暇の申請や転職サポートも無料で利用することができます。

 

まずは会社を辞めたいけれど、いずれは転職したい方におすすめの退職代行サービスです。

 

サービス名 退職代行Jobs
運営会社 株式会社アレス
おすすめポイント
  • 弁護士監修のため安心して利用できる
  • 現金後払いや返金保証が充実
  • 無料カウンセリングを利用できる
対応地域
全国
公式サイト

 

退職代行辞めるんです

辞めるんです

  • 特徴① 退職後の支払いでもOK
  • 特徴② 24時間365日LINEで相談できる
  • 特徴③ 雇用形態関係なく利用可能

「退職代行辞めるんです」は、退職したいけれど会社とのやり取りが面倒な人におすすめのサービスです。

弁護士監修のもと、LINEで簡単に相談・申込みができます。

 

料金は一律27,000円で、追加費用は一切かかりません。しかも、業界初の後払い制なので、退職成功後に安心して支払うことができます。

 

退職代行の実績は7,000件以上を誇ります。また正社員・アルバイト・パートなどの雇用形態に関係なく対応可能で、全国どこでも利用できます。

 

有給消化や未払い賃金の交渉も行ってくれるので、安心して任せることができます。

 

サービス名 退職代行辞めるんです
運営会社 LENIS Entertainment株式会社
おすすめポイント
  • 労働組合と提携している
  • 会社と直接連絡することなく退職できる
  • 有給消化や未払い賃金の交渉をしてくれる
対応地域
全国
公式サイト

 

退職代行ガーディアン

ガーディアン

  • 特徴① 顧問弁護士監修の退職代行サービス
  • 特徴② 追加料金一切なし
  • 特徴③ 即日退職可能・出社せず退職可能

「退職代行ガーディアン」は、東京労働経済組合が運営する退職代行サービスです。

 

LINEや電話で簡単に相談でき、即日から出社しなくても退職できます。料金は一律24,800円(税込)で、追加料金はかかりません。

 

合同労働組合が代理人として交渉してくれるので、安心・確実に退職できます。

 

退職が言い出しにくい方や精神的につらい方におすすめです。

 

サービス名 退職代行ガーディアン
運営会社 東京労働経済組合
おすすめポイント
  • 会社や上司と連絡せずに退職可能
  • 有給消化・残業代の請求も代行
  • 電話・LINEで退職まで完結
対応地域
全国
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退職が決定した後の流れ

退職が決定した後の流れを事前に把握しておくと、スムーズな手続きができます。退職して次の環境に移動するためにも、下記の流れを覚えておきましょう。

  1. 退職日を決める
  2. 退職の旨を伝える
  3. 必要書類や備品を返却する

1.退職日を決める

退職する意思が固まったら、まずは具体的な退職日を決めましょう。退職日は「社会保険」「現職の引継ぎ」「賞与や給与」「次の職場の入社日」などの観点で決めるとよいでしょう。

なお、一般的には、次の職場が決まっているなら入社日前日、次の職場が決まっていないなら給与の締め日とすることが多いようです。

2.退職の旨を伝える

次に退職の旨を伝えましょう。通常は上司や人事部門に書面、または口頭で伝えます。

書面で伝える場合は、とくにフォーマットなどに決まりはありません。手書きでもPCで作成してもどちらでもよいでしょう。もし、会社から指定があればそれに従ってください。

口頭で伝える場合は、まずはアポイントを取るようにしてください。アポイントを取る時点では要件はいわず、「伝えしたいことがあるので時間を作ってほしい」旨を伝えましょう。

3.必要書類や備品を返却する

一般的に、受け取る必要書類や返却する備品は下記のとおりです。参考にしてください。

受け取るもの 返却するもの
・ 離職票
・源泉徴収票
・年金手帳※
・雇用保険被保険者証※
・名刺
・社員証
・通勤定期
・書類やデータ
・会社の文具類
・健康保険被保険者証
※企業が保管している場合

確実に退職できる理由に関するよくある質問

すぐに退職したい方や引き止められない退職理由を知りたい人によくある質問についてお答えします。

精神的に限界ですが、退職理由になりますか?

精神的に限界で体調不良になっている場合は、なるべく早く退職手続きを進めたほうがいいでしょう。

確実に退職できる理由を使って嘘ついてもいいですか?

嘘をついて退職するのはおすすめしません。退職理由は次の職場でも必ず聞かれます。もし嘘をついて退職したことがバレると、内定をもらっていたとしても内定取り消しになることも考えられます。

まとめ|確実に退職できる理由

退職理由が病気、転職、結婚・出産、転居、介護のいずれかであれば、引き止められることなく、スムーズに退職できる可能性が高まるでしょう。ただし、嘘の情報は控えてください。

嘘の理由であることが会社にバレてしまうと、引き止めに合うだけでなく、企業との関係性が悪くなったり、転職に影響を及ぼしたりする可能性があるからです。

退職を伝えるときのポイントはいくつかありますが、そのうち伝えるタイミングが一番重要でしょう。民法では2週間前となっていますが、できれば1ヵ月前には伝えるようにしてください。

そうすれば、企業側としても、企業側も採用の準備ができたり、業務引継ぎの時間も十分にあったりするため退職しやすく、わざわざどのような嘘をつくかを考える必要もないでしょう。

なお、どうしても自分自身で退職する旨を伝えるのが心理的に難しい場合や、激しい引き止めにあうことが予想される場合には、退職代行サービスを利用してください。

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転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。