経理職の仕事の幅は広いため、個々が持つ資格や能力、スキルによって、勤務先や収入は大きく異なります。そのため、資格を取得して、少しでも収入や待遇の良い企業へ転職したいとお考えの方も多いでしょう。
経理の転職に有利に働くと考えられます資格はいくつかありますが、本当にキャリアアップに繋がる資格は『簿記一級』『FASS検定』『公認会計士資格』『税理士資格(科目合格)』ぐらいかと思います。もしハイクラス転職を目指したい方は、公認会計士や税理士科目合格を目指しましょう。
資格の取得に向けた勉強をする際は、まずご自身がどのような職に就きたいかを明確にした上で、目標を持って取り組むことが大切です。
ただ闇雲に取得しやすそうな資格を取得しても、転職先の仕事に活かせなければ意味がありません。
そこでこの記事では、経理の方が転職するのに役立つ13の資格とその選び方、メリット・デメリットなどを詳しく解説します。
これから経理職への転職をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
経理の転職に本当に役立つおすすめの資格3種
経理の転職に役立つ5つの資格を紹介します。経理職への転職に必ず必要ではないものの、ハイクラス転職を有利に進めるには、下記のような資格を取得するのがおすすめです。
それぞれの資格ごとに難易度が異なるため、ご自身の能力や希望に合わせて選択しましょう。
公認会計士試験
公認会計士試験は医師や弁護士と並ぶ3大国家資格と呼ばれる資格の1つで難易度が高く、合格までに必要な勉強時間は3,000時間~5,000時間程度必要と言われています。
公認会計士の資格を取得すれば、監査や会計のプロフェッショナルとして大手企業への転職にも有利に活かせるでしょう。また応用範囲が広いため、十分なキャリアを積んだ後に独立して会計事務所などを開業することも可能です。
公認会計士試験には受験資格や年齢の制限がないため誰でも受験可能ですが、独学での合格は難しいため、専門学校などを活用して十分な知識を付けてから試験に挑みましょう。
令和4年公認会計士試験第Ⅱ回短答式試験
(1)願書提出者数:14,958 人
(2)答案提出者数:9,870 人
(3)合格者数:780人
総合 | 平均得点比率 | |
47.5% | ||
科目別 | 財務会計論 | 46.5% |
管理会計論 | 48.7% | |
監査論 | 52.2% | |
企業法 | 43.4% |
税理士試験
税理士試験は国税庁が実施している検定試験で、合格までに必要な勉強時間は4,000時間程度と言われています。
税理士資格は税金を扱う専門家の資格であるため、専門性の高い知見を持つ証明となります。そのため試験の難易度が高く、大学や専門学校などで十分な知識をつけてからの受験をおすすめします。
税理士の資格があれば、公認会計士と同様に、大手企業での経理職に就ける可能性が高くなるでしょう。そのほかにも、税理士法人や会計事務所などへの転職も可能です。
科目/区分 | 受験者数 | 合格者数 | 4年度合格率 | 3年度合格率 (参考) |
---|---|---|---|---|
簿記論 | 12,888 | 2,965 | 23.0 | 16.5 |
財務諸表論 | 10,118 | 1,502 | 14.8 | 23.9 |
所得税法 | 1,294 | 182 | 14.1 | 12.6 |
法人税法 | 3,454 | 425 | 12.3 | 12.8 |
相続税法 | 2,370 | 336 | 14.2 | 12.8 |
消費税法 | 6,488 | 740 | 11.4 | 11.9 |
酒税法 | 454 | 60 | 13.2 | 12.6 |
国税徴収法 | 1,709 | 235 | 13.8 | 13.7 |
住民税 | 476 | 82 | 17.2 | 12.7 |
事業税 | 269 | 38 | 14.1 | 12.6 |
固定資産税 | 910 | 167 | 18.4 | 13.8 |
合計 (延人員) |
40,430 | 6,732 | 16.7 | 16.5 |
参考:税理士試験|国税庁
FASS検定|経理・財務スキル検定
経理・財務スキル検定(FASS検定)は、経済産業省が開発した「経理・財務サービス・スキルスタンダード」をベースに米国のテスト理論を取り入れることで、経理・財務分野における客観的な実務知識・スキルの習得度を測る検定試験となっています。
FASS検定は、国内企業の第一線で活躍する実務家が集まって開発した経理と財務の実務に特化した検定試験で、客観的かつ信頼性をもって測定する手段として高く評価されています。
2005年からスタートした資格であるため、認知度は日商簿記などと比べると低い傾向にあるものの、大企業での認知度は高く、社内研修の教材として使用しているケースもあるようです。そのため大企業の経理や財務へ転職する場合は、FASS検定の取得が有利となる可能性があります。
ハイクラスな経理職の転職資格としては、日商簿記の2級以上が最低条件となるかもしれません。そこにプラスαとして差をつけるための資格として、FASS検定がおすすめです。
参考:FASS検定の概要|FASS 経済産業省 経理・財務人材育成事業
経理の転職で取得しておいても損はない資格5種
転職で必ずしもプラスになるとは限りませんが、知識として覚えておき、資格取得というひとつの目標として目指すならおすすめの資格をご紹介します。
給与計算実務能力検定
給与計算実務能力検定は、企業や組織で不可欠な給与計算業務の知識や実務能力を判定するための検定試験です。
給与計算実務能力検定の合格に必要な勉強時間は「2級で40〜50時間程度」で「1級で50〜60時間程度」と言われています。給与計算に携わる方にとっては、独学でも十分に合格を狙うことができるため、おすすめの資格です。
給与計算実務能力検定を取得することで、人事や総務での社内評価が高まる可能性があるほか、社会保険労務士などの難関資格の勉強にも役立つでしょう。
2級の合格率は70〜80%と高いため、まずは2級の取得からスタートしましょう。
参考:給与計算実務能力検定 1級|内閣府認可 一般財団法人 職業技能振興会
参考:給与計算実務能力検定 2級|内閣府認可 一般財団法人 職業技能振興会
ビジネス会計検定
ビジネス会計検定は、大阪商工会議所が主催する検定試験で、財務諸表に関する知識や分析力を問う資格です。ビジネス会計検定を取得することで、財務諸表が表す数値を理解し、ビジネスに役立てることができるでしょう。
ビジネス会計検定の合格に必要な勉強時間は、3級で50〜100時間程度、2級は100〜150時間程度、1級はそれ以上と言われています。受験資格がなく、事前知識がある方は2級からの受験も可能です。
2級以上の資格があれば、転職活動でのアピール材料となるでしょう。勉強方法は、公式テキストや過去問を解くなど、独学でも対応可能です。
電子会計実務検定
電子会計実務検定は、日本商工会議所及び各地商工会議所が主催する、会計システムについての知識や情報の分析、活用方法などの知識を問う試験です。
電子会計実務検定を取得すると、e-Tax(イータックス)やeLTAX(エルタックス)を用いた電子申請・納税に関するスキル、法律に基づいた帳簿保存方法などを習得した証となります。
電子会計実務検定には3級から1級までの3つのレベルがあり、汎用性の高い資格として中小企業への転職で歓迎される資格の1つとなっています。
ファイナンシャルプランニング技能検定(FP技能検定)
ファイナンシャルプランニング技能検定(FP技能検定)は、大きく2種類あります。1つは国家資格であるFP技能士で、もう1つが民間資格である「AFPとCFP」です。
FP技能士は有効期限がないため、一度合格すれば更新の必要がありません。資格ランクは3級、2級、1級がありますが、一般的に評価されるのは2級以上となっています。
2級FP技能士は100時間程度の勉強で合格できると言われており、独学でも取得できる可能性があります。なお、2級FP技能士に合格すれば、日本FP協会が認定する研修を受講し登録するだけでAFPも取得可能です。
ただし、より高いレベルを目指したい場合には、1級や世界標準資格であるCFPを目指すのもおすすめです。まずは2級FP技能士の取得からスタートしましょう。
FP技能検定は数字に強いイメージがあるものの、経理業務で役立つスキルとは言い切れません。そこでFP技能検定の取得に興味のある方は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してから受験するのがおすすめです。
参考:FP技能検定|一般社団法人 金融財政事情研究会
参考:FP技能検定|日本FP協会
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)は、エクセルやワードなどの事務職や会計経理に不可欠なパソコンスキル「マイクロソフトオフィス」を使えるスキルがあることを証明する資格です。
マイクロソフトオフィススペシャリストは、履歴書に書くことができるパソコン資格で、簿記やTOIEC、秘書技能検定と並ぶ事務職への就職に有利な資格として人気です。近年は、一般事務や会計経理業務全般に不可欠なパソコンスキルとも言われています。
グローバルに経理職で活躍したい人が有利になりやすい資格5つ
グローバルに経理職で活躍したい人が有利になりやすい資格を5つ紹介します。
TOEIC800点以上
TOEICは、ビジネスに必要な英語力を測る試験として広く認知されています。
国内のグローバル企業の経理職で活躍したいとお考えの方に必要なTOEICの点数は、おおよそ600点以上と言われており「ある程度の英語を聞き取れる程度」と考えて良いでしょう。
ただし、外資系の企業へ転職する際は最低でもTOEIC800点以上、日商簿記1級以上を求めるといった声も聞かれるため、かなり高難度といえるかもしれません。
米国公認会計士(USCPA)
USCPAは、米国公認会計士のことを指します。USCPAを取得するには試験に合格するだけではなく、実務経験を通してライセンスを取得する必要があります。またUSCPAを取得するには、会計に関する知識はもちろん、高い英語力も必要です。
日本の公認会計士と同じく、USCPAを取得することで、米国はもちろん、それ以外の英語圏の国でも会計のスペシャリストとして高く評価されるでしょう。
USCPAは、外資系企業の経理職に転職する際にも有利となる可能性が高い資格の1つです。
国際会計検定(BATIC)
BATICは国際的な会計スキルを証明できる試験でしたが、2022年で検定試験が終了しました。しかし、すでに資格をお持ちの方は、転職に活かせる試験として活用できるでしょう。
米国税理士(U.S.EA)
米国税理士(U.S.EA)は米国の税理士資格です。U.S.EAの資格を取得することで、米国内で税務業務を行えるだけでなく、国際税務や経営コンサルティング、現在お持ちの資格にプラスすることによるステータスアップ、就職・転職でのアピールなどにも有効な資格と言えるでしょう。
グローバル化が進む現代は、英語力や税務知識がある方の需要が高まっていることもあり、
米国税理士の資格は転職にも役立つでしょう。
米国公認管理会計士(U.S.CMA)
米国公認管理会計士(U.S.CMA)は、米国でUSCPAと並ぶ二大会計資格の一つとして認められている資格です。
U.S.CMAを取得することで、経理はもちろん、コンサルティング業務などへの転職にも活かすことができるでしょう。
USCMAの資格は、会計・監査・様々な数値の分析・リスクマネジメントなど、経営に関する幅広い知識を習得した証となるため、ビジネスパーソンとしての価値を高める転職やキャリアアップにも有効な資格として人気となっています。
経理の転職に役立つ資格の選び方は?状況別に解説
経理の転職に役立つ資格の選び方について、求職者の状況別に解説します。
経理の経験や資格を有する方の場合
現在経理職で働いている方やすでに資格をお持ちの方が、ご自身のキャリアアップを目指すために資格を取得する場合には、次のような資格がおすすめです。
- 公認会計士試験
- 税理士試験
- 経理・財務スキル検定(FASS検定)
上記のような資格を取得する際は、今後のキャリア形成を明確にした上で勉強しましょう。
そこでキャリアアドバイザーに相談し、ご自身のキャリア形成の方向性についてのアドバイスを受けてみてはいかがでしょうか。転職のプロの目線から判断してもらうことで、ご自分では気づけない新しい発見があるかもしれません。
経理・財務関係でグローバルに活躍したい方の場合
これから経理・財務関係でグローバルに活躍したいとお考えの方には、次のような資格の取得をおすすめします。
- TOEIC
- 米国公認会計士(USCPA)
- 米国税理士(U.S.EA)
- 米国公認管理会計士(U.S.CMA)
これらの資格を取得することで、米国をはじめとする英語圏の国で経理の仕事に就ける可能性があります。
近年は諸外国の給与水準が高い傾向にあるため、英語に自信がある方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
経理職が未経験の場合
もし経理の実務経験のない方が転職に役立つ資格として受験する場合には、次の資格がおすすめです。
- 給与計算検定
- ビジネス会計検定
- 電子計算実務検定
- マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
上記の中から、あなたが転職したい企業や業界に合わせて選択するのがおすすめです。そこで取得する資格を決める際は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してから決めましょう。
資格の有無が経理職の転職に与える影響とは
経理職の転職で、まず押さえておきたいことは、経理職への転職に資格が必ず必要なわけではないということです。実際に、経理や事務職には「無資格」や「未経験」歓迎といった求人も見られます。
ただし、年収アップやキャリアアップを狙って転職する場合は、資格の取得も重要な要素になります。
経理の仕事を大まかに言うと、会社の「お金」の流れを記録することです。会社のお金の流れを管理することで、経営者やステークホルダー(利害関係者)に会社の状況を報告するのが主な役割となります。
経理の仕事は、毎日のお金の管理から、月次ベースで行う管理、年次ベースで行う管理などさまざまです。以下でそれぞれの業務の一例を紹介します。
毎日の管理業務 | 月次ベースの管理業務 | 年次ベースの管理業務 |
---|---|---|
現金(預金)出納帳 経費計算 請求書 売上管理 仕入管理 など |
給与計算 交通費計算 税金の計算 保険の計算 日々の諸表の集計 棚卸し 月次決算 など |
年次決算 確定申告 資料作成 など |
経理担当者が1人で行う仕事の内容や業務範囲は、企業の規模や業種によって大きく異なります。以下では、企業の規模による業務範囲の違いを比較します。
企業規模 | 業務範囲 |
---|---|
大企業 | ・総務や財務などの部署単位で分業することが多く、経理担当者も10人以上の人数で分担するのが特徴 ・仕事に専門的な知識やスキルが求められる傾向があるため、会計士や税理士が担当することもある |
中小企業 | ・大企業と比較して「業務範囲が広い」傾向がある ・1人〜数名で総務や労務などすべての業務を行うケースもある ・会計ソフトなどを使い、基本的な帳簿の入力などを行う ・専門的な税務や労務処理は、税理士事務所や社労士事務所などに外注するケースが多い |
大企業の経理担当者は、専門的な業務を深く狭く行うイメージで、業務を分業して行います。一方中小企業では、経理担当者が会計ソフトなどを使いながら浅く広く業務を行い、専門的な業務は専門家に外注するのが一般的です。
転職の際には、企業のニーズを満たす資格が年収アップの要因となるはずです。例えば、簿記2級やビジネス会計検定などは、幅広い職種で必要とされる資格です。
ご自身が転職を希望する企業がどのような人材を求めているのか、個人のリサーチだけでなく転職エージェントや転職サイトなどを活用して情報を集めてみてもよいかもしれません。
経理の転職を成功させるコツはある?4つのポイント
経理の転職を成功させる4つのコツを解説します。
転職時期を繁忙期に合わせた時期にする
経理の転職を成功させる方法としては、まず転職時期を繁忙期に合わせた時期にするのがおすすめです。特に中小零細企業は、毎年の決算期の前に忙しくなることが多いため、年が明けた1月頃から忙しくなり始める可能性が高いと言えるでしょう。
ただし、会社の決算期は企業ごとに異なるため、応募する企業の決算期を転職エージェントに確認するのがおすすめです。
所有資格やその他の経験・スキルで即戦力になることをアピールする
経理職では、業務に役立つ経験や資格、スキルがあれば、転職活動を有利に進めることができます。
経験のある経理業務や、すぐに活かせる資格を具体的に数字などをまじえて説明することで、即戦力人材であることをアピールすることが転職成功のポイントとなるでしょう。
アピールの仕方を組み立てることに苦手意識を感じる方は、経理の転職に特化した転職エージェントに相談しキャリアアドバイザーに所有する資格やスキル、経験などをしっかりと伝えることが大切です。
相談に乗ってもらって転職活動を前進するのを手伝ってもらえることが期待できるでしょう。
会社の状況に合わせた志望動機を作っておく
転職活動を行う際は、応募する会社の状況に合わせた志望動機を作っておくことも大切です。
ここでの志望動機とは「なぜその会社に応募したのか」や「なぜ経理を選んだか」といった内容となります。ただ自分の思いやメリットを書くのではなく、自分を採用することで「採用した会社が◯◯なメリットがある」と伝わる志望動機にすることが大切です。
自分の特技と応募先の利益をマッチさせるような志望動機を書くために、転職エージェントに相談してみましょう。転職エージェントのキャリアアドバイザーが、あなたのキャリアの棚卸しを行い、強みを活かした志望動機の書き方をアドバイスしてくれます。
経理の転職実績が豊富な転職エージェントを活用する
経理職の方が転職を成功させるコツは、経理の転職サポートの実績が豊富な転職エージェントを活用することです。転職エージェントを活用することで、担当のキャリアアドバイザーが転職のプロの目線からあなたの強みを活かせる転職先を紹介してくれます。
また転職エージェントには、一般公開されない「非公開求人」もあるため、これまでのキャリアによっては思いがけず高待遇の転職先が見つかるかもしれません。求職者は転職エージェントの面接や資料作成などのサポートを無料で受けることができます。
未経験でも経理職へ転職は可能
経理業務が未経験の方でも、経理職への転職は可能です。ただし未経験の場合は、経理業務以外での実務経験や活かせそうなスキルがあることをアピールすることが重要です。
経理の仕事には、資料作成能力や情報をまとめる能力が必要となります。また社内外の税理士や会計士と決算準備をしたり、自社の社員と経費や予算の交渉をしたりする可能性もあるため、コミュニケーション能力が高い方も評価されやすいと言えるでしょう。
このように、経理の未経験者が経理職へ転職する際は、転職エージェントに相談してキャリアの棚卸しを行い、自分の強みやスキルなどを明確にすることが大切です。
経理職の転職におすすめの転職エージェント5つ
経理職の転職を考える方におすすめの転職エージェントを5つ紹介します。
BEET-AGENT|経理財務の経験者専門の転職エージェント
公式サイト:https://beet-agent.com/
BEET-AGENTは、企業の管理部門やバックオフィス系の職種に特化した転職エージェントです。
BEET-AGENTは上場企業からベンチャー企業の経理まで幅広く対応しており、リモートワーク可能な求人からCFO(最高財務責任者)候補となるような非公開求人まで、多数の求人を保有しています。
BEET-AGENTは基本的に経験者の転職サポートを前提としており、キャリアアドバイザーが客観的な視点に立ち、実際に働く方の強みやキャリアを活かせる求人を紹介するのが特徴です。
公式サイト:https://beet-agent.com/
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、人材紹介サービス最大手のリクルートが展開するサービスです。
リクルートエージェントの特徴は、公開求人・非公開求人ともに多数の案件を保有していることで、全国各地の転職者や求人企業をサポートしています。
リクルートエージェントを活用することで、経理をはじめとするさまざま職種に精通したキャリアアドバイザーが求職者の希望やスキルに合わせた求人を紹介してくれます。
提出書類の添削や面接対策、細やかな企業情報の提供サポートなど、初めて転職活動を行う方も安心して利用できるのがリクルートエージェントの強みです。
公式サイト:https://www.r-agent.com/
SYNCA(シンカ)
SYNCA(シンカ)は、管理部門に特化した転職サイトです。経理の他にも人事や労務、法務といった管理部門の求人を多数保有しています。
SYNCAは、経理部門などの経験者が管理部門へ転職する際に強みを発揮するサービスで、転職者ご自身のペースで転職活動をしたいという方におすすめです。
そのため、もし手厚い転職サポートを受けたいという方は、次に紹介するハイスタ会計士のご利用をおすすめします。
公式サイト:https://synca.net/
ハイスタ会計士
公式サイト:https://hi-standard.pro/cpa/
ハイスタ会計士は「Hi-Standard(ハイスタンダード)」という人材紹介エージェントのブランドの一部で、公認会計士や経理人材にも特化した転職支援サービスを提供しています。
ハイスタ会計士は、実績豊富なキャリアアドバイザーの転職サポートが充実しており、とくにハイクラス転職が多いことも特徴と言えるでしょう。
ハイスタ会計士に無料登録すれば、非公開求人の紹介やキャリアプランの相談、履歴書・職務書の添削、面談対策等のサービスを全て無料で利用できます。
またハイスタ転職では、人気の求人に応募が殺到しないように、求人を「非公開求人」として求職者に紹介します。そのため、求職者がじっくりと転職先を探せるのも魅力です。
公式サイト:https://hi-standard.pro/cpa/
MS-Agent
MS-Agentは、業界最大級の求人掲載数を誇る転職エージェントの1つです。経理職の転職でMS-Agentを利用するメリットは、実績豊富なキャリアアドバイザーが質の高いサポートをしてくれることや、大手企業から身近にある中小企業まで幅広い案件を紹介してくれるところです。
案件保有数の多さとともに、全国各地の求人案件を保有しているのも、MS-Agentの魅力と言えるでしょう。
公式サイト:https://www.jmsc.co.jp/
まとめ|経理の転職を成功させるには
このように、経理職への転職にあたり「資格の有無」は、転職先選びや転職後の職種、収入などに大きく影響することは確かです。一方、税理士や会計士といった資格を取得するのは非常に難易度が高く、グローバル企業で役に立つ米国の資格を含め、容易に取得できるレベルの資格はほとんどないのが現実と言えるでしょう。
しかし、経理職に就きながら資格を取得していくキャリアアップ方法もあるため、まずは転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。
ただし転職活動を行う際は、必ず信頼のできる転職エージェントを活用し、あなたの希望と転職先のミスマッチが起きないように注意しましょう。
まずはこの記事内で紹介したBEET-AGENTなどおすすめ転職エージェントに登録して、キャリアアドバイザーに相談するところからスタートしてみてはいかがでしょうか。きっとあなたにピッタリの転職先が見つかるはずです。