就活で全落ちしたらどうする？落ちやすい人の特徴や具体的な対策などを解説

周囲の学生が内定を獲得する中で、自分だけ就職先が決まらないというのは、どうしても焦るでしょう。

しかし、仮に全落ちしても、過剰に落ち込む必要はありません。

現在では、通年採用や追加採用、既卒採用などを実施している企業も多いため、決して「卒業までに内定を獲得できない＝もう就職できない」ということではないのです。

とはいえ油断は禁物です。

全落ちしたのであれば、「原因を考えて対策を立てる」「就職エージェントを活用する」といったポイントを意識し、早期の内定獲得に向けて動きましょう。

本記事では、就活における全落ちの意味や内定を獲得できない人の特徴、全落ちを防ぐための対策などを解説します。

関連記事：人気の就活エージェントおすすめランキング36社を徹底比較【26卒/27卒】

就活における「全落ち」とは？

そもそも就活における「全落ち」とは、応募した全企業で不採用となってしまい、手駒が0になっている状態のことです。

「履歴書提出で落ちた」「最終面接まで到達したが不採用だった」といった落ちた経緯やフェーズを問わず、手駒が0になった段階で全落ちと表現します。

また、全落ちする際に学歴はあまり関係ありません。高学歴であっても、企業の手駒が0になる可能性はあります。

【前提】就活で全落ちしても十分挽回できる

就活生からすると、「企業の手駒が0になる」という状況には焦りを覚えるはずです。周囲の学生が続々と採用される中で、自分だけ内定が決まらないというのは、精神的なプレッシャーを感じるでしょう。

しかし就活で全落ちしても、過剰に落ち込んだりプレッシャーを感じたりする必要はありません。

企業の手駒が0になっても、挽回のチャンスは十分にあります。

挽回のチャンスがある主な理由は、以下の4つです。

通年で採用している企業もある

現在、日本企業の多くは新卒採用を実施しています。

東京商工会議所の発表データによると、「大学生・大学院生に新卒採用を実施している」と回答した企業は、大企業98％・中小企業75％という結果になりました。

参照：東京商工会議所｜企業における採用・人材育成・教育支援に関するアンケート調査結果 p.6

このように、新卒採用が中心であることは確かです。

とはいえ、通年採用（時期を問わず採用活動をおこなうこと）を実施している企業もあるため、「新卒で採用されなかったから終わり」と過剰に悲観する必要はありません。

経団連の公表データでも、通年採用の実施経験がある企業は「32.7％」に達しています。新卒でも通年採用を活用して、卒業までに内定獲得できる可能性があるというのは魅力的です。

参照：経団連｜就職・採用活動に関する経団連の取組み

追加採用をおこなう企業が出てくる

新卒採用活動の終了時期は、（企業によって差はありますが）基本的に「大学4年の7月頃」です。

しかし「目標の採用人数に届いていない」「内定辞退者が出た」という場合は、追加採用を実施する可能性があります。この追加採用を活かせれば、卒業前に内定獲得できる可能性は十分あるでしょう。

とくに近年では「採用予定人数に届かなかった」という企業が約半数に達しているため、7月頃を過ぎても諦める必要はありません。

参照：独立行政法人労働政策研究・研修機構｜採用計画数に採用内定（配属予定）が達していない事業所割合は「高校卒」で56％、「大学卒（文科系）」で48％

本当にマッチする企業とこれから出会う可能性が残されている

就活で全落ちしても、「自分はどこからも需要がない人間だ」「社会に出るための能力が身に付いていない」などと悲観する必要は一切ありません。

現時点で内定がないというのは、あくまで「本当にマッチする企業とまだ出会えていないだけ」にすぎません。卒業間近になって、自分の理想とマッチする企業に出会える可能性は十分あります。

仮に全落ちで卒業しても既卒として就職のチャンスはある

万が一、新卒採用で全落ちのまま卒業しても、「既卒」としての就職チャンスがあるため、諦める必要はありません。

そもそも現在では、政府が企業に対し「卒業3年以内の既卒を新卒枠で採用してほしい」と呼びかけているという現状があります。

また、人材不足に悩む業界も多いため、20代の既卒者なら若さをアピールすれば、ポテンシャル採用される可能性は十分あるでしょう。

以下の記事では、既卒でも就職を狙える理由や内定獲得に向けたポイントなどを解説しています。もし新卒の就活で全落ちしてしまった人は、参考にしてください。

関連記事：「既卒＝人生終了」は間違い？その理由や就活の成功ポイント、既卒者にオススメの業界などを徹底解説！

就活で全落ちしやすい人の特徴

就活で全落ちしやすい人の特徴としては、主に以下が挙げられます。

企業に求める 条件が多く選考先を絞りすぎている

就活においては、確かに自分の希望条件（給与や勤務地、業種、職種など）を決めて、応募先を絞ることが大切です。大学卒業まで就活に取り組める時間は限られているため、応募企業を増やしすぎることは避けるべきでしょう。

とはいえ、あまりに絞り込むことは避けたほうが無難です。

過剰に希望条件を細かくすると、応募先が大幅に少なくなり自分の選択肢を狭めることになります。

とくに学生は、まだ社会経験がなく仕事で通用するスキルもほとんどありません。ポテンシャルを期待してもらえるとはいえ、あまり自分の希望を優先しすぎないほうがよいでしょう。

そのため、不採用が続くのであれば「絶対に妥協できないラインをひとつだけ決めて他の条件を緩める」という点を意識してください。

今まで見ていなかった企業をチェックすることで、意外と自分にマッチする仕事が見つかるかもしれません。

選考倍率が高い企業ばかり受けている

「誰もが知っている超大手企業」「給料が高くフルリモートできるような好条件の企業」などは選考倍率が高くなるため、採用ハードルも上がってしまいます。

こうした企業で採用されるには、「学生時代に目立つ実績を残している」「面接で自分の優秀さを存分にアピールできる」といった強い差別化要素が必要です。そのため、残念ながら大多数の学生は不採用となるでしょう。

もちろん「大手企業で安定して働きたい」「福利厚生が手厚い企業でストレスなく働きたい」と考えること自体は、問題ありません。しかし合格の可能性は低いため、倍率が高い企業を本命として狙いつつ、ある程度許容できる別の企業も保険として複数受けることが大切です。

本命企業の選考開始前にいくつか内定を持っておけば、気持ちに余裕が生まれ、落ち着いた状態で選考に臨めるでしょう。

就活の開始タイミングが遅い

就活の開始タイミングが周囲より遅くても、「必ず全落ちしてしまう」というわけではありません。「面接対策を入念におこなう」「自分とマッチする企業を運良く早期に見つけられた」といった理由で、短期間で内定を獲得できるケースもあるでしょう。

とはいえ、一般的には「就活の開始が遅れる＝選考に費やす時間が減る」ということなので、多少不利にはなってしまいます。

企業探しや自己分析、選考対策などの時間を十分確保するためにも、なるべく早期に就活を開始しましょう。

もちろん、学生の本分は勉強であるため、就活に熱中しすぎて単位を落とさないよう注意しましょう。また、サークルや部活、学外活動、留学など、学生のうちにしか体験できないことに力を注ぐことも大切です。

選考対策を十分に実施できていない

選考対策を十分に実施できていないと、企業に自分の魅力を伝えられず、結果的に全落ちします。具体的には以下のような状況が挙げられるでしょう。

採用確率を高めるには、「模擬面接をおこない改善点を指摘してもらう」「SPI用の参考書を購入し1冊解いておく」といった選考対策に取り組むことが必須です。

自分の適性や性格とマッチしない企業ばかり受けている

自己PRを上手くまとめたり面接での話し方を磨いたりしても、自分の適性や性格とマッチしない企業を受けると、なかなか採用されません。

たとえば「年功序列の落ち着いた雰囲気の企業で働きたい」という人が、実力主義を掲げる求人の選考を受けたとしても、適性が合わず内定獲得は難しいでしょう。

選考対策を実施するだけでなく、「どんな働き方をしたいのか？」「理想とする職場の雰囲気は？」などを踏まえて、自分の適性や性格に合った企業を選ぶことも大切です。

スケジュール管理が不十分である

就活では、複数企業の選考にチャレンジすることが一般的です。しかし、選考を受ける企業数が多くなるほど、以下のようにさまざまな問題が発生しやすくなります。

上記のように「不十分なスケジュール管理」が原因のトラブルが続くと、どんどん選考の機会を失い、最終的な全落ちリスクも高まってしまうでしょう。

そのため就活を進める際は、各企業の選考日程をすべて可視化し「エントリー締め切りが◯日なので△日前までに履歴書をまとめる」「面接が続くのでまとまった時間で対策しておく」といったイメージで、適切に進捗を管理しましょう。

「内定獲得」が目的になっており将来の見通しが立っていない

就活に取り組んでいると、どうしても「内定獲得」が目的になりがちです。確かに周囲の学生が一斉に内定獲得に向けて動き出している中では、そのような考え方になるのは自然でしょう。

しかし、内定獲得はあくまでも、長い社会人生活のスタート地点に過ぎません。

企業としても、将来的な戦力化を期待して採用するため、「望むキャリアアップの流れは？」「理想の働き方は？」といった長期的な部分に関する考えは気になるところです。

それにも関わらず、短期的な内定獲得ばかりに意識が向いてしまうと、企業へ自分の長期的なビジョンを伝えられず、なかなか魅力を理解してもらえないでしょう。

将来のビジョンを共有し働く姿を想像してもらえるよう、内定獲得はあくまで通過点と考え、長期的な見通しを立てることも意識してください。

【ケース別】就活での全落ちを防ぐための対策

それでは「ケース別」に、就活での全落ちを防ぐための対策を解説します。今回は、以下のケース別で対策をまとめました。

「どこで不採用になることが多いのか？」を踏まえ、適切な対策をおこないましょう。

書類選考で落ちる場合の対策

書類選考で落ちる場合は、書類提出で押さえるべき最低限のマナーを中心にチェックしましょう。チェックすべきマナーとしては、たとえば以下が挙げられます。

上記を踏まえ書類を作成したら、第三者にチェックしてもらいましょう。内定を獲得している先輩や同期などにチェックしてもらうことで、誤字脱字に気付いたりよりよい志望動機のアイデアを思い付いたりするでしょう。

書類選考で意識すべきマナーや注意点などについては、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事：新卒が履歴書を書くときのポイント5選！注意すべきマナーも紹介

グループワークで落ちる場合の対策

グループディスカッションといったグループワーク系の選考では、主にチームワークやコミュニケーション能力、リーダーシップ、論理的思考力といった項目が重点的にチェックされます。

こうしたポイントを上手にアピールするには、自分の主張だけを話すのではなく、以下のようなコツを踏まえて立ち振る舞うことが大切です。

必ずしもリーダーである必要はありません。自分の役割を全うし、決められたゴールまで結論を導き出せれば、グループディスカッションで評価される可能性は高まるでしょう。

「1次〜最終面接の手前」で落ちる場合の対策

「1次〜最終面接の手前」で落ちてしまう場合、以下のように基礎的な部分を見直しましょう。

可能であれば、先輩や就活エージェントなどの第三者と模擬面接をおこないましょう。

第三者の視点を入れることで、自分では気付かない話し方のクセを指摘してもらったり、よりよい表現方法を教えてもらったりできます。

余裕があれば、本命企業の選考前に滑り止めとしていくつか面接を受けておき、場慣れすることも効果的です。

上記を含めて「書類選考は通過しても面接で落ちる」という人は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事：書類選考は通るのに面接で落ちる理由｜面接突破に必要なスキルと対処法

最終面接で落ちる場合の対策

前提として、最終面接まで進めているのであれば、上記のような基礎はある程度仕上がっているはずです。そのうえで、最後に不採用となるのであれば、以下を中心に対策しましょう。

最終面接は企業にとっても、学生とのマッチング度合いを深くチェックできる重要な場です。そのため、自己PRや志望動機などを聞いたうえで「なぜそのような成果を出せたのか？」「似た事業に取り組む競合他社がある中でなぜ自社を選んだのか？」などを深掘りされやすいでしょう。

さらに「企業が求める人材像に自分が合致している」という点の明示も必要です。

企業のミッションや理念などを深く理解し、自分の経験を絡めながら「どのように貢献できるのか？」「どのような部分が自分の考えと合致していると感じたのか？」などを適切にアピールしましょう。

もし就活で全落ちした場合にやるべきこと

上記でおこなった対策が身を結ばず、残念ながら就活で全落ちした場合、以下のようなアクションを実行しましょう。

全落ちの原因を考えて対策を立てる

まずは全落ちの原因を考え、対策を立てましょう。全落ちの原因については、たとえば以下のような観点で考えることが大切です。

上記以外の原因も含めて考え、過去の選考を振り返り今後の対策を立てましょう。

もちろん、過去の失敗理由を深掘りすることは辛いかもしれません。しかしここで自分の改善点と向き合い適切に直していければ、次はきっと内定を獲得できるでしょう。

メンタルケアをおこなう

自分のメンタルケアも入念におこないましょう。

確かに上記のような「失敗原因の深掘り」に時間を費やす意識は必要です。

とはいえ、長きにわたる就活で疲れたうえ、内定も獲得できていないというのは、本人にとっても精神衛生上良くないでしょう。

そのため、就活を続けつつ「適度に休日を使って友人と遊ぶ」「趣味の時間を作る」といった形で、しっかりメンタルをケアすることも忘れてはいけません。

引き続き企業へエントリーする

改善点の分析やメンタルケアに取り組みつつ、企業へのエントリーも引き続きおこないましょう。

不採用が続くと、気持ち的に就活を続けることが難しくなるかもしれません。しかし、ここでエントリーを辞めて就活自体を打ち切ってしまうと、さらに内定獲得まで時間がかかってしまいます。

なるべく卒業までに就活を終わらせられるよう、適度なペースで企業へのエントリーを続けましょう。

就職エージェントを活用して挽回する

自分ひとりの力で就活を乗り切れる自信がないのであれば、就職エージェントの活用も検討しましょう。

就職エージェントとは、学生が内定を獲得するまで、専任の担当者が数多くのサポートを提供してくれるサービスのことです。

具体的なサポート内容としては、たとえば以下が挙げられます。

すでに全落ちしている場合は、不採用が続いた原因を一緒に考え、改善に向けたアドバイスも教えてくれます。

こうしたプロの手によるサポートを受ければ、合格までに必要なアクションを洗い出し、内定獲得に向けた最適なアクションを取れるようになるでしょう。

就活で全落ちした状態から活用できる就職エージェント3選！

就活で全落ちした状態から就職エージェントを使うのであれば、以下3つのサービスがおすすめです。

ジール就職エージェント

ジール就職エージェントは、3,000社以上の企業から自分にマッチした求人を紹介してもらえる就職エージェントです。大手や中小、ベンチャー、事務、営業、技術など、幅広い規模・業種・職種の求人を保有しています。

カウンセリングの結果を踏まえ、豊富な求人から学生の希望にマッチした企業を5つ程度まで絞って紹介するため、「全落ちで自分で企業を選ぶ余裕がない」という人でも効率的に優良企業を見つけられるでしょう。

エージェントとの面談は、最短当日に対応可能。スピード感を持って面談や求人紹介をおこなってくれるため、最短2週間での内定獲得も狙えます。全落ち状態での卒業が近付く学生にとって、こうしたスピード感は魅力的です。

選考後は担当エージェントからフィードバックがもらえるため、毎回ブラッシュアップして次の書類選考や面接に挑めるでしょう。

キャリアスタート

キャリアスタートは、入念な面接トレーニングが受けられる就職エージェントです。選考企業や学生の特徴を踏まえカスタマイズした面接対策を実施することで、86％という高い内定率を実現しています。「面接がうまくいかず全落ちした」という人でも、正しく対策して採用の可能性を高められるでしょう。

求人については、学生本人の希望はもちろん、性格やスキル、特性などを踏まえて最適な企業を紹介してくれます。事前にインタビューや調査を実施した企業のみを紹介するため、入社後のミスマッチのリスクを抑えられるでしょう。

また、キャリアスタートでは、各種Webサイトや動画などの形で就活生向けメディアを運営しています。履歴書に関する注意点や選考のコツなどを解説しているため、改めて就活の知識をインプットし、過去の選考への取り組み方を見直してリスタートできるでしょう。

Meets Company

Meets Companyは、独自の合同説明会に参加できる就職エージェントです。業界を絞らず隠れた優良企業と出会えるため、「求人を絞りすぎて就活で全落ちした」という人も、より視野を広げて内定獲得の可能性を高められるでしょう。

合同説明会では、企業の社長や人事と直接話せます。求人票に掲載されていない実際の社風も含めてリアルな情報を聞けるため、「本当に自分とマッチしているか？」を見極め、入社後のミスマッチの可能性を下げられるでしょう。

また、その場で書類選考から面接へ参加できる選考直結型イベントも実施しています。わずか4時間で複数企業の内定を獲得できる可能性があるため、全落ちで手駒が持っていない学生も、一気に逆転できるかもしれません。

Meets Companyの評判や利用の流れなどは、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事：ミーツカンパニーの評判はやばい？電話がしつこい？就活生の口コミや参加企業を解説

場合によっては就職以外の選択肢も考える

上記で解説したように、就活で全落ちしても原因を冷静に分析し、次回に向けて改善を続けることで、十分挽回のチャンスはあります。通年採用や既卒採用に力を入れている企業もあるため、過度に慌てる必要はないでしょう。

とはいえ、残念ながらどれだけ頑張っても、卒業までに内定を獲得できないケースもあります。その場合は、以下のように就職以外の選択肢を考えることもひとつの手です。

もちろん、どの選択肢を選んでも「楽」ということはありません。それぞれの選択には、必ず大変な部分があります。

とはいえ、「無理に新卒で就職しなくても選択肢がある」という点を押さえておくだけでも、精神的なプレッシャーを和らげられるでしょう。

就活での全落ちに関するよくある質問

最後に、就活での全落ちに関するよくある質問をまとめました。

就活で全落ちする人の割合は？

就活で全落ちする人の割合は、「2％程度」です。

この数値は、令和6年度に大学を卒業した人の就職率「98％（100％-98％）」をもとに算出しました。「内定がないまま卒業した人の割合」であるため、多少数に変動がある点にはご注意ください。

参照：厚生労働省｜令和7年3月大学等卒業者の就職状況（4月1日現在）を公表します

就活で全落ちする人の特徴は？

就活で全落ちしやすい人の特徴は、以下のとおりです。

就活で全落ちした後はどんな選択肢がありますか？

就活で全落ちした後は、主に以下のような選択肢があります。

まとめ｜就活で全落ちしたら適切に分析し対策を立てよう

就活における「全落ち」とは、応募した企業で不採用となり、手駒が0になった状態のことです。学生からすると、内定獲得のチャンスがほぼ失われたように感じるため、かなり焦るかもしれません。

しかし、現在は通年採用を実施している企業もあるため、挽回のチャンスは十分にあります。また、仮に新卒で内定を獲得できなくても、既卒として就職チャンスがあるため、過度に不安を感じる必要はありません。

もちろん、決して油断してよいわけではありません。

もし全落ちしてしまったら、「全落ちの原因を考えて対策を立てる」「就職エージェントを活用する」といったポイントを踏まえて、立て直しを図りましょう。