「ミネベアミツミ株式会社の年収は高いの？」
「職種ごとの給与差は？」
「年収を上げる方法は？」

本記事では、そんな疑問を抱えて検索したあなたに向けて、実際のデータをもとに詳しく解説します。

平均年収や役職ごとの給与水準、さらに年収アップを狙うためのポイントまで紹介。

実際に働く人の声や昇給の仕組みも交えながら、ミネベアミツミでのキャリアを考える上で役立つ情報をお届けします。

ミネベアミツミの年収事情をもとに転職を検討したいと考えている方も、この記事を読めば年収面でのリアルなイメージがつかめるはず。

転職やキャリアアップの判断材料として、参考にしていただければと思います。

社内全体の平均年収

ミネベアミツミ株式会社の有価証券報告書によると、平均年収は2024年3月期で727万円となっています。

年度	平均年収	平均年齢
2024年3月期	727万円	45.4歳
2023年3月期	730万円	45.3歳
2022年3月期	714万円	45.0歳
2021年3月期	689万円	44.7歳
2020年3月期	706万円	44.4歳

日本の一般企業における平均年収は460万円となっているため、ミネベアミツミ株式会社の平均年収は大幅に高いことが見て取れます。

競合他社との年収比較

電子部品メーカーの競合他社と平均年収を比較すると、ミネベアミツミ株式会社は中間に位置するという結果になりました。

企業名	平均年収	平均残業時間
TDK	783万円	20時間
村田製作所	761万円	15.2時間
ミネベアミツミ	727万円	5.3時間
日本電産	720万円	20.1時間
京セラ	692万円	32時間

一方で平均残業時間は、競合他社と比べて極めて少なく、基本給や賞与が高いと考えられます。

また、ミネベアミツミ株式会社は、成長戦略として2024年までに58社とのＭ＆Ａを実施し、大きく成長してきました。今後も、M&Aを推進し成長を加速する見込みであり、それに伴い年収も変化していくことが予想されます。

引用：ミネベアミツミ株式会社｜M&A

 役職別平均年収

ミネベアミツミ株式会社の役職別年収も確認しましょう。

役職	推定年収
部長級	1,300万～1,500万円
課長級	900万～1,100万円
係長級	700万～850万円
一般社員（非管理職）	500万～650万円

一般社員（役職なし）の平均給与を約600万円と仮定すると、係長級で約1.3倍、課長級で約1.7倍、部長級では2倍以上に達する計算です。

ミネベアミツミ株式会社でも管理職に昇進すると年収が大幅に上昇し、部長クラスでは1,400万円前後に達すると見られます。

こうした給与の増加は、ミネベアミツミ株式会社の従業員成長をしっかりとサポートする企業文化によるものです。

実績やスキルがきちんと評価され、昇進に応じて給与が反映されるため、努力次第で高い給与を実現することができます。

安定した収入基盤と成長の機会があるため、自分の力で給与をあげたいという方には、ミネベアミツミ株式会社で働くことは非常に魅力的な選択肢だと言えるでしょう。

年齢別平均年収

ミネベアミツミ株式会社の年齢別平均年収は、以下の通りです。

年齢層	推定年収	民間企業平均年収（男）
25～29歳	450万～550万円	429万円
30～34歳	600万～700万円	492万円
35～39歳	700万～800万円	556万円
40～44歳	800万～950万円	612万円
45～50歳	900万～1,050万円	653万円
50～55歳	1,000万～1,200万円	712万円

ミネベアミツミ株式会社は年代の上昇に伴い、年収も上昇しており、将来的には年収1,000万円も期待できます。

この数値は、一般的な男性の平均年収と比較してもかなり高い水準です。

参考：国税庁｜令和5年分 民間給与実態統計調査

ミネベアミツミ株式会社の基本情報

そもそもミネベアミツミ株式会社はどのような会社なのでしょうか？

ここではミネベアミツミ株式会社の基本情報を紹介していきます。

企業情報

ミネベアミツミ株式会社は、1951年に設立された精密部品メーカーで、日本だけに留まらずグローバルに事業を展開している企業です。

同社の事業は、機械加工品事業、電子機器事業、自動車部品・産業・住宅機器事業の３つに分かれており、特に、機械加工品事業、小径ボールベアリング、航空機用ロッドエンドベアリング、HDD用ピボットアッセンブリー、薄型LEDバックライトでは世界トップシェアを誇ります。

製造・販売拠点は日本・タイ・中国・フィリピンをはじめとするアジア諸国、欧米などに幅広く展開し、スマートフォンや機械、航空宇宙分野など、さまざまな製品にミネベアミツミ株式会社の技術が活用されています。

今後も技術革新をおこない、世界市場での競争力を高めることが期待されています。

概要
会社名	ミネベアミツミ株式会社
本社所在地	長野県北佐久郡御代田町
資本金	682億5,900万円（2024年3月現在）
従業員数	約83,886名
上場証券取引所	東京証券取引所プライム市場

 賞与

ミネベアミツミ株式会社は賞与の高さが特徴的です。

引用：エンゲージ会社の評判｜社員の口コミ

エンゲージの口コミによると、年間の平均賞与は基本給の6か月程度となっています。

一般的な平均年間賞与が2.6ヶ月程度なのと比較しても、2～3倍近く多いことがわかります。

加えて、評価が高ければ賞与が増加する仕組みとなっており、自身の頑張りが年収に反映されやすいのも嬉しいポイントです。

離職率

年度	ミネベアミツミ株式会社 離職率	令和５年雇用動向調査 離職率
2022	3.5％	15.0%
2023	2.5％	15.4%

ミネベアミツミ株式会社の離職率は、2023年で2.5％です。

令和５年雇用動向調査結果の概況による一般的な離職率と比較しても、ミネベアミツミ株式会社の離職率はかなり低いことが読み取れます。

【参考】ミネベアミツミ株式会社｜従業員との関わり
【参考】厚生労働省｜令和５年雇用動向調査結果の概況

福利厚生・支援制度

ミネベアミツミ株式会社の福利厚生は以下の通りです。

ミネベアミツミ株式会社ならではの福利厚生としては、クラブハウス制度があります。

お客様や社員用のレストランを備えたクラブハウスが、軽井沢工場・浜松工場・海外各工場などにあります。手頃な価格で利用でき、社員同士の懇親にも利用されています。軽井沢工場のクラブハウスには、フィットネスルームもあります。

引用：福利厚生│ミネベアミツミ株式会社

社風の口コミ

ミネベアミツミ株式会社の社風について口コミを参考に紹介します。

転職を考えるうえで年収も大事ですが、同時に働く環境も大事です。実際にミネベアミツミ株式会社で働いている方の口コミを参考にしてみてください。

引用：ミネベアミツミ株式会社の成長・働きがい│enエンゲージ社内の評判

転職を考えている方の中には、人間関係について不安に考えている方も多いのではないでしょうか。この口コミの他にも「優しい方が多くコミュニケーションがとりやすい」というコメントが複数みられました。

そのため、職場の雰囲気は非常に穏やかで、社員同士が協力し合いながら仕事を進めることができます。

引用：ミネベアミツミ株式会社の成長・働きがい│enエンゲージ社内の評判

賞与でもお伝えしたように、ミネベアミツミ株式会社には自身の頑張りが評価されやすい環境があるようです。

若いうちから「仕事に熱量をもって何かを成し遂げたい」と考えている方にはおすすめの環境といえるでしょう。

ミネベアミツミ株式会社 への転職におすすめの転職エージェント

ミネベアミツミ株式会社への転職において、転職エージェントの利用は非常に有効です。

ミネベアミツミ株式会社のような技術系企業では専門知識や業界特有の選考基準をクリアする必要がありますが、転職エージェントは面接対策や履歴書の添削を行い、選考通過率を向上させる手助けをしてくれます。

さらに、年収・待遇面交渉のアドバイスや場合によっては代理交渉もしてくれます。

転職エージェントは企業との交渉にも精通しており、適切なタイミングで年収や待遇面で有利な条件を引き出すことができます。

また、転職エージェントは企業の内部事情やカルチャーについても深い理解を持っており、転職後のミスマッチを防ぐためのアドバイスをしてくれます。

少しでもミネベアミツミ株式会社に興味をお持ちの方は、ここで紹介する転職エージェントへの登録をご検討ください。

マイナビメーカーAGENT

マイナビメーカーAGENTは、業界大手のマイナビが運営する転職エージェントです。製造業に特化しており、とくにエンジニアや技術職の方の支援に注力しています。

もちろん、品質管理や営業、メンテナンス、プロジェクトマネージャーなどの求人も豊富に保有しています。

半導体メーカーや電機機器メーカー、化学メーカー、自動車メーカーなど製造業に精通したキャリアアドバイザーから、転職をサポートしてもらえるのもメリットです。

転職後の定着率は97.5%（※）と高く、転職後のミスマッチを防ぎたい方にもおすすめです。

（※）マイナビメーカーAGENTの公式サイトより

リクルートエージェント

リクルートエージェントは総合型の転職エージェントです。全国的に知名度もあり、求人数も業界最大級を誇ります。

リクルートエージェントの特徴は、面接対策や書類添削といったサポート力に定評がある部分でしょう。

求人も、公開求人と非公開求人あわせて70万件以上保有しているので、製造業界のさまざまな職種の求人も充実しているでしょう。

また、キャリアアドバイザーが面接日程の調整や内定時期などの交渉や調整をおこなってくれます。

仕事が忙しく時間に余裕のない方や、面倒なことはしたくないという方におすすめです。

メイテックネクスト

メイテックネクストはエンジニアに特化した転職エージェントです。「電気・半導体」「機械・メカトロ関連」「化学・バイオ」など、それぞれの業界専任のコンサルタントがあなたの転職を徹底サポートしてくれます。

コンサルタントの半数以上がメーカー技術職出身者であるため、各職種への理解の深さにも期待できます。

非公開求人が多数保有されており、常時1万件以上の求人のなかから最適な転職先の紹介を受けられるのもメリットです。

独自の検索システムで得られる企業の技術情報や過去の求人情報をもとに、膨大なデータからマッチ度の高い求人を紹介してもらえるでしょう。

ミネベアミツミ株式会社に関するよくある質問

ここでは、ミネベアミツミ株式会社に関して寄せられた質問に回答していきます。

同じ疑問をお持ちの方は、ぜひ確認してみてください。

ミネベアミツミ株式会社の海外赴任の年収は？

現在、ミネベアミツミ株式会社で海外赴任した場合の年収は公表されていません。

しかし、マイナビによると海外赴任手当やハードシップ手当が加算される海外駐在員の年収は、国内の額面平均年収に対して約1.5倍、手取は約1.8倍が相場とされています。

ミネベアミツミ株式会社の平均年収とデータをもとに計算すると、推定、額面1090万円、手取り975万となります。

とはいえ、赴任先や年齢によっても金額は変動しますので、上記数値はあくまで推定とし、参考程度にご確認ください。

参考：海外駐在員の給与・手当はどう決める？税金・保険についても解説｜マイナビBiz

ミネベアミツミ株式会社の院卒の年収は？

ミネベアミツミ株式会社に院卒で入社した場合の年収は、325万円程だと推定されます。

また、博士課程まで修了している場合には354万円程になるでしょう。

もちろん、賞与が支給されれば年収はさらに上がりますが、新卒として入社した年の賞与は支給されないor少ないことが多いので、賞与は含まずに想定をしておくことをおすすめします。

参考：募集概要｜新卒採用

まとめ

ミネベアミツミ株式会社の平均年収は727万円です。

電子部品メーカーの競合他社と比較すると、ミネベアミツミ株式会社の年収は中間に位置しますが、平均残業時間は5.3時間と競合他社に比べて短く、基本給や賞与が高いと考えられます。

役職別の給与水準をみると、部長級で1,300万～1,500万円、課長級で900万～1,100万円、係長級で700万～850万円となっており、役職階級が上がることでの大幅な年収UPが期待できます。

こうした数値には、ミネベアミツミ株式会社の「従業員成長をしっかりとサポートする」という企業文化が反映されており、努力次第で高い給与を実現することができるというミネベアミツミ株式会社の魅力のひとつでしょう。

また、ミネベアミツミ株式会社は積極的なM&A活動により成長しており、今後も事業の拡大とそれに伴う年収の増加が期待されます。

こうした魅力の多いミネベアミツミ株式会社ですが、転職を検討する際には転職エージェントの活用を検討することをおすすめします。

ミネベアミツミ株式会社のような技術系企業では専門知識や業界特有の選考基準をクリアする必要があり、個人で対策をするには限界もあるでしょう。

転職エージェントは豊富なノウハウをもとに、希望する企業に合わせて、書類作成から内定までサポートしてくれます。少しでも気になる方は、まず本記事で紹介している転職エージェントを確認してみてください。