薬剤師が「やめとけ」といわれる理由5選|おすすめの転職先

           
編集者
本記事は転職エージェント公式サービス(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
ただし、当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。
有料職業紹介許可番号:13-ユ-313782)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社アシロが作成しています。

SNSなどを見ていると、「薬剤師はやめとけ」などの声が見られることがあります。

この記事を読んでいる方の中にも、薬剤師になったけれど「思っていたのと違う…」と、薬剤師を辞めたいと感じていることがあるかもしれません。

とはいえ、薬剤師として働くのには、たくさんのメリットがあります。今、あなたが「辞めたい」と感じているのは、薬剤師になったことが問題なのではなく、職場が問題なのかもしれません。

そこでこの記事では、薬剤師が「やめとけ」といわれる理由を5つ紹介したあと、薬剤師として働くメリットや、向いていない人の特徴をまとめました。

さらに、薬剤師におすすめの転職先もまとめています。「今、薬剤師として働いているけれど、今後のキャリアに迷っている」なんて方は、参考にしてください。

あわせて読みたい
薬剤師向け転職エージェント15社を徹底比較|選び方や転職成功ポイントも 薬剤師が抱える転職エージェント選びの悩みは、転職エージェントの見極めに役立つポイントや転職エージェントとの付き合い方を知っていれば防ぐことができます。 この記...
目次

薬剤師が「やめとけ」といわれる5つの理由

早速、薬剤師が「やめとけ」といわれる理由を見てみましょう。

労働時間が長い

職場によっては、労働時間が長くなることもあるようです。特に、ドラッグストアと門前薬局(※)があげられるでしょう。

ドラッグストアの営業時間は、10時~22時なんてところもあり、長いところだと24時間営業のこともあります。長い営業時間に薬剤師を常駐させるため、基本はシフト制をとっているはずです。

とはいえ、ドラッグストアのスタッフとして品出しをしたり、OTC医薬品の販売をしたりなどで、残業時間が増え、労働時間が長くなることもあります。

一方の門前薬局は、20時程度で閉局することが一般的です。ただし、医療機関を最後に受診した患者が来るのを待つため、閉局時間が過ぎて残業することも少なくありません。

また、かかりつけ薬剤師になっていれば、24時間で対応することもあり、夜勤が発生し、労働時間が長くなることにつながります。

※)門前薬局とは、病院やクリニックの近くにある調剤薬局のことをいいます。

人間関係がよくないことも

薬剤師で働いていると、人間関係がよくない職場に出会うこともあります。特に、調剤薬局でその傾向が強いようです。

調剤薬局は規模が小さいところが多く、その分、働いている薬剤師の人数も少ないので、人間関係が閉鎖的になりがちです。その結果、人間関係がギクシャクしてしまうのです。

人間関係の悪さは、働きやすさに大きな影響を与えます。苦手な人がいるだけで職場に行く足取りが重くなってしまいますし、働いている間ストレスを感じてしまいます。

プレッシャーが大きい

薬剤師が「やめとけ」といわれるのは、プレッシャーが大きいことも理由の1つです。

プレッシャーがかかる理由はいくつかありますが、最大の理由は調剤のミスができないことが挙げられるでしょう。

調剤過誤が発生すれば、患者さんの健康状態に悪影響を与えますし、ケースによっては民法上の責任を負う可能性があります。

とはいえ、一人ひとり丁寧に対応するのも現実的ではありません。限られた時間の中で調剤を進めなければ、来局した患者全員を対応しきれなくなるからです。

このように、薬剤師はミスのプレッシャーと戦いながら仕事をしなければなりません。

ワークライフバランスが取れない

ワークライフバランスが取れなくなるのも、薬剤師がやめとけといわれる理由です。

ワークライフバランスが取りにくいのは、労働時間が長いことと、勉強が必要であることの2つが原因として挙げられます。

薬剤師としてスキルアップやキャリアアップをする一番の近道は資格の取得ですが、そのためには何千時間も勉強に費やさなくてはなりません。また、医療は日々進化する業界で、新薬が開発されれば新しく学ぶ必要があります。

このように、薬剤師になったら勉強がストップするのではなく、新たに自己研鑽のために時間を取らなければならないのです。その結果、プライベートの時間が無くなり、ワークライフバランスが取れなくなってしまいます。

ワンオペになることもある

慢性的に人手が不足している職場では、ワンオペになることあるようです。特にドラッグストアで目立つ傾向にあります。

ワンオペだと、一人で売り上げの管理や顧客対応、発注、品出しをやらなければなりません。さらに、調剤併設のドラッグストアなら、一人で調剤や服役指導もする必要があるのです。

ワンオペは激務になりがちで、業務のプレッシャーもかかります。精神的なストレスが溜まり、体調へ悪影響が発生することも否定できません。

薬剤師はきつい・やばい?|ブラックだった体験談

SNSでは、「やめとけ」のほかに、「薬剤師はきつい」「薬剤師はやばい」などの声が見られることもあります。

ここではSNSで見られた、薬剤師の方が「ブラック」と感じた体験談をいくつかピックアップしました。一つひとつ見てみましょう。

サービス残業を指示される

「残業をする前に退勤を押せ」との声が見られました。使用者側が残業代を支払いたくないために伝えた内容だと思われます。

いわゆるサービス残業と呼ばれる行為ですが、労働基準法に違反しています。

同法の第37条で、使用者が労働者に対して時間外労働をさせたとき、割増賃金を支払わなければならないと定められているからです。

サービス残業を迫られるのは、本来得られたはずの収入を失うことから、給料が実質的に減ることを意味します。このような環境で働いているなら、「やめとけ」との声が上がるのも不思議ではありません。

疑義紹介で医者に怒られる

処方箋に不備があり、疑義照会をしたら医者に怒られた経験のある薬剤師もいるようです。

疑義紹介は、患者の生命や健康上のリスクを未然に防ぐための大切な行為です。また、薬剤師法第24条で定められた薬剤師の義務でもあります。

そんな重要な疑義紹介をして医者に理不尽に怒られてしまっては、たまったものではありません。これでは、大きなストレスがかかるのもしかたありません。

患者に怒鳴られる

患者に怒鳴られた経験のある薬剤師もいるようです。

患者は病気が原因で体調が悪く、気が荒くなってしまうこともあるでしょう。とはいえ、怒鳴られるのは気分がよいものではありません。

また、この体験談では怒鳴られただけで終わっていますが、ケースによっては理不尽なクレームをつけられ、不当な要求をされることもあるでしょう。

このように、患者から苦情やクレームがあるのも、薬剤師のつらさの一因になります。

1分で無料登録!
おすすめの
転職エージェント5社
総 合
詳 細
評 判

エージェント 求人数 ポイント 公式サイト

ビズリーチ

ビズリーチ

5.0
公開求人数
13万件
非公開求人数
非公開
転職者の3人に1人が年収アップに成功!レジュメ登録してスカウトを待つだけで自分の市場価値がわかる。優秀なコンサルタントを指名することも可能。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

4.8
公開求人数
47.6万件
非公開求人数
40.4万件
まず必ず登録すべき、業界最大手エージェント。圧倒的求人数と内定数で、各業界や職種に精通したキャリアアドバイザーも多数在籍。

マイナビエージェント

マイナビエージェント

4.6
公開求人数
6.6万件
非公開求人数
非公開
人材大手マイナビが運営する転職エージェント。特に20~30代からの支持が高く、有名大手企業から勢いのあるベンチャー企業まで、幅広い求人を保有。

doda

doda

4.2
公開求人数
26.1万件
非公開求人数
3.5万件
新しい環境にチャレンジしたい方にも、今までのキャリアを活かしたい方にもおすすめの、圧倒的な顧客満足度を誇る最大級の転職エージェント

type転職エージェント

type転職エージェント

4.0
公開求人数
1.2万件
非公開求人数
2万件
1都3県(東京・千葉・埼玉・神奈川)に絞って質の高い求人情報を提供しているエージェント。企業との間に太いパイプがあり、年収アップ率はなんと71%。
2024年10月1日時点

エージェント 相性のいい年代 相性のいい地域 公式サイト

ビズリーチ

ビズリーチ

5.0
20代
30代
40代
50代
首都圏
名古屋
大阪
兵庫
福岡
札幌
仙台
その他

リクルートエージェント

リクルートエージェント

4.8
20代
30代
40代
50代
首都圏
名古屋
大阪
兵庫
福岡
札幌
仙台
その他

マイナビエージェント

マイナビエージェント

4.6
20代
30代
40代
50代
首都圏
名古屋
大阪
兵庫
福岡
札幌
仙台
その他

doda

doda

4.2
20代
30代
40代
50代
首都圏
名古屋
大阪
兵庫
福岡
札幌
仙台
その他

type転職エージェント

type転職エージェント

4.0
20代
30代
40代
50代
首都圏
名古屋
大阪
兵庫
福岡
札幌
仙台
その他
2024年10月1日時点

エージェント 評価 クチコミ 公式サイト

ビズリーチ

ビズリーチ

5.0
口コミを読む
・情報収集目的で使いましたが、多くのスカウトをもらえました。
・無課金でも年収アップ転職ができるときいて使いました。無料期間を有効活用することをお勧めします。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

4.8
口コミを読む
・求人数、セミナーが充実していて、アドバイザーさんのサポートが手厚かったです。
・HPの使い勝手が良く、絞り込み検索機能が使いやすい!

マイナビエージェント

マイナビエージェント

4.6
口コミを読む
・面接対策や履歴書添削などを手厚く行ってくれました。
・ハイキャリア向けの求人は少なめですが、未経験分野への転職も可能で、自分の可能性を広げられます。

doda

doda

4.2
口コミを読む
・比較的、業種分けがしっかりとされていて、特定の業種の求人だけを確認できて便利。
・テレビCMや転職サイトの王手企業ということと20代30代向けの求人が多いことから利用しました。

type転職エージェント

type転職エージェント

4.0
口コミを読む
・サイトがシンプルな作りで見やすい。
・関東圏で、すぐに転職をしたいと考えているような人には向いているかなと思いました。
2024年10月1日時点

薬剤師は「やめとけ」は本当?働くメリットとは

このように、薬剤師にはたくさんのデメリットがあります。とはいえ、たくさんの方が薬剤師として従事しているのが事実です。

どういったメリットがあるのか一つひとつ確認してみましょう。

平均年収が高い

薬剤師のメリットとして、平均年収が高いことが挙げられます。

実際、厚生労働省によれば、正社員で従事する薬剤師の平均年収は次の通りとなっています。

年齢病院薬局
20代380万円430万円
30代500万円510万円
40代600万円600万円
50代700万円600万円
60代600万円577万円

一方で、全労働者の平均は、男性が50代で約416万円、女性が50代で280万円がピークとなっており、薬剤師の平均年収が大きく上回っていることがわかります。

仕事をする目的の全てが給料とはいえませんが、モチベーションに関係するのは間違いありません。平均年収が高いのは、薬剤師の大きなメリットといえます。

【参考記事】
第13回薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会|厚生労働省 
令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況|厚生労働省

夜勤が少ない

薬剤師は他の医療従事者に比べて夜勤が少ないのもメリットでしょう。

医師や看護師は当直や夜勤を担当することも一般的です。一方、薬剤師は夜勤をすることはほとんどありません

もちろん、入院施設のある総合病院や24時間営業のドラッグストアでは、夜勤が発生することもありますが、限定的です。

夜勤で働くと、日勤に比べて体調を崩しやすかったり、生活リズムが整えにくかったり、家族と活動時間が合わなかったりといったデメリットがあります。

薬剤師は夜勤が少ないことから、このようなデメリットを受けることはあまりありません。

生活の変化に対応しやすい

生活の変化に対応しやすいのも薬剤師のメリットで、特に調剤薬局は全国に展開しているためライフスタイルの変化に対応しやすいのが特徴です。

全国展開するような調剤薬局では、生活の変化、たとえば、結婚や配偶者の転勤、親の介護などで転居を余儀なくされたとき、別の店舗に異動できる体制を整えてくれているところもあるのです。

また、万が一引っ越しで転職をする必要があったとしても、薬剤師は他の業種より転職しやすい傾向にあります。

たしかに、コロナを機に薬剤師は買い手市場に移行しつつありますが、厳しい条件を希望しなければ採用されるのも難しくはありません。

このように、生活に変化があっても薬剤師を続けやすいのもメリットだといえるでしょう。

スキルアップで高年収が目指せる

スキルアップを目指せば高収入が目指せるのも薬剤師のメリットです。

スキルアップをする方法はたくさんありますが、代表的なものは資格の取得です。

薬剤師の資格は大きくわけると「認定資格」と「専門資格」があり、次のようなものがあります。

認定資格専門資格
研修認定薬剤師
在宅療養支援認定薬剤師
プライマリ ・ケア認定薬剤師
救急認定薬剤師
外来がん治療認定薬剤師
老年約爆認定薬剤師
外来がん治療認定薬剤師
がん薬物療法認定薬剤師
腎臓病薬物療法認定薬剤師 など
薬物療法専門薬剤師
医薬品情報専門薬剤師
薬物療法専門薬剤師
地域薬学ケア専門薬剤師
外来がん治療専門薬剤師
がん指導薬剤師
精神科専門薬剤師
HIV感染症専門薬剤師
腎臓病薬物療法専門薬剤師 など

また、近年ではかかりつけ薬剤師や在宅業務など、薬剤師に求められる役割が「対人業務」にシフトしつつあります。

対人業務に対応できるスキルを身につけておけば、市場における価値が上がり、年収アップにつながるでしょう。

こんな人は薬剤師はやめとけ?|向いてない人とは

現在、薬剤師に従事しているけれど、働きづらさを感じている方もいるでしょう。仕事にはそれぞれ向き・不向きがあるのは間違いありません。

つまり、働きづらさの原因が、職場にあるのか、向き不向きなのかについては考える余地があります。

ここで解説する、向いていない人の特徴に該当しないなら、職場を変えることを検討した方がよいでしょう。

接客業務が苦手な人

接客業務が苦手な人は、薬剤師に向いていないかも知れません。ドラッグストアや薬局では、患者とコミュニケーションを取ることが少なくないからです。

患者から相談があれば、専門用語を使わず分かりやすいように説明できなければなりません。ときには健康食品などを販売することもあり、営業力も問われます。

また、0402通知(※)や調剤報酬改定から、薬剤師の業務が対物業務から対人業務にシフトしつつあるのは明らかです。

今後は、在宅業務やかかりつけ、他業種との連携など、対人業務ができる薬剤師の市場価値が高くなるでしょう。接客やコミュニケーション能力も必要となるはずです。

(※)「0402通知」とは、2019年に厚生労働省から出された「調剤業務のあり方について」という通知文書を指します。4月2日に出されたため、一般に0402通知と呼ばれています。 0402通知では、非薬剤師が一定の条件のもと限定された範囲において、薬剤師の調剤業務を補助できることが記載されています。

大雑把な人

大雑把な人も薬剤師には向いていないといえます。調剤は細かい作業の連続だからです。

よくあるミスとしては、数量の取違い、薬剤や規格の取り間違い、用法容量の確認ミスなどが挙げられます。また、飲み合わせのチェック確認漏れなどがあるでしょう。

もちろん、ケアレスミスは許されません。薬局側としても、このようなミスを防ぐためにある程度仕組みを作っていることもありますが、ミスが多発するようでは薬剤師としての信頼を失ってしまうでしょう。

責任感が薄い人

薬剤師に限ったことではありませんが、責任感が薄い人も向いてないといえます。そもそも薬剤師が、処方箋に従って調剤すればよいわけではないからです。

薬剤師は、これまで培った経験と知識を用いながら、患者への服役指導やヒアリング、疑義紹介など、自分自身で判断をおこないつつ、業務をこなさなければなりません。

判断を適切におこなう根底には、「自分自身の判断が患者の健康に大きな影響を与える」という責任感が求められるのです。

新しいことを学ぶのが苦手な人

新しいことを学ぶのが苦手な人も、薬剤師には向いていないでしょう。医療界では日々、新たな薬が開発されており、薬剤師は常に最新の知識を追い求める必要があるからです。

国家試験に合格し薬剤師としての一歩を踏み出した後も、勉強を止めることなく、変化し続ける医療業界に対応する努力が求められます。

最新の情報は患者の健康と結びついているため、知識のアップデートは仕事の質に直結します。薬剤師として活躍しつづけるには、勉強は避けて通れないのです。

薬剤師を辞めたいと思ったら|主な転職先とその特徴

「薬剤師は自分に合ってないかもしれない…」と、異業種への転職を検討している方は、もしかしたら、現在の職場が合ってないだけかもしれません。

ここでは、薬剤師で転職を検討している方に向けて、主な転職先とその特徴をまとめました。異業種への転職の前に、まずは職場を変えることを検討してみましょう。

病院

臨床に最も近く、医師や看護師とチームとなって働きながら、患者の治療に貢献できるのが病院です。薬剤師としての職能が一番発揮できる職場だといえるでしょう。

患者と向き合い、臨床医療に携われたり、細やかな服役指導ができたりするところに、やりがいを感じやすいでしょう。また、医療に貢献できる実感を得られやすいのもメリットです。

一方で、他の職場より年収が低かったり、夜勤や日直があることで生活リズムが整えにくかったりするデメリットがあります。また、身体的な負担が大きいことも懸念点です。

調剤薬局

調剤薬局は多くの薬剤師が職場に選んでいます。対物業務から対人業務へとシフトしている現代では、薬剤師の役割がより重要視されています。地域に根差し、自宅の近くで働ける利点も見逃せません。

メリットとして、多様な処方箋に触れられ、薬剤師としての幅広い知識が身につくことが挙げられるでしょう。患者と直接関わり、地域医療に貢献することが可能です。

また、休みを取りやすく、夜勤がほとんどないため、ワークライフバランスを保ちやすいのも大きな魅力です。管理薬剤師として、高収入を目指すこともできます。

一方で、処方箋が一部の医療機関に偏っているとスキルアップが難しいこと、人間関係が狭く感じる職場環境、少人数の薬局では休みが取りにくいことがデメリットとして挙げられます。

ドラッグストア

ドラッグストアは、高収入が見込める特徴があります。OTC薬の提供だけでなく、調剤業務をおこなう店舗も増加しており、幅広い知識が要求されるでしょう。

メリットは、給与水準が高いこと、自己治療を支援し地域医療に貢献できることです。また、患者に適した薬を提供することで大きな満足感を得られます。

しかし、デメリットとして、長時間営業であることが多く、休日が少ないことが挙げられます。

また、薬剤師でありながらレジ業務や商品の陳列も求められることがありますし、OTC薬販売のみでは専門性を十分に発揮できないこともあるでしょう。

医療品卸企業

薬剤師のキャリアパスとしては珍しいものの、医薬品卸企業も選択肢の1つです。

特に、DI室での仕事は薬剤師の専門性を活かし、顧客からの問い合わせに対応する重要な役割を担います。また、管理薬剤師としての役割も不可欠であり、企業のコンプライアンスを守る重要な仕事です。

メリットは、他の医療関連職に比べて残業が少なく、医薬品の流通という希少な領域で働く機会があることです。患者さんを直接対応することはないため、比較的落ち着いた環境で仕事ができるでしょう。

一方で、全国転勤の可能性があり、給与水準はやや低めなのがデメリットです。臨床現場から離れるため、薬剤師としての直接的なやりがいを感じにくい場合もあります。

公務員

公務員薬剤師には地方と国家の二つのキャリアパスがあります。

地方公務員は主に国公立病院や行政の仕事を担い、国家公務員は厚生労働省のような中央官庁での職務が中心です。どちらも社会的な信用度が非常に高い職業です。

メリットとしては、仕事のやりがいがあること、福利厚生や手当てが充実していること、社会的な信用度が高いことが挙げられます。特に社会貢献度の高い業務に携われるのは大きな魅力です。

しかし、デメリットとして地方公務員は給与水準が低めであること、副業が認められていないこと、また国家公務員は臨床現場から離れた業務が多いことが考えられます。

MR

MRは、製薬会社に所属し、医師や薬剤師などの医療関係者に自社商品を販売する仕事です。

高収入が期待できる点が特徴です。

この職に就くメリットは、医師や薬剤師との深い関係を構築できること、そして医療への広範な貢献ができる点です。また、有給や長期休暇の取得が比較的容易であることも魅力の一つです。

しかし、頻繁な全国転勤や出張の可能性があるほか、学会や接待で週末が取られがちなことなどがデメリットです。女性の場合は家庭を持った後のキャリア継続の難しさ、そして不規則な勤務時間による生活リズムの乱れも懸念点です。

大学

薬剤師の中には、大学院での研究を続けたり、他の大学や研究機関で専門性を活かしたりする道を選ぶ方もいます。確かに競争が激しく狭い門かもしれませんが、自分の情熱を研究に注げる仕事です。

このキャリアパスのメリットには、大学での研究を深めることができること、将来的に教授職を目指す機会があること、また学生へ知識を伝える喜びを感じられることがあります。

一方でデメリットとしては、初期のキャリア段階では給与が低いことが挙げられます。また、もともと狭き門であり、希望しても就職できない可能性が高いことが指摘できるでしょう。

薬剤師におすすめの転職エージェント

現状、薬剤師として働きづらさを感じているなら、思い切って職場を変えてみましょう。そのときには、ぜひ、薬剤師に特化した転職エージェントを利用してください。

転職エージェントは、あなたの希望条件を満たした求人を紹介してくれるほか、履歴書添削や面接対策などもしてくれる、転職支援サービスです。

利用は無料ですし、登録は5分程度で済みます。複数登録が基本ですから、ここで紹介するところに2~3社程度は登録しておきましょう。

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師の特徴
  • 「顔が見える面談」による丁寧なヒアリング
  • 手厚い転職サポート
  • 臨床開発室・治験コーディネーターなど取り扱い職種が幅広い

マイナビ薬剤師は、大手人材紹介企業である株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。

対面、またはWebでおこなわれる「顔が見える面談」にこだわりがあり、今後のキャリアプランや仕事に求めることなど、求職者の話に耳を傾けて、叶えたい転職内容を汲み取ってくれるでしょう。

サポートの手厚さに定評があり、求人紹介や書類添削、面接対策などの支援にくわえ、面談同行や給与交渉なども任せられます。

求人情報の読み方や内部情報も教えてもらえるため、気になることは何でも質問してみるのがおすすめです。

取り扱い職種の幅が広いことも特徴で、薬局、病院、ドラッグストアのほか、臨床開発室・治験コーディネーターなどの企業勤務の求人も保有されています。

さまざまなキャリアの選択肢を検討したい方に、うれしいポイントでしょう。

サービス概要
サービス名マイナビ薬剤師
運営会社株式会社マイナビ
公開求人数48,773件
非公開求人数非公開
対応地域全国
公式サイトhttps://pharma.mynavi.jp/
2024年11月1日時点

関連記事:マイナビ薬剤師の評判は悪い?口コミからわかるメリット・デメリットを徹底解説

ヤクジョブ

ヤクジョブ
ヤクジョブの特徴
  • 求人を4万件以上保有
  • 取引企業・医療機関は7,000社以上
  • 企業を取材しているので詳しい情報がわかる

ヤクジョブ.com」は、30年近く薬剤師業界を中心に医療業界の人材サポートをおこなっている、クラシス株式会社が運営する薬剤師向けの転職サイトです。

長年かけて医療機関と築いてきた信頼と実績があるからこそ、現在も6万件以上の求人情報を保有し、利用満足度97.7%()を誇ります。

全国47都道府県の求人を取り扱い、ほとんどの都道府県で100件以上の求人を保有しています。なかでも調剤薬局の求人は、全体の8割と豊富に扱っています。

)ヤクジョブ.com公式サイト参照

  • ミスマッチを防ぎたい方
  • 多くの求人から自分に合った求人を選びたい方
  • ライフスタイルに合った働き方をしたい40代の方
サービス概要
サービス名ヤクジョブ
運営会社クラシス株式会社
公開求人数51,065件
非公開求人数非公開
対応地域全国
公式サイトhttps://yaku-job.com/
2024年11月1日時点

レバウェル薬剤師

レバウェル薬剤師
レバウェル薬剤師の特徴
  • 取引先医療機関1.4万件(※公式サイト参照)
  • 転職前に職場の内部情報が分かる
  • 医療・ヘルスケア領域に精通したアドバイザーがサポート

レバウェル薬剤師は、医療業界の転職に特化したサービスを展開するレバレジーズメディカルケア株式会社が運営しています。

業界に精通したアドバイザーからのサポートが受けられるのはもちろん、アドバイザーは直接職場訪問して情報収集をしているため、職場の内部情報を詳細に知ることが可能です。

また、「転職エージェント」「スカウトサービス」「求人サイト」を兼ね備えたサービスのため、自身に合ったスタイルで転職活動を進めていくことができます。

サービス概要
サービス名レバウェル薬剤師
運営会社レバレジーズメディカルケア株式会社
公開求人数2,752件
非公開求人数非公開
対応地域全国
公式サイトhttps://levwell-yakuzaishi-agent.jp/lp/1/
2024年10月1日時点

ファルマスタッフ

ファルマスタッフ
ファルマスタッフの特徴
  • 業界最大レベルの求人数と地方求人の多さに強み
  • 転職相談満足度96.7%
  • 薬剤師のための教育サービスも提供

全国12拠点を有するファルマスタッフでは、2024年1月現在、4万9,000件超(※1)の求人が保有されており、大都市だけでなく地方の求人も充実しています。

「年収600万円以上」「土日休み」「派遣」など、希望条件に合う求人が見つかるでしょう。

また、転職相談満足度が96.7%(※1)と高く、転職サポートが充実していることも魅力です。

書類作成や条件交渉の支援のほか、コンサルタントが実際に足を運んで収集した内部情報の提供もおこなっており、転職後のミスマッチを最小限に抑えられるはずです。

ファルマスタッフの母体は日本調剤株式会社とあって、教育面でも転職したい薬剤師を応援してくれます。

転職を機にキャリアアップやスキルアップしたい方におすすめのエージェントです。

(※1)ファルマスタッフの公式ホームページより

サービス概要
サービス名ファルマスタッフ
運営会社株式会社メディカルリソース
公開求人数51,783件
非公開求人数非公開
対応地域全国
公式サイトhttps://www.38-8931.com/
2024年11月1日時点

関連記事:ファルマスタッフの評判は?派遣でも使える?口コミから実態を調査!

リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師の特徴
  • 最短3日で転職先が見つかる
  • 紹介先の事前調査をしてくれる
  • 非公開求人が多い

「リクナビ薬剤師」は、人材業界でトップシェアを誇るリクルートグループが運営する薬剤師向け転職エージェントです。知名度の高さと独自のネットワークを活かし、さまざまな製薬会社や薬局の優良求人を多く保有しています。

また、長年の転職支援により、ノウハウやサポート体制が充実しているのもリクナビ薬剤師の強みです。最短3日のスピード転職から、妥協しない職場選びまで、求職者の要望に応じたサポートが可能となっています。

サービス概要
サービス名リクナビ薬剤師
運営会社株式会社リクルートメディカルキャリア
公開求人数18,801件
非公開求人数非公開
対応地域全国
公式サイトhttps://rikunabi-yakuzaishi.jp/
2024年11月1日時点

関連記事:リクナビ薬剤師の評判は?口コミをもとにメリット・デメリットや利用時の注意点まで徹底解説!

まとめ

薬剤師は、「労働時間が長い」「プレッシャーがかかる」等の理由から、やめとけといった声があるのも事実です。

一方で、給料が高かったり、医療関係者であるものの夜勤が少なかったりといったメリットがあります。そのため、薬剤師として働き続けるのは悪い手ではありません。

もし、現状、働きづらさを抱えているのであれば、職場に問題がある可能性も否定できません。そういったときには、転職を検討してください。

そして、ぜひこの記事で紹介した、薬剤師に特化した転職エージェントを利用しましょう。

1分で無料登録!
おすすめの
転職エージェント5社
総 合
詳 細
評 判

エージェント 求人数 ポイント 公式サイト

ビズリーチ

ビズリーチ

5.0
公開求人数
13万件
非公開求人数
非公開
転職者の3人に1人が年収アップに成功!レジュメ登録してスカウトを待つだけで自分の市場価値がわかる。優秀なコンサルタントを指名することも可能。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

4.8
公開求人数
47.6万件
非公開求人数
40.4万件
まず必ず登録すべき、業界最大手エージェント。圧倒的求人数と内定数で、各業界や職種に精通したキャリアアドバイザーも多数在籍。

マイナビエージェント

マイナビエージェント

4.6
公開求人数
6.6万件
非公開求人数
非公開
人材大手マイナビが運営する転職エージェント。特に20~30代からの支持が高く、有名大手企業から勢いのあるベンチャー企業まで、幅広い求人を保有。

doda

doda

4.2
公開求人数
26.1万件
非公開求人数
3.5万件
新しい環境にチャレンジしたい方にも、今までのキャリアを活かしたい方にもおすすめの、圧倒的な顧客満足度を誇る最大級の転職エージェント

type転職エージェント

type転職エージェント

4.0
公開求人数
1.2万件
非公開求人数
2万件
1都3県(東京・千葉・埼玉・神奈川)に絞って質の高い求人情報を提供しているエージェント。企業との間に太いパイプがあり、年収アップ率はなんと71%。
2024年10月1日時点

エージェント 相性のいい年代 相性のいい地域 公式サイト

ビズリーチ

ビズリーチ

5.0
20代
30代
40代
50代
首都圏
名古屋
大阪
兵庫
福岡
札幌
仙台
その他

リクルートエージェント

リクルートエージェント

4.8
20代
30代
40代
50代
首都圏
名古屋
大阪
兵庫
福岡
札幌
仙台
その他

マイナビエージェント

マイナビエージェント

4.6
20代
30代
40代
50代
首都圏
名古屋
大阪
兵庫
福岡
札幌
仙台
その他

doda

doda

4.2
20代
30代
40代
50代
首都圏
名古屋
大阪
兵庫
福岡
札幌
仙台
その他

type転職エージェント

type転職エージェント

4.0
20代
30代
40代
50代
首都圏
名古屋
大阪
兵庫
福岡
札幌
仙台
その他
2024年10月1日時点

エージェント 評価 クチコミ 公式サイト

ビズリーチ

ビズリーチ

5.0
口コミを読む
・情報収集目的で使いましたが、多くのスカウトをもらえました。
・無課金でも年収アップ転職ができるときいて使いました。無料期間を有効活用することをお勧めします。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

4.8
口コミを読む
・求人数、セミナーが充実していて、アドバイザーさんのサポートが手厚かったです。
・HPの使い勝手が良く、絞り込み検索機能が使いやすい!

マイナビエージェント

マイナビエージェント

4.6
口コミを読む
・面接対策や履歴書添削などを手厚く行ってくれました。
・ハイキャリア向けの求人は少なめですが、未経験分野への転職も可能で、自分の可能性を広げられます。

doda

doda

4.2
口コミを読む
・比較的、業種分けがしっかりとされていて、特定の業種の求人だけを確認できて便利。
・テレビCMや転職サイトの王手企業ということと20代30代向けの求人が多いことから利用しました。

type転職エージェント

type転職エージェント

4.0
口コミを読む
・サイトがシンプルな作りで見やすい。
・関東圏で、すぐに転職をしたいと考えているような人には向いているかなと思いました。
2024年10月1日時点

運営者情報

キャリアアップステージ」は、有料職業紹介事業許可番号13-ユ-313782)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社アシロが運営する転職メディアです。当メディアは「コラムガイドライン」に基づき運営しています。 また、サイト内で紹介している転職支援サービスは「ランキング概要」等を基準に選定・評価しています。
会社名 株式会社アシロ(ASIRO Inc.)
2021年7月20日 東証グロース上場(7378)
URL https://asiro.co.jp/
本社所在地 160-0023
東京都新宿区西新宿6丁目3番1号
新宿アイランドウイング4F
法人番号 9011101076787
設立日 2009年11月
代表者(代表取締役社長) 中山博登
主な事業内容 HR事業、インターネットメディア事業(リーガルメディア、派生メディア)、少額短期保険事業
許認可 有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可 許可番号13-ユ-313782)
グループ会社 株式会社アシロ少額短期保険
株式会社ヒトタス
運営者情報の詳細はこちら
  • URLcopy
CAREERUPSTAGE編集部のアバター
株式会社アシロ

CAREERUPSTAGE編集部

転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。