USCPA(米国公認会計士)は、国際的なビジネスや金融に関わる場面で高い信頼と評価を得ている資格です。日本でも外資系企業や日系グローバル企業、大手監査法人などで需要があります。
とはいえUSCPAが転職を成功させるには、資格をアピールするだけでは足りません。自分の強みやキャリアプランに合った転職先を選定し、資格以外の実務経験や人間性などもアピールする必要があります。
その際に活用したいのが転職エージェントや転職サイトです。この記事ではUSCPAの転職に利用するべき転職エージェント・転職サイトを紹介するとともに、USCPAの市場価値や活かせる職場、転職活動のポイントなどを解説します。
サービス名 | 概要 |
---|---|
ハイスタ会計士 | USCPA特化の転職エージェント。事業会社・監査法人の求人に強い。扱う求人は経営戦略上の理由や多数の応募者が想定される人気求人。 |
MS-Japan | 上場企業との取引実績が豊富なので、事業会社への転職を検討中の方におすすめ。 |
ジャスネットキャリア | 単なる求人紹介にとどまらず、ライフステージに合った働き方の提案など生涯キャリアの実現に向けた支援。 |
REXアドバイザーズ | 公認会計士、税理士、経理、財務の転職サポートに力をいれている転職エージェント。 |
マイナビ会計士 | 事業会社から中堅監査法人、コンサルティングファームまで多様な求人を扱っています。 |
Hupro(ヒュープロ) | スピード感のある効率的な転職活動のサポートが強み。 |
コトラ | 金融とコンサル業界に強いため、USCPAの知識を活かしてコンサルティング業務をやりたい方に向いています。 |
ビズリーチ | 管理職や経営幹部、高度専門人材などのハイクラス人材に強み。 |
リクルートダイレクトスカウト | 年収800万~2,000万円の求人を多数。年収にこだわりたい方におすすめ。 |
目次
USCPAにおすすめの転職エージェント・転職サイト9選
まずは、USCPAが転職活動で利用したい転職エージェントと転職サイトを9社紹介します。
Hi-Standard公認会計士(ハイスタ会計士)
Hi-Standard(ハイスタ会計士)は公認会計士・USPCA・試験合格者の転職に特化した転職エージェントです。
求人企業・事務所と求職者の両方を同じアドバイザーが担当する両手型のサポートなので、ミスマッチの少ない転職を実現できます。
Hi-Standardで扱う求人は経営戦略上の理由や多数の応募者が想定される人気求人であることから、すべてが非公開です。その中から求職者の希望や経験に合った最適な求人を紹介してくれます。
公式サイト:https://hi-standard.pro/cpa/uscpa/
MS-Japan
MS-Japanは管理部門と会計士や税理士などの士業に特化した転職エージェントです。専門特化型のエージェントとして30年以上の実績がある老舗なので、求人数と転職ノウハウが豊富で安心して利用できます。
職種ごとに専門特化したアドバイザーが求職者のキャリアを徹底サポートしてくれます。上場企業との取引実績が豊富なので、事業会社への転職を検討中のUSCPAは利用が必須です。
公式サイト:MS-Japan
ジャスネットキャリア
公認会計士・税理士・経理の転職に特化していたエージェントがジャスネットキャリアです。専門性の高さを活かした的確なアドバイスと質の高い求人を強みとしています。
単なる求人紹介にとどまらず、ライフステージに合った働き方の提案など生涯キャリアの実現に向けた支援をしています。
※参考:ジャスネットキャリア
REXアドバイザーズ
REXアドバイザーズは、公認会計士、税理士、経理、財務の転職サポートに力をいれている転職エージェントです。
そのため監査法人や会計事務所などでの経験があり、転職によるキャリアアップを目指すUSCPAに適しています。
転職活動中の履歴書・職務経歴書の添削や面接対策のサポートに加えて、内定・入社後まで、専門のコンサルタントに転職活動を一貫してサポートしてもらえます。
15分のカジュアル面談があるので、転職自体を検討段階でも利用しやすいでしょう。
公式サイト:https://www.career-adv.jp/
マイナビ会計士
マイナビ会計士は公認会計士・試験合格者・USCPA専門のエージェントです。事業会社から中堅監査法人、コンサルティングファームまで多様な求人を扱っています。
USCPAを歓迎する求人が多く、在宅勤務やフルフレックスなど自由な働き方が可能な求人も多数です。社風や職場環境など内部事情にも詳しいため、慎重に応募先を見極めたい方は相談してみるとよいでしょう。
※参考:マイナビ会計士
Hupro(ヒュープロ)
Hupro(ヒュープロ)は管理部門と士業専門の転職エージェントです。会計業界に精通したアドバイザーが求職者のキャリア設計にそった求人紹介やアドバイスを提供しています。
スピード感のある効率的な転職活動のサポートが強みなので、早期の内定獲得に期待できます。
※参考:Hupro
コトラ
コトラはハイクラス人材に特化した転職エージェントです。金融とコンサル業界に強いため、USCPAの知識を活かしてコンサルティング業務をやりたい方に向いています。
金融やコンサル業界の面接はほかの業界と異なる面が多く独自の対策が必要なので、コトラのアドバイザーのサポートを受けるのがおすすめです。
※参考:コトラ
ビズリーチ
ビズリーチは即戦力人材に特化したスカウト型の転職サイトです。管理職や経営幹部、高度専門人材などのハイクラス人材に強みがあります。
ビズリーチに職務経歴を登録すると、それを見た企業や事務所からオファーが届くため、自身の転職市場価値を把握できます。転職のプロである一流ヘッドハンターへの相談も可能です。
※参考:ビズリーチ
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトはエグゼクティブ向けの転職スカウトサービスです。匿名レジュメを見たヘッドハンターや企業から直接スカウトを受け取れます。
年収800万~2,000万円の求人を多数扱っているため、年収にこだわりたいUSCPAにおすすめです。このような高年収の求人は一般公開されないことが多いため、自分では探せない求人に出会うことができます。
※参考:リクルートダイレクトスカウト
サービス名 | 概要 |
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ハイスタ会計士 | USCPA特化の転職エージェント。事業会社・監査法人の求人に強い。扱う求人は経営戦略上の理由や多数の応募者が想定される人気求人。 |
MS-Japan | 上場企業との取引実績が豊富なので、事業会社への転職を検討中の方におすすめ。 |
ジャスネットキャリア | 単なる求人紹介にとどまらず、ライフステージに合った働き方の提案など生涯キャリアの実現に向けた支援。 |
REXアドバイザーズ | 公認会計士、税理士、経理、財務の転職サポートに力をいれている転職エージェント。 |
マイナビ会計士 | 事業会社から中堅監査法人、コンサルティングファームまで多様な求人を扱っています。 |
Hupro(ヒュープロ) | スピード感のある効率的な転職活動のサポートが強み。 |
コトラ | 金融とコンサル業界に強いため、USCPAの知識を活かしてコンサルティング業務をやりたい方に向いています。 |
ビズリーチ | 管理職や経営幹部、高度専門人材などのハイクラス人材に強み。 |
リクルートダイレクトスカウト | 年収800万~2,000万円の求人を多数。年収にこだわりたい方におすすめ。 |
USCPAに強い転職エージェントの選び方
次に、USCPAの転職を成功に導く転職エージェントの選び方について解説します。
USCPAの転職支援実績や信頼性が高いか
USCPAの転職は一般的な転職とは異なり、資格や市場に関する専門的な知識やノウハウが必要です。そのため、USCPAの転職に関する実績や信頼性が高いエージェントを選ぶ必要があります。
また、USCPAは国際的に認められた高度な資格ですが、それに応じた給与や待遇が得られるとは限りません。市場の動向や企業のニーズによって、USCPAの価値は変動します。そのため、最新の市場動向を把握したうえで現実的な給与や条件を提示してくれるエージェントを選ぶとよいでしょう。
USCPAと相性のよい企業文化や働き方を紹介してくれるか
転職では単に資格が評価されるかどうかだけでなく、自分の価値観やライフスタイルと合う企業文化や働き方を見つけることが重要です。たとえば海外勤務や出張があるか、残業が多いか、ワークライフバランスをとりやすい環境かどうかといった点を確認しましょう。
USCPAの資格を持っている人が在籍しているか、USCPAの資格を活かせる業務があるのかいった点も重要です。このような観点を含め、自分に合った企業文化や働き方を紹介してくれるエージェントであれば、満足度の高い転職を実現できるでしょう。
USCPAだけでなくスキルや経験も踏まえて紹介してくれるか
USCPAは転職する際に有効な資格ですが、それだけでは十分ではありません。ほかのスキルや経験も必要です。たとえば英語力やコミュニケーション力、マネジメント力などです。
USCPA以外にも求職者の強みや弱みを把握し、バランスの取れた評価をしてくれるエージェントは、キャリアの可能性を広げてくれるでしょう。
USCPA・米国公認会計士の需要が高まる理由
転職市場においてUSCPAは高い評価を得ており、近年その需要はますます高まっています。特に、アメリカ本社の子会社や外資系企業、大手監査法人などではUSCPAを持つ人材に対して高い需要があります。
ビジネスのグローバル化
日本企業の海外進出や海外企業との提携が増えており、ビジネスの現場では国際的な会計基準や税務の知識が必要とされています。USCPAは米国会計基準(US GAAP)や国際会計基準(IFRS)に詳しく、多国籍企業や外資系企業の財務報告や監査に対応できます。
また、米国税法や移転価格税制などにも通じており、税務リスクの管理や節税対策にも貢献できます。こうした点からグローバル企業で高く評価されており、需要も大きいです。
デジタル化の加速
デジタル化の加速は、企業の経営に多くの変化をもたらしています。その中でも、会計や財務の分野では新しい技術や規制に対応するために高度な知識やスキルが求められるようになっています。
そこで、USCPAを持つ人材の需要が高まっています。USCPAはデジタル化に伴う新しい課題やリスクに対処するために、データ分析やIT監査などの技術も身につけているためです。
USCPAは、デジタル化によって生まれる新しい価値や機会を見つけ出し、企業の成長や競争力を高めることができます。また、デジタル化によって増える複雑性や不確実性に対しても、信頼性や透明性を確保することができます。
ESGへの関心の高まり
ESGとは環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字をとった言葉です。近年、企業の持続可能性や社会的責任を評価する指標として注目されています。
ESGに関する情報開示は米国ではすでに一般的であり、日本でも政府や金融庁などがESGに関する情報開示や報告を推進しています。企業はESGに対応する必要性に迫られているわけですが、ESGに関する情報開示や報告は米国と日本では会計基準や監査基準が異なることからその内容や形式にも違いがあります。
そのため、日本企業が米国のステークホルダーに対してESGに関する情報を適切に伝えるためには、米国の会計基準や監査基準に精通した人材が必要です。そこで、USCPAが重要な役割を果たすことができます。
USCPAを持つ人材の市場価値
転職市場におけるUSCPAの価値について解説します。これはUSCPAが自身の市場価値を判断する際に役立ちます。
高度な専門性と国際的な信頼性がある資格
USCPAは世界でもっとも権威のある会計士資格のひとつです。USCPAを取得するには厳しい試験に合格するだけでなく、米国の会計基準や監査基準に精通していることが求められます。また、取得後も継続的な教育を受けることで、最新の知識や技術を身につける必要があります。
市場価値が高く、将来性も豊か
上記のような理由からUSCPAを持つ人材は高度な専門性と国際的な信頼性があると評価されます。人材としての価値は高く、その需要は今後も高まると考えられます。
またUSCPAは会計や監査だけでなく、財務分析や経営戦略などの幅広い分野で活躍できます。国際的に認められた資格であることから海外で働くチャンスも広がるでしょう。
年収やキャリアアップの面でも有利
USCPAがあると年収やキャリアアップの面でも有利にはたらきます。USCPAは国際的な資格なので、グローバルな企業や大手監査法人など年収水準の高い職場で活躍するチャンスが広がります。
またUSCPAは難易度が高く、取得には多くの時間と努力が必要です。そのことが、人事担当者や上司からの評価にも反映されます。
さらにUSCPAを持つことで、経理や財務だけでなく、経営戦略やリスク管理などの幅広い分野にも関わることができます。このことは、将来的なキャリアアップにも有利にはたらくでしょう。
価値を高めるには継続的な勉強が欠かせない
USCPAはグローバルなビジネスにおいて高い市場価値がありますが、その価値を維持するためには継続的な勉強が欠かせません。試験合格後も、毎年40時間以上の研修やセミナーに参加することが義務づけられています。
(期間・時間数等)
・1 月 1 日~12 月 31 日を1年として、その期間内に、次のいずれかの要件を毎年満たす必要がある。
①ニューヨーク州法規定の CPE 履修対象科目のうち、複数の科目を受講した場合には、研修履修時間の合計が 40 時間以上となること。
②ニューヨーク州法規定の CPE 履修対象科目のうち、1科目のみを集中して受講した場合には、研修履修時間の合計が 24 時間以上となること。
※①、②いずれの方法においても、最低4時間は倫理を主題とする研修を履修する必要がある。
【ニューヨーク州法規定の CPE 履修対象科目】
・会計(Accounting)
・監査(Auditing)
・保証(Attest)
・税制(Taxation)
・アドバイザリー業務(Advisory Services)
・専門の産業に関連した専門知識・応用(Specialized Knowledge and Applications Related to Specialized Industries)
・ニューヨーク州教育部に承認された会計実務に関連するその他の分野(such other areas appropriately related to the practice of accounting as may be acceptable to the department)
(Article 149 of the Education Laws of New York Section 7409 'Mandatory Continuing Education')
引用元:https://www.fsa.go.jp/news/22/20110627-10/01.pdf
会計や監査の分野が日々変化していることから、常に最新の情報や法規制に対応できるようにするためです。
また、USCPAは世界各国で活用できる資格なので英語力や異文化理解力も必要です。英語の専門用語や文書を読み解く能力はもちろん、ビジネスコミュニケーションやプレゼンテーションのスキルを磨く努力も必要でしょう。
これらの能力も、日々の勉強や経験を通じて高めていく必要があります。これにより、さらなる価値の向上につながります。
サービス名 | 概要 |
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ハイスタ会計士 | USCPA特化の転職エージェント。事業会社・監査法人の求人に強い。扱う求人は経営戦略上の理由や多数の応募者が想定される人気求人。 |
MS-Japan | 上場企業との取引実績が豊富なので、事業会社への転職を検討中の方におすすめ。 |
ジャスネットキャリア | 単なる求人紹介にとどまらず、ライフステージに合った働き方の提案など生涯キャリアの実現に向けた支援。 |
REXアドバイザーズ | 公認会計士、税理士、経理、財務の転職サポートに力をいれている転職エージェント。 |
マイナビ会計士 | 事業会社から中堅監査法人、コンサルティングファームまで多様な求人を扱っています。 |
Hupro(ヒュープロ) | スピード感のある効率的な転職活動のサポートが強み。 |
コトラ | 金融とコンサル業界に強いため、USCPAの知識を活かしてコンサルティング業務をやりたい方に向いています。 |
ビズリーチ | 管理職や経営幹部、高度専門人材などのハイクラス人材に強み。 |
リクルートダイレクトスカウト | 年収800万~2,000万円の求人を多数。年収にこだわりたい方におすすめ。 |
USCPAを活かせる職場
ここからは、USCPAの転職先について選択肢を紹介します。USCPAを活かせる主な職場は以下のとおりです。
大手会計事務所
国際的な会計事務所では、USCPAの資格を持っていると多くのクライアントに対応できます。また、海外の事務所との連携や異動もしやすくなります。
国際的な会計事務所には、Big4と呼ばれる4つの大手会計事務所(PwC、EY、KPMG、Deloitte)や、そのほかのグローバルネットワークを持つ会計事務所があります。
外資系企業
外資系企業では、USCPAは米国本社や海外子会社との連絡や報告がスムーズにでき、米国基準に沿った財務諸表の作成や監査にも対応できます。またグローバルな規模での経営や財務の管理にUSCPAの知識やスキルが役立ちます。
外資系企業とひとくちに言っても、金融やIT、サービスなどさまざま業界の企業があります。USCPAとして活躍するには自分の志向や興味関心に合った企業を選ぶことも大切です。
日系大手企業
日系大手企業では米国やそのほかの国々で事業を展開しており、クロスボーダーM&Aなどのグローバルなビジネスに関わることができます。多国籍なスタッフやクライアントと関わる機会も多くあります。
そのような環境では、USCPA取得者は会計や監査の専門知識を活かして、信頼性の高い情報提供や効率的な業務遂行ができます。また英語力やビジネススキルも必要とされますが、USCPAは一定の英語力があるため働くうえで有利です。
日系大手企業ではUSCPAを持っている人材を積極的に採用しており、特に会計部門や監査部門では、USCPAを必須条件とする求人もあります。USCPAを持っているとキャリアアップや昇給のチャンスも増えやすくなります。
コンサルティングファーム
USCPAの資格を持っていると、会計・財務・税務・経営などの幅広い分野でコンサルティングサービスを提供できます。USCPAの資格は国際的な会計基準や監査手法に精通していることを証明するものなので、クライアントからの信頼や評価を高めることもできるでしょう。
国内外のさまざまなクライアントに対応できるスキルやネットワークを持っていると認められるため、採用される可能性も高まります。
金融機関
銀行や証券会社、保険会社や投資信託会社などの金融機関では国際的な会計基準や監査基準に精通した人材が求められており、USCPAはそのニーズに応えることができます。
たとえば会計監査部門やリスク管理部門、財務部門などでニーズがあり、USCPAが持つ国際的な金融市場や規制に関する知識や経験を活かせます。
また、海外投資や融資などのビジネスに関わることができ、将来的なキャリアを広げることも可能です。金融機関は給与水準も高いため、キャリアアップや給与面でも有利になる可能性があるでしょう。
USCPAの転職を成功させるためのポイント
USCPAが転職する際には、以下の点を意識することが大切です。
自分の強みやキャリアプランにあった転職先を選ぶ
転職活動の際には、自分の強みやキャリアプランにあった転職先を選ぶことが重要です。自分の強みとはUSCPAの資格だけではなく、これまでの経験やスキル、知識などを含めたものを指します。
たとえば監査や税務などの専門分野や、英語やITなどの言語やツール活用のスキルなどが挙げられます。キャリアプランとは将来的にどんな役割や立場を目指すのか、どんなスキルや知識を身につけたいかといったことです。
たとえば国際的なビジネスに携わりたい、マネジメントに興味があるといったことが挙げられます。
自分の強みやキャリアプランを明確にすることで、自分に合った仕事内容や職場環境を探すことができます。その際には転職先の企業文化や風土、働き方や待遇などを事前に調べることが大切です。自分のキャリアプランに沿ったスキルアップやキャリアチェンジの機会があるかどうかも確認しましょう。
応募書類や面接でUSCPAをアピールする方法
応募書類には、USCPAの取得年月や試験科目、合格率などを明記しましょう。また、USCPAを取得するためにどのような努力や工夫をしたか、どのようなスキルや知識を身につけたかを具体例とともに記載することが有効です。
面接では、USCPAを活かして応募先でどのような仕事ができるか、どのような価値を提供できるかを明確に伝えます。USCPAを持っているからこそ挑戦したいことや目標なども示すのもよいでしょう。自分のキャリアプランや志向性とUSCPAの関係性を説明できると好印象を与えられます。
継続教育のサポートや時間的な余裕があるかを確認する
USCPAは3年ごとに120時間の継続教育を受けることが義務づけられています。仕事と並行して勉強することになるため、転職先では継続教育のサポートや時間的な余裕があるかどうかを確認しましょう。
たとえば継続教育の費用を負担してくれたり勉強時間を確保してくれたりする企業は、USCPAの資格を活かしたいと考える人にとって魅力的です。
また継続教育だけでなく、自分のスキルや知識を更新し続けるためにも、時間的な余裕があるかどうかを確認する必要があります。残業が多すぎて勉強時間がとれない場合や、仕事とプライベートのバランスが崩れてしまう場合などは、USCPAとしての成長が阻害される可能性があります。
資格だけでなく実績や人間性もアピールする
USCPAの資格は難易度が高く日本では取得している人も多くないため、USCPAの資格を持っていることでほかの応募者と差別化することができます。しかしあくまでも資格にすぎないため応募の際には実績や人間性などもアピールすることが必要です。
具体的には、応募先の企業や業界に合わせたスキルや経験を示すことが求められます。コミュニケーション能力やチームワークなどの人間性もアピールしましょう。その際には具体例を交えて示すことが大切です。
年収は自身の希望や市場価値に応じて交渉する
転職する際には、自分のスキルや経験を適切にアピールすることが重要です。特に年収に関しては、自身の希望や市場価値に応じて交渉することが必要です。年収はUSCPAの資格だけで決まるわけではなく、実務経験やスキルなども影響します。
そのため転職前には、自分の市場価値を調べることが大切です。転職スカウトサイトや転職エージェントを利用して市場価値を把握しておきましょう。
年収交渉の際には自分の希望額を明確に伝えることが必要ですが、希望額は現実的であることが前提です。市場価値にもとづいて妥当な範囲内で希望額を設定しましょう。年収交渉は転職エージェントに依頼するのがおすすめです。
サービス名 | 概要 |
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ハイスタ会計士 | USCPA特化の転職エージェント。事業会社・監査法人の求人に強い。扱う求人は経営戦略上の理由や多数の応募者が想定される人気求人。 |
MS-Japan | 上場企業との取引実績が豊富なので、事業会社への転職を検討中の方におすすめ。 |
ジャスネットキャリア | 単なる求人紹介にとどまらず、ライフステージに合った働き方の提案など生涯キャリアの実現に向けた支援。 |
REXアドバイザーズ | 公認会計士、税理士、経理、財務の転職サポートに力をいれている転職エージェント。 |
マイナビ会計士 | 事業会社から中堅監査法人、コンサルティングファームまで多様な求人を扱っています。 |
Hupro(ヒュープロ) | スピード感のある効率的な転職活動のサポートが強み。 |
コトラ | 金融とコンサル業界に強いため、USCPAの知識を活かしてコンサルティング業務をやりたい方に向いています。 |
ビズリーチ | 管理職や経営幹部、高度専門人材などのハイクラス人材に強み。 |
リクルートダイレクトスカウト | 年収800万~2,000万円の求人を多数。年収にこだわりたい方におすすめ。 |
まとめ
USCPAはビジネスのグローバル化やデジタル化の加速などを背景に、需要が増している資格です。国際的な信用度が高いため転職活動の際にはアピールポイントになりますが、資格以外の経験や人間性といった点も見られていることは押さえておきましょう。
転職活動の際にはUSCPAに強い転職エージェントや転職サイトの活用をおすすめします。