税理士法人への転職を成功させるコツとおすすめの転職エージェント5社を徹底比較

編集者
佐藤達也
【キャリアアドバイザー】国弁護士・公認会計士・税理士等の士業や、管理部門特化の転職サポートを行う人材紹介会社に在籍。士業・バックオフィスに特化した転職ノウハウ・企業調査を担当しています。分野特化だからこその、勘所を押さえたリアルな情報を発信できるよう心がけています。
本記事は転職エージェント公式サービス(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
ただし、当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。
有料職業紹介許可番号:13-ユ-313782)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社アシロが作成しています。

現在、税理士事務所や会計士事務所に所属してい税理士・会計士資格をお持ちの方の中には、税理士法人への転職をお考えの方もおられるのではないでしょうか。

もし、転職を検討しているのであれば、十分な情報収集を行い納得した上で、可能な限り早く転職活動を始めるのがおすすめです。経験・未経験を問わず、年齢が低いほど転職できる可能性が高く、じっくりと時間をかける余裕があるため、より条件の良い転職先を探せるからです。

また、税理士法人への転職をする際には転職エージェントを活用し、積極的な情報収集をされるのがおすすめです。

転職エージェントを活用することで、仕事をしながら転職活動を実施できるだけでなく、ご自身では気づくことのできない潜在的な能力や強みを顕在化し、転職先とのミスマッチのリスクを低減できる可能性があります。

本記事では、税理士法人への転職を成功させるコツやおすすめの転職エージェントを解説します。

目次

税理士法人の種類とは?BIG4・準大手・中小税理士法人を比較

令和4年度の国勢調査を厚生労働省がまとめた「 job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」によると、日本国内の税理士の数は全国で63,850人おり、有効求人倍率は2.31倍と高い水準となっています。

このように、税理士は人材市場において「売り手市場」にあり、比較的転職しやすいのが特徴です。そこで以下では、転職先の候補となる、税理士法人の種類と特徴を解説します。

参考:税理士 - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

BIG4税理士法人

税理士法人のBIG4とは、以下の大手税理士法人の総称です。

  • EY税理士法人
  • KPMG税理士法人
  • デロイト トーマツ税理士法人
  • PwC税理士法人

BIG4税理士法人の業務内容

主に大手企業の国際税務(タックスヘイブン税制・移転価格税制)や、企業内組織の再編に関する税務コンサルティング、税務の代理などとなっており、一般的な企業の税務処理とは異なった内容が含まれるのが特徴です。

BIG4税理士法人の年収

所属する税理士に求められる知識やスキルは専門的な内容が多く、将来税理士として独立して働きたい方に適した幅広い業務経験が積みにくいとも言われています。

そのため、年収相場は900万~1,000万円であるように、一般的な税理士の平均年収よりも高い傾向で、人気の高い転職先の1つとなっています。

ハイスタ税理士
税理士の転職先としてBIG4税理士法人を選ぶメリットと転職成功のポイント |ハイスタ税理士 BIG4税理士法人は税理士の転職先として非常に人気が。BIG4税理士法人の特徴、会計事務所との違い、転職の難易度などについて解説。

大手・中堅税理士法人

大手・中堅税理士法人とは、大手や中堅といった明確な定義がないものの、一般的に従業員が100名以上在籍するBIG4以外の税理士法人を指します

大手・中堅税理士法人の業務内容

主に、企業の税務代理や税務コンサルティング、税務調査の立ち会いなどが挙げられます。

基本的な税務や財務に関するサービスを企業に提供しているため、将来の独立・開業に向けた十分な経験を積むことも可能である点です。

また、大手・中堅税理士法人のクライアントは、中堅規模が主体となりますが、グローバル展開する比較的大手企業を担当するケースもあります。

大手・中堅税理士法人の年収

大手・中堅税理士法人で働く税理士の年収は、BIG4ほど高い水準ではなく500万~700万円と言われています。

中小税理士法人

中小税理士法人とは、BIG4や大手・中堅税理士法人に属さない税理士法人のことを指します。中小税理士法人のクライアントは、個人事業主や中小零細企業が主体となります。

中小税理士法人の業務内容

個人事業主や中小零細企業の税務代理や、税務コンサルティング、税務調査の立ち会いなどを行うのが一般的です。

中小税理士法人でも、比較的大規模に事業を展開するクライアントを抱えている法人もあります。それ以外にも、代表の会計士や税理士の経営方針によって医療法人専門の税務を担当するなど、クライアントの業界に偏りがあるケースも少なくありません。

取引先によって業務内容は変わるため、転職活動を行う際は取引先などをしっかりと確認することをおすすめします。

中小税理士法人の年収

中小税理士法人では、人手不足となっている事業所も多く、求人が多い傾向にあります。

ただし、年収に関してはBIG4や大手・中堅税理士法人と比較した際、500万円と低い傾向です。

それぞれの税理士法人によって差があるため、転職する際は転職エージェントに相談して、自分の希望にあった転職先を探すようにしましょう。

BIG4と大手・中堅、中小税理士法人の特徴を比較

以下では、BIG4と大手・中堅、中小税理士法人の特徴をわかりやすく比較表にしました。転職活動をする際の参考にしてください。

評価項目 BIG4税理士法人 大手・中堅税理士法人 中小税理士法人
担当できる業務の幅 専門的で狭い傾向にある 比較的広い傾向にある 幅が広く、さまざまな業務を担当できる可能性が高い
クライアントの規模 大手の上場企業などが中心 中小から大手まで幅広い 個人事業主や中小零細企業が中心
転職難易度 非常に高い 比較的高め 比較的低め
年収レベル 高い 比較的高め 業界内では比較的低め
独立のしやすさ 専門業務に就くと難しいこともある 比較的独立しやすい 比較的独立しやすい
向いている人の特徴
  • 専門的な知識を活かして働きたい方
  • グローバルな働き方がしたい方
  • 安定志向の強い方
  • じっくりと税理士の仕事に取り組みたい方
  • 比較的安定志向な方
  • いずれ独立したいとお考えの方
  • 未経験の方や、これから税理士、会計士を目指す方
  • 幅広い業務にチャレンジしたい方
  • 独立志向の強い方

BIG4と大手・中堅、中小税理士法人のメリットとデメリットを比較

次に、BIG4と大手・中堅、中小税理士法人のメリットとデメリットをわかりやすく比較表にしました。

メリット/デメリット BIG4税理士法人 大手・中堅税理士法人 中小税理士法人
メリット
  • 給与の水準が高い
  • 高度で専門的な業務を経験できる
  • 比較的給与水準が高い
  • さまざまなクライアントを担当できる
  • 幅広い業務を担当しやすい
  • 独立に役立つ経験を積みやすい
  • 幅広い業務を経験できる
  • 将来の独立に役立つ経験ができる
  • 比較的就職・転職しやすい
デメリット
  • 将来独立するには比較的不向き
  • 出世には時間がかかる
  • 自分が希望する業務に就けないケースもある
  • 給与水準が低い傾向にある
  • 代表者の能力によって事業の内容や収益が左右されやすい

上記のような、特徴やメリット・デメリットを踏まえたうえで、就職や転職活動を行うことが大切です。

税理士法人への転職で失敗しないための注意ポイント4つ

税理士法人への転職をお考えの方は、失敗しないために以下の4つのポイントに注意することが大切です。これらを押さえることで、転職後のミスマッチやワークライフバランスを崩すリスクを低減できる可能性があるため、しっかりと確認してください。

転職の志望動機を明確にする

転職する際は、まずご自身の「転職の志望動機」を明確にすることが重要です。何のために転職するのか、何を目指しているのかを明確にすることで、転職先の税理士法人の規模や働き方が大きく変わる可能性があります。

例えば、将来親が経営している税理士事務所を継ぎたいと考えており、その前の修行として数年間他の税理士法人で勉強したい場合には、多少給与が安くてもさまざまな業務を幅広く経験できる中小税理士法人がおすすめです。

一方、独立する予定がなく、大手企業でキャリアを積みたいとお考えの方は、BIG4や大手税理士法人を中心に応募するのが良いでしょう。

ただし、転職先へ応募する際は、それぞれの応募先企業の採用基準をしっかりと確認しておくことが大切です。そして、転職したい企業の採用基準に合わせて、ご自分のキャリアを棚卸しして潜在的な能力や強みをアピールできるように準備しましょう。

このような準備は、転職エージェントへ登録することで、担当のキャリアアドバイザーと一緒に進めることでより成功確率の高い転職活動を実現できるでしょう。

給与や賞与についてはしっかりと確認する

転職する際は、転職目的がお金に関係していなくとも給与や賞与を確認することは大切です。

もしあなたにピッタリの税理士法人が見つかったとしても、給与水準が著しく低い場合には、仕事へのモチベーションが下がってしまうかもしれません。

仮に「数年だけ修行のために勤めるから、お金のことは考えない」と思っても、いざ働きだせば安い給与ではやる気がでにくいものです。

そこで、転職エージェントを活用し、キャリアアドバイザーにご自身の希望する給与の金額を伝えることでより自分の条件にあった転職先を見つけやすくなるでしょう。

もし提示した金額があなたのスキルやキャリアとマッチしていれば、転職の希望条件と給与のバランスがとれた転職先を紹介してくれやすくなります。

もし仮に、希望する給与が今のご自身の実力よりも高い場合には、足りていないキャリアや取得すべき資格などのアドバイスもしてくれるでしょう。

また、あなたに代わって給与や賞与に関する交渉を代行してくれる転職エージェントも存在するため、給与交渉が苦手な方にも転職エージェントの活用はおすすめです。

残業や休日出勤の有無、各種手当などを確認する

税理士法人への就職や転職をお考えの方は、残業や休日出勤の有無、各種手当などを確認することも重要です。

税理士の仕事は会社の決算期や確定申告の時期に業務が集中してしまい、残業や休日出勤をしなければならない可能性もあります。

特に中小税理士法人では、就業規則や給与規定が曖昧な職場もあるので注意が必要となります。もし、契約内容などの確認が心配であれば、転職エージェントを活用することで、手続きにも慣れているキャリアアドバイザーがアドバイスしてくれるでしょう。

税理士法人の社風や企業文化を確認する

税理士法人へ転職する際は、応募先それぞれの税理士法人の社風や企業文化を確認することが大切です。なぜなら、法人の規模や取引先などによって、社風や企業文化が大きく異なるからです。

例えば、比較的上下関係のないフラットな組織を構築している法人もあれば、縦型の体育会的な組織を重んじる法人もあるでしょう。

そこで、あなたが希望する社風や企業イメージをキャリアアドバイザーに伝えて、希望に沿った転職先を探してもらうのがおすすめです。

税理士法人への転職を成功させる7つのコツ

それでは次に、税理士法人への転職を成功させるコツを解説します。以下のコツを押さえることで、あなたの希望に沿った税理士法人への転職が実現するでしょう。

ここでは、税理士が転職を成功させるための以下の7つのポイントを紹介します。

  • 転職して実現したいことを明確にする
  • 自分の専門性を高める・把握しておく
  • 面接では転職先を審査するという意識をもつ
  • 離職率や離職理由を聞いておく
  • 事業会社への転職でCFO候補も視野に入れる
  • 転職先の特徴や得意分野を理解する
  • 35歳以上の転職では税務知識以外のアピールも必要

より良い企業への転職成功を目指して、ぜひ参考にしてください。

転職して実現したいことを明確にする

転職を考えるときは、今の状況に少なくとも不足や不満を感じているのではないでしょうか。まずは、転職することでどうしたいのかを明確にしておきましょう。

分かりやすいものだと年収を上げたいなどでしょうか。希望の最低ラインを決めておけば、それ以上の転職先だけ候補にして絞ることができます。

転職活動前に、以下のことを考えておくようにしましょう。

  • 給与
  • 労働時間・休日日数
  • やりたい業務
  • 勤務地・活動地域
  • 将来性
  • 一緒に働きたい人の人物像

自分の理想像と、最低限妥協できるラインを決めておきましょう。一度、希望をすべて紙などに書き出して考えをまとめてみることで、より明確な目標を決めることができます。

自分の専門性を高める・把握しておく

税理士で求められる専門性として、主に下記の4つが挙げられます。

  • 資産税
  • 事業承継
  • 国際税務
  • M&A

資産税は主に「相続税」「贈与税」「譲渡所得に係る所得税」などですが、転職において資産税の知識だけでなく「法務知識」「コミュニケーション能力」「コンサルティング能力」「柔軟性」が求められる傾向にあります。

そのため、自信が資産税に関して強みを持っていのであれば、そのスキルや経験を職務経歴書に余すことなく書くことが大切です。また「事業承継」「M&A」も昨今多くなってきており、以下のような経験は転職時の強みとなります。

  • 後継者の育成・承継後の経営体制の確立・経営課題の解決や納税の資金対策
  • 企業の合併や買収において、M&Aの戦略策定
  • 相手探しや交渉
  • 税務処理や節税のサポート・デューデリジェンス など

幅広い業務経験が必要となりますが、「なんでもできます」といったジェネラリストより、どれか一つに絞って高度なスキルや経験を持ったスペシャリストの方が選考も突破しやすいため、時代のニーズに合った専門性を高めることが転職にも有利に働きます。

業会社への転職も視野に入れる

会計事務所に勤めているときは、税理士でないとできない専門業務を行い、先生と呼ばれる立場で仕事をしていることも多いでしょう。しかし民間へ転職すると、当然ながら上司がおり人間関係に揉まれることになります。

そういった住む世界の違いも十分理解した上で、転職希望の企業を決めると良いでしょう。また金融業界の「会計」「税務業務」は特殊なため、他の企業へ転職しにくくなるデメリットがありますが、年収水準が高いというのはメリットです。

具体的には「銀行」「信用金庫」「証券会社」などが挙げられます。

転職先の特徴や得意分野を理解する

税理士に強みがあるように、会計事務所や企業にもそれぞれ強みがあります。転職先が得意とする分野を理解したうえで、自分の強みやスキルが活かせるか検討しましょう。

以下の表は、主な転職先の「特徴」「メリット」「デメリット」をまとめたものです。

転職先

項目

内容

BIG4税理士法人

特徴

● 「EY税理士法人」「KPMG税理士法人」「デロイト トーマツ税理士法人」「PwC税理士法人」の四大会計事務所

● 競争率が高く転職難易度は高め

● 転職できる可能性が高いのは30代前半までが目安

● 科目合格者において合格科目数は3教科以上が理想

メリット

● 高度な業務の経験が積める

● 年収水準が高い

デメリット

● 税務全般のスキルアップは難しい

● 独立開業に必要な業務は経験が積めない

中堅税理士事務所

特徴

● 顧客の規模や業種が幅広い

● 幅広い業務の経験が積める

● やりがいが大きい

メリット

● 税務・会計における幅広い業務経験を積める

● 多種多様な業務の経験ができる

デメリット

個人の裁量も責任も大きいが、ハードワークは必至

特化型事務所

特徴

● 特定の業種に絞ってサービスを展開

● 税務会計以外にもコンサルティングサービスも行う

● 口コミでクライアントが増える

メリット

ターゲットが明確で一つの分野の専門性を高められる

デメリット

● 顧客の要求が高度で法律や金融等の知識などが求められることも多い

● ほかの分野の経験が積みづらい

コンサルティングファーム

特徴

● 企業の課題解決のサポートがメインビジネス

● 顧客は大手企業からスタートアップまで幅広い

● 市場は拡大傾向

メリット

● あらゆる業界で重宝される汎用スキルが身につく

● 高いプロフェッショナルマインドが体得できる

デメリット

労働集約的な働き方のため、担当クライアントが多いとワークライフバランスが崩れる

それぞれに特徴やメリット・デメリットに違いがあります。ぜひ参考にして細かい違いを知り、自分の希望する転職先を見つけましょう。

35歳以上の転職では税務知識以外もアピールも必要

35歳以上の転職では、税務知識だけに限らず「マネジメント能力」「営業力」「調整力」なども求められることを知っておくことが大切です。

40歳以上であれば、その傾向はますます強くなるでしょう。さらに、一般的な税務知識だけではなく「国際税務」「移転価格」「SPC」「IPO」など、オリジナリティーの価値を提供できるのが望ましいでしょう。

転職エージェントを活用する

税理士法人への転職活動をする際は、転職エージェントを活用することおすすめします。

転職エージェントの活用がおすすめの理由は以下です。

  • 一般的な求人サイトに掲載されていない非公開求人の紹介が期待できる
  • プロのエージェントの目線からおすすめの求人を紹介してもらえる
  • 採用されやすい履歴書・志望動機を一緒に考えてくれる
  • 面接練習などのサポートによる転職成功率を高められる

また、転職エージェントの中でも「税理士法人に特化した転職エージェント」を活用することで、自分で転職先の情報を収集、応募するといった手間を省略し転職活動を効率的に進められることも期待できます。

このような転職エージェントのサービスは、一般的に転職候補者(仕事を探している人)は無料で利用できますので、まずは自分に合いそうな転職エージェントを探してみましょう。

複数のエージェントへ登録する

転職エージェントを活用する際は、複数のエージェントに登録することで、より効果的な転職エージェントが可能となります。

なぜなら、それぞれのエージェントが保有する求人情報には偏りがないとは決して言えず、複数のエージェントを利用することによって、より幅広い求人の中から選択できるからです。

転職エージェントはエージェントごとに違った案件を複数保有しているため、複数のエージェントに登録することで、より自分に合った幅広い求人情報を確認できるでしょう。

たとえば、エージェントごとに大手税理士法人への転職を得意としている、中小税理士法人と良好な関係を構築しているなどといった特徴が異なるため、自身の希望に合わせてエージェントを使い分けることが望ましいです。また、それぞれのエージェントが持っている転職活動に活かせるコツなどアドバイスを受けられるのも魅力です。

しかし、ただ多くの転職エージェントに登録するだけでなく登録後に面談をし、一緒に求人を探してくれるキャリアアドバイザーとの相性も確認する必要があります。

キャリアアドバイザーにも、転職支援領域の得意不得意があります。あなたと相性の良いキャリアアドバイザーに出会うためにも複数のエージェントへ登録して比較・検討することをおすすめします。

エージェント名 特徴
ハイスタ税理士 税理士・科目合格者に特化した転職サイト。求職者と企業担当をアドバイザー1人が担当する一気通貫だからミスマッチがない。
BEET-AGENT 企業の税務、インハウスへの転職を希望する方におすすめ。管理部門の転職に特化した転職エージェント。
マイナビ税理士 大手マイナビが運営する税理士の転職に特化した転職エージェント
MS-Japan 管理部門に強い転職エージェント。
ビズリーチ スカウト型のハイクラス向け転職サービス

税理士法人への転職におすすめの転職エージェント5社

それでは次に、税理士法人への転職におすすめの転職エージェントを5つ紹介します。ぜひ以下で解説する特徴を踏まえ、いくつかのエージェントに登録してください。

ハイスタ税理士

ハイスタ税理士は、税理士業界の転職に特化した転職エージェントです。

ハイスタ税理士では、税理士法人・会計事務所・事業会社の税務部などへの転職にフォーカスしており、業界専門のキャリアプランニングを提供しています。

ハイスタ税理士は、転職エージェントとしてのサポートだけではなく、転職を成功させるためのコンテンツも無料で提供しています。例えば、ハイスタ税理士のWebサイトに掲載されている、職務経歴書の書き方や記載すべきポイントや例文などです。

また、ハイスタ税理士は、「Hi-Standard(ハイスタ)」という人材紹介エージェントのブランドの一部であり、公認会計士や経理人材にも特化した転職支援サービスを提供しています。

公式サイト:https://hi-standard.pro/tax/

BEET

BEET-AGENT

BEETは、管理部門・バックオフィス系職種に特化した転職エージェントのサービスです。

上場企業の非公開管理部職種やIPO準備中のリーダーポジションなど、一般に公開されない求人にもアクセスできる専門家が採用担当者との面接に同席し、転職を支援してくれます。

BEETは管理部門に特化しているため、企業の税務・会計・経理などに強く、税理士事務所というよりはインハウス業務での税理士経験を活かし、幅広くキャリアを広げたい方におすすめのエージェントです。

公式サイト:https://beet-agent.com/

マイナビ税理士

マイナビ税理士

マイナビ税理士は、マイナビエージェントが運営する、税理士向けの転職エージェントです。

マイナビ税理士は、士業特化型の転職エージェントの中でも求人件数が最も多く、特に「会計事務所」「税理士法人」の求人が豊富なのが特徴です。業界屈指の豊富な求人と、実績の高い転職コンサルティングにより、税理士の方々の転職をしっかりとサポートしています。

マイナビ税理士には、大手転職エージェントならではの転職支援ノウハウが蓄積されているため、求職者は質の高いサポートを受けることが期待できます。

公式サイト:https://zeirishi.mynavi-agent.jp/

MS-Japan

MS-Japan

MS-Agent「管理部門」や「士業」を専門に扱う転職エージェントです。

MS-Agentの特徴は、職種ごとに専門のアドバイザーが在籍しているため、転職希望者の細かな要望に応えやすいことです。

MS-Agentは、30年以上にわたって士業の転職を支援してきた実績があるため、コンサルタントの専門性が高く、求人企業の特徴を詳細に把握しています。そこで、求職者の希望に合わせて、適切なマッチングができるのが強みです。

またMS-Agentには首都圏の求人が多いため、首都圏で税理士法人への転職を希望している方におすすめの転職エージェントです。

公式サイト:https://www.jmsc.co.jp/

ビズリーチ

ビズリーチは、税理士に特化した転職支援サービスではないですが、ハイクラス向けの求人を扱っているので年収アップを目指す転職活動がしやすいです。

また、スカウト型なので自ら求人を探す必要がないので、仕事が忙しい方は効率用よく転職活動がおこなえるでしょう。

取り扱い求人の中で年収1,000万円以上の求人が3分の1以上というように、ハイクラス向け求人を多く扱っていることもあり、自分の経験やスキルを十分に活かせる転職先と出会えるかもしれません。

公式サイト:https://www.bizreach.jp/

エージェント名 特徴
ハイスタ税理士 税理士・科目合格者に特化した転職サイト。求職者と企業担当をアドバイザー1人が担当する一気通貫だからミスマッチがない。
BEET-AGENT 企業の税務、インハウスへの転職を希望する方におすすめ。管理部門の転職に特化した転職エージェント。
マイナビ税理士 大手マイナビが運営する税理士の転職に特化した転職エージェント
MS-Japan 管理部門に強い転職エージェント
ビズリーチ スカウト型のハイクラス向け転職サービス

税理士法人への転職でよくある質問【Q&A】

この項目では、税理士法人への転職を目指す方によくある質問を5つ取り上げて紹介します。

参考にしてください。

Q.税理士として収入を上げるにはどうすれば良いですか?

税理士としての収入を上げる方法としては、まず給与水準の高い税理士法人事務所に転職するのがおすすめです。一方、十分な経験がある税理士の方であれば、個人で独立して税理士事務所を立ち上げる方法もあります。

独立にはリスクがありますが、現職で良好な顧客と繋がりのある場合には、成功できる確率も高くなるでしょう。

Q.未経験でも税理士法人への転職できる?

税理士としての実務経験のない未経験の方でも、税理士法人への転職は可能です。

ただし、求職者個々のスキルやキャリアによって転職先が変わるため、まずは転職エージェントに登録して、担当のキャリアアドバイザーに相談してみることをおすすめします。

Q.40代でも税理士法人への転職は可能?

40代の方でも、税理士法人への転職を成功させている方が多数おられます。

ただし、20代の転職希望者とは異なり、30代、40代の方には、前職でのキャリアやスキルなどが重視される傾向にあります。

そこで、まずは転職エージェントに登録してご自身のキャリアの棚卸しを行い、あなたの強みを活かした転職活動を行う準備を整えることが大切です。

Q.ワークライフバランスを保てる税理士法人はありますか?

ワークライフバランスを重視しながら税理士法人へ就職・転職したいときは、まず「どのようなクライアントが多いか」や「代表の能力や人柄」を確認しましょう。

ただし、このような情報は個人で収集するのが難しいため、転職エージェントに相談するのがおすすめです。

Q.できれば大手税理士法人で働きたいのですが、良い方法はありますか?

大手税理士法人への転職をお考えの場合には「どのような税理士法人」で「どのような業務に就きたいか」を、まず明確にしてから転職活動を行うことが重要です。

そして、ある程度の目的や目標が決まったら、すぐに転職エージェントに相談しましょう。

転職エージェントには、さまざまな税理士法人からの求人があり、中には非公開の好条件な求人も多数あります。

そして、その中から、あなたの希望に合わせた求人をキャリイアドバイザーが紹介してくれるでしょう。

税理士法人への転職に関するまとめ

このように、税理士法人への転職をお考えの方は、まず税理士法人の種類や特徴、メリット・デメリットをしっかりと理解することが重要です。

そして、ご自身の転職目的や目標が決まったら、転職エージェントに登録して、じっくりと転職活動を行うようにしましょう。

転職活動に焦りは禁物です。そして、信頼できる転職エージェントのキャリアアドバイザーとともに、あなたに合った税理士法人への転職を成功させてください。

エージェント名 特徴
ハイスタ税理士 税理士・科目合格者に特化した転職サイト。求職者と企業担当をアドバイザー1人が担当する一気通貫だからミスマッチがない。
BEET-AGENT 企業の税務、インハウスへの転職を希望する方におすすめ。管理部門の転職に特化した転職エージェント。
マイナビ税理士 大手マイナビが運営する税理士の転職に特化した転職エージェント
MS-Japan 管理部門に強い転職エージェント。
ビズリーチ スカウト型のハイクラス向け転職サービス
  • URLcopy
佐藤 達也のアバター
キャリアアドバイザー

佐藤 達也

弁護士・公認会計士・税理士等の士業や、管理部門特化の転職サポートを行う人材紹介会社に在籍。士業・バックオフィスに特化した転職ノウハウ・企業調査を担当しています。分野特化だからこその、勘所を押さえたリアルな情報を発信できるよう心がけています。