プログラミングスクールは本当に必要？やめとけといわれる理由やスクール利用を無駄にしないポイントを解説

この記事では「プログラミングスクールはやめておいたほうがよい」「プログラミングスクールに利用するのは無駄」という噂の真相について解説しています。

高額な受講料を払ったのにスキルが身につかない、転職に結びつかない……プログラミングスクールに関してそんな声があるのも事実です。

しかし優良なスクールを利用すれば、効率的にスキルを身に付けることも可能です。

この記事ではプログラミングスクールに関する噂の実態だけではなく、スクール選びのポイントやどんな人がスクールを利用すべきではないのかについて解説しています。

プログラミングスクールの活用を検討している方は、後悔しない判断のためにぜひ参考にしてください。

なぜプログラミングスクールはやめとけといわれるのか？

「プログラミングスクールはやめとけ」といわれてしまう理由は、大きく分けて６つあります。

ここでは誤解を招いている原因を、１つずつ解説していきます。

プログラミングスクールへの誤解が招いている評判もあるため、1つずつ解説します。

AIの普及でプログラミングスキルを学ぶ必要がなくなるから

AI技術は年々進化しており、プログラミング未経験者でもコード入力ができるようになりました。それによって、プログラマーはAIに置き換えられるという意見もあります。

たしかに、単純作業や指示通りのコーディングなどは、AIに変わる可能性が高いでしょう。

ですが、現在AIはクリエイティブ方面のようなマニュアル化できない領域はまだ苦手だといわれています。

よって今すぐにプログラマーがAIに置き換えられる可能性はかなり低いと思われます。

そういった意味でプログラミングスキルはしばらく有用なスキルといえるでしょう。

またプログラミングの基礎を理解しているうえでAIを使うからこそ、理想的な回答を得られたり、効率化できるという側面もあります。

ゆえにプログラミングを学び、理解することは今後も欠かせないといえます。

独学でもプログラミングは学べるから

プログラミングの学習は、書籍やネット環境があればいつでも始められます。

無料の学習サイトや解説動画、市販の参考書を活用することで、費用を抑えて学習できるでしょう。

しかし、独学ではわからないことを解決しづらい、体系だって学ぶことが難しい、ついついサボってしまい続かない、など挫折しやすいという点でデメリットがあります。

キャリアパスに役立つスキル習得を目指す方は、プログラミングスクールを利用することがおすすめです。

費用が高いから

プログラミングスクールで学ぶ場合、受講料を支払う必要があります。

カリキュラム、サポートの内容によって異なりますが、書籍や学習サイトでの独学に比べて費用がかかってしまいす。またAIや機械学習、データサイエンスなど高度な技術の分野はより費用が高くなる傾向にあります。

ですが、教育訓練給付制度といった給付金制度を利用することで、費用の負担を抑えられるケースもあります。

習得したいスキルや学習したい分野によっては給付金制度を利用しプログラミングスクールを利用するのがおすすめです。

質が悪いスクールも存在するから

広告で過剰に期待を抱かせるスクールや無料カウンセリングでメリットや割引などよい面しか説明しない悪質なスクールもゼロとはいえないのが現状です。

また、料金や契約内容が不透明でトラブルに発展するケースに関してもゼロとはいえません。

就職や転職サポートの充実さをアピールするも、実態は転職保障の企業は対象となる企業のみであったり、サポート内容が不透明だったりする場合があります。

もちろん悪質なスクールの数がものすごく多いわけではありませんが、プログラミングスクールを選ぶ際には広告や契約内容、サポート内容についてよく確認しましょう。

カリキュラムのレベルが低いから

プログラミングスクールの中には、カリキュラムやサポートの内容が不十分なスクールや講師のスキルが不足しているスクールなどがあります。

カリキュラムの内容に具体性がない。最新の技術トレンドに対応していない。演習があまり組み込まれていない、といったカリキュラムの質の悪さ。

講師が分野未経験だったり実務経験がない学生アルバイトだったりといった講師の質の悪さ。

これらの原因で時間やコストを無駄に消費してしまい、スキル取得が難しくなってしまいます。

プログラミング初心者にはなかなか判断が難しいとは思いますが、あらかじめしっかりと調べてプログラミングスクールを選ぶのが重要です。

プログラミングスクール利用を無駄にしないためのポイント・選び方

スクール選びに失敗して時間やコストを無駄にしてしまった、後悔してしまった、といったケースがあります。失敗を避けるためにはいくつかの点をしっかり確認し注意することが重要です。

ここではプログラミングスクールの利用を無駄にしないための７つのポイントをご紹介します！

スクールに登録する前にプログラミングに触れておく

プログラミングスクールに登録をする前から、初心者向けの無料の学習サイトや動画、市販の参考書を利用してプログラミングに軽く触れておくのがおすすめです。

事前にプログラミング体験や予習をしておくことで、学習効果が高まるでしょう。事前知識がある状態で学ぶべば、授業内容に遅れるケースも避けやすくなります。

また、軽くプログラミングに触れておけば「プログラミングって思っていたものと違ったな……」というギャップをなくすことができます。

完全初心者向けのスクールやコースもありますが、事前に少しでもプログラミングに触れておくようにしましょう。

目的を明確にしておく

プログラミング学習をするにあたって、まず目的を明確にするのが重要です。

学ぶ目的がないままプログラミングスクールに通ってしまうと、学習している理由がわからない状態に陥ってしまったり、モチベーションの低下に繋がってしまったりすることも少なくありません。

また、目的がない学習はストレスを感じやすいという点もあります。

スクールで得たい知識やモチベーションの維持のためにも目的の設定は大切です。

登録をする前に、自身の学習目的を明確に定めておきましょう。

口コミ・評判のよいプログラミングスクールを選ぶ

プログラミングスクールを選ぶ際、必ず口コミ・評判を調べましょう。

スクールの名前を検索し、レビューサイトや個人ブログなどSNSで情報収集をすることが重要です。

公式サイトや資料だけではわからない情報が掲載されているケースもあります。

また、個人ブログなどSNSで情報収集する際に、カリキュラム途中でやめた人の理由や意見を参考にしてみるのもおすすめです。

公式サイトと実際の内容が違うケースだった可能性もゼロではないからです。

事前に口コミや評判はリサーチしておくようにしましょう。

事前に無料カウンセリングや体験を活用する

多くのスクールでは登録前に無料カウンセリングや体験会を実施しています。

無料カウンセリングではプランの内容や料金、カリキュラムについての説明をしてもらえます。積極的に情報収集の場として活用しましょう。

この時に「今日契約すれば特別価格でご案内！」といった強引な勧誘をするスクールや質問に曖昧な回答をするスクールは避けるのがベターです。

質問や情報を確認後すぐ入校手続きはせず、ほかのスクールと比較・検討することをおすすめします。

転職支援実績を確認する

スクールの転職支援のサポート内容と、その実績を確認しておくことが大切です。

例えば転職保証という言葉の定義や達成条件はしっかり確認しておきましょう。

また、転職サポートの内容が具体的かどうかも重要です。

履歴書・職務経歴書など書類の添削や模擬面接といった面接対策、ポートフォリオへのフィードバックなどがどれくらい実施されているか確認しましょう。

公式サイトの内容だけではなく、実績を確認することが大切です。

カリキュラムがアウトプット中心かを確認する

カリキュラムが手を動かさない座学ばかりではなく、アウトプット中心か確認しましょう。

知識を学ぶ座学のようなインプットも大切ですが、実際に手を動かして経験を重ねていく、アウトプット作業がプログラミング学習においては重要です。

オリジナルポートフォリオの制作やプログラムの開発といった課題・演習中心であるか、カウンセリングや資料で調べておきましょう。

アルバイト講師ではなく正社員講師のスクールを選ぶ

スクールの講師がアルバイトではなく正社員のスクールを選びましょう。

資格保有者を正社員で募集しているスクールは、授業に一定のクオリティが担保されているといえます。

ですが、資格がないアルバイトが講師をしている場合、授業の品質に不安が残ってしまいます。

また、エンジニアの実務経験がどれくらいあるかも確認できるとよりよいでしょう。

選ぶ際には、公式サイトだけではなくリクルート情報にある、講師の募集概要をチェックすることをおすすめします。

プログラミングスクールを利用すべきではない人の特徴

スクールに入るだけでは、スキル習得に繋がりません。

あなたの特性や特徴によってはスクール以外での学習方法が適している可能性もあるかもしれません。

合わない学習方法で学び続け、時間とお金を無駄にしてしまう前に、一度確認しておきましょう。

時間を確保できない人

1日3時間前後の時間を確保できない人は、プログラミングスクールを利用しても無駄になってしまうかもしれません。

プログラミング学習をする際、学習内容を定着させるためにも授業時間以外で、予習や復習といった、アウトプット作業の時間が必要です。

時間を確保できない場合、継続的に学習することが難しくなり、カリキュラムについていけなくなる可能性もあります。

これはそもそもスクール・独学を問わず、プログラミング学習のすべてにいえるかもしれませんが、まとまった時間を確保できるときに学び始めるのがベターです。

スクールに入ればそれでOKと思っている人

プログラミング学習はスクールに入って終わり、ではありません。

スクールに通うだけでは、知識が身につくことはありません。スクールに通い、学習したうえで、その内容を繰り返しアウトプットしていくのが重要です。

受動的に学ぶだけではなく、能動的に学びましょう。

スクールはあくまで、一つの学習ツールとして活用し、自主的に学習や課題、アウトプットに取り組むことがスキルアップに繋がるはずですよ。

おすすめのプログラミングスクール5選

RUNTEQ

RUNTEQは1,000時間の圧倒的な学習時間を通じて、ハイレベルなスキルを身につけることができるのが特徴のプログラミングスクールです。

またRUNTEQはキャリアアドバイザーの就職サポートも充実しており、受講生の98%がWeb系開発企業から内定を得ています。

就職時に必要となる履歴書や職務経歴書の作成、面接対策などのサポートはもちろん対応しています。

また、オンラインコミュニティで受講生同士高め合いながらプログラミング学習することができます。

完全オンラインのプログラミングスクールでは孤独を感じやすいケースもありますが、RUNTEQのコミュニティであれば、挫折せずに学習を継続できるでしょう。

サービス概要
サービス名	RUNTEQ
運営会社	株式会社スタートアップテクノロジー
対応地域	オンライン
公式サイト	https://runteq.jp/

COACHTECH

COACHTECHはオンライン完結型のプログラミングスクールです。

「フリーランス」に特化しており、個人として活躍していきたい人におすすめです。またフリーランスとして活動するために必要な案件を在学中に担当することができます。

スキルや知識をスクールで身につけることはできても、案件を獲得する経験はなかなかできませんでした。

報酬をもらいながら、フリーランスエンジニアとして必要なスキルを身につけることができるのは、COACHTECHの魅力の1つです。

サービス概要
サービス名	COACHTECH
運営会社	株式会社estra
対応地域	オンライン
公式サイト	https://coachtech.site/

LINEヤフーテックアカデミー

キャリスタカレッジ

キャリスタカレッジは、未経験からITエンジニアになるためのスクールから就職サポートまでしてくれるサービスです。

「スキルや資格がないから、正社員になれるのだろうか」と思っている方こそ、キャリスタカレッジでITの知識をつけながら、手に職がつくエンジニアを目指すのがおすすめです。

キャリスタカレッジでは、エンジニアとしての基礎学習から就職までトータルでサポートしてくれます。

マンツーマンでサポートしてくれるので、継続できるか不安な方でも、安心して学習できます。

サービス概要
サービス名	キャリスタカレッジ
運営会社	キャリアスタート株式会社
対応地域	オンライン
公式サイト	https://careerstart.co.jp/lp/001c/

ウズウズカレッジ

ウズウズカレッジは、未経験からインフラエンジニアを目指せる「CCNAコース」を強みとしているITスクールです。

インターネットの基礎からCCNA試験の対策まで、簡単すぎず難しすぎない難易度でしっかり学ぶことが可能です。

基本的には動画教材で自学自習を進めますが、1on1で担当講師がつくため、つまずいてしまってもすぐに質問できるのも魅力といえるでしょう。

またウズウズカレッジは、大手就職エージェント「UZUZ」が運営していることから、受講後に就職支援サポートを受けることが可能です。

学んだことを活かせる就職先を紹介してもらえるため、本記事で紹介したような悲惨な末路を避けられるスクールと評価できるでしょう。

学習コース	CCNAコース
コース費用	132,000円（※条件を満たせばキャッシュバックあり）
公式サイト	https://uzuz-college.jp/ccna/

まとめ：自分の目的を明確にしてプログラミングスクールを選ぼう！

「プログラミングスクールの利用をやめとけ」という言葉に惑わされないためには、自分自身がプログラミングで何をしたいかという目的を明確にして、自主的に動く姿勢を持つことが大切です。

どんなスクールかをしっかり調べたうえで選ぶことにより、時間やコストを無駄にしてしまう悪質なスクールを避けて、スキルや経験といった成果が得られないリスクを回避できます。

将来のキャリアパスも考えて、自分のライフスタイルや目的に合ったスクールを選び、積極的にアウトプット作業に取り組んでいきましょう。

AIが苦手なクリエイティブ方面に強くなることで、就職や転職に有利に働くかもしれません。

またスクールのサポートを活用すれば、効率よく学習できるはずです。

目的をもって学習し、将来のキャリアパスにつなげましょう。