司法試験・予備試験対策におすすめの予備校6校徹底比較!選び方のポイント
司法試験・予備試験は難易度が高く出題範囲も膨大なので予備校の利用は不可欠です。
とはいえ予備試験対策講座を展開する予備校は多数あり、それぞれに特色があり、どの口座を選ぶのか悩んでいる方も多いでしょう。
そこでこの記事では講座選びのポイントを紹介したうえで、予備試験受験生から人気の高いおすすめの予備校6校の特徴を解説します。予備校選びの参考にしてください。
予備校名 | 特徴 |
---|---|
アガルートアカデミー | 2021年の司法試験合格者1,421名のうち、アガルート生は669名、合格者占有率は47.8%という司法試験で高い実績を有している。 予備試験ルート・法科大学院ルート・在学中の予備試験チャレンジのどの対策にも最適です。 |
STUDYing | 「スキマ時間で合格」を掲げたオンライン型資格予備校。短期合格者の学習法を体系化し、能力を最大限に引き出し最短時間で知識を習得できるのが魅力。 |
資格スクエア | 「新世代の学習法」を提唱するオンライン型資格予備校。独自の学習メソッドとITをかけあわせた学習法は多くのメディアで取り上げられている。 |
伊藤塾 | 2021年予備試験ルートからの合格者のうち88.8%(5人に4人)が伊藤塾の受講生。司法試験合格者1,421名のうち1,137名が伊藤塾を何らかの形で利用する老舗予備校。 |
LEC東京リーガルマインド | 1993年~2019年累積で5,182名と多数の司法試験合格者を輩出。受験指導歴は40年以上と長期にわたって受験指導を行ってきた実績を有する。 |
辰巳法律研究所 | 答練講座の人気が根強いことから、答練を含めて何らかの形で辰巳法律研究所を利用して合格した人が多いと予想される。 |
目次
司法試験・予備試験対策におすすめの予備校トップ3校の比較
先に結論から、司法試験・予備試験対策でおすすめの予備校から見てみましょう。
おすすめ上位3校は以下の通りです。
予備校名 | 特徴 |
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アガルートアカデミー | 令和3年の司法試験合格者1,421名のうち、アガルート生は669名、合格者占有率は47.8%という司法試験で高い実績を有している。 待望の『マネージメントオプション』も刷新されて再開。 予備試験ルート・法科大学院ルート・在学中の予備試験チャレンジのすべての対策が可能。 |
STUDYing | 「スキマ時間で合格」を掲げたオンライン型資格予備校。 短期合格者の学習法を体系化し、能力を最大限に引き出し最短時間で知識を習得できるのが魅力。 |
伊藤塾 | 「司法試験予備校の老舗」独自の学習方法で高い合格率を誇る。費用は高額なのがネック。 |
司法試験は難関資格ということもあり、予備試験であれば1年以上の勉強期間が必要になる、かなり長丁場の受験期間を設けるものですが、一発合格を目指すためにも、合格率の高さや体系化された予備校への通学がおすすめです。
詳しくは後ほど解説しますが、上記で紹介した3つの予備校はどこも有名どころで、
- 高い合格率とコストパフォーマンスを持つ『アガルートアカデミー』
- 多少高額ですが合格実績と歴史のある『伊藤塾』
- スキマ時間を有効活用した勉強法を持つできる『STUDYing』は
実績もあり、失敗の少ない予備校といえるでしょう。
司法試験・予備試験対策で予備校を利用するべきか
司法試験・予備試験を突破するためには、そもそも予備校の利用は必要なのでしょうか?合格率や学習時間を紹介しながら、予備校を利用するべきか否かについて解説します。
司法試験・予備試験の合格率
まずは司法試験・予備試験の合格率を確認しましょう。2021年予備試験の結果は以下のとおりです。
- 短答式:受験者数11,717名、うち合格者は2,723名
- 論文式:受験者数2,633名、うち合格者は479名
- 口述:受験者数476名、うち合格者は467名
受験者数11,717名のうち最終合格者は467名なので、合格率は約3.9%という結果です。例年も最終的な合格率は4%前後で推移しており、難易度が非常に高い試験であることが分かります。
司法試験・予備試験合格までに必要な学習時間
予備試験合格に必要な学習時間は、一般に3,000時間~1万時間と言われています。初学者なのか学習経験者なのか、学習環境はどうかといった要素に左右されるため個人差が大きく、一律ではありません。しかし膨大な時間が必要であることは確かだといえます。
独学で勉強すると非効率
独学で合格できる可能性はゼロではないですが、予備校の講座を利用した場合と比べてどこが重要論点なのかが分かりにくいため、とにかく時間をかけて幅広く学習しなければなりません。
しかし予備試験の範囲を網羅するには非常に多くの時間が必要となり、また受講生は試験対策のプロではないため論点がずれてしまう可能性もあります。仮に合格できたとしても非効率です。
予備校を活用して効率よく学習することが重要
合格率の低さや学習にかかる時間を考慮すると、独学ではなく予備校を利用して受験対策をするのが現実的な方法です。
各予備校が研究した受験ノウハウを教えてもらうことで膨大な受験範囲の中から合格に必要な部分だけを効率よく学ぶことができます。
予備試験対策として予備校を選ぶときのポイント
司法試験・予備試験対策を展開している予備校は多数あるため、どの予備校を選ぶべきか迷ってしまう人は多いでしょう。以下で予備校選びのポイントを挙げます。予備校を比較する際の検討材料としてください。
合格実績
合格実績はその予備校の指導法が正しいことの裏付けになるため、予備校選びのポイントになります。合格実績が高いほど質のよい講座である可能性が高く、受験生としても安心感につながるでしょう。
合格実績については公開している予備校・非公開の予備校があります。公開していることが必ずしもよいとは言えませんが、ひとつの参考として確認してみましょう。
テキスト・講義の質
テキストと講義の質が高いか、自分にとって分かりやすい内容かどうかも重要なポイントです。予備試験は試験範囲が膨大なので、受験範囲をすべて網羅すればよいテキスト・講義であるとは言えません。あくまでも合格につながる内容のテキスト・講義であるかどうかが重要です。
講師の質
予備試験のように難解な内容を学習する場合、講師の質によって合否が左右されると言っても過言ではありません。同じ内容でも講師の解説力によっては理解できる場合とできない場合があります。実際に聴いてみないと分からない部分もあるので、お試しや無料の受講サービスがあればぜひ活用して判断材料にしましょう。
受講生フォロー
予備試験は範囲が広いため自分で学習計画を立てたり進捗状況を確認したりするのに苦労します。また学習開始後も疑問点や学習上の悩みが出てくる場合が多々あります。このような悩みに対するフォロー環境があるかどうかは非常に重要です。
受講料
司法試験・予備試験は文系最難関の資格試験であり、学習範囲も非常に広いため、一般に非常に高額です。少しでも価格を抑えたいところですが、安くても講座の質が低ければ合格が遠のき本末転倒になってしまいます。受講料と講座の質のバランスを見極めて選ぶことが大切です。
アガルートアカデミー
公式サイト:https://www.agaroot.jp/shiho/
最初に紹介するのはアガルートアカデミーです。
司法試験・予備試験のほか多数の難関資格講座を展開するオンライン予備校で、2015年の開校以来、知名度を伸ばしています。
2021年試験の占有率は47.8%
2021年の司法試験合格者1,421名のうち、アガルート生は669名、合格者占有率は47.8%でした。
予備試験のみの合格実績は不明ですが、司法試験で高い実績を残していることが分かります。
オリジナルテキストの質が高い
アガルートの売りともいえるのが、講師が企画段階から参加して作成するオリジナルテキストです。
合格に必要な情報が凝縮されているのはもちろん、視覚的に見やすい、ほかの教材や問題集との連動性が高いなどあらゆる部分で工夫が施されています。
従来からある紙タイプのテキストですが、新機能としてデジタルブックも追加されたため、場所を問わずテキストを確認できるようになりました。
講師は全員が新司法試験合格者
アガルートで予備試験講座を担当する講師陣は全員が新司法試験の合格者です。
新司法試験の合格者でそろえているのはアガルートだけとなっており、現行制度を熟知した講義に期待できます。
個別フォローに力を入れている
オンライン予備校の中でもっとも個別フォローに力を入れているのがアガルートです。オプションをつけなくても月1回講師から30分の直接指導を受ける機会があり、400回まで質問することができます。
通学型予備校のように、勉強仲間と自習できる「バーチャル校舎」も開設されており、オンライン型と通学型のメリットを両方受けることができます。
マネージメントオプションは高価だがダントツの人気
アガルートは多数の講義やカリキュラムがありますが、いずれも比較的利用しやすい価格になっています。
たとえば「予備試験最短合格カリキュラム」は定価698,600円(税抜)ですが、定期的に30%OFFのキャンペーンを行っています。
そのため、個別指導が不要な方にとっては価格面でも利用しやすくコスパの高い講座といえるでしょう。
一方、マンツーマンの個別指導が充実している『マネージメントオプション』だと125万8,660円と、大手予備校並みの価格です。評判が高いオプションなだけに、できるだけ利用したいところです。
あらゆる進路に対応
司法試験を目指す方法として、予備試験ルートと法科大学院ルートの2つがありますが、はじめから方向性を絞る必要はありません。
予備試験対策だけでなく、法科大学院入試・在学中の予備試験チャレンジ・法曹コース対策にも最適です。
アガルートの利用が向いている人
まとめると、アガルートアカデミーは以下のような人に向いていると言えるでしょう。
- 効率よく最短合格を狙いたい人
- 質の高いテキストを使って学習したい人
- 新司法試験を熟知した講師の講義をとりたい人
- 学習に不安が大きいため個別フォローを希望する人
- 予備試験ルート・法科大学院ルート・在学中の予備試験チャレンジで進路を迷っている人 など
公式サイト:https://www.agaroot.jp/shiho/
STUDYing(スタディング)
公式サイト:https://studying.jp/shihou/
スタディングは「スキマ時間で合格」を掲げたオンライン型資格予備校です。
短期合格者がどのように学習しているのかを研究し確立した学習法「スタディングメソッド」によって、能力を最大限に引き出し最短時間で知識を習得できるのが魅力です。
実績は非公開
「スタディング」では合格者数や占有率などの実績は公開していません。公式HPでは合格者の声を掲載しているため実際に合格した人がいることは確かですが、具体的な実績は不明です。
初学者でも理解しやすい講義
初学者にとって法律の学習は難解で、一通り学びきることすら難しい場合があります。しかしスタディングの講座は初学者でも理解しやすいと評価を得ています。合格に必要な論点だけを厳選して学ぶため、スキマ時間を使って無理なく学習でき、量の多さについていけないこともありません。
主任講師は理系からの司法試験上位合格者
スタディングの主任講師である小村講師は大学が物理学科だったにもかかわらず、司法試験では総合109位と上位合格を果たしています。
大手予備校や法科大学院での失敗経験から見つけたのは、インプット中心ではなくアウトプット中心の勉強法です。苦労や失敗経験があるからこその指導内容は非常に参考になります。
マンツーマン指導ではないが講師への質問は可能
スタディングには、他校で見られるようなマンツーマン指導や個別指導はありません。ほとんど独学に近い形で学習を進める必要がありますが、コース付属のQ&Aチケットで、個別に講師への質問が可能です。
圧倒的な低価格
スタディングは業界きっての低価格が魅力です。基礎知識と短答対策、実務基礎と論文対策がセットになった「予備試験合格コース(総合)」は13万4,200円と、大手予備校と比べると10分の1近い価格設定です。
スタディングに向いている人
- とにかく安い講座を探している人
- 独学に近い形で学習できる人
- オンラインで学習を完結したい人
- 学習時間が限られている人 など
公式サイト:https://studying.jp/shihou/
資格スクエア
資格スクエアは「新世代の学習法」を提唱するオンライン型資格予備校です。独自の学習メソッドとITをかけあわせた学習法は多くのメディアで取り上げられるなど、非常に注目を集めています。
実績は非公開
資格スクエアの合格実績は特に公開されていませんが、2019年度試験では論文式1位の合格者を輩出しています。
スキマ時間を利用しやすい講義
資格スクエアの講義は、講義時間が短めでスキマ時間を利用しやすい、シンプルな講義内容で初学者でも理解しやすいといった評価を集めています。トータル約400時間と講義数が短めですが必要な情報は網羅されているため合格に十分手が届きます。
テキストについては、図や表を使って見やすいつくりですが、一部ではテキストの間違いが多いといった指摘もあります。
実力の高い講師陣が指導
資格スクエアの講師陣は実力者揃いです。特に看板講師の高野講師は大手予備校での指導経験が豊富で初学者・学習経験者の双方から高い支持を得ています。
高野講師の講義をとりたいという理由で資格スクエアを利用する人もいるほどの人気講師です。
添削が200通と業界最大級
資格スクエアの論文添削数は200通と業界最多を誇ります。アガルートはマネオプなしだと100通、伊藤塾は100万円を軽く超える講座で147通なので、その差は歴然です。
予備試験突破の鍵を握る論文の添削数が多いのは大きなメリットといえるでしょう。
低価格でコスパよし
資格スクエアの講義は基本コースの逆算プランが87万7,800円です。業界最安値のスタディングにはおよびませんが、それに次ぐ水準の低価格となっています。
講義や添削数など、どれをとってもスタディングよりも手厚い内容なので、かなりコスパのよい講座といえます。
ただし、マンツーマンの個別指導などはそれほど充実していません。逆算プランだと月1回のフォローアップ制度がありますが1回15分とやや手薄な印象です。少し金額を上げてもいいから個別フォローをしてほしい方はアガルートや大手予備校も選択肢に入れましょう。
資格スクエアに向いている人
- 最先端の技術を使って学習したい人
- コスパの高い講座を探している人
- 高野講師の講義をとりたい人
- オンラインで学習を完結させたい人 など
公式サイト:https://www.shikaku-square.com/
伊藤塾
司法試験・予備試験に強い予備校として圧倒的な知名度を誇るのが伊藤塾です。Web通信での学習も可能ですが、全国8校舎での通学講義を基本としています。
予備試験ルート合格者の88.8%が伊藤塾受講生
2021年予備試験ルートからの合格者のうち、88.8%(5人に4人)が伊藤塾の受講生です。また司法試験合格者1,421名のうち1,137名が伊藤塾を何らかの形で利用しています。合格実績は業界トップクラスです。
カバー範囲が広く質の高いテキスト&講義
伊藤塾はテキスト、講義ともに受講生から高い支持を得ています。カバー範囲が広く詳しい講義が展開されるため安定感は抜群です。テキストと講義の質については「やっぱり伊藤塾が一番」といった口コミ・評判も少なくありません。
講師数・質ともに業界トップクラス
伊藤講師をはじめとして優秀な講師陣がそろっており、授業が分かりやすい、丁寧で基礎がしっかり身につくと評判が高いです。司法試験・予備試験といえば伊藤塾と言われるほど安定かつ高水準での講義が受けられます。講師数も多いので自分に合った講師を選べるのも利点です。
通学型なので自発的な質問に応じてもらいやすい
通学型の予備校なので質問に対応してもらいやすく、学習上の不安も相談しやすい環境が整っています。
価格が高い
合格実績の高さや講義の質、ブランド力などは申し分ない伊藤塾ですが、価格は業界最高値です。価格面で納得できるかどうかが利用の可否を分けるポイントになるでしょう。
- 司法試験 入門講座 2年合格コース 【伊藤塾長クラス】114万8,000~
- 司法試験 入門講座 予備試験1年合格コース114万8,000~ など
伊藤塾に向いている人
- 価格が高くても合格実績の高い予備校を利用したい人
- 広い範囲をしっかり学習したい人
- 疑問点を講師に直接質問したい人
- 仲間と切磋琢磨しながら学習したい人 など
LEC東京リーガルマインド
LEC東京リーガルマインドは、司法試験・予備試験をはじめとする多数の資格講座を展開する老舗の予備校です。
司法試験の累積合格者数は5,182名
LECは1993年~2019年累積で5,182名と多数の司法試験合格者を輩出しています。1年で何名の合格者を輩出しているのかは定かではありませんが、受験指導歴は40年以上と長期にわたって受験指導を行ってきた実績があります。
受講生からの信頼が高いテキストを使用
LECのテキストは毎年受講生からの評判が高い内容となっています。入門講座40周年の集大成として内容を一新した「7サミットテキスト」は学習段階に合わせて利用でき、司法試験受験にまで対応しています。
講師にノウハウが蓄積されている
かつてLECの看板講師と呼ばれた講師はほかの予備校に移籍してしまっており、看板講師と呼べる講師はいません。しかし長年の経験を活かし受験ノウハウが蓄積されているため、今いる講師で安定的な講義を提供することができています。
フォローアップ制度が充実
LECではZoomを利用した配信講義が好評です。通学と同様にリアルタイムでの学習を可能にすることで強制的に学習時間を確保し、モチベーションを維持することができます。
またチャット機能やメール、オンラインの「教えてチューター制度」により、いつでも疑問を解消できる仕組みが整っています。
価格は高め
LECの価格は大手の中では標準的ですが、教室運営費などがかかるためオンライン予備校と比べるとどうしても高めになります。
- 予備試験 1年合格専用コース:110万2870円~
- 予備試験・法科大学院共通1.5年合格コース:116万~ など
通学・通信と選べますが、通信の場合でも価格がほとんど変わらず、通学ならではのメリットも得られません。LECで通信を選ぶのならオンライン予備校も選択肢に入れたほうがよいでしょう。
LECに向いている人
- 大手予備校の安心感が欲しい人
- 質の高いテキストを使って学習したい人
- 不明点があればすぐに質問して疑問を解消したい人
- 受験仲間と励まし合いながら学習したい人 など
辰巳法律研究所
辰巳法律研究所は40年以上にわたり難関試験の指導を行ってきた歴史ある老舗の予備校です。
合格実績は非公開
合格実績は公開されていないため、辰巳法律研究所の受講生がどのくらい合格しているのかは不明です。しかし答練講座の人気が根強いことから、答練を含めて何らかの形で辰巳法律研究所を利用して合格した人が多いと予想されます。
テキストと答練講座の質が高い
辰巳法律研究所はさまざまな書籍を出版するほどテキスト作りに長けている予備校です。伊藤塾ほどカバー範囲は広くないですが、オンライン予備校ほど短縮されたつくりではない「ちょうどいいバランス感」が受講生以外からも人気です。
また、答練講座の質が高いのが大きな特徴で、受験生からの支持を集めています。基本講座はほかの予備校を利用している場合でも、答練だけは辰巳を使う受験生もいるほどです。
看板講師をはじめ8名の講師が指導
辰巳法律研究所では看板講師の原講師をはじめ8名の講師が指導にあたります。板書と解説という従来型のスタイルで講義が進められるので昔ながらの学習方法に慣れている人には向いているでしょう。どちらかといえば中級者向けで初学者には少し難しいといった声もあります。
論文答練のサポートが充実
答練の辰巳と言われるほど答練に力を入れているだけあって、1通1通非常に丁寧な添削をしてもらえます。答練のサポートは伊藤塾を超えるとの声もあり、論文対策に不安がある人にはおすすめの講座です。
価格は標準的
スタンダード本科(通学・東京)が35万8,340円~、スタ論専科+金沢短答・論文強化が59万9,640円~と、標準的な価格です。スタディングや資格スクエアなどのオンライン予備校よりは高めですが、伊藤塾やLECと比べると価格は抑えられています。
辰巳法律研究所に向いている人
- 歴史ある予備校の受験ノウハウを教えてもらいたい人
- 質の高いテキストを使って学習したい人
- 基本知識はあるので答練に力を入れたい人 など
まとめ
予備試験は非常に難易度の高い試験なので予備校の利用は必須です。各予備校で学習の進め方やフォロー体制など全く異なるため、自分が重視したいポイントを中心に比較検討しましょう。
予備校名 | 特徴 |
---|---|
アガルートアカデミー | 2021年の司法試験合格者1,421名のうち、アガルート生は669名、合格者占有率は47.8%という司法試験で高い実績を有している。 |
STUDYing | 「スキマ時間で合格」を掲げたオンライン型資格予備校。短期合格者の学習法を体系化し、能力を最大限に引き出し最短時間で知識を習得できるのが魅力。 |
資格スクエア | 「新世代の学習法」を提唱するオンライン型資格予備校。独自の学習メソッドとITをかけあわせた学習法は多くのメディアで取り上げられている。 |
伊藤塾 | 2021年予備試験ルートからの合格者のうち88.8%(5人に4人)が伊藤塾の受講生。司法試験合格者1,421名のうち1,137名が伊藤塾を何らかの形で利用する老舗予備校。 |
LEC東京リーガルマインド | 1993年~2019年累積で5,182名と多数の司法試験合格者を輩出。受験指導歴は40年以上と長期にわたって受験指導を行ってきた実績を有する。 |
辰巳法律研究所 | 答練講座の人気が根強いことから、答練を含めて何らかの形で辰巳法律研究所を利用して合格した人が多いと予想される。 |
運営者情報
会社名 |
株式会社アシロ(ASIRO Inc.) 2021年7月20日 東証グロース上場(7378) |
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URL | https://asiro.co.jp/ |
本社所在地 |
160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング4F |
法人番号 | 9011101076787 |
設立日 | 2009年11月 |
代表者(代表取締役社長) | 中山博登 |
主な事業内容 | HR事業、インターネットメディア事業(リーガルメディア、派生メディア)、少額短期保険事業 |
許認可 | 有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可 許可番号13-ユ-313782) |
グループ会社 |
株式会社アシロ少額短期保険 株式会社ヒトタス |