「客先常駐のSESが辛いと言われる理由は?」
「SESが辛いと感じる場合はどうすればいい?」
上記のような疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか? 結論、客先常駐のSESは給料面や人間関係などで辛いと言われることが多いようです。 辛いと感じた場合は、転職することも検討すべきですが、転職先で同じことを繰り返さないためにも辛いと感じる理由を明確にしておく必要があるでしょう。 そこで本記事では、客先常駐のSESが辛いと言われる理由についてご紹介し、SESとして働くメリットや辛いと感じた際の対処法などを解説します。 「SESが辛い」「SESに疲れてしまい、今後どうすればいいか分からない」などと思っている方は、ぜひご一読ください。SES(客先常駐)が辛いといわれる理由5つ
SES(客先常駐)が辛いと言われる理由は、主に以下の5つです。- 給料が上がりにくい傾向がある
- 分からないことを聞きにくい環境
- 休む場合は自社と常駐先の両方に調整しなければならない
- スキルが向上しづらい傾向がある
- 何度も0から人間関係の構築をおこなう必要がある
1.給料が上がりにくい傾向がある
1つ目の理由は、給料が低いまま上がりにくい傾向があることです。 客先常駐のSESは、多重下請け構造になっています。そのため、大規模なプロジェクトにて、複数のSES会社からエンジニアが派遣されるケースがあり、下請けの位置によっては給料に差が出やすいです。 一般的に、3次請け以上の構造である場合、下請けだと業務量と給料が見合っていない傾向があり、仕事に対してストレスを感じてしまうケースも少なくありません。 このように、所属しているSES会社の業界での立ち位置によって、給料が低く上がりにくいことが辛いと言われる理由となるでしょう。一年前に勤めていた最底辺SES企業に比べて、今の会社は年収ベースで200万くらい高いんだけど、そのSES企業から、今の年収にさらに100万上乗せするから戻って来ないかと誘われて、当時どんだけ搾取していたんだよと絶望した。わいの人月単価130万だったはずなのに。。。戻るわけないだろ
— しん@6日後に納車 (@nepinepimate3) January 5, 2020
2.分からないことを聞きにくい環境
2つ目の理由は、環境的に分からないことを聞きにくい傾向があることです。 客先常駐のSESの場合、自社ではないため、知らない人たちと仕事をすることになります。 顔見知りの人がいない中で業務を行うとなれば、気軽に不明点や疑問点などを聞きに行くことができない雰囲気を感じやすい傾向があります。 特に業務経験が浅い場合は、自分が疑問に思っている点が、自分で調べて解決できるのかそうではないのかの区別が判断しづらいでしょう。 判断ができないと、疑問点を解決するために必要以上に時間をかけることになり、仕事に対して嫌気がさしてしまうのです。3.休む場合は自社と常駐先の両方に調整しなければならない
3つ目の理由は、休む場合は自社と常駐先の両方に調整しなければならないことです。 長く仕事をすることになれば、体調を崩したり身内に不幸があったりなど、予期せぬ事態が起こり会社を休む場面に遭遇することもあります。 そのような場合、客先常駐のSESだと自社と常駐先の上司に連絡しなければなりません。 休みの連絡のみならず、何かトラブルなどが起きた場合も常に自社と客先常駐の両方に連絡しなければならないため、連絡が面倒だと感じやすいでしょう。4.スキルが向上しづらい傾向がある
4つ目の理由は、スキルが向上しづらい傾向があることです。 クライアント企業にもよりますが、一般的に常駐先ではスキルアップにつながる案件を対応させてもらえないケースがあります。 自分が担当する案件がスキルアップしづらければ、スキルや実績が上がらず、自分の市場価値を高められにくいでしょう。 スキルアップができない案件に対応していると、「このまま仕事を続けている意味があるのか」と自己嫌悪に陥り、辞めてしまうのは無理ないでしょう。SESの開発未満の場合はどこに行っても1からのスタートでした。
— きさらぎ (@zer0_ykisaragi) September 21, 2020
現場が変わればやることもその現場ごとに変わるのでずっと未経験の繰り返し。
スキルアップと言えば、微量ながらにExcelを使えるようになったこと。でも、本当に基本的なものだけど…
5.何度も0から人間関係の構築をおこなう必要がある
5つ目の理由は、何度も0から人間関係の構築をおこなう必要があることです。 仕事や顧客先の雰囲気に慣れてきたと思っても、数日経ってから別の客先に移動することになるケースも多くあります。 慣れてきたと思ったところに移動となれば、「やっと慣れてきたのにまた0からやり直すのか」と感じるようになり、ストレスにつながります。 ストレスを抱えながら仕事をするのは、精神的にもよくないため、何度も移動を繰り返すと退職する方が多くなるのです。SES(客先常駐)が辛い・疲れたと思った時の対応策3つ
SES(客先常駐)が辛い・疲れたと思った場合は、主に以下3つの対応策を練るべきです。- SESの客先現場の変更を申し出る
- 独立やフリーランスとして働くようにする
- 転職して違う会社で自社開発をする
1.SESの客先現場の変更を申し出る
まずは、SESの客先現場の変更を申し出ることです。 自社の営業に「客先現場を変えたい」ということを伝えれば、次の契約更新に伴い、違う現場への営業をかけてくれます。 SESは「客先が合わなければ気軽に変更できる」ことが強みでもありますが、中には客先変更することを拒否してくる場合も考えられます。 そのような場合、転職することを決意しましょう。2.独立やフリーランスとして働くようにする
独立やフリーランスとして働くようにするのも、効果的な対応策です。 独立やフリーランスとして働く場合、会社員を辞めることになります。独立してフリーランスとして働くのであれば、高度なスキルが必須になりますが、現在はフリーランス向けエージェントが多数存在するため、多少スキルが不安な方でも仕事を探すのにはそこまで苦労はしないでしょう。 独立して働くことで、自分一人で仕事すれば良いため、人間関係でストレスを溜めることが少なくなりますし、うまくいけば会社員時代よりも稼ぐこともできます。 「客先常駐のSESが嫌だ」という方は、フリーランスとして独立するのもありでしょう。貴重な人生の時間を数年SES企業に捧げてきたおっさんからの忠告だ。
— とりうみ (@t0riumi) March 27, 2020
SES企業には行くな。
そんなところに行くくらいならフリーランスにでもなれ。
3.転職して違う会社で自社開発をする
SESが辛い場合、転職して違う会社で自社開発をすることも一つの手法です。 特に今までのSESで培ってきたスキルを活かすことを考えると、自社開発のSESを選ぶのをおすすめします。 自社開発のSESに転職すれば、これまで経験してきたことや身につけたスキルが役立つほか、客先で感じていた人間関係のストレスを軽減できます。 「客先での人間関係がストレスになる」と思っている方は、転職して違う会社で自社開発をしましょう。今度の議題は転職先についてか!
— Taku@フリーランス (@taakuuu) March 29, 2020
SES企業だから微妙とか自社開発だから正解とかない。自分の能力を発揮できる場所にいるのが大事!
会社を見抜く力が本人にあるかどうかだよ。
自社開発でいえるのは「実務経験≠開発経験」の可能性もあるってこと。
SES(客先常駐)は辛いだけではない?SESとして働くメリット4つ
SES(客先常駐)は辛いだけではなく、主に以下4つの働くメリットがあります。- 多くの会社や部門でさまざまな経験ができる
- 残業が少ない傾向がある
- 未経験でも働かせてもらいやすい
- 顧客対応スキルが身に付きやすい
1.多くの会社や部門でさまざまな経験ができる
1つ目のメリットは、多くの会社や部門でさまざまな経験ができることです。 SESは、さまざまなクライアント企業で働くことができるため、多くの案件に携わることができます。 自分が知らなかった業界に関する知識やスキルを習得できるため、やりがいも感じやすいです。 また、幅広い知識やスキルが習得できれば、活躍できる幅を広げられるため、自分の価値を高められるでしょう。 「多くの業界について知りたい」といった方には、向いている仕事です。2.残業が少ない傾向がある
2つ目のメリットは、残業が少ない傾向にあることです。 一般的に、SESは激務で残業が多いといった印象がありますが、全ての会社が残業ばかりというわけではありません。 SESが派遣される企業は、雇用元企業と契約を締結しており、労働時間に関する内容が含まれています。 そのため、企業が勝手に労働時間を長くすることは不可能なのです。残業が少なくなるため、プライベートとの時間も両立しながら仕事に打ち込めるようになるでしょう。 「仕事にメリハリをつけたい」といった方にはおすすめできる仕事です。3.未経験でも働かせてもらいやすい
3つ目のメリットは、未経験でも働かせてもらいやすいことです。 SESと聞くと、「高度な技術が必要なのでは?」と思う方も少なくありません。しかし、IT業界では慢性的な人材不足に陥っているため、エンジニア未経験でも積極的に採用しています。 そのため、未経験でも入社後に勉強しながらスキルを向上させることが可能です。エンジニアに興味がある方は、ぜひSESに挑戦してみてください。4.顧客対応スキルが身に付きやすい
4つ目のメリットは、顧客対応スキルが身に付きやすいことです。 自社開発のSESとは違い、客先常駐は顧客のオフィスが自分の仕事場になります。毎日顧客と接触するため、自然と顧客対応力が身につくようになります。 また、常駐先では業務をおこなうにあたってエンジニアに関する質問を受けることや、トラブルに対応することなどが頻繁にあるため、顧客対応力を伸ばせる良い機会にもなるでしょう。 「顧客対応のスキルを磨きたい」という方には、おすすめできる仕事です。SES(客先常駐)が辛い人におすすめの転職エージェント5選
最後に、SES(客先常駐)が辛い人におすすめの転職エージェント5社ご紹介します。 SESから他業種への転職や、より働きやすいエンジニアへの転職をしやすいよう、なるべく多くの選択肢を確保しつつ手厚い転職サポートを受けやすいエージェントをピックアップしているので参考にしてください。 https://asiro.co.jp/media-career/188/転職エージェント | 求人数 | 対応エリア | 主な特徴 |
リクルートエージェント | 約63万件(2023年3月時点) | 全国 | ・求人数が業界でもトップレベル・面接対策に力を入れている |
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マイナビエージェント | 約4.5万件(2023年3月時点) | 全国 | ・面接対策や書類添削などのサポート体制が充実 |
dodaエージェント | 約18.5万件(2023年3月時点) | 全国 | ・転職市場に精通した専門スタッフが多数在籍・サイト内で企業情報などを確認できる |
dodaX | 約2.4万件(2023年3月時点) | 全国 | ・業界の事情に精通しているヘッドハンターが多数在籍・スカウトサービスが充実 |
type転職エージェント | 約2.9万件(2023年3月時点) | 東京・神奈川・埼玉・千葉 | ・無料の転職相談会・セミナーを毎週開催 |
1位 リクルートエージェント

求人数 | 約63万件(2023年3月時点) |
対応エリア | 全国 |
主な特徴 | ・求人数が業界で最大規模・各業界に精通したキャリアアドバイザー在籍 |
関係者から叩かれそうだが、転職の時、エージェントを幾つも使った結果、リクルートエージェントだけがレジュメをちゃんと見てくれて、的確なアドバイスをくれた。
— スシ|SaaSでデータ分析 (@serepi_ko) October 11, 2022
ただ求人紹介は他のエージェントの方が良かった。求職者としては使い分け重要
2位 マイナビエージェント

求人数 | 約4.5万件(2023年3月時点) |
対応エリア | 全国 |
主な特徴 | ・幅広い業界・職種の求人を取り扱いあり・面接対策が充実 |
3位 doda

求人数 | 約18.5万件(2023年3月時点) |
対応エリア | 全国 |
主な特徴 | ・幅広い業界・職種の求人を取り扱いあり・面接対策が充実 |
これだけは言いたい。
— 🍊しろん🏀次は9/24TOKYO (@shiron160) January 19, 2023
皆さん、転職するなら絶対dodaが良いですよ!
無料なのに手厚くて、ここまでしてもらっていいの?ってくらい世話焼いてくれます☺️
4位 doda X

求人数 | 約2.4万件(2023年3月時点) |
対応エリア | 全国 |
主な特徴 | ・ハイクラス向けの求人あり・スカウトサービスが充実 |
転職は一度だけという思いでしたが、転職後にヘッドハンターからお声がけ頂いたトヨタ自動車の案件内容に魅力を感じ、さらなる自分のキャリアアップを考えるきっかけに。
— Ryo (@12qbUVhh4IXUd1n) August 22, 2020
現在も登録している主なエグゼクティブ系サイトはこちら↓
①ビズリーチ
②キャリアカーバー
③iX転職 pic.twitter.com/ak7yn8vDUI
5位 type転職エージェント

求人数 | 約2.9万件(2023年3月時点) |
対応エリア | 東京神奈川埼玉千葉 |
主な特徴 | ・IT業界・営業職の求人数が多い |
Type転職エージェント利用してましたが、ラインでの連絡はメールより断然スムーズでして、日程調整などもスムーズにいきました!
— フジヤマ@上場経理マン (@accout_taks) December 28, 2018
ラインだと、連絡が来たかどうかが目に付きやすい https://t.co/37OiSW7ZXK