「美容部員の仕事はしんどいし辞めたいな...」
「美容部員としてこのままやり続けられるか不安...」

美容部員の仕事をしていると、年々不安になる方も多いのではないでしょうか。

実際、美容部員を辞めてよかったと感じる瞬間は、ノルマから解放されたり、土日休めるようになったりと人それぞれです。

本記事では、美容部員を辞めてよかったと感じる瞬間と失敗しないセカンドキャリアの考え方について詳しく紹介します。転職を考えている美容部員の方は、チェックしてみてください。

関連記事：美容業界に強い転職エージェント12選｜メリットや転職成功のポイントも紹介

美容部員を辞めてよかったと感じる瞬間｜5選

美容部員を辞めてよかったと感じる瞬間について、5つそれぞれ紹介します。

土日祝に休めるようになった

美容部員を辞めて本当によかったと思える瞬間の一つは、何といっても土日祝日に休めることではないでしょうか。

美容部員として働いていると土日祝は一番忙しい時期のため、どうしてもなかなか休めません。また、シフト制で休みが取りにくく、友達と遊ぶ約束ができなかったり、家族と過ごす時間が減ったりとツラい思いをしている方も多いはずです。

筆者も美容業界で働いていた経験があるので、美容部員で働く方の気持ちは痛いほどわかります。筆者自身も別業界に転職したことで土日祝が休めるようになり、プライベートの時間確保しやすくなった経験があります。

もしあなたが、筆者と同じように土日祝休めないことに対してストレスを感じているなら、美容部員を辞めて、違うキャリアに挑戦するのも一つの選択肢でしょう。

無理なノルマから解放された

美容部員を辞めて、厳しいノルマから解放されたことを大きなメリットと感じる人も多くいます。美容部員は毎月の売上目標を立て、目標達成するためにお客さまに無理に商品を進めないといけない状況もあります。

そのため、お客さまに対して罪悪感が湧き「一体何しているんだろう...」と落ち込む方もいるでしょう。また、商品がうまく売れなければ「ノルマが達成できなかったらどうしよう...」と不安になる場合もあるはずです。

このストレスが積み重なると、仕事が楽しくなくなるのも当然でしょう。筆者も美容業界で店販商品のノルマがあったときは、かなりストレスを抱えていました。

ノルマがなくなるだけでも精神的ストレスはかなり減るため、現在ノルマによるストレスが大きい美容部員の方は新しいキャリアを探してみるのも一つの方法です。

給料待遇がよくなった

美容部員を辞めると、給料や待遇が改善されるケースがあります。美容部員の仕事は一見華やかですが、平均年収361万円（※1）と日本の平均年収461万円（※2）​​と比べても約100万円低い年収です。

また、長時間の立ち仕事や休日出勤が求められるケースも多く、仕事内容の割に報酬が少ないと感じやすい側面もあるでしょう。

実際、筆者も美容業界に勤めていた経験がありますが、仕事のハードさに比べると報酬はどうしても少なく感じていました。

このように給料と待遇に満足していないときも、転職するタイミングの一つと言えます。

ガマンし続けていてもストレスが溜まり体調を崩すだけなので、早めに行動するようにしてみてください。

参考：（※1）化粧品販売/美容部員｜職業提供サイトjobtag
参考：（※2）​​1平均給与｜国税庁

人間関係のストレスが軽減された

美容部員を辞めて人間関係のストレスが大幅に減り、心が軽くなったと感じる人も多くいます。美容部員の仕事は同僚や上司との関係が密接なため、人間関係のトラブルやストレスを感じやすい環境です。

とくに売上目標やノルマが関わってくると、職場の雰囲気はピリピリしがちになり、同僚同士で競争心が生まれることもよくあります。

筆者も美容業界で働いていたときは、上司・後輩関係なく対抗意識をよく持たれていた感覚がありました。筆者自身も上司や後輩に対して、対抗意識が少なからずでた経験があるため、仕方がない部分ではあります。

とはいえ、人間関係は相性もあるので職場環境を変えるだけで解消されるケースもよくあります。

そのため、人間関係に悩んでいるけど美容部員は続けたい方は、ブランド変更して転職を検討してみるのも一つの方法です。

自分に向いてる仕事が見つかった

美容部員を辞めて自分に本当に向いている仕事が見つけられると、毎日が楽しく働けます。美容部員の仕事は接客や販売が中心で、人によってはストレスになる場合もあります。

自分に合わない仕事を続けるのは、なかなか続けるのがツラいはずです。一方、勇気を出して転職すると新しい仕事に挑戦するチャンスが生まれ、自分にとって天職が見つかるかもしれません。

たとえば、接客が苦手な方が事務職に転職できた場合、接客がなくなり事務に関しての実力が発揮できる可能性もあるでしょう。

筆者の場合、接客は苦手なほうだったので、転職したことで本来の実力が発揮できるようになりました。

もし、あなたが現在「美容部員は自分に向いてないのかな..」と悩んでいれば、身近な友人や転職エージェントのようなプロに一度相談してみてはいかがでしょうか。

美容部員を辞める主な3つの理由

美容部員を辞める主な3つの理由は、以下のとおりです。

詳しく解説します。

体力的にキツい

美容部員の仕事は非常にハードで、体力的な理由で辞める方も多くいます。美容部員は長時間の立ち仕事やお客さま対応が中心で、ヒールを履くケースも多く、想像以上に足や腰に負担がかかります。

とくに休日やイベントシーズンは忙しさが増し、疲労が溜まりやすくなるでしょう。

そのため、体力的にしんどい状況が続くようなら、あまり体力を必要としない職業へ転職を検討してみてもよいでしょう。

ノルマが厳しい

美容部員を辞めた理由として、厳しいノルマが一番の原因だという声も多くあります。とくに忙しい時期や新商品のプロモーションが重なると、プレッシャーはさらに増加するはずです。

このような状況が続くと「売上を上げなきゃ...」という気持ちが強くなり、いつの間にか仕事がイヤになってしまうケースもあります。

どうしても営業や販売には向き不向きがあり、ノルマ耐性がない方には想像以上にツラい仕事になってしまいます。

もし、ノルマに押しつぶされそうだと感じているなら、無理しないで一度立ち止まって休みましょう。

美容部員から離れることで心の負担が軽くなり、自分らしく働ける場所が見つかるかもしれません。

給料と仕事内容が見合わない

美容部員は年収361万円（※1）で給料ベースも月25万円程度のため、仕事内容と見合わないと感じる方も多くいます。

繰り返しになりますが、美容部員の仕事は立ち仕事が多く、接客や販売に加えて、商品知識の勉強やノルマ達成のプレッシャーもあります。

このため、一生懸命働いた後、給料明細を見た瞬間「これだけか...」と感じることが続くとやりがいを見失ってしまうのも当然です。

人生は仕事する時間が大半を占めるので、給料とやりがいは大切です。少しでも給料や仕事内容でやりがいを感じなくなったら、新たなキャリアを考えてみましょう。

参考：（※1）化粧品販売/美容部員｜職業提供サイトjobtag

美容部員に向いてない人の特徴｜2選

ここからは、美容部員に向いてない人の特徴について2つ紹介します。

一つずつ見てみましょう。

人と関わるのが苦手

美容部員はお客さまと直接やりとりする仕事なので、人と関わるのが苦手な方には向いていないかもしれません。実際、美容部員は毎日笑顔で対応しながら相手の悩みや要望を聞きだし、最適な商品を提案する必要があります。

人と関わるのが得意な方にとってはやりがいを感じる部分ですが、苦手なだと感じる方には、毎日のやり取りが大きな負担になるでしょう。

筆者も美容業界に居たときは、どんなにストレスが溜まっても毎日笑顔で接客するのに疲れた経験があります。

そのため、人と関わるのが苦手な方は、接客や営業以外の仕事を見つけるようにしてみてください。

美容や化粧品に関して興味が湧かない

美容部員の仕事は、美容や化粧品に興味がないと続けるのは大変です。美容部員の仕事は、お客さまに化粧品の魅力を伝えて商品購入までしてもらうのが仕事です。

だからこそ、自分自身が美容や化粧品に興味がないと、成果もでないし仕事自体ツラくなってしまいます。

どの仕事にも共通しますが、興味関心がまったくない仕事を続けるのはしんどいものがあります。

そのため、美容や化粧品に関して興味が湧かない場合は、別の仕事に目を向けてみてもよいでしょう。

美容部員のセカンドキャリア｜3選

美容部員のセカンドキャリアについて、今後どうしようかと考えている方も多いはずです。ここからは、美容部員のよくあるセカンドキャリアを3パターンに分けて以下より紹介します。

それぞれ解説します。

同じブランドで長く働き出世する

美容部員として同じブランドで長く働くと、自然とキャリアアップのチャンスが増えてくるでしょう。また、同じブランドで働き続けると、商品やお客さまのことがよく分かってきます。

そのため、お客さまとの信頼関係も深まり、あなた自身がブランドの「顔」として認められるようになるはずです。

その他にも、上司や同僚からの評価も高まり「この人になら任せられる」と思われるようになるため、店長やエリアマネージャーといった役職への昇進チャンスも広がるでしょう。

このように同じブランドで働き続けることで、あなたの存在感が増し、自然とセカンドキャリアが積み上がります。

今のブランドに愛着を感じているなら、同じブランドでセカンドキャリアを構築してみるのも一つの選択肢です。

ブランドチェンジでキャリアアップする

美容部員の仕事は好きだけど新しい環境で挑戦したい方は、セカンドキャリアとしてブランドチェンジもおすすめです。ブランドを変えることで、今までとは違うキャリアアップのチャンスが広がります。

長年同じブランドで働くと、環境に慣れて安心感はたしかに生まれます。しかし、成長するには少し負荷をかけなければいけません。

そのため、キャリアアップをしたい方は、ブランドチェンジがおすすめです。新しいブランドに移ると、新商品やマーケティング手法にも触れられるため、自分の成長にもつながるでしょう。

もし、今のブランドで成長に限界を感じているなら、ブランドチェンジを考えてみるのもいいかもしれません。新しい環境に飛び込むことで、あなたのキャリアはもっと前に進むはずです。

化粧品に関わる別の仕事へキャリアチェンジする

あなたが化粧品関係の仕事に転職したい場合、美容部員を辞めた後でも、化粧品業界で新たな可能性を広げられます。

たとえば、お客様にあう化粧品を提案してきた経験は、化粧品メーカーの営業やマーケティングの仕事にも活かせるでしょう。また、商品知識やお客様のニーズをしっかり理解しているのは、商品開発や企画といった仕事でも強みになります。

美容部員での経験を活かし、別の仕事にチャレンジしてみるのもよいのではないでしょうか。

美容部員を辞めようか考えている人におすすめの転職エージェント｜3選

美容部員をこのまま続けて行くのか、それとも別職種に転職するのか悩む方も多いはずです。美容部員を辞めようか考えている向けに、おすすめの転職エージェントを3サービスまとめました。

詳しく解説するので参考にしてみてください。

beauty mirai agent

リクルートエージェント

マイナビエージェント

美容部員辞めてよかった理由についてよくある質問

美容部員辞めてよかった理由について、よくある質問を3つ厳選しました。

それぞれ解説します。

美容部員は気が強くて性格が悪い人だけですか？

美容部員は「気が強い」「性格が悪い」と思われがちですが、それは一部の偏見に過ぎません。実際は、いろいろな性格や背景を持った人たちが美容部員として働いています。

そのため、美容部員だからと言って全員の気が強くて性格が悪い人だけでないようです。

美容部員として働く場合の厳しいブランドはどこですか？

美容部員として働く際、とくに厳しいブランドはありませんが、外資系ブランドのパルファン・クリスチャン・ディオールは、未経験でも応募できる美容部員（ビューティコンサルタント）のポジションがあります。

ディオールは定期的なメイクトレーニングが実施されており、仕事をしながらスキルを磨ける環境が整っています。美容部員として成長したい場合は、あえて厳しい高級ブランドへの転職を検討してみてもよいのではないでしょうか。

参考：ディオール採用情報｜DIOR

美容部員は年取ったらどうするんですか？

美容部員として年を重ねても、仕事は健康な限り続けられます。大切なのは常にトレンドを追い、新しいメイク技術や美容について学び続けられるかどうかです。

また、キャリアを進めば店長やチーフとして活躍するチャンスがあり、スタッフの育成やお店の運営に携わる機会も増えるでしょう。

そのため、ずっと美容部員として働きたい人も、将来を見据えて新しい挑戦を考えてみると、さらに可能性が広がるのではないでしょうか。

まとめ：美容部員を辞めてよかったと感じる理由は人それぞれ

美容部員を辞めてよかったと感じる理由は、人それぞれです。そのため、まずは「自分が今後どのようなキャリアを築きたいのか」考えるところからスタートさせるのもおすすめです。

とはいえ、美容部員から未経験職に転職するのか、このまま美容部員としてキャリアアップしていくのか不安になる方も多いでしょう。

もし、美容部員からの転職に悩んでいる方は、転職エージェントやキャリアカウンセラーなど転職のプロに相談してみるのもおすすめです。

転職エージェントは無料で利用できるため、転職のプロに悩みを相談しながらキャリアについて考えてみてはいかがでしょうか。