評判の良い弁護士・法律事務所の特徴 | 弁護士の正しい選び方も解説

評判の良い弁護士・法律事務所の特徴 | 弁護士の正しい選び方も解説
目次
  1. 評判の良い弁護士・法律事務所に共通する特徴
    1. 相談したい法律分野の実績が豊富
    2. 相談者の話を親身に聞いてくれて話しやすい
    3. 今後の流れや注意点を丁寧にわかりやすく話してくれる
  2. 口コミの評価が高い=本当に評判の良い弁護士・法律事務所といえない理由
    1. ネットの口コミは真偽がわからないし全てではない
    2. 特定の弁護士・法律事務所を比較する広告は禁止されている
    3. 弁護士に直接相談してみて、「自分にとってよい弁護士か」見極めることが重要
  3. 自分にとってのよい弁護士とは?選ぶ際のチェックポイント
    1. 1.自分の抱えるトラブルの解決実績は豊富か
    2. 2.提示する方針に納得でき、信頼できると感じるか
    3. 3.説明がわかりやすいと感じるか
    4. 4.話をしやすく、相性がよいと感じるか
    5. 5.不利なことやリスクも隠さず話してくれるか
    6. 6.法律事務所は自宅や職場から通いやすい場所にあるか
    7. 7.費用についてもしっかり説明してくれるか
    8. 8.スタッフの対応は丁寧か
  4. こんな弁護士は避けよう!ダメな弁護士の特徴
    1. 1.解決方針に納得できない
    2. 2.あまりに都合のよい見通しを語る
    3. 3.説明がわかりにくい
    4. 4.話しにくいと感じる
    5. 5.弁護士費用が高すぎる
    6. 6.時間にルーズで悪びれない
  5. ダメな弁護士に依頼してしまった場合に覚えておくべきこと・対処法
    1. 弁護士に不満があっても着手金は返還されない
    2. 引き継ぎ先の弁護士さえ見つかれば変更が可能なことは覚えておこう
    3. 弁護士に不満があれば、まずは弁護士本人に不満を伝える
    4. ほかの弁護士にセカンドオピニオンを求めるのも有効
    5. 弁護士会に相談すれば、しかるべき対処をしてもらえる場合もある
  6. よい弁護士を探すならベンナビがおすすめ
    1. 各分野において解決実績豊富な弁護士が多数登録されている
    2. 地域や条件を絞り込んで探せる
    3. 無料相談に対応している弁護士も多数
  7. さいごに|相談するなら自分にとってのよい弁護士を探そう

「ネットでは情報が溢れすぎて、どの弁護士を選べばよいのかわからない」

「評判のよい法律事務所はどこか知りたい」

法律トラブルを抱えていて弁護士に相談したくても、どんな弁護士に依頼したらいいかわからず悩んでいませんか?

法律トラブルでご自身の希望通りの解決を目指すには、法律トラブルの内容に合った弁護士を選ぶ必要があります。

また、中には「評判の良い弁護士事務所に依頼したい」という方もいるでしょう。

評判の良い弁護士であれば、初めて弁護士に相談・依頼する方でも安心ですが「評判が良い=あなたにとっての良い弁護士」とは限らない点に注意が必要です。

本記事では、弁護士選びに悩んでいる方に向けて、評判の良い弁護士事務所とはどんな事務所か、弁護士選びのポイントを解説します。

避けるべき弁護士事務所の特徴も紹介するので、ぜひ参考にしてあなたにぴったりの弁護士事務所を見つけてみてください。

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※一部の法律事務所に限り初回相談無料の場合があります。
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この記事を監修した弁護士
星野 聖子弁護士(鎧橋法律事務所)
企業法務、一般民事事件、刑事事件、行政事件など幅広い分野の法律問題に対応した経験を有しています。

評判の良い弁護士・法律事務所に共通する特徴

弁護士事務所を選ぶ際は、評判の良い弁護士を選ぶのも方法のひとつです。

ここでは、評判の良い弁護士事務所の特徴として、以下3つを紹介します。

  • 相談したい法律分野の実績が豊富
  • 相談者の話を親身に聞いてくれて話しやすい
  • 今後の流れや注意点を丁寧にわかりやすく話してくれる

それぞれについて、以下で詳しく解説します。

相談したい法律分野の実績が豊富

評判の良い弁護士事務所のひとつ目の特徴は、相談したい法律分野の実績が豊富であることです。

たとえば、離婚問題について相談したい場合、離婚に注力していたり、実績が豊富だったりする事務所であれば、適切な解決策を提示してもらえる可能性が高いでしょう。

さまざまな実績がある分、対応できる問題の幅も広く、安心して任せられるといえます。

どの法律分野に注力しているのかや過去の解決事例は、ホームページで確認可能です。

ホームページでは、依頼者の声や口コミも載っているので、具体的にどんなサポートをしてもらえるのかを確認しておくのもよいでしょう。

ただし、法律事務所によっては評価が高い口コミのみをホームページに掲載している場合もあります。

ホームページ上の解決事例や口コミは参考程度に留めておき、ポータルサイトやほかのサイトでの口コミもチェックするのがおすすめです。

相談者の話を親身に聞いてくれて話しやすい

評判の良い弁護士事務所のふたつ目の特徴は、親身になって話を聞いてくれる弁護士がいることです。

法律トラブルは、その性質上弁護士に問題の内容を説明したり、状況を整理したりするのに時間がかかることがあります。

また、感情的になってしまい話がまとまらないこともあるでしょう。

その際に、親身になって話を聞いてくれたり、急かさず一緒に状況を整理してくれたりする弁護士がいれば、信頼して問題解決を依頼できます。

法律トラブルは、問題解決まで、短い場合でも数カ月、長い場合には数年以上の時間がかかるケースもあります。

そのため、長く付き合っていける弁護士かどうかも非常に大切です。

口コミや評判から、弁護士の人柄や話しやすさを判断し自分に合った弁護士を見つけましょう。

今後の流れや注意点を丁寧にわかりやすく話してくれる

評判の良い弁護士事務所の三つ目の特徴は、今後の流れや注意点をわかりやすく説明してくれる弁護士がいることです。

法律トラブルを解決する際には、相談内容にもよりますが、時効や証拠、交渉内容など確認することが多岐にわたります。

そのため、弁護士に依頼する際には、今後の流れや注意点を明確に教えてくれる弁護士を選ぶことが重要です。

聞きやすくわかりやすい説明が今後の手続きに大きく関わってくるためです。

逆に、説明が大雑把である、話が難しく理解しにくいと感じた弁護士には注意が必要です。

法律トラブルの解決には時間と労力がかかることが多いですが、適切な弁護士を選ぶことで、そのプロセスをスムーズに進めることができます。

冷静に情報を収集し、自分にとって最も適した弁護士を見つけるよう心がけましょう。

口コミの評価が高い=本当に評判の良い弁護士・法律事務所といえない理由

インターネットでは、弁護士ランキングや評判、口コミなどの情報が数多く存在しており、どれを信じてよいか判断が難しいこともあります。

そのため、ネット上での評判や口コミの評価が高い弁護士が、必ずしも本当に良い弁護士とはいえない点に注意が必要です。

ここでは、ネットの口コミ評価が高い弁護士=本当に良い弁護士事務所とはいい切れない理由について解説します。

ネットの口コミは真偽がわからないし全てではない

ネット上の口コミや評価に頼って弁護士を選ぶ人は多いですが、口コミは匿名個人の主観的な感想であり信用できる情報とは限りません。

特に弁護士の法的サービスは、各事件の性質やクライアント側の事情や受け取り方により異なるため、客観的な評価が難しい傾向にあります。

また、刑事事件などはそもそも口コミが少なく、自分の希望通りにならなかった腹いせに悪意ある投稿をしている可能性もあり得るため、公正かつ正確な情報を得るのは難しいのが現実です。

口コミでの判断が難しい場合は、弁護士会や法律事務所の公式サイト、実績や公開情報を基に比較検討するのが望ましいでしょう。

また、ネット上の評判だけで弁護士を決めるのではなく、実際に無料相談などで顔を合わせて会話し、信頼できるかどうかを判断するのも大切です。

特定の弁護士・法律事務所を比較する広告は禁止されている

弁護士の業務広告に関する規程では、弁護士が特定の弁護士や法律事務所と比較する広告を出すことを禁止しています。

これは、弁護士や法律事務所をランク付けするのが難しく、客観的指標も存在しないためです。

ランキング形式で特定の弁護士や法律事務所を比較する広告は、情報の発信者や優位性の根拠を確認することが重要です。

情報の発信者が利益を得るために意図的に特定の弁護士や法律事務所を優位に見せている可能性があるため注意しましょう。

弁護士会が定めた広告規程は、弁護士の信頼性と品位などを守るためのものであり、消費者が誤った情報にづいて選択をすることを防ぐためのものです。

弁護士や法律事務所を選ぶ際には、ランキングや広告に頼らず、信頼できる情報源や実際の経験者の意見を参考にしましょう。

弁護士に直接相談してみて、「自分にとってよい弁護士か」見極めることが重要

よい弁護士を探すためには、まず自身にとってどのような弁護士が「よい」と感じるのかを明確にすることが最も重要です。

依頼者それぞれが求める弁護士像は異なります。

たとえば、効率重視で結果だけを報告する弁護士と、じっくり細かい部分まで説明してくれる弁護士では、どちらが相性が良いかは人によって異なるでしょう。

複数の弁護士に相談することで、自分にとっての「よい弁護士」がどんな弁護士なのかがはっきりするので、まずは無料相談などで実際に弁護士と話してみるとよいでしょう。

自分にとってのよい弁護士とは?選ぶ際のチェックポイント

自分にとってよい弁護士を探すにあたっては、以下のポイントも知っておくべきでしょう。

  1. 自分の抱えるトラブルの解決実績は豊富か
  2. 提示する方針に納得でき、信頼できると感じるか
  3. 説明がわかりやすいと感じるか
  4. 話をしやすく、相性がよいと感じるか
  5. 不利なことやリスクも隠さず話してくれるか
  6. 法律事務所は自宅や職場から通いやすい場所にあるか
  7. 費用についてもしっかり説明してくれるか
  8. スタッフの対応は丁寧か

では、一つひとつのポイントを詳しく見ていきましょう。

1.自分の抱えるトラブルの解決実績は豊富か

納得のいく結果を得るためには、実績と経験のある弁護士に依頼することが重要です。

過去に多くの事案を扱った弁護士なら、適切なアドバイスや戦略を提案できます。

Webサイトでの解決実績や出版物を確認することもおすすめです。

2.提示する方針に納得でき、信頼できると感じるか

経験豊富な弁護士は、相談の時点で解決までの見通しを説明してくれます。

弁護士が提示した見通しや解決方針が自分の希望と一致するか確認することが重要です。

方針が一致しない場合、問題解決までの途中で不満が生じる恐れがあります。

弁護士との信頼関係は法律トラブルの解決には不可欠です。

こちらの希望を組んだうえで、提案をしてくれる弁護士を選んだほうが、あとあとの後悔やトラブルも避けられるでしょう。

3.説明がわかりやすいと感じるか

法律トラブルを扱う際は、専門的で難しい用語が多く出てくるため、弁護士に相談する際にストレスを感じることがあります。

そのため、専門用語の意味を補足説明してくれたり、わかりやすく言い換えてくれたりする弁護士を選ぶとよいでしょう。

4.話をしやすく、相性がよいと感じるか

弁護士にはさまざまなタイプがあり、人柄や雰囲気の好みは相談者によって異なります。

相談の際に弁護士のタイプを確認し、自身と相性がよいと感じる弁護士に依頼することが大切です。

5.不利なことやリスクも隠さず話してくれるか

仮に相談者が不利な状況であった際、「不利なものは不利」とはっきり言ってくれる弁護士のほうが信頼できるでしょう。

反対に、依頼者が不利な状況にあるにも関わらず「絶対勝てます」といった根拠のない断言をしている場合は要注意です。

法律トラブルの解決に絶対はありません。

依頼者の希望を汲んだうえで、現状に合わせて現実的な解決方法を提示し、解決に導いてくれる弁護士のほうが「良い弁護士」といえるでしょう。

6.法律事務所は自宅や職場から通いやすい場所にあるか

弁護士に依頼したあとは、面談や打ち合わせが必要となるため、通いやすい場所にある法律事務所を選ぶのがおすすめです。

ただし、相手方の住所地が遠方の場合(裁判管轄が遠方である場合)などはその地域の弁護士に依頼したほうがよいケースもあります。

まずは最寄りの弁護士に相談して、今後の対応を検討するのが望ましいでしょう。

7.費用についてもしっかり説明してくれるか

弁護士に依頼する際の費用については多くの方が不安を感じます。

そのため、着手金・報酬金・実費などの費用の内訳や、追加料金の有無を詳しく説明してくれる弁護士を選ぶと安心です。

また、弁護士に依頼をする前に、見積もりを提出してもらうことも重要です。

見積もりを通じて、予算の範囲内で対応できるかどうかを確認できるでしょう。

特に、時給ベースで料金が発生する場合や、複雑な案件では予想外の費用が発生することがあるため、事前に確認しておくことが大切です。

8.スタッフの対応は丁寧か

多くの弁護士は日常的に数十件の案件を同時に処理しており、依頼者が電話しても弁護士と直接話せないことが多いです。

そのため、弁護士事務所の事務スタッフが電話対応や弁護士への取り次ぎをおこないます。

事務スタッフが適切かつ丁寧に対応することで依頼者の不安も和らぐでしょう。

こんな弁護士は避けよう!ダメな弁護士の特徴

避けるべき弁護士のポイントとして、以下のようなものがあります。

  1. 解決方針に納得できない
  2. あまりに都合のよい見通しを語る
  3. 説明がわかりにくい
  4. 話しにくいと感じる
  5. 弁護士費用が高すぎる
  6. 時間にルーズで悪びれない

ここでは、ダメな弁護士の特徴についてそれぞれ説明します。

1.解決方針に納得できない

弁護士と依頼者の関係で最も大切なのは信頼関係であり、その基礎となるのは同じ目標に向かって進めるかどうかです。

弁護士が適切に問題解決までの見通しを立て、その方針に納得できるなら、その弁護士は依頼すべき有力な候補となるでしょう。

反対に、方針に納得できない状態で依頼しても、あとあとトラブルになるおそれもあるので注意が必要です。

なお、弁護士との信頼関係を築くためには、依頼者側も積極的にコミュニケーションを図ることが大切です。

依頼者は自身の状況や希望を正直に話し、疑問や不安を遠慮せずに質問しなければなりません。

弁護士が提供する情報やアドバイスをしっかりと理解し、それに基づいて意思決定をおこなうことが重要です。

2.あまりに都合のよい見通しを語る

弁護士が過度に有利な見通しを語る場合や断定的な発言をする場合、注意が必要です。

一部の弁護士は顧客を引きつけるために、このようなセールストークをおこなうことがありますが、それを鵜呑みにしてはいけません

また、過度に成果や経験をアピールする法律事務所も同様です。

少しでも不安に思う点があれば、ほかの弁護士にも相談しセカンドオピニオンを得るのがよいでしょう。

初めて弁護士に相談する場合、何が良くて何が悪いのかの判断はつきづらいものです。

できるだけ複数の弁護士に相談することで、あなたにとっての良い弁護士が見つかりやすくなりますよ。

3.説明がわかりにくい

弁護士は、法律の知識がない相談者にも理解できるように法的サービスを提供する必要があります。

しかし、説明が下手な弁護士がいるのも事実です。

説明がわかりづらいと、相談者は内容を理解できずにストレスを感じることがあるでしょう。

また、弁護士の説明能力が低い場合は代理人としての能力・資質にも疑問が生じます。

法律トラブルの内容によっては、弁護士は代理人として交渉をすることになりますが、そもそも話が下手な弁護士の場合、こちらの希望や条件がうまく伝わらないおそれもあるでしょう。

4.話しにくいと感じる

そもそも会話をしづらいと感じる弁護士も依頼は避けるべきでしょう。

まれに態度が大きい弁護士がいますが、本来相談者は顧客であり、弁護士は丁寧な対応を心がけるべきです。

態度が大きい弁護士は相談者に威圧的に感じられ、相談しにくい印象を与えてしまいます。

法律の問題はしばしば複雑で、精神的な負担も大きいものです。

相談者にとっては安心して相談できる環境が求められるでしょう。

5.弁護士費用が高すぎる

弁護士費用は法律事務所ごとに異なり、過度に高額だと依頼者が不利益を被る可能性があります。

依頼前には複数の法律事務所を比較し、費用相場を把握することが重要です。

弁護士費用の主なものとして、依頼時の着手金とトラブル解決後の報酬金があります。

特に、着手金が低く設定されていても報酬金が高い場合があるため、注意が必要です。

弁護士費用にはその他にも諸費用が含まれることがあります。

たとえば、書類作成費用や交通費、裁判所の手数料などが考えられます。

事前にこれらの費用についても確認しておくことが大切です。

6.時間にルーズで悪びれない

時間にルーズな弁護士についても、依頼は避けるべきでしょう。

弁護士が面談や電話の約束に遅れたり、書類が期日までに届かなかったりする場合、トラブル解決に時間がかかる恐れがあるため、時間や約束を厳守しない弁護士は避けるべきです。

また、裁判では時間にルーズな行動が裁判自体に影響を与えます。

待たせることを当然とする弁護士は横柄でルーズな人柄が垣間見えてしまうため、好ましくありません。

時間にルーズな弁護士は、クライアントの信頼を損なうだけでなく、法的手続きそのものに悪影響を与える可能性があります。

たとえば、裁判所の提出期限を守れない場合、クライアントの立場が不利になりうるでしょう。

遅刻や締め切りの遅延は、裁判の進行を遅らせるだけでなく、裁判官や対立当事者に対する信用も失うことになります。

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※一部の法律事務所に限り初回相談無料の場合があります。
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ダメな弁護士に依頼してしまった場合に覚えておくべきこと・対処法

ダメな弁護士に依頼してしまった際には、以下の5点を覚えておきましょう。

  1. 弁護士に不満があっても着手金は返還されない
  2. 引き継ぎ先の弁護士さえ見つかれば変更が可能なことは覚えておこう
  3. 弁護士に不満があれば、まずは弁護士本人に不満を伝える
  4. ほかの弁護士にセカンドオピニオンを求めるのも有効
  5. 弁護士会に相談すれば、しかるべき対処をしてもらえる場合もある

あとで後悔することのないように、一つひとつのポイントをしっかりと押さえておくことが大切です。

弁護士に不満があっても着手金は返還されない

弁護士を途中で変更する場合、支払った着手金は返還されないことを理解しておきましょう。

着手金は弁護士が案件に取り組むためのお金であり、相談内容の解決に関係なく、すでに何らかの業務に着手していた場合は返金されないと考えてください。

引き継ぎ先の弁護士さえ見つかれば変更が可能なことは覚えておこう

弁護士は依頼したあとであっても自由に変更できます

弁護士を変更する手順は次のとおりです。

  1. 引き継ぎ可能な弁護士を探す
  2. 現在の弁護士に解任の通知を出し、同時に新しい弁護士の連絡先を伝える
  3. 弁護士同士で引き継ぎをおこなってもらう。弁護士間での引き継ぎが難しい場合は、必要な資料を現在の弁護士から返却してもらい、新しい弁護士に渡す

弁護士の変更は、多くの場合で複雑な手続きなしでおこなえますが、心配な場合は新しく依頼する弁護士に相談するとよいでしょう。

弁護士に不満があれば、まずは弁護士本人に不満を伝える

依頼した弁護士に不信感がある場合、直接伝えることを検討しましょう。

弁護士が依頼者の意向を理解していない場合でも、認識をすり合わせることで関係性を改善できることがあります。

依頼者が安心できる関係を構築することも弁護士の役割です。

不満をぶつけることを遠慮せず、面と向かって話し合う機会を設けることが推奨されます。

ほかの弁護士にセカンドオピニオンを求めるのも有効

弁護士に対して不信感を抱いた場合、別の弁護士にセカンドオピニオンを求めるのもひとつの方法です。

弁護士によって考え方や解決法は異なるため、別の視点から新たな解決方針が見つかる可能性があります。

セカンドオピニオンを求める際には、その旨を相談先の弁護士に伝え、現状をしっかり把握してもらうことが重要です。

弁護士会に相談すれば、しかるべき対処をしてもらえる場合もある

弁護士に対する不信感がある場合、弁護士会の市民窓口に相談することも検討しましょう。

全ての弁護士は所属地域の弁護士会に属しているため、不満があれば所属する弁護士会に相談することで適切な対応を得られる可能性があります。

必要に応じて、弁護士会が仲裁に入ることや弁護士に対して懲戒処分をおこなうことも可能です。

直接弁護士に不満を伝えることで関係が悪化するのを避けたい場合、弁護士会を積極的に利用するとよいでしょう。

よい弁護士を探すならベンナビがおすすめ

よい弁護士を探すなら、弁護士ポータルサイト「ベンナビ」を活用するのがおすすめです。

最後に、ベンナビを利用するうえでのポイントについて詳しく見ていきましょう。

各分野において解決実績豊富な弁護士が多数登録されている

ベンナビは、離婚、相続、労働問題、刑事事件、交通事故などの法律分野ごとに弁護士を探せるポータルサイトです。

弁護士のプロフィールや過去の実績、クライアントのレビューなども閲覧することができます。

また、法律に関する記事やQ&Aコーナーも充実しており、ユーザーが抱える疑問や法律問題に関する基本的な知識を得ることも可能です。

そのほか、法律コラムを多数掲載しているので、弁護士に相談する前にある程度の予備知識を身につけられるのもうれしいポイントです。

地域や条件を絞り込んで探せる

ベンナビでは、初回無料相談やオンライン相談、休日相談可能な法律事務所を絞り込んで検索することもできます。

地域別の検索機能があるため、自分の住んでいるエリアや特定の場所で活動する弁護士を簡単に見つけることができます。

無料相談に対応している弁護士も多数

ベンナビでは、無料相談に対応している弁護士も多数在籍しています。

面談・電話・オンラインなど、さまざまな相談方法にも対応しているので、あなたが相談しやすい弁護士が簡単に見つかるでしょう。

さいごに|相談するなら自分にとってのよい弁護士を探そう

本記事では、評判が良い弁護士事務所の特徴や弁護士選びのポイントを解説しました。

評判が良い弁護士事務所の特徴は、主に以下のとおりです。

  • 相談したい法律分野の実績が豊富
  • 談者の話を親身に聞いてくれて話しやすい
  • 今後の流れや注意点を丁寧にわかりやすく話してくれる

しかし、ネット上での評判が良い=あなたにとっての良い弁護士ではない点に注意してください。

弁護士を選ぶ際は、相談分野に関する実績や弁護士の人柄なども非常に重要です。

評判が良いからという理由だけで弁護士を選ぶだけでなく、無料相談を利用して相性の良い弁護士を見つけるようにしましょう。

なお、弁護士ポータルサイト「ベンナビ」では、無料相談ができる弁護士を多数掲載しています。

地域や相談内容から、あなたに合った弁護士を探せるのでぜひ活用してください。

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※一部の法律事務所に限り初回相談無料の場合があります。
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この記事の調査・編集者
アシロ編集部
本記事は法律相談ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。※法律相談ナビに掲載される記事は、必ずしも弁護士が執筆したものではありません。本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。
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