弁護士にチャットで無料相談は可能?|ほかの相談方法や弁護士の効率的な探し方も解説

弁護士にチャットで無料相談は可能?|ほかの相談方法や弁護士の効率的な探し方も解説

「チャットで相談できる弁護士はいるのか」

「チャットで相談できる弁護士はどうやって探せる?」

弁護士への相談を検討している方の中には、電話や対面での相談はハードルが高いからという理由で、チャットで相談したいという方もいるでしょう。

結論からお伝えすると、チャットで無料相談ができる弁護士はあまり多くありません。

そこで本記事では、チャット相談ができる弁護士のほか、チャットボットによる相談サービスを紹介します。ぜひ参考に、弁護士への相談の第一歩を踏み出してみてください。

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※一部の法律事務所に限り初回相談無料の場合があります。
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この記事を監修した弁護士
磯田 直也弁護士(ルーセント法律事務所)
投稿者側・被害者側双方での対応実績が豊富にあり、相手の一手先を読んだご提案や対応が可能です。インターネット問題は経験豊富な当事務所にお任せください。
(※本コラムにおける、法理論に関する部分のみを監修)

チャットによる無料相談が可能な弁護士は少ない

チャットで相談できる弁護士事務所はあまり多くありません。

しかし最近では、チャットを使ったさまざまな相談サービスがあるため、知っておくと便利でしょう。

また、チャット相談以外の相談方法を知ることで、弁護士への相談ハードルが下がるきっかけにもなります。

ここでは、チャットボットによる相談サービスや、チャット以外の相談方法について紹介します。

チャットボットが24時間無料で簡単な法律の質問に答えるサービスはある

最近では、AIを搭載したチャットボットが法律の質問に答えるサービスがあります。

厳密には「法律相談」ではなく、あくまでも過去の事例や相談内容から機械的に回答を送信しているだけですが、簡単な悩みであれば、解決策を得られる可能性もあるでしょう。

ここでは、代表的な法律チャットボットを2つ紹介します。

ベンナビAI法律チャットボット | 完全無料・匿名で質問が可能

ベンナビAI 法律チャットボットは、弁護士ポータルサイトを運営するベンナビが提供するチャットボットサービスです。

LINEで友達登録をすることで、LINEから簡単に相談できるので、簡単な法律問題について客観的な意見を得たい場合は活用できるでしょう。

また、チャットボットで相談した内容をもとに弁護士を探すことも可能です。

チャット相談で悩みが解決しない場合は、弁護士に直接相談することも検討しましょう。

【参考記事】ベンナビAI 法律チャットボット

弁護士ドットコムチャット法律相談(α)| 離婚・男女問題のみ質問可能

「チャット法律相談(α版)」は、入力された情報と無料法律相談データベースを基に、AIが自動で生成する文章を提供するサービスです。

ブラウザでも利用できるため、面倒な登録作業がない点はメリットでしょう。

ただし、正確性や最新性は保証されておらず、法的意見や弁護士のサービスの代替にはなりません。

具体的な問題の解決や、より正確なアドバイスを得るには弁護士に直接相談することをおすすめします。

チャット以外で弁護士に無料相談が可能な方法

チャット相談に対応している弁護士は少ないため、そのほかの相談方法も利用を検討しましょう。

チャット相談以外に利用できる無料相談方法は、以下のとおりです。

  • 対面相談
  • 電話相談
  • メール相談
  • オンライン相談

チャット相談と同様に気軽に相談できる方法もあるので、以下で詳しくみてみましょう。

対面での無料法律相談 | 弁護士の顔を見ながらじっくり相談できる

対面相談は、その名のとおり弁護士事務所へ直接行って相談する方法です。

証拠や資料を弁護士に見せながらリアルタイムで詳細な相談ができるため、有効なアドバイスを得やすいのがメリットでしょう。

また、弁護士の表情を見ながらコミュニケーションが取れるため、相性を確かめやすいのもうれしいポイントです。

しかし、相談場所まで行く手間がかかるほか、法律事務所によっては相談可能な時間が限られるため、忙しい方には利用しづらい点もあるでしょう。

とはいえ、弁護士に相談する際は、対面相談を利用するのが理想です。

特に、正式な依頼を検討している場合は、依頼前に一度は対面相談を利用するようにしましょう。

電話での無料法律相談 | 家にいながらリアルタイムで弁護士に相談できる

電話相談は、事前に予約した時間に弁護士事務所に電話して相談する方法です。

中には予約不要で電話相談ができる事務所も存在します。

電話相談のメリットは、弁護士事務所に行くことなくどこからでも相談できることです。

忙しい仕事の合間や育児・介護で外出が難しい場合でも、自宅から相談ができるので利用しやすいでしょう。

特にデリケートな問題や、周囲に知られたくない悩みを抱えている場合には、電話相談を利用するとよいでしょう。

しかし、証拠や資料を見てもらいながらの相談が難しいこと、言葉だけで全てを説明しなければならないため、必要な情報が伝わりにくい点はデメリットです。

相談している弁護士の表情が見えないため、人柄や話しやすさなどの相性を判断しづらい点にも注意が必要でしょう

とはいえ、電話相談は迅速かつ簡単に利用できるため、初期段階の相談には非常に有効です。

特に、緊急性のある場合や、すぐにアドバイスが欲しい場合には、電話相談が役立つでしょう。

メールでの無料法律相談 | 24時間いつでもどこからでも相談できる

メール相談は、弁護士事務所あてに相談内容を記載したメールを送信して相談する方法です。

状況や事実関係を詳細に記載できるため、相談内容をもれなく伝えられるのがメリットでしょう。

また、場所や時間を選ばないため、仕事や家事が忙しい方でも気軽に相談が可能です。

ただし、ほとんどの弁護士事務所では、メール相談は直接相談の前の補助的な相談として導入しています。メールを送信したのち、対面や電話での相談予約が必要な場合も多いので、メールだけで相談が完結しないケースもあるでしょう。

また、メール相談は24時間受け付けている事務所が多いですが、24時間いつでも返信が来るわけではない点にも注意してください。

返信には数日かかることもあるので、今すぐアドバイスがほしい場合には不向きといえます。

オンラインでの無料法律相談 | 家にいながらにして弁護士と対面で話せる

オンライン相談は、自宅からZoomやGoogleMeetなどのオンライン会議ツールを用いて相談する方法です。

オンライン相談の主なメリットは、自宅から弁護士と顔を合わせて無料法律相談ができることです。

特に、法律事務所が遠くにある場合や、小さなお子さんがいて外出が難しい場合に便利でしょう。

自宅でリラックスしながら相談できるので、対面での相談に気まずさを感じる方にも適しています。

一方で、スマートフォンやパソコンを使う必要があるため、使い慣れていない方には不安があるかもしれません。

インターネット接続が不安定な場合、通話やビデオが途切れることもあるでしょう。

また、画面越しのコミュニケーションでは、微妙なニュアンスや表情の変化を読み取りにくい場合があります。

顔を合わせて話すことで得られる安心感や信頼感が少し薄れる可能性も考えられるでしょう。

加えて、オンライン相談では書類や証拠の提示がスムーズにおこなえないことがあります。

必要に応じて、書類データを事前に用意しメールで送付しておきましょう。

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※一部の法律事務所に限り初回相談無料の場合があります。
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いろいろな方法で無料相談ができる弁護士の探し方

ここでは、いろいろな方法で無料相談ができる弁護士の探し方について解説します。

ベンナビを使う | 相談内容や地域などの条件を指定して簡単に探せる

ベンナビは、地域や相談内容に基づいて適した弁護士を探せる便利なポータルサイトです。

弁護士のプロフィール、得意分野、取り扱ったケースの事例などが詳しく掲載されています。

無料相談が可能な弁護士も多く、対面相談・電話相談など、相談方法から弁護士を探すことも可能です。

また、ベンナビでは匿名で相談内容を投稿できる法律相談Q&Aがあるのも特徴的です。

相談内容を匿名で投稿し、複数の弁護士からの回答を得られれば、チャット相談と似た形で相談できるでしょう。

インターネットを使う | 検索条件を指定して探せる

無料相談できる弁護士は、ネットで探すのもおすすめです。

たとえば「東京 弁護士 電話相談」などのキーワードでGoogle検索をすれば、さまざまな弁護士事務所が表示されます。

それぞれの事務所を自分で比べる必要があるので手間はかかりますが、より多くの候補から弁護士を探せるでしょう。

特に、事務所の数が少ない地方の場合は、インターネットで検索したほうが早いケースもあるので、なかなか事務所が見つからない場合は利用してみましょう。

チャットなどによる弁護士の無料相談を有効活用するコツ

ここでは、チャットなどによる弁護士の無料相談を有効活用するコツについて解説します。

ひとりで悩まず、なるべく早めに相談をする

法律問題は、ひとりで抱え込む前に早めに相談することが重要です。

問題が深刻になる前に迅速に行動することを心がけましょう。

特に法律や契約に関する問題は、放置するとあとで取り返しのつかない事態を招くことがあります。

なお、弁護士に相談したからといって、必ず正式依頼しなければならないわけではありません。

相談後に依頼しない選択もできるので、気軽に利用してみましょう。

弁護士は、あなたの悩みに寄り添い、親身になって対応してくれます。

「この程度で弁護士に相談なんて…」と悩まず、一度気軽に相談してみるとよいでしょう。

どのように解決してほしいかを考えておく

相談時間を有効に活用するためには、自分の悩みや希望を事前に整理し、メモにまとめておくとよいです。

希望を明確にすることで、弁護士もアドバイスがしやすくなり、時間を有効活用できるでしょう。

ただし、希望を決める際はあまりに現実的でない内容にならないように注意してください。

「相手を海外追放したい」「慰謝料1億」など、希望が度を越えている場合は弁護士もうまくサポートできない場合があります。

自分の希望を持つことは大切ですが、全てが希望通りにならない可能性や、ある程度譲歩しなければならない点があることも覚えておきましょう。

弁護士に質問・相談したい事項をまとめておく

弁護士に質問や相談をする際には、事前に質問をまとめて整理しておくことが重要です。

その場の思い付きで質問してしまうと、やり取りがスムーズに進まず、時間を無駄にしてしまう恐れがあります。

トラブルの経緯や関係する人物を時系列で整理し、質問は箇条書きでメモすることをおすすめします。

さらに、関連する書類や証拠がある場合は、それらを一緒に準備しておくことも重要です。

契約書、メール、写真などの証拠があれば、弁護士が状況を正確に理解することができ、より適切なアドバイスを得られるでしょう。

事実関係などをメモにまとめておく

相続や離婚など、事実関係や当事者同士の関係性が複雑な場合は、メモなどにまとめておくとよいでしょう。

状況が複雑な法律問題の場合、現状説明だけで相談時間が終わってしまうおそれもあります。

事実関係を時系列順にまとめておき、一覧化しておくことで状況説明の時間を短くできれば、その分相談や質問の時間を多く取れるでしょう。

LINEやメールで相談する場合は、証拠などの資料をデータ化しておく

LINEやチャットで相談する場合は、事件に関する証拠をデータ化することが重要です。

証拠となる文書や画像、動画など詳細な情報があれば弁護士も適切なアドバイスをしやすくなります。

たとえば、交通事故の相談では、ドライブレコーダーのデータ、相手方との会話の音声データ、現場の写真などを送信しておくことをおすすめします。

さいごに| いろいろな方法で弁護士の無料相談を活用しよう

チャット相談に対応している弁護士は、現状あまり多くありません。

しかし、チャット相談のほかにも弁護士に気軽に相談できる相談方法はいくつか存在します。

法律トラブルに関して、少しでも不安や疑問がある方はまず弁護士に相談するのが大切です。

電話相談やメール相談であれば、匿名性を保ちつつ相談が可能なので、弁護士相談に不安がある方も気軽に利用してみましょう。

なお、弁護士を探す際は、「ベンナビ」を活用してみてください。

ベンナビは、各分野の法律トラブルの解決が得意な弁護士を紹介するポータルサイトです。

地域や相談内容などの条件を絞り込んで、ご自身に合った弁護士を効率よく探せます。

無料で相談に応じている弁護士も多いので、まずは勇気を出して問い合わせてみることが大切です。

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この記事の調査・編集者
アシロ編集部
本記事は法律相談ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。※法律相談ナビに掲載される記事は、必ずしも弁護士が執筆したものではありません。本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。
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