弁護士に無料相談をする際の口コミの落とし穴とは?賢い参照方法を解説
- 「信頼できる弁護士の選び方を知りたい」
- 「弁護士の口コミはどの程度参考にしてよいのかわからない」
法律トラブルを抱えている場合、まずは無料相談できる弁護士を探してみるのもひとつの方法です。
しかし、無料相談の弁護士は当たり外れが大きいという話を見聞きし、弁護士選びで失敗するのではないかと不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、無料相談をする弁護士を探す際に口コミを信用しすぎるべきではない理由などを解説します。
弁護士選びで口コミよりもチェックしたいポイントや無料相談ができる弁護士の探し方なども紹介するので、参考にしてみてください。
解決したい
減らしたい
獲得したい
揉めている
弁護士を してほしい
相談できる
親族と揉めている
対策をしたい
請求したい
されてしまった
訴えたい
払って もらえない
分からない
お金を 取り戻したい
無料相談をする弁護士を探す際に、口コミを信用し過ぎるべきでない理由
まずは、無料相談をする弁護士を探す際に、口コミを信用しすぎるべきではない理由について解説します。
口コミの内容は、あくまでも参考程度にとどめておくことを心掛けましょう。
1.利用していない人からの悪い口コミもある
口コミを信用しすぎるべきではない理由のひとつに、無料相談を利用していない人からの悪い口コミもある点が挙げられるでしょう。
口コミを参考にする際には、実際にサービスを利用した人の意見に重点を置くことが大切です。
一方で、テレビやラジオの広告に対する不満や、相談内容が不適切だったために断られたというケースなどは、口コミとしてはあまり参考になりません。
これらの口コミは、弁護士のサービスの質や対応に関するものではなく、個人的な感情や事情に基づいて書かれたものです。
相談や依頼をする前に、口コミの内容がご自身の状況や目的に合っているかどうかを確認しましょう。
2.相手方から悪意ある書き込みをされることも
法律トラブルの相手方から悪意ある書き込みをされることがある点も、口コミを信用し過ぎるべきでない理由のひとつといえます。
インターネット上でサービスを利用する際には、口コミやレビューを参考にすることが一般的です。
しかし、法的サービスを提供する弁護士の場合、口コミやレビューだけに頼るのは控えたほうがよいでしょう。
なぜなら、法的サービスは個別性が高く、客観的な評価が難しいからです。
弁護士は依頼者の利益を守るために相手方と交渉しますが、その結果に満足しない相手方が悪意をもって口コミやレビューを書くこともあります。
3.相性やそれぞれの事情によって評価は異なるもの
口コミの評価は、弁護士と依頼者との相性やそれぞれの事情によって異なる点にも注意しておきましょう。
そもそも弁護士が個々の依頼者に対して、まったく同じサービスを提供することはありません。
依頼者の要望や抱えている問題などにあわせて、最も必要と考えられるサービスを提供しています。
また、提供されるサービスに対してどのような評価をもつのかは、依頼者の考え方や性格などによっても大きく異なります。
そのため、実績が多い法律事務所は、口コミの評価が低かったり、不満や苦情が多かったりすることもありますが、必ずしも自分自身が依頼した場合に同様の評価があてはまるとは限りません。
口コミだけでなく、実際に相談をしてみて、ご自身に合った法律事務所かどうかを判断することが大切です。
無料相談ができる弁護士の口コミやランキングが少ない理由
ここでは、無料相談ができる弁護士の口コミやランキングが少ない理由について解説します。
自分のプライバシーにかかわる内容のため書きにくい
刑事事件などではプライバシーの問題もあり、依頼者が口コミやレビューを書くことはまれです。
そのため、口コミやレビューの数が少なく、有益な情報が得られにくいケースも少なくありません。
とはいえ、口コミやレビューの数が多かったとしても、匿名で書かれた主観的な意見であり、真実かどうかはわかりません。
法的サービスを利用する際には、口コミやレビューに惑わされず、自分で弁護士と直接話して判断することが大切です。
客観的な指標が乏しく、ランキング化できない
弁護士の業務広告に関する規程は、弁護士が自分や自分の所属する法律事務所をほかと比べて優れていると主張する広告を禁止しています。
そのため、弁護士や法律事務所の品質をランキングで示すことは基本的にできません。
もしランキングがあったとしても、客観的な指標に基づいて順位されているかどうかは疑う必要があります。
情報源がどこであるか、どのような根拠に基づいて比較しているかを注意深く確認するようにしましょう。
解決したい
減らしたい
獲得したい
揉めている
弁護士を してほしい
相談できる
親族と揉めている
対策をしたい
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訴えたい
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無料相談をする弁護士選びで口コミよりもチェックしたいポイント
無料相談をする弁護士は、どのような基準で選べばよいのでしょうか。
ここでは、口コミよりもチェックしたいポイントについてそれぞれ解説します。
1.自分の悩んでいる分野での解決実績
無料相談をする弁護士を選ぶ際は、自分が悩んでいる分野を得意とする弁護士をどのように見つけるかがポイントになります。
法律トラブルは離婚・交通事故・労働問題・債権回収など多岐にわたるため、弁護士も得意分野をもっているケースが一般的です。
そのため、自身が抱える問題に関して豊富な知識・経験のある弁護士に相談できれば、解決に向けた的確なアドバイスをもらうことができます。
得意分野を確認していないと、ほとんど解決実績をもたない弁護士に依頼してしまうことにもなりかねません。
得意分野や解決実績は、主に法律事務所のホームページなどに掲載されています。
これらの情報は、弁護士または法律事務所の実力や信頼性を示す重要な指標なので必ずチェックしておきましょう。
2.自分と合いそうな弁護士か
自分自身と相性が合いそうな弁護士を選ぶことも重要です。
法律トラブルを解決するためには、今置かれている状況や希望する結末を弁護士に対して正確に伝える必要があります。
場合によっては、周囲に知られたくないような個人的なことも話さなければいけないケースもあるでしょう。
しかし、話しを親身になって聞いてくれなかったり、横暴な態度を取られたりすると、本当のことを伝えられないおそれがあります。
隠し事や伝達漏れがあとから発覚した場合は、事件処理に支障が生じる可能性も否定できません。
そのため、弁護士が書いているコラムや顧客に対するメッセージなどを確認し、信頼を置ける相手がどうかを見極めることが大切です。
3.通いやすいところに事務所はあるか
無料相談をする弁護士を選ぶ際は、通いやすいところに事務所があるかどうかも確認しておきましょう。
実際に依頼をすると、弁護士の事務所に何度か足を運ぶ必要があります。
そのため、移動に時間がかかったり、交通費が負担になったりしないように、自宅や職場から通いやすい法律事務所を選ぶことが大切です。
事務所までの距離だけでなく、車で訪問する場合は駐車場の有無もチェックしてください。
また、事務所の営業日や営業時間もあわせて確かめておくとよいでしょう。
4.弁護士歴が短すぎないか
弁護士を探す際は、弁護士歴も調べておくことをおすすめします。
弁護士歴が長ければ、その分、知識と経験も積み重なっているはずなので、ある程度の信頼性は担保されるでしょう。
反対に、弁護士歴が極端に短い場合は、自身が相談したい分野を取り扱った経験さえない可能性があります。
そのため、気になる弁護士がいるときはホームページなどで弁護士歴を確認してみてください。
弁護士歴の記載がない場合は、あえて隠している理由があるかもしれないので要注意です。
ただし、経験年数と弁護士としての力量が必ずしも比例するとは限りません。
あくまでも、弁護士の信頼性を見極める際の判断材料のひとつとして考えておきましょう。
5.懲戒歴はないか
懲戒歴の有無も弁護士探しのポイントといえます。
懲戒歴は、過去になんらかのルール違反をおこなったという証拠です。
自身が依頼した際に、再度、不適切な対応をとられる可能性もゼロではありません。
そのため、気になる弁護士がいた場合は、各弁護士会や日本弁護士連合会に懲戒歴の有無を問い合わせてみるようにしましょう。
「戒告」などの軽い処分でも、弁護士の品位や能力に疑問が残るので相談・依頼はさけることをおすすめします。
無料相談ができる弁護士の探し方
無料相談ができる弁護士は、どのように探せばよいのでしょうか。
ここでは、無料相談ができる弁護士を探す方法について解説します。
1.インターネットで検索する
無料相談ができる弁護士の探し方としてまず挙げられるのは、インターネットで検索する方法です。
GoogleやYahoo!などのサイトで、住所や駅名、相談したい法律問題の内容などを入力して検索します。
たとえば、東京都在住で、相続トラブルを無料で相談できる弁護士を探しているのであれば、「東京 相続トラブル 弁護士」と入力してみてください。
検索結果に表示される法律事務所のWebサイトを見て、弁護士の得意分野や経歴、取り扱い実績などを確かめましょう。
また、広告ページが出てきたときは、積極的にチェックしてみることをおすすめします。
わざわざ費用を支払ってまで広告を出している法律事務所であれば、無料相談に対する本気度も高いと考えられるためです。
2.経済的に困っているなら法テラス
法律の問題について専門家に相談したいけれど、費用が心配な方は、法テラスを利用してみましょう。
法テラスは、債務整理や金銭トラブル、離婚、相続などさまざまな法律問題の解決を支援する公的機関です。
収入や資産が一定基準以下の方に対して、無料法律相談の機会を提供しています。
相談時間は1回30分程度、相談回数は1つの問題につき3回までです。
相談した結果、実際に依頼することになった場合は弁護士費用を立て替えてもらうこともできます。
経済的に余裕がなく、弁護士への相談を踏みとどまっている方は、公式サイトで無料相談の利用条件を確認してみてください。
3.「ベンナビ」ならトラブルの分野ごとに、その分野を得意とする弁護士を探せる
法律トラブルの分野ごとに弁護士を探したい場合は、「ベンナビ」の活用がおすすめです。
ベンナビは、日本全国の弁護士や法律事務所をさまざまな条件で絞り込んで検索できる便利なサイトです。
分野別や相談内容別に弁護士を探すことができるので、自分のニーズに合った弁護士を見つけられるでしょう。
また、初回無料相談やオンライン相談の可否なども、自分の希望に合わせて選べます。
種別 | 相談できる内容 |
---|---|
ベンナビ離婚 | 離婚手続や親権、財産分与などに関する問題 |
ベンナビ相続 | 相続の手続きや相続人同士の交渉・調停などの問題 |
ベンナビ交通事故 | 慰謝料請求や後遺障害の申請など交通事故被害に関する問題 |
ベンナビ刑事事件 | 刑事事件の加害者弁護や被害者との交渉に関する問題 |
ベンナビ労働問題 | 残業代の未払いやハラスメントなど職場トラブルに関する問題 |
ベンナビ債務整理 | 借金問題や過払い金請求などに関する問題 |
ベンナビ債権回収 | 業務請負や地代などの債権回収に関する問題 |
ベンナビIT | ネット上での名誉毀損やプライバシー侵害などに関する問題 |
解決したい
減らしたい
獲得したい
揉めている
弁護士を してほしい
相談できる
親族と揉めている
対策をしたい
請求したい
されてしまった
訴えたい
払って もらえない
分からない
お金を 取り戻したい
さいごに|無料相談をする弁護士の口コミは参考程度に
無料相談ができる弁護士を探す場合、口コミやレビューのみに頼るのは危険です。
口コミには利用者の主観的な意見や感情が反映されているケースが多く、信憑性に欠けることがあります。
また、口コミが実際に法律事務所を利用した人の意見であるとは限らないので注意しておきましょう。
無料相談ができる弁護士を探す方法はいくつかありますが、手軽に、効率的に身近な相談先を探したい場合は「ベンナビ」の利用をおすすめします。
ベンナビシリーズには全国の各法律分野を得意とする弁護士が登録されており、自宅や職場から近い弁護士を簡単に検索することが可能です。
また、相談内容や無料相談の可否などの絞り込み機能によって、ご自身にあった弁護士を探せる点も特徴のひとつといえます。
弁護士を探す際は口コミを参考程度に確認しつつ、得意分野や実績などを自分自身で丁寧に調べることを心掛けましょう。
解決したい
減らしたい
獲得したい
揉めている
弁護士を してほしい
相談できる
親族と揉めている
対策をしたい
請求したい
されてしまった
訴えたい
払って もらえない
分からない
お金を 取り戻したい