注文書もファクタリングで現金化できる?注文書ファクタリングのメリット・デメリットも紹介

注文書もファクタリングで現金化できる?注文書ファクタリングのメリット・デメリットも紹介

製品の受注から納品まで時間がかかる企業は、一般的なファクタリングでは請求書が発生するまでの資金手当てが課題になるケースもあります。

そこでおすすめしたいのが注文書のファクタリングです。

製品の納品前に現金化できるため、製品の製造コストへの手当てにも利用できます。

ただし、便利な分、手数料が高いなどのデメリットがある点には留意が必要です。

この記事では注文書ファクタリングの基本やメリット・デメリット、おすすめのファクタリング会社などを紹介します。

自身が注文書ファクタリングを利用すべきか判断するうえでの参考にしてください。

失敗しないファクタリング会社|信頼と実績で選んだ3社
ウィット
∟最短2時間で請求書を現金化
∟少額でも個人事業主でもOK
∟完全非対面手続き
運営会社:株式会社ウィット

 

事業資金エージェント
∟手数料は業界最低水準の1.5%~
∟500万円までなら最短3時間で対応
運営会社:アネックス株式会社

 

QuQuMo
∟オンライン完結
∟入金まで最短2時間
∟手数料は最安値水準の1%~
運営会社:株式会社アクティブサポート

注文書でもファクタリングは可能

ファクタリングでしばしば使用される売掛債権は、請求書が利用されるケースが一般的ですが、実は注文書を活用したファクタリングもあります。

まずは、注文書ファクタリングの基本と、請求書ファクタリングとの違いを解説します。

注文書ファクタリングとは?

注文書とは、取引先に商品を発注したり、サービスを依頼したりするときに使用します。

実は、注文書は請求書同様に売掛債権の一種として扱われます。

注文書ファクタリングとは、注文書をファクタリング会社に譲渡して、注文書に記載された額面から手数料を差し引いた金額を現金化する手法です。

取引においては通常次のような順序で書類が発行されます。

  1. 見積書:製品・サービスの価格を試算するもの(自社→取引先)
  2. 注文書:見積書に納得し製品やサービス提供を依頼する意思を示すもの(取引先→自社)
  3. 納品書:製品・サービスの納品が完了したことを示すもの(自社→取引先)
  4. 受領書:納品が完了したことを認めるもの(取引先→自社)
  5. 請求書:納品した製品・サービスの代金を請求するもの(自社→取引先)

注文書は通常ファクタリングに資料される請求書よりも早いタイミングで発行される書類です。

商品やサービスを取引先に提供する前に現金化できるため、請求書ファクタリングよりもさらに早期に現金化可能です。

請求書ファクタリングと注文書ファクタリングの違い

請求書ファクタリングと注文書ファクタリングの違いをまとめると、以下の表のようになります。

注文書ファクタリング 請求書ファクタリング
買取対象 注文書(発注書) 請求書
資金調達のタイミング 仕事の受注時点 商品・サービスの納品完了後
支払いサイト 最大180日程度 最大30日~60日程度
手数料 請求書ファクタリングより高い 2%~20%程度
取引先への通知 通知されない 通知される(3社間)
通知されない(2社間)

特に大きな違いの一つは、資金調達のタイミングです。

注文書ファクタリングは仕事の受注時点から手続きを始められますが、請求書ファクタリングは納品後でなければできません。

特に、受注から納品までのサイクルが長いビジネスでは、両者の差は大きくなります。

また、注文書ファクタリングの方が、支払いサイト、すなわち支払いまでの期間が長い債権を現金化できるため、利便性が高いファクタリングといえるでしょう。

支払いサイトとは…取引の締め日から、注文書や請求書などの支払いまでの期限の長さのこと

その反面、手数料は注文書ファクタリングの方が高くなる傾向にあります。

手数料水準はファクタリング会社によって異なるので、いくつかの会社に相談して、より割安な手数料で実行してくれる会社を探すとよいでしょう。

注文書ファクタリングのメリット・デメリット

注文書ファクタリングにはメリットとデメリットの両面があるので、自社の状況に応じて通常の請求書ファクタリングとうまく使い分けるのがおすすめです。

注文書ファクタリングのメリット

注文書ファクタリングは、以下のようなメリットがあります。

注文書ファクタリングを活用することで、活用できる債権が増えるため、資金調達の柔軟性が向上します。

ここからはそれぞれのメリットについて詳しく紹介します。

ビジネスフローにおいて早いフェーズで現金化できる

注文書はビジネスを受注するタイミングで発行されるものです。

注文書をファクタリングに出せるということは、ビジネスフローの早いタイミングで現金化できることを意味します。

このメリットは、製品生産に多大なコストがかかるビジネスではより大きくなります。

受注したのち速やかに注文書を現金化すれば、納品するための製品生産の費用を手当てすることができるためです。

また、受注から納品までの期間が長い取引では、請求書ファクタリングより格段に早期に現金化が可能になるため便利です。

支払いサイトが長い債権を現金化できる

ビジネスのフローとして、注文書を通じて受注した後に製品やサービスの提供をおこない、それが完了したのちに代金を受けるための請求書を発行します。

そのため注文書は、請求書と比較して入金までの期間が長いのが一般的です。

これに対応するため、注文書ファクタリングは請求書ファクタリングより支払いサイトが長めに設定されます。

したがって、より将来に受け取る予定である現金を早期に現金化可能なのです。

基本的に注文元への通知が不要

注文書ファクタリングは、基本的に2社間ファクタリングの形で実施されます。

すなわち、取引先にファクタリングの利用事実を伝える必要はありません。

取引先との関係性などを気にすることなく現金化を進められます。

また、取引先がファクタリング実行に関係しないため、請求書の2社間ファクタリングと同様に審査から入金までを迅速に進めやすいという特徴もあります。

注文書ファクタリングのデメリット

注文書ファクタリングには、手数料が高い、3社間ファクタリングが一般的ではないといったデメリットがあります。

また、扱う会社が少なく、依頼先の選択肢が限られているのも難点です。

手数料が高い

注文書ファクタリングは、一般的に請求書ファクタリングより手数料が高めに設定される傾向があります。

これは請求書ファクタリングより注文書ファクタリングの方が、ファクタリング会社にとってリスクが高いためです。

請求書ファクタリングの場合のリスクは、商品の納品まで完了しているため、取引先の資金枯渇などにより代金が支払えなくなることです。

一方、注文書ファクタリングのリスクはより前段階にあります。

それは、製品やサービスが契約通り提供されず、取引が正常に完了しない可能性があることです。

このように高いリスクがあるため、手数料を高めに徴収されることになります。

ファクタリングでは債権の額面から手数料が差し引かれて入金されます。

そのため手数料が高ければ、現金化できる金額は売掛債権の額面と比較して小さくなってしまいます。

現金化できる金額を少しでも多くしたい人は、商品やサービスの納品までは自己資金で対応したうえで、請求書ファクタリングを利用しましょう。

3社間ファクタリングが一般的ではない

注文書ファクタリングは今のところ2社間ファクタリングしかありません。

そのため請求書ファクタリングのように、3社間ファクタリングを利用して手数料を抑えるという選択肢は取れないのです。

また、ファクタリング会社に代わりに現金回収を進めてもらうことはできず、あくまで代金の請求は自社の責任で進める必要があります。

扱う会社が少ない

注文書ファクタリングは、請求書ファクタリングよりリスクが高いため、より高度な審査能力がもとめられます。

そのため、ファクタリング会社の中でも扱える会社が限られてきます。

扱う会社が少なければ、ファクタリングを依頼する先の選択肢も狭まります。

また、審査落ちしたときに代替のファクタリング会社を見つけられず、現金化が実現しないリスクも高まります。

注文書ファクタリングが可能な会社5選

リスクの高い注文書ファクタリングは、扱える企業が少ない傾向にあります。

後々のトラブルなどを避けるためには、適切な審査を行う信頼できる会社を利用したいものです。

ここでは、注文書ファクタリングが可能な、おすすめの会社を5社紹介します。会社選びに迷ったら、ぜひ参考にしてください。

ビートレーディング

ビートレーディングは請求書ファクタリングと注文書ファクタリングの双方をおこなっています。

請求書ファクタリングの場合は、審査は30分、最短で1営業日のうちに現金化可能です。

手続きはオンライン及び電話対応で完結するため、いちいち事務所に訪れる必要がありません。

提出書類は注文書と通帳の二点のみ。

役所などで手続きが必要な書類がないため、書類準備にかかる手間や時間も少なく済みます。

また、最大で180日後入金の注文書まで扱えるため、入金タイミングを約半年短縮できます。

BESTPAY

BESTPAYは注文書ファクタリングに特化した会社です。

迅速な審査で翌日に入金まで完了するため、急ぎで資金調達をしたい企業には適しています。

また、注文書ファクタリングとしては珍しく手数料水準を記載しています。

下限は5%となっており、注文書ファクタリングとしては低めです。

また限度額が幅広いのも魅力です。

100万円から上限は3億円まで受け付けているため、個人事業主から、比較的大きな企業でも利用可能です。

GMO PAYMENT GATEWAY

GMO PAYMENT GATEWAYでは注文書ファクタリングのほか、2社間・3社間双方のファクタリングから構成されます。

自社の状況をふまえて最適なファクタリング手法を選ぶことができます。

審査後は最短二営業日で入金してくれるので、迅速に現金化できて便利です。

債権の支払いサイトは最大120日であるため、注文書に記載されている入金予定日よりも120日前倒しして現金化できます。

株式会社トップ・マネジメント

トップ・マネジメントは審査が厳しい注文書ファクタリングでありながら、即日での入金が期待できるのが特徴です。

注文書に加えて、さらに前の取引が成立する前の段階で発行される見積書でのファクタリングも受け付けています。

オンライン手続きのため、全国どこからでもファクタリングを申し込むことができます。

また上限金額も最大1億円までと大きいため、多額の取引の注文書もすぐに現金化可能です。

過去に45,000件以上、100億円の現金化を手掛けているなど豊富な実績を持っているため、安心して依頼できます。

けんせつくん(株式会社ウィット)

けんせつくんは株式会社ウィットが運営する、建設業専門のファクタリング会社です。

株式会社ウィットの方は請求書ファクタリングのみですが、受注~納品が長期化するケースも少なくないことをふまえ、建設業特化型のけんせつくんのみ注文書ファクタリングを受け付けています。

審査開始から最短2時間で入金するため、すぐにでも現金が欲しいという人にも便利です。

また、手続きは全てオンライン上で完結するため、全国どこからでも申し込みできます。

地方に立地する企業にとって心強い味方となるでしょう。

手続きはスマホだけで完結するので、出張先など移動しながらでも手続きを進められます。

ファクタリングの使いわけのポイント

注文書ファクタリングと請求書ファクタリングは、どちらか一方が優れているというものではなく、状況に応じて両者をうまく使い分けるのがおすすめです。

ここでは注文書ファクタリング、請求書ファクタリングそれぞれに適したケースをご紹介します。

注文書ファクタリングが適しているケース

以下のような状況の人は、注文書ファクタリングで早期に現金化してしまうのがおすすめです。

受注した仕事をおこなうための人件費や材料費などが足りない場合、その案件の請求書はまだ発行されていないため、請求書ファクタリングを現金化に利用することは不可能です。

一方で、すでに注文書は受注の時点で発行されているため、注文書ファクタリングなら、その仕事をおこなうための運転資金を賄うことができます。

また、受注から納品まで時間がかかるビジネスの場合は、受注してもそれが実際の売り上げにつながるのは相応に先です。

決算や財務状況を鑑みて早期に現金化してしまいたい人は、注文書の段階で現金化してしまうのがおすすめです。

請求書ファクタリングが適しているケース

一方で、次のようなニーズを抱えている人は、請求書ファクタリングを利用するのがおすすめです。

注文書ファクタリングは、リスクの高いファクタリングであるため、注文書の正当性や現金回収の確実性は厳しくチェックされます。

そのため、請求書ファクタリングを利用したほうが、審査通過及び現金化の確実性は高まるでしょう。

次の仕事の準備資金を用意するための現金化なら、現在の仕事が一巡してから現金化すればよいので、請求書ファクタリングで充分です。

わざわざ手数料が割高な注文書ファクタリングを利用する必要性は薄いといえます。

また、手数料を抑えたいという人も、請求書ファクタリングの方がおすすめです。

特に、3社間ファクタリングを活用すれば、債権の金額や信用力などの条件がよい場合には、5%以下の低コストでのファクタリングも可能です。

注文書ファクタリングを利用すればさらにスムーズな現金化が可能

ファクタリングは請求書だけでなく、注文書を譲渡して行うことも可能です。

注文書ファクタリングなら、請求書ファクタリングよりも早期に現金化でき、これから生産活動をおこなう仕事の人件費や材料費などにも使用できます。

一方で、手数料が高い、扱えるファクタリング会社が少ないなどのデメリットもあるので、請求書ファクタリング、注文書ファクタリング双方の特性をとらえて、自社にとってより便利な手法を選択するとよいでしょう。

利用するファクタリング会社に悩んだら、今回紹介した5つの会社から相談先を選ぶのがおすすめです。

失敗しないファクタリング会社|信頼と実績で選んだ3社
ウィット
∟最短2時間で請求書を現金化
∟少額でも個人事業主でもOK
∟完全非対面手続き
運営会社:株式会社ウィット

 

事業資金エージェント
∟手数料は業界最低水準の1.5%~
∟500万円までなら最短3時間で対応
運営会社:アネックス株式会社

 

QuQuMo
∟オンライン完結
∟入金まで最短2時間
∟手数料は最安値水準の1%~
運営会社:株式会社アクティブサポート

この記事の調査・編集者
みーさん
2017年にライターとしてアシロに入社し、主に交通事故とIT分野の執筆に携わる。2019年によりIT媒体の専任ディレクターになり、コンテンツの執筆・管理などを行っている。