INTERVIEW
インタビュー
【退職者インタビュー】リーガルメディア Webディレクターの経験で得られるスキルとアシロならではの特徴
PROFILE
伊藤 寛規
非広告グループ
一口にWebディレクターといっても、コラムのライティングからサイト改修の指揮まで、幅広い業務を担当します。
特にアシロのWebディレクターは裁量が大きく、さまざまな施策や業務にチャレンジが可能。
今回は、2024年7月に退職する伊藤さんに、アシロのリーガルメディアにおけるWebディレクターの役割や業務、またどんな方が後任として活躍できるかを伺いました。
Webディレクター職への応募を検討されている方は、是非ご一読ください!
Q,自己紹介をお願いします
リーガルメディア事業部 非広告グループに所属している伊藤 寛規と申します。2022年11月に入社し、2024年7月に退職予定なので、1年9ヶ月ほどアシロにいました。
アシロの前職でも同じようにWebメディアの運用に携わっておりましたが、ディレクションというよりはライティング・コンテンツ制作が中心だったので、アシロと業務が重複する部分は限られます。
アシロでは主に、ベンナビに掲載しているコラムといった非広告コンテンツ経由のコンバージョン獲得・増加・改善といった業務に携わっていました。
ここでいうコンバージョンとは、ベンナビにご掲載いただいている弁護士・法律事務所へのお問い合わせを指します。
業務は幅広く、裁量を持たせていただいた印象です。
すごく簡潔にいえば、広告を除きコンバージョンが発生しえる施策はすべて実施可能で、王道のSEOだけではなく、サイト内でのCVR改善や問合せ導線設計なども行いました。
Q,退職される理由を伺ってもいいですか?
実はアシロへ入社するときから、アシロでさまざまな業務にチャレンジ・成長して、その後は海外に行こうと考えていました。
前職の退職時に今後の長期的なキャリアを考えていたのですが、一度は海外で働いて生活する経験をしたいと思っていたのです。
約2年の経験を経て、ある程度SEOやWebマーケティングに関する知識・スキルが身について独立できるようになったので、夢である海外生活を実現するために退職するに至ります。
Q,退職にあたっては会社にどのように報告しましたか?
まずは直属の上長であり、非広告グループ マネージャーの松本さんに相談しました。
退職する決意はしていて、国内で転職活動をする必要もないので、4ヶ月ほど猶予をもって2月ごろに相談したと記憶しています。
驚かれてはいましたが、実は松本さんも海外勤務の経験をしていることもあり、引き止められるようなことはなく背中を押してもらえました。
その後、リーガルメディア事業部全体を管掌する鈴木さんと、当時広告グループでマネージャーを務めていた松井さんにも相談したと記憶しています。
同じような反応で、こちらもお二人から応援していただきました。
ちなみに退職後も、業務委託としてリモートでリーガルメディアの運営をお手伝いさせていただきたいとも相談し、ご承諾いただいています。
いきなり私が担当した業務が手離れするわけではないので、少しずつ後任の方に引き継いでいく予定です。
Q,担当されていたWebディレクション業務について教えてください
リーガルメディアのWebディレクションを担当する非広告グループ全体のKGIは、前述の通り非広告経由のコンバージョン最大化です。
KPIとしても基本的にはコンバージョン数が設定され、その手法としては前述の通りSEOだけではなく、被リンクの獲得やCVR改善、問合せ導線設計などなど。「広告以外の手法かつコンプライアンスの範囲内であれば何でもやる」と考えていただければ大丈夫です。
直近では地域系キーワードでの自然流入を増やすべく、都道府県・市区町村といったキーワードを用いて新規コンテンツを横展開、網羅的に増やしていくといった施策を実行しました。
また、直近のCVR改善施策の事例として、ページを遷移させず、コンテンツ内でお問い合わせが完結できる改修を施しています。
SEOやWebディレクションのご経験がある方ならわかると思いますが、こうした施策にゴールはなく、これさえ押さえればOKという正解も存在しません。
なにが実現できて、どういう効果がありそうか、常にトレンドや競合メディア、他企業のコンテンツに目を光らせながら、出来うる限りのあらゆる施策を展開しています。
Q,アシロのマーケティングにおける特徴や強みを教えてください
良い意味でプロダクトに対する必要以上のこだわりがない点が、アシロならではの特徴ではないでしょうか。
企業やメディアによっては、デザインやトンマナにこだわりがあり、少しの改修でもデザイナーやプロダクトマネージャーのコンセンサスが必要なケースがあるようですが、アシロの場合はよほど大きな改修でなければディレクターの裁量で改修が可能です。
「会社がこだわりたいこと」よりも「ユーザーにとって便利かどうか」が重要視されるため、こうした文化が醸成されたのだと思います。
Q,Webディレクター視点で他社とアシロの違いはありますか?
前述の話に近い部分がありますが、業務に置ける自由度や裁量権が大きい点ではないでしょうか。
大げさに表現すれば、ディレクターの一人ひとりがプロダクトマネージャーといえるかもしれません。
たとえばメディア内の細かいデザインや、ボタンのデザイン、CTAのテキスト改修などは、自分の判断でフレキシブルに対応が可能です。
一方でそれらが完全に独断で動くことはリスクでもあるため、そうした改修は逐一共有されるような仕組みを構築しており、今後も整備が進められます。
またベンナビの特徴として、離婚や交通事故といった分野ごとにリーガルメディアが独立していることが挙げられ、成功した施策はスピーディーに横展開される環境です。
Q,アシロで働いてよかったことを教えてください
再三にはなってしまいますが、とにかく施策や業務について自由度が高い点です。
タスクを振られてそれをこなすというより、私の場合は自分で発見した課題に対して、解決のためにさまざまな手法を検討・実行するような働き方をしていました。
逆にいうと、基礎的なことを除いて会社から手取り足取り教えてもらうことはありませんが、社内に詳しい人は必ず居るので、行動量が成長に直結しますし、私自身もチャレンジを重ねてスキルアップできたと思います。
しかし業務の自由度が高いことから、色々なことにチャレンジしすぎて、キャパシティギリギリまで業務の幅を広げてしまうことがありました。笑
KPIに直結しない業務については、大抵の場合コントロールできるので、後任の方は是非この辺も意識すると、成長とライフ・ワーク・バランスの充実を両立できると思います!
Q,アシロで働いて辛かったことを教えてください
アシロだから辛いということはありませんでしたが、メディアの領域的にここ1〜2年はすごく激動だったと思います。
検索順位の変動が大きく、なかなか目標の達成率が安定しないこともありました。
法律関連コンテンツはYMYL(Your Money Youe Life)領域と呼ばれており、SEOにおいては、情報の信憑性やサイトそのものの権威性が重視される傾向にあります。
裁判所や役所といった公的機関や、法律事務所や新聞社がコンテンツを発信することも増えてきたため、長い実績があるベンナビも油断はできません。
コンテンツ制作における言語処理に特化したAIの導入や、検索アルゴリズムのアップデートといった動きもあるため、今後も踏ん張り時が続くと思います。
Q,アシロで得られたスキルや成長はありますか?
アシロの前職ではコンテンツ制作はしていたものの、SEOコンテンツというよりは企画色が強かったため、何よりもSEOに関する知見が増えました。
またコンテンツSEOだけではなく、テクニカルSEOといった部分にもチャレンジし、スキルアップができたと思います。
テクニカルSEOとは、たとえばサイトマップの設計やパンくずリストの設置、弁護士情報一覧ページの表示アルゴリズム設計といった部分です。
またコンバージョン増加のためのさまざまな施策にチャレンジできたので、広告グループや営業、カスタマーサクセスグループと連携することもあり、SEO以外の観点におけるメディア運営のノウハウも学べました。
Q,どんな方に後任に就いてもらいたいですか?
募集要項に書いてあるようなことなのですが、主体的に当事者意識を持って働ける方です。
というか、そういった意識がないと、アシロでWebディレクターをしていてもつまらないのではないかなと…。
振られたタスクを正確に処理することも評価されるべきですが、できることが狭まってしまいますし、結局はタスクを振ってくれる誰かに面倒を見てもらわないといけません。
それであれば、どんな小さいことでもいいので自分から課題を見つけたり、提案して動ける方にご後任いただいた方が、ご本人だけではなく組織全体やアシロの成長にもつながると思います。
Q,応募を検討している方向けにメッセージをお願いします
アシロの環境を一言で表現すると、すごくフラットです。
努力や成果も、その逆の行為も正当に評価されますし、そして自分の意見や考えが会社にとって有益であり、コンプライアンスや倫理観があるものであれば、立場に関係なく尊重してもらえます。
上場企業ではありますが、そうしたベンチャー的志向を持っている企業がアシロです。
また労働環境や給与といった部分もちゃんとしていて、「挑戦」と「安定」が両立されています。
アシロの求人を見つけて応募されている方、ご検討されている方はお目が高いです。笑
ここまで基本的に業務のことをお話していたので伝え漏れていましたが、アシロでは働く人が何よりも魅力的なので、気になる方は是非一度、カジュアル面談やオフィス見学にいらしてください!
■編集後記
伊藤さん、インタビューへのご協力ありがとうございました!
実際に働いてみて、これから退職するからこそ信憑性があるアシロのお話を伺えました。
カジュアル面談やオフィス見学の際には、この人とお話してみたいといったリクエストも受け付けています。気になる方は是非、気軽にご連絡ください。
皆様とお会いできる日を楽しみにしています!
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