INTERVIEW
インタビュー
VP受賞者に聞くアシロのHR事業と今後の展望
PROFILE
柚木 瑛里那
CAグループ
アシロでは弁護士ナビの運営だけではなく、HR(Human Resources)事業にて、弁護士業界に特化した人材紹介・転職支援サイトである「NO-LIMIT」の運営も行っています。
事業を開始して3期目を迎えたタイミングで、HR事業部で活躍するメンバーにお話を聞いてみました!
弁護士ナビがきっかけで誕生した事業ですが、実際にどのような仕事をしているのか、是非参考にしてみてください!
Q,簡単に自己紹介をお願いします
2017年9月にアシロへ入社した、柚木 瑛里那です!
アシロに入社するまでは、キャラクターストアの副店長をさせてもらっていました。
全国にある店舗を転々としつつ、ザ・接客業という感じの仕事と、店舗管理をしていました。
その後転職を考えたのですが、当時の私はビジネスメールを打ったこともないし、パソコンすら使ったことがない状態でして、知人から転職エージェントを紹介してもらってサポートしてもらいながら、アシロに入社しました。
転職活動をしていたころは、アシロのHPも今ほどしっかりしたものではなくて、事業内容もあまりよくわからない状態だった気がします…(笑)。
今だから言えることですが、応募段階ではさほど志望度も高くなく、とりあえず気軽に行ってみよう!という感じで面接に行った記憶があります。
Q,アシロへ入社した決め手とは?
面接をしてくれたのが執行役員をされている河原さんで、ある一点において他社と明らかに違う点にビビッときたんです。
それは河原さん、ひいてはアシロという会社が、私の経歴とかよりも、私のことを知ろうとしてくれているんだと感じた点でした。
その場でオファーをいただき、私も即決で承諾した記憶があります!
Q,アシロでの偏歴を教えてください
アシロに入社して最初に担当したのは、弁護士に対するメディア掲載の提案営業です。
自分自身で売上を作れるようになった頃、「あなたの弁護士」という新サイトをローンチして、営業を任せていただくようになりました。
その後、新しいメンバーの育成やリーダーとしてマネジメント業務もさせてもらいました。
2019年に現在のHR事業部が立ち上がり、責任者だった横尾さんに声をかけてもらったことをきっかけに社内異動の希望を出して、転身に至っています。
Q,現在の担当業務を教えてください
現在担当しているHR事業部は、一言で説明すると弁護士特化の転職エージェントです。
最初はアシロの強みを活かして弁護士専門でしたが、現在、弁護士以外の士業の転職サポートにも領域を広げつつあります。
具体的な業務としては、RA(リクルーティングアドバイザー)とCA(キャリアアドバイザー)を兼任しています。
Q,RAの業務を詳しく教えてください
RAは、①採用ニーズを持つ企業・事務所の新規開拓営業、②採用ニーズのヒアリング、③選考中のフォロー、④内定後・内定承諾のフォロー、⑤入社後のフォローといった流れで業務が進みます。
①と②では採用希望の法律事務所への新規開拓営業後、企業のニーズを伺い、採用活動がスムーズになるような提案や調整を行っています。
例えば、「どんな人を採用したいか」はもちろん、「社内にどんな人がいるか」「どんな性格だとマッチするか」などの詳細も伺います。
場合によっては、「その業務で弁護士を採用するのはコストがかかるので、別の業種でも良いかもしれない」といったお話をすることもあります。
もちろんニーズを満たすことが出来る人材の待遇に関する提案や、求職者の懸念点やこだわりなどの共有、募集に関する訴求の提案をさせていただくことも多いです。
Q,CAの業務について教えてください
CAは、①転職理由や希望を聞くための面談、②エントリーに向けての準備・提案、③選考フォロー、④内定承諾に向けたフォロー、⑤入社後のフォロー、といった流れで業務が進みます。
①の時点で、転職希望で相談に来られた方が持っている転職のイメージや、転職で叶えたいことを引き出しながら、それらに合致していそうなエントリー先を提案します。
選考の突破率を上げるため、履歴書・経歴書等の作成アドバイスや添削、面接前の面接対策はもちろん、内定後に安心して内定承諾してもらえるようフォローすることもあります。
場合によっては、初回面談の時点で「現職に残る方がよいのでは?」というお話をするケースや、選考を通じてその方のニーズと内定先がマッチしないことに気が付くケースなど、一度立ち止まって検討すべき状況もあります。
内定承諾は私達にとって成果となりますが、こういったときには正直にその旨をお伝えして、本人の希望が叶う方法を一緒に探すようにしています。
Q,業務の難しさってどこにありますか?
私自身も一度転職を経験した身として、転職は人生が大きく変わり得る重要なターニングポイントだと思っています。
数値だけで判断できるものではなく、関係者全員の気持ち、感情も重要だと思っています。
可能な限りそれらを想像してコミュニケーションを取らなければいけない点は、やり甲斐であり、難しさを感じる点でもあります。
コミュニケーションは、自身の視点だけでなく、相手の視点にも立たなければ成立しないものだと思っています。
例えば転職活動は、私にとっては何度も経験している業務ですが、求職者の方にとっては人生が大きく変わり得ることで、プライベートにも影響する一大事です。
また、採用する側の立場では、法律事務所では弁護士が採用関連の業務を兼任されていることもあり、採用に対する考え方が一般的な企業の人事部と同じであるとは限りません。
立場や状況によって感じていることや考えていることが違うことを前提として、当事者の思考回路になりきることを常に意識しています。
Q,営業時代の経験はRA/CAの業務にも活かされていますか?
もちろんです。
私の提案や言葉一つひとつに対して、相手がどのように感じるのかを常に考えるようにしていたので、営業時代だけではなく前職の接客業の経験も活かせていると思います。
それにメディア掲載の営業時代に、クライアントの原稿案を作成する事もありましたが、どのような情報を伝えれば安心して問い合わせていただけるかなど、常に誰かの立場を考えながら仕事をしていました。
Q,四半期のVP受賞おめでとうございます!どのような点が評価されたと思いますか?
まずは数値としての成果だと思います。
転職支援を行うCAの目標は、通常は月に2~3名、四半期で6~7名の転職が決定すれば十分な成果ですが、11月から1月にかけて9人の転職をお手伝いさせていただくことが出来ました。
ただ、評価はもちろん嬉しいのですが、私達のお仕事は入社後に企業や事務所、転職者全員に満足いただいて、はじめて評価されるべきだとも思っています。
このあたりは定量的に測ることができないので、目標としては転職決定の人数を掲げていますが、HR事業の真の目標はそこにあると思っています!
それにこの成果は、事業立ち上げの土台を作って下さった横尾さんや岡さん、企業や事務所との調整をしてくれた牧さん、そして河原さんが全体を牽引して辛いときにはフォローしてくれたことが大きな要因です。
VPとして評価いただいたのは私だけですが、チーム全体の力を集結して達成できたものです。
どれかひとつでも欠けていたら、ここまで成果を出すことも評価をいただくこともできなかったと思います!
Q,RA/CAにはどんなスキルが必要でしょうか?
特にこれといった資格も、実務経験も必須ではありませんが、対人コミュニケーション能力は問われるかなと感じます。
この仕事の難しさとしても挙げたのですが、物事が進行していく中で、関係者の立場で考える想像力と、それを基に迅速に動く行動力、そして全体の流れを俯瞰してみる調整力が必要です。
同じ事象でも、バックボーンやコンディションによって感じ方は大きく違います。
例えば良いことが続く日の美味しいご飯と、悪いことが続く日の美味しいご飯では、同じものを食べたとしても、同じように嬉しいかというと全然違いますよね。
そういった違いも含めて、相手の立場に立って考えることが求められるので、傾聴や共感といったコミュニケーションがとても大切です。
この仕事に限りませんが、伝えることよりも聞くことのほうが、重要かもしれません。
Q,どんな人と一緒に働きたいですか?
コミュニケーションが大事なので、人と話すことが好きな人が良いです!
また、思っていることをきちんと言語化したり、書類やデータにまとめるといったアウトプット作業や、レジュメ作成や求職者管理などの細かい事務作業ができる人はスムーズに仕事ができるかもしれません。
私自身、アシロに入社する前はアウトプットが苦手で、周りに合わせて流れに身を任せるタイプだったんですが、疑問や意見をきちんと伝えることが増えて、アウトプットは非常に大事だと思うようになりました!
それと、スケジュールの管理や調整ができる人は向いていると思います。
本来は得られる可能性のあった内定が見送られるといったことも起こりえますので、いつどのように伝えるのか、当初求められていた日時での調整が難しい場合にどうするのかといったことも含めて、調整力が必要です。
Q,HR事業部の今後の展望などがあれば教えてください!
まずは、「弁護士業界の転職と言えば、NO-LIMIT」と言われるように頑張りたいです。
そのためにも新しい仲間を必要としてます!
それに今後の事業展開として、弁護士に限らず会計士や税理士、弁理士と言った専門性が高い士業の転職支援も含めて、今まで以上にサポート領域を広げていきたいと思っています。
また、法律事務所では採用の体制が整っておらず、人材を取りこぼしてしまうことも少なくありません。
そういった点もフォローできるようにコンサル的な役割をしたり、支援できる仕組みを作りたいという目標も持っています。
アシロへの応募を検討してくれている方へのメッセージ
HR事業はアシロの中ではマイナーな事業という印象かもしれませんが、そういう感じは全くありません。
アシロ全体で仕事をしている感覚があり、リーガルメディアのお客様がそのままHRのお客様になることもあるので、各事業で密接に連携していて一体感があります!
少しでも興味を持たれていたら、是非応募してみてください。
アシロで皆様にお会いできることを、楽しみにしています!
編集後記
柚木さん、インタビューにご協力いただきありがとうございました。
相手の立場に立って、一緒に悩むことや喜ぶことが出来る柚木さんにとって、RA/CAはまさに適任だと感じました!
元々、HR事業はクライアントからの採用に関するお悩みがきっかけで発足した事業となっています。
「世界中の誰よりも深くユーザーとお客様を幸せにしたい」という、アシロの信念に共感していただけた方は是非ご応募いただければと思います。
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