INTERVIEW
インタビュー
アシロのWebマーケティングを支えるクリエイティブデザイン部|業務の環境や求められる素養とは?
PROFILE
E.K
クリエイティブデザイン
アシロはリーガルメディア事業を主軸としていますが、HR事業やリーガルメディアから派生したメディア事業などを展開している「マーケティングを競争力の源泉とする事業創造会社」です。
今回インタビューをさせていただくE.Kさんは、そんなアシロのマーケティングを支えるクリエイティブデザイン部でリーダーを務めています。
事業拡大に伴い、デザイナーの採用を強化していますが、アシロで働くデザイナーはどのような環境にあり、どんな素養が求められるのでしょうか?
実際にクリエイティブデザイン部を牽引している、E.Kさんにお話を聞いてみたいと思います。
Q,自己紹介をお願いします
2021年7月にアシロへ入社。現在クリエイティブデザイン部でリーダーを任せていただいているE.Kと申します。
前職もIT関連企業で、スマートフォン向けアプリをメインとして、その他にもWebサイトのデザイン制作に従事。
前職ではエンタメジャンルが中心で、音楽や動画配信のアプリデザイン、ゲームなどさまざまな自社サービスのデザインを担当していました。
Q,クリエイティブデザイン部の業務内容を教えてください
私の場合はマネジメントや採用に関する業務にも関わっていますが、メンバーは基本的にデザイン関連業務に集中してくれています。
インハウスデザイナーなので、社内のディレクターや各種媒体の担当者に依頼いただいた案件のデザイン対応が基本です。
対象のメディアは8割くらいが「ベンナビ」や「キャリアアップステージ」といった自社メディアやLPとなります。既存ページの改修もあれば、新サービスページや新LPをゼロイチでデザインすることもあります。
残りの2割は、広告バナーやコラムコンテンツの画像、Wantedlyといった採用媒体に使用するキービジュアル・画像の作成といったイメージです。
多くはありませんが、チラシやポップといった印刷物、社内広報の一貫であるポスターやオリジナルアパレルのデザインもさせていただいています。
▲制作した福利厚生に関するポスター
Q,業務で使用しているツールや環境を教えてください
デザイン制作に使用しているツールは、FigmaとAdobe Creative Cloudです。
コミュニケーションツールとしてはChatworkとDiscord、デザイン制作進捗管理にAdFlowを導入しています。
Webサイトのデザイン制作は基本的にFigmaで行っており、ディレクター陣と連携して制作から納品まで進めることが多いです。
AdobeのPhotoshopやIllustratorの用途は、画像や素材の作成・加工がメインです。
時々プレゼン資料の制作依頼をいただくこともあるので、PowerPointを使うこともあります。
コミュニケーションツールですが、社内では基本的にChatworkを使用しており、業務連絡やちょっとしたファイルの受け渡しに活用しています。
デザイン制作進捗管理として導入しているAdFlowは、依頼案件ごとにコミュニケーションを進められるうえ、Chatworkとも連携しているので非常に便利です。
また、全体のタスク管理をするためGoogle スプレッドシートも日常的に使用しています。
クリエイティブデザイン部の就業環境
環境については、クリエイティブデザイン部は週3回のリモートワークをするハイブリッド勤務制度を活用しています。
オフィスにいないときには、ChatworkはもちろんDiscordの音声チャットでリアルタイムなコミュニケーションが可能。
出社日には各事業部とのコミュニケーションやミーティングを実施し、リモートワークの日には各々の環境でがっつりデザインに集中できている印象です。
ちなみに「リモートワーク用の備品購入費補助」という制度があり、最大3万円まで、リモートワークにつかう備品購入の費用負担を補助してくれます。
私の場合はモニターを購入して、出社しているときと遜色ないパフォーマンスで業務を進めています!
Q,クリエイティブデザイン部のハード面の環境を教えてください
使用しているPCはMacBook Proです。
Windowsがダメなわけではないのですが、部全体がMacを使用しているので、ナレッジシェアやマニュアルがMac前提で作られており、基本的にはMacを推奨しています。
ちなみにスペックは、入社時に好みをヒアリングしてもらえます。
私が入社したときは何となく遠慮してしまい「余ってるものでいいです」と回答したのですが…そのとき残っていたPCがUSキーボードだったり、Adobeで重いファイルを扱うときに時間が掛かったりで少し苦労しました。笑
昨年PCを買い替えてもらったのですが、そのときは遠慮なくRAMメモリやディスプレイサイズなど細かくお願いさせてもらいました。
M2 proプロセッサを搭載した16インチモデルを購入してもらったので、不自由なくデザイン業務にあたれています。
なので、自分の使いやすいPCスペックがある方はちゃんとお願いした方が良いと思います。
Q,ひとつの案件が完了するまでのフローを教えてください
全7工程ほどで、それぞれ順番に説明しますね。
①社内のディレクターから依頼を受ける
AdFlowというツールで起票され、依頼者の部署責任者が確認してから依頼されます。
依頼者に必要なデザインの仕様を書いてもらうのですが、簡単なワイヤーフレームかイメージ図も一緒に用意してもらっています。
目的としては、依頼者とデザイナー間の認識の相違を軽減するためです。
②私が起票された内容や納期をチェックして、必要に応じて依頼者へ詳細確認・仕様書の修正を依頼
③タスクや依頼内容から判断し、各メンバーに案件をアサイン
依頼者との具体的なデザインのすり合わせ・納期調整はアサインしたメンバー自身で行います
④デザインを制作
⑤初稿のクオリティチェックを私が行います
⑥依頼者へ提出してフィードバックがあれば修正
⑦社内弁護士がリーガルチェックを実施
基本的には当日、遅くとも3営業日以内にはお返事がいただけます。
リーガルチェックは法律の専門家が監修してくれるのがとてもありがたいです!
▲AdFlowの案件起票イメージ
Q,1日の業務の流れを教えてください
出社する日の典型的な1日の流れは、こんなイメージです。
10:00〜 出社 チャットやメールのチェック
10:30〜 (月曜日だけ)朝会
それぞれの案件のタスク状況や相談事など15分程度のコミュニケーションの場としています
11:00〜 デザイン制作
12:00〜 メンバー制作物のクオリティチェック
第三者目線で見たときのUI/UXやユーザビリティを重視してチェックします
13:00〜 ランチ&散歩
出社しているときは外食をすることがほとんどで、食後に新宿中央公園を散歩してリフレッシュしています
リモートワークの日はちょっとした料理をすることが多く、食べ終わったら夫と犬とご近所散歩をします
室内にこもり切りにはならないように、少しでも外に出て日光を浴びるようにしています。
14:00〜 デザイン制作
15:00〜 社内ミーティング
部内でスピード感を持って話したいときや簡単な相談事は座席かDiscordでサクッと。
大きいプロジェクト等で関わる人が多い場合はミーティングの場を設けることがあります。
16:00〜 (木曜日だけ)定例会
月曜に実施している朝会の詳細版といったイメージです
30分〜1時間程度の時間を確保しており情報交換なども行われます
毎回ではありませんが管掌している執行役員の横尾さんが参加されることもあり、会社の上層部の方針を知る機会もあります。
17:00〜 デザイン制作、またはメンバー制作物のクオリティチェック
18:00〜 採用応募の確認・書類選考
19:00〜 退社
紹介したのは私のスケジュールなので、メンバーの場合はここから「クオリティチェック」と「採用応募の確認・書類選考」を抜いたイメージです。
Q,「採用応募の確認・書類選考」では何を重視していますか?
ポートフォリオ最重視です。履歴書や職務経歴書以上に時間を掛けて確認します。
一定のクオリティやデザインスキルがあるかどうかも重要ですし、その見せ方も大事です。
「制作物は良いのにポートフォリオが見づらいな」といった発見があります。
アシロのデザイン業務の主軸は情報デザインなので、ポートフォリオの情報も分かりやすく作ってあると「この方なら一緒にアシロのクリエイティブデザイン部を成長させていけるかも」と期待感が高まります。
もちろん掲載されている制作物が評価の主軸ではありますが、ポートフォリオの構成も重要な判断材料になっています。
Q,アシロのデザイナーとして求められる素養を教えてください
デザインスキルはもちろんとして、ユーザーファーストな思考と素直さのバランス感覚です。
私達デザイナーの業務は「依頼されたデザインを作る」ことですが、目的はそこにはありません。
サービスのUI/UXの改善であり、さらに言えばその奥に居るエンドユーザーやお客様に快適にサービスを使っていただくことです。
ディレクターの依頼の目的ややりたいことを素直に受け止めつつ、ユーザーにとって本当に使いやすいかどうか、両方の視点で考える必要があります。
依頼された内容をそのままデザインしても業務として成立はしますが、アシロの理念である「関わる人を誰よりも深く幸せにすることで、よりよい社会の実現に貢献する。」を実現できるとは限りません。
Q,アシロだからこそ得られるスキルや経験はありますか?
アシロ以外には前職でしか業務経験がありませんが、アシロはデザイナーにすごく裁量を持たせてくれると思います。
会社によっては依頼者とデザイナーの上下関係やトップダウンなスタイルが強く、会社が売りたい形でデザインしなければならないケースもあります。
会社の売り方とユーザーの使いやすさはイコールでないこともあり、そうなるとデザイナー目線では納得できずに納品…となってしまうことがあります。
一方アシロでは、デザインを提案すると必ず耳を傾けてくれます。
一見指示とは異なる提案でも、依頼者の目的に沿って考えられたデザインであれば「良いですね!」と採用してもらえます。
裁量を持ったデザインの経験ができる分、責任も重いと感じます。
自分のデザイナーとしての経験を活かしたいという方には良い環境なのではないでしょうか。
また、新規立ち上げのような華やかな業務だけでなく、既存サービスの細かい改修など堅実な業務も多いです。
そういう地道なことも「使いやすいUIに改善しよう!」「効率的に進めるためにはどうしよう?」と真剣に考えられる、楽しめる方なら得られるものが多いと思います。
Q,クリエイティブデザイン部の雰囲気を教えてください
みなさん一見穏やかで素直ですが、デザインに関しては情熱的で自分軸があるメンバーが揃っていると思います。
それぞれ個性がありバラバラなキャラクターですが、「ユーザーにとって何が良いかを考えてアウトプットしている」という共通点もあります。
仕事中も悩んだら「これどう思います?」と相談し合うことがよくあります。
誰かが困っているときは、サポートしようと自然に自分から動いてくれるメンバーばかりです。
また、各メンバーが仕事以外にプライベートも充実・頑張っている印象があります。
休日や趣味の話もよくするので、ふとした雑談もしやすい雰囲気です。
仕事は真面目に集中、でも息苦しくなく適度に息もつけるような、バランスが良いチームかなと思います。
自分がプライベートも仕事も大事にしたい人間なので、働きやすい雰囲気作りは意識しているつもりです。笑
Q,応募を検討されている方向けにメッセージをお願いします
アシロには良い人や環境が揃っていると思いますが、それを活かして成長に繋げたり、何かを得られるかは本人次第だと考えています。
会社の成長に合わせてクリエイティブデザイン部も成長途中です。
メンバーの増員もその一貫ですが、デザイナーとしてもさらに一歩成長している段階だと思っています。
私はデザインの品質管理も担当なので修正指示を行いますが、それはアシロ色に染めたいわけではありません。
メンバー自身が持つ経験と知識という土台から、良い方向へ枝葉を伸ばしていって欲しいと考えています。
お互いが「ユーザーにとって良いデザインとは?」と考えながらアウトプットに起こすことでデザインスキルもブラッシュアップされると思うので、そこから成長に繋げていって欲しいです。
そのため、自主性と自走力はかなり必要だと思います。
指示されたことをそのままやればいいという考えや受け身な姿勢の方は、アシロでデザイナーとして成長するのは難しいと思います。
会社や自分の目標に向かって行動できる、自走力がある方にとっては、アシロは成長しモチベーションを持ちながら仕事ができる環境だと思います。
そういった環境で仕事をしたいと思っている方は、是非アシロへ応募してください!
■編集後記
E.Kさん、インタビューへのご協力ありがとうございました!
働く環境ではなく、アシロ内でのデザイナーのポジションや雰囲気までわかるインタビューとなりました。
もしもアシロでのデザイナー業務にご関心があれば、是非ご連絡ください。応募だけではなく、質問やオフィス見学も歓迎しています。
皆さんとお会いできる日を、楽しみにしています!
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