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OFFICER MESSAGE

事業部長メッセージ

PROFILE

横尾 謙佑

メディア事業本部

1992年、東京都生まれ。
大手コンサルティング会社に新卒で入社し、その後2018年3月にアシロに入社。
派生メディア事業の立ち上げを行った後、2019年12月にHR事業を展開する子会社の代表取締役に就任し、2022年9月よりアシロの執行役員、2024年5月より上級執行役員に就任。
現在はメディア事業本部を管掌。

メディア事業本部について教えてください

アシロはオウンドメディア事業を主力としており、メディア事業本部にはリーガルメディア事業部と派生メディア事業部が含まれています。

元々それぞれの事業部が独立していましたが、2024年5月にそれらをメディア事業本部という組織に統合しました。

リーガルメディア事業では、法律事務所や弁護士を検索できるポータルサイト「ベンナビ」を主力サービスとして運営。派生メディア事業は、ベンナビから派生したユーザーの悩みに応えられるサービスのアフィリエイトメディアを運営しています。

たとえばリーガルメディアである「ベンナビ労働問題」では、ハラスメントや残業代の未払いといった労働のトラブルに対応できる弁護士を検索可能。そしてそれらの相談をしたユーザーは、転職ニーズを抱えている可能性が高いことから、派生メディアで転職エージェントを探せる「CAREER UP STAGE」を運営しています。

派生メディア事業部のメディアは当初、前述のようにベンナビありきのメディアを展開していましたが、現在では分野や業界にとらわれず、さまざまなユーザーの悩みに応えられるメディアを運営しており、売上規模はリーガルメディア事業部と肩を並べるまでになりました。(※)
※参考売上:2024年10月期3Q売上 リーガルメディア事業部636百万円 派生メディア事業部498百万円

派生メディア事業が後発とのことですがどんなきっかけで生まれたのでしょうか?

最初のきっかけは、2014年に浮気調査ナビを立ち上げたことです。ベンナビ離婚(当時は離婚弁護士ナビでした)での問い合わせが多く、浮気や不倫の証拠収集に関するサービスを提供できないかといった会話がきっかけで設立。

続いて2016年には、前述したようなロジックで転職をサポートするためのメディアを設立するに至ります。しかしながら、その後はベンナビの拡大と成長が最優先となり、あまり派生メディアにはリソースを割けず、事業部としても成立はしていない状況でした。

その後に私が入社し、ベンナビのマーケティングを担当しつつ、少しずつ派生メディアを成長させられたことに伴い、事業の拡大見込みができたところで人材も確保し、2022年に事業部として成立させるに至ります。実はここまでは、あくまでベンナビのおまけのような存在でした。

メディアとして成長させるには、SEO(※)施策で成果を出すことが必須であり、そのためにはある程度の人的リソースが必要。

2022年10月期1Q時点の売上はリーガルメディアの4割程度に留まっていましたが、着実に成長を重ねることができました。

※SEOに関する参考記事:SEOコンテンツマーケティングとは?仕事内容や魅力を紹介します!

独立していたリーガルメディア事業部と派生メディア事業部を統合した背景を教えてください

前述の通り、派生メディアはあくまで「ベンナビから派生したメディア」でしたが、売上規模が成長することに伴い部署として独立。しかし、2024年5月に「メディア事業本部」として、再度統合しました。

それには、「リーガルメディア事業」も「派生メディア事業」も"Webメディア"であることが背景にあるといえます。

リーガルメディアは弁護士のお客様から月額固定の掲載料をいただくビジネスモデルであり、派生メディア事業部はさまざまなサービスへのアフィリエイト送客による成果報酬型ビジネスモデルです。

テクニカルSEO、コンテンツSEO、広告運用などさまざまなマーケティング手法がありますが、それら共通のナレッジがあるにも関わらず、相互に共有されていないという課題がありました。

事業部ごとに独立して走っていた状態だったので、そうした課題を解決するために統合し、統率をとり、相互に高め合うことを目的とした統合です。

インタビューを受けている現在、統合から半年ほど経っていますが、少しずつ連携が増え、それぞれの事業部にいる人材の強みや、施策の成果が共有されだしており、業務や施策の精度が確実に上がってきました。

マーケティングを担当する者にとって、参考になる教材が増えたという印象です。

競合他社が多いメディア業界ですがアシロにはどんな強みがありますか?

ベンナビが主軸事業だったアシロは、そもそもSEO施策を軸として成長してきた企業であり、SEOに対する知識や知見は、他社と比較して強みがあると思っています。

またベンナビにフォーカスすると、ベンナビ離婚やベンナビ相続、ベンナビ刑事事件など、分野ごとに特化したポータルサイトであるため、「法律問題・法律トラブル」とひとくくりにしていないことから、法律関連のメディアとしてユーザーの悩みや課題に対して、専門性をもって応えられる点も特徴です。

また、ユーザーニーズを理解することに対して注力しており、カスタマージャーニーやカスタマーエクスペリエンスに対する造詣が深く、会社としてもこの点に予算は惜しみません。

そしてなによりも、メディアを運営しているメンバーが、負けず嫌いでありながらも素直であることが強みです。

前述した事業部同士の連携でもあるのですが、お互いの数値や施策について関心が増えている現在、学びがあればお互いに指摘をしあうこともあります。そうしたとき、素直に指摘を受け止めたり、自分のミスや学びを周囲に共有して全員で成長しようとする点は、アシロの大きな強みのひとつです。

どんな人と一緒に働きたいと思いますか?

ざっくばらんな表現ですが、いい人と働きたいです。笑

もう少し具体的にいえば、負けず嫌いで向上心があり、そして素直でコミュニケーション能力がある方といえます。

どのような人が「負けず嫌い」といえるでしょうか?

はじめて社会人になるときは、誰しもがビジネスについて素人であり、同じスタートラインに立っているといっても過言ではありません。

誰もがその時点では「この人には負けたくない」という人がいたはずです。具体的にライバルを定めている人もいれば、「同窓会でカッコつけたい」という方もいるのではないでしょうか。

また企業に入社すれば同期や先輩がいて、その人たちに「負けたくない」という感情が芽生えるかもしれません。競合他社がいれば、それも負けたくない相手になります。

「負けず嫌い」な人とは、負けたくない相手がいるとき、どうアプローチすればいいのか常に考え続けられる方ではないでしょうか。

どんな人に「向上心」を感じますか?

たとえば「高収入になりたい」「役員になりたい」「こういう事業を任されたい」など、内容はなんでもかまわないので、目指す先を持っていてほしいです。

どんなに能力や才能、体力があったとしても、一流のビジネスパーソンは必ず挫折を経験します。そのとき、目指す先があるかどうかが、挫折から立ち上がれるかどうかの重要な分岐点になるはずです。

一緒に働くのであれば、そうした精神的な柱になるものがあってほしいと思います。

「素直さ」はどのように測りますか?

面接では、自分を取り繕って良く見せようとするかどうか、で測っています。

面接は自分の魅力をアピールする場でもありますが、是非、取り繕わずに弱みも共有してほしいです。面接対策のノウハウを活かした「アピールにつながる弱み」ではなく、本当に自分で課題に思っていることや、それに対する自分なりの向き合い方を教えてください。

仕事には必ずミスや失敗がつきものですし、アシロではそうした経験を大切にしています。

なぜなら素直にミスや失敗を認めたり、素直に周囲からの指摘を受け止めたりできる方は、次回の成果に昇華できる可能性が高いからです。

「コミュニケーション能力」とはなんでしょうか?

人によってさまざまな解釈がありますが、私はコミュニケーション能力を「傾聴力」と「相手にあわせたコミュニケーションをとれるか」に分解できると考えています。

「相手の真意や意図を上手に引き出し自分の中にインプットして、伝えたいことを相手にわかりやすくアウトプットすること」とも言いかえられます。

聞くときにこうすればいいとか、こう喋ればいいといった単純なことではないので一朝一夕で身につく能力ではありませんが、最初から備えていてほしいとまでは思いません。しかし、少なくともそうした姿勢がある人と働きたいです。

 

ちなみに、前述の「負けず嫌い」と「向上心」を実現するためには、「素直さ」と「コミュニケーション」が必須。4つの要素を挙げましたが、すべてリンクしています。

これらの要素が揃っている方を、総称して「いい人」と表現しているのかもしれませんね。

いま横尾さんが大学生だとしてアシロをどのように企業分析しますか?

まずは素直に、給与や待遇がいい会社だなと思うのではないでしょうか。笑

それにくわえて、チャレンジできる環境があり、企業名で勝負ができない規模の企業であることから、真の意味で実力が試され、成長できる企業であると分析し、魅力的に感じると思います。

しかしながら、芯が強いメンバーが多い印象も受けるため、環境に流されてのんびりと仕事をしたいという人には居心地が悪そうだな、という分析もできてしまいそうです。

私の学生時代はもっと大企業志向・安定志向だったので、ベンチャー企業は関心を持たなかったと思いますが、それが重要ではないと実感した今なら、おそらくアシロへ応募したはずです。

今後思い描くメディア事業本部のビジョンを教えてください

ありがたいことに、リーガルメディア事業・派生メディア事業ともに年間数十億円規模の売上を出す事業部となりました。今度もメディアを軸として拡大を続け、数百億円規模にしていきたいと考えています。

基本的にはリーガルメディアから派生したメディアを運営していましたが、今後は既存の手法やサービスにとらわれない事業を展開することも検討しています。

また士業領域では、十分にSaaSが発達していない状況にあるため、縦軸・横軸ともに成長できる余地があるのではないでしょうか。

人的ビジョンとしては、どの事業部であっても高いパフォーマンスを発揮できる人材を量産したいです。

誰しもが得意としていることや苦手としていることがあり、適正配置という考え方もありますが、「苦手だからやらせない」では人的市場価値は落ちるばかり。

アシロという企業も私自身も、苦手なことにチャレンジして短期的に成果が出ないことを許容できるので、誰もが成長できる機会のある組織にしていくつもりです。

アシロに興味を持っている方へメッセージをお願いします

アシロだけではなく、ベンチャー企業で働くことにはメリットもあればデメリットもあります。自分次第で成長スピードは上がることもあれば鈍化することもあるため、是非ベンチャー企業という環境のメリットを最大限活用してください。

アシロでは成果に対して、必ず評価と裁量がついてくる仕組みになっています。定量評価を重視しており、入社して1〜2年でマネージャーといったポジションに就くケースも珍しくありません。

もしもアシロの環境に魅力を感じているのであれば、是非ご応募ください!

皆さんとお会いできる日を楽しみにしています!

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