7割以上が支給された夏のボーナス使い道は「生活費の補填」 20~59歳の男女5,000人にボーナスと満足度の実態を調査
ボーナスの金額やボーナス支給後の退職・転職のトラブルとは
株式会社アシロ(本社所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:中山博登、東証グロース市場 証券コード:7378)は、労働問題の相談・対応を得意とする弁護士・法律事務所を検索できるポータルサイト「ベンナビ労働問題」にて、20歳〜59歳の男女5,000人を対象として、夏のボーナスに関するアンケート調査を実施いたしました。
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https://roudou-pro.com/columns/661/
内閣官房内閣人事局の発表によると、国家公務員における令和6年6月期の期末・勤勉手当(夏のボーナス)の平均支給額は約659,400円(※1)であり、1年前の令和5年6月期の期末・勤勉手当の平均支給額約637,300円(※2)と比較して増加傾向にあることがわかります。
一方で、民間企業も夏のボーナスシーズンを迎えており、レジャーやイベント、帰省や旅行など、さまざまなボーナスの使い道を思い描いている方もいるのではないでしょうか。
そこで「ベンナビ労働問題」が主体となり、2024年夏のボーナスの支給と、その使い道について、20歳〜59歳の男女5,000人を対象にアンケートを実施しました。また、ボーナス支給後の退職・転職についても調査を実施しています。
「ベンナビ労働問題」では、これからもこうした調査を通じて、働き方や労働問題に悩む1人でも多くの方にとって有益な情報を発信してまいります。
※1 令和6年6月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給|内閣官房内閣人事局
※2 令和5年6月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給|内閣官房内閣人事局
当調査の利用に関して
1.当調査のデータを引用・転載する場合には、「出典:ベンナビ労働問題(株式会社アシロ)」の表記をお願いいたします。
2.出典元として下記ページへのリンクをお願いいたします。
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調査の実施概要
調査対象: 20歳~59歳の男女5,000人
調査割合: 20代(1,000人)、30代(1,500人)、40代(1,500人)、50代(1,000人)
調査方法: Freeasyを用いたインターネットリサーチ
調査日 : 2024年7月16日(火)
調査サマリー
- ・72.8%(小数点第二位は四捨五入。以下同じ)はボーナスが支給されていると回答
- ・支給額として最も多かった金額帯は26%が回答した「20万円~40万円未満」
- ・ボーナスの金額に満足している層は35.7%で、満足していないと回答した層は39.6%であることから、拮抗しているものの全体的な満足度はやや低い傾向にある
- ・ボーナスの使い道として最も多くの回答が集まったのは「生活費の補填」
- ・47.2%はボーナス支給のタイミングで退職・転職を考えたことがある、もしくは実際に退職・転職をしたことがあると回答した
- ・ボーナス支給後に退職・転職をしたことがある方の68%は、ボーナスの支給後に退職・転職を申し出ている
- ・ボーナス支給のタイミングで退職・転職を申し出た人の内、22.7%が「ボーナスの分を給与から勝手に天引きされた」といったトラブルに遭っていると回答
調査結果のまとめ
ボーナスは、自分へのご褒美や、家具・家電といった高額な商品の買い替え、家族との旅行や、将来のための貯蓄・投資などさまざまな使い方ができます。
本調査では、ボーナス支給のタイミングで退職・転職を検討したことがある、もしくは実際にした方が約半数であることが判明し、キャリアにおける大きな選択の目安になることがわかりました。しかしながら、人間関係や企業の文化、退職・転職後のキャリアなど、さまざまな事情から必ずしも思い描いた通りのキャリアステップを歩めるとは限りません。
ボーナス支給後に退職・転職を申し出たことによって、5人に1人以上がトラブルを経験していることから、誰しもの身にも起こり得るともいえます。法的措置をとることで解決できる可能性もあるため、ボーナス支給後の退職・転職を検討している方は、弁護士への相談や、労働基準監督署への相談といった選択肢も検討しておきましょう。
「ベンナビ労働問題」では、これからもこうした調査を通じて、労働問題に悩む1人でも多くの方が、適切な選択をとれるように有益な情報を発信してまいります。
当調査の掲載記事
夏のボーナスは7割以上が支給!使い道や金額を男女5,000人にアンケート調査!
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