
遺産相続
遺留分侵害額の計算方法|計算例や請求手続きも解説
2023.09.11
遺産相続について、今すぐ弁護士に無料電話相談したいなら「ベンナビ相続」がおすすめです。
ベンナビ相続では、以下のような弁護士を簡単に見つけることができます。ぜひあなたの希望や悩みにあった弁護士を見つけてみてください。
弁護士はあなたの悩みに真摯に向き合います。お気軽にご相談ください。
相続についてこのような悩みを抱えている場合は、市役所などの公的機関や、弁護士・司法書士などの無料相談を利用することをおすすめします。
最近では、相続に関する無料相談を電話で受け付けている窓口も増えています。仕事や家事で忙しい方も、相談しやすくなっているので、まずは利用してみるとよいでしょう。
しかし、実際に相続について無料相談したいと思っても「どこで相談できるの?」「相談先はどうやって探すの?」と悩んでしまう方も多いはずです。
そこで本記事では、相続について電話で無料相談できる窓口を紹介します。
また、弁護士・司法書士・税理士・行政書士など、相談先ごとの違いについても解説するので、参考にしてください。
まずは、相続の無料相談が電話でできる窓口を4つ紹介します。
ベンナビ相続は、相続問題の解決を得意とする弁護士を多数掲載する弁護士検索ポータルサイトです。
相続トラブル・相続放棄・遺留分侵害額請求などの相談内容別や、電話相談・無料相談・休日相談などの相談方法から弁護士を絞り込み検索できます。
また、メール・LINEによる無料相談を24時間受け付けている弁護士事務所もあるので、相続に関する簡単な質問をしたいときや、弁護士が必要かどうかを判断したいときも便利でしょう。
弁護士に無料相談したいけど探し方がわからない、まずは電話で相談できる弁護士を見つけたいという方は、利用してみましょう。
法テラスでは、事前予約が必要なものの、同じ相談内容について3回まで無料相談ができます。
場合によっては、弁護士に相談してよいかどうか迷っている人の相談にも乗ってくれるので、「いきなり弁護士に相談するのはハードルが高い」という方も、利用してみるとよいでしょう。
ただし、法テラスの無料相談では、担当者を選べないため注意が必要です。
必ずしも相続に詳しい人が担当してくれるわけではないので、大まかな回答しか得られない可能性があることを覚えておきましょう。
事前予約は、各地域の法テラスで受け付けています
一例として、以下は東京にある法テラスの事務所情報ですが、そのほかの法テラスについては「お近くの法テラス(地方事務所一覧)|法テラス」で確認できます。
名称 | 電話番号 | 受付時間 |
法テラス東京(新宿) | 0570-078301 | 平日9時~17時 |
東京在住の人なら、弁護士会の法律相談センターに相談するのもよいでしょう。
弁護士会の相談センターで相続について相談する場合、通常は30分あたり5,500円の費用が発生しますが、東京在住の方なら15分間無料で電話相談が利用できます。
やや時間は短いですが、簡単な相談であれば弁護士から的確なアドバイスを得られる可能性もあるので、利用してみるとよいでしょう。
名称 | 電話番号 | 受付時間 |
弁護士会の法律相談センター | 0570-200-050(都内からのみ) | 平日10時00分~16時00分 |
市役所や区役所など、自治体が設置する法律相談サービスなどでも無料相談できます。
予約不要なことも多いので、お住まいの地域の法律相談サービスを確認してみましょう。
自治体の法律相談サービスでは、弁護士への依頼を前提としていません。そのため、「依頼するか決めていないのに相談してもいいのかな」と遠慮してしまう方でも、気軽に利用できるでしょう。
ただし、じっくり話を聞いてほしい方や、同じ弁護士から助言をもらいたい方には、不向きな場合があります。
なぜなら、「相談できる時間は30分まで」「相談回数は2回まで」など、相談できる時間や回数に制限が決められているケースが多いからです。
時間を有効活用するためにも、相談時のルールを確認したり、聞きたいことをまとめたりしておくとよいでしょう。
また、電話による無料相談よりも面談相談が主流なことも覚えておきましょう。
相続に関する相談ができる専門家としては、主に以下の5つがあります。
同じ相続問題であっても、専門家によって相談できる範囲や分野は異なります。
ここでは、相続問題について各専門家ができることや、どのようなケースで相談すべきかを紹介します。
弁護士は、法律の専門家です。
ほかの専門家に相談できる内容を含む、あらゆる相続に関する相談に対応してくれます。
特に、相続人同士でトラブルが発生した場合は、弁護士に依頼すれば、依頼人の代わりに代理人として依頼者のためにトラブルを解決してくれます。
弁護士に相談できる内容は、相続手続きや相続人との裁判対策、遺産分割に関する不服の申し立て、相続放棄の手続きなどです。
特に、相続で揉めた事案で調停や裁判手続きまで関与できるのは弁護士だけです。
見通しをもって、遺言書作成や生前贈与、相続人調査などに取り組み、相続対策を万全に整えたい場合にはあらゆることに対応できる弁護士への依頼が有効でしょう。
弁護士であれば遺産相続に関する手続きや問題を解決できるため、全てを任せたい場合は弁護士への迅速な相談をおすすめします。
【関連記事】【無料相談もOK】相続問題の解決は弁護士に電話相談できる!|相続問題が得意な弁護士の選び方も解説
司法書士は、不動産などの登記に特化した専門家です。
ほかにも、遺言書の作成や法務局・裁判所への提出書類の作成、借金問題などにも対応しています。
相続した財産の中に不動産がある場合は、所有権の名義変更や相続手続きに必要な戸籍謄本などの書類集め、書類作成などを相談できます。
また、不動産以外の現金や有価証券、車などの財産を相続するための手続きのほか、相続放棄の手続きについての相談や依頼も可能です。
登記手続きを相談したい場合は、相続登記の専門家である司法書士がおすすめです。
税理士は、税に関する専門家です。
遺産相続の際、財産に応じた相続税を納めなければなりません。
相続税の計算や申告手続きに不備があれば、税務調査や追徴課税のリスクもあるため、税理士に相談したうえで正しい手続きをおこなう必要があります。
税理士に相談できる内容は相続税の申告や納税手続き、利用できる税金の特例の種類、相続税における節税対策などです。
相続税に関する悩みがある場合は、税理士に相談しましょう。
行政書士ができることは、相続手続きに関する書類作成や戸籍謄本などの書類集めなどです。
作成可能な書類は、名義変更に必要な書類や遺言書、遺産分割協議書などがあります。
行政書士は、ほかの専門家に比べて法律上できることは限られており、相続に関する法律相談には向いていません。
ただし、相続に関する調査を依頼することはできます。
たとえば、相続人の対象者や相続できる財産の金額などの調査を依頼したい場合に適しています。
ファイナンシャルプランナーは、家計に関わるお金について総合的・経済的な資金計画を立てる専門家です。
FPと略されることもあり、相続相談だけでなく金融や税制、不動産、年金制度など幅広い知識を身につけています。
ファイナンシャルプランナーの場合、相続税の節税対策や社会保険・年金の手続き、確定申告の方法などを相談できます。
遺産相続が発生する前の生前整理を検討している場合は、ファイナンシャルプランナーに電話などで相談するとよいアドバイスがもらえるでしょう。
まずは、無料相談を利用する専門家を選ぶ必要があります。ここでは専門家選びの際に注目すべき点について解説します。
無料相談できる専門家を選ぶ際は、無料相談の内容を明記しているところを選びましょう。
なお、無料相談と一口にいっても、以下のような種類があるため、注意が必要です。
時間制限がある場合でも「気付いたら費用が発生していた」ということは基本的にはありませんが、時間無制限だと思って相談していたせいで、聞きたいことが聞けなかった、ということもありえるので気を付けましょう。
一口に専門家といっても、それぞれ得意な分野は異なるため、相続問題が得意な専門家を選びましょう。
相続問題が得意ではない専門家の場合、欲しい答えやアドバイスを得られずに無料相談が終わってしまう可能性もあります。
相談先を決める際は、ホームページで少なくとも以下のような記載があるかを確認しましょう。
弁護士などの専門家への無料相談は、電話でできる場合もあります。
わざわざ事務所に行く必要がないので、家事や仕事が忙しくて日中は時間が取れない方でも利用しやすいでしょう。
また、依頼するか決めていないのに対面で相談するのは気が引けるといった方にもおすすめです。
ただし、相続問題の相談では相続人が複数登場するなど、口頭での説明が難しいケースも多々あります。
まずは電話相談を利用するのもよいですが、しっかり相談したいときは、対面での相談が望ましいことを覚えておきましょう。
弁護士への無料相談は、多くのケースで時間や回数に制限があります。
無料相談の時間を有効に活用するためにも、事前に準備しておくべきことを押さえておきましょう。
相続に関する相談では、相続人同士の関係や財産の種類・内容など、相談内容が複雑になりがちです。
限られた相談時間を有効活用するために、家系図や遺言書など、相続に関する書類をできる限り用意しておきましょう。
相談時にあるとよい書類としては、以下があります。
弁護士には書類の収集や作成も依頼できるので、そもそも書類が集められなくて困っているという方は、無理に用意する必要はありません。
書類の収集以外の相談事項がある方は、スムーズに本題に入るためにも用意しておきましょう。
弁護士に相談する際、ほかの相続人に対する不満などをだらだらと話してしまったり、要点がわかりづらかったりすると、的確なアドバイスを得られずに時間が終わってしまう可能性もあります。
どのようなことに困っていて、どのような解決を望んでいるのかなど、相談したい内容の要点をメモにまとめておきましょう。
また、相談したいことが複数ある場合は、相談内容に優先順位をつけておくと聞き逃しも防げるのでおすすめです。
遺産相続に関して無料相談する場合は、以下の点に注意しましょう。
専門家に相談する際は、事実を歪めずにありのままを伝えるようにしましょう。
特に、相続トラブルがある場合に隠し事や噓は厳禁です。
事実とは異なる情報を伝えると、専門家が適切な解決策を提案できなくなる恐れがあります。
相談する時は、話を盛らず正直に伝えましょう。
また、自分にとって不利な点や、やましいところもあらかじめ伝えておくことで対策が取れるので、正直に伝えるようにしましょう。
無料相談できる時間は限られているため、専門家が適切な判断をできるように短時間で多くの情報を伝える必要があります。
感情的にならずに冷静になることを心がけて、事実のみを伝えましょう。
専門家に相談する以上は、自分が話したいことを話すだけでなく、専門家の助言をしっかりと聞くことが大切です。
専門家が提案してくれた解決策に納得できない場合は、別の専門家に相談するのもよいでしょう。
無料相談を経て、実際に相続問題の解決を依頼したい場合は、依頼費用が発生します。
専門家に相談する際にかかる費用は相談内容や相談相手によって変わりますが、初回相談であれば無料になる場合も多いでしょう。
専門家に相談・依頼した場合の費用相場は、以下のとおりです。
上記の費用はあくまで目安であるため、具体的な金額を知りたい場合は直接確認しましょう。
【関連記事】遺産相続の弁護士費用の相場はいくら?誰が払う?安く抑えるコツや払えないときの対処法
相続の無料相談ができる窓口としては、以下があります。
ただし、専門家に相談する場合、相談先によって得意分野や対応可能な範囲が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
また、専門家との相性も大事です。
気軽な相談を希望する場合は、電話での無料相談にも対応しているところを探すのも一つの方法です。
自身の状況を整理して、どのような対応が適切であるかをアドバイスしてもらうと、今後の道筋がはっきりとするかもしれません。
遺産相続について、今すぐ弁護士に無料電話相談したいなら「ベンナビ相続」がおすすめです。
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弁護士はあなたの悩みに真摯に向き合います。お気軽にご相談ください。