セクハラに強い弁護士の選び方｜無料相談の方法や弁護士費用について解説

セクハラ（セクシャル・ハラスメント）被害に遭った場合、弁護士へ相談することをおすすめします。

弁護士へ相談することで加害者との直接対峙を避けれたり、慰謝料を得るためのアドバイスをもらえたりします。

しかし、セクハラ被害を弁護士に相談するのは精神的にもハードルが高く、また費用の面でも不安を感じる方は多いのではないでしょうか。

本記事では、セクハラに強い弁護士の選び方や無料相談の方法、弁護士費用について解説します。

この記事を監修した弁護士

徳田 隆裕弁護士（弁護士法人金沢合同法律事務所）

残業代請求、労働災害、不当解雇など労働トラブルはお任せください。依頼者様の味方として、共に戦います。

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弁護士に相談すべきセクハラのケースは？

セクハラの被害に遭った場合、早めに弁護士に相談することをおすすめします。

以下は弁護士に相談すべきセクハラのケースの例です。

• 上司や同僚からの言葉や行動が不適切で、そのせいで仕事に支障が出ている
• 上司や同僚からのセクハラにより、職場環境が悪化している
• セクハラ行為により、身体的・精神的な被害を受けた
• セクハラ行為により、転職や退職を余儀なくされた

セクハラを弁護士に相談するメリット

セクハラ問題を弁護士に相談することで、以下のようなメリットが得られます。

加害者と直接対峙する必要がなくなる

セクハラ被害者が直接加害者と向き合うことは、非常に困難であり、精神的にも負担が大きいです。

しかし、弁護士に依頼して加害者との交渉を任せることで、加害者のセクハラ行為をやめさせたり、示談交渉などをすべて任せることができます。

被害者が直接加害者と対峙する必要がなくなり、時間的・精神的な負担を大きく減らすことが可能です。

慰謝料獲得のための的確なアドバイスがもらえる

セクハラを弁護士に相談することで、被害者にとって最善の解決策を提案してもらえます。

また、法的な知識や経験をもとに、どれくらいの慰謝料を請求できそうか、具体的なアドバイスも受けられることでしょう。

セクハラに強い弁護士の選び方

セクハラの被害に遭った場合、信頼できる弁護士に相談することが重要です。

しかし、弁護士の中でも、セクハラの問題に精通する弁護士を選ぶことがより効果的です。

以下では、セクハラに強い弁護士を選ぶためのポイントを紹介します。

無料相談を利用して信頼できる弁護士に相談する

弁護士に依頼する場合、最も重要なポイントは信頼できる弁護士に依頼することです。

見分けるポイントは、セクハラ問題への対応実績は勿論のこと、実際に話した印象や具体的なアドバイスをもらえたかなどのポイントを重視するとよいでしょう。

信頼できる弁護士を探すためには、法律事務所の無料相談を利用して、複数の弁護士に相談してみることがおすすめです。

 弁護士費用が厳しい場合は法テラスに相談する

弁護士費用が心配な場合には、法テラスに相談することができます。

法テラスは、国が設立した法律相談サービスで、弁護士による無料相談を提供しています。

また、収入や資産に応じた減免制度もあり、安心して相談ができる仕組みが整っています。

セクハラかどうか悩む場合は女性の人権ホットラインを利用する

セクハラかどうか判断が難しい場合には、女性の人権ホットラインを利用することもできます。

女性の人権ホットラインは、セクハラ被害等にあった女性の相談に対応するために設けられた相談窓口で、専門の相談員が対応してくれます。

また、相談内容に応じて、適切な支援策を提供してくれます。

女性の人権ホットラインには、全国の法務局や男女共同参画センターなどが運営しているものがあります。

このため、地域によっては利用できない場合もありますが、オンラインでの相談にも対応していることもあるため、事前に確認してみましょう。

セクハラを弁護士に依頼する際の費用の目安

セクハラを弁護士に相談する際には、費用の面で不安を感じる人も多いでしょう。以下では、セクハラを弁護士に相談した場合の費用について解説します。

相談料

弁護士に相談する場合、まず最初にかかる費用が「相談料」です。

相談料は法律事務所によって異なり、無料の場合もあれば1時間あたり1万円程度かかる場合もあります。

着手金

着手金は、弁護士が事件の解決に取り組むために必要な費用をカバーするために支払われるもので、金額は法律事務所によって異なります。

費用の目安として、例えば訴訟によって相手に慰謝料を請求するなら、以下の（旧）日弁連報酬基準が参考になります。

報酬金

報酬金は、弁護士がセクハラ事件を解決するために対応したことに対する報酬として支払われます。

報酬金は、事件の複雑さや期間などによって異なりますが、着手金と同じく、得られる利益で定まることが多く、金額は以下の表が参考になります。

実費

実費には、交通費や宿泊費などが含まれます。

ただし、実費は事件の複雑さや期間に応じて変動するため、不安な場合は事前に確認しておきましょう。

日当

日当は、示談交渉や訴訟への出席など、弁護士の出張業務に当たる費用で、時間単位で支払われることが一般的です。

こちらも、事件の複雑さや期間に応じて金額が異なります。

まとめ｜セクハラに悩んだら弁護士へ相談がおすすめ

セクハラに悩んだら速やかに弁護士に相談することをおすすめします。

弁護士に相談することで、トラブル解決の糸口や慰謝料の請求へ話を進めることが可能です。

弁護士へ相談となるとハードルが高く感じますが、無料で相談をすることも可能です。

自分一人で抱え込まず、早いうちに専門家に相談するのがよいでしょう。

この記事の調査・編集者

アシロ編集部

本記事は法律相談ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。※法律相談ナビに掲載される記事は、必ずしも弁護士が執筆したものではありません。本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。