弁護士相談
和歌山で無料の相続相談先を確認|目的別の使い分けも紹介
2024.09.12
京都市やその近隣には、相続に関して無料で相談できる窓口が設置されています。
弁護士や税理士への相談は抵抗がある、という方でも、役所の無料相談などを活用することで相続に関する悩みを気軽に整理できるでしょう。
本記事では、京都市で相続相談ができる窓口や、相談先の選び方について解説します。
京都市で相続の無料相談ができる窓口をまとめました。
お悩みの内容に応じて、適切なサービスを選択してください。
京都市役所では、京都市在住の方に限り、弁護士や司法書士などによる相続の無料相談に対応しています。
相談できる内容 | 弁護士:法律相談全般 司法書士:市民の皆様からの相続、遺言などの相談 行政書士:相続、遺言、成年後見、役所への手続など |
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相談できる専門家 | 弁護士、司法書士、行政書士 |
相談日時 | 弁護士:水:13時15分~15時35分 司法書士:13時00分~16時00分(実施日は区によって異なる) 行政書士:10時30分~16時00分(実施日は区によって異なる) |
相談方法 | 対面 |
相談場所 | 各区によって異なる |
相談時間 | 弁護士:20分 司法書士:30分 行政書士:30分 |
相談予約電話番号 | 075-366-2250 |
相談予約Webサイト | 記載なし |
相談可能な回数 | 記載なし |
公式サイト | 京都市役所 |
なお、無料相談の段階で受けられるサービスは、あくまでも自己解決のためのアドバイスに限られ、担当弁護士や税理士と契約を結べるわけではない点に注意してください。
京都府の行政書士会では無料の相続相談会を実施しており、相続に関する手続きのうち、遺言や財産の名義変更などについて相談できます。
なお、紛争解決や相続登記、相続税などについて相談できない点には注意しましょう。
京都市内で利用できる行政書士会の無料相談窓口は以下の通りです。詳細は各会のホームページから確認してください。
京都府行政書士会 | 075-692-2500 |
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京都市で相続登記などの無料相談を受けたいときは、京都司法書士会の無料相談も利用できます。
窓口によっては電話で相談できる所もあるため、自宅から遠い場合にも利用できます。
京都市内の司法書士会による無料の相続窓口は以下の通りです。受付時間などの詳細は司法書士会のホームページから確認しましょう。
京都司法書士会 | 075-255-2566 |
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京都府弁護士会では、相続全般に関する無料相談を受け付けています。
相談を受けた結果、アドバイス通りに動くことが難しいと判断した場合、そのまま担当弁護士と委任契約を結ぶことで問題解決を依頼できます。
その場合、委任契約を結ぶ際の着手金や報酬金についても無料相談で確認しておくといいでしょう。
京都府に設置されている弁護士会の相続相談窓口は、以下のとおりです。家からの距離だけでなく、契約に至った場合の料金なども含めて事情にあったものを選択して下さい。
京都弁護士会館 | 075-231-2378 |
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京都駅前法律相談センター | 075-231-2378 |
南部法律相談センター京田辺相談所 | 075-231-2378 |
南部法律相談センター木津相談所 | 075-231-2378 |
園部法律相談センター | 075-231-2378 |
丹後法律相談センター大宮相談所 | 075-231-2378 |
丹後法律相談センター宮津相談所 | 075-231-2378 |
丹後法律相談センター与謝野相談所 | 075-231-2378 |
福知山法律相談センター | 075-231-2378 |
舞鶴法律相談(東)センター | 075-231-2378 |
舞鶴法律相談(西)センター | 075-231-2378 |
綾部法律相談センター | 075-231-2378 |
地方法務局では、相続登記の申請について無料で情報提供をしてくれる登記手続案内を実施しています。
京都市で登記手続案内を利用できる法務局は以下の通りです。
相談場所 | 京都市上京区荒神口通河原町東入上生洲町197 |
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予約番号 | 075-231-0131 |
受付日時 | 9時00分~17時00分 |
相談時間 | 記載なし |
相談方法 | 対面 |
電話番号 | 075-231-0131 |
京都市内には7ヵ所の税務署があり、相続税申告の無料相談に対応しています。
税務署名 | 所在地 | 電話番号 | 管轄地区 |
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右京税務署 | 京都市右京区西院上花田町10の1 | 0570-00-5901 | 右京区、西京区、向日市、長岡京市、乙訓郡 |
上京税務署 | 京都市上京区一条通西洞院東入元真如堂町358 | 0570-00-5901 | 北区、上京区 |
左京税務署 | 京都市左京区聖護院円頓美町18 | 0570-00-5901 | 左京区 |
下京税務署 | 京都市下京区間之町五条下ル大津町8 | 0570-00-5901 | 下京区、南区 |
中京税務署 | 京都市中京区西ノ京笠殿町38 京都地方合同庁舎 | 0570-00-5901 | 中京区 |
東山税務署 | 京都市東山区渋谷通大和大路東入下新シ町339-5 | 0570-00-5901 | 東山区、山科区 |
伏見税務署 | 京都市伏見区鑓屋町 | 0570-00-5901 | 伏見区 |
対面及び電話での相談が可能で、いずれも平日の8時30分~17時まで受け付けています。
また面談の場合は事前予約が必要なことと、相続税に関する相談のなかでも節税対策については相談できないことに注意してください。
近畿税理士会では京都市内に7ヵ所の支部を設置しており、電話や面談で相続税に関する無料相談を受け付けています。
税務署名 | 所在地 | 電話番号 | 管轄地区 |
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近畿税理士会 上京支部 | 京都市上京区油小路通 元誓願寺下ル頭町 490 | 075-417-0202 | 北区、上京区 |
近畿税理士会 中京支部 | 京都市中京区西ノ京樋口町14番地1 | 075-823-5510 | 中京区 |
近畿税理士会 下京支部 | 京都市下京区東洞院通塩小路上る東塩小路町552 | 075-351-8200 | 下京区、南区 |
近畿税理士会 右京支部 | 京都市右京区西院上花田町36-6 洛陽ビル3階 | 075-321-8728 | 右京区、西京区、向日市、長岡京市、乙訓郡 |
近畿税理士会 左京支部 | 記載なし | 記載なし | 左京区 |
近畿税理士会 東山支部 | 記載なし | 記載なし | 東山区、山科区 |
近畿税理士会 伏見支部 | 京都市伏見区聚楽町1丁目710番地 | 075-612-6208 | 伏見区 |
税理士は税務署とは異なり相続税対策や贈与税対策についても教えてくれるため、相続が高額で税理士との契約が必要になりそうな場合にはまず無料相談を利用するといいでしょう。
経済的な余裕がない方は、法テラスの民事法律扶助制度を利用できる場合があります。
収入や資産が条件を満たしている場合、30分×3回までの弁護士や司法書士への無料相談や、弁護士費用の立替払いが利用できます。
相談者の世帯人数 | 月収要件 | 資産要件 |
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単身者 | 20万200円以下 | 180万円以下 |
2人 | 27万6,100円以下 | 250万円以下 |
3人 | 29万9,200円以下 | 270万円以下 |
4人以上 | 32万8,900円以下 | 300万円以下 |
制度の利用には収入や資産以外にも条件があるほか、上記の月収要件についても家賃や住宅ローンを負担している場合に上限が増えることがあります。詳細は法テラスの公式サイトなどで確認ください。
なお、法テラスの無料相談は自分で弁護士を選べないため、相続に関する経験の浅い弁護士が担当になる可能性もある点に注意しましょう。
京都市内にある法テラスの相談窓口は以下の通りです。
相談できる内容 | 法律相談全般 |
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電話番号 | 0570-078332 |
営業時間 | 月~金:9時00分~17時00分 |
所在地 | 京都市中京区御池通東洞院西入る笹屋町435 京都御池第一生命ビルディング3F |
公式サイト | 法テラス京都 |
相談できる内容 | 法律相談全般 |
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電話番号 | 050-3383-5433 |
営業時間 | 月~金:9時00分~17時00分 |
所在地 | 京都市中京区御池通東洞院西入る笹屋町435 京都御池第一生命ビルディング3F |
公式サイト | 法テラス京都法律事務所 |
相談できる内容 | 法律相談全般 |
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電話番号 | 050-3383-0519 |
営業時間 | 月~金:9時00分~17時00分 |
所在地 | 福知山市末広町1-1-1中川ビル4F |
公式サイト | 法テラス福知山法律事務所 |
遺産相続にはさまざまな手続きがあり、一部は法律上特定の職業にしか扱えない定めがあります。
京都市で専門家に無料相談をする場合も、悩みの内容に応じて適切な相談先を選ぶことが重要です。
相談窓口・専門家 | 選ぶ際のポイント |
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自治体の無料相談窓口 | ・相続全般に関する相談が可能 ・専門家に依頼するような大きな問題がなく、ちょっとした質問をしたい場合におすすめ |
弁護士による無料相続相談 | ・相続人同士にトラブルがあるか、あるいは発生が予想される際におすすめ ・司法書士や税理士にも登録している弁護士であれば、相続登記や相続税に関する相談も可能 |
司法書士による無料相続相談 | ・土地を相続しており、相続登記の相談をしたい場合におすすめ ・その他の問題がある場合は、司法書士が在籍している弁護士事務所の利用を検討 |
行政書士による無料相続相談 | ・自動車など特定の相続財産の名義変更が必要な場合に利用する ・相続に関する対応範囲が狭いため、何が必要か明確にわかっている場合に利用する |
税理士による無料相続相談 | ・相続税など税金に関する内容しか相談しない場合におすすめ ・相続財産の評価や被相続人の確定申告、相続税の申告や節税について相談可能 |
たとえば、相続争いの解決について相談できるのは、140万円以下の遺留分侵害請求など一部を除いて弁護士のみです。
一方、相続税に関する書類作成の依頼は税理士に、相続登記については司法書士にそれぞれ依頼する必要があります。
以下で、各士業の具体的な業務範囲や、相談できる内容について詳しく解説します。
京都市で相続税対策や相続税申告が必要なときは、税理士の無料相談を利用できます。
相続財産が一定額を超えると相続税が発生しますが、財産の評価ができず相続税がかかるかどうかがわからない、という場合には、税理士のアドバイスが有効になるでしょう。
とくに土地や非上場株式、投資信託など評価額計算が難しい財産を相続する場合は、税理士に評価してもらったほうが確実です。
また相続税申告書は書式が難しく、記載を誤って税務調査の対象になる確率が高いため、そうした面倒を防ぐためにも税理士への相談は有効となります。注意してください。
行政書士は相続についてほかの士業に比べ相談・依頼できる範囲が狭いですがその分報酬が低いため、相続について必要な手続きがわかっている場合はうまく活用することでコストを削減できます。
預貯金の解約や、株式・自動車等の名義変更のような、一般的な相続手続きはすべて行政書士に依頼できます。
また戸籍謄本や住民票など書類の取得も依頼できるため、必要であれば併せて依頼するとよいでしょう。
紛争解決や相続税申告、相続登記などについて相談したい場合、行政書士が在籍している弁護士事務所への相談を検討してください。
京都市で不動産を相続する場合、司法書士への無料相談がおすすめです。
共有名義の不動産や境界が曖昧な土地など、権利関係が複雑な不動産を相続する場合は遺産分割協議の通知だけでも膨大な作業になるので、司法書士に協力を頼むべきでしょう。
そのような複雑な事情がなくとも、不動産が複数あるときや、遠方に不動産がある場合は、固定資産評価証明書や登記事項証明書の収集を司法書士に依頼すると大きく手間を省けます。
京都市で相続トラブルが発生している場合や、相続について相談したい内容が多岐にわたる場合は、弁護士への相談を検討すべきでしょう。
単に遺産分割協議がまとまらない場合はもちろんのこと、とくに財産の使い込みや遺留分の侵害が疑われる場合は、一定期間を過ぎると請求権が消滅してしまうため、早めに弁護士に相談してください。
また、相続放棄や限定承認など、通常と異なる相続手続きを検討している場合も、法的知識のある弁護士に相談することでスムーズに対応できます。
相続トラブルを抱えていて弁護士への依頼を検討している場合、条件に合った弁護士を全国から検索できるポータルサイト「ベンナビ相続」を使うのがおすすめです。
ベンナビ相続では、土日や夜間に対応できる弁護士、出張相談やオンライン面談に対応できる弁護士を検索できるため、京都市内に限らない豊富な選択肢から希望に合う弁護士を探すことも可能です。
もちろん、各弁護士の実績や費用についても比較できますので、まずは以下からお住まいの地域の弁護士を検索してみてください。
京都市で相続の無料相談を利用するときは、以下のコツを押さえておきましょう。
京都市で専門家に無料相談するときはまず
を明確にしておきましょう。
弁護士であれば相続に関する多くの業務に対応できますが、それでも「相続した財産の名義を変更したい」「相続登記を依頼したい」といったケースではそれぞれ専門の士業に依頼する必要があります。
そのため事前に相談すべき内容をまとめておかないと、条件に合わない相談先を選んでしまい、別の専門家にまた一から状況を説明する手間が発生することにもなりかねません。
トラブルが多すぎて整理しきれない場合、税理士や司法書士の在籍する弁護士事務所を選ぶことで、一度に解決できる可能性を高められるでしょう。
京都市で相続トラブルに困っている方は、なるべく早く専門家に相談しましょう。
相続に関する手続きには期限が定められているものが多く、相談が遅れて申告期限を過ぎてしまうと、本来あった権利を主張できなくなる可能性があります。
たとえば、財産の使い込みや遺留分の侵害が疑われる場合、一定期間内に請求をおこなわないと権利が消滅してしまいます。
相続手続きが長期化すると、相続人同士のトラブルが増えたり事実関係の調査が難しくなったりする可能性もあるため、早めに専門家を頼ることはよりスムーズな相続にもつながります。
相続に関する相談をおこなう場合、前提となる血縁関係や財産の内訳を明確にするためにも、可能であれば戸籍謄本や財産目録などを事前に集めておきましょう。
こうした資料は専門家に取得を依頼することもできますが、事前に持ち込むことで頼む手間が省けるうえ、最初から内容を確認できることで誤解や行き違いを防ぐ効果にも期待できます。
また、弁護士に解決を依頼したいトラブルがある場合、事実関係などをメモにまとめておきましょう。
たとえば、遺産の使い込みが歌われる場合は、被相続人の預金口座の引き出し履歴や、相続人が大きな買い物をした時期などを記録しておくことで、弁護士に裏付けを取ってもらいやすくなります。
京都市で弁護士や司法書士に相談する際は、自分にとって不利な事実も漏れなく伝えるようにしましょう。
「自分だけ生前贈与を受けている」などの情報を隠していると法的なトラブルにつながるだけでなく、弁護士との信頼関係が損なわれて業務を辞任されてしまう可能性もあります。
弁護士が途中で辞任した場合、着手金は返金されないうえ、新たに生じたトラブルも含めて別の弁護士に依頼する手間も生じるため、相談の際に隠し事は避けましょう。
相続は、すでに亡くなっている相続人を中心に手続きを進める都合上、正確な事実関係が不明瞭になりがちです。
そのため、財産が見積もりよりも少なかったり、事前に聞いていたのと異なる内容の遺言状があった場合などはとくに疑心暗鬼になってしまいがちですが、根拠のない憶測をもとに相談を進めるのはおすすめしません。
憶測をもとに話を進めると、事実でなかった場合に親族とトラブルになりかねないうえ、専門家による手続きを妨げることにもつながります。
親族に何かしらの疑いを持っている場合も、まずはそうした疑念を持つに至った情報を整理して、客観的な事実のみをプロに相談しましょう。
京都市で発生した相続トラブルのうち、家庭裁判所で扱われた事案は司法統計として公開されています。
京都家庭裁判所では、2022年に320件の調停がありました。
また、このうち調停が成立した割合は約43.1%で全国平均を下回っており、調停がまとまらず審判へ移行した割合が高いことが伺えます。
調停が不成立となり審判へ移行となる可能性は決して低いものではないため、相続争いに悩んでいる方は、少しでも早く弁護士に相談するとよいでしょう。
参考:
相続に関する相談はなるべく早めにおこなうべきですが、抱えている困りごとによって対処できる機関が異なるため、状況によっては適切な相談先を選ぶのが難しいかもしれません。
ちょっとした質問なら役所、相続税については税理士、といった基準はありますが、迷ったら相続問題の実績が豊富な弁護士への相談を検討してください。
一部の弁護士は司法書士や税理士の資格を持っており、相続に関する広い範囲の問題に対応できる場合があります。
相続の手続きには期限のあるものが多いため、少しでも早いうちに弁護士などの専門家に相談しましょう。