弁護士相談
和歌山で無料の相続相談先を確認|目的別の使い分けも紹介
2024.09.12
江戸川区やその近隣には、相続に関して無料で相談できる窓口が設置されています。
弁護士や税理士への相談は抵抗がある、という方でも、役所の無料相談などを活用することで相続に関する悩みを気軽に整理できるでしょう。
本記事では、江戸川区で相続相談ができる窓口や、相談先の選び方について解説します。
江戸川区で相続の無料相談ができる窓口をまとめました。
お悩みの内容に応じて、適切なサービスを選択してください。
江戸川区役所では、江戸川区在住の方に限り、弁護士や司法書士などによる相続の無料相談に対応しています。
相談できる内容 | 相続・遺言の手続きとくらしの手続き |
相談できる専門家 | 行政書士 |
相談日時 | 第1第3月曜:13時00分~16時00分 |
相談方法 | 対面 |
相談場所 | 東京都江戸川区中央一丁目4番1号 |
相談時間 | 記載なし |
相談予約電話番号 | 03-5662-7684 |
相談予約Webサイト | 記載なし |
相談可能な回数 | 記載なし |
公式サイト | 江戸川区役所
|
なお、無料相談の段階で受けられるサービスは、あくまでも自己解決のためのアドバイスに限られ、担当弁護士や税理士と契約を結べるわけではない点に注意してください。
東京都の行政書士会では無料の相続相談会を実施しており、相続に関する手続きのうち、遺言や財産の名義変更などについて相談できます。
なお、紛争解決や相続登記、相続税などについて相談できない点には注意しましょう。
江戸川区内で利用できる行政書士会の無料相談窓口は以下の通りです。詳細は各会のホームページから確認してください。
千代田支部 | 03-6362-6715 |
中央支部 | 03-5776-3640 |
港支部 | 03-5467-4885 |
新宿支部 | 0120-917-485 |
文京支部 | 050-5438-5467 |
台東支部 | 03-3847-7600 |
墨田支部 | 080-3596-7830 |
江東支部 | 03-4500-2995 |
品川支部 | 03-3490-1650 |
大田支部 | 080-9992-6153 |
目黒支部 | 03-6824-6896 |
世田谷支部 | 03-5969-9037 |
渋谷支部 | 03-6276-4053 |
杉並支部 | 03-5346-1426 |
中野支部 | 03-5343-5811 |
豊島支部 | 03-6912-9734 |
練馬支部 | 03-3924-2093 |
板橋支部 | 03-6823-2384 |
北支部 | 03-5963-7437 |
荒川支部 | 050-8888-5216 |
足立支部 | 03-3850-4884 |
葛飾支部 | 03-6326-1968 |
江戸川支部 | 080-5185-5071 |
八王子支部 | 042-686-3425 |
府中支部 | 042-202-8104 |
多摩中央支部 | 050-5837-7593 |
田無支部 | 042-497-6668 |
国分寺支部 | 042-312-2826 |
町田支部 | 042-791-6036 |
調布支部 | 080-9876-8628 |
立川支部 | 042-512-7870 |
多摩西部支部 | 042-542-8069 |
武鷹支部 | 080-2130-7788 |
江戸川区で相続登記などの無料相談を受けたいときは、東京都司法書士会の無料相談も利用できます。
窓口によっては電話で相談できる所もあるため、自宅から遠い場合にも利用できます。
江戸川区内の司法書士会による無料の相続窓口は以下の通りです。受付時間などの詳細は司法書士会のホームページから確認しましょう。
東京司法書士会総合相談センター(四谷) | 03-3353-9205 |
三多摩総合相談センター(立川) | 042-548-3933 |
東京都弁護士会では、相続全般に関する無料相談を受け付けています。
相談を受けた結果、アドバイス通りに動くことが難しいと判断した場合、そのまま担当弁護士と委任契約を結ぶことで問題解決を依頼できます。
その場合、委任契約を結ぶ際の着手金や報酬金についても無料相談で確認しておくといいでしょう。
東京都に設置されている弁護士会の相続相談窓口は、以下のとおりです。家からの距離だけでなく、契約に至った場合の料金なども含めて事情にあったものを選択して下さい。
錦糸町法律相談センター | 03-5625-7336 |
北千住法律相談センター | 03-5284-5055 |
新宿総合法律相談センター | 03-6205-9531 |
立川法律相談センター | 042-548-7790 |
町田法律相談センター | 042-732-3904 |
池袋法律相談センター | 03-5979-2855 |
霞が関法律相談センター | 03-3581-1511 |
蒲田法律相談センター | 03-5714-0081 |
八王子法律相談センター | 042-645-4540 |
地方法務局では、相続登記の申請について無料で情報提供をしてくれる登記手続案内を実施しています。
江戸川区で登記手続案内を利用できる法務局は以下の通りです。
相談場所 | 江戸川区中央1丁目16番2号 |
予約番号 | 03-3654-4156 |
受付日時 | 9時00分~17時00分 |
相談時間 | 記載なし |
相談方法 | 対面 |
電話番号 | 03-3654-4156 |
江戸川区内には2ヵ所の税務署があり、相続税申告の無料相談に対応しています。
税務署名 | 所在地 | 電話番号 | 管轄地区 |
江戸川北税務署 | 江戸川区平井1丁目16番11号 | 03-3683-4281 | 江戸川区の一部 |
江戸川南税務署 | 江戸川区清新町2丁目3番13号 | 03-5658-9311 | 江戸川区の一部 |
対面及び電話での相談が可能で、いずれも平日の8時30分~17時まで受け付けています。
また面談の場合は事前予約が必要なことと、相続税に関する相談のなかでも節税対策については相談できないことに注意してください。
東京税理士会では江戸川区内に2ヵ所の支部を設置しており、電話や面談で相続税に関する無料相談を受け付けています。
税務署名 | 所在地 | 電話番号 | 管轄地区 |
| 江戸川区平井4-2-24 江戸川税理士会館内 | 03-3682-9844 | 記載なし |
| 江戸川区中葛西7-4-9 | 03-5605-9160 | 記載なし |
税理士は税務署とは異なり相続税対策や贈与税対策についても教えてくれるため、相続が高額で税理士との契約が必要になりそうな場合にはまず無料相談を利用するといいでしょう。
経済的な余裕がない方は、法テラスの民事法律扶助制度を利用できる場合があります。
収入や資産が条件を満たしている場合、30分×3回までの弁護士や司法書士への無料相談や、弁護士費用の立替払いが利用できます。
相談者の世帯人数 | 月収要件 | 資産要件 |
単身者 | 20万200円以下 | 180万円以下 |
2人 | 27万6,100円以下 | 250万円以下 |
3人 | 29万9,200円以下 | 270万円以下 |
4人以上 | 32万8,900円以下 | 300万円以下 |
制度の利用には収入や資産以外にも条件があるほか、上記の月収要件についても家賃や住宅ローンを負担している場合に上限が増えることがあります。詳細は法テラスの公式サイトなどで確認ください。
なお、法テラスの無料相談は自分で弁護士を選べないため、相続に関する経験の浅い弁護士が担当になる可能性もある点に注意しましょう。
江戸川区内には法テラスがありませんが、周辺の新宿区などにある窓口の利用を検討しましょう。
相談できる内容 | 法律相談全般 |
電話番号 | 0570-078301 |
営業時間 | 月~金:9時00分~17時00分 |
所在地 | 新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル13F |
公式サイト | 法テラス東京 |
相談できる内容 | 法律相談全般 |
電話番号 | 0570-078304 |
営業時間 | 月~金:9時00分~17時00分 |
所在地 | 台東区上野2-7-13 ヒューリック・損保ジャパン上野共同ビル6F |
公式サイト | 法テラス上野 |
相談できる内容 | 法律相談全般 |
電話番号 | 0570-078305 |
営業時間 | 月~金:9時00分~17時00分 |
所在地 | 立川市曙町2-8-18 東京建物ファーレ立川ビル5F |
公式サイト |
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相談できる内容 | 法律相談全般 |
電話番号 | 0570-078307 |
営業時間 | 月~金:9時00分~17時00分 |
所在地 | 八王子市明神町4-7-14 八王子ONビル4F |
公式サイト |
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遺産相続にはさまざまな手続きがあり、一部は法律上特定の職業にしか扱えない定めがあります。
江戸川区で専門家に無料相談をする場合も、悩みの内容に応じて適切な相談先を選ぶことが重要です。
相談窓口・専門家 | 選ぶ際のポイント |
自治体の無料相談窓口 | ・相続全般に関する相談が可能 ・専門家に依頼するような大きな問題がなく、ちょっとした質問をしたい場合におすすめ |
弁護士による無料相続相談 | ・相続人同士にトラブルがあるか、あるいは発生が予想される際におすすめ ・司法書士や税理士にも登録している弁護士であれば、相続登記や相続税に関する相談も可能 |
司法書士による無料相続相談 | ・土地を相続しており、相続登記の相談をしたい場合におすすめ ・その他の問題がある場合は、司法書士が在籍している弁護士事務所の利用を検討 |
行政書士による無料相続相談 | ・自動車など特定の相続財産の名義変更が必要な場合に利用する ・相続に関する対応範囲が狭いため、何が必要か明確にわかっている場合に利用する |
税理士による無料相続相談 | ・相続税など税金に関する内容しか相談しない場合におすすめ ・相続財産の評価や被相続人の確定申告、相続税の申告や節税について相談可能 |
たとえば、相続争いの解決について相談できるのは、140万円以下の遺留分侵害請求など一部を除いて弁護士のみです。
一方、相続税に関する書類作成の依頼は税理士に、相続登記については司法書士にそれぞれ依頼する必要があります。
以下で、各士業の具体的な業務範囲や、相談できる内容について詳しく解説します。
江戸川区で相続税対策や相続税申告が必要なときは、税理士の無料相談を利用できます。
相続財産が一定額を超えると相続税が発生しますが、財産の評価ができず相続税がかかるかどうかがわからない、という場合には、税理士のアドバイスが有効になるでしょう。
とくに土地や非上場株式、投資信託など評価額計算が難しい財産を相続する場合は、税理士に評価してもらったほうが確実です。
また相続税申告書は書式が難しく、記載を誤って税務調査の対象になる確率が高いため、そうした面倒を防ぐためにも税理士への相談は有効となります。注意してください。
行政書士は相続についてほかの士業に比べ相談・依頼できる範囲が狭いですがその分報酬が低いため、相続について必要な手続きがわかっている場合はうまく活用することでコストを削減できます。
預貯金の解約や、株式・自動車等の名義変更のような、一般的な相続手続きはすべて行政書士に依頼できます。
また戸籍謄本や住民票など書類の取得も依頼できるため、必要であれば併せて依頼するとよいでしょう。
紛争解決や相続税申告、相続登記などについて相談したい場合、行政書士が在籍している弁護士事務所への相談を検討してください。
江戸川区で不動産を相続する場合、司法書士への無料相談がおすすめです。
共有名義の不動産や境界が曖昧な土地など、権利関係が複雑な不動産を相続する場合は遺産分割協議の通知だけでも膨大な作業になるので、司法書士に協力を頼むべきでしょう。
そのような複雑な事情がなくとも、不動産が複数あるときや、遠方に不動産がある場合は、固定資産評価証明書や登記事項証明書の収集を司法書士に依頼すると大きく手間を省けます。
江戸川区で相続トラブルが発生している場合や、相続について相談したい内容が多岐にわたる場合は、弁護士への相談を検討すべきでしょう。
単に遺産分割協議がまとまらない場合はもちろんのこと、とくに財産の使い込みや遺留分の侵害が疑われる場合は、一定期間を過ぎると請求権が消滅してしまうため、早めに弁護士に相談してください。
また、相続放棄や限定承認など、通常と異なる相続手続きを検討している場合も、法的知識のある弁護士に相談することでスムーズに対応できます。
相続トラブルを抱えていて弁護士への依頼を検討している場合、条件に合った弁護士を全国から検索できるポータルサイト「ベンナビ相続」を使うのがおすすめです。
法律相談ナビでは、土日や夜間に対応できる弁護士、出張相談やオンライン面談に対応できる弁護士を検索できるため、江戸川区内に限らない豊富な選択肢から希望に合う弁護士を探すことも可能です。
もちろん、各弁護士の実績や費用についても比較できますので、まずは以下からお住まいの地域の弁護士を検索してみてください。
江戸川区で相続の無料相談を利用するときは、以下のコツを押さえておきましょう。
江戸川区で専門家に無料相談するときはまず
を明確にしておきましょう。
弁護士であれば相続に関する多くの業務に対応できますが、それでも「相続した財産の名義を変更したい」「相続登記を依頼したい」といったケースではそれぞれ専門の士業に依頼する必要があります。
そのため事前に相談すべき内容をまとめておかないと、条件に合わない相談先を選んでしまい、別の専門家にまた一から状況を説明する手間が発生することにもなりかねません。
トラブルが多すぎて整理しきれない場合、税理士や司法書士の在籍する弁護士事務所を選ぶことで、一度に解決できる可能性を高められるでしょう。
江戸川区で相続トラブルに困っている方は、なるべく早く専門家に相談しましょう。
相続に関する手続きには期限が定められているものが多く、相談が遅れて申告期限を過ぎてしまうと、本来あった権利を主張できなくなる可能性があります。
たとえば、財産の使い込みや遺留分の侵害が疑われる場合、一定期間内に請求をおこなわないと権利が消滅</spanしてしまいます。
相続手続きが長期化すると、相続人同士のトラブルが増えたり事実関係の調査が難しくなったりする可能性もあるため、早めに専門家を頼ることはよりスムーズな相続にもつながります。
相続に関する相談をおこなう場合、前提となる血縁関係や財産の内訳を明確にするためにも、可能であれば戸籍謄本や財産目録などを事前に集めておきましょう。
こうした資料は専門家に取得を依頼することもできますが、事前に持ち込むことで頼む手間が省けるうえ、最初から内容を確認できることで誤解や行き違いを防ぐ効果にも期待できます。
また、弁護士に解決を依頼したいトラブルがある場合、事実関係などをメモにまとめておきましょう。
たとえば、遺産の使い込みが歌われる場合は、被相続人の預金口座の引き出し履歴や、相続人が大きな買い物をした時期などを記録しておくことで、弁護士に裏付けを取ってもらいやすくなります。
江戸川区で弁護士や司法書士に相談する際は、自分にとって不利な事実も漏れなく伝えるようにしましょう。
「自分だけ生前贈与を受けている」などの情報を隠していると法的なトラブルにつながるだけでなく、弁護士との信頼関係が損なわれて業務を辞任されてしまう可能性もあります。
弁護士が途中で辞任した場合、着手金は返金されないうえ、新たに生じたトラブルも含めて別の弁護士に依頼する手間も生じるため、相談の際に隠し事は避けましょう。
相続は、すでに亡くなっている相続人を中心に手続きを進める都合上、正確な事実関係が不明瞭になりがちです。
そのため、財産が見積もりよりも少なかったり、事前に聞いていたのと異なる内容の遺言状があった場合などはとくに疑心暗鬼になってしまいがちですが、根拠のない憶測をもとに相談を進めるのはおすすめしません。
憶測をもとに話を進めると、事実でなかった場合に親族とトラブルになりかねないうえ、専門家による手続きを妨げることにもつながります。
親族に何かしらの疑いを持っている場合も、まずはそうした疑念を持つに至った情報を整理して、客観的な事実のみをプロに相談しましょう。
江戸川区で発生した相続トラブルのうち、家庭裁判所で扱われた事案は司法統計として公開されています。
東京家庭裁判所では、2022年に1,625件の調停がありました。
また、このうち調停が成立した割合は約49%で全国平均を下回っており、調停がまとまらず審判へ移行した割合が低いことが伺えます。
調停が不成立となり審判へ移行となる可能性は決して低いものではないため、相続争いに悩んでいる方は、少しでも早く弁護士に相談するとよいでしょう。
相続に関する相談はなるべく早めにおこなうべきですが、抱えている困りごとによって対処できる機関が異なるため、状況によっては適切な相談先を選ぶのが難しいかもしれません。
ちょっとした質問なら役所、相続税については税理士、といった基準はありますが、迷ったら相続問題の実績が豊富な弁護士への相談を検討してください。
一部の弁護士は司法書士や税理士の資格を持っており、相続に関する広い範囲の問題に対応できる場合があります。
相続の手続きには期限のあるものが多いため、少しでも早いうちに弁護士などの専門家に相談しましょう。