妻の浮気調査をするなら要チェック!自力で可能なこと・依頼すべきことを徹底解説

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「最近妻の行動が変わった気がする」「服装が変わって外出も増えた」

このような異変を感じたとき、多くの方が妻の浮気を考えるのではないでしょうか。

それに対して「付き合いが増えたから」「仕事が忙しい」などと妻から聞かされても、一度抱いた疑念が晴れることはほとんどありません。そうなれば、自力もしくは興信所や探偵事務所への依頼によって妻の浮気調査をおこない、事実を確かめようとする方がほとんどです。

しかし、浮気調査を個人でおこなうには限界があります。万が一、浮気調査をしていることが妻にばれた場合、警戒されて証拠が掴みにくい状況にもなりかねません。

この記事では、妻の浮気調査に関して自力・依頼で得られる情報に加え、慰謝料請求や離婚協議をするうえで必要となる証拠について詳しく解説していきます。さらに、各調査の仕方におけるメリット・デメリットも掲載しています。

妻の浮気を突き止めたい」「確実な証拠を手に入れたい」「極力費用を抑えて調査したい」など、ひとつでも該当する方は参考にしてみてください。

なお、この記事で紹介する個人での浮気調査方法は、ケースによって違法行為に当たる可能性もゼロではありません。違法行為の成立要件を把握して、必ずご自身の判断のもとで行うようにしてください。違法性が不確かな場合には、探偵業者に依頼することをおすすめします。

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妻の浮気調査をする前に|不倫の可能性が高まる7つ行動をチェック

妻の浮気調査をする前に、まずは本当に妻が不倫しているのかどうかをチェックする必要があります。以下は、浮気の兆候といわれる7つの行動です。

  1. 妻が携帯電話を肌身離さず持ち歩くようになった
  2. 妻が携帯電話をロックした・暗証番号を変えた
  3. 妻が自分の予定を詳細に伝えるようになった
  4. 妻が夫の予定を頻繁に尋ねるようになった
  5. 妻が夫との性交渉を嫌がるようになった
  6. 妻の外出・出張・遅い帰宅が多くなった
  7. 妻が急に身なりを整えるようになった

該当するものがないかどうか確認するとともに、各行動が浮気だといわれる理由を把握しておきましょう。

 

1.妻が携帯電話を肌身離さず持ち歩くようになった

妻が携帯電話を肌身離さず持ち歩くようになったら、浮気の兆候かもしれません。とくに、今まで携帯電話をあまり気にしていなかったような妻が、常にポケットへ入れて管理し始めたら注意が必要です。

また、トイレやお風呂に持ち込むのは、自分がいない間に携帯電話の中身を見られるのを避けるためでしょう。脱衣所ではわざわざ衣類やタオルの隙間に入れておくといった徹底した様子がうかがえれば、浮気している可能性を疑って妻を観察したほうがよいかもしれません。

 

2.妻が携帯電話をロックした・暗証番号を変えた

今まで簡単に見られていた妻の携帯電話に、突然ロックが掛かったら注意が必要です。また「000000」「123456」など簡易的な暗証番号だったのが変更されている場合も、怪しいと思うのがよいかもしれません。

その他、妻の携帯電話における変化について、注意すべき点は以下のとおりです。

  • LINEアプリにパスワードが設定されてある
  • 指紋認証ではロックを解除できない
  • 画面に通知が1つも表示されない
  • 携帯電話を触られるのを嫌がる
  • 画面を伏せて置いてある
  • 夫の前で電話に出ない

 

これらは全て「第三者のやりとりを見られたくない」という意識の表れが引き起こす行動と考えられます。もし妻の行動に思い当たるふしがあれば、浮気を疑うのがよいかもしれません。

 

3.妻が自分の予定を詳細に伝えるようになった

これまで妻自身の予定は共有されていなかったのに「明日は○○さんと女子会」「来週は○○さんと××へ行く」などと詳細に伝えてくれるようになったら危険かもしれません。

予定を詳細に伝えるのは、相手を納得させようとする意識の表れです。知り合った当初からそのような報告スタイルが通常なら心配無用ですが、そうでなければ怪しいと思うのがよいでしょう。

 

4.妻が夫の予定を頻繁に尋ねるようになった

妻が夫の予定を頻繁に尋ねてくるようになったら注意しましょう。とくに「×月×日~×月×日まで出張だったよね?」などの念押しは、夫不在の安全日を確認しているものと思われます。

もし、妻の浮気の有無を探りたいと思うなら「なぜそんなこと聞くの?」と尋ねて反応をうかがってみてください。「出張はなしになりそう」と伝えてみるのもよいかもしれません。話をそらしたり別日の予定はないかと聞いてきたりすれば、浮気相手とデートを計画している可能性を疑いましょう。

 

5.妻が夫との性交渉を嫌がるようになった

定期的にあった夫婦間の性交渉がパタリとなくなり、妻が行為を嫌がるようになったら浮気している可能性があります。もしかすると、妻は夫以外の異性に好意を寄せているのかもしれません。もう夫には体を触られたくないと考えている可能性もあります。

女性は性交渉に肉体的快感を求めているわけではありません。相手との関係性に愛情や好意がなければ、行為をおこなわない方も少なくありません。もちろん、日々の家事育児仕事に疲れていたり、生理だったりして「今日は嫌だ」というケースもあるでしょう。しかし、そのような理由がなく夫との性行為を毎回拒む場合は、他に相手がいる可能性を考えるのがよいかもしれません。

 

6.妻の外出・出張・遅い帰宅が多くなった

妻が働いている場合、仕事だといって残業が増えたり泊まりがけの出張が続いたりするのも不倫の危険性があります。とくに普段から定時で上がりにくい職場に勤めている場合、残業は格好の口実となります。また、友人と外出しているにもかかわらず、SNSへの投稿が極端に減るのも怪しいかもしれません。

いずれにしても放置していると徐々に回数が増えていくため、「終わったら迎えに行くよ」「飲み会の場所を教えて」など、違和感のない程度に踏み込んだ返答をしてみましょう。

 

7.妻が急に身なりを整えるようになった

自身の服装やメイクにこだわりのなかった妻が、急に身なりを整えるようになれば浮気の兆候かもしれません。たとえば、新しい洋服を買うようになったり、スキンケアに力を入れるようになったりするのは、浮気相手に「綺麗だ」と思われたいからでしょう。また、異性に女性扱いしてもらえる喜びを感じており、さらに美しくなりたいと思っている可能性もあります。

妻が今まで無頓着だった身なりに時間やお金をかけるようになったら、注意して様子をうかがうようにしましょう。

 

どんなに慎重な人でも、浮気による日常生活の変化は必ずあります。やましいことがあると無意識に隠すような行動に出たり変に機嫌がよかったりするなど、その程度はさまざまです。また、夫は意識的に妻を観察しておかなければ、女性の変化を見抜けません。妻の浮気を察知したいなら、普段から意識的に関わりをもつ、観察するなどの対策をしておくのが大切です。

 

妻の浮気調査で証拠と認められるものは?

妻の不倫を確信したら、その事実を証明する資料を集めようと考える方は多いでしょう。不倫の証拠はどんなにたくさん集めていても、いざというときに役に立たなければ意味がありません。とくに将来的に裁判へ発展する可能性があるなら、法的観点で浮気と認められるものを集めておくのがよいといえます。

以下は、浮気の証拠になりうる資料を法的証拠とそうでないものに分類したものです。効力のある証拠を手に入れるためにも、参考にしてみてください。

浮気の証拠に認められるもの浮気の証拠と認められにくいもの
  • 妻と異性の肉体関係がうかがえる写真・動画
  • 妻が異性とラブホテルに出入りする写真・動画
  • 調査会社からの報告書
  • 妻と異性が抱き合う・キスしている写真・動画
  • 妻と異性が食事している写真・動画
  • メールやSNSでやりとりする履歴
  • クレジットカードの利用明細
  • ラブホテルの領収書
  • GPS位置情報の履歴

このように、法的証拠といわれるものは、妻と浮気相手の「肉体関係」がうかがえる資料のみです。もし、妻の浮気を理由に離婚や浮気相手へ慰謝料請求を考えている場合は、性行為の確認ができるものをいかに集められるかがポイントとなります。その付属資料として、抱き合う・キスの写真やメール送信の履歴を準備しておくのがよいでしょう。

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妻の浮気調査はどうやってする?自力と依頼の違いを解説

妻の浮気調査をおこなうなら、自力もしくは専門機関への依頼のどちらかです。ここからはそれぞれの調査方法の違いや収集できる証拠を解説していきます。

 

自力で調査できること

まず、妻の浮気調査を自力でおこなう場合、以下の方法で証拠をつかめます。

  • 妻の生活パターンを把握する
  • 妻の所在をGPSで確認する
  • 妻の携帯電話を調べる
  • 妻の所有物を調べる
  • 妻を尾行する

それぞれチェックしておきましょう。

妻の生活パターン・交友関係を把握する

妻の浮気調査を自力でおこなうなら、まずは妻の生活パターンを把握することから始めるのがおすすめです。夫が自宅にいない昼間は何をして過ごしているのか、どのような人たちと関わりがあるのかなど、妻の身の回りの把握に努めましょう。

 

たとえば、以下3パターンの行動をとれば、妻の生活を把握するヒントが得られます。

パターン①・・・それとなく聞いてみる

もともと妻の交友関係や日中の様子を話したことがない場合、話のなかでそれとなく聞いてみましょう。「普段どんなことをして過ごしているの?」「今日は何か楽しいことあった?」など、何気ない会話のなかで話題に出すのがおすすめです。仲がよさそうな人の名前を把握できれば、その人について調べてみるとなんらかの手がかりをつかめるかもしれません。

また、「○○さんと××へ行った」と知り合いの名前が出てきた場合、その相手にも確認できると妻の話が事実かどうかわかります。ただし、あまりにもしつこく聞きすぎたり、スケジュール確認を頻繁におこなったりすると怪しまれるため注意しましょう。

 

パターン②・・・妻を外出に誘ってみる

妻の予定を確認したいなら、自ら外出に誘ってみるのがおすすめです。たとえば「今度一緒に映画を観に行きたいのだけれど、予定が入っている日はある?」と都合が悪い日を確認することで、妻が浮気相手と会う日を推測できます。

また、妻のスマートフォンや携帯電話、手帳などが放置されていれば、隙を見てチェックするのもひとつの方法です。ただし、妻の携帯電話を開くにはパスコードを求められる可能性もあります。暗証番号を複数回間違えると一時的にロックがかかるケースもあるため、確かめる際は慎重におこなうのがよいでしょう。

 

パターン③・・・可能な範囲で昼間自宅へ帰ってみる

妻の生活パターンを把握するなら、昼間自宅へ帰ってみるのもよいかもしれません。予告なく帰宅し、妻が自宅にいるかどうかをチェックしてみてください。このとき、少しずつ帰宅する時間帯を変えながら、数回試みるのがおすすめです。次第に「この時間帯は家にいないことが多い」というように行動パターンをつかめてくるはずです。

また、妻が出かけている場合、クローゼットで洋服をあれこれ選んだり香水を使ったりした形跡がないかも確認しましょう。その他、どのような靴を履いて行ったのかも外出先を予測するためのヒントになります。

 

妻の浮気調査を自力でおこなう場合、やみくもに行動しても無駄な労力を消耗するだけです。まずは妻自身のことを把握することからスタートし、少しずつ核心に迫っていく方法をとれるよう計画的に行動しましょう。

GPSで妻の所在を確認する

自力で浮気調査するなら、GPSを使った所在確認は必要です。携帯のGPS機能や市販の発信器を利用すると、妻がどこにいるのか確認できます。

ただし、GPSを利用するなら、妻が浮気相手と会うときに必ず使うものへ取り付けておかなければいけません。車移動の可能性があるなら自家用車へ、そうでなければバッグや上着へ忍ばせるなど、発信器が見つからないよう注意するのが大切です。浮気相手と妻がラブホテルにいるというデータが取れれば、不貞行為の証拠のひとつにできる可能性があります。

妻の携帯電話を調べる

妻のスマートフォンや携帯電話には、浮気の証拠が詰まっていると予想できます。妻のいない隙にチェックできる場合、メール・LINEの履歴に浮気相手と思われる人がいないか確認してみましょう。

しかし、妻も万が一を思って相手とのやりとりを削除していたり、相手の登録名を変えていたりする可能性もあります。怪しい履歴や人物を探し出すためにも、携帯電話を定期的にチェックしてみてください。

また、自宅にタブレット端末やパソコンがある場合、妻のLINEを同期させておけば自分の好きなタイミングで中身を見られます。最初に設定操作が必要ですが、一度同期してしまえば自動更新されていくため浮気の証拠をつかみやすいかもしれません。妻にばれる可能性も低いため、うまく同期できそうなら試してみる価値はありそうです。

妻の所有物を調べる

妻の浮気調査では、所有物をチェックするとヒントを得られるかもしれません。何から手をつけてよいかわからない場合、以下を参考にしてみてください。

  • 財布内のレシート
  • クレジットカードの利用明細
  • カーナビの走行履歴
  • ドライブレコーダー
  • 頻繁に使っている鞄の中など

 

妻の財布をチェックする場合、ラブホテルやコンビニのレシートが残っていないか探してみましょう。とくにコンビニだと、購入物のなかに嫁が普段口にしないものやコンドームがないか確認するのも大切です。また、浮気に車を利用するなら、走行履歴は要チェックです。ドライブレコーダーを設置しているなら、走った場所や車内の音声が保存されている可能性もあります。

妻も証拠を残さないよう気を付けているため、有力なものはすぐに見つからないかもしれません。しかし、妻が出かけたと思われる当日中にチェックできれば、証拠になりそうなものがいくつか出てくることもあるでしょう。

妻を尾行する

浮気調査では、尾行によって有力な証拠を得られる可能性があります。自力だとばれないか不安になるかもしれませんが「今日は必ず浮気相手と出かける」と確信があるなら、行動してみるのもよいかもしれません。カメラを準備し、写真・動画で決定的な証拠を押さえられるよう準備しておくのが大切です。

 

浮気調査を自力でおこなう方法は、意外とたくさんあります。有力なものが見つかる確証はありませんが、隙を見てチェックしてみてください。ただし、確認したあとはきちんとチェック前の状態に戻すのを忘れてはいけません。誰かに触られた形跡が少しでも見られれば「夫に見られたのでは?」と警戒心を強めてしまう可能性もあります。証拠隠滅前をねらえると、有力な情報を得られるかもしれません。

 

探偵事務所への依頼で調査できること

自力で調査するのに限界を感じる場合、探偵事務所へ依頼して調べてもらう方法もあります。探偵による浮気調査では、以下が行われます。

  • 妻の関係者周囲への聞き込み
  • 特定場所への張り込み
  • 妻の尾行

 

自力調査との違いを把握するためにも、それぞれの詳細をチェックしておきましょう。

妻の関係者周囲への聞き込み

探偵に浮気調査を依頼すると、妻と関係のある人物に話を聞いて浮気の実態を探ってくれます。妻が行きつけのお店に出向き、店員や近隣住民に話を聞くこともあるでしょう。

このとき「私は探偵です」「○○さんの浮気調査をおこなっています」などとは決して言いません。あたかもそれらしい理由をつけて、自然な流れで聞き込み調査をしてくれると思われます。ただし、探偵にいろいろ聞かれた人が不信に思った場合、妻本人へ連絡してしまうケースもあります。探偵へ依頼する際は聞き込み調査の有無や手法を確認し、ばれるのが不安なら聞き込み以外の方法で調査してもらえるようお願いしましょう。

特定場所への張り込み

探偵へ浮気調査を依頼すると、特定の場所に待機して定点カメラで撮影する「張り込み」をおこなってもらえます。夜間の張り込みには暗い場所でも顔を写せる特殊なカメラを使用したり、対象者に接近して撮影する際は気付かれにくい小型カメラを用いたりするなど、数種類の機材を準備して調査してくれるのが特徴です。

もし自力で張り込みした場合、妻と浮気相手が一緒に過ごす姿を見続けるのは非常につらい時間になるでしょう。感情が高ぶると、決定的な瞬間を逃してしまう恐れもあります。

張り込み調査は、同じ場所で長時間待機する忍耐強さと冷静な行動が求められます。自力でおこなうよりは、調査になれている探偵の方が証拠をつかみやすいといえるでしょう。

妻の尾行

探偵による尾行は1人~2人でおこなわれるケースが多く、対象者を追跡して仕込んでおいたカメラで行動を撮影する手法をとります。車で尾行する際はばれないよう2台~3台ほどの間隔をあけて追跡し、場合によっては電車やタクシーなども利用します。

また、尾行中は依頼主に「現在××で、○○さんと△△をしています」といった報告が逐一入るのも特徴です。張り込みと違って対象者を追い続けるため、決してばれないよう臨機応変に動くスキルが求められます。その点、対象者に顔を知られていない探偵なら、自力で尾行するよりも見つかりにくいメリットがあるでしょう。

 

このように、探偵へ依頼すると調査のプロが備えているノウハウやスキルによって、確実な証拠を得やすくなります。費用はかかりますが、自力でおこなうよりもばれるリスクを軽減できるなど、メリットも多いと考えてよいでしょう。

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弁護士への依頼で調査できること

妻の浮気調査を依頼する際、弁護士にお願いできないかと考える方もいるのではないでしょうか。しかし、弁護士は調査に長けた業者ではないため、浮気調査をメインに依頼するのは不可能です。以下の表で、探偵と弁護士における役割の違いをチェックしておきましょう。

 弁護士 探偵
役割 法律に基づいた対応 法律の範囲内での調査
業務
  • 慰謝料の請求
  • 浮気の証拠に基づいた離婚協議・調停・訴訟
  • 証拠に基づく交渉(親権・財産分与)など
  • 肉体関係の証拠収集
  • 浮気相手の身辺調査
  • 聞き込み・張り込み・尾行など

 

このように、弁護士はトラブルを法的な観点から解決へと導く役割を担っています。弁護士に依頼をすれば、配偶者との離婚や慰謝料請求に関してサポートしてもらえる以外に、裁判で有利になる証拠の検討・判断をしてもらえるでしょう。浮気調査だけなら探偵へ依頼する必要がありますが、夫婦の浮気・離婚問題にまつわる問題をトータルで対応してもらいたい場合は、まず弁護士に相談して指示をあおぐのがスムーズかもしれません。

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パターン別|妻の浮気調査におけるメリット・デメリットを解説

浮気調査を自力・依頼のどちらで進めるべきか迷う場合、各調査方法のメリット・デメリットを知ると自身に適したものを判断しやすくなります。ここからは、前述で挙げた自力・探偵・弁護士の3パターンにおけるメリット・デメリットを解説していきます。

 

1.自分で調査する場合

まずは自力で浮気調査する場合のメリット・デメリットをチェックしていきましょう。

メリット

自力調査のメリットは、自身の都合で調査できる点です。「この日なら仕事を調整できる」「費用はなるべく抑えたい」など、自分のペースで妻の浮気調査を進められます。また、依頼する場合は調査回数が制限されているケースがありますが、自力だとそのような制限もありません。とにかく自分次第で納得のいくまで調査できるため、可能な限り自分の力でやりたい方におすすめです。

デメリット

自力調査のデメリットは、十分な証拠をつかみにくい点です。初めての調査なら特別な機材やノウハウもないため、時間と労力を伴うでしょう。どんなに懸命に証拠を探しても、一向に有力なものが見つからない場合もあります。また、そのような期間を一人で悩む日が続くと、精神的にも負担がかかるかもしれません。

自力で浮気調査をおこなう場合、証拠をつかめない可能性を理解したうえで実施するのがよいでしょう。「ここまで探してダメなら依頼に変更しよう」と、ある程度の目標を定めておくのも大切です。

 

2.探偵に依頼する場合

つぎに、探偵へ浮気調査を依頼する場合のメリット・デメリットも確認しておきましょう。

メリット

探偵に調査を依頼すると、自力でおこなうよりも格段に調査のレベルが上がります。たとえば、依頼によって以下のような項目を把握できます。

  • 妻の普段の様子
  • 浮気相手の素性
  • 浮気の有無(写真・動画・音声)
  • デートする際の行きつけの場所

これらは自力だとなかなか入手しにくいものです。その他、調査期間中の精神的なフォローをおこなってもらえたり、過去の事例に基づくアドバイスをしてもらえたりするなど、内面的な部分まで助けてもらえる可能性が高い点もメリットといえるでしょう。

デメリット

探偵の浮気調査は費用が高額です。多くの場合はプランによって調査回数が限られているため、依頼した日に証拠を得られないと精神的に追い詰められる可能性もあるでしょう。対象者が外出しそうな日でも「また外れたらどうしよう」と思い、調査を見送ってしまう日が出てくるかもしれません。

なお、一般社団法人日本探偵業協会が実施した浮気・素行調査の料金に関するアンケートでは、調査員2名で浮気調査をおこなう場合、1時間あたり1万5,000円~2万円程度の依頼料が発生すると出ています。また、調査にかかった交通費や宿泊費、車両費などは別途必要なようです。浮気調査の多くは複数日をともなうケースが多く、その場合の費用に関しては以下の結果となっています。

調査日数費用相場
3日間40万円~45万円程度
5日間60万円~70万円程度
10日間120万円~140万円程度

※調査員2名、1日6時間の行動調査

※諸経費込み

このように、探偵へ浮気調査を依頼する際は費用が高額になりやすいのがデメリットといえるでしょう。ちなみに、探偵にも調査不可能なものがあり、以下の項目は依頼主から頼まれても調べられません。

  • 対象者のLINEやSNSなどメッセージ履歴の調査
  • クレジットカードの利用履歴や口座残高の調査
  • 浮気相手の自宅や会社への侵入
  • 盗聴器や隠しカメラの設置

 

探偵の業務に関して、違法行為や人々の平穏な生活・権利を侵害する行為は法律で禁止されています。夫婦だからこそ許される行為もあるため、浮気調査の際は必要に応じて適宜依頼するのがよいのかもしれません。

【参考記事】

浮気・素行調査の料金水準についてのアンケート結果|一般社団法人日本探偵業協会

探偵業の業務の適正化に関する法律|e-Gov法令検索

 

3.弁護士へ依頼する場合

最後に、弁護士へ依頼する際のメリット・デメリットも確認しておきましょう。

メリット

弁護士へ浮気問題のサポートを依頼すると、以下のメリットを得られます。

  • 自身が有利になるよう離婚交渉を進めてくれる
  • 慰謝料請求に向けてサポートしてくれる
  • 妻や浮気相手と直接連絡しなくてよい
  • 法廷での代理人になってくれる

このように弁護士の助けがあれば、妻の浮気を適切に対処できるようになります。集めた証拠が法的に認められるのか判断してくれたり、必要な書類作成を不備なく作成できたりする点もメリットといえるでしょう。

デメリット

前述のとおり、浮気調査で弁護士ができるのはあくまで法的なサポートにとどまります。浮気の立証に向けてどのような証拠が有効かアドバイスはもらえますが、ターゲットを尾行して浮気現場を撮影するといった実際に足を使って証拠を集めることは弁護士の役割ではありません。浮気調査を依頼したいと思うなら、探偵を検討するのがよいと思われます。

しかし、弁護士なら提携している探偵事務所を紹介してくれるところも多くあります。また、自力で浮気調査を始めている方なら、すでに集めている証拠で妻の不倫を証明できる可能性もあるでしょう。浮気調査を目的に弁護士へ依頼するのは不可能ですが、妻の浮気問題におけるさまざまなシーンでその都度適切な判断をしてくれる点は、弁護士にしかない特徴といえるでしょう。

 

最後に|妻の浮気調査は弁護士へ依頼したうえで適切に進めよう

妻に浮気の兆候が見られた場合、証拠を掴もうと自力でこっそり調査する方が多くいます。しかし、自力で得られる情報には限界があり、離婚協議や慰謝料請求の際に効果的とされる証拠を集められる方は少数派です。場合によっては、十分な情報を得られていない段階で妻に浮気調査を勘づかれ、ますます情報収集が困難になるケースもあるでしょう。

妻の浮気調査を確実におこないたい方は、まず弁護士へ依頼して適切な判断を仰ぐのが大切です。もし自力で集めた情報が不十分な場合、法的根拠を得られる可能性が高い提携の探偵事務所を紹介してくれるかもしれません。弁護士のおすすめとなれば違法性も問題なく、安心して浮気調査を依頼できると考えてよいでしょう。妻の浮気問題の早期解決を図るためにも、まずは無料相談が可能な弁護士へ問い合わせてみてはいかがでしょうか。

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この記事の調査・編集者
アシロ編集部
本記事は法律相談ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。※法律相談ナビに掲載される記事は、必ずしも弁護士が執筆したものではありません。本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。
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