- 交通事故被害にあった直後に連絡すべき相談窓口
- 交通事故について無料電話相談できる窓口11選
- 1.【おすすめ】ベンナビ交通事故|弁護士にすぐに無料相談できる
- 2.日弁連交通事故相談センター|交通事故の無料相談!示談交渉のサポートをしてくれる
- 3.交通事故紛争処理センター|示談交渉のタイミングで相談が可能
- 4.そんぽADRセンター|損害保険会社とのトラブルについて相談できる
- 5.自賠責保険・共済紛争処理機構|自賠責保険金や共済金の支払いについて聞ける
- 6.法テラス犯罪被害者支援ダイヤル|無料相談から弁護士の紹介までしてくれる
- 7.交通事故相談所|お住まいの地域で無料相談ができる
- 8.精神保健福祉センター|被害者や遺族の心身の健康問題について相談可能
- 9.児童相談所全国共通ダイヤル(189)|子どものこころや身体の不調についてアドバイスをくれる
- 10.医療安全支援センター|けがの治療に関する疑問や不安を相談できる
- 11.ナスバ交通事故被害者ホットライン|被害者の悩みに応じて相談窓口を案内してくれる
- 交通事故の相談を弁護士にする3つのメリット
- 交通事故の弁護士費用の相場
- 交通事故を弁護士に相談する流れ
- 交通事故の相談をスムーズに進めるための3つのポイント
- 交通事故の相談先に関するよくある質問
- まとめ
ある日突然、交通事故被害にあってしまったら、多くの方がパニックに陥ってしまうのではないでしょうか。
警察への通報から、けがの治療、損害賠償請求など、やることはたくさんありますが、ほとんどの方にとって初めての経験であり、冷静に対処するのは容易ではありません。
対応を誤ったために十分な額の損害賠償金を受け取れず、泣き寝入りせざるを得ないこともあるでしょう。
万が一の事故の際に適切な対応を取るためには、専門的な知識を持った方に相談する必要があります。
しかし、交通事故にあった場合、どこに相談したらよいのでしょうか。
本記事では、交通事故にあったときに相談できる窓口の一覧や、それぞれの特徴について解説します。
交通事故被害にあった直後に連絡すべき相談窓口
交通事故被害にあった直後は、落ち着いて行動することが大切です。
まずは、身の安全をしっかりと確保したうえで、自力で電話をかけることが可能な状態であれば、以下の相談窓口に連絡しましょう。
- 警察
- 病院
- 任意保険会社
はじめに、警察に連絡します。
なぜなら、交通事故にあった場合、警察への連絡が法律で義務付けられているからです(道路交通法第72条第1項)。
連絡しなかった場合、5万円以下の罰金または3ヵ月以下の懲役を科される可能性があります。
また、交通事故証明書が発行されないため、その後に受け取れるはずの保険金が受け取れない可能性があるので注意しましょう。
加害者が通報しない場合でも、自ら速やかに連絡することが大切です。
次に、病院に連絡します。外傷を負っていない場合でも、一見してわからない内臓や骨のダメージや、むち打ち症状などが隠れている可能性があります。
症状が出ていなくても、必ず病院で医師の診断を受けてください。
最後に、自分が加入している任意保険会社にも連絡を入れます。任意保険会社では、被保険者に対して、交通事故にあった際の連絡を求めています。
近年では、24時間サポート対応してくれる保険会社も多く、連絡して相談することで、初期対応のアドバイスを受けられるでしょう。
交通事故について無料電話相談できる窓口11選
交通事故発生直後の対応を終えて一旦落ち着いたら、次は損害賠償請求に向けて動く必要があります。
交通事故の状況や目的に応じて連絡すべき窓口は変わってくるため、自身の状況に合わせて適切な相談窓口を選ぶことが大切です。
ここでは、万が一に備えて覚えておきたい、以下の無料相談窓口を紹介します。
- ベンナビ交通事故
- 日弁連交通事故相談センター
- 交通事故紛争処理センター
- そんぽADRセンター
- 自賠責保険・共済紛争処理機構
- 法テラス犯罪被害者支援ダイヤル
- 交通事故相談所
- 精神保健福祉センター
- 児童相談所全国共通ダイヤル
- 医療安全支援センター
- ナスパ交通事故被害者ホットライン
1.【おすすめ】ベンナビ交通事故|弁護士にすぐに無料相談できる
受付時間 | 24時間 |
電話番号 | 各法律事務所によって異なる |
公式サイト | https://jico-pro.com/ |
ベンナビ交通事故は、交通事故に関する相談やトラブル解決をサポートするサービスです。
このサービスを活用すれば、弁護士にすぐに無料相談できるため、弁護士費用が心配な方にも安心して利用いただけます。
一方で、すでに信頼できる弁護士や保険会社と連携している方には、利用の必要がない場合もあります。
ベンナビ交通事故に相談する主なメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | ・示談金を増額できる可能性が高い ・同じ弁護士が最後まで対応してくれる |
デメリット | ・依頼する場合には弁護士費用がかかる |
弁護士に依頼した場合「弁護士基準」が適用されるため、休業損害や慰謝料を上乗せして請求できる可能性があります。
そのため、弁護士費用はかかるものの、回収できる可能性は高いでしょう。
また、依頼した弁護士が一貫して対応してくれるため、事故の対応が長期に及んだとしても安心です。
なお、弁護士費用の目安は、着手金として10万円~20万円程度、成功報酬として経済的利益の11%~22%に22万円(税込)を加えた金額、そのほかに交通費や手続きで発生した実費がかかります。
ただし、自動車保険の弁護士特約を利用すれば、最大300万円までの弁護士費用がカバーされるため、実質的な負担を軽減できます。
ベンナビ交通事故の無料電話相談は、夜間や休日にも対応しています。
相談したいタイミングでいつでも利用できるおすすめの窓口です。
2.日弁連交通事故相談センター|交通事故の無料相談!示談交渉のサポートをしてくれる
受付時間 | 平日:10:00~16:30(土日祝日除く) 月・水:10:00~19:00(第5週を除く) |
電話番号 | 0120-078325 |
公式サイト | https://n-tacc.or.jp/ |
日弁連交通事故相談センターは、日本弁護士連合会(日弁連)が運営する公益財団法人です。
所属する弁護士が原則無料で、慰謝料や損害賠償金の査定などの相談に応じてくれます。
そのため、交通事故にあって「とりあえず誰かに相談したい方」「簡単な質問をしたい」という方に適しています。
ただし、事前に予約が必要であることや、平日のみの受付であるため、迅速な対応が求められる場合には、適していません。
日弁交通事故相談センターに相談する主なメリットとデメリットは、以下のとおりです。
メリット | ・相談から示談のサポート、解決まで費用がかからない ・全国各地に相談所があり利用しやすい ・解決実績が豊富である |
デメリット | ・相談できる時間や回数に制限がある ・利用者の利益にならない場合がある |
最大のメリットは、相談から解決まで費用がかからない点です。
一方で、電話相談は1回10分程度、面会相談は30分×5回までと、時間や回数に制限があります。
また、中立の立場での対応となるため、利用者の利益に直結するわけではありません。
なお、無料電話相談の受付時間は、平日10:00~19:00となっています。
交通事故にあった際の初期の相談や簡単な質問をするための無料相談窓口として利用するのがおすすめです。
【関連記事】日弁連交通事故相談センターとは?相談できること・相談の流れを解説
3.交通事故紛争処理センター|示談交渉のタイミングで相談が可能
受付時間 | 平日:9:00~17:00(土日祝日除く) |
電話番号 | 東京本部:03-3346-1756 札幌支部:011-281-3241 仙台支部:022-263-7231 名古屋支部:052-581-9491 大阪支部:06-6227-0277 広島支部:082-249-5421 高松支部:087-822-5005 福岡支部:092-721-0881 さいたま相談室:048-650-5271 金沢相談室:076-234-6650 静岡相談室:054-255-5528 |
公式サイト | https://www.jcstad.or.jp/ |
交通事故紛争処理センターは、迅速かつ公正に交通事故被害者の救済を図るための機関です。
加害者との示談に関する法律相談や和解のあっせん、それに係る審査手続きを無料でおこなってくれます。
そのため、加害者側から提示された損害賠償額に納得がいかない方に適しています。
一方で、和解のあっせんを主とする性質上、事故直後の対応に関する相談には適していません。
交通事故紛争処理センターに相談する主なメリットとデメリットは、以下のとおりです。
メリット | ・和解のあっせんを無料で受けられる ・全国に相談窓口がある |
デメリット | ・相談できるタイミングが限られる ・利用できるケースが自動車事故に限られる |
なお、交通事故紛争処理センターに相談できるタイミングは、交通事故による損害が全て確定してからです。
交通事故の治療が終了したり、後遺障害等級の認定が完了したりして、加害者と示談交渉を進める段階で相談しましょう。
4.そんぽADRセンター|損害保険会社とのトラブルについて相談できる
受付時間 | 平日:9:15~17:00(土日祝日・年末年始除く) |
電話番号 | 0570-022808 そんぽADRセンター東京:03-4332-5241 そんぽADRセンター近畿:06-7634-2321 |
公式サイト | https://www.sonpo.or.jp/about/efforts/adr/ |
そんぽADRセンターは、損害保険全般に関する苦情や紛争の解決を支援する窓口です。
交通事故や損害保険に関する相談に対応しており、特に保険会社との間でトラブルが解決できないため、相談したいという方に適しています。
そのため、損害保険に関係ないトラブルについて相談したい方には、向いていない可能性があります。
そんぽADRセンターに相談する主なメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | ・保険会社との紛争解決に向けて支援してくれる ・来訪相談や出張相談にも対応してくれる |
デメリット | ・担当弁護士の選択や変更ができない ・自分の利益を優先して動いてくれるとは限らない |
そんぽADRセンターは、電話での無料相談に加えて、来訪相談や出張相談にも対応しているため、込み入った話でも直接相談しやすい環境が整っています。
ただし、担当弁護士の選択や変更ができないことや、あくまで中立的な立場でのアドバイスとなるため、利用者の利益を全面的に代弁してくれるわけではないことに注意しましょう。
なお、無料相談の受付時間は、祝日・休日を除く平日9:15~17:00の間になります。
交通事故にあったあと、任意保険会社との間でトラブルを抱えている場合は、無料電話相談を活用してみるとよいでしょう。
5.自賠責保険・共済紛争処理機構|自賠責保険金や共済金の支払いについて聞ける
受付時間 | 平日:9:00~12:00、13:00~17:00(土日祝日・年末年始除く) |
電話番号 | 0120-159-700 |
公式サイト | https://www.jibai-adr.or.jp/ |
自賠責保険・共済紛争処理機構は、被害者保護の充実を主たる目的として設立された機関です。
主に、交通事故の被害者と自賠責保険会社(共済)との間で起きた、保険金や共済金の支払いに関する紛争を調停し、迅速な解決を図ります。
また、後遺障害の等級認定に関する紛争処理の申請も可能です。
そのため、自賠責保険金(共済金)に関するトラブルの解決を図りたい方に適した相談窓口です。
一方で、任意保険会社との間で生じたトラブル解決を求める方には、向いていません。
自賠責保険・共済紛争処理機構に相談したときの主なメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | ・自賠責保険(共済)との間で起きたトラブルを解決してくれる ・裁判に比べて迅速な解決が図れる |
デメリット | ・任意保険会社とのトラブル解決は依頼できない ・被害者が有利になるように動くわけではない |
この機関に相談することで、裁判を経るよりも早く、自賠責保険(共済)に関するトラブルを解決できます。
ただし、任意保険会社との紛争解決は対象外であり、中立的な立場で調停をおこなうため、被害者の利益を全面的に優先するわけではない点に注意しましょう。
なお、相談受付時間は、土日祝日を除く、平日9:00~12:00、13:00~17:00の間となります。
無料相談することで、自賠責保険に関するトラブルを迅速に解決できる可能性が高まるでしょう。
6.法テラス犯罪被害者支援ダイヤル|無料相談から弁護士の紹介までしてくれる
受付時間 | 平日:9:00~21:00 土曜日:9:00~17:00 |
電話番号 | 0120-079714(IP電話:03-6745-5601) |
公式サイト | https://www.houterasu.or.jp/lp/higaishashien1/ |
法テラス犯罪被害者支援ダイヤルは、犯罪被害者のための総合案内所です。
被害者の状況に応じて、適切な相談窓口や弁護士を無料で紹介してくれます。
そのため、交通事故にあって、どの相談窓口を利用すればよいのかわからない方に適した窓口です。
一方で、すでに相談すべき窓口がわかっている方や自力で相談窓口を見つけられる方には、向いていない可能性があります。
法テラス犯罪被害者支援ダイヤルに相談するメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | ・経験豊富な職員が無料で相談に乗ってくれる ・解決に役立つ情報を教えてくれる ・必要に応じて専門の相談窓口や弁護士を紹介してくれる |
デメリット | ・法テラスの利用には収入や資産などの要件を満たす必要がある |
法テラス犯罪被害者支援ダイヤルでは、無料で法律相談を受けられるだけでなく、被害者の状況に応じて、最適な解決策や専門家を紹介してくれます。
ただし、法テラス自体の利用に関しては、収入や資産に関する制限があるため、事前に自身が条件を満たしているのか確認しておくと良いでしょう。
また、事前にご自身が条件をクリアしているか、法テラスの公式ホームページで確認しておくとよいでしょう。
なお、法テラス犯罪被害者支援ダイヤルの相談受付時間は、平日9:00~21:00、土曜日9:00~17:00となっています。
交通事故の被害にあって、どの窓口に相談すべきかわからない場合は、こちらの窓口に相談してみるとよいでしょう。
7.交通事故相談所|お住まいの地域で無料相談ができる
交通事故相談所は、各都道府県や市区町村が設置している無料相談窓口です。
交通事故に関する損害賠償請求や示談、過失割合、保険などの問題について、専門の相談員が対応し、アドバイスを提供してくれます。
そのため、交通事故に関する初期対応や一般的なアドバイスをもらいたい方に向いています。
一方で、弁護士による具体的な法的対応や代理交渉を求める方には適していません。
交通事故相談所に相談する主なメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | ・無料でアドバイスが受けられる ・各自治体に設置されておりアクセスしやすい |
デメリット | ・具体的な法的対応が期待できない ・対応範囲が各自治体によって異なる |
なお、相談できるタイミングは、事故の発生直後から示談交渉の段階、後遺障害や損害賠償請求の問題が発生したときなどです。
ただし、相談受付時間は、各相談所によって異なるため、事前に確認することをおすすめします。
8.精神保健福祉センター|被害者や遺族の心身の健康問題について相談可能
精神保健福祉センターは、交通事故による心身の不調で悩む被害者本人やその遺族が相談できる窓口です。
心のケアや身体の健康問題について、無料で相談を受け付けています。
そのため、特に交通事故の影響で、こころや身体に不調を感じている方に適した相談窓口といえます。
一方で、診断や治療を希望する場合には、適していません。
精神保健福祉センターに相談する主なメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | ・専門的な相談が無料で受けられる ・医療機関や福祉サービスの紹介をしてくれる |
デメリット | ・緊急対応に向いていない ・診療や治療をおこなう場所ではない |
精神保健福祉センターは、交通事故にあった直後の早い段階から相談可能です。
また、事故から時間が経過したあとでも、不調を感じた時点で相談することができます。
相談の受付時間は地域の相談センターによって異なりますが、基本的には、平日9:00~17:00となっています。
交通事故にあってから、こころや身体に不調を感じているが、どう対処してよいかわからない方に、おすすめの相談窓口です。
9.児童相談所全国共通ダイヤル(189)|子どものこころや身体の不調についてアドバイスをくれる
児童相談所全国共通ダイヤル(189)は、児童の虐待や福祉にかかわる問題を相談する窓口ですが、交通事故に関する相談にも対応しています。
特に、子どもやその家族が交通事故にあったことで、子どもがこころや身体に不調をきたした場合や、養育上の問題が生じた場合に適した相談窓口となります。
一方で、交通事故の被害者が成人している場合や、保護者自身の問題に限定される場合には適していません。
児童相談所全国共通ダイヤルに相談する主なメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | ・24時間365日対応可能である ・地域の児童相談所と直接つながれる ・子どものサポートに特化している |
デメリット | ・交通事故に特化した窓口ではない ・法的サポートには関与しない ・子どもが関わらない事案には対応しない |
利用できるタイミングは、事故直後やあとから影響が現れた場合、また保護者が事故の影響で子どもの養育が困難になった場合でも、相談できます。
相談受付時間は24時間365日であるため、緊急時でもいつでも無料で相談できます。
交通事故後の子どもの不調や養育について不安がある方におすすめです。
10.医療安全支援センター|けがの治療に関する疑問や不安を相談できる
医療安全支援センターは、各都道府県に設置されている、患者やその家族が医療に関する問題について相談できる窓口です。
交通事故後のけがの治療や、医療機関とのトラブルについて相談することができます。
たとえば、事故後の治療が適切であるか確認したい場合や、後遺障害の診断に疑問がある場合、医療機関での診断や治療方針などに納得できない方に適しています。
一方、交通事故の医療以外の問題を解決したい方には適していないでしょう。
医療安全支援センターに相談する主なメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | ・無料で医療に関する専門的なアドバイスを受けられる ・地域に密着した対応をしてくれる |
デメリット | ・医療内容の是非を判断する権限はない ・診療や治療そのものはおこなわれない ・法的な支援は受けられない |
利用できるタイミングは、交通事故直後の治療内容や方針に疑問を感じた場合や、治療中または治療後の後遺障害の診断や治療結果についてトラブルが発生した場合などです。
なお、相談受付時間は、お住まいの地域によって異なります。
そのため、詳しい時間や対応内容については、お近くの医療安全支援センターに問い合わせてみましょう。
11.ナスバ交通事故被害者ホットライン|被害者の悩みに応じて相談窓口を案内してくれる
受付時間 | 平日:10:00~12:00、13:00~16:00(土日祝日除く) |
電話番号 | 0570-000738(IP電話: 03-6853-8002) |
公式サイト | https://www.nasva.go.jp/sasaeru/hotline.html |
ナスバ交通事故被害者ホットラインは、交通事故の被害者の悩みについて、適切な相談窓口を案内してくれる総合的な相談窓口です。
特には、交通事故に関連する公的な支援制度や給付金について知りたい方に向いています。
一方で、損害賠償請求や示談交渉などの法的な対応が必要な方には適していません。
ナスバ交通事故被害者ホットラインに相談する主なメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | ・無料で利用できる ・的確な相談先を案内してくれる ・支援制度に関する包括的な情報を提供してくれる |
デメリット | ・あくまでも相談窓口の案内にとどまる ・法的な対応はできない |
相談できるタイミングは、事故直後の治療や生活支援について相談したいときや、手続きや書類の準備が必要なときなどです。
また、相談受付時間は、土日祝日を除く10:00~12:00、13:00~16:00となっています。
とりわけ、交通事故後の状況に応じた適切な相談先や支援窓口を案内してもらいたい場合に、役立つ窓口です。
交通事故の相談を弁護士にする3つのメリット
いざという時に頼りになる相談窓口はいろいろありますが、総合的に考えると、やはり弁護士に相談するのがもっともおすすめです。
弁護士は先に挙げたように、法律の専門家であることや相談の融通が利きやすいことに加え、以下のようなメリットがあるからです。
1.慰謝料の増額が期待できる
交通事故の慰謝料の相場算出には「自賠責基準」「任意保険基準」「弁護士基準(裁判基準)」という3つの基準があり、このうち弁護士基準がもっとも高額です。
弁護士に依頼したうえで加害者や保険会社と交渉を進めれば、慰謝料の金額は弁護士基準に基づいたものになる可能性が高くなります。
そのため、弁護士なしで請求するよりも慰謝料の増額が期待できます。
2.適正な過失割合を判断してもらえる
交通事故では、過失割合について揉めることがよくあります。
加害者側の保険会社が提示してきた過失割合をそのまま受け入れた結果、実態以上に自分の過失が大きいことにされ、損をしてしまうということも珍しくありません。
このような事態を防ぐためにも、弁護士に相談して第三者の意見を取得し、適正な過失割合を判断してもらうのがおすすめです。
3.示談交渉や後遺障害認定申請などの手続きを一任できる
保険会社や加害者との示談交渉、訴訟活動など、交通事故の処理手続きは多岐にわたります。
また、後遺症が残った場合は、後遺障害等級の認定申請もしなければなりません。
事故による負傷やショックが癒えない、あるいは仕事を続けなければならない中で、これら諸々の手続きを進めるのは極めて困難です。
そのような状況でも、弁護士に相談すれば、手続きの大部分を迅速かつ正確に進められます。
たとえ自分が怪我で動けなかったとしても、スムーズに示談交渉や後遺障害等級の認定申請ができるのです。
書類の作成ミスや法律の解釈ミスなども防げますので、事故にあったらできる限り弁護士に相談するのが望ましいでしょう。
交通事故の弁護士費用の相場
交通事故問題を弁護士に依頼した場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
多くの法律事務所が参考にしている「(旧)日本弁護士連合会報酬等基準」によれば、交通事故の弁護士費用の相場は、以下のとおりです。
弁護士費用の項目 弁護士費用の相場(着手金あり) 相談料 5,000円~1万円/30分 着手金 300万円以下/経済的利益の8%
300万円~3,000万円以下/経済的利益の5%+9万円
3,000万円~3億円以下/3%+69万円
3億円を超える/2%+369万円報酬金
(成功報酬)300万円以下/経済的利益の16%
300万円~3,000万円以下/経済的利益の10%+18万円
3,000万円~3億円以下/6%+138万円
3億円を超える/4%+738万円実費 交通費・収入印紙代・通信費などにより異なる 日当 3万円~5万円/半日、5万円~10万円/1日
※移動距離・移動時間・日数などにより異なる引用元:(旧)日本弁護士連合会報酬等基準
ただし上記は、あくまでも目安です。
実際の弁護士費用は法律事務所によって異なるため、注意しましょう。
なお、弁護士に依頼すると慰謝料などを増額できる可能性が高まります。
これは、慰謝料の算定基準のうち、最も高額な「弁護士基準」が採用されるためです。
その結果、慰謝料の増額分で弁護士費用を回収できるケースも少なくありません。
交通事故を弁護士に相談する流れ
交通事故を弁護士に相談する流れは、以下のとおりです。
- 相談する法律事務所を選定する
- 必要な情報や資料を準備する
- 法律事務所に問い合わせて予約する
- 弁護士に初回相談する
- 依頼契約を締結する
はじめに、相談する法律事務所を選びます。
交通事故に強い法律事務所の中から、無料相談を実施している事務所を選ぶのがおすすめです。
次に、相談時に必要な資料を準備します。
交通事故証明書のほか、事故の詳細などがわかる情報を整理して用意しましょう。
資料が揃ったら、法律事務所に問い合わせて相談の予約を取ります。
あとは、予約した日に初回相談をおこない、事故の経緯や保険会社との交渉状況などについて詳しく話します。
相談後、正式に依頼する場合は、そのまま契約を締結します。
交通事故の相談をスムーズに進めるための3つのポイント
どの窓口に相談するにしても、相談できる時間には限りがありますので、限られた時間でいかに効率よく相談を進めるかが、円満解決のカギとなります。
円滑に諸手続きを進めるためにも、以下の準備をしておきましょう。
1.相談内容をまとめておく
事故の発生日時や状況、時系列、怪我の状態などの概要をまとめるとともに、質問したいことや自分の最終的な希望などをあらかじめ用意しておきましょう。
こうすれば、限られた時間のなかでもスムーズに相談できます。
「それくらいは準備なしでも説明できる」と思うかもしれませんが、窓口のなかには1回の相談時間が10分程度と短いものもあり、事故の概要を説明するだけで時間を使い切ってしまうケースも珍しくありません。
また、事故発生から時が経つにつれ、記憶が曖昧になってしまうこともあるでしょう。
混乱を防ぐためにも、備忘録を兼ねてしっかり要点をまとめておき、効率よく説明できるようにしておくのがおすすめです。
2.必要な書類を用意しておく
後遺障害等級に関する書類や、加害者側の保険会社から受け取った書類などは大切に保管しておき、いつでも提示できるようにしておいてください。
特に加害者側から書面で示談/金の提示があった場合には、必ず用意して相談に臨みましょう。
また、治療費や通院にかかった交通費などは加害者に請求できるので、領収書などの金額のわかるものはしっかりと保管しておくのが基本です。
3.弁護士費用特約に加入しているか確認する
弁護士費用特約とは、自動車の交通事故で被害者になった場合、損害賠償請求を弁護士に委任する際の費用を補償してもらえる特約です。
これに加入していると、弁護士への相談・委任の費用の一部を保険会社に負担してもらえる可能性があります。
補償金額の相場は、弁護士への報酬や訴訟費用が、事故1件1被害者につき300万円程度、相談費用が10万円程度です。
経済的な負担を大幅に抑えられるので、事故に遭った際は必ず加入状況をチェックしておきましょう。
なお、制度を利用する際は、事前に保険会社の承認を得る必要がありますので注意してください。
交通事故の相談先に関するよくある質問
最後に、交通事故の相談先についてよくある質問を見ていきましょう。
交通事故にあったら誰に相談したらいいですか?
交通事故にあったら、はじめに警察に連絡します。その後は、状況に応じて保険会社や弁護士などに相談しましょう。
たとえば、法律的なアドバイスや示談交渉が必要な場合は、ベンナビ交通事故や日弁連交通事故相談センター、法テラスなどの相談窓口を利用します。
一方、保険金の支払いトラブルや損害保険に関する問題であれば、交通事故紛争処理センターやそんぽADRセンターなどの相談窓口が適しています。
相談内容に応じて、適切な窓口に相談することが重要です。
交通事故について聞きたい場合どうしたらいいですか?
交通事故について聞きたい場合、内容に応じて適切な窓口に相談しましょう。
たとえば、交通事故の保険金請求や示談交渉については、加入している保険会社や日弁交通事故相談センター、交通事故紛争処理センターなどに相談できます。
法律的な問題や賠償金の交渉が必要な場合には、法テラスや交通事故に強い弁護士に相談すると安心です。
また、治療や心身の不調などについては、医療機関や医療安全支援センターなどがおすすめです。
状況に応じて、適切な窓口で聞くようにしましょう。
交通事故の連絡はあとからでもいいですか?
交通事故の連絡はあとからではなく、すぐにおこなうべきです。
なぜなら、あとからでは法律的な問題や損害賠償金を請求する際に、不利になる可能性が高いからです。
万が一遅れてしまった場合にも、早急に連絡をおこない、事情を説明しましょう。
交通事故の無料電話相談を24時間受け付けている窓口はありますか?
ベンナビ交通事故では、交通事故に関する無料電話相談を24時間受け付けています。
また、掲載されているのは、交通事故のトラブルに強い弁護士のみであるため、初めて弁護士に相談する方でも安心して利用できるでしょう。
交通事故の加害者が相談できる窓口はありますか?
交通事故の加害者が相談できる窓口には、以下のようなものがあります。
- 保険会社
- 日弁連交通事故相談センター
- 交通事故相談所
- 法律事務所
保険会社では、示談交渉や保険請求のサポートを受けられ、日弁連交通事故相談センターでは、示談のあっせんや無料相談が可能です。
一方、地域の交通事故相談所では、賠償や保険手続きについて一般的なアドバイスを提供しています。
また、より専門的かつ個別具体的な相談であれば、法律事務所に相談することで対応してもらえます。
状況に応じて、適切な相談窓口を選ぶとよいでしょう。
まとめ
自分がいつ交通事故にあうのかは、誰にもわかりません。
万が一事故にあってしまったときには、落ち着いて速やかに処理を進めるためにも、日頃から相談窓口をチェックしておくのがおすすめです。
さらに、事故発生時のシミュレーションもおこなっておけば、冷静に対応しやすくなるでしょう。
状況に合ったもっとも適切な窓口に相談し、最大限の損害賠償金を勝ち取ってください。

