弁護士相談
川口市で交通事故に遭ったら!弁護士やその他相談先について解説
2024.11.29
交通事故に遭った場合、適切な慰謝料を受け取ったりトラブルを避けたりするためにも、弁護士に示談交渉を依頼するのが一般的です。
しかし「弁護士特約に入っておらず、弁護士費用の負担が大きい」「弁護士が必要な状況かどうかまず判断したい」など、ただちに弁護士に相談しにくい事情のある方も多いでしょう。
岐阜には、弁護士事務所以外にも交通事故に関する相談を受け付けてくれる施設がいくつかありますので、ご自身の状況に合わせて適切なものを利用すれば、費用や手間を抑えることができます。
本記事では、法テラスをはじめとした岐阜の交通事故に関する相談窓口を一覧で紹介し、また各窓口の特徴についてもわかりやすく解説します。
岐阜には、行政機関が設置したものや弁護士会によるものなど、交通事故に関する相談を受け付けている以下のような窓口が存在します。
ご自身の置かれた状況や経済的な事情にあわせて、適切な施設を選択してください。
法テラス(日本司法支援センター)は、国によって設立された法的トラブル解決のための総合案内所です。
法的問題の解決に役立つ情報を無料で受け取れるほか、収入や財産に関する一定の条件を満たせば、無料の法律相談や、弁護士・司法書士費用の建て替えなどの制度を利用可能です。
相談者の世帯人数 | 大都市以外の月収要件 | 大都市の月収要件 | 資産要件 |
単身者 | 18万2,000円以下 | 20万200円以下 | 180万円以下 |
2人 | 25万1,000円以下 | 27万6,100円以下 | 250万円以下 |
3人 | 27万2,000円以下 | 29万9,200円以下 | 270万円以下 |
4人以上 | 29万9,000円以下 | 32万8,900円以下 | 300万円以下 |
※家賃や住宅ローンを負担している場合、一定額を限度に月収要件を加算可能です。詳細は法テラスの公式サイトなどで確認ください。
岐阜県には以下のとおり4つの事務所があります。
住所 | 岐阜市美江寺町1-27 第一住宅ビル2F |
相談時間 | 月~金:9:00~17:00 |
電話番号 | 0570-078345 |
アクセス | JR「岐阜」駅から北へ徒歩25分 岐阜バスを利用する場合:「市民会館・裁判所前」停留所より東へ徒歩4分、「今沢町」停留所より北西へ徒歩6分 |
URL | https://www.houterasu.or.jp/site/chihoujimusho-gifu/access.html |
住所 | 岐阜市美江寺町1-27 第一住宅ビル5F |
相談時間 | 月~金:9:00~17:00 |
電話番号 | 050-3383-5472 |
アクセス | JR「岐阜」駅から北へ徒歩25分 岐阜バスを利用する場合: 「市民会館・裁判所前」停留所より東へ徒歩4分 「今沢町」停留所より北西へ徒歩6分 |
URL | https://www.houterasu.or.jp/site/chihoujimusho-gifu/gifulawaccess.html |
住所 | 岐阜県可児市広見5-152 サン・ノーブルビレッジ・ヒロミ101 |
相談時間 | 月~金:9:00~17:00 |
電話番号 | 050-3383-0005 |
アクセス | JR「可児駅」または名鉄「新可児駅」から東へ徒歩10分 東濃鉄道バスを利用する場合、「可児駅前」バス停から乗車、 「可児市役所前」または「広見町」で下車。徒歩約5分 コミュニティバス(さつきバス)を利用する場合、「可児駅前」バス停から 東部線または広見東・中恵土線に乗車、「山岸」で下車。徒歩約2分 |
URL | https://www.houterasu.or.jp/site/chihoujimusho-gifu/kanilawaccess.html |
住所 | 中津川市えびす町7-30 イシックス駅前ビル1階 |
相談時間 | 月~金:9:00~17:00 |
電話番号 | 050-3383-0068 |
アクセス | 徒歩:JR中津川駅より約10分 東宮町交差点角 バス:「淀川」(ルビットタウン中津川店前)下車 徒歩5分 |
URL | https://www.houterasu.or.jp/site/chihoujimusho-gifu/nakatsugawalawaccess.html |
岐阜県の弁護士会では、各地に法律センターや巡回相談所を設置しており、交通事故をはじめとした法律問題全般に関する相談を受け付けています。
岐阜県の法律センターや巡回相談所は以下の通りです。相談事の料金や細かなシステムについては、公式サイトを参照してください。
住所 | 岐阜市端詰町22番地 |
電話番号 | 058-265-0020 |
URL | https://www.gifuben.org/office/?tab=tab01 |
住所 | 岐阜市橋本町1-10-23 |
電話番号 | 058-265-0020 |
URL | https://www.gifuben.org/office/?tab=tab01 |
住所 | 大垣市船町2-26-1 |
電話番号 | 058-265-0020 |
URL | https://www.gifuben.org/office/?tab=tab01 |
住所 | 高山市森下町1-208 |
電話番号 | 058-265-0020 |
URL | https://www.gifuben.org/office/?tab=tab01 |
住所 | 郡上市八幡町島谷207-1 |
電話番号 | 058-265-0020 |
URL | https://www.gifuben.org/office/?tab=tab01 |
住所 | 美濃加茂市太田町3425-1 |
電話番号 | 058-265-0020 |
URL | https://www.gifuben.org/office/?tab=tab01 |
住所 | 多治見市新町1-23 |
電話番号 | 058-265-0020 |
URL | https://www.gifuben.org/office/?tab=tab01 |
住所 | 中津川市新町2-34 ひと・まちテラス |
電話番号 | 058-265-0020 |
URL | https://www.gifuben.org/office/?tab=tab01 |
岐阜県警察の本部には、交通事故被害者のための相談窓口が設置されており、完全無料・秘密厳守で相談を受け付けています。
また、岐阜県内の各警察署でも交通事故に関する相談窓口を設置している場合があるため、詳細は岐阜県警察の公式サイトで確認してください。
岐阜県警察:https://www.pref.gifu.lg.jp/site/police/
住所 | 岐阜市薮田南2-1-1 |
相談時間 | 記載なし |
電話番号 | 058-271-2424 |
アクセス | 記載なし |
URL | https://www.pref.gifu.lg.jp/site/police/ |
交通事故の際に必要となる手続きのうち、以下のものについては行政書士の業務となります。
交通事故に関して相談したい内容が上記のものに限られる場合、岐阜県行政書士会の無料相談会を利用することでコストを抑えられる可能性があります。
住所 | 岐阜市金園町一丁目16番地 |
相談時間 | 実施日によって異なる |
電話番号 | 058-263-6580 |
アクセス | 記載なし |
URL | https://www.gifu-gyosei.jp/muryousoudan/ |
岐阜県地方検察庁では被害者支援制度を設けており、交通事故をはじめとした各種事件・事故の被害に遭われた方、およびその家族を対象とした支援をおこなっています。
支援の内容はおもに事件発生時や事件後の不安を和らげるためのもので、具体的な内容としては以下が挙げられます。
こうした支援が必要な場合は、以下に紹介する検察庁や支部・分室に相談してみてください。
住所 | 岐阜市美江寺町2丁目8番地 |
相談時間 | 記載なし |
電話番号 | 058-262-5111 |
アクセス | JR東海道本線・高山本線「岐阜駅」又は名鉄名古屋本線・各務原線「名鉄岐阜駅」から徒歩約30分 岐阜バス「市民会館裁判所前」バス停前 |
URL | https://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/gifu/hp/09_koutsu/access.html |
住所 | 岐阜県大垣市丸の内1丁目19番地 |
相談時間 | 記載なし |
電話番号 | 0584-78-3937 |
アクセス | JR東海道本線・養老鉄道・樽見鉄道「大垣駅」から徒歩約8分 |
URL | https://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/gifu/hp/09_koutsu/access.html |
住所 | 岐阜県多治見市小田町1丁目16番地 |
相談時間 | 記載なし |
電話番号 | 0572-22-2221 |
アクセス | JR中央本線・太多線「多治見駅」から徒歩約12分 東濃鉄道バス「弁天町」バス停から徒歩約1分 |
URL | https://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/gifu/hp/09_koutsu/access.html |
住所 | 岐阜県可児郡御嵩町御嵩1190番地1 |
相談時間 | 記載なし |
電話番号 | 0574-67-0249 |
アクセス | 名鉄広見線「御嵩駅」から徒歩約5分 |
URL | https://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/gifu/hp/09_koutsu/access.html |
住所 | 岐阜県高山市昭和町2丁目220番地 |
相談時間 | 記載なし |
電話番号 | 0577-32-0914 |
アクセス | JR高山本線「高山駅」から徒歩約3分 |
URL | https://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/gifu/hp/09_koutsu/access.html |
岐阜県地方検察庁では、交通事故をはじめとした各種事件・事故の被害に遭われた方が相談や問い合わせを気軽におこなうための「被害者ホットライン」を設置しています。
専門の支援員によるアドバイスや必要に応じた情報の提供、問い合わせ先の紹介などを実施しているため、弁護士に相談すべきか迷っている方や、誰に相談すべきかわからない悩みのある方はぜひ利用してみてください。
住所 | 岐阜市美江寺町2丁目8番地 |
相談時間 | 月~金:8:30~17:15 |
電話番号 | 058-262-5138 |
アクセス | 記載なし |
URL | https://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/gifu/hp/04_higaisya/03_madoguchi/02_tacho/tacho_madoguchi.html |
岐阜県の交通安全協会には、交通事故被害の相談を受けるために専門の相談員が在籍しており、電話やメール、面談での相談を受け付けています。
住所 | 岐阜市薮田南5丁目14番12号 |
相談時間 | 記載なし |
電話番号 | 058-271-5278 |
アクセス | 記載なし |
URL | https://www.gifu-ankyo.or.jp/ |
公益財団法人交通事故紛争処理センターは、自動車事故の示談をめぐる紛争を解決するための施設で、交通事故の被害者が利用できます。
担当の弁護士が法律相談や和解のあっせんなどをおこなってくれるうえ、費用は一切かかりません。
岐阜では、以下の支部を利用できます。
住所 | 名古屋市中村区名駅南2-14-19 住友生命名古屋ビル24階 |
相談時間 | 記載なし |
電話番号 | 052-581-9491 |
アクセス | 近鉄名古屋駅 |
URL | https://www.jcstad.or.jp/map/map04/ |
公益財団法人日弁連交通事故相談センターは交通事故の被害者・加害者いずれも利用できる機関です。
公正・中立の立場から、交通事故における民法上の相談を受け付けており、電話相談や面談での相談を無料で受けられます。
国の認定を受けた機関であり、一部の市区町村役場にも窓口が設置されているため、多くの方にとって利用しやすいでしょう。
岐阜内では以下の相談所を利用できます。
住所 | 岐阜市端詰町22 岐阜県弁護士会館内 |
電話番号 | 058-265-0020 |
URL | https://n-tacc.or.jp/list/gifu/gifu |
令和5年中における交通死亡事故の発生状況及び道路交通法違反取締り状況等についてによると、令和5年度の岐阜県における交通事故は3,077件でした。
これは47都道府県中22位の数値で、全国平均の6,552件を大きく下回っています。
また、負傷者数は3,806件で全国22位、死者数は50件で全国18位でした。
岐阜県 | 全国平均 | 岐阜県の順位 | |
交通事故件数 | 3,077件 | 6,552件 | 22位 |
交通事故件数(人口10万人あたり) | 158.1件 | 225.8件 | 39位 |
交通事故での負傷者数 | 3,806件 | 7,778.6件 | 22位 |
交通事故での死亡者数 | 50件 | 57.0件 | 18位 |
岐阜県は全国的に見ても事故の発生件数は多くありませんが、その分交通事故への対応に慣れていない事務所に遭遇する可能性もあるため、事故発生時には適切な弁護士を選ぶことがとくに重要になります。
一般社団法人日本損害保険協会の「全国交通事故多発交差点マップ〜あなたの地域の事故多発交差点はここだ!!〜」によると、令和5年に岐阜県内でとくに事故の多かった交差点は以下の通りです。
交差点 | 事故件数 | |
1位 | 三井町交差点 | 5件 |
2位 | 羽島郡岐南町徳田1丁目71番地付近交差点 | 5件 |
3位 | 関市東新町7丁目2番地2付近交差点 | 4件 |
4位 | 岐阜市南鶉5丁目68番地付近交差点 | 4件 |
5位 | 鏡島西2西交差点 | 4件 |
これらの交差点をよく利用する方は、事故に遭う前に近隣で交通事故に強い弁護士を探しておくといいでしょう。
もしも今、なるべく早く弁護士への相談が必要な状況なら、弁護士のポータルサイト「ベンナビ交通事故」の利用がおすすめです。
「ベンナビ交通事故」のサイト内検索なら、お住まいの地域で交通事故問題に強い弁護士を探すことが可能なうえ、「無料相談を利用したい」「平日は仕事で忙しいため土日に相談したい」などの希望を満たす弁護士事務所を見つけられます。
また司法書士や行政書士への相談が必要なケースについても、それらの士業が在籍している弁護士事務所を探しておくことで、相談の回数が一度で済むため大きく手間を省け、よりスムーズな解決につながるでしょう。
以下から地域と相談内容を選択して「検索」をタップすると、お住まいの地域で交通事故に強い弁護士を確認できます。
交通事故に関する交渉を弁護士に依頼する最大のメリットは、慰謝料の増額が期待できる点です。
一般的に、交通事故の慰謝料には3つの基準があります。
自賠責保険会社が使用する「自賠責基準」、任意保険会社が使用する「任意保険基準」、そして過去の判例に基づく「弁護士基準」です。
この中で、最も高額になるのが弁護士基準であり、裁判でも使用されるため法的にも適正だといえます。
適正な慰謝料を受け取るためには、弁護士に相談することが重要です。
さらに、弁護士に相談することで、事故による休業に対する補償である「休業損害」についても、実際の損害に見合った金額を受け取ることができるほか、後遺障害等級認定に関するサポートも受けられます。
これにより、「後遺障害慰謝料」や「後遺障害逸失利益」の受取額が増えることも少なくありません。
加えて、相手方の保険会社との交渉をすべて弁護士に任せられる点も大きなメリットです。
交渉を弁護士に任せることで手間が省けるだけでなく、個人で交渉する場合と比べて、相手方が過失割合に関する主張を受け入れる可能性が高まります。
交通事故に関する交渉は、基本的には弁護士に依頼することで多くのメリットがありますが、一部の場合では、弁護士への有償の依頼がデメリットとなることもあります。
代表的な例が「費用倒れ」と呼ばれるケースです。
たとえ弁護士によって賠償額が増額したとしても、その増額分が弁護士費用を下回ってしまった場合、「弁護士に依頼しないほうが良かった」ということになりかねません。
このような費用倒れを防ぐためには、初回相談が無料の弁護士事務所を利用することをおすすめします。
無料相談では、事前に費用倒れのリスクについて説明してもらえるため、弁護士を利用することで十分な利益が期待できる場合にのみ契約を進めることが可能です。
また、契約している保険に弁護士特約が付帯している場合、弁護士費用の補償を受けられるため、費用倒れのリスクはかなり小さくなります。
一般的な弁護士特約の相場は、法律相談料10万円、着手金・成功報酬・実費・その他の弁護士費用300万円程度ですので、弁護士に支払う費用がこの範囲内に収まるのであれば、費用倒れになるケースはほぼありません。
そもそも弁護士費用が300万円を超えるケースは、成功報酬が極めて高額である場合がほとんどですので、弁護士特約の補償をオーバーした分についても弁護士を利用したことによる慰謝料の増額でまかなえるでしょう。
以下のような場合、なるべく速やかに弁護士に相談すべきでしょう。
相手方の対応に納得がいかない場合はもちろん、たとえ相手方が誠意ある対応をしているように見える場合でも、後遺症が残った場合は弁護士の利用を検討してください。
後遺障害認定においては、「どのような審査を受け、どのような書類を提出するべきか」が非常に重要です。
個人で申請する場合、納得のいく認定を得ることは難しいでしょう。
弁護士であれば、認定に必要な書類や、それに伴う検査について適切な提案をしてくれるため、実態に即した後遺障害認定を受けられる可能性が高まります。
また、すでに後遺障害認定を受けたものの、その結果に納得できない場合も、弁護士に依頼して異議を申し立てることが可能です。
最後に、岐阜での交通事故において、弁護士に相談することでより良い結果が得られた事例として、岐阜に対応しているののいち法律事務所が担当した野々市市でのケースをご紹介します。
被害者は加害車両が道路の整備により優先道路が変更になっていることを知らず、優先関係を無視して被害車両に突っ込んできました。
後遺障害申請が非該当となってしまったため、異議を申し立てたいことからののいち法律事務所に交渉を依頼。
意見書の作成などにも協力し、異議の申し立てをしたところ、異議が認められて後遺障害が認定されることとなった。
参考:https://jico-pro.com/cases/508/
交通事故に関する交渉は、当事者だけでは解決が難しい場合が多く、特に後遺障害が関わると、より専門的な知識が必要になります。
そのため、なるべく早いうちに弁護士などの専門機関に相談することをおすすめします。
相談先は状況によって異なりますが、弁護士事務所であれば弁護士に加えて行政書士や司法書士が在籍している場合が多く、幅広いトラブルに対応できるため安心です。
無用なトラブルを避け、本来受け取るべき利益を逃さないためにも、困ったときにはためらわずに専門機関へ連絡することを心がけましょう。