静岡県で交通事故に遭ったら!弁護士やその他相談先について解説

静岡県で交通事故に遭ったら!弁護士やその他相談先について解説

交通事故に遭った場合、適切な慰謝料を受け取ったりトラブルを避けたりするためにも、弁護士に示談交渉を依頼するのが一般的です。

しかし「弁護士特約に入っておらず、弁護士費用の負担が大きい」「弁護士が必要な状況かどうかまず判断したい」など、ただちに弁護士に相談しにくい事情のある方も多いでしょう。

静岡には、弁護士事務所以外にも交通事故に関する相談を受け付けてくれる施設がいくつかありますので、ご自身の状況に合わせて適切なものを利用すれば、費用や手間を抑えることができます。

本記事では、法テラスをはじめとした静岡の交通事故に関する相談窓口を一覧で紹介し、また各窓口の特徴についてもわかりやすく解説します。

交通事故に強い弁護士を多数掲載中!
全国で交通事故に強い
無料相談できる弁護士一覧
他の事務所を探す

静岡の交通事故に関する相談窓口

静岡には、行政機関が設置したものや弁護士会によるものなど、交通事故に関する相談を受け付けている以下のような窓口が存在します。

  • 法テラス
  • 静岡県弁護士会法律相談センター、および巡回相談所
  • 静岡県警察・警察相談室
  • 静岡県行政書士会無料相談会
  • 静岡県地方検察庁
  • 静岡県地方検察庁被害者ホットライン
  • NPO法人
  • 公益財団法人交通事故紛争処理センター

ご自身の置かれた状況や経済的な事情にあわせて、適切な施設を選択してください。

法テラス

法テラス(日本司法支援センター)は、国によって設立された法的トラブル解決のための総合案内所です。

法的問題の解決に役立つ情報を無料で受け取れるほか、収入や財産に関する一定の条件を満たせば、無料の法律相談や、弁護士・司法書士費用の建て替えなどの制度を利用可能です。

相談者の世帯人数大都市以外の月収要件大都市の月収要件資産要件
単身者18万2,000円以下20万200円以下180万円以下
2人25万1,000円以下27万6,100円以下250万円以下
3人27万2,000円以下29万9,200円以下270万円以下
4人以上29万9,000円以下32万8,900円以下300万円以下

※家賃や住宅ローンを負担している場合、一定額を限度に月収要件を加算可能です。詳細は法テラスの公式サイトなどで確認ください。

静岡県には以下のとおり7つの事務所があります。

法テラス静岡

住所静岡市葵区呉服町2-1-1 札の辻ビル5F
相談時間月~金:9:00~17:00
電話番号0570-078321
アクセスJR東海道本線「静岡」駅から徒歩15分
しずてつジャストラインバス「県庁・静岡市役所葵区役所前」停留所から徒歩5分
URLhttps://www.houterasu.or.jp/site/chihoujimusho-shizuoka/access.html

法テラス沼津

住所沼津市三園町1-11
相談時間月~金:9:00~17:00
電話番号0570-078322
アクセスJR沼津駅南口より徒歩20分
JR沼津駅南口バス停2番乗り場より伊豆箱根バスに乗車。「三園町」停留所下車、徒歩2分
URLhttps://www.houterasu.or.jp/site/chihoujimusho-shizuoka/numaduaccess.html

法テラス浜松

住所浜松市中央区中央1-2-1 イーステージ浜松オフィス4F
相談時間月~金:9:00~17:00
電話番号0570-078324
アクセスJR 「浜松駅」北口より徒歩15分
遠州鉄道 「遠州病院駅」より徒歩5分
遠州鉄道バス 「遠州病院前」停留所より 徒歩5分
URLhttps://www.houterasu.or.jp/site/chihoujimusho-shizuoka/hamamatsuaccess.html

法テラス静岡法律事務所

住所静岡市葵区呉服町2-1-1
札の辻ビル5F
相談時間月~金:9:00~17:00
電話番号050-3383-5404
アクセス記載なし
URLhttps://www.houterasu.or.jp/site/chihoujimusho-shizuoka/shizuokalawaccess.html

法テラス沼津法律事務所

住所沼津市三園町1-11
相談時間月~金:9:00~17:00
電話番号050-3383-5407
アクセスJR東海道線「沼津」駅から徒歩20分
伊豆箱根バス「裁判所前」停留所から徒歩5分
URLhttps://www.houterasu.or.jp/site/chihoujimusho-shizuoka/numadulawaccess.htm

法テラス浜松法律事務所

住所浜松市中央区中央1-2-1
イーステージ浜松オフィス4F
相談時間月~金:9:00~17:00
電話番号050-3383-5408
アクセスJR東海道線「浜松」駅から徒歩10分
遠州鉄道「遠州病院前」駅から徒歩5分
URLhttps://www.houterasu.or.jp/site/chihoujimusho-shizuoka/hamamatsulawaccess.html

法テラス下田法律事務所

住所下田市東本郷1-1-10
パールビル3F
相談時間月~金:9:00~17:00
電話番号050-3383-0024
アクセス伊豆急線・伊豆急「下田」駅より徒歩2分
東海バス「下田」駅より徒歩2分
URLhttps://www.houterasu.or.jp/site/chihoujimusho-shizuoka/shimodalawaccess.html

静岡県弁護士会法律相談センター、および巡回相談所

静岡県の弁護士会では、各地に法律センターや巡回相談所を設置しており、交通事故をはじめとした法律問題全般に関する相談を受け付けています。

静岡県の法律センターや巡回相談所は以下の通りです。相談事の料金や細かなシステムについては、公式サイトを参照してください。

浜松法律相談センター

住所浜松市中央区中央一丁目9-1
電話番号053-455-3009
URLhttps://www.s-bengoshikai.com/soudan/horitsu_center/

掛川法律相談センター

住所記載なし
電話番号053-455-3009
URLhttps://www.s-bengoshikai.com/soudan/horitsu_center/

静岡法律相談センター

住所静岡市葵区追手町10-80
電話番号054-252-0008
URLhttps://www.s-bengoshikai.com/soudan/horitsu_center/

沼津法律相談センター

住所沼津市御幸町24-6
電話番号055-931-1848
URLhttps://www.s-bengoshikai.com/soudan/horitsu_center/

下田法律相談センター

住所記載なし
電話番号055-931-1848
URLhttps://www.s-bengoshikai.com/soudan/horitsu_center/

静岡県警察・警察相談室

静岡県警察の本部には、交通事故被害者のための相談窓口が設置されており、完全無料・秘密厳守で相談を受け付けています。

また、静岡県内の各警察署でも交通事故に関する相談窓口を設置している場合があるため、詳細は静岡県警察の公式サイトで確認してください。

静岡県警察:https://www.pref.shizuoka.jp/police/

静岡県警察相談室

住所静岡県静岡市葵区追手町9番6号
相談時間記載なし
電話番号054-271-0110
アクセスJR静岡駅より徒歩10分
URLhttps://www.pref.shizuoka.jp/police/

静岡県行政書士会無料相談会

交通事故の際に必要となる手続きのうち、以下のものについては行政書士の業務となります。

  • 交通事故調査報告書の作成
  • 交通事故の事実証明
  • 自賠責保険の保険金請求
  • 後遺障害異議申立書の作成

交通事故に関して相談したい内容が上記のものに限られる場合、静岡県行政書士会の無料相談会を利用することでコストを抑えられる可能性があります。

住所静岡市葵区駿府町2番113号
相談時間10:30~16:00
※実施日によって異なる
電話番号054-254-3003
アクセス記載なし
URLhttps://www.sz-gyosei.jp/ask/consultant

静岡県地方検察庁

静岡県地方検察庁では被害者支援制度を設けており、交通事故をはじめとした各種事件・事故の被害に遭われた方、およびその家族を対象とした支援をおこなっています。

支援の内容はおもに事件発生時や事件後の不安を和らげるためのもので、具体的な内容としては以下が挙げられます。

  • 被害者からの事件・事故に関する相談への対応
  • 関係法廷への付き添い・案内
  • 事故記録を閲覧する際の手続きサポート
  • 証拠品返還などに関する手続きサポート
  • 各種支援をおこなう関係機関や団体の紹介

こうした支援が必要な場合は、以下に紹介する検察庁や支部・分室に相談してみてください。

静岡地方検察庁

住所静岡市葵区追手町9番45号
相談時間記載なし
電話番号054-252-5135
アクセスJR東海道本線・東海道新幹線「静岡駅」より徒歩約15分
URLhttps://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/shizuoka/page1000014.html

静岡地方検察庁沼津支部

住所沼津市御幸町22番1号
相談時間記載なし
電話番号055-931-1875
アクセスJR東海道本線・御殿場線「沼津駅」南口から徒歩約15分
URLhttps://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/shizuoka/page1000014.html

静岡地方検察庁浜松支部

住所浜松市中央区中央一丁目12番4号
相談時間記載なし
電話番号053-453-31289
アクセスJR東海道本線・東海道新幹線「浜松駅」または遠州鉄道「新浜松駅」から遠州鉄道(バス)「浜松バスターミナル11番乗り場」早出線「県総合庁舎」下車,またはくるる西ループ「県総合庁舎」下車バス停から徒歩約1分、くるる東ループ「県総合庁舎北」下車バス停から徒歩約3分。
遠州鉄道西鹿島線電車「遠州病院駅」下車駅から徒歩約3分。
JR浜松駅から徒歩約10分。
URLhttps://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/shizuoka/page1000014.html

静岡地方検察庁富士支部

住所富士市中央町二丁目7番7号
相談時間記載なし
電話番号0545-52-0699
アクセスJR東海道本線・身延線「富士駅」から富士急静岡バス「吉原中央駅」行きに乗車、「富士市役所前」バス停から徒歩約7分。
JR東海道新幹線「新富士駅」から富士急静岡バス「3番乗り場」「吉原中央駅」行きに乗車、「裁判所前」バス停から徒歩約1分。
URLhttps://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/shizuoka/page1000014.html

静岡地方検察庁下田支部

住所下田市四丁目7番13号
相談時間記載なし
電話番号0558-22-0605
アクセス伊豆急行線「伊豆急下田駅」から徒歩約15分
URLhttps://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/shizuoka/page1000014.html

静岡地方検察庁掛川支部

住所掛川市亀の甲二丁目16番2号
相談時間記載なし
電話番号0537-22-5398
アクセスJR東海道本線・東海道新幹線・天竜浜名湖鉄道「掛川駅」から徒歩10分
URLhttps://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/shizuoka/page1000014.html

島田区検察庁

住所島田市中溝四丁目12番7号
相談時間記載なし
電話番号0547-37-3093
アクセスJR東海道本線「島田駅」から徒歩10分
URLhttps://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/shizuoka/page1000014.html

静岡県地方検察庁被害者ホットライン

静岡県地方検察庁では、交通事故をはじめとした各種事件・事故の被害に遭われた方が相談や問い合わせを気軽におこなうための「被害者ホットライン」を設置しています。

専門の支援員によるアドバイスや必要に応じた情報の提供、問い合わせ先の紹介などを実施しているため、弁護士に相談すべきか迷っている方や、誰に相談すべきかわからない悩みのある方はぜひ利用してみてください。

住所静岡市葵区追手町9-45
相談時間月~金:8:30~17:15
電話番号052-252-7204
アクセス記載なし
URLhttps://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/shizuoka/page1000050.html

静岡県の交通安全協会

静岡県の交通安全協会には、交通事故被害の相談を受けるために専門の相談員が在籍しており、電話やメール、面談での相談を受け付けています。

住所静岡県静岡市葵区鷹匠2丁目5番7号
相談時間記載なし
電話番号054-251-4765
アクセス記載なし
URLhttps://shizuankyou.jp/

公益財団法人交通事故紛争処理センター

公益財団法人交通事故紛争処理センターは、自動車事故の示談をめぐる紛争を解決するための施設で、交通事故の被害者が利用できます。

担当の弁護士が法律相談や和解のあっせんなどをおこなってくれるうえ、費用は一切かかりません。

静岡では、以下の支部を利用できます。

静岡相談室

住所静岡市葵区黒金町11-7 大樹生命静岡駅前ビル4階
相談時間記載なし
電話番号054-255-5528
アクセスJR「静岡駅」
URLhttps://www.jcstad.or.jp/map/map11/

公益財団法人日弁連交通事故相談センター

公益財団法人日弁連交通事故相談センターは交通事故の被害者・加害者いずれも利用できる機関です。

公正・中立の立場から、交通事故における民法上の相談を受け付けており、電話相談や面談での相談を無料で受けられます。

国の認定を受けた機関であり、一部の市区町村役場にも窓口が設置されているため、多くの方にとって利用しやすいでしょう。

静岡内では以下の相談所を利用できます。

静岡相談所

住所静岡市葵区追手町10-80
静岡県弁護士会館内
電話番号054-252-0008
URLhttps://n-tacc.or.jp/list/shizuoka/shizuoka

沼津相談所

住所沼津市御幸町24-6
静岡県弁護士会沼津支部内
電話番号055-931-1848
URLhttps://n-tacc.or.jp/list/shizuoka/numazu

伊東相談所

住所伊東市大原2-1-1
伊東市役所内
電話番号0557-52-3002
URLhttps://n-tacc.or.jp/list/shizuoka/ito

浜松相談所

住所浜松市中央区中央1-9-1
静岡県弁護士会浜松支部内
電話番号053-455-3009
URLhttps://n-tacc.or.jp/list/shizuoka/hamamatsu

三島相談所

住所三島市北田町4-47
三島市役所内
電話番号055-983-2651
URLhttps://n-tacc.or.jp/list/shizuoka/mishima

静岡相談所

住所下田市河内101-1
下田市役所内
電話番号055-931-1848
URLhttps://n-tacc.or.jp/list/shizuoka/shimoda

静岡県における交通事故の発生数と死傷者数

令和5年中における交通死亡事故の発生状況及び道路交通法違反取締り状況等についてによると、令和5年度の静岡県における交通事故は18,662件でした。

これは47都道府県中6位の数値で、全国平均の6,552件を大きく上回っています。

また、負傷者数は23,573件で全国6位、死者数は70件で全国12位でした。

静岡県全国平均静岡県の順位
交通事故件数18,662件6,552件6位
交通事故件数(人口10万人あたり)521件225.8件2位
交通事故での負傷者数23,573件7,778.6件6位
交通事故での死亡者数70件57.0件12位

静岡県は全国に見ても事故の件数/負傷者数/死亡者数が高く、交通事故や、その後の対応について事前に十分な準備をしておくことが大切です

静岡県で事故の多い交差点は?

一般社団法人日本損害保険協会の「全国交通事故多発交差点マップ〜あなたの地域の事故多発交差点はここだ!!〜」によると、令和5年に静岡県内でとくに事故の多かった交差点は以下の通りです。

交差点事故件数
1位中沢町交差点12件
2位長沼交差点11件
3位同心橋東交差点11件
4位池田交差点10件
5位南安倍3丁目交差点10件

これらの交差点をよく利用する方は、事故に遭う前に近隣で交通事故に強い弁護士を探しておくといいでしょう

静岡で交通事故問題が得意な弁護士を探すなら「ベンナビ交通事故」がおすすめ

もしも今、なるべく早く弁護士への相談が必要な状況なら、弁護士のポータルサイト「ベンナビ交通事故」の利用がおすすめです。

「ベンナビ交通事故」のサイト内検索なら、お住まいの地域で交通事故問題に強い弁護士を探すことが可能なうえ、「無料相談を利用したい」「平日は仕事で忙しいため土日に相談したい」などの希望を満たす弁護士事務所を見つけられます

また司法書士や行政書士への相談が必要なケースについても、それらの士業が在籍している弁護士事務所を探しておくことで、相談の回数が一度で済むため大きく手間を省け、よりスムーズな解決につながるでしょう。

以下から地域と相談内容を選択して「検索」をタップすると、お住まいの地域で交通事故に強い弁護士を確認できます。

交通事故に強い弁護士を多数掲載中!
全国で交通事故に強い
無料相談できる弁護士一覧
他の事務所を探す

静岡の交通事故を弁護士に相談するメリット

交通事故に関する交渉を弁護士に依頼する最大のメリットは、慰謝料の増額が期待できる点です。

一般的に、交通事故の慰謝料には3つの基準があります。

自賠責保険会社が使用する「自賠責基準」、任意保険会社が使用する「任意保険基準」、そして過去の判例に基づく「弁護士基準」です。

この中で、最も高額になるのが弁護士基準であり、裁判でも使用されるため法的にも適正だといえます。

適正な慰謝料を受け取るためには、弁護士に相談することが重要です。

さらに、弁護士に相談することで、事故による休業に対する補償である「休業損害」についても、実際の損害に見合った金額を受け取ることができるほか、後遺障害等級認定に関するサポートも受けられます。

これにより、「後遺障害慰謝料」や「後遺障害逸失利益」の受取額が増えることも少なくありません。

加えて、相手方の保険会社との交渉をすべて弁護士に任せられる点も大きなメリットです。

交渉を弁護士に任せることで手間が省けるだけでなく、個人で交渉する場合と比べて、相手方が過失割合に関する主張を受け入れる可能性が高まります。

交通事故に強い弁護士を多数掲載中!
全国で交通事故に強い
無料相談できる弁護士一覧
他の事務所を探す

静岡の交通事故を弁護士に相談するデメリット

交通事故に関する交渉は、基本的には弁護士に依頼することで多くのメリットがありますが、一部の場合では、弁護士への有償の依頼がデメリットとなることもあります。

代表的な例が「費用倒れ」と呼ばれるケースです。

たとえ弁護士によって賠償額が増額したとしても、その増額分が弁護士費用を下回ってしまった場合、「弁護士に依頼しないほうが良かった」ということになりかねません。

このような費用倒れを防ぐためには、初回相談が無料の弁護士事務所を利用することをおすすめします。

無料相談では、事前に費用倒れのリスクについて説明してもらえるため、弁護士を利用することで十分な利益が期待できる場合にのみ契約を進めることが可能です。

また、契約している保険に弁護士特約が付帯している場合、弁護士費用の補償を受けられるため、費用倒れのリスクはかなり小さくなります。

一般的な弁護士特約の相場は、法律相談料10万円、着手金・成功報酬・実費・その他の弁護士費用300万円程度ですので、弁護士に支払う費用がこの範囲内に収まるのであれば、費用倒れになるケースはほぼありません。

そもそも弁護士費用が300万円を超えるケースは、成功報酬が極めて高額である場合がほとんどですので、弁護士特約の補償をオーバーした分についても弁護士を利用したことによる慰謝料の増額でまかなえるでしょう。

交通事故の示談交渉を弁護士に相談すべきケース

以下のような場合、なるべく速やかに弁護士に相談すべきでしょう。

  • 示談交渉が難航しており、進展が見られない場合
  • 相手方に提示された慰謝料の金額や過失割合に不満がある場合
  • 治療費を打ち切られそうな場合
  • 後遺症が残り、将来のためにも適切な後遺障害認定を受けたい場合

相手方の対応に納得がいかない場合はもちろん、たとえ相手方が誠意ある対応をしているように見える場合でも、後遺症が残った場合は弁護士の利用を検討してください。

後遺障害認定においては、「どのような審査を受け、どのような書類を提出するべきか」が非常に重要です。

個人で申請する場合、納得のいく認定を得ることは難しいでしょう。

弁護士であれば、認定に必要な書類や、それに伴う検査について適切な提案をしてくれるため、実態に即した後遺障害認定を受けられる可能性が高まります。

また、すでに後遺障害認定を受けたものの、その結果に納得できない場合も、弁護士に依頼して異議を申し立てることが可能です。

弁護士の力でより良い解決に至った静岡の交通事故事例

最後に、静岡での交通事故において、弁護士に相談することでより良い結果が得られた事例として、静岡に対応している増井総合法律事務所が担当した豊島区でのケースをご紹介します。

被害者は加害車両が、被害者の右側から赤信号を無視して交差点に進入し、被害者車両の右側に衝突しました。

自賠責から後遺障害14級という認定結果が出たので、これを覆したいということから増井総合法律事務所に交渉を依頼。

当初、右腕の疼痛の症状について客観的所見がないということで14級しか認定されておりませんでした。

しかし、主治医と面談した結果、客観的な医学的所見があることが分かったため、これに基づき異議申立した結果、12級獲得となりました。

参考:https://jico-pro.com/cases/557/

静岡の交通事故は弁護士に相談を

交通事故に関する交渉は、当事者だけでは解決が難しい場合が多く、特に後遺障害が関わると、より専門的な知識が必要になります。

そのため、なるべく早いうちに弁護士などの専門機関に相談することをおすすめします

相談先は状況によって異なりますが、弁護士事務所であれば弁護士に加えて行政書士や司法書士が在籍している場合が多く、幅広いトラブルに対応できるため安心です。

無用なトラブルを避け、本来受け取るべき利益を逃さないためにも、困ったときにはためらわずに専門機関へ連絡することを心がけましょう。

交通事故に強い弁護士を多数掲載中!
全国で交通事故に強い
無料相談できる弁護士一覧
他の事務所を探す
この記事の調査・編集者
アシロ編集部
本記事は法律相談ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。※法律相談ナビに掲載される記事は、必ずしも弁護士が執筆したものではありません。本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。
弁護士の方はこちら