弁護士相談
福島県で交通事故に遭ったら!弁護士やその他相談先について解説
2024.11.21
家族が交通事故にあった場合、自分が加入している弁護士特約を利用できることがあります。
ただし、家族であれば誰でも適用できるわけではなく、適用範囲を把握しておくことが大切です。
本記事では、弁護士特約を利用できる家族の範囲、弁護士特約を利用する方法を解説します。
依頼する弁護士の探し方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
自動車保険の弁護士特約は、被保険者(契約者)だけでなく家族も利用できます。
事故にあった本人が弁護士特約をつけていなかったとしても、家族の自動車保険に弁護士特約がついていれば適用さるケースがあるのです。
各保険会社に弁護士特約を家族が利用できるかどうかを以下の表にまとめています。
保険会社名 | 家族の弁護士特約利用可否 |
東京海上日動火災保険 | ◯ |
損保ジャパン | ◯ |
三井住友海上 | ◯ |
あいおいニッセイ同和損害保険 | ◯ |
全労済 | ◯ |
JA共済 | ◯ |
上記のとおり、弁護士特約は家族でも利用できるのが一般的です。
弁護士特約をつけていない家族が交通事故にあってしまったら、自分の弁護士特約を利用することを検討しましょう。
弁護士特約は、家族であれば誰でも利用できるというわけではありません。
一般的に、弁護士特約が適用されるのは以下に該当する家族です。
それ以外の親族は利用できないので注意しましょう。
それぞれの弁護士特約が適用される家族について、以下で詳しく解説します。
被保険者の配偶者は、別居・同居問わず弁護士特約を利用できます。
法律上の配偶者だけでなく、内縁関係にある人や同性のパートナーにも適用することが可能です。
ただし、内縁関係にある人や同性のパートナーが弁護士特約を利用するには、婚姻の意思を持っていること・同居していることなど、所定の条件を満たす必要があります。
法律上の配偶者と同じ条件で適用されるわけではない点に注意しましょう。
被保険者と同居している親族にも弁護士特約が適用されます。
親族とは、6親等内の血族または3親等内の姻族のことで、主に以下の人が該当します。
【6親等内の血族】
【3親等内の姻族】
上記以外の血族でも、同居していれば弁護士特約が適用されることがあります。
被保険者と別居している未婚の子どもも弁護士特約を利用できます。
未婚の子どもとは、これまでに一度も婚姻したことがない子どものことです。
過去に婚姻したことがあり、現在離婚している場合は適用されないので注意してください。
被保険者と同居している親族は弁護士特約を利用できますが、以下の場合は別居とみなされ、弁護士特約を利用できない可能性があります。
それぞれについて、以下で詳しく解説します。
同じ敷地内でも、別々の家屋で暮らしている場合は別居とみなされます。
生計を共にしている場合でも、別居として取り扱われてしまうので注意しましょう。
二世帯住宅に居住している場合、以下のケースは別居として扱われます。
親族と一緒に二世帯住宅に暮らしている場合は、上記に該当しないケースのみ弁護士特約を利用できます。
集合住宅に住んでいて、各戸室の区分が明確な場合も別居とみなされます。
親族と別の戸室に居住しているのなら、賃貸なのか持ち家なのかにかかわらず別居として扱われます。
家族が弁護士特約を利用する際の一般的な流れは以下のとおりです。
それぞれの手順について、以下で詳しく解説します。
まずは、被保険者が保険会社に「弁護士特約を利用したい」と伝えます。
その際、保険会社から以下のことを聞かれるので、すぐに答えられるようにしておきましょう。
その後、保険会社から弁護士特約を利用できるかどうかを教えてもらえます。
弁護士特約を利用できることがわかったら、交通事故トラブルに詳しい弁護士を探しましょう。
依頼する弁護士に指定はないので、信頼できると思う弁護士を自分で見つける必要があります。
弁護士を探す方法はさまざまですが、インターネットや友人・知人の紹介で探すのが一般的です。
信頼できる弁護士かを見極めるコツは、弁護士の過去の解決実績を確認することです。
過去の事例・経験をチェックすることで、その弁護士が交通事故に関する問題に力を入れているか・得意としているかがある程度わかります。
法律事務所のホームページを確認して、信頼できそうな弁護士を見つけてみましょう。
交通事故の慰謝料請求が得意な弁護士を探すなら、ベンナビ交通事故を活用するのがおすすめです。
ベンナビ交通事故には、交通事故に関する問題を得意とする弁護士が数多く掲載されています。
お住まいの地域や相談内容を選択すると、希望の条件に合った弁護士を検索することが可能です。
「電話相談可」「初回の面談相談無料」などの細かい条件で絞り込むこともできるので、自分の好みにマッチした弁護士を効率的に探したい方はぜひ利用してください。
信頼できる弁護士が見つかったら、依頼する前に「弁護士特約を利用したい」と伝えましょう。
弁護士費用の支払いに関するやりとりは、弁護士と保険会社の間で直接おこなわれるため、保険会社名と担当者名もあわせて伝えておくとスムーズです。
弁護士特約は、被保険者だけでなく配偶者・同居の親族・未婚の子どもなどの家族も利用できます。
家族が交通事故にあってしまったら、契約内容を確認して弁護士特約が適用されるかチェックしましょう。
弁護士特約を使って弁護士に依頼すれば、金銭的な負担を抑えられるだけでなく、トラブルの早期解決にもつながります。
トラブルをスムーズに解決するためにも、弁護士特約をうまく活用しましょう。