弁護士相談
川口市で交通事故に遭ったら!弁護士やその他相談先について解説
2024.11.29
交通事故の世界では慰謝料を算定する基準や過失割合が変わることにより、賠償金額が大きく増額します。
交通事故の被害者が損害賠償請求で損をしないためには、交通事故に強く、解決実績が豊富で信頼できる弁護士へ相談することが重要です。
ただ、初めて弁護士に相談する場合は、どのような弁護士を選べばよいのかわからない方も多いでしょう。
本記事では、弁護士を比較する際に見るべきポイントや信頼できる弁護士の特徴などについて紹介します。
交通事故を弁護士に相談・依頼する際には、さまざまな条件から弁護士を比較することが重要です。
ここでは、交通事故に強い弁護士を比較する際に見るべきポイントを紹介します。
弁護士ごとに得意分野が異なるため、交通事故の受任件数や解決実績数は、弁護士を比較するうえで重要な判断基準のひとつです。
交通事故の賠償金は、過失割合や治療期間、被害者の職業などさまざまな要因を考慮したうえで算出されます。
賠償金を最大限獲得するには、それぞれの要因に対する専門的な知識や経験が必要になってきます。
交通事故の解決実績は、法律事務所のホームページなどで参照できますので、参考にしてみてください。
弁護士が依頼者の話を丁寧に聞いてくれるかも重要なポイントです。
基本的に弁護士は依頼人の話や希望を丁寧にヒアリングし、希望を踏まえた解決策を提案してくれます。
しかし、中には希望を考慮してくれない弁護士もゼロではありません。
しっかりとコミュニケーションが取れないと、最終的に希望とズレた内容で示談が成立してしまうリスクがあります。
依頼前にしっかりと弁護士とコミュニケーションを取って依頼するかを判断しましょう。
万が一、事故のけがが完治せず、後遺症が残ってしまった場合は、後遺障害の申請をすることになります。
この申請手続は、弁護士に依頼することができますが、医学的な知見が乏しい弁護士に依頼しても、等級認定が有利になる可能性は低いでしょう。
そのため、弁護士の解決事例や経歴、後遺障害等級認定の実績、提携している医療機関などからチェックしましょう。
弁護士費用は決して安くない上に事務所によって料金形態が異なるため、あとから高額な追加料金が発生しトラブルになるケースもまれに発生します。
不要なトラブルを避けるためにも、弁護士費用が明記されている事務所を選ぶようにしましょう。
ただし、相談内容によっては明記されている弁護士費用と異なる場合がありますので、必ず依頼前に弁護士費用の総額について確認することが重要です。
交通事故に遭った場合、交通事故に強い弁護士に依頼することが大切です。
ここでは、信頼できる弁護士の特徴・見極め方について紹介します。
依頼してからよくある悩みに「対応が遅い」「連絡がなかなか返ってこない」などがあります。
弁護士にもスケジュールがあるため、すぐに対応できないこともありますが、数週間・数ヵ月も返信が来ないような弁護士はあまりおすすめできません。
事案によって異なりますが、一般的な目安としては、最長でも1週間以内には返信をくれる弁護士を選ぶとよいでしょう。
契約前に料金形態や費用総額についての説明があることも信頼できる弁護士の特徴です。
また、交通事故の料金形態でよくあるのが「経済の〇%」という設定です。
この経済的利益が、請求する損害賠償の金額を指すのか、実際に獲得した賠償金額を差すのかは、事務所によって異なります。
そのため、料金形態を「経済的利益」としている場合、そのことについても説明があるかを確認しましょう。
「絶対」や「100%」という言葉は弁護士職務基本規程に抵触する場合があるため、「絶対に損害賠償100万円以上増額できる」「100%後遺障害等級〇級を獲得できる」という言葉を使い、契約を進める事務所はおすすめできません。
そのため、リスクについてもしっかりと説明してくれるような事務所を選ぶようにしましょう。
納得のいく解決を目指すために、最優先にしたいことや解決方法の希望に応じて弁護士が方向性を決めていきます。
その際、依頼者にとってもメリットや、場合によっては不利益が生じる可能性があることも説明を省かずにしっかりと解説してくれることは、信頼できる弁護士の特徴といえるでしょう。
丁寧に説明してくれる弁護士に依頼することで、希望する内容での示談成立が望めます。
交通事故に実績があり、信頼できる弁護士を簡単に探したい方には「ベンナビ交通事故」がおすすめです。
ここでは、ベンナビ交通事故を使うメリットや解決事例について紹介します。
ベンナビ交通事故は、全国の交通事故に強い弁護士のみを掲載している、Webサイトです。
各事務所の特徴や料金形態、営業時間、アクセスなどが掲載されているため、事務所のホームページを一つひとつ調べる手間がかかりません。
また、詳細条件から弁護士を選べるため「けがが酷くて事務所に行くのが難しい」「着手金がない事務所に相談したい」などの細かい希望からも弁護士を選べます。
ベンナビ交通事故 | 事務所のホームページ | 役場・弁護士会 | 友人からの紹介 | |
ほかの事務所との比較 | 〇 | × | × | × |
条件の比較 | 〇 | × | × | × |
解決事例から弁護士を選ぶ | 〇 | × | × | × |
弁護士・事務所で選ぶ | 〇 | 〇 | × | × |
面談後の直接依頼 | 〇 | 〇 | × ※弁護士会の相談では契約することも可能 | 〇 |
無料相談可能な事務所も多数掲載しているため、弁護士に相談したいけど弁護士費用が不安な方でも安心して利用できます。
東京では23区を中心に以下のような弁護士に相談することができます。
依頼した場合どのような解決が期待できるのか、東京に掲載している法律事務所の解決事例を一部、紹介します。
被害者 | 30代男性 |
事故状況 | 車対車 |
受傷部位 | むち打ち(頸椎捻挫) |
後遺障害等級:依頼前→依頼後 | 非該当→14級9号 |
慰謝料:依頼前→依頼後 | 約50万円→約300万円 |
増額 | 約250万円 |
依頼者は、後遺障害等級認定の申請をおこなっていなかったため、後遺症を考慮されずに賠償金が算出されてしまい、想像以上に金額が低かったため、弁護士に相談した事例です。
弁護士は、診断書や画像所見・神経学的所見などを調べ、その結果、後遺障害等級に認定される可能性があると考えられたため、本人の希望を踏まえて申請をおこなったところ、14級9号を獲得。
これを踏まえ、損害賠償請求をしたところ、約250万円の増額に成功しました。
被害者 | 20代男性 |
事故状況 | 車対歩行者 |
受傷部位 | 左鎖骨・左肺挫傷 |
慰謝料:依頼前→依頼後 | 約282万円→約382万円 |
増額 | 約100万円 |
保険会社に提示された賠償金額に納得できないことから弁護士へ相談し、依頼から1ヵ月以内で100万円の増額を実現できた事例です。
依頼時点で、適切な後遺障害等級を獲得していたため、あとは保険会社との示談交渉のみという状況であれば、このようなスピード解決も実現できる可能性があります。
被害者 | 50代男性 |
事故状況 | 車対車 |
受傷部位 | むち打ち(頸椎捻挫) |
後遺障害等級 | 14級9号 |
慰謝料:依頼前→依頼後 | 約80万円→約590万円 |
増額 | 約510万円 |
事故前と比較し、収入が減少しなかったため、休業損害の支払を拒否される可能性がありました。
しかし、依頼者が自営業だったため確定申告や損益計算書などを取り寄せ、収入が減少しなかったことは本人の努力があったことを主張したことで、通院期間1年分に対する所得の30%の支払が認められました。
その結果、賠償金額の大幅な増額に成功しました。
大阪では、大阪市を中心に以下の事務所に相談することが可能です。
依頼した場合、どのような解決が期待できるのか、大阪の法律事務所の解決事例を一部、紹介します。
被害者 | 40代男性 |
事故状況 | 車対車 |
受傷部位 | むち打ち(頸椎捻挫) |
後遺障害等級 | 14級9号 |
慰謝料:依頼前→依頼後 | 約300万円→約530万円 |
増額 | 約230万円 |
保険会社から治療費打切りを打診され、不安になった依頼者が弁護士へ相談した事例です。
その後、弁護士は依頼者にはまだ治療が必要なことを医師の診断書を参考にしながら保険会社に交渉し、その結果、治療費打切りを回避することができました。
また、継続して治療を受けたものの、後遺症が残ったことから、後遺障害等級申請も代理し、後遺障害14級9号を獲得しました。
そして、保険会社が提示した賠償金に後遺障害慰謝料や逸失利益などが含まれていなかったため、適切な金額で請求したところ約230万円の増額に成功しました。
被害者 | 40代男性 |
事故状況 | 車対車 |
受傷部位 | むち打ち(頸椎捻挫) |
後遺障害等級 | 14級9号 |
慰謝料:依頼前→依頼後 | 約250万円→約420万円 |
増額 | 約170万円 |
後遺障害14級9号を獲得したものの、保険会社側が提示した示談金に疑問を持ち弁護士へ相談した事例です。
すでに適切な後遺障害等級を獲得していたため、弁護士基準で計算すべきと強気に主張し、示談開始から2日で、約170万円もの増額に成功しました。
被害者 | 40代男性 |
事故状況 | 車対バイク |
受傷部位 | 腰から足のしびれ |
後遺障害等級:依頼前→依頼後 | 14級9号 |
慰謝料:依頼前→依頼後 | 約880万円→約1100万円 |
増額 | 約230万円 |
保険会社から提示された損害賠償の金額に疑問があり弁護士へ相談した事例です。
依頼人は副業もおこなっていたため、副業に対する逸失利益についても請求をおこないました。
これにより、本業と副業両方の逸失利益などの増額が認められ、最終的には約1100万円の賠償金の獲得に成功しました。
実際に弁護士に相談する際、どのような流れで進めていけばいいのでしょうか。
ここでは、具体的な流れと注意点などについて紹介します。
弁護士への相談は一般的に予約制となっているため、電話をしてもすぐに相談できるわけではありません。
そのため、電話やメール、LINEなどで面談日の予約をおこないます。
面談日時を予約する際、弁護士側に現状を知ってもらうためにも簡単に状況を説明しておきましょう。
【伝えるべき4つのこと】
なお、どうしてもすぐに回答が欲しい方は、各都道府県の弁護士会がおこなっている無料相談を利用してみてください【弁護士会の電話無料相談】。
予約日になったら弁護士に相談しましょう。
また、面談時に必要な持ち物については事前に指示がありますので、それに従うようにしてください。
弁護士との面談が初めてで緊張してしまう方は、事故状況や聞いておきたいことなどをまとめたメモを用意しておくことをおすすめします。
なお、オンライン相談でも、同様に準備しておくとよいでしょう。
相談後は、依頼すべきか検討することになります。
その場で決める必要はなく、一旦持ち帰ることも可能です。
弁護士もすぐに決めるよう迫ることはありませんので、少しでも弁護士に不安や不信感を感じた場合は、別の法律弁護士にも相談し、信頼できると感じた弁護士に依頼しましょう。
納得しないまま契約してしまうと、後々後悔してしまう可能性があるので、妥協せずに比較することをおすすめします。
弁護士費用は、法律事務所や依頼内容によって異なります。
ただし、一般的な相場があるため、弁護士費用を比較する際の参考にしてみてください。
なお、交通事故の弁護士費用に関しては、自分もしくは家族の保険に弁護士費用特約が付帯している場合、法律相談料は10万円まで、弁護士費用は最大300万円まで(保険会社によって上限が異なります)カバーしてくれるため、実質0円で相談・依頼ができます。
弁護士に依頼する前に、弁護士費用特約に加入していないかを確認してみてください。
相談料は30分あたり5,000円〜10,000円が相場です。
相談後に支払うことになりますので、有料相談の際はしっかりと費用を用意しておきましょう。
また、初回相談を無料としている事務所も多くありますので、弁護士費用を抑えたい方や初めてで不安な方は無料相談を利用するのをおすすめします。
着手金は依頼後すぐに支払う金額で、弁護士が事件に対応するための費用です。
一般的には、10万円~20万円としているところが多いようです。
経済的利益 | 弁護士費用 |
300万円以下 | 経済的利益の8% |
300万円を超え3,000万円以下 | 経済的利益の5%+9万円 |
3,000万円を超え3億円以下 | 経済的利益の3%+69万円 |
3億円を超える | 経済的利益の2%+369万円 |
経済的利益とは、紛争が解決する際に、依頼者が最終的に受け取る利益を、お金に換算したものです。
ただし、この経済的利益が請求額を指すのか、実際に受け取る金額を指すのかは事務所によって異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。
なお、着手金は法律事務所によっては0円にしていることもあるので、手持ちが不安な方も安心して弁護士に依頼できます。
成功報酬は、事件が解決した際に支払う費用です。
成功報酬は、着手金がある場合とない事務所で相場が以下のように異なります。
経済的利益 | 着手金あり | 着手金なし |
300万円以下 | 経済的利益の16% | 経済的利益の16%+10万円~20万円 |
300万円を超え3,000万円以下 | 経済的利益の10%+18万円 | 経済的利益の10%+28万円~38万円 |
3,000万円を超え3億円以下 | 経済的利益の6%+138万円 | 経済的利益の6%+148万円~158万円 |
3億円を超える | 経済的利益の4%+738万円 | 経済的利益の4%+748万円~758万円 |
着手金がない事務所では成功報酬金が高くなるため、費用で法律事務所を比較したい方は、着手金や成功報酬金だけを見るのではなく総額で比べることが重要です。
実費には、書類を送付する際の切手や収入印紙などの郵便費、弁護士の交通費などが含まれます。
後遺障害等級認定の申請や裁判の回数によって金額が変わってきますので、あらかじめ弁護士に見積りを出してもらいましょう。
弁護士が裁判へ行ったり事故現場を検証したりする際に発生する費用が日当です。
一般的な目安としては、半日で3万円〜5万円、1日でおよそ5万円〜10万円です。
日当の取扱いは法律事務所ごとに異なるため、依頼する前によく確認するようにしましょう。
納得のいく内容で示談を実現するためには、信頼できる弁護士への相談がカギになります。
このまま保険会社に言われるがまま低い金額で示談しなければと不安に思うかもしれませんが、依頼をする弁護士が信頼できそうか冷静になって比較することが重要です。
ベンナビ交通事故では、掲載している全ての事務所が交通事故に注力しているため安心して相談できます。
まずは相談内容や地域などから、最寄りの弁護士を検索してみてください。