モラハラによる離婚に精通した弁護士の選び方と費用・無料相談もご紹介

目次
  1. モラハラ離婚に強い弁護士の選び方
    1. モラハラでの離婚対応実績が豊富
    2. 提案してくる解決策が具体的かどうか
    3. 妻(夫)が弁護士にも嫌がらせをしてきても大丈夫かどうか
    4. 話を親身に聞いてくれる弁護士
    5. 自分が「合う」と感じられる弁護士かどうか
  2. モラハラ離婚を相談・依頼する弁護士の探し方
    1. ベンナビ離婚で探す|無料相談・電話相談OKのモラハラが得意な弁護士が見つかる
    2. 法テラスで紹介してもらう|条件付きで無料相談や弁護士費用の立替制度が利用可能
    3. 弁護士会で紹介してもらう|身近な弁護士に相談したい方
  3. モラハラによる離婚問題でかかる弁護士費用
  4. モラハラ離婚を弁護士に依頼する前に注意すべきこと
    1. 必ずしも同性の弁護士がよいとは限らない
    2. 自分または妻(夫)が住んでいる地域の弁護士に依頼する
  5. モラハラ離婚を弁護士に相談する前にできること
    1. 妻(夫)が壊したものがあれば保管し、その状況を写真におさめておく
    2. ICレコーダーなどの録音機器で妻(夫)の暴言などを録音しておく
    3. LINEやメールでモラハラを受けた場合はその内容を保管しておく
    4. モラハラによって精神が病んだことを示す医師の診断書
    5. モラハラに関する相談機関に連絡した内容や履歴を残しておく
  6. モラハラ離婚で調停や裁判に発展したときの流れ
  7. モラハラ離婚に成功した裁判例
    1. 裁判例1:夫とその父が妻に古風かつ従順となるよう強要し250万円の慰謝料
    2. 裁判例2:妻に対して心無い発言を繰り返し250万円の支払い命令
    3. 裁判例3:妻に対して侮辱的な振る舞いを続け350万円の慰謝料支払い命令
  8. そもそもモラハラとは?特徴や原因を解説
    1. モラハラの特徴
    2. モラハラに至る原因
  9. モラハラでの離婚事由を主張するための法律について
  10. まとめ
【注目】今すぐ弁護士に無料相談したい方はこちら!

モラハラについて、今すぐ弁護士に無料相談したいなら「ベンナビ離婚」がおすすめです。

ベンナビ離婚では、以下のような弁護士を探すことができます。ぜひあなたの希望や悩みにあった弁護士を見つけてみてください。

弁護士はあなたの悩みに真摯に向き合います。お気軽にご相談ください。

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配偶者からのモラハラに悩んでいる人の中には、モラハラ離婚について弁護士に相談したいという方も多いのではないでしょうか。

しかし、そもそもどうやって弁護士を探すのかや、モラハラ離婚でかかる弁護士費用などがわからず、相談自体をためらってしまうケースもあるでしょう。

本記事では、モラハラ離婚に強い弁護士の選び方や探し方、依頼した場合の弁護士費用を解説します。

モラハラに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を監修した弁護士
梅澤 康二
梅澤 康二弁護士(弁護士法人プラム綜合法律事務所)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

モラハラ離婚に強い弁護士の選び方

まず始めに、モラハラを理由とした離婚問題に精通した弁護士の探し方を確認していきましょう。

モラハラでの離婚対応実績が豊富

モラハラで離婚する際に弁護士を選ぶポイント、ひとつ目はモラハラを理由とした離婚の対応実績が豊富なかどうかです。

弁護士経験が長くても、離婚問題に精通していなければ、離婚に向けて準備を進めていく中であなたが不安を感じてしまうかもしれません。

提案してくる解決策が具体的かどうか

ふたつ目は、弁護士が提案してくれる解決策が具体的かどうかも大切なポイントです。

あなたの状況を聞いたうえでの提案内容が不明確と感じるのであれば、ほかの弁護士へ相談してみることをおすすめします。

妻(夫)が弁護士にも嫌がらせをしてきても大丈夫かどうか

モラハラをする妻(夫)は、あなたを守ってくれる弁護士に対しても牙をむく可能性があります。

そんなとき、問題なく対応してくれるかどうか確認しておくと良いでしょう。

中には、対応を拒否する弁護士もいるようですので注意が必要です。

話を親身に聞いてくれる弁護士

いくらモラハラや離婚問題の対応経験が豊富でも、あなたの話を親身に聞いてくれる弁護士でないのなら依頼は控えるべきです。

モラハラをする妻(夫)は、なかなか離婚に応じないだけでなく、暴言がエスカレートするケースも少なくありません。

あなたが信頼して任せられる弁護士でなければ、精神的負荷を減らすのは難しいでしょう。

自分が「合う」と感じられる弁護士かどうか

最終的には、自分が「合う」と感じられる弁護士かどうかを基準に選ぶことが大切です。

モラハラ妻(夫)との離婚は容易なことではありません。

にもかかわらず、依頼した弁護士が自分と合わないと感じれば、あなたの精神的な負荷が増大する危険があります。

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モラハラ離婚を相談・依頼する弁護士の探し方

ここからは、モラハラ離婚について相談・依頼する弁護士の探し方を解説します。

ベンナビ離婚で探す|無料相談・電話相談OKのモラハラが得意な弁護士が見つかる

ベンナビ離婚
ベンナビ離婚はこちら

ベンナビ離婚は、離婚問題を得意とする弁護士を多数掲載する弁護士ポータルサイトです。

お住まいの地域から、モラハラによる離婚問題の解決が得意な弁護士を探すことができるため、弁護士探しの手間がほとんどかかりません。

また、無料相談はもちろん、電話相談やオンライン相談、夜間休日相談など、相談方法からも弁護士を探せるので、あなたにぴったりの弁護士が見つかるでしょう。

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法テラスで紹介してもらう|条件付きで無料相談や弁護士費用の立替制度が利用可能

法テラスは、国によって設立された法律トラブル解決のための機関です。

条件付きではあるものの、弁護士への無料相談を3回まで利用できたり、弁護士費用の立替制度の利用が可能だったりと、経済的な余裕が少ない方でも利用しやすいといえます。

一方で、相談する弁護士は自分で選ぶことができないので、必ずしもモラハラ離婚に精通した弁護士が担当してくれるとは限らない点には注意が必要です。

【参考】法テラス|無料の法律相談を受けたい

弁護士会で紹介してもらう|身近な弁護士に相談したい方

弁護士会でも弁護士の紹介をしてもらうことが可能です。

各地域の弁護士会で定期的に法律相談を実施しているので、ホームページから調べて参加してみるとよいでしょう。

ただし、弁護士会でも自分で担当弁護士を選ぶことはできません。自分と相性のよい弁護士を選ぶには、ベンナビ離婚などを利用して弁護士を探すのがよいでしょう。

【参考】弁護士会の法律相談センター

モラハラによる離婚問題でかかる弁護士費用

弁護士は相談するにも費用がかかりますが、多くの弁護士事務所は、初回相談は30分無料としているようです。

また、実際に離婚問題の解決を依頼する場合は、着手金・成功報酬・実費等の費用がかかります。

各費用の相場は以下のとおりですが、詳しい弁護士費用は法律事務所によって異なるので、無料相談の際に確認するのがよいでしょう。

相談料30分 5,000円程度
着手金20万~60万円程度
成功報酬離婚成立に対する報酬:20万円程度養育費や慰謝料など獲得した報酬額の10%前後
実費1万~5万円程度

【関連記事】離婚弁護士の費用相場|依頼内容ごとのシミュレーションと費用を下げるコツ

モラハラ離婚を弁護士に依頼する前に注意すべきこと

モラハラ妻(夫)との離婚は、不貞行為(ふていこうい)や悪意の遺棄(あくいのいき)と比べて、話し合いによる離婚成立が難しいといわれています。

着実に離婚成立を実現させるためにも、弁護士を選ぶ際は以下のことに注意しましょう。

必ずしも同性の弁護士がよいとは限らない

自分に共感してもらえる・話しやすいことなどから、多くの人は同性の弁護士を選ぶ傾向にあります。

しかし、必ずしも同性の弁護士が良いとは限りません。

あえて異性の弁護士を選ぶことで、相手側の気持ちが分かり、より的確な解決プランを提示してもらえる可能性も大いにあるのです。

自分または妻(夫)が住んでいる地域の弁護士に依頼する

東京・大阪など大都市に事務所を構えているほうがよいのではなく、自分が住んでいる地域または妻(夫)が住んでいる地域の弁護士に依頼したほうがよいでしょう。

理由は、離婚協議をおこなううえで無駄な移動がなく対面での相談や報告連絡がしやすいためです。

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モラハラ離婚を弁護士に相談する前にできること

弁護士へ相談する前に、モラハラ妻(夫)との離婚に向けてあなたができることをまとめました。

主に、相手のモラハラを立証する証拠の集め方について記載しています。

妻(夫)が壊したものがあれば保管し、その状況を写真におさめておく

モラハラには、あなたを精神的に追い詰めるような態度も挙げられます。

そこでもし、あなたが大切にしているものを壊してしまうなどの行動があれば、その状況を写真に収め、品物を大切に保管しておきましょう。

後にモラハラを証明する証拠となり得ます。

ICレコーダーなどの録音機器で妻(夫)の暴言などを録音しておく

ICレコーダーやスマートフォンの録音機能を使用して、妻(夫)の暴言を残しておきましょう。

その場は、あなたが辛い思いをするかもしれませんが、離婚調停や裁判へと発展したときに立派な証拠となります。

LINEやメールでモラハラを受けた場合はその内容を保管しておく

もし、LINEやメールで「本当に仕事ができない人」「俺がいないと何もできない」などの暴言が送られてきたら、大切に保管しておきましょう。

これも、モラハラを立証する証拠のひとつになり得ます。

モラハラによって精神が病んだことを示す医師の診断書

もし、モラハラによって精神に異常をきたした場合は、ぜひ病院に行って医師の診断書をもらっておいてください。

あなたがどれだけ苦痛を受けたかを示す材料のひとつになります。

モラハラに関する相談機関に連絡した内容や履歴を残しておく

妻(夫)のモラハラについて専門の機関に相談した場合は、その内容や履歴を残しておきましょう。

こちらも、あなたがどれだけモラハラに苦しんでいたかを示す材料になります。

モラハラ離婚で調停や裁判に発展したときの流れ

モラハラ妻(夫)との離婚は、話し合いによる解決は難しいとされています。

実際、離婚を切り出しても「離婚しない」と相手が頑なに認めないケースも少なくありません。

本気で離婚したいと思ったら、調停や裁判へと発展した場合も想定しておくことが賢明です。

「調停」へと発展した場合

離婚調停へと発展した場合の流れを上図にまとめました。

「裁判」へと発展した場合

離婚裁判は、調停と異なり裁判官の判決によって離婚成立の有無が決まります

上図に大まかな流れをまとめました。

モラハラ離婚に成功した裁判例

ここでは、モラハラが原因での離婚に成功した裁判例を紹介します。

裁判例1:夫とその父が妻に古風かつ従順となるよう強要し250万円の慰謝料

20年以上に渡り、夫とその父は妻に対して「古風かつ従順になれ」と強要していました。

そのことで、離婚裁判へと発展し、判決では夫に250万円の支払いが命じられています。

【東京地判 平成16年12月27日 判例秘書05935279】

裁判例2:妻に対して心無い発言を繰り返し250万円の支払い命令

10年以上に渡り、夫は妻に対して心無い発言を繰り返していました。

裁判では、夫の非が認められるとともに、婚姻期間が比較的長かったことが加味され、250万円の慰謝料支払いが命じられています

【東京地判 平成17年3月8日 判例秘書06030953】

裁判例3:妻に対して侮辱的な振る舞いを続け350万円の慰謝料支払い命令

当初、夫の不貞行為を理由に離婚裁判をおこなった判例ですが、判決の算定要素にモラハラが挙げられ350万円の慰謝料支払いが命じられたケースです。

不貞行為も立派な離婚事由に該当しますが、それ以上に妻に対する侮辱的な振る舞いが裁判官の心証に影響を与えたようです。

【東京地判 平成17年5月13日 判例秘書06031839】

そもそもモラハラとは?特徴や原因を解説

そもそもなぜ、妻(夫)はモラハラに至るのでしょうか。

原因とモラハラ妻(夫)の特徴についてまとめました。

モラハラの特徴

モラハラの特徴について、加害者と被害者それぞれの立場で以下にまとめました。

加害者側の特徴

  • 自分に優しく配偶者に厳しい
  • 子供や親族の前でも平気で暴言を吐く
  • 外面は良く、周りから好印象を与えている
  • 結婚や出産を機に態度が変わってしまう
  • 自分の非を認めない など

被害者側の特徴

  • 意見を主張するのが苦手
  • 一人で抱え込み無理をしてしまう
  • 基本的に断れない性格
  • 真面目かつ責任感が強い性格 など

モラハラに至る原因

あなたの妻(夫)がモラハラに至る原因とは一体何でしょう。一例を以下にまとめました。

  • 妻(夫)が幼少期に親のモラハラを目の当たりにしていた、または精神的虐待を受けていた
  • 今まで親の言う通りに生きてきた
  • 実は自分に自信がない
  • 大切な人や信頼していた人に裏切られた経験がある など

モラハラでの離婚事由を主張するための法律について

妻(夫)と離婚する際、法律上の離婚事由に則って調停や裁判に臨む必要があります。

モラハラはどの離婚事由に当てはまるのでしょうか。

以下に民法770条で定められている離婚事由をまとめました。

(裁判上の離婚)

第七百七十条  夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。

一  配偶者に不貞な行為があったとき。

二  配偶者から悪意で遺棄されたとき。

三  配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。

四  配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。

五  その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき

引用元:民法

基本的には、「その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」に当てはめて離婚を主張します。

まとめ

妻(夫)のモラハラ被害に遭うと、「本当は、自分が悪かったのではないか」と、マイナス思考に陥ることがあります。

しかし、この記事を読んだということは、少なからず、あなたに離婚したいという意思がある証拠ではないでしょうか。

大切なことは、一人で悩まないことです。

そして勇気を出して一度、弁護士に相談してみてください。

あなた抱えているモラハラ妻(夫)から解放され、楽しい人生が送れるチャンスを掴めることでしょう。

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夫に見下される・暴言を吐かれる…。夫といて苦しい、と毎日つらい思いをされていませんか?

関係の修復を図るよりも、夫と離れることで今の生活を抜け出せるかもしれません。

少しでも離婚を検討しているのであれば、弁護士へ相談することをおすすめします。

モラハラ問題を弁護士に相談することで以下のようなメリットがあります。

  • 法的観点から的確なアドバイスがもらえる
  • 慰謝料請求できるか判断してもらえる
  • 依頼時の弁護士費用がわかる
  • 弁護士に依頼すべきか判断ができる
  • 精神的に少し楽になる

初回相談無料の事務所も多数掲載していますので、まずはお気軽にご相談ください。

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この記事の調査・編集者
梶原美香
法律系SEOライターとして入社。何よりも読者第一であることを掲げ、読みやすく、理解しやすいコンテンツ制作を心がけている。離婚問題に注力している。
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