交通事故
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2024.05.07
東京都交通安全協会とは？交通事故相談や免許関連業務などの活動内容を紹介
調査・編集者 アシロ編集部
目次
- 「東京都交通安全協会は、どのような活動をしている？」
- 「東京都交通安全協会に加入するメリットは？」
運転免許証の取得や更新の際、東京都交通安全協会に加入しないか聞かれた方もいるでしょう。
しかし、東京都交通安全協会がどのような組織なのか、加入するメリットがあるのかわからない方は多いのではないでしょうか？
本記事では、東京都交通安全協会の活動内容、相談窓口、加入するメリットなどについて解説します。
東京都交通安全協会について詳しく知りたい方や、東京都交通安全協会に加入するメリットを知りたい方はぜひ参考にしてください。
この記事を監修した弁護士
当社在籍弁護士（株式会社アシロ）
この記事は、株式会社アシロの「法律相談ナビ編集部」が執筆、社内弁護士が監修しました。
東京都交通安全協会とは？
東京都交通安全協会とは、東京都の交通安全を守るため、1946年に設立された民間団体です。
当初は「財団法人東京交通安全協会」として、警視庁や関係機関からの指導を受けながら活動をしていました。
2017年に「一般財団法人東京都交通安全協会」へ法人格と名称を変更し、現在に至ります。
東京都交通安全協会は、東京都内の交通安全を守るための活動をおこなっており、交通安全の推進活動、交通事故相談、安全教育ビデオの制作、広報誌の発行など、内容は多岐にわたります。
東京都交通安全協会には、運転免許証の交付や更新の際に加入できますが、協力金の支払いが必要です。
東京都交通安全協会の主な活動内容
東京都交通安全協会は、都内の交通安全を推進するためにさまざまな活動をおこなっています。
それでは、具体的にどのような活動をしているのでしょうか？
ここからは、東京都交通安全協会の主な活動内容について解説します。
免許更新関連業務｜免許更新時の講習活動
免許更新の際の講習をおこなっています。
講習活動は、行政機関やその他の団体から委託されて実施している業務です。
また、免許更新の受付や免許更新時の写真撮影、免許証の交付業務も東京都交通安全協会が担っています。
交通安全推進活動｜交通安全に関する広報活動
都内の交通安全を推進するための活動もおこなっています。
具体的な広報活動については、以下のとおりです。
- 交通安全スローガンの作成
- 交通安全運動や交通安全キャンペーンの実施
- ホームページや機関紙による交通安全の啓発活動
- 交通事故防止をテーマとした家庭用回覧チラシの配布
- 自転車保険の加入促進
- 飲酒運転の根絶に向けたアルコール検知器の活用促進
- 歩行者に対する安全対策の推進
このように、東京都交通安全協会がおこなう広報活動は非常に多岐にわたります。
スローガン、回覧チラシなどの身近な取り組みによって、東京都内の交通安全に対する意識を高めることを目指しています。
交通事故相談｜経験豊富な担当者による相談対応
東京都交通安全協会では、交通事故に関する相談もできます。
都内7ヵ所に交通事故相談所が設置されており、誰でも無料で相談することが可能です。
「交通事故の加害者または被害者なってしまったが、何をしたらよいかわからない」「交通事故に遭ったが、加害者に請求できる損害賠償はどのくらいなのか？」など、交通事故に関するあらゆる悩みを経験豊富な相談員に相談できます。
交通事故後の対応方法について悩んだら相談所を活用し、交通事故相談のプロに相談してみるとよいでしょう。
その他
東京都交通安全協会は、ほかにもさまざまな活動に取り組んでいます。
東京都の交通安全意識を高めるため、あらゆる活動をおこなっていることがわかるでしょう。
【そのほかの東京都交通安全協会の活動内容】
- 交通安全情報の発信
- 機関紙「交通安全ジャーナル」の発行
- 安全教育ビデオの製作
- 運転免許試験場内の食堂、売店などのサービス事業
- 交通安全グッズの製作
東京都交通安全協会の相談窓口
交通事故に遭ってしまった際の悩みは、都内に7ヵ所ある交通事故相談所で相談できます。
ここからは、7つの交通事故相談所の概要について説明します。
受付時間は、いずれの相談所も8時30分から16時00分までです。
なお、江東区交通事故相談所は、平成28年3月31日で閉鎖しているので注意してください。
中央交通事故相談所
中央交通事故相談所は、中央区に設置されている相談所です。
相談日は平日のみですが、東京駅や銀座などからのアクセスがよいので、仕事の合間に利用しやすいでしょう。
| 所在地 | 中央区八丁堀3-17-9 京華スクエア2F |
| 最寄り駅 | 東京メトロ京葉線・日比谷線「八丁堀駅」 都営地下鉄浅草線「宝町駅」 |
| 電話番号 | 03-3206-0507 |
| 相談日 | 月〜金曜日 |
墨田交通事故相談所
墨田交通事故相談所は、墨田区役所内に設置されている相談所です。
相談日は平日のみなので、平日に相談の時間を確保できる方におすすめの窓口です。
| 所在地 | 墨田区吾妻橋1-23-20 墨田区役所1F |
| 最寄り駅 | 都営浅草線「本所吾妻橋駅」 東京メトロ銀座線「浅草駅」 |
| 電話番号 | 03-3625-7451 |
| 相談日 | 月〜金曜日 |
中野交通事故相談所
中野交通事故相談所は、中野区役所内に設置されています。
相談できるのは平日のみですが、新宿駅や中央・総武線を普段利用する方なら足を運びやすいでしょう。
| 所在地 | 中野区中野4-8-1 中野区役所1F |
| 最寄り駅 | JR中央線・総武線「中野駅」 |
| 電話番号 | 03-3387-9241 |
| 相談日 | 月〜金曜日 |
品川交通事故相談所
品川交通事故相談所は、品川区役所内に設置されている相談所です。
相談日は平日のみなので、専業主婦（夫）や平日休みの方なら利用しやすいといえます。
| 所在地 | 品川区広町2-1-36 品川区役所第3庁舎3F |
| 最寄り駅 | JR京浜東北根岸線「大井町駅」 東急大井町線「下神明駅」 |
| 電話番号 | 03-5742-2061 |
| 相談日 | 月〜金曜日 |
立川交通事故相談所
立川交通事故相談所は、立川駅からのアクセスがよい相談所です。
平日だけでなく日曜日の相談も受け付けているので、平日に相談する時間がない方でも利用しやすいでしょう。
| 所在地 | 立川市錦町3-3-20たましん RISURUホール5F |
| 最寄り駅 | JR中央線・南武線・青梅線・五日市線「立川駅」 多摩モノレール「立川南駅」 JR南武線「西国立駅」 |
| 電話番号 | 042-522-2557 |
| 相談日 | 月〜金曜日、日曜日 ※第3月曜日（祝日の場合は翌日）は休業 |
大田交通事故相談所
大田交通事故相談所は、大田区に設置されている相談所です。
日曜日にも相談できるので、平日は仕事で忙しい会社員でも利用しやすいでしょう。
| 所在地 | 大田区池上3-27-6 |
| 最寄り駅 | 東急池上線「池上駅」 |
| 電話番号 | 03-3755-6596 |
| 相談日 | 月〜金曜日、日曜日 |
台東交通事故相談所
台東交通事故相談所は、上野駅からほど近い場所にあります。
相談日は平日のみで、土日の相談は受け付けていません。
| 所在地 | 台東区東上野4-5-6 台東区役所1F |
| 最寄り駅 | JR線・東京メトロ「上野駅」 東京メトロ銀座線「稲荷町駅」 |
| 電話番号 | 03-3843-7475 |
| 相談日 | 月〜金曜日 |
東京都交通安全協会に関するよくある質問
東京都交通安全協会の会員になると、どのようなメリットがあるのか、気になる方は多いのではないでしょうか？
ここからは、東京都交通安全協会に関するよくある質問をまとめています。
東京都交通安全協会に加入するメリットや、ほかの交通安全協会との違いについて知りたい方は、ぜひチェックしてください。
Q.交通安全協会には必ず加入する必要がある？
交通安全協会への加入は任意です。
運転免許証の交付や更新の際に加入するかを聞かれることがありますが、入会したくなければ断っても問題ありません。
実際、交通安全協会に加入している人は全体の半数程度とされています。
東京都では勧誘されないことがほとんどですが、勧誘されたとしても「必ず加入しないといけないんだ」と、勘違いしないよう注意しましょう。
Q.東京都交通安全協会に加入するメリットはある？
東京都交通安全協会に加入するメリットはとくにありません。
都道府県によっては、協賛店舗での割引やポイントアップ、チャイルドシートの短期無料レンタルなどの特典を受けられます。
しかし、東京都交通安全協会は会員向けの特典やサービスを提供していません。
加入することで得られるメリットはほとんどないので、あえて加入する必要はないといえます。
Q.全日本交通安全協会とは何が違うのか？
全日本交通安全協会は、日本全国を管轄する組織で、その地域拠点のひとつが東京都交通安全協会です。
交通安全国民運動中央大会の開催や全国交通安全運動の共催など、全国的な活動を展開しています。
東京都交通安全協会の活動範囲は東京都内に限定されているので、活動の規模は全日本交通安全協会のほうが大きいといえるでしょう。
まとめ｜東京都交通安全協会でも交通相談に対応している
東京都交通安全協会は、東京都の交通安全を守るためにあらゆる活動をしています。
その一環として交通事故に遭った際の相談も受け付けているので、交通事故で悩んでいる方の強い味方になるでしょう。
東京都内に7つの相談所が設置されているので、交通事故後の対応や手続きで悩んでいる方は、最寄りの相談所でぜひ気軽に相談してみてください。
この記事の調査・編集者
アシロ編集部
本記事は法律相談ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。※法律相談ナビに掲載される記事は、必ずしも弁護士が執筆したものではありません。本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。
