レイクへの支払いが遅れてしまい「このまま放置しても大丈夫だろうか」と不安になる人も多いでしょう。
返済を滞納すると、遅延損害金が発生するだけでなく、信用情報に傷が付いたり、最悪の場合は財産の差し押さえといったリスクに発展すしたりするおそれもあります。
しかし、早めに対処すれば大きなトラブルを回避することは可能です。
本記事では、レイクへの返済を滞納した際に起こるリスクと、今すぐ取るべき対処法についてわかりやすく解説します。
レイクで滞納が続くとどうなる?
レイクは、毎月の返済日を自分の都合の良い日付に指定でき、給料日のあとなどにも設定できるため、他の消費者金融やクレカと比較すると滞納が起こりづらいといえます。
万が一、レイクの支払いを滞納した場合は、滞納日数に応じて以下のようなリスクが生じます。
- 【滞納翌日~】遅延損害金が発生する
- 【滞納翌日~】督促や取り立てが開始される
- 【滞納1~2ヵ月目~】利用停止・強制解約となる
- 【滞納1~2ヵ月目~】一括での返済を求められる
- 【滞納1~2ヵ月目~】ブラックリストに登録される
- 【滞納3ヵ月目~】訴訟を起こされたり支払い督促・差し押さえを受けたりする
基本的に、滞納日数が長くなる程重いペナルティが待ち構えています。
以下では、それぞれのリスクについて、具体的に見ていきましょう。
【滞納翌日~】遅延損害金が発生する
レイクの返済を滞納すると、翌日から遅延損害金が発生します。
遅延損害金とは、約束された返済期日に支払いがおこなわれなかったことに対する延滞金のようなもので、契約書に記載された利率に基づいて日割りで計算されます。
なお、レイクの遅延損害金は、年利20%と非常に高額です。
たとえば、10万円の残高が滞納となった場合、1日あたり約55円の損害金が発生する計算になります。
仮に、1ヵ月滞納した場合の遅延損害金は約1,700円となり、滞納期間が長くなるほど総支払い額も膨らんでいくので注意しましょう。
【滞納翌日~】督促や取り立てが開始される
返済期日を過ぎた段階で、レイクから電話やメールなどによる督促が始まります。
最初は「支払い期日を過ぎています」といった内容の連絡ですが、無視し続けると頻度が高くなり、より強いトーンで支払いを促されるようになるでしょう。
こうした督促の連絡は、自宅に郵送で届く可能性もあり、精神的な負担となります。
督促から解放されるには、滞納分を支払うしかありません。
また、督促後も滞納を続けると、さらに重いペナルティを課されることになるので、この段階での解決を目指すのが得策です。
【滞納1~2ヵ月目~】利用停止・強制解約となる
滞納が1ヵ月を超えると、レイクの利用が停止され、新たな借り入れができなくなります。
基本的に、カードローンが停止されても滞納分を支払えば再度利用ができますが、滞納が長期間であったり、繰り返し滞納いていたりする場合は、強制解約の措置がとられ、今後一切利用ができなくなることもあります。
強制解約に至ると、今後レイクやその系列の金融機関での借入ができなくなるだけでなく、他社からの借入審査にも悪影響が及ぶ可能性があります。
早期に返済できる見込みが立たない場合でも、滞納を放置するのではなく、まずはレイクに連絡して返済方法や期日の相談をおこなうことが大切です。
【滞納1~2ヵ月目~】一括での返済を求められる
滞納が1~2ヵ月を超えると、レイクから一括返済を求められる可能性が高くなります。
本来は分割で返済していくローンであっても、滞納によって信用が低下した場合は、契約上の期限の利益を喪失し、残債全額をただちに支払うよう請求されるのです。
ただでさえ返済が滞っているのに、一括返済を求められてもすぐに全額支払える人はほとんどいないでしょう。
しかし、支払えないからといって一括請求を放置してしまうと、さらなる法的措置に進むリスクがあります。
一括返済の請求を受けた場合は、弁護士や司法書士などの専門家に相談し、債務整理などを含めた対応を検討しましょう。
【滞納1~2ヵ月目~】ブラックリストに登録される
滞納が長引くと、いわゆるブラックリストに登録されるリスクがあります。
ブラックリストとは、CICやJICCなどの信用情報機関に事故情報として登録されることです。
ブラックリストに登録されると、今後5年間~7年間程度はクレジットカードやローンなどの新規申し込みが難しくなります。
また、レイクの返済を滞納したことが他社にも共有されるため、他のカードの更新や利用にも支障をきたすでしょう。
たとえば、携帯電話の分割購入ができない、自動車ローンの審査に通らないなど、生活のあらゆる場面で不便を感じることになります。
【滞納3ヵ月目~】訴訟を起こされたり支払い督促・差し押さえを受けたりする
滞納が3ヵ月以上続くと、レイク側は法的手段を検討しはじめます。
具体的には、裁判所を通じた支払い督促や訴訟が起こされる可能性があり、これらの手続きが進むと最終的に給与や預金口座の差し押さえが実行されるおそれもあるでしょう。
差し押さえが認められると、会社に対しても通知がいくため、職場に滞納の事実が知られてしまいます。
裁判所からの通知を無視すると、相手の主張が認められたまま仮執行宣言付き支払い督促が確定し、強制執行に進むことになるので、裁判所から何らかの通知が届いた際は、内容をよく確認し、適切に対処することが大切です。
なお、この段階に入ってしまうと、交渉での和解は困難です。
できるだけ早期に弁護士に相談し、適切な債務整理手続きを進める必要があります。
レイクの返済を滞納しそうな場合の対処法
レイクの返済を1日でも滞納すると遅延損害金が発生し、返済負担が大きくなってしまいます。
そのため、レイクの返済を滞納しそうな場合は、早い段階で以下の対処法をとりましょう。
会員ページから返済予定日を変更する
今月の返済が間に合わないかもしれないと感じた段階であれば、遅延や滞納を防ぐために期日の変更を検討しましょう。
レイクの返済予定日の変更は、返済日の3日前からスマートフォンやパソコンなどで簡単におこなうことができます。
具体的には、会員ページ内の「ご返済情報の確認」から、返済日の調整が可能です。
ただし、契約内容や過去の利用履歴によっては、希望通りの日付に変更できないケースもあるため注意しましょう。
変更が完了すれば、滞納扱いにならずに済み、遅延損害金や信用情報への影響も回避できます。
会員ページが利用できなければ電話を
スマホやPCの操作が難しかったり、ネット環境が整っていなかったりなどの理由で会員ページから手続きができない場合は、レイクのカスタマーセンターに電話しましょう。
レイクでは、専用のオペレーターが返済に関する相談に応じており、返済予定日の変更や支払い方法の調整についても個別に対応してくれます。
電話窓口で、現在の支払い状況や収入・支出のバランスなどを伝えることで、無理のない返済計画の提案を受けられることもあります。
信用情報への悪影響を防ぐためにも、滞納前の段階で連絡し、返済の意思を示すことが重要です。
連絡せずに放置してしまうと、強制解約や一括返済の請求など、状況が悪化する可能性が高まります。
どうしても支払えそうにないと感じたら、勇気を出して早めに連絡を取りましょう。
レイクの返済を滞納してしまった場合の対処法
レイクの返済が遅れた場合は、そのまま放置していると遅延損害金が膨むうえ、強制解約や一括請求などの重い措置をとられるリスクも生じます。
ここでは、レイクの返済を滞納してしまった際にすぐにとるべき対処法を紹介します。
すぐにフリーダイヤルへ連絡
レイクの返済を滞納してしまった場合、最も重要なのは放置しないことです。
返済日を過ぎてしまったと気づいたら、できるだけ早くレイクのフリーダイヤル(0120-09-09-09)に連絡を入れましょう。
滞納を放置すると、遅延損害金が発生したり、督促状や電話が届いたりするだけでなく、最悪の場合には信用情報に事故情報が登録され、クレジットカードやローンの審査に影響を及ぼす恐れがあります。
フリーダイヤルに連絡をすれば、現在の滞納状況を確認したうえで返済可能日を相談でき、分割払いの提案や一時的な支払い猶予など、状況に応じた柔軟な対応を受けられるでしょう。
特に、すぐに支払うのは難しいが数日以内には可能といった場合は、事前にその旨を伝えることで、厳しい措置を回避できる可能性が高いです。
早急に返済する
返済期日を過ぎてしまっても、早急に支払いを完了させれば、大きなトラブルに発展するのを防ぐことができますがあります。
滞納から日が浅ければ、信用情報に傷がつかずに済む可能性もあるため、できるだけ早く返済資金を用意し、入金を完了させましょう。
レイクは、コンビニATMや銀行振込など複数の支払い方法に対応しており、インターネットバンキングを利用すれば自宅からでも返済が可能です。
特に遅延損害金は、滞納日数が増えるほど金額が大きくなっていくため、1日でも早く返済することで余計な負担を軽減できます。
なお、返済後はレイクの会員ページなどでしっかりと入金が反映されているかもチェックすることも重要です。
今後の滞納を防ぐために、次回の返済日や金額も再確認しておくとよいでしょう。
レイクの滞納が続いている場合の対処法
レイクに返済するお金が用意できず、1ヵ月近く滞納が続いている場合は、一括請求やブラックリスト入りなどのリスクが高まります。
滞納が続き、今後も支払いが難しい場合は、早急に以下の対処をとりましょう。
- 「レイクdeおまとめ」の利用で返済額を減らす
- 債務整理を検討する
- 弁護士に相談する
それぞれについて、具体的な対処法や実施すべきタイミングなども合わせて解説します。
「レイクdeおまとめ」の利用で返済額を減らす
滞納が長引いておらず、利息分の支払い負担が減ればなんとか返済を続けていけそうな時は、「レイクdeおまとめ」の利用がおすすめです。
レイクdeおまとめとは、複数社からの借入れを一本化し、金利や返済スケジュールを見直せるローン商品です。
毎月の返済に追われて他社からも借金をしているようなケースでは、レイクdeおまとめの利用によって金利を下げられる可能性が高いでしょう。
家計管理もしやすくなり、今後の滞納リスクを下げられる点がメリットです。
ただし、レイクdeおまとめを利用する際は、新たなローン契約をすることになるため、すでに滞納が続いている場合には、審査に通らない可能性もあります。
申し込み前に収入状況や借入残高を整理し、返済の見通しが立っていることを説明できるようにしておきましょう。
債務整理を検討する
レイクへの返済が長期間にわたって滞り、自力での完済が難しいと感じる場合は、債務整理を検討するのも有効な対処法のひとつです。
債務整理とは、法律の力を使って借金の減額や免除を受ける手続きで、任意整理・個人再生・自己破産の3種類があります。
たとえば任意整理であれば、将来の利息や遅延損害金をカット、支払いスケジュールの再調整などを目指して弁護士などの専門家がレイクと交渉し、無理のない分割払いが実現できる可能性があります。
これらの手続きは信用情報に影響を及ぼすデメリットがありますが、滞納を放置して信用を損なうよりも、借金を法的に整理して立て直すほうが長期的に見て有益な解決策になることも多いです。
借金の総額が多い場合や収入が不安定な場合には、早めに検討すべき選択肢といえます。
弁護士に相談をする
レイクの返済に行き詰まり、2ヵ月以上の滞納が続いている場合は、早急に弁護士に相談しましょう。
弁護士は借金問題の専門家であり、現在の債務状況に応じた最適な解決方法をアドバイスしてくれます。
たとえば、今後も返済を続けたい場合は返済計画の立て直しについてアドバイスをもらえるほか、任意整理によって返済方法や利息の減額についてレイクと交渉をしてもらうことも可能です。
また、すでに返済が不可能なレベルまで借金が膨らんでいる場合でも、個人再生や自己破産といった手続きを通じて、合法的に借金から解放される道を開いてくれます。
最近では、多くの法律事務所で初回相談を無料でおこなっており、費用がないから相談できないと悩んでいる方でも、気軽に相談できる体制が整っています。
滞納を長引かせればそれだけリスクが高まるため、一人で抱え込まず、専門家の力を借りて早めの対応を心がけましょう。
レイクの滞納を予防するには?
一度レイクを滞納したとしても、早急に支払い方法について相談したうえで返済ができれば、大きなトラブルにならずに済むでしょう。
ただし、何度も繰り返し滞納してしまうと、レイクからの信用が低下し、利用停止や強制解約などの措置をとられるおそれもあります。
今後レイクの滞納をしないようにするためには、以下の予防策をとりましょう。
- 「ご返済日前お知らせメール」サービスを利用する
- 自動引き落としを利用する
- 返済計画を見直す
それぞれの予防法について、以下で詳しく解説します。
「ご返済日前お知らせメール」サービスを利用する
レイクでは、返済予定日をうっかり忘れてしまうのを防ぐために、ご返済日前お知らせメールサービスを提供しています。
このサービスを利用すれば、返済日の数日前に登録したメールアドレス宛に通知を送ってもらうことが可能です。
特に、自動引き落としではなく銀行振込やATM払いを選択している人にとっては、返済日前の心構えとして役立つでしょう。
設定は会員ページ上から簡単におこなえるため、レイクの利用を継続している人は必ず活用してください。
自動引き落としを利用する
レイクの返済方法として、滞納リスクが低いのが自動引き落とし(口座振替)です。
自動引き落としを選択すれば、銀行口座から毎月決まった日に返済額が引き落とされるため、自分でATMに行ったり、振込の手続きをしたりする手間が省け、振込忘れも防げます。
特に、支払い日を忘れがちな人や、忙しくてATMに行く時間が取れない人にとっては非常に便利な方法です。
ただし、自動引き落としの際に残高不足だと引き落としが失敗し、そのまま滞納扱いになってしまうため、毎月の引き落とし日を意識して口座に必要な金額を準備しておく必要があります。
レイクの自動引き落としは毎月6日か27日の二つの選択肢しかないので、給料日や家賃の支払いなども加味して、自分にとって都合の良い日程を選びましょう。
返済計画を見直す
滞納を防ぐための根本的な対策として、自分の収入や支出に合わせて無理のない返済計画を立てることも大切です。
レイクで借入をした際に、返済額が現状の生活に合っていない場合、どうしても滞納が起こりやすくなってしまいます。
特に収入が減少したり、突発的な出費があったりした場合には、現状に合わせて返済額やスケジュールの見直しが必要です。
レイクでは、返済額の変更や返済期間の見直しについて相談を受け付けている場合もあるため、不安がある場合は電話で相談してみるのもよいでしょう。
また、家計簿アプリを使って日々の支出を記録し、どこに無駄があるかを洗い出すことで、より現実的な返済プランが立てることも大切です。
レイクでの滞納についてよくある質問と回答
ここでは、レイクでの滞納についてよくある質問をまとめました。
レイクからの借入を滞納しそうな人や、すでに滞納してしまっている人はぜひ参考にしてください。
どれくらい滞納したらブラックリストに載りますか?
一般的に、滞納が61日以上または3ヵ月以上継続した場合に、ブラックリスト入りの対象となります。
これは、レイクが加盟しているCICやJICCなどの信用情報機関のルールに基づいたものです。
ただし、レイクからの借金を繰り返し滞納している場合などは、1ヵ月程度の滞納でも強制解約となり、その結果ブラックリスト入りとなるおそれがあるので注意が必要です。
1日でも滞納すれば、すぐに利用停止になりますか?
レイクでは、1日でも返済が遅れた場合には滞納として扱われますが、即座に利用停止となるわけではありません。
滞納の状況や顧客の返済履歴などを考慮したうえで判断され、数日~1ヵ月程度で一時的な利用停止となるのが通常です。
ただし、繰り返し滞納していると、1日のみの滞納で利用停止になるおそれもあります。
レイクの返済に時効はありますか?
レイクなどの消費者金融からの借金にも、民法上の消滅時効が適用されます。
具体的には、最後の返済から5年が経過すると、貸金業者からの返済請求権は時効によって返済義務はなくなります。
ただし、単に5年が経過すれば自動的に借金が消えるわけではありません。
消滅時効を成立させるには、債務者が時効の援用という法的な手続きをおこない、レイク側に正式に意思表示をしなければなりません。
また、最後の返済から5年間のあいだに一度でも返済をしたり、電話などで返済の意思を示したりした場合には、時効のカウントがリセットされます。
さらに、レイクが時効期間中に訴訟や支払い督促などの法的措置を取った場合にも時効のカウントは中断されます。
したがって、借金を長期間放置していても時効が成立する可能性は極めて低いでしょう。
さいごに|レイクの滞納が続きそうなら弁護士へ相談を
本記事では、レイクを滞納した際のリスクや、レイクを滞納した場合の対処法について詳しく解説しました。
レイクの支払いを滞納すると、滞納翌日から遅延損害金が発生するほか、滞納が長引くと強制解約やブラックリスト入りなどの重いリスクが生じます。
数日程度の滞納であれば大きな問題にはならないケースもありますが、他社への借金返済にも追われているなどの事情があり滞納が長引きそうな場合は早急に弁護士に相談するべきです。
借金問題の解決に注力している弁護士に相談すれば、自分の状況に適した債務整理を提案してくれます。
初回相談は無料で受け付けている法律事務所も多いので、まずは話だけでも聞いて見るのがおすすめです。

