エポスカードを滞納するとどうなる?支払えないときの対処法とあわせて解説

エポスカードを滞納するとどうなる?支払えないときの対処法とあわせて解説
目次
  1. エポスカードの支払い滞納や遅れが発生するとどうなる?いつまで待ってもらえる?
    1. 滞納の翌日以降|カードが利用停止となり、遅延損害金が発生する
    2. 滞納から数日後|電話やはがきで督促される
    3. 滞納から約2ヵ月後~|信用情報機関に事故情報が登録される
    4. 滞納から約2ヵ月・3ヵ月後~|カードが強制解約され、残債の一括返済を求められる
    5. 滞納から約3ヵ月後~|訴訟や差し押さえなどの法的措置をとられる
  2. エポスからの督促や一括請求の放置はNG!無視せずに対応する
  3. エポスカードの利用代金を支払えないときの対処法
    1. コールセンターに相談する
    2. 支払い日がまだ先なら支払い方法を分割払い・リボ払いに変更する
    3. エポスカードが支払い滞納の状態で、すぐ払えないなら分割交渉も可能ではある
    4. 公的融資の利用を検討する
    5. 専門機関に相談する
    6. 債務整理を検討する
  4. エポスカードの支払いに遅れたらどこで払う?再引き落としは?
  5. エポスカードの滞納に関してよくある質問
    1. エポスカードの滞納はエポスポイントやETCカードにも影響する?
    2. 滞納後に返済すればエポスカードはすぐに復活する?
    3. 数日でも滞納すると信用情報に傷がつく?
    4. エポスカードを強制解約されると二度と使えなくなる?
  6. さいごに|エポスカードの滞納でお悩みなら、まず弁護士に相談を!

エポスカードの支払いが遅れてしまい、不安な気持ちを抱えている方もいるのではないでしょうか。

クレジットカードの支払いを滞納すると、遅延損害金が発生するだけでなく、カードの利用停止や信用情報への影響など、さまざまなリスクがあります。

本記事では、エポスカードを滞納した場合にどのようなことが起こるのか、そのリスクと対処法について詳しく解説します。

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エポスカードの支払い滞納や遅れが発生するとどうなる?いつまで待ってもらえる?

エポスカードの支払いを滞納すると、段階的に以下のような措置が取られます。

滞納の翌日以降|カードが利用停止となり、遅延損害金が発生する

エポスカードの支払いが遅れると、基本的には翌日からカードが使えなくなります

公共料金や家賃などをエポスカードで支払っている場合は、滞納によって支払い不能になる可能性があるので注意が必要です。

また、支払いが遅れた日数に応じて、遅延損害金が発生します。

  • 遅延損害金 = 借入残高 × 遅延損害金利率 ÷ 365日 × 滞納日数

遅延損害金の利率は通常の利息よりも高く、キャッシング枠は年率20%、ショッピング枠は年率14.6%です。

例えば、ショッピング枠で10万円を30日間滞納した場合、約1,200円の遅延損害金が発生します。

滞納期間が長引くほど遅延損害金の額は大きくなるため、注意が必要です。

さらに、2025年3月25日以降の支払い分から、支払い期日までに支払いができなかった場合に、事務処理手数料として1回あたり484円が次回の支払い時に請求されます。

ただし、キャッシングに関する支払いなど、一部対象外となるものもあります。

滞納から数日後|電話やはがきで督促される

支払い遅れが数日続くと、エポスカードから督促の連絡が入ります。

督促の連絡手段は電話、はがき、メールなどさまざまです。

連絡を無視し続けると、職場に電話がかかってくる可能性もあります。

滞納から約2ヵ月後~|信用情報機関に事故情報が登録される

約2ヵ月以上支払いが遅れると、信用情報機関に事故情報が登録されます。

信用情報機関とは、個人のクレジットカードやローンの利用履歴などを管理している機関です。

日本には、以下の3つの信用情報機関があります。

  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

信用情報機関は、加盟している会社・団体と情報を共有しています。

そのため、エポスカードで支払いを滞納すると、ほかのクレジットカード会社やローン会社にも情報が共有され、以下のような不利益が生じる可能性があります。

  • 新規のクレジットカードが作れなくなる
  • ローンの審査に通らなくなる
  • 携帯電話の分割払いができなくなる
  • 保証会社を介した賃貸契約が結べなくなる

事故情報の登録期間は、完済後も5年程度は残ったままになります。

滞納から約2ヵ月・3ヵ月後~|カードが強制解約され、残債の一括返済を求められる

支払いの遅れが約2ヵ月~3ヵ月続くと、エポスカードは強制解約されます。

強制解約後は返済したとしても、原則として利用を再開することはできません。

また、滞納からしばらく経過するとカードの利用ができなくなるだけでなく、未払い残高の一括返済を求められます。

この段階になるとエポスカード側は法的措置も見据えているので、内容証明郵便で請求してくるケースが一般的です。

滞納から約3ヵ月後~|訴訟や差し押さえなどの法的措置をとられる

約3ヵ月以上支払いを滞納すると、法的措置をとられるリスクが高くなります。

訴訟を起こされると、裁判所に出廷して、支払いの意思や能力を説明しなければなりません。

裁判で負けてしまうと、給与や預金口座を差し押さえられます。

給与を差し押さえられた場合は、会社にも借金の存在を知られることになるでしょう。

訴訟を起こされる前に、エポスカードに連絡して、分割払いの交渉などを進めることが重要です。

エポスからの督促や一括請求の放置はNG!無視せずに対応する

エポスカードからの督促や一括請求を無視することは、絶対にやめましょう

督促や一括請求を無視し続けると、法的措置を取られるリスクが高まります。

督促を受けたら、必ずエポスカードに連絡し、今後の対応について相談しましょう。

たとえ経済的に返済が難しい場合でも、返済の意思を示すことが大切です。

エポスカードの利用代金を支払えないときの対処法

エポスカードの利用代金を支払えないときは、以下の方法を検討しましょう。

コールセンターに相談する

エポスカードのコールセンターに相談すれば、支払いに関するさまざまなサポートを受けられます。

例えば、以下のように伝えてみましょう。

「今月の支払いが厳しい状況です。分割払いに変更することは可能でしょうか?」

「支払い期日を少し延ばしてもらうことはできますか?」

コールセンターに相談することで、支払い期日の延長や分割払いへの変更など、柔軟に対応してもらえる可能性があります。

コールセンター電話番号03-3381-0101
受付時間9時00分~19時00分(12月31日~1月3日を除く)

支払い日がまだ先なら支払い方法を分割払い・リボ払いに変更する

支払い日がまだ先の場合は、支払い方法を分割払い・リボ払いに変更することで返済の負担を減らせます。

ただし、最終的に支払う利息が増えるため、あくまでも一時的な措置として考えておきましょう。

分割払い・リボ払いへの変更は、エポスカードの会員サイトやアプリから手続きできます。

エポスカードが支払い滞納の状態で、すぐ払えないなら分割交渉も可能ではある

滞納している状態で、すぐに支払えないのであれば、分割交渉をおこなってみましょう。

滞納している事情を説明したうえで、具体的な支払い計画を示せば、分割払いが認められ、返済の負担を抑えられる可能性があります。

ただし、交渉がうまくいくとは限らないので、過度に期待を持つことはおすすめしません。

公的融資の利用を検討する

エポスカードの支払いが難しい場合は、生活福祉資金貸付制度などの公的融資制度を利用するのもひとつの方法です。

公的融資制度は、低所得者や障害者など、経済的に困窮している人を支援するための制度であり、無利子または低金利での借入れが可能です。

誰でも無条件に借りられるわけではないため、詳細は市区町村に確認してみましょう。

専門機関に相談する

エポスカードの滞納に関して対処法がわからない場合は、専門機関に相談してみるのもよいでしょう。

専門機関では、債務問題に関する専門的な知識を持った相談員が、状況に応じて適切なアドバイスをしてくれます。

借金問題の相談に応じている主な専門機関は以下のとおりです。

  • 消費生活センター・国民生活センター
  • 日本クレジットカウンセリング協会
  • 法テラス
  • 日本弁護士連合会
  • 日本司法書士会連合会

専門機関に相談する際は、滞納している期間や金額などを整理しておくと、より具体的なアドバイスを受けることができます。

債務整理を検討する

どうしてもエポスカードの支払いが難しい場合は、債務整理を検討しましょう。

債務整理とは、債権者との交渉や裁判所への申立てによって借金を減額・帳消しにしたり、返済期間を延長したりする手続きです。

任意整理|エポスとの直接交渉で利息や遅延損害金のカットを目指す

任意整理とは、債権者と交渉し、将来利息・遅延損害金のカットや返済期間の延長などを求める手続きです。

裁判所を介さずに手続きできるため、比較的費用が安く、手続きも簡単です。

ただし、借金を減額できるかどうかは、エポスカード側の意向次第です。

任意整理に踏み切ったからといって、必ずしも借金を減額できるわけではありません

また、任意整理を含め、債務整理をおこなうと信用情報に事故情報が登録されます。

債務整理から5年~7年程度はローンを組んだり、クレジットカードを作成したりすることが難しくなる点に注意しておきましょう。

個人再生|裁判所を介して借金を大幅に減額する

個人再生は、裁判所を介して借金を減額する手続きです。

借金が5分の1から10分の1程度に圧縮され、3年~5年程度で支払っていくことになります。

個人再生は裁判所への申立てが必要になるため、手続きが複雑で費用や時間もかかります。

また、ローン返済中の自宅や車などは原則として手放さなければなりません。

ただし、住宅ローン特則を利用すれば、住宅を手元に残すことは可能です。

自己破産|裁判所を介して借金の返済を全額免除してもらう

自己破産は、裁判所を介して借金の返済を免除してもらう手続きです。

自己破産は債務整理のなかでも強力な手続きですが、価値のある財産が処分され、99万円を超える現金を持ったままにすることも基本的には認められません。

また、職業・資格制限も受けるので、人によっては非常にハードルの高い方法といえるでしょう。

なお、借金を浪費で作っている場合は、そもそも自己破産自体が認められない可能性が高いので注意してください。

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エポスカードの支払いに遅れたらどこで払う?再引き落としは?

エポスカードの支払いが遅れた場合は、以下の方法で支払うことができます。

  • コンビニレジ:エポスNet・エポスアプリの返済用バーコードで支払う
  • インターネットバンキング:所有口座のインタネットバンキングサービスで支払う
  • 銀行ATM:エポスカードホームページで支払い番号を取得して支払う
  • エポスATM:エポスカードと暗証番号を用いて支払う
  • 銀行振込:コールセンターで案内される口座に振り込む

エポスカードの支払いが遅れた場合、再引き落としはおこなわれません。

上記の方法で支払いを済ませるまで、滞納期間が延びていくので早めの行動を心がけましょう。

エポスカードの滞納に関してよくある質問

エポスカードの滞納に関してよくある質問を紹介します。

エポスカードの滞納はエポスポイントやETCカードにも影響する?

エポスカードの滞納は、エポスポイントやETCカードにも影響します

エポスカードを滞納している間は、エポスポイントの付与・利用が停止されます。

また、エポスカードが解約されると、付帯するETCカードも使えなくなります。

滞納後に返済すればエポスカードはすぐに復活する?

滞納後に返済しても、エポスカードがすぐに復活するわけではありません。

カードの利用再開はカード会社が入金を確認したあとになるため、滞納料金を支払ってから最短でも2営業日かかります。

数日でも滞納すると信用情報に傷がつく?

数日でも滞納すると、信用情報に遅延情報が登録されます

ただし、数日や数週間程度であれば、遅延情報が残っていたとしても、クレジットカードやローンの審査に大きく影響はしません。

しかし、滞納期間が2ヵ月程度になると、いわゆるブラックリストに載った状態となり、各種審査に悪影響を及ぼす可能性があります。

エポスカードを強制解約されると二度と使えなくなる?

エポスカードを強制解約されると、原則として二度と使えなくなります

強制解約されると、エポス側に滞納歴が記録され、いわゆる社内ブラックに登録されます。

社内ブラックに登録されると、滞納料金を完済してもエポスでの新規発行は基本的に認められません。

また、エポスカードのグループ会社にも情報が共有され、ほかの会社での審査にも影響が出る可能性があります。

さいごに|エポスカードの滞納でお悩みなら、まず弁護士に相談を!

エポスカードの滞納でお悩みの方は、できるだけ早く弁護士に相談することをおすすめします

弁護士に相談すれば、債務整理などの法的解決策を提案してもらうことができます。

また、債務整理にともなうエポスカードとの交渉や裁判所への手続きなども代行してもらえるので、スムーズに借金問題を解決できるはずです。

借金問題は放置すればするほど状況が悪化し、解決が難しくなります。

一刻も早く弁護士に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。

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監修記事
弁護士法人かがりび綜合法律事務所
野条 健人 (大阪弁護士会)
かがりび綜合法律事務所は、お一人おひとりの悩みに最後まで寄り添いながら問題解決に取り組んでおります。お気軽にご相談ください。
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アシロ編集部
編集部
本記事は法律相談ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※法律相談ナビに掲載される記事は、必ずしも弁護士が執筆したものではありません。本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。
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