債務整理に強い弁護士・法律事務所
債務整理と任意整理の違いは簡単!自分にあった方法を選んで負担を減らそう
2024.11.22
消費者金融などから借金をしている場合、過払い金請求によって払い過ぎた利息を取り戻せる可能性があります。
過払い金請求に関することは、弁護士や司法書士へ相談・依頼するのがおすすめですが、どの法律事務所を選ぶべきか悩んでいる方も多いはずです。
本記事では、債務整理の中でも過払い金請求に強い弁護士・法律事務所のおすすめランキングを紹介します。
あわせて、債務整理とはどんな手続きなのかや、債務整理をするとどうなるのかなどの基礎知識も解説するので、債務整理を検討している方はぜひ参考にしてください。
まずはじめに、債務整理の中でも過払い金請求に強い弁護士・法律事務所のおすすめランキング20選を紹介します。
費用や対応地域、相談方法などを詳しくまとめているので、弁護士・法律事務所選びに悩んだときの参考にしてみてください。
なお、本ランキングには法律事務所だけでなく、司法書士事務所も含まれています。
本ランキングは独自の基準をもとに作成しています。詳しくは、ランキングロジックをご確認ください。
アディーレ法律事務所の概要 | |
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初回相談料 | 無料 |
過払い金請求の費用 | 基本料金:6万6,000円 報酬金:回収額の22%(訴訟ありの場合は27.5%) |
事務所所在地(本店) | 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 |
対応地域 | 全国 |
営業時間 | 平日・土日祝日:9時00分~22時00分 |
相談方法 | 対面・電話 |
女性弁護士在籍 | 〇 |
アディーレ法律事務所は、全国に65ヵ所以上の拠点を持つ法律事務所です。
相談は何度でも無料、報酬金の支払いは後払いかつ分割払いも可能なので、今すぐお金を用意できない方でも無理なく利用できます。
また、スマートフォンやパソコンから進捗状況を確認できる「アディーレダイレクト」を導入しているのもうれしいポイントです。
「手続きは順調かな…」と不安になることもないでしょう。
万が一、対応に満足できず途中解約する場合には、契約から90日以内であれば基本費用が全額返金されます。
借金を返済中の方は、過払い金が発生しているかどうかの診断を無料で受けられるので、まずは気軽に問い合わせてみてください。
サンク総合法律事務所の概要 | |
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初回相談料 | 無料 |
過払い金請求の費用 | 報酬金:2万2,000円/社 過払金報酬金:回収額の22%(訴訟ありの場合は27.5%) |
事務所所在地(本店) | 東京都中央区八丁堀4-2-2UUR京橋イーストビル2階 |
対応地域 | 全国 |
営業時間 | 平日・土日祝日:7時00分~23時00分 |
相談方法 | 対面・電話・オンライン・メール |
女性弁護士在籍 | 〇 |
サンク総合法律事務所は、月間600件の相談受付実績を有する法律事務所です。
最短即日の対応が可能で、相談した日に借金の取り立てを止められるケースもあります。
何度でも無料で相談できるうえ、分割払いにも対応しているため、費用面が心配な方も利用しやすいでしょう。
全国どこからでも24時間相談を受け付けているので、まずは無料相談を受けてみてください。
弁護士法人プロテクトスタンスの概要 | |
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初回相談料 | 無料 |
過払い金請求の費用 | 報酬金:回収額の22%(訴訟ありの場合は27.5%) |
事務所所在地(本店) | 東京都千代田区有楽町2-10-1東京交通会館10F |
対応地域 | 全国 |
営業時間 | 平日:9時00分~21時00分 土日祝日:9時00分~19時00分 |
相談方法 | 対面・電話・オンライン・メール |
女性弁護士在籍 | 〇 |
弁護士法人プロテクトスタンスは、東京をはじめ、札幌・大阪・名古屋など全国8ヵ所に事務所を設ける法律事務所です。
相談実績は1万3,000人以上と、数多くの実績があります。
オンライン相談にも対応しており、全国どこからでも相談できるので、近くに事務所がなくても気軽に利用できるでしょう。
また、任意整理・自己破産・個人再生の手続きそれぞれで、費用の分割払いができるのもうれしいポイントです。
債務整理はもちろんのこと、依頼内容ごとの料金体系も明確なので、費用面での不安も抑えられるでしょう。
弁護士法人心の概要 | |
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初回相談料 | 無料 |
過払い金請求の費用 | 回収額の19.8% |
事務所所在地(本店) | 愛知県名古屋市中村区椿町14-13 ウエストポイント7F |
対応地域 | 東京都・神奈川県・千葉県・愛知県・三重県・岐阜県・大阪府・京都府およびそれら周辺(過払い金請求については全国対応可) |
営業時間 | 平日:9時00分~21時00分 土日祝日:9時00分~18時00分 |
相談方法 | 対面・電話・オンライン・メール |
女性弁護士在籍 | 〇 |
弁護士法人心は、40名以上の弁護士が在籍し、関東・東海・関西地方に18拠点を設ける法律事務所です。
累計1万7,000件以上の解決実績をもとに貸金業者ごとの示談交渉ノウハウを蓄積しているほか、債務整理問題を集中的に扱うチームが置かれているなど多くの強みをもっています。
また、任意整理に報酬金がかからない点や分割払いに対応している点も特徴のひとつです。
司法書士法人みどり法務事務所の概要 | |
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初回相談料 | 無料 |
過払い金請求の費用 | 要問合わせ |
事務所所在地(本店) | 東京都千代田区九段南2-2-3 九段プラザビル7F |
対応地域 | 全国 |
営業時間 | 平日・土日祝日:9時00分~19時00分 |
相談方法 | 対面・電話・オンライン・メール |
女性司法書士在籍 | 〇 |
司法書士法人みどり法務事務所は、借金問題の相談実績が6,000件の司法書士事務所です。
任意整理・自己破産・個人再生に対応しているほか、過払い金の回収も依頼できます。
回収した過払い金に関しては累計で90億5,000万円に達しており、実績の豊富さがうかがえます。
相談は何度でも無料で対応してもらえるうえ、過払い金の調査にも一切費用はかかりません。
また、来所が難しい場合には無料の出張相談をおこなってくれる点も特徴のひとつといえます。
あまた法律事務所の概要 | |
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初回相談料 | 無料 |
過払い金請求の費用 | 報酬金:過払い金回収による報酬22%(訴訟ありの場合は27.5%)+10,780円/社 |
事務所所在地(本店) | 東京都文京区本郷2丁目39-6 大同ビル5F |
対応地域 | 全国 |
営業時間 | 平日・土日祝日:7時00分~23時00分 |
相談方法 | 対面・電話・メール・出張面談応相談 |
女性弁護士在籍 | × |
あまた法律事務所は、東京に拠点を構え、債務整理や借金問題に注力しています。
全国対応のため、周りに法律事務所がなくてお困りの方も気軽に相談できます。
また、債務整理の相談は何度でも0円で分割払いも可能なため、費用面で不安がある方も利用しやすいといえるでしょう。
一人ひとりに寄り添って、完済までサポートしてくれる点も安心です。
弁護士法人東京スカイ法律事務所の概要 | |
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初回相談料 | 無料 |
過払い金請求の費用 | 回収額の22%(訴訟ありの場合は27.5%) |
事務所所在地(本店) | 東京都中央区京橋二丁目12-9ACN京橋ビル601 |
対応地域 | 全国 |
営業時間 | 平日・土日祝日:9時00分~21時00分 |
相談方法 | 対面・電話・オンライン・メール |
女性弁護士在籍 | 〇 |
弁護士法人東京スカイ法律事務所では、債務整理に関する相談を無料で受け付けています。
分割払いにも対応しているため、お金に余裕がない方も無理なく債務整理を依頼可能です。
相談件数も累計1万件以上と実績も多いので、スムーズな問題解決が期待できるでしょう。
弁護士法人川端総合法律事務所の概要 | |
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初回相談料 | 無料 |
過払い金請求の費用 | 着手金:2万2,000円/社 報酬金:回収額の22% |
事務所所在地(本店) | 大阪府大阪市北区西天満6-7-4大阪弁護士ビル801 |
対応地域 | 大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・三重県・和歌山県 |
営業時間 | 平日・土日祝日:00時00分~23時59分 (相談は原則、平日9時00分~20時00分、土曜日9時00分~12時00分) |
相談方法 | 対面・電話・オンライン・メール |
女性弁護士在籍 | 要問い合わせ |
弁護士法人川端総合法律事務所は大阪市に拠点を構えており、債務整理の問題解決を得意としている法律事務所です。
24時まで電話で受付がおこなわれているほか、夜間や休日の相談にも対応しているので、急ぎの案件でも迅速な対応が期待できるでしょう。
相談料は無料で、弁護士費用の分割払いも可能です。
お金がなく弁護士への依頼をためらっている方も、諦めずにまずは相談してみてください。
弁護士法人ガーディアン法律事務所の概要 | |
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初回相談料 | 無料 |
過払い金請求の費用 | 回収額の22%(訴訟ありの場合は27.5%) |
事務所所在地(本店) | 東京都国分寺市南町3-22-12 マーベラス 国分寺Ⅱ3階 |
対応地域 | 東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県 |
営業時間 | 平日・土日祝日:10時00分~20時00分(土曜日18時00分以降と日祝の電話は面談予約のみ対応) |
相談方法 | 対面・電話・メール |
女性弁護士在籍 | 〇 |
弁護士法人ガーディアン法律事務所では、債務整理を含めた幅広い法律相談をおこなっています。
相談料は回数を問わず無料に設定されており、弁護士費用の分割払いも可能です。
事前に予約すれば、土日祝日や夜間などの相談にも対応してもらえます。
破産・再生の相談実績は1万件を超えており、実績も豊富といえるでしょう。
窪田総合法律事務所の概要 | |
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初回相談料 | 借金の相談は何度でも無料 |
過払い金請求の費用 | 要問い合わせ |
事務所所在地(本店) | 東京都千代田区麹町3-5-20VORT麹町plus 3階 |
対応地域 | 東京都 |
営業時間 | 平日・祝祭日:9時00分~20時00分 |
相談方法 | 対面・電話・オンライン・メール |
女性弁護士在籍 | × |
窪田総合法律事務所は、東京都に拠点を置く法律事務所です。
分割払いなど、経済状況にあわせて支払い方法を設定できる点が特徴といえるでしょう。
また、LINEでの相談予約やオンライン相談も可能なので、有効に活用してみてください。
弁護士法人二見・山田総合法律事務所の概要 | |
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初回相談料 | 無料 |
過払い金請求の費用 | 回収額の22%(訴訟ありの場合は27.5%) |
事務所所在地(本店) | 東京都千代田区内神田1-11-10 コハラビル303 |
対応地域 | 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 |
営業時間 | 平日・土日祝日:10時00分~22時00分 |
相談方法 | 対面・電話・メール・オンライン・出張面談応相談 |
女性弁護士在籍 | × |
弁護士法人二見・山田総合法律事務所は、債務整理に力を入れている法律事務所です。
債務整理の相談は何度でも無料で、費用を気にせず相談できます。
幅広い面談体制に対応しているので、来所が難しい方でも安心です。
複数の駅から徒歩5分圏内のため、アクセスが抜群なところもうれしいポイントです。
はなぞの綜合法律事務所の概要 | |
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初回相談料 | 無料 |
過払い金請求の費用 | 要問い合わせ |
事務所所在地(本店) | 大阪府東大阪市花園東町1-1-22 オノデマンション2C |
対応地域 | 大阪府・近畿一帯 |
営業時間 | 平日・土日祝日:00時00分~23時59分 |
相談方法 | 対面・電話・オンライン・メール |
女性弁護士在籍 | × |
はなぞの綜合法律事務所は、東大阪を拠点とした地域密着型の法律事務所です。
最寄り駅の河内花園駅からは徒歩5分の好立地に位置しており、公共交通機関でも無理なく足を運べます。
また、電話対応を弁護士自身がおこなっているため、そのまま相談内容を伝え、面談日程を決められる点もメリットといえるでしょう。
電話での受付は24時間対応しており、休日相談も可能なので急ぎの案件も安心して任せられます。
大野法律事務所の概要 | |
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初回相談料 | 無料 |
過払い金請求の費用 | 要問い合わせ |
事務所所在地(本店) | 埼玉県川口市西青木2-1-45レクイアーレ1階 |
対応地域 | 埼玉県 東京都 |
営業時間 | 平日・土日祝日:9時00分~22時00分 |
相談方法 | 対面・電話・メール・LINE |
女性弁護士在籍 | × |
大野法律事務所は、西川口駅東口から徒歩5分というアクセスしやすい場所にあります。
初回無料相談は45分程度おこなってくれるため、落ちついて相談できる環境がそろっています。
電話、メール、LINEなどさまざまな形での相談にも対応しており、いつでもどこでも相談できます。
司法書士絆総合法務事務所の概要 | |
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初回相談料 | 無料 |
過払い金請求の費用 | 回収額の15%(訴訟ありの場合は20%)+3万円/社 |
事務所所在地(本店) | 愛知県名古屋市中村区則武2-3-2サンオフィス名古屋10階 |
対応地域 | 愛知県・岐阜県・三重県 |
営業時間 | 平日・土日祝日:9時00分~20時00分 |
相談方法 | 対面・電話・メール |
女性弁護士在籍 | × |
司法書士絆総合法務事務所は、借金問題に注力している司法書士事務所です。
相談料・着手金が無料なうえ、回数制限なしの分割払いにも応じてもらえるので、お金に余裕がない場合でも債務整理に踏み出せます。
電話をかければ司法書士に直接つながるため、そのまま相談を進めることも可能です。
また、愛知県・岐阜県・三重県の東海3県であれば、出張相談にも無料で対応してもらえます。
名城法律事務所の概要 | |
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初回相談料 | 無料 |
過払い金請求の費用 | 要問い合わせ |
事務所所在地(本店) | 愛知県名古屋市中区丸の内3丁目5番10号名古屋丸の内ビル4階 |
対応地域 | 愛知県・静岡県・三重県・岐阜県 |
営業時間 | 平日:9時00分~18時30分 |
相談方法 | 対面・電話・メール |
女性弁護士在籍 | 〇 |
名城法律事務所は、さまざまなエリアに事務所を持ち、多彩な経歴を持つ弁護士が幅広い分野に対応しています。
事務所内に債務整理対応のチームがあり、長年培われてきたノウハウを活用した迅速な問題解決が期待できます。
まずは電話での相談が推奨されているので、ぜひお近くの事務所に問い合わせてみてください。
上本町総合法律事務所の概要 | |
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初回相談料 | 無料 |
過払い金請求の費用 | 回収額の22%+2万2,000円 |
事務所所在地(本店) | 大阪府大阪市天王寺区東高津町11-9 サムティ上本町ビル6階 |
対応地域 | 滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県 |
営業時間 | 平日・土日祝日:9時00分~20時00分 |
相談方法 | 対面・電話・メール |
女性弁護士在籍 | × |
上本町総合法律事務所は、大阪市を中心に関西圏で事業展開している法律事務所です。
丁寧な対応を強みとしており、依頼後は定期的な面談も実施してもらえます。
事前に予約すれば、夜間や土日祝日の相談にも対応してもらえることがあります。
司法書士ナカムラ法務相談所の概要 | |
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初回相談料 | 無料 |
過払い金請求の費用 | 回収額額の22%+3万3,000円/社 |
事務所所在地(本店) | 愛知県安城市小堤町9番25号 |
対応地域 | 岐阜県・静岡県・愛知県・三重県 |
営業時間 | 平日・土曜日:8時30分~17時00分 |
相談方法 | 対面・電話・メール・LINE |
女性弁護士在籍 | × |
司法書士ナカムラ法務相談所は、債務整理に注力している司法書士事務所です。
これまで3,000件以上の豊富な解決実績があります。
また、初回相談料が無料のため、費用を気にせず気軽に相談することができます。
富永法律事務所の概要 | |
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初回相談料 | 無料 |
過払い金請求の費用 | 要問い合わせ |
事務所所在地(本店) | 福岡県福岡市中央区大手門2丁目7番4号 |
対応地域 | 福岡県・熊本県・鹿児島県・佐賀県・大分県・山口県・長崎県・宮城県 |
営業時間 | 平日・土曜日:9時00分~20時00分 |
相談方法 | 対面・電話・オンライン・メール |
女性司法書士在籍 | × |
富永法律事務所は、福岡県を中心に事業展開している法律事務所です。
電話は弁護士に直接つながるため、スピーディーな問題解決が期待できます。
分割払い・後払いにも対応してもらえるので、費用面が心配な方でも無理なく依頼できるはずです。
司法書士てらやま事務所の概要 | |
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初回相談料 | 無料 |
過払い金請求の費用 | 成功報酬:回収額の16.5%(訴訟ありの場合は22%) 通信費:1社につき2,200円(回収した過払金の中から支払う) |
事務所所在地(本店) | 愛知県名古屋市中村区則武2丁目14番4号カーサスギトピア 2E |
対応地域 | 全国対応(特に愛知県・岐阜県・三重県) |
営業時間 | 平日・土日祝日:9時00分~20時00分 |
相談方法 | 対面・電話・オンライン・メール・出張面談応相談 |
女性司法書士在籍 | × |
司法書士てらやま事務所は、債務整理問題を得意とする司法書士事務所です。
借金問題については、2,000件以上の解決実績があります。
相談は何度でも無料、着手金も無料で、費用を抑えることができます。
出張相談もおこなっているため、来所が難しい方も安心です。
町田神永法律事務所の概要 | |
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初回相談料 | 無料 |
過払い金請求の費用 | 回収額の22%(訴訟ありの場合は27.5%) |
事務所所在地(本店) | 東京都町田市森野1-35-7町田北口ビル3階C室 |
対応地域 | 全国 |
営業時間 | 平日・土日祝日:8時00分~22時00分 |
相談方法 | 対面・電話・メール |
女性弁護士在籍 | × |
町田神永法律事務所は、町田市・相模原市に根づいた法律事務所です。
初回相談が1時間無料なので、時間に余裕をもって相談することができます。
町田駅から徒歩3分とアクセスしやすいのもうれしいポイントです。
過払い金請求を依頼する際「安い弁護士・法律事務所」に依頼したいという方も多いでしょう。
依頼費用を安く抑えるには、着手金・基本料金がかからない法律事務所・司法書士に依頼するのもひとつの手です。
本記事で紹介したランキング事務所のうち、着手金無料の弁護士・法律事務所、司法書士事務所は以下のとおりです。
着手金が不要であれば、初期費用をかけずに債務整理を進められます。
トータルの弁護士費用も安くなりやすいため、金銭的に余裕がない場合は上記の弁護士・法律事務所を相談先の候補に入れておくとよいでしょう。
次に、過払い金請求に強い弁護士・法律事務所の選び方のポイントを6つ解説します。
少しでもスムーズな問題解決につながるように、一つひとつのポイントをしっかりと押さえておきましょう。
まずは、過払い金請求に注力している弁護士・法律事務所を選ぶのがおすすめです。
法律トラブルは過払い金請求に限らず、離婚・労働問題・相続など多岐にわたります。
そのため、弁護士・法律事務所もそれぞれ注力分野をもっているケースが一般的です。
過払い金請求に注力している弁護士・法律事務所であれば、豊富な解決実績に基づく、迅速かつ確実な問題解決が期待できるでしょう。
反対に、過払い金請求の取り扱い実績が少ない弁護士・法律事務所に相談しても、十分なノウハウがないため、思うようなサポートを受けられない可能性があります。
費用が明確かつ、総額が安い事務所を選ぶことも大切です。
弁護士費用は事務所ごとに設定されているため、どこを選ぶかによって金銭的な負担が大きく変わります。
同じ内容を相談・依頼する場合でも、事務所によって10万円以上の違いが出てくる可能性もあります。
もちろん安ければよいというわけではありませんが、複数の事務所から見積もりをとるなど、費用面もしっかりと比較検討するようにしてください。
手元のお金がない場合は、分割支払いに対応している事務所を選びましょう。
弁護士費用は原則一括払いですが、債務整理に関しては分割払いが認められているケースも多くあります。
分割払いにできれば、金銭的な負担を最小限に抑えられるはずです。
ただし、分割回数の上限は事務所ごとに異なるため、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
弁護士・法律事務所を選ぶ際は、対応時間が利用しやすい時間帯かどうかも確認しておきましょう。
過払い金請求の方法を相談したり、委任契約を進めたりするには、ある程度まとまった時間を確保する必要があります。
そのため、平日に仕事がある方は休日相談に対応しているか、日中に時間がとれない方は夜間相談に対応しているかなど、事務所の対応時間を必ず確認しておくようにしてください。
とはいえ、対応時間については顧客に合わせてくれる事務所も多いので、正規の営業時間では利用が難しい場合も一度相談してみることをおすすめします。
女性が過払い金について相談する場合は、女性弁護士が在籍しているかどうかも大切です。
同性のほうが相談しやすいという方もいるでしょう。
在籍している弁護士は各事務所のホームページで紹介されていることが多いので、相談先を選ぶ際には一度確認しておくのがおすすめです。
弁護士・法律事務所を選ぶ際には、口コミや評判も確認しておくとよいでしょう。
口コミや評判を見れば、過払い金請求を依頼した場合のリアルな対応を事前にある程度把握できます。
批判的な口コミ・評判も含めて、重要な判断材料のひとつになるでしょう。
ただし、口コミや評判は主観に基づくものであり、必ずしも自分自身にあてはまるとは限らないので、鵜呑みにしないことも大切です。
いまだ借金が残っている場合は、過払い金請求を検討すると同時に、債務整理が選択肢に入ってくるケースも少なくありません。
債務整理には大きく分けて、任意整理・個人再生・自己破産・特定調停の4種類があります。
それぞれのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
任意整理は債権者と直接交渉し、無理なく完済できる返済額や返済方法を調整していく方法のことです。
一般的には、将来的に発生する利息がカットされた借金を、3年~5年かけて返済することになります。
任意整理を選択するメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | デメリット |
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借金がそれほど大きくなく、できるだけ手間をかけずに債務整理を進めたい方は、任意整理を選択するのがおすすめです。
個人再生は借金を減額し、分割して返済するために、裁判所をとおしておこなう手続きのことです。
裁判所の認可を受けられれば、約5分の1から最大で10分の1まで借金を減額させたうえで、残債を3年~5年かけて支払っていくことになります。
個人再生を選択するメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | デメリット |
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ギャンブルや浪費などによる借入金額が大きい場合や、将来利息のカットだけでは返済が難しい場合などは個人再生がおすすめです。
個人再生のメリット・デメリットや手続きの流れなどは、以下の記事でも詳しくまとめているので、あわせてチェックしてみてください。
【関連記事】個人再生とは?個人再生の基本をわかりやすく解説します。
自己破産は、借金を全額免除してもらうために、裁判所をとおしておこなう手続きのことです。
申立人の借金額や借金の理由などをもとに、裁判所が免除するかどうかを決定します。
自己破産を選択するメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | デメリット |
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任意整理や個人再生では解決できないほどの借金を抱えている場合は、自己破産も選択肢のひとつに入れておくとよいでしょう。
自己破産の基本情報や費用などに関しては、以下の記事でも解説しているので、気になる方は参考にしてみてください。
【関連記事】自己破産とは?自己破産の基本をわかりやすく解説します。
特定調停とは、裁判所の調停委員に仲介してもらいながら、債権者と和解交渉を進める方法のことです。
和解内容次第では、返済の負担を大幅に抑えることができます。
特定調停を選択するメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | デメリット |
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特定調停では元本の減額はなく、将来利息や遅延損害金のカットによって債務を圧縮します。
そのため、少なくとも元本の返済は見込める方に適した方法といえるでしょう。
次に、債務整理がもたらす影響について解説します。
主なデメリットは6つになります。
デメリットがあることを理解したうえで、債務整理に踏み切るかどうかを判断するようにしましょう。
まず、債務整理をするとクレジットカードが作れなくなる可能性があります。
債務整理は事故情報として、JICCやCICなどの信用情報機関に登録されてしまうためです。
クレジットカードを発行する際、カード会社は信用情報機関の事故情報を参照するため、債務整理をおこなっていることがばれてしまい、審査に落ちる可能性が高くなります。
つまり、債務整理をすると、いわゆる「ブラックリスト」に入ってしまうわけです。
債務整理は5年から7年、事故情報として登録されるため、その間はクレジットカードの作成ができないものと考えておきましょう。
なお、今利用しているクレジットカードも、債務整理をすると強制解約となります。
ローンの審査が通らなくなる可能性があることも、債務整理のデメリットといえるでしょう。
債務整理は事故情報として信用情報機関に登録されます。
そして、ローンを組む際は、金融機関に信用情報機関の事故情報を参照されてしまい、債務整理をおこなったことがバレるので、審査に落ちてしまうわけです。
そのため、事故情報が消えるまでの5年から7年は、住宅や自動車の購入なども難しくなるかもしれません。
債務整理の方法によっては車や家財、預金などが処分される点にも注意しておきましょう。
個人再生では、担保権付きの財産以外は処分されずに済みます。
例えば、預貯金などは手元に残るほか、車や家を購入している場合でも担保権がなければそのまま所有し続けることが可能です。
住宅ローンの場合には、住宅ローンを個人再生の対象から外すことで、自宅を残すという方法もあります。
自己破産では、自由財産以外の財産を失うことになります。
自由財産とは、99万円以下の現金や生活必需品を含む差押禁止財産など、法律で決められている財産のことです。
ただし、裁判所が「最低限度の生活に必要である」と判断した財産については、法律の定めがないものも自由財産として、破産者の手元に残すことができます。
なお、任意整理や特定調停では、手続きのなかで財産が失われることはありません。
個人再生や自己破産をおこなうと、官報に自身の名前と住所が記載されます。
個人再生や自己破産は債務の減額・免責を認める手続きであり、債権者に与える影響が大きいため、官報で広く知らせることが法令で規定されているのです。
とはいえ、官報が人目に触れるケースはほとんどないので、友人や同僚にバレる心配はほとんどないでしょう。
債務整理をしたことで、一部の職業に就けなくなる可能性もゼロではありません。
例えば、金融系の業種では信用が何よりも大切なので、債務整理をしたことが原因で不採用となるおそれがあります。
ただし、債務整理をしたからといって住民票や運転免許証などに変更が生じることもないため、会社側に知られるリスクはほとんどないといえるでしょう。
また、債務整理の経験があることを採用面接などで自ら申告する必要もありません。
保証人や連帯保証人が設定されている借金の債務整理をおこなうと、保証人・連帯保証人に対して請求がおこなわれるようになります。
自身が債務整理をおこなっても、保証人・連帯保証人の返済義務がなくなるわけではないので十分注意してください。
なお、任意整理の場合は債務整理の対象を自由に選べるため、連帯保証のない借金に絞れば、連帯保証人に負担をかけずに済みます。
一方、個人再生や自己破産をおこなうと、全ての債権者が十分な返済を受けられなくなるため、保証人・連帯保証人に請求がいくことは基本的に避けられないと考えておきましょう。
ここでは、債務整理を利用した人の収入や借金経験などを紹介します。
債務整理に踏み切るかどうかの判断基準にもなるので、自身の経済状況と比較しながら読み進めてみてください。
日本弁護士連合会の「2020年破産事件及び個人再生事件記録調査」によると、2020年に自己破産または個人再生をおこなった人の負債額と月収は以下のような結果となっています。
月収 | 自己破産 | 個人再生 |
---|---|---|
5万円未満 | 13.23% | 0.54% |
5万円~10万円 | 15.89% | 1.07% |
10万円~15万円 | 23.06% | 4.82% |
15万円~20万円 | 20.56% | 17.67% |
20万円~25万円 | 13.79% | 23.43% |
25万円~30万円 | 6.53% | 23.29% |
30万円以上 | 4.11% | 27.31% |
不明 | 2.82% | 1.87% |
平均月収は自己破産の場合で14万2,021円、個人再生の場合で26万1,323円です。
個人再生は安定した収入があることなどが条件となっているため、自己破産に比べて平均月収も高い傾向にあります。
負債額 | 自己破産 | 個人再生 |
---|---|---|
100万円未満 | 8.39% | 0.80% |
100万円~200万円 | 13.87% | 1.61% |
200万円~300万円 | 14.52% | 5.09% |
300万円~400万円 | 11.13% | 8.30% |
400万円~500万円 | 7.42% | 8.57% |
500万円~600万円 | 5.56% | 11.51% |
600万円~700万円 | 4.76% | 6.16% |
700万円~1,000万円 | 8.71% | 13.92% |
1,000万円~2,000万円 | 11.05% | 20.35% |
2,000万円~3,000万円 | 5.65% | 12.45% |
3,000万円以上 | 8.22% | 10.58% |
不明 | 0.73% | 0.67%% |
平均負債額は、自己破産の場合で1,449万9,580円です。
個人再生の場合は、住宅ローンを含むかどうかで大きく変動するので平均額を示すことは難しいですが、1,000万円~2,000万円の負債を抱えていた人の割合が最も大きくなっています。
全体的に、負債額が小さい場合は自己破産、大きい場合は個人再生を選択する傾向にあるといえるでしょう。
【参考】2020年破産事件及び個人再生事件記録調査|日本弁護士連合会
無理なく返済できる範囲内であれば、借金すること自体に問題があるわけではありません。
しかし、実際にはついつい借り過ぎてしまったり、突如収入が減ったりして、返済に苦しんでいる人は数多くいます。
男女3,000人を対象にした独自のアンケート結果によると、借金したことがある人の割合は26%、つまり約4人に1人にのぼることがわかりました。
なお、借金の理由としては生活費の補填が最多で、住宅や車の購入費、ショッピング、ギャンブルの順番になっています。
また、借金経験者の借金総額は、100万円以上500万円未満が約27%を占めています。
ただし、借金総額1,000万円以上にも約17%、つまり6人に1人が該当するなど、多額の負債を抱えた経験がある人も少なくないようです。
上記のアンケート結果からもわかるように、借金自体は決して珍しいことではなく、債務整理も意外と身近にあるものと考えておくのがよいかもしれません。
どうしても返済が難しい状況に追い込まれたときには、債務整理もひとつの選択肢に入れつつ、できるだけ早く弁護士に相談することを心がけましょう。
【参考記事】【男女3,000人に聞いた!】 お金を借りた経験や借りた理由など借金の実態を調査
過払い金請求に強い弁護士・法律事務所に無料相談する際は、まずは、相談する弁護士・法律事務所を探すことから始めましょう。
インターネットで検索するのはもちろん、法律関係の仕事をしている知人や、実際に法律事務所を利用したことがある家族などに紹介してもらうのもひとつの方法です。
気になる弁護士・法律事務所が見つかったら、ホームページなどで得意分野・費用・無料相談の可否・対応エリアなどを確認しましょう。
あわせて、口コミや評判にも目をとおしておくことをおすすめします。
相談先が決まれば、無料相談の予約をおこなってください。
事務所ごとに予約方法は異なりますが、電話・メール・問い合わせフォームでおこなうケースが一般的です。
なかには、LINEでの予約に対応している事務所もあります。
予約後は事務所側から連絡があるので、相談日時や相談方法の調整などをおこないましょう。
あらかじめ予約した日に弁護士と無料相談をおこないます。
相談時間が限られていることもあるので、事前に要点をまとめたうえで臨むようにしてください。
また、無料相談だからといって遠慮する必要はなく、疑問や不安に思う点は納得のいくまで質問することも大切です。
無料相談を受けた結果、正式に依頼する場合はその場で委任契約を締結することもできます。
以下の記事では、債務整理に関する無料相談のポイントや注意点などをまとめているので、あわせてチェックしてみてください。
【参考】債務整理の無料相談窓口8選|相談時のポイントや注意点なども解説
最後に、過払い金請求に関するよくある質問を紹介します。
同様の疑問を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
債務整理を弁護士・法律事務所に相談するメリットは、借金問題を素早く解決できることです。
まず、弁護士に相談すれば、そもそも過払い金請求が可能かどうかを判断してもらえます。
そのうえで、請求金額を正確に計算してもらえるので、計算ミスが生じたり、請求漏れが生じたりして、手続きが難航する心配もありません。
また、債権者との交渉や裁判手続きも一任できるため、精神的な負担が大幅に軽減されるはずです。
場合によっては、より円滑な解決に向けて、債務整理による解決案を提案してもらえることもあるでしょう。
過払い金請求の依頼先としては、主に弁護士と司法書士が挙げられます。
しかし、債権者1件あたりの借入額が140万円を超える場合は、司法書士の対応範囲外となるので弁護士に依頼してください。
また、裁判がもつれて控訴審となり、簡易裁判所から地方裁判所に移行した場合も、司法書士は代理人として対応できない点に注意しておきましょう。
過払い金請求をしても、家族や職場への影響が生じる可能性は低いといえます。
過払い金請求では、個人再生・自己破産のように官報に氏名・住所が記載されるようなことはありません。
弁護士との連絡方法に注意していれば、家族や職場にばれる心配はないでしょう。
過払い金請求の手続き自体は、自分でおこなうこともできます。
しかし、債権者との交渉や裁判所とのやり取りが必要になるなど、自力での対応が難しい部分があるのも事実です。
完済してから10年、または、過払い金の請求ができることを知ってから5年が経過する時効により、過払い金請求ができなくなるおそれもあります。
少しでも円滑な問題解決を望むのであれば、弁護士や司法書士に依頼することをおすすめします。
過払い金を請求したからといって、財産が処分されることはありません。
過払い金請求は払い過ぎていたお金を取り返す手続きであり、借金の減額・免除を目指す債務整理とは基本的に別物です。
個人再生や自己破産のように、自身の財産に影響が出ることはないので安心してください。
借金問題に悩んでいる場合は、できるだけ早く弁護士などの専門家に相談することが大切です。
過払い金請求が得意な弁護士であれば、自身の状況に合わせて、最も適切な債務整理の方法を提案してくれます。
借金問題は、放置すると複雑化・長期化するおそれがあるので、決して1人で抱え込まないようにしてください。
過払い金請求に関する相談には無料で対応している弁護士・法律事務所も多いので、まずは勇気を出して連絡してみましょう。
本ページの過払い金請求に強い弁護士・法律事務所のおすすめランキング20選は、株式会社アシロが運営する「ベンナビ債務整理」掲載中の弁護士・司法書士事務所の中から以下の期間・基準に沿って作成しています。