借金相談
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2024.02.26
長年返済を放置していた借金は、場合によっては返済の義務がなくなることを知っていますか?
そのための手続きを「借金の時効援用」といい、時効援用を成功させることで借金をなくせる可能性があります。
ただし、時効援用をおこなう条件を満たしているかの判断は難しいことがあるうえに、手続きに失敗すれば時効成立が困難になることもあります。
そのため、借金の時効援用をおこなう際には、法律の専門家である弁護士に相談するのがおすすめです。
本記事では、借金の時効援用に強い弁護士の選び方を解説します。
時効援用をおこなう条件や、弁護士に相談するメリットについても解説しているので参考にしてください。
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借金の時効援用とは、一定期間借金の返済をしなかった場合に、債権者に対して時効を迎えているため返済しない旨を主張することを指します。
借金を放置していれば時効が成立するわけではありません。
時効を成立させるためには、正しい手続きを踏んだうえで時効の援用をおこなう必要があります。
正しい手続きを踏んでいなかったり、適用される条件を満たしていなかったりすると、利息や遅延損害金が上乗せされた借金を返済しなければいけなくなる可能性があるため注意してください。
借金の時効援用を利用するためには、満たす必要のあるいくつかの条件があります。
以下ではその条件を解説します。
時効援用を利用するためには、一定期間借金の返済をおこなっていないことが必要です。
期間は抱えている借金の種類によって異なります。
一般的な借金の場合、5年以上全く返済していなければ時効援用をおこなえます。
具体的には、消費者金融のキャッシング・クレジットカードでの負債・銀行のカードローンなどがあげられます。
一方で借金の種類によっては、10年以上全く返済していない場合でないと時効援用がおこなえないものがあります(改正民法施行前である2020年4月1日以前に借入れをした場合)。
具体的には、信用金庫や信用組合、労働金庫のカードローン(個人事業主が事業目的で借りる場合は5年)、奨学金、個人間の借金などです。
債務の承認とは、債権者に対して債務がある旨を認めることを指します。
具体的には、以下の行為がおこなわれることで「債務を承認した」とみなされます。
もし債務を承認する行動を取ってしまうと、時効援用が認められるための期間は振り出しに戻ります。
債務を承認してから、再度5年もしくは10年経つまで時効援用は利用できません。
債権者によって差し押さえなどを求める裁判が起こされた場合も、時効援用を主張できるまでの期間は振り出しに戻ります。
裁判による手続きを起こされた場合、時効援用をおこなうには判決の確定から10年以上の期間が経っていることが必要です(消費者金融のローンなどでも、5年でなく10年となります)。
なお、仮に裁判を起こされても、債権者が途中で訴えを取り下げたり債権者が敗訴したりした場合は、時効援用までの期間が振り出しに戻ることはありません。
借金の時効援用にはさまざまな条件があるほか、手間のかかる手続きや交渉をおこなう必要があるため、法律の専門家である弁護士に依頼するのがおすすめです。
以下では、時効援用を相談する際の弁護士の選び方を紹介します。
弁護士は、それぞれ得意としている問題やジャンルがあります。
そのため、時効援用について相談するのであれば、実際に多くの時効援用の案件を取り扱った経験のある弁護士を選ぶことが大切です。
時効援用を取り扱ったことがあるかどうか調べるときは、事務所ホームページに記載された対応実績や過去のクライアントの口コミなどが参考になります。
法律事務所では、初回の相談を無料としていることも多いです。
この無料相談を活用して複数の弁護士に相談することで、弁護士からもらったアドバイスを聞き比べたり、印象や対応を比較したりして、自分に合った弁護士を選ぶことが可能です。
ベンナビ債務整理は、借金問題に注力している弁護士や司法書士を探すことができる弁護士・司法書士の検索サイトです。
自分の住んでいる地域や相談内容から弁護士を検索できるほか、債務整理にかかる費用相場や借金問題の解決事例など、さまざまなコンテンツが多数掲載されています。
借金の問題を抱えているなら、一度確認してみることをおすすめします。
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弁護士への相談となるとハードルが高く感じてしまっている方もいるのではないでしょうか?
ここでは、時効援用に関して、弁護士に相談するメリットを解説します。
借金の時効援用をおこなうために必要な条件は複雑です。
条件を満たさないまま時効援用を主張してしまった場合、時効の成立が困難になる場合もあるため、条件を満たしているかしっかり確認する必要があります。
弁護士に相談することで、自分の状況をもとに、時効援用をおこなえるか適切な判断をしてもらえます。
時効援用をおこなうためには、債権者に時効援用を主張する必要があります。
また、主張したあとにも、債権者からの連絡に注意して、債務を承認しないように立ち回る必要があります。
債務を承認することで、最悪の場合、時効までの期間が振り出しに戻ってしまう事態も否定できません。
弁護士に依頼することで、時効援用の手続きや、必要に応じて債権者との交渉なども代行してくれます。
依頼後は対応に時間を取られずに済み、身体的にも精神的にも負担を減らすことが可能です。
借金の時効援用をおこなうことで、抱えている借金の問題を解決できる可能性があります。
しかし、時効援用を適切におこなうためには専門的な知識や経験が必要です。
時効援用をおこなうことを検討している場合、弁護士に依頼することをおすすめします。
弁護士は、自分の状況に合った最善策を提案してくれるため、時効援用を考えている方は、まずは相談からおこなってみましょう。
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