借金相談
借金について相談できる窓口8選!どこを頼ればいいか迷ったらまず弁護士を選ぼう
2024.11.12
借金の返済に遅れてしまい、ブラックリストに載ってしまったと考えている方もいるのではないでしょうか?
ブラックリストに載ってしまった場合、ローンが組めなくなったり、新たなクレジットカードが発行できなくなったりと、さまざまなところで悪影響が生じます。
ブラックリストから抜け出すためには、信用情報の回復が必要となります。
本記事では、ブラックリストから信用情報を回復するために相談したい、ブラックリスト問題に強い弁護士の選び方を解説します。
そもそもブラックリストとは何かや、信用情報を回復するために何が必要かについても紹介しています。
一般的に「ブラックリストに載る」とは、信用情報機関に事故情報が登録されている状態のことを指します。
ここでいう信用情報機関とは、金融機関から信用情報(クレジット・ローン契約に関する情報)を収集・管理する機関です。
また、事故情報とは、クレジットカードやローンなどの返済が長期的に滞ったり債務整理をしたりして、借金が返済されなかった情報をさします。
実際に、ブラックリストと呼ばれるリストがあるわけではありません。
貸金業者やクレジットカード会社は、信用情報機関の情報を参考に融資やクレジットカード発行の可否を判断しています。
そのため、信用情報機関に事故情報が登録されると、新規の融資やクレジットカードの発行ができなくなるといった影響があります。
借金の完済をしてから5年程度経過すると、ブラックリストから自分の情報が削除されます。
逆にいうと、原則としてその期間を待たずにブラックリストから削除してもらうことはできません。
それでは、どうすれば少しでも早くブラックリストから削除してもらえるでしょうか。
以下、主なポイントをみていきましょう。
まず最も重要なことは、借金の返済に遅れないことです。
借金返済が遅れているかぎり、ブラックリストから削除してもらうことはできません。
これ以上ブラックリストに掲載される期間を長くしないためにも、まずは目の前の借金返済を徹底する必要があります。
借金を全て返済できれば、あとは削除されるのを待つだけです。
ブラックリストから少しでも早く削除してほしい場合は、借金の完済を目指しましょう。
前述のとおり、ブラックリストから削除されるまでは借金の完済から5年ほどかかります。
借金の完済をしたら、あとはこの期間待つしかありません。
借金には時効があり、時効が成立すると借金を返済する必要がなくなります。
時効が成立するまでの期間は、支払期日や最後の返済から5年、もしくは10年です。
この期間は、貸主の種類によって以下のとおり異なります。
※会社や個人事業主が事業資金を借りていた場合は5年
なお、時効成立前に、貸主が裁判を起こした場合は時効がリセットされるので注意してください。
この期間が経過し、借主が貸主に対して「時効が成立したので借金の返済をしません」という意思表示をすると時効が成立するのです。
この意思表示を「時効の援用」と呼びます。
時効が成立すると借金返済の義務がなくなるので、ブラックリストから削除されるわけです。
これまで説明したとおり、借金を完済してから5年程度経過することでブラックリストから削除されます。
弁護士が対応したとしても、この条件自体はかわりません。
もっとも、弁護士が以下のような対応をすることによって、結果的にブラックリストから削除されるまでの期間を早めることはできます。
【債務整理の対応】
弁護士に債務整理の対応を依頼することで、最適な債務整理の手段を提案してくれるほか、面倒な相手との交渉や手続きを代行してくれます。
借金が返済されないまま放置されれば、いつまで経ってもブラックリストから削除されません。
債務整理をして借金をなくすことで、ブラックリストから削除されるまでの期間を早められるわけです。
【時効の援用】
借金の時効を成立させるには、貸主に「時効の期間が経過したので借金を返済しない」という意思表示である時効の援用をすることが必要です。
しかし、時効の起算日を正しく把握していなかったり、裁判などで時効が更新されていることを見落としてしまったりすることがあります。
弁護士に依頼すれば、時効が成立しているか正確に判断してもらえるのに加え、必要な手続きも代行してもらうことが可能です。
それでは、これらの対応に長けた「ブラックリストに強い弁護士」はどのように探せばよいでしょうか。
以下、ひとつずつみていきましょう。
ブラックリストに強い弁護士を見つける方法のひとつとして、親族や知人に紹介してもらう方法があります。
自分に近しい方の紹介であれば信頼性も高く、希望に合う弁護士を探すのにも役立つでしょう。
借金の問題を親族や知人に相談しにくい場合は、このあとに紹介する方法を検討してください。
インターネットを利用して、弁護士の対応実績や評判を調べることも有効です。
弁護士にはそれぞれ得意としている問題のジャンルがあり、今までの対応実績を確認することは非常に重要といえます。
具体的な対応内容や、クライアントからの評価などを参考にすることで、抱えている課題にマッチした弁護士を見つけることができるでしょう。
多くの法律事務所では、初回の相談が無料でおこなえます。
初回無料相談の機会を活用して、自分の問題に対する弁護士の理解度や対応力を確認したり、コミュニケーションが取りやすかったりするかを見極めるのも有効です。
ブラックリストから信用情報を回復するためには、借金を完済したり時効の援用を主張したりする必要があります。
自力で解決できる場合もありますが、弁護士に対応を依頼することで適切な方法を提案してもらったり、手続きを代行してもらったりすることが可能です。
ブラックリスト問題に強い弁護士を見つけることで、スムーズに問題解決まで導いてもらえるでしょう。