借金100万円は危ない?節約のコツと賢く返済する方法

借金100万円は危ない?節約のコツと賢く返済する方法

「生活に必要なお金を少しずつ借りているうちに、気づいたら100万円になっていた」

「さすがに借金100万円はやばいかも……」

借金が100万円の大台に乗ったことで、危機感を感じ始めていませんか?

しかし、借金が100万円あるからといって、必ずしも返済不可能だとは限りません。

本記事では、危ない借金の特徴や借金100万円の返済イメージを知り、自分の借金が危ないのかを見極めたうえで、なるべく早く返済するための具体的なコツについて解説します。

記事を読めば、借金を早期に返済するコツがわかるだけでなく、借金体質を改善し貯金体質に変わるためのマインドセットにも役立ちます。

どうしても返済が難しいときの解決方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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この記事を監修した弁護士
佐々木 光嗣弁護士(札幌パシフィック法律事務所)
2018年2月に札幌パシフィック法律事務所を設立。スタッフも一丸となり「身近なリーガルパートナー」として迅速な問題解決を目指す。

借金が100万円あると危ない3つのシチュエーション

借金額が大きくなるほど返済が難しくなります。しかし、借金が100万円なら危ない、50万円なら大丈夫、という基準は、人によって異なります。

以下で、借金が100万円あると危ないといえるシチュエーション3つを解説します。

①年収300万円以下|総量規制に引っかかる

年収が300万円以下の方にとって、借金100万円は年収の3分の1にあたります。

借金は、年収の3分の1を超えると追加借入れができなくなるため、危ない状況だといえるでしょう。

借金が年収の3分の1を超えると、貸金業法の「総量規制」に引っかかり、貸金業者からこれ以上の貸付けを断られます。

特に、足りない金額の借り増しを繰り返していた方は、追加の借入れができず、すぐに破綻する可能性があります。

<総量規制とは>

貸金業者に対して、年収の3分の1以上の金額を貸し付けることを禁止した規定です。2010年の貸金業法改正により施行されました。

当時貸金業者の過剰与信による返済不能者が多発したため、消費者保護の観点から制定された経緯があります。

ただし、住宅ローンや車のローンは総量規制の対象外です。

②複数社から借り入れがある|審査が通りにくくなる

複数社から借入れがあることで、以下のような悪循環に陥ります。

  1. 利息の低い貸金業者の審査に通らなくなる
  2. 利息の高い業者からしか借入れできなくなる
  3. 利息が高いので借入額が膨らみやすくなる
  4. 返済が滞りやすくなる

また、複数社から借り入れていると、管理が煩雑になるというデメリットもあります。

③返済が長期化している|利息負担増

返済が長期化すると、それだけ利息を払う期間が長くなり、利息の負担が重くなります。以下は、100万円を利息18%で3年間返済した場合と、6年間で返済した場合を比較した表です。

利息18%の取引、残高100万円

毎月の返済額返済総額うち利息の額
3年で返済した場合36,152 円 1,301,472 円301,472 円
6年で返済した場合22,807 円1,642,104 円642,104 円

【参考】【しっかり】借入返済額シミュレーション ─ 今すぐシミュレーションしてみよう! ─ 資金プランシミュレーション|知るぽると

3年で返済した場合と比べて、6年で返済すれば毎月の返済額の負担は軽くなります。

ただし、その分利息が加算され、完済時にはなんと倍以上の利息を支払わなければなりません。

また、返済期間が長期にわたることで借金が常態化し、結果的に借金生活から抜け出しにくくなるというデメリットもあります。

ここまでは借金100万円の危ないシチュエーション3つを見てきました。

次は実際に100万円を完済するイメージを掴んでもらうため、例をあげて説明します。

借金100万円の返済はどのくらいで返済できる?

借金100万円の返済期間には利率が大きく関係します。返済には利息が非常に重要な意味を持つのです。

以下では利息によって、毎月の返済額や返済総額にどれくらいの差がでてくるとか解説していきます。

利息18%・15%・10%の借り入れを5年で返済する

借入額や返済年数が同じでも、利息が違えば返済負担は大きくことなります。以下は100万円を5年間で返済する取引を、利息ごとに比較したものです。

【100万円を5年で返済する場合】

毎月の返済額返済総額うち利息の額
利息18%2万5,393 円152万3,580 円52万3,580 円
利息15%2万3,789円142万7,340円42万7,340円
利息10%2万1,247円127万4,820円27万4,820円

【参考】【しっかり】借入返済額シミュレーション ─ 今すぐシミュレーションしてみよう! ─ 資金プランシミュレーション|知るぽると

利息が18%だと毎月の返済額は約2万5,000円ですが、利息10%なら約2万1,000円で済みます。最も顕著なのが、支払総額のうちに占める利息の額でしょう。

同じ元金を同じ年数で返済するにも関わらず、最終的に返済する額には25万円程度差があります。

借金100万円を完済するための具体的な対処法

ここまでで、借金は利息で膨らみやすくなることや、早期に返済すれば返済総額が大きく軽減されることがわかりました。

借金100万円の返済は、利息に注目してうまく道筋を立てていけば十分返済可能な金額です。そこで、以下では100万円を着実に返済していくためにたどるべき具体的な道筋をご案内します。

現在返済に困っている方は、以下を読みながら自身の借金返済についてもう一度見直してみましょう。

①借金の現状を確認する

まずは借金の現状を把握しましょう。多重債務状態になると、どこの会社からどれだけ借りているのか、いつ完済なのかがわかりにくくなるからです。

  • 借入先
  • 毎月の返済額
  • 返済日
  • 支払残高
  • 完済予定日

以上を債権者ごとに書き出してみてください。完済日を把握することで、自分が何歳になった時に借金を完済できるのかリアルにイメージができるでしょう。

②収入と支出を把握する(家計簿をつける)

次に、家計簿をつけて自分の収入と支出を把握しましょう。特に、大きな原因がないにもかかわらず借金が増えてしまったという方は、支出が偏っている可能性があります。

  • 自分が何に一番お金を使っているか
  • 改善できる出費はないか

自分の収支を一度計算してみて、自分の傾向を知ることも大切です。家計簿をつけるのが苦手な方は、家計簿アプリを導入して管理するのもいいでしょう。

なぜ借金が増えたのか、原因を考えてみる

自分の支出傾向を調査してみると、なぜ100万円の借金ができたのかが理解できるでしょう。

  • パチンコにはまってしまった
  • 洋服や化粧品が好きで、定期的に大きな金額を使っていた
  • そもそも収入が少なくて生活費が足りていない

借金の原因はさまざまですが、客観的に自分の支出傾向を見てみると原因がはっきりし、解決方法もみえてくるでしょう。

③利息を計算する(毎月の返済額を利息以上にする)

各社の利息を計算し、毎月の返済額を利息額以上に設定しましょう。

利息が高い債権者から借りている場合、返済してもほとんどが利息に充当されてしまい、元金がなかなか減らないことがよくあります。

毎月の返済額を、利息以上の額にしなければなりません。

  1. 毎月の利息額を計算する
  2. その額以上の金額を毎月の返済額とする

利息は、下記の計算式で求めることができます。

元金×利率÷12=毎月利息に充当される額

金利借入残高利息
A社15%45万円45万円×15%÷12か月=5,625円/月
B社18%55万円55万円×18%÷12か月=8,250円/月

この場合、A社とB社併せて13,875円が毎月利息のみに充当されています。返済額を考えるときは、この金額を参考にして設定しましょう。

④借金返済計画案を作成する

③の計算式を参考にして、毎月の返済額を利息額以上に設定しましょう。たとえば、③の例を使って、

  • A社:残高45万円、利息15%、毎月の返済額1万円
  • B社:残高55万円、利息18%、毎月の返済額1万円

以上の条件で、返済計画表を作成します。

初月2か月目3か月目
A社残元金450,000 a①a①+a②‐10,000

=445,625 

445,625+5,570-10,000

=441,195

利息a①×15%÷12

=5,625 a②

445,625×15%÷12

=5,570

441,195×15%÷12

=5,514

残額455,625円451,195円446,709円
B社残高550,000 b①b①+b②-10,000

=548,250

548,250₊8,224‐10,000

=546,474

利息550,000×18%÷12

=8,250 b②

548,250××18%÷12

=8,224

546,474×18%÷12

=8,197

残額558,250円556,474円554,671円

返済計画表は、エクセルやGoogleスプレッドシートなどを利用すれば簡単に作成できます。作成に自信がない場合は、借入先の公式サイトを活用してシミュレーションをしてみるといいでしょう。

ここまでで、借金返済までの具体的な道筋が理解できたでしょうか?

次章からは、この借金返済計画をさらに早くするコツについて解説します。

借金100万円をなるべく早く返済するには?

早く返済するコツは、以下の2点です。

  1. 支出を減らし収入を増やすこと
  2. 返済額を増やすこと

当たり前だと思うかもしれません。しかしなかなかできない方が多いのは、本質をおさえていないからでしょう。

返済を早めるために最も重視しなければならないのは、「固定費」と「利息」です。

支出を減らす|効果的な節約方法

とにかく返済原資を増やすために節約しなければと、日々節約に励んでいてもなかなか成果が出ない場合、下記のことを試してみてください。

支出削減は固定費メイン

支出削減は、固定費にメスをいれましょう。固定費は面倒でも一度見直すとその後何もしなくても自動的に節約できるからです。

<見直しが必要な固定費の例>

  • 家賃
  • 電力会社比較(2016年4月の電気自由化)
  • ガス会社比較(2017年の都市ガス自由化)
  • 通信費(格安携帯を検討)
  • サブスクリプションサービス
  • 生命保険

特に電気料金やガス料金は、比較するにも選択肢が多すぎて手を付けられていないかもしれません。携帯電話のプランも、家族割で入っていたりすると、乗り換えが面倒です。

しかし、比較は面倒ですが、手続き自体は非常に簡単です。たとえば電気やガスは、会社を切り替えても工事は不要です。

今までの設備をそのまま使うことができます。また携帯電話の乗り換えも、インターネット上でできます。

どこの会社も大手から乗り換えてほしいため、なるべく手続きを簡単に設定しているのです。

サブスクリプションサービスは家族がいれば一本化し、動画配信サービスも一つに絞るなどのメスを入れれば、数千円の節約ができるでしょう。

また、生命保険も生活費を圧迫する大きな固定費の一つです。貯金が少ないと何かあったときに不安かもしれません。

しかし、積立保険は非常に保険料が高額です。

高額な保険料が原因で貯金ができないという本末転倒な事態になっていないか、今一度見直しが必要です。

参考記事
おすすめの電力会社ランキング(セレクトラ)
おすすめガス会社ランキング(セレクトラ)
キャリア携帯料金比較に関する記事

日々の節約は大きなものだけ

固定費の見直しが完了したら、あとは細かい節約をする必要はありません。

こまめに電気を消す、暑いのに冷房を使わない、一駅分歩くなどの細かい節約は、ストレスが溜まるうえに効果が薄く、長く続きにくいでしょう。

かえってストレスを溜めることで無駄遣いや暴飲暴食に繋がる危険性もあります。

大きな固定費を削ったらあとは無理に節約する必要はありません。削るとしたら、以下のもので十分でしょう。

  • 外食を少なくして自炊する
  • 自分へのごほうびを理由に買い物をしない
  • 飲み会などに参加する頻度を減らす

収入を増やす

可能であれば、収入を増やすことも考えましょう。最も始めやすいのが副業です。

ただし、今ご自分が勤めている職場が、兼業禁止でないかを確認しておきましょう。兼業禁止に違反して本業を解雇されてしまったら本末転倒です。

副業をするにあたっては、ご自分に合っている内容なのかをしっかりと考えましょう。経費ばかりがかかって収入にならないようであれば、これまた本末転倒です。

「副業で簡単に稼げる!」とうたった詐欺まがいの商法もあるので注意しましょう。

また、仕事の専門性を高めて収入を増やすことも有効でしょう。

利息の高い借入先から返済する

借金を払えなくなる大きな原因は「利息」です。利息は敵に回すと苦しめられますが、上手く使いこなすことで完済までのプロセスを大きく削減できます。

借金を早く返済しようとするなら、「いかに利息を払わずに返済するか」を考えましょう。

可能な限り返済額を増やす

家計を圧縮して節約できた金額を返済に充て、できるだけ返済額を増やしましょう。毎月の返済額を増やすと、返済期間が短くなり、結果的に支払利息を削減できます。

例で挙げたように、100万円を18%の利息で6年かけて返済する場合、利息だけで約64万円かかります。これを3年で返済すると、利息は半額以下の約30万円です。

返済する利息が高ければ高いほど削減できる金額は大きくなります。

繰り上げ返済は利息の高い借入先優先

利息が高ければ削減できる金額も大きいため、返済は利息順です。ボーナスなどで一時的に余剰金が入ったら、利息の高い借入先から優先的に繰り上げ返済しましょう。

住宅ローンがあると、「早く住宅ローンだけでも完済しよう」と優先して繰り上げ返済をしたくなるかもしれません。

しかし、住宅ローン金利の相場は高くても3%程度です。無理して繰り上げ返済をする必要はありません。

15%のリボ払いや18%の消費者金融の方が長期化するほどデメリットが大きくなります。

「返済は利息の高い順」これを徹底することが、利息を使いこなして完済までの近道を作ることになります。

おまとめローンの検討

利息を下げるために、おまとめローンを検討するのもいいでしょう。ただし、おまとめローンは以下で述べるようなデメリットがあるため、あくまで余裕がある方向けの方法です。

おまとめローンのメリット・デメリット

おまとめローンとは、数社ある借入先を一つにまとめるために、1社から全額を借り入れて他社を返済する方法です、

たとえば、A社20万円、B社10万円、C社15万円がある場合、D社から45万円を借り入れてABC社を完済し、以後D社のみに返済します。

うまく使えば利息を使いこなして完済までの近道ができますが、おまとめローンにはデメリットもあるため、全ての方が使える技ではありません。

メリットデメリット
  • 返済先を一つにまとめるため管理しやすくなる
  • 利息を低く抑えることができる
  • 利息を低くしたことで返済総額が減る
  • 審査が厳しい
  • 毎月の返済額を下げると返済期間が長くなる
  • 利息が下がらないことがある

おまとめローンの大きなメリットは、返済先を一つにまとめられることと、利息を下げて返済負担を軽くできることでしょう。

しかし、おまとめローンには大きな障害があります。借入れの審査が厳しいことです。

おまとめローンを利用する方は、以下のような傾向から、返済能力が低いとみなされているからです。

  • 既に複数社から借入れをしている
  • 返済に不安を感じている

このような方に対して、ある程度まとまった金額を融資するには、厳しい審査が必要なのです。

また、毎月の返済額を減らすことを目的にローンを組むと、返済期間が長期化し、かえって返済総額が多くなってしまうことにも注意しましょう。

以上のことから、おまとめローンは比較的返済に余裕があるときに検討した方がいいでしょう。

借入先に相談してみる

返済が苦しいことを借入先に相談してみることも検討しましょう。意外かもしれませんが、債権者によっては親身に相談に乗ってくれることもあります。

債権者は返済が難しくなった顧客の対応には慣れています。返済プランもいくつか用意されているでしょう。

なにより返済する意思を見せて前向きに交渉すれば、負担の少ないプランを提案してくれるかもしれません。

親族を頼る

もしも頼れる家族・親戚がいるなら、事情を話して協力を依頼するのも手段の一つです。

身近な人たちを心配させたくない、迷惑をかけたくないと思うかもしれません。しかし借金してしまったことを反省し、素直に相談することで理解を得ることができるでしょう。

親やきょうだいなら、どこよりも低金利で借りられるかもしれません。近い関係の人であれば、借用書も取らず、最終的には返さなくてよいと言ってもらえるかもしれません。

ここまでで、借金を早期に返済するコツや具体的方法がわかったかと思います。中には「これは自分には難しい」という方法はあったかもしれませんが、実行可能な方法もあったのではないでしょうか。

借金100万円を返済できないとどうなる?  

100万円は少ない金額ではありませんので、返済できずに滞れば、大きなリスクが発生します。

以下に、延滞が発生してから何もしなかった場合に発生するリスクを、順を追って解説します。

①延滞翌日から|債権者から督促を受ける

延滞が発生すると、債権者から返済を要求する連絡が届き始めます。

最初の一週間程度は返済忘れや行き違いの可能性を気にした伺い文書が続くでしょう。

可能ならこの段階で返済する、もしくは債権者に事情を説明して返済日を伸ばしてもらうよう交渉してみましょう。

②延滞翌日から|遅延損害金がつく

延滞が開始すると、翌日から利息の代わりに遅延損害金がつきます。

遅延損害金は滞納に対するペナルティの意味をもち、通常の利息よりも高い利率に設定されています。

そのため遅延損害金がつきはじめると、債務額は膨らみやすくなります。

③延滞から2~3か月後|ブラックリストに登録される

債務整理をしなくても、2か月程度滞納が続けばブラックリストに登録されます。「ブラックリストに登録される」とは、信用情報機関に滞納が金融事故として報告され、記録されることをいいます。

信用情報機関に事故情報が登録されると、新たな借入れをしたり、クレジットカードを作ったりすることができなくなります。

また、現在使っているクレジットカードも更新のタイミングなどで利用できなくなる可能性があります。

④延滞から2、3か月後|残金を一括請求

ブラックリストに登録されるのとほぼ同じころ、債権者から残金を一括で支払うよう、期限を決めて請求を受けます。

滞納が続くと、分割で返済する利益を失います。これを「期限の利益の喪失」といいます。借入時の契約書を確認してみましょう。

「期限の利益の喪失」の項目があり、何回滞納すると分割払いできなくなり、一括でで支払ってもらう、という内容があるはずです。

⑤訴訟提起→財産差し押さえ

期限内に一括で返済ができなければ、債権者から訴訟提起、もしくは支払督促の申立てを受けます。今度は債権者からではなく、裁判所から呼出状が届くのです。

ここでも何も有効な手段を講じられなければ、債権者の主張どおりの判決が言い渡されます。

債権者はその判決をもって、あなたの給料や銀行口座を差し押さえる権利を得ます。たとえば給料を差し押さえられた場合、生活やその他の債権者への返済にも困ることになるでしょう。

このように、滞納を放置すると最終的には財産を差し押さえられてしまいます。ここまで至る前段階で、何らかの手を打たなければなりません。

任意整理なら利息カットで早期解決 

弁護士や司法書士に任意整理を依頼することで、差押えをされにくくなります。任意整理は早く開始するほど効果が高くなるため、返済が苦しいと感じた時点で相談することをおすすめします。

しかし、訴訟提起されてからでも遅くはありません。

任意整理とは?

任意整理とは、債権者と交渉することで、今までに発生した遅延損害金や和解後の利息0%を目指す債務整理方法の一つです。

返済してもなかなか元金が減らない、という方にとって、任意整理は効果的な方法となるでしょう。

ただ債権者の同意が得られなければ、遅延損害金や和解後の利息0%になることはありません。

任意整理のメリット・デメリット

任意整理には、以下のようなメリットがあります。

  • 将来利息がカットされる
  • 遅延損害金が免除される
  • 住宅や車など、財産を維持したまま借金を整理できる
  • 過払金が発生する可能性もある

反対に、任意整理には以下のようなデメリットもあります。

  • 元本を3~5年程度で完済できる収入が必要
  • 交渉が成功しないこともある
  • 債務の元本までは減額されない
  • ブラックリストに登録され、完済から5年程度消えない

任意整理は利息や損害金をカットする手続なので、基本的に元本を減らすことはできません。また、和解締結後分割で返済を続けなければならないため、定期的な収入が必要です。

また、任意整理をおこなうと、ブラックリストに登録されます。記録は和解締結後に分割弁済を完済してから5年程度消えません。

任意整理による減額シミュレーション

任意整理によって、どれだけ返済負担が減るのでしょうか?以下で、100万円を利息15%、3年で完済する場合、任意整理によってどれだけ減るかのシミュレーションをご紹介します。

毎月の返済額返済総額うち利息の額
利息15%34,665 円1,247,940 円247,940 円
任意整理27,777円1,000,000円0円

【参考】【しっかり】借入返済額シミュレーション ─ 今すぐシミュレーションしてみよう! ─ 資金プランシミュレーション|知るぽると

毎月の返済額は約7,000円減り、利息は約25万円削減することが試算できました。

実際はこれに以下のような弁護士費用がかかります。

<弁護士費用の相場>

  • 着手金:約4万円/1社
  • 報酬金:約2万円/1社
  • 減額報酬:約10%
  • 過払金回収報酬:約20~25%

弁護士費用の相場は上記のとおりです。ただし、事務所によって費用は異なりますので、詳しくは弁護士事務所に直接ご確認ください。

相場をもとに2社の任意整理を依頼した場合、

着手金4万円×2社+報酬金2万円×2社=合計12万円

となります。

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借金100万円で自己破産するべきなのか?

借金100万円でも、自己破産することは不可能ではありません。ただし、自己破産はあくまでも返済不可能な金額まで借金が膨れ上がってしまった方が選択する最後の手段です。

その方の収入や財産によっては、自己破産を選択すべきではないといえます。

借金100万円でも自己破産が認められる例としては、以下のような事情が挙げられます。

  • 病気療養中で無職、この先も働ける見込みがない方
  • その他の収入がない年金生活者
  • 住民税非課税世帯
  • 生活保護受給者

会社員で十分ではないにしろ継続的な収入がある場合は、借金100万円程度なら自己破産を選択すべきではないと裁判所に判断される可能性もあります。

債務整理の方法は、弁護士とよく相談して決めましょう。

弁護士費用が工面できないときは?

任意整理によって返済負担を軽くできることがわかっても、人によっては弁護士費用を工面できない方もいるでしょう。

そのような場合、以下の2つの方法を試してみてください。

法テラスの民事法律扶助制度を利用する

法テラスとは、必要とするすべての方に法律サービスを提供することを目的に設立された法務省所管の法人(正式名称は「日本司法支援センター」)です。法テラスの資力要件に当てはまる方は、

  1. 弁護士費用を立て替えてもらえる
  2. 弁護士費用が安くなるなどの効果が期待できます。

ただし、法テラスの扶助はあくまでも「貸与」です。任意整理での分割弁済と同時並行的に返済しなければなりません。

<法テラスについて>

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弁護士事務所によっては、弁護士報酬の分割払いや後払いに対応しているところもあります。

気になる方は、一度直接相談してみましょう。

任意整理の秘訣は弁護士選びにある!

任意整理は、弁護士の交渉力によって結果が左右されます。弁護士が債権者とうまく交渉し、より有利な条件を引き出せるかが成功のカギとなるでしょう。

非常に重要な弁護士選びですが、以下のような基準で決めるといいでしょう。

  • 債務整理の取扱い件数が多い
  • 費用設定が明確で、見積もりを出してくれる
  • 相談者に適した解決方法を提案してくれる

無料相談を実施している事務所もたくさんありますので、それを活用しながら自分に合った弁護士を選びましょう。

さいごに

借金100万円は、決して返済不可能な金額ではありません。

上手に節約して返済額を増やしていけば、十分に完済できるでしょう。

そのためのコツは、「固定費削減」と「利息にこだわった返済方法」です。

しかし、100万円を返済するのはかなりの長期戦になります。途中で返済が難しくなることもあるかもしれません。

そのようなときには、弁護士に相談してみましょう。弁護士は債務整理の専門家です。

きっとあなたの返済負担を軽くして生活再建を促す強い味方になってくれるはずです。

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この記事の調査・編集者
アシロ編集部
本記事は法律相談ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。※法律相談ナビに掲載される記事は、必ずしも弁護士が執筆したものではありません。本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。
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