【悩み別】不倫問題を相談できる窓口7選|電話・メール相談可

  • 配偶者の不倫を知ってしまい、どうすればよいのかわからない
  • 夫(妻)が不倫している証拠がほしい
  • 不倫は悪いことだとわかっているけど、好きになってしまって苦しい
  • 不倫をしてしまい、慰謝料を請求されてしまった など

不倫問題はセンシティブな内容であるため、どこに相談すべきか迷う方も少なくないでしょう。

相談の目的も人によってさまざまです。

不倫の事実を周囲に知られず穏便に解決したい方もいれば、単純に話しを聞いてもらって、気持ちを楽にしたい方もいます。

友人や知人に相談するのも有効ですが、大きなトラブルの場合は専門家に相談するのが効果的です。

本記事では、不倫問題の具体的な相談先や弁護士に相談すべき人、無料相談の際のポイントまで解説します。

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この記事は、株式会社アシロの「法律相談ナビ編集部」が執筆、社内弁護士が監修しました。

不倫問題は誰に相談すべき?悩み別の相談先7選

不倫問題の相談先は、悩みの深さや、どのような相談がしたいかなどの状況によって変わります。

相談相手によっては、費用がかかったり、期待できる結果が変わったりするため、相談相手を自分の希望に合わせて選びましょう。

  1. 身近な友人・知人|悩みを聞いてもらいたい・共感してもらいたい方
  2. 占い師|誰にも知られずに相談したい方
  3. カウンセラー|夫婦仲を根本から解決したい方
  4. 探偵や興信所|不倫の証拠を掴みたい方
  5. 弁護士|慰謝料請求など具体的に話を進めたい方
  6. 法テラス|弁護士へ相談したいけどお金に余裕がない方
  7. 各自治体の相談窓口|良い弁護士が見つからず困っている方は

身近な友人・知人|悩みを聞いてもらいたい・共感してもらいたい方

単純に「悩みを聞いてもらって共感してほしい」という方は、友人・知人への相談をおすすめします。

付き合いの長い友人なら、男女問題でも話しやすいですし、相手も親身になって話を聞いてくれるでしょう。

もし相談相手が不倫された経験がある方であれば、実体験に基づいた効果的なアドバイスがもらえるかもしれません。

不倫の事情は人によって異なるため鵜呑みにはできませんが、参考程度にはなるでしょう。

ただし、相談相手から情報が漏れるリスクがあるため、信頼できる人を選びましょう。

また、友人や知人は「不倫問題を解決するプロ」ではありません。

そのため、あくまでも「誰かに話して気持ちを楽にしたい」という方にとっての相談相手でしかありません。

不倫問題を根本から解決したい場合にはおすすめできません。

占い師|誰にも知られず相談したい方

「悩みを相談できる知り合いがいない」「誰にも知られたくない」という方は、占い師への相談をおすすめします。

不倫問題はとてもセンシティブな内容のため、友人や知人でも話しにくいこともあるでしょう。

占い師であれば、お互いに素性を知らないため、身近な人物に相談内容が漏れる心配はありません。

また、対面だけでなく電話・メールでも相談できます。

占い師は、不倫問題も含めてさまざまな人の悩み相談に乗ってきた経験があるため、あなたの気持ちを楽にするようなアドバイスが期待できます。

ただし、占い師も「不倫問題を解決するプロ」ではないため、不倫問題を根本から解決することはできないでしょう。

また、占い師への相談にはお金がかかります。

電話占いであれば「300円前後/分」が相場です。

カウンセラー|夫婦仲を改善したい方

「不倫された(した)根本的な原因を考え、夫婦仲を改善したい」という方は、カウンセラーへの相談をおすすめします。

カウンセラーは、国家資格や民間資格を取得している「心のケアに関する専門家」です。

心理学的なアプローチをもとにした、有効なアドバイスが期待できます。

不倫に至った原因を突き止め、夫婦仲を改善したい方に向いています。

不倫に関するカウンセリングを受ける際は、基本的には「10,000〜15,000円/時間」の料金がかかります。

しかし、無料で不倫問題を相談できるNPO法人もあるので活用してみもよいでしょう。

【参考】浮気・離婚関するご相談や専門家選びは「NPO法人よつば」

探偵・興信所|不倫の証拠を掴みたい方

「不倫の証拠を掴んで相手に突きつけたい」という方には、探偵や興信所への相談をおすすめします。

配偶者や配偶者の不倫相手に慰謝料請求や離婚請求したときに相手が否定した場合、追求できるようにするためには「不倫をしている」という決定的な証拠が必要です

具体的には、以下のような証拠を持っていることが望ましいです。

  • 肉体関係の様子が伺える写真・動画・音声
  • 肉体関係を持っていたとわかるSNSやメールのやり取り
  • ラブホテルの領収書やクレジットカードの明細書
  • 不倫相手との子どもの血液型や妊娠を証明する書類
  • GPSの記録

不倫の証拠として有力なのは、「不貞行為を証明できるもの=肉体関係があるとわかるもの」です。

LINEのやり取りを見つけた程度では、不倫の立証として不十分なケースもあります。

探偵や興信所は証拠を集めることに長けています。

ラブホテルの出入り写真など、自分では集めるのが難しい証拠の確保が望めます。

料金に関しては、以下3つのタイプによって異なります。

調査タイプ相場
時間料金タイプ1万5,000〜3万円前後/時間
パック料金タイプ20万円前後/10時間
成果報酬タイプ100万〜200万円前後

「時間料金タイプ」では、実際の調査時間によって費用が変動します。

ある程度不倫の事実を掴んでおり、実際に会う日もわかっているような状況であれば、現場を撮影するだけで済むため、費用を抑えられます。

一方、情報がほとんどない状態で不倫の事実まで掴んでほしい場合は、調査時間がかかるため、費用は膨れ上がります。

「パック料金タイプ」では、「10時間でいくら」「20時間でいくら」のように、指定時間内であれば定額で調査してくれます。

ただし、成果は保証されないため、たとえ成果が得られなくても満額請求されます。

「成果報酬タイプ」では、依頼人が求める成果が得られるまで料金が発生しません。

ほかのタイプに比べると高額な料金が設定されていますが、確実に不倫の事実を掴みたい方にはおすすめです。

ただし、依頼前に「不倫調査成功の定義」を必ず決めておきましょう。

たとえば、以下のように、依頼人と探偵の間で調査成功の定義がズレてしまうと、トラブルになる可能性があります。

  • 依頼人:不倫相手の身元まで特定できれば成功
  • 探偵:とりあえず不倫の現場写真さえ撮影できれば成功

弁護士|慰謝料請求など具体的に話を進めたい方

「配偶者や配偶者の不倫相手に慰謝料を請求したい」という方は、弁護士への相談をおすすめします。

不倫問題の解決の方向性としては、主に以下があります。

  • 不倫相手への慰謝料請求
  • 配偶者との離婚
  • 不倫相手との縁を切らせて、配偶者と復縁

友人・占い師・カウンセラーなどに相談すると、精神的な面ではスッキリするかもしれませんが、問題を根本的に解決するには至らないでしょう。

また、探偵や興信所に依頼して不倫の証拠を掴んでも、問題解決に向けた具体的なアクションは実行できません。

慰謝料請求や離婚請求などに踏み切る場合は、法律の専門知識をもつ弁護士へ依頼するのがベストです。

不倫慰謝料金額の相場は「離婚する場合で50万〜200万円、離婚しない場合で100万〜300万円」程度です

慰謝料の金額は子どもの人数や婚姻関係を結んでいた期間、不倫の回数などさまざまな要因によって変動するので、自身の状況でどのくらいの慰謝料が望めるかは、弁護士に相談したほうがよいでしょう。

また、離婚請求は裁判所での調停も必要です。

専門知識が必要なアクションを起こす場合は、弁護士へ相談・依頼しましょう。

なお、弁護士に依頼する際は、主に以下の費用がかかります。

  • 相談料
  • 着手金
  • 成功報酬
  • 裁判所へ出頭する際の日当
  • 調査費用
  • 印紙代や郵送代
  • その他事務手数料 など

各項目の費用は事務所ごとで設定が異なるため、事前にチェックしておきましょう。

弁護士に依頼した場合の費用相場は10万~40万(成功報酬を除く)となり、トータルでは大きな出費になります。

しかし、弁護士に任せることで、裁判所への出頭や書類作成、不倫相手とのやり取りなどもすべて代行してくれます。

自分の手間や精神的負担を減らす意味でも、不倫問題の解決に向けて具体的に動く場合は、弁護士へ相談しましょう。

最近では、初回の相談料を無料としている法律事務所も増えているので、まずは相談して費用やどんなサポートを受けられるか確認するのがおすすめです。

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法テラス|弁護士へ相談したいけどお金に余裕がない方

「お金がなくて弁護士に依頼できない」という方は、法テラスに相談しましょう。

法テラスとは、国が運営している法的トラブルの相談所のことです。

法テラスが定める収入要件などの要件をクリアすれば、無料で弁護士や司法書士に電話相談できます。

ただし、1回の相談時間は30分前後であり、相談回数も「1つの問題につき3回まで」と決まっています。

そのため、事前に質問事項をまとめ、話したい内容を整理してから相談することがおすすめです。

法テラスは全国各地に事務所があり、公式サイトの「地方事務所一覧ページ」から、お近くの法テラスを確認できます。

各自治体の相談窓口|良い弁護士が見つからず困っている方

「近くで良い弁護士が見つからない」という方は、各自治体が設置する相談窓口を利用しましょう。

無料の法律相談窓口を設けている場合もあります。

各自治体の相談窓口であれば、やみくもに自分で選ぶよりは時間がかからないでしょう。

相談時は、役所や市民センターなどに行けばよいため、「法律事務所に行くのは気が引ける」という方におすすめです。

ただし、相談可能日時が限定されていたり、予約制であることも多いため、時間的な融通は利きにくいと考えておきましょう。

このように、不倫相談窓口にはさまざまな種類があります。

自身の希望や予算に合った相談窓口を選ぶことが大事です。

不倫問題で弁護士へ電話・メール相談する際の3つのポイント

弁護士への相談は時間で区切られているケースがほとんどです。

無料相談であれば30分程度なので、時間内で自分が知りたいことを説明し、聞く必要があります。

ここでは、効率よく不倫問題を相談するためのポイントを紹介します。

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事前に話したいことをまとめておく

弁護士から適切なアドバイスをもらうには、弁護士が相談状況を理解してくれないと何も始まりません。

そのため、状況説明する際に、以下のような項目を踏まえて時系列で説明しましょう。

  1. 自分が最終的に何を希望するのか(離婚請求・慰謝料請求・離婚を辞めさせるなど)
  2. 現在の婚姻関係(婚姻年数や子どもの有無、収入状況など)
  3. 不倫の状況
  4. 不倫相手の情報(収入など)
  5. 証拠の有無

できるだけ具体的に話すべきですが、愚痴にならないように注意しましょう。

証拠や資料を準備しておく

不倫の証拠や不倫相手の情報があれば、最初の相談時に持参しましょう。

証拠を見せながら相談することで、どのくらい慰謝料が獲得できそうか、今後どのように進めるのが最善かなどについて具体的なアドバイスが望めます。

また、少しの証拠(SNSやメールのやり取りなど)しか持っていなくても、相談できます

今後どのように証拠を収集すればよいのかのアドバイスももらえるので、安心して相談してください。

正式に依頼した場合の料金を聞いておく

弁護士費用は相談内容や事務所によって異なりますが、相場は以下のとおりです。

内容相場
相談料・初回相談無料の事務所もある
・5,000~1万円前後/時間
着手金獲得した慰謝料の10-30%程度
報酬金獲得した慰謝料の10~20%程度
実費日当や交通費など

あらかじめ相談しておかないと、成功報酬などの支払いで揉めてしまうリスクがあるでしょう。

多くの弁護士事務所では、おおよそどのくらい費用がかかりそうか教えてくれます。

電話・メールで不倫問題を弁護士に相談する際の注意点

電話・メール相談にはそれぞれメリット、デメリットがあります。

ここでは、相談時の注意点とあわせて紹介します。

電話で相談する際の注意点

電話相談では、相談時にすぐ回答をもらえたり、話し方などから弁護士の雰囲気をある程度把握できたりするメリットがあります。

一方で、30分程度などの時間制限があると、焦ってうまく説明できないこともあります。

また、弁護士の顔が見えないので、ニュアンスが上手く伝わらないことがあったり、感情的になってしまったりするなどのデメリットも考えられます。

電話相談をする際は、あらかじめメモを作成しておきましょう。

また、通話中に専門用語などが出てきてわからない場合、何度も遮ってしまうと話が進まないので、メモを取っておいてあとから質問すると効率的です。

メールで相談する際の注意点

メール相談では時間や場所を選ばず、落ち着いて現状を説明することができるというメリットがあります。

まとまった時間がとりづらい方や配偶者にバレないように相談したい方におすすめです。

ただし、すぐに返信をもらえない可能性があることや、文章を書き慣れていないと長くて読みづらいメールになってしまい受任できないと思われてしまう可能性もあります。

「事前に話したいことをまとめておく」で解説している内容を参考に文章を作成しましょう。

弁護士へのメール相談は面談前準備のようなもので、そのメールで問題を解決することを目的としていません

さいごに

不倫問題で慰謝料請求・離婚請求・離婚回避するためには証拠が必要になるので、証拠の確保を最優先してください。

弁護士によっては、証拠確保のために提携先の探偵を紹介してくれるなど、さまざまなサポートが期待できます。

不倫問題で離婚請求・慰謝料請求、夫婦の再構築などを目指すのであれば、まずは弁護士に相談してください。

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※一部の法律事務所に限り初回相談無料の場合があります
この記事の調査・編集者
みーさん
2017年にライターとしてアシロに入社し、主に交通事故とIT分野の執筆に携わる。2019年によりIT媒体の専任ディレクターになり、コンテンツの執筆・管理などを行っている。
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